JP3082282U - コミュニケーションシール付慶弔袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 冠婚葬祭用の慶弔袋を使用する本人の身分や
気持ちを主催当事者に素直に伝達の出来るカードを具備
するコミュニケーションシール付慶弔袋を提供する。 【解決手段】慶弔袋の本体１の表面１ａ或いは、中袋２
の袋面２ａの一部に切り込み３を開口し、その切込み３
に一枚の印刷されたコミュニケーションシール４を台紙
５から任意に選択して取出して、切込み３に差込み自在
にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、冠婚葬祭の行事に際して使用する金銭を 入れる慶弔袋に関するもので、詳しくはこれらの慶弔袋に一枚のメッセージ書込 みのカードを具備してなる慶弔袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】これらの従来の技術として、冠婚葬祭用の慶弔袋は、用途別 の表書きの下方に自分の名前或いは、裏面に自分の所在地と金額などの記入をも ってこれらの袋に金銭の入った中袋を入れて用いられるのが一般的である。

【０００３】そして、上記する慶弔袋は様々の行事に際して、相手方に渡 す場合に多く行事当日に受付けの窓口で備え付けの帳簿に名前と住所などを記入 して慶弔袋を提出するが、その場合多くは、受付の窓口をいくつかのグループご とに分類して例えば、参加者の所属を判別するための職場とか一般者とか知人と かの帳簿をグループ別に備えつけておくのが一般的である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】 上記する従来技術での冠婚葬祭用の行事 での慶弔袋は、一旦慶弔袋に記載する金額と現金との確認後は、慶弔袋は一括さ れて主催当事者の元に届けられることで終結されるため、多くの参加者の夫々の 個人と主催当事者間の人間関係が不明のままで終わり、ごく面識のある個人の一 部の方を知るのみであるという課題がある。

【０００５】このような状態での主催当事者は参加者への御礼返しは儀礼 的に一枚の印刷物の礼状とお返し物品などをもってそれで終結せざるを得なけれ ばならないという課題も残る。

【０００６】特に祝い事よりも葬儀などでの行事においてはお通夜や告別 式に参列する本人も喪主になられる方に直接会っての心ある弔意を伝えたくとも 殆ど、その機会すらないほど突発的な境遇におかれている場合が多いという課題 がある。

【０００７】そして喪主に当たられた方、或いは遺族の方にとっても故人 の生前の個人的な人間関係を知るよしもなく、生前での故人の親友、恩人などの 大切な方などへの特別な感謝を表せずに終結してしまうなどの課題がある。

【０００８】このように冠婚葬祭での行事は、どんな場合でも相互間での コミュニケーションの媒体は慶弔袋が基本体になっているがこれらは金銭を入れ る役割が主体のため、これらの媒体を有用に活用出来ればという要望は発生する 。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この考案は、上記する課題にもなる要望に答 えようとするもので、図１で述べるように、冠婚葬祭で使用する慶弔袋の本体１ の表面１ａ或いは、中袋２の袋面２ａの一部に切込み３を開口し、その切込み３ に一枚のコミュニケーションシール４を差し込めるようにし、このコミュニケー ションシール４にはあらかじめ心のこもる言葉が短い文章で印刷されてあり、こ れらのすでに調達される印刷されたコミュニケーションシール４を其の時々の使 用状況に合わせて利用者が選択出来て、それを慶弔袋に合体する構成にて解決し ようとするものである。

【００１０】

【考案の実施の形態】以下更に詳細について本考案を図示に基づいて説明す る。図１は、本考案での第１実施例を示すコミュニケーションシール付慶弔袋の 全体斜視図で、これらの冠婚葬祭用として金銭を入れる慶弔袋の本体１の表面１ ａの上部に表書きであるお祝いとか御仏前とか様々な儀式のタイトルが印刷され ており或いは利用者が無地の面に筆記することになる。

【００１１】そして、水引１ｂの下にフルネームで表書きよりやや小さめ の字で書入され、連名の場合は、右側に地位、年齢の上の人から下位の人の順で 書入れられる。

【００１２】そして、これらの金銭の提出者の名前記入からずらした位置 に２本の切り込み３を水平に並べて設ける。

【００１３】このようにその切り込み３の２本の間隔や、切り込み３の長 さは、はめ込まれるコミュニケーションシール４が差し込まれて慶弔袋の本体１ に一体化される構成である。

【００１４】そして、上記するコミュニケーションシール４は印刷物で図 １に示すように１枚の台紙５に接合し、そのコミュニケーションシール４はいく つかのグループに分類されて儀式によって夫々の文面が短い文章で心ある自分の 意志・気持が表現されたもので、即刻相手方に文章で表現の出来る使いやすさに シール化されている。

【００１５】また、図２は、上記するコミュニケーションシール４の差込 みの出来る切込み３’を慶弔袋の本体１の中に包んで金銭を入れる中袋２に設け ることで、コミュニケーションシール４は、中袋２の切込み３’に差し込まれて 利用することの出来るように構成する。

【００１６】このように本体１とか中袋２の切込み３．３’に差し込まれ るコミュニケーションシール４は、差込みやすく外れにくい形状に両端部には段 差を設け切込み３．３’に差し込まれた後は、スリットにコミュニケーションシ ール４が挟み込まれるという実施例を図１でのコミュニケーションシール４は示 しているが、形状は特定するものでなく様々なデザインが好ましいしい。

【００１７】次の第２実施例を図３、図４で示すが、慶弔袋の本体１’の 表面１ａ’或いは、中袋２’の袋面２ａ’の一部に貼りつけるが、此れらに貼り 付けるコミュニケーションシール４はあらかじめいくつかの言葉が印刷されて、 その印刷されたコミュニケーションシール４はその裏面に貼付けで台紙５’から 任意に取出して、夫々が本体１’、中袋２’の袋面２ａ’の任意の場所に貼付け て使用出来る仕組みである。

【００１８】第１実施例でのコミュニケーションシール４は慶弔袋の本体 １又は中袋２からはずしてファイルなどに一括して管理できるが第２実施例での コミュニケーションシール４’は慶弔袋の本体１’又は中袋２’の袋面２ａ’の 袋面２ａ’にのりづけされることで常に一体にされた形態である。

【００１９】

【考案の効果】本考案は、上述の通り構成作用するので、次の優れた効果を 奏する。即ち、冠婚葬祭などで利用する慶弔袋は単なる金銭収納のための袋とし ての用途から慶弔袋に一体複合した印刷文字で相手方に対して適切に自分の気持 ちを表現の出来ることで、相互間の有意義な関係を深めることの出来るコミュニ ケーションシール付慶弔袋を提供することが出来る。

【００２０】そして、印刷文章が様々なグループ別の用途に応じて選択出 来ることで筆不精で自分の気持ちを素直に伝え難い場合でも適切な文面でもって 慶弔袋の本体や中袋に添えることが出来るコミュニケーションシール付慶弔袋を 提供することが出来る。

【００２１】そしてまた、慶弔袋を受け取った側は、送り主の身分や見え なかった人間関係までも知る事が出来るコミュニケーションシール付慶弔袋を提 供出来る。

【００２２】そして、第１実施例では慶弔袋から文面の印刷されたコミュ ニケーションシールを自由に取り外しが出来ることで、これらのコミュニケーシ ョンシール単品でのファイルでの管理と扱いの便利なコミュニケーションシール 付慶弔袋を提供出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係わる第１実施例での全体を示す斜
視図である。

【図２】 本考案に係わる他の第１実施例での全体を示
す斜視図である。

【図３】 本考案に係わる第２実施例での全体を示す斜
視図である。

【図４】 本考案に係わる他の第２実施例での一部断面
での全体を示す斜視図である。

【符号の説明】

１．１’． 本体 １ａ．１ａ’． 表面 １ｂ． 水引 ２．２’． 中袋 ２ａ．２ａ’． 袋面 ３．３’． 切込み ４．４’． コミュニケーションシール ５．５’ 台紙

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 慶弔袋の本体（１）の表面（１ａ）或い
   は、中袋（２）の袋面（２ａ）の一部に切込み（３）を
   開口し、その切り込み（３）に一枚の紙質からなるコミ
   ュニケーションシール（４）を差込み自在にし、このコ
   ミュニケーションシール（４）はあらかじめいくつかの
   言葉が印刷されて、台紙（５）から任意に選択して切り
   離すことが出来る事で前記する切込み（３）に着脱自在
   にしたことを特徴とするコミュニケーションシール付慶
   弔袋。
2. 【請求項２】 慶弔袋の本体（１’）の表面（１ａ）或
   いは、中袋（２’）の袋面（２ａ’）の一部にあらかじ
   めいくつかの言葉が印刷されて裏面に貼付けのコミュニ
   ケーションシール（４’）を台紙（５’）から任意には
   がして貼り付けたことを特徴とするコミュニケーション
   シール付慶弔袋。