JP3081389B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents
液体燃料燃焼装置Info
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- JP3081389B2 JP3081389B2 JP04286051A JP28605192A JP3081389B2 JP 3081389 B2 JP3081389 B2 JP 3081389B2 JP 04286051 A JP04286051 A JP 04286051A JP 28605192 A JP28605192 A JP 28605192A JP 3081389 B2 JP3081389 B2 JP 3081389B2
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- Japan
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- flame hole
- burner head
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石油ファンヒータ等に
使用され、気化筒の開口部に設置したバーナヘッドの炎
孔から気化ガスと空気の混合気を噴出して燃焼させるよ
うにした液体燃料燃焼装置に関する。
使用され、気化筒の開口部に設置したバーナヘッドの炎
孔から気化ガスと空気の混合気を噴出して燃焼させるよ
うにした液体燃料燃焼装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、石油ファンヒータに使用される
液体燃料燃焼装置は、例えば、実開昭６４−１２３１号
公報に開示されているように、シーズヒータや火炎によ
って２５０〜３００℃に加熱される気化筒の開口部に、
複数の炎孔を周壁部に設けた筒状の金属製バーナヘッド
を設置し、このバーナヘッドの内外周壁面には耐熱線材
にて作られた炎孔金網を装着し、気化筒内で気化された
液体燃料の気化ガスと燃焼空気との混合気を、炎孔金網
を通して噴出させることにより、炎孔金網の外面側に火
炎を形成して燃焼を行わせていた。
液体燃料燃焼装置は、例えば、実開昭６４−１２３１号
公報に開示されているように、シーズヒータや火炎によ
って２５０〜３００℃に加熱される気化筒の開口部に、
複数の炎孔を周壁部に設けた筒状の金属製バーナヘッド
を設置し、このバーナヘッドの内外周壁面には耐熱線材
にて作られた炎孔金網を装着し、気化筒内で気化された
液体燃料の気化ガスと燃焼空気との混合気を、炎孔金網
を通して噴出させることにより、炎孔金網の外面側に火
炎を形成して燃焼を行わせていた。
【０００３】ところで、上述したものでは、炎孔の開口
面積が大きいため、低カロリーから高カロリーまでの広
い範囲にわたる燃焼が困難であるばかりでなく、弱燃焼
時には混合ガスの噴出速度が下がり、火炎が燃焼金網の
表面に密着して形成されるため、この燃焼金網は過度に
赤熱されてかなりの高温（８００〜９００℃）になり、
金網やバーナヘッドに変形や破損が生じる場合があり、
燃焼幅を拡大させにくい欠点があった。
面積が大きいため、低カロリーから高カロリーまでの広
い範囲にわたる燃焼が困難であるばかりでなく、弱燃焼
時には混合ガスの噴出速度が下がり、火炎が燃焼金網の
表面に密着して形成されるため、この燃焼金網は過度に
赤熱されてかなりの高温（８００〜９００℃）になり、
金網やバーナヘッドに変形や破損が生じる場合があり、
燃焼幅を拡大させにくい欠点があった。
【０００４】また、近年では、バーナヘッドを耐熱性に
優れたセラミックスで製作したものが見られるが、この
セラミックス製バーナヘッドは、耐熱衝撃性が悪く、燃
焼と燃焼停止の繰り返しによるヒートサイクルで割れを
生じる問題があった。
優れたセラミックスで製作したものが見られるが、この
セラミックス製バーナヘッドは、耐熱衝撃性が悪く、燃
焼と燃焼停止の繰り返しによるヒートサイクルで割れを
生じる問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の実情に
鑑みてなされたものであり、バーナヘッドの耐熱性と耐
熱衝撃性を向上させ、燃焼幅の拡大を図るとともに、火
炎の短炎化を図ることを目的としている。
鑑みてなされたものであり、バーナヘッドの耐熱性と耐
熱衝撃性を向上させ、燃焼幅の拡大を図るとともに、火
炎の短炎化を図ることを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、液体燃料を
気化する気化筒と、この気化筒の開口部に設置され、炎
孔から気化ガスと空気の混合気を噴出させるバーナヘッ
ドとを備え、このバーナヘッドは、複数のスリット状の
炎孔を放射状に形成した高密度セラミックス製の複数個
の炎孔リングを重ね合わせて構成されるとともに、前記
複数の炎孔はその長手方向が炎孔リングの半径方向に対
してずらされている構成である。
気化する気化筒と、この気化筒の開口部に設置され、炎
孔から気化ガスと空気の混合気を噴出させるバーナヘッ
ドとを備え、このバーナヘッドは、複数のスリット状の
炎孔を放射状に形成した高密度セラミックス製の複数個
の炎孔リングを重ね合わせて構成されるとともに、前記
複数の炎孔はその長手方向が炎孔リングの半径方向に対
してずらされている構成である。
【０００７】
【０００８】
【作用】このように、炎孔を放射状に形成した高密度セ
ラミックス製の炎孔リングは、熱膨張係数が小さく、比
熱衝撃抵抗性に優れているため、低カロリーで接炎燃焼
させても、割れや破損の心配がない。また、バーナヘッ
ドは、炎孔を放射状に形成した複数個の炎孔リングを重
ね合わせて構成されているため、炎孔総面積が増加し、
最大燃焼量を大きく設定できる。
ラミックス製の炎孔リングは、熱膨張係数が小さく、比
熱衝撃抵抗性に優れているため、低カロリーで接炎燃焼
させても、割れや破損の心配がない。また、バーナヘッ
ドは、炎孔を放射状に形成した複数個の炎孔リングを重
ね合わせて構成されているため、炎孔総面積が増加し、
最大燃焼量を大きく設定できる。
【０００９】また、複数のスリット状の炎孔を炎孔リン
グの直径方向に対してずらして配置しているので、燃焼
面に対して傾斜した状態で混合気が噴出し、この噴出し
た混合気の流れは旋回流となり、周囲の空気との混合が
促進され、短い炎で良好に燃焼し、火炎の短炎化が図れ
る。
グの直径方向に対してずらして配置しているので、燃焼
面に対して傾斜した状態で混合気が噴出し、この噴出し
た混合気の流れは旋回流となり、周囲の空気との混合が
促進され、短い炎で良好に燃焼し、火炎の短炎化が図れ
る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図６に
基づいて説明する。図１は液体燃料燃焼装置の縦断面図
であり、図１において、１は上部を開口した有底円筒状
の気化筒であり、この気化筒１はアルミダイカストにて
作られている。２は前記気化筒１の周壁上部に埋設した
シーズヒータ、３は前記気化筒１内に燃焼一次空気を供
給する一次空気通路であり、この一次空気通路３は送風
機（図示せず）と連通している。４は気化筒１の外周に
設けられ、この気化筒１を収容するバーナケース、５は
バーナケース４を介して気化筒１の外側に燃焼二次空気
を供給する二次空気通路であり、この二次空気通路５は
一次空気通路３と同じく送風機に連通している。
基づいて説明する。図１は液体燃料燃焼装置の縦断面図
であり、図１において、１は上部を開口した有底円筒状
の気化筒であり、この気化筒１はアルミダイカストにて
作られている。２は前記気化筒１の周壁上部に埋設した
シーズヒータ、３は前記気化筒１内に燃焼一次空気を供
給する一次空気通路であり、この一次空気通路３は送風
機（図示せず）と連通している。４は気化筒１の外周に
設けられ、この気化筒１を収容するバーナケース、５は
バーナケース４を介して気化筒１の外側に燃焼二次空気
を供給する二次空気通路であり、この二次空気通路５は
一次空気通路３と同じく送風機に連通している。
【００１１】６は燃料ポンプ（図示せず）を利用して気
化筒１内に液体燃料（灯油）を供給する燃料ノズル、７
は前記気化筒１内の上部に配設した絞り板、８は多数の
通気孔９，９を有する整流板であり、この整流板８は外
周縁部が前記絞り板７の外周部上にスポット溶接にて固
着され、絞り板７とともにネジ等で気化筒１内の段部１
Ａに締着している。
化筒１内に液体燃料（灯油）を供給する燃料ノズル、７
は前記気化筒１内の上部に配設した絞り板、８は多数の
通気孔９，９を有する整流板であり、この整流板８は外
周縁部が前記絞り板７の外周部上にスポット溶接にて固
着され、絞り板７とともにネジ等で気化筒１内の段部１
Ａに締着している。
【００１２】１０は前記気化筒１の開口部に設置したバ
ーナヘッドであり、このバーナヘッド１０は、多数の炎
孔１１，１１を放射状に形成した高密度セラミックス製
の複数個（４個）の炎孔リング１２，１２を重ね合わせ
て筒状に構成するとともに、このバーナヘッド１０の下
端は前記整流板８上に載置され、上端にはバーナキャッ
プ１３を嵌着し、整流板８とバーナキャップ１３との間
に前記炎孔リング１２，１２を挟んでボルト１４とナッ
ト１５で固定している。
ーナヘッドであり、このバーナヘッド１０は、多数の炎
孔１１，１１を放射状に形成した高密度セラミックス製
の複数個（４個）の炎孔リング１２，１２を重ね合わせ
て筒状に構成するとともに、このバーナヘッド１０の下
端は前記整流板８上に載置され、上端にはバーナキャッ
プ１３を嵌着し、整流板８とバーナキャップ１３との間
に前記炎孔リング１２，１２を挟んでボルト１４とナッ
ト１５で固定している。
【００１３】前記各炎孔リング１２，１２はリチウムア
ルミナシリカ（Ｌｉ2Ｏ−Ａｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2）系の若し
くはマグネシウムアルミナシリカ（ＭｇＯ−Ａｌ2Ｏ3−
ＳｉＯ2）系の高密度セラミックスにて作られている。
また、図２に示すように、上下に隣接する各炎孔リング
１２，１２の炎孔１１，１１は、上下で重ならないよう
に互いに交番関係に配されており、さらに、前記各炎孔
リング１２，１２の炎孔１１，１１は、図４に示すよう
に、その長手方向が炎孔リング１２の半径方向に対して
所定角度だけずらされている。このように多数の炎孔１
１を配置すると、上下に隣接する炎孔リング１２，１２
の炎孔１１，１１は、図５に示すように、互いに交差し
た状態になる。
ルミナシリカ（Ｌｉ2Ｏ−Ａｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2）系の若し
くはマグネシウムアルミナシリカ（ＭｇＯ−Ａｌ2Ｏ3−
ＳｉＯ2）系の高密度セラミックスにて作られている。
また、図２に示すように、上下に隣接する各炎孔リング
１２，１２の炎孔１１，１１は、上下で重ならないよう
に互いに交番関係に配されており、さらに、前記各炎孔
リング１２，１２の炎孔１１，１１は、図４に示すよう
に、その長手方向が炎孔リング１２の半径方向に対して
所定角度だけずらされている。このように多数の炎孔１
１を配置すると、上下に隣接する炎孔リング１２，１２
の炎孔１１，１１は、図５に示すように、互いに交差し
た状態になる。
【００１４】１６は気化筒１の上部外周に装着したバー
ナリング、１７は前記炎孔１１から噴出する混合気に点
火する点火プラグ、１８は火炎Ｆを検出するとともに、
酸素濃度を検出するフレームセンサである。
ナリング、１７は前記炎孔１１から噴出する混合気に点
火する点火プラグ、１８は火炎Ｆを検出するとともに、
酸素濃度を検出するフレームセンサである。
【００１５】上述の構成において、燃料ノズル６から気
化筒１内に液体燃料（灯油）を噴出させると、この液体
燃料は、燃料ポンプ（図示せず）の噴出圧と一次空気通
路３を通って気化筒１内に送り込まれる送風機（図示せ
ず）からの噴出空気流により微粒化されて飛散し、予め
シーズヒータ２によって加熱された気化筒１の内壁に当
って気化する。そして、気化ガスは気化筒１内で空気と
混合し、この混合気は絞り板７の通路を通って整流板８
により均一に分散されながらバーナヘッド１０内に入
り、バーナヘッド１０を構成する各炎孔リング１２，１
２の炎孔１１，１１から噴出する。
化筒１内に液体燃料（灯油）を噴出させると、この液体
燃料は、燃料ポンプ（図示せず）の噴出圧と一次空気通
路３を通って気化筒１内に送り込まれる送風機（図示せ
ず）からの噴出空気流により微粒化されて飛散し、予め
シーズヒータ２によって加熱された気化筒１の内壁に当
って気化する。そして、気化ガスは気化筒１内で空気と
混合し、この混合気は絞り板７の通路を通って整流板８
により均一に分散されながらバーナヘッド１０内に入
り、バーナヘッド１０を構成する各炎孔リング１２，１
２の炎孔１１，１１から噴出する。
【００１６】この時、各炎孔１１，１１はその長手方向
が炎孔リング１２の半径方向に対して所定角度だけずら
されているため、炎孔１１から噴出する混合気は、炎孔
リング１２外周の燃焼面１２Ａに対して傾斜した流れと
なり、点火プラグ１７で着火されてガス化燃焼する。こ
の燃焼中は、気化筒１上部の熱回収突部１Ｂに対向する
炎孔１１に形成された火炎Ｆにより、熱回収突部１Ｂが
加熱され、その熱が気化筒１の下方部に伝達されるた
め、ヒータ２の通電を停止しても、気化筒１を液体燃料
の気化可能温度に維持できる。
が炎孔リング１２の半径方向に対して所定角度だけずら
されているため、炎孔１１から噴出する混合気は、炎孔
リング１２外周の燃焼面１２Ａに対して傾斜した流れと
なり、点火プラグ１７で着火されてガス化燃焼する。こ
の燃焼中は、気化筒１上部の熱回収突部１Ｂに対向する
炎孔１１に形成された火炎Ｆにより、熱回収突部１Ｂが
加熱され、その熱が気化筒１の下方部に伝達されるた
め、ヒータ２の通電を停止しても、気化筒１を液体燃料
の気化可能温度に維持できる。
【００１７】本実施例によれば、バーナヘッド１０を構
成する各炎孔リング１２，１２が、リチウムアルミナシ
リカ（Ｌｉ2Ｏ−Ａｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2）系の若しくはマグ
ネシウムアルミナシリカ（ＭｇＯ−Ａｌ2Ｏ3−Ｓｉ
Ｏ2）系の高密度セラミックスにて作られており、この
ように、高密度セラミックスで作られた炎孔リング１２
は、２０℃〜１０００℃の広範囲で熱膨張係数が１０×
１０-7と小さく、耐熱衝撃性に優れている。そして、図
６に示すように熱膨張係数が０に近づく程、比熱衝撃抵
抗性が大きくなるので、高密度セラミックスにて作られ
た炎孔リング１２は、熱膨張係数が０に近いため、約５
００Ｋ／ｈの低カロリーで接炎燃焼させても、割れや破
損の心配がなく、燃焼幅を拡大できるとともに、耐久性
が向上する。
成する各炎孔リング１２，１２が、リチウムアルミナシ
リカ（Ｌｉ2Ｏ−Ａｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2）系の若しくはマグ
ネシウムアルミナシリカ（ＭｇＯ−Ａｌ2Ｏ3−Ｓｉ
Ｏ2）系の高密度セラミックスにて作られており、この
ように、高密度セラミックスで作られた炎孔リング１２
は、２０℃〜１０００℃の広範囲で熱膨張係数が１０×
１０-7と小さく、耐熱衝撃性に優れている。そして、図
６に示すように熱膨張係数が０に近づく程、比熱衝撃抵
抗性が大きくなるので、高密度セラミックスにて作られ
た炎孔リング１２は、熱膨張係数が０に近いため、約５
００Ｋ／ｈの低カロリーで接炎燃焼させても、割れや破
損の心配がなく、燃焼幅を拡大できるとともに、耐久性
が向上する。
【００１８】また、バーナヘッド１０は、多数の炎孔１
１，１１を放射状に形成した高密度セラミックス製の複
数個（４個）の炎孔リング１２，１２を重ね合わせて構
成しているため、一つの炎孔面積を小さくして火炎の分
散化を図りながら、炎孔総面積を増加させることがで
き、最大燃焼量を大きく設定することも可能となり、一
層、燃焼幅が拡大する。
１，１１を放射状に形成した高密度セラミックス製の複
数個（４個）の炎孔リング１２，１２を重ね合わせて構
成しているため、一つの炎孔面積を小さくして火炎の分
散化を図りながら、炎孔総面積を増加させることがで
き、最大燃焼量を大きく設定することも可能となり、一
層、燃焼幅が拡大する。
【００１９】また、前記炎孔１１は、その長手方向が炎
孔リング１２の直径方向に対してずらされているので、
図５の矢印で示すように燃焼面１２Ａに対して傾斜した
状態で混合気が噴出し、この噴出した混合気の流れは旋
回流となるため、周囲の空気との混合が良好となり、短
い炎で完全に燃焼し、火炎の短炎化が図れる。そのた
め、燃焼室を小型化でき、石油ファンヒータに組み込ん
だ場合、石油ファンヒータをコンパクトにすることがで
きる。
孔リング１２の直径方向に対してずらされているので、
図５の矢印で示すように燃焼面１２Ａに対して傾斜した
状態で混合気が噴出し、この噴出した混合気の流れは旋
回流となるため、周囲の空気との混合が良好となり、短
い炎で完全に燃焼し、火炎の短炎化が図れる。そのた
め、燃焼室を小型化でき、石油ファンヒータに組み込ん
だ場合、石油ファンヒータをコンパクトにすることがで
きる。
【００２０】図７はバーナヘッド１０の他の実施例を示
すものであり、多数の炎孔１１，１１を放射状に形成し
た高密度セラミックス製の複数個（４個）の炎孔リング
１２，１２を、上下で炎孔１１，１１が隣接しないよう
に同方向に重ねて構成したものである。
すものであり、多数の炎孔１１，１１を放射状に形成し
た高密度セラミックス製の複数個（４個）の炎孔リング
１２，１２を、上下で炎孔１１，１１が隣接しないよう
に同方向に重ねて構成したものである。
【００２１】図８はバーナヘッド１０のさらに他の実施
例を示すものであり、このものでは、図９に示すよう
な、上下両部に多数の炎孔１１，１１を放射状に形成し
た高密度セラミックス製の炎孔リング１２を２個、重ね
るとともに、上側の炎孔リング１２の上部には、炎孔の
無い高密度セラミックス製のリング板１９を重ねて構成
したものである。
例を示すものであり、このものでは、図９に示すよう
な、上下両部に多数の炎孔１１，１１を放射状に形成し
た高密度セラミックス製の炎孔リング１２を２個、重ね
るとともに、上側の炎孔リング１２の上部には、炎孔の
無い高密度セラミックス製のリング板１９を重ねて構成
したものである。
【００２２】なお、図７ないし図９に示す炎孔リング１
２の炎孔１１も、その長手方向が炎孔リング１２の半径
方向に対し所定角度ずらされている。
２の炎孔１１も、その長手方向が炎孔リング１２の半径
方向に対し所定角度ずらされている。
【００２３】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、炎孔リングを熱膨張係数が小さく、比熱衝撃抵抗性
に優れた高密度セラミックス製として、それらを重ね合
わせることにより、バーナヘッドを構成しているので、
バーナヘッドの耐熱耐久性の向上を図り、接炎燃焼を良
好に行わせ、燃焼幅の拡大が図れるとともに、最大燃焼
量も大きく設定でき、高カロリーでありながら燃焼幅が
広く、しかも、耐久性に優れた液体燃料燃焼装置を提供
できる。また、複数の炎孔はその長手方向が炎孔リング
の半径方向に対してずらされている構成であるから、火
炎の短炎化が図れ、燃焼室を小型にでき、燃焼機器に組
み込んだ場合、その機器のコンパクトが図れる。
に、炎孔リングを熱膨張係数が小さく、比熱衝撃抵抗性
に優れた高密度セラミックス製として、それらを重ね合
わせることにより、バーナヘッドを構成しているので、
バーナヘッドの耐熱耐久性の向上を図り、接炎燃焼を良
好に行わせ、燃焼幅の拡大が図れるとともに、最大燃焼
量も大きく設定でき、高カロリーでありながら燃焼幅が
広く、しかも、耐久性に優れた液体燃料燃焼装置を提供
できる。また、複数の炎孔はその長手方向が炎孔リング
の半径方向に対してずらされている構成であるから、火
炎の短炎化が図れ、燃焼室を小型にでき、燃焼機器に組
み込んだ場合、その機器のコンパクトが図れる。
【００２４】
【図１】本発明の一実施例を示す液体燃料燃焼装置の要
部縦断面図である。
部縦断面図である。
【図２】同じくバーナヘッドの正面図である。
【図３】同じく炎孔リング単体の正面図である。
【図４】同じく炎孔リング単体の平面図である。
【図５】炎孔から噴出する混合気の流れ状態を説明する
説明図である。
説明図である。
【図６】セラミックスの熱膨張係数と熱衝撃抵抗性との
関係を示す説明図である。
関係を示す説明図である。
【図７】他の実施例を示すバーナヘッドの正面図であ
る。
る。
【図８】別の他の実施例を示すバーナヘッドの正面図で
ある。
ある。
【図９】他の実施例の炎孔リング単体の正面図である。
１ 気化筒 １０ バーナヘッド １１ 炎孔 １２ 炎孔リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−711（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−155107（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−107113（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−153411（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23D 11/10 F23D 11/40
Claims (1)
- 【請求項１】 液体燃料を気化する気化筒と、この気化
筒の開口部に設置され、炎孔から気化ガスと空気の混合
気を噴出させるバーナヘッドとを備え、このバーナヘッ
ドは、複数のスリット状の炎孔を放射状に形成した高密
度セラミックス製の複数個の炎孔リングを重ね合わせて
構成されるとともに、前記複数の炎孔はその長手方向が
炎孔リングの半径方向に対してずらされていることを特
徴とする液体燃料燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04286051A JP3081389B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 液体燃料燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04286051A JP3081389B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 液体燃料燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06137519A JPH06137519A (ja) | 1994-05-17 |
| JP3081389B2 true JP3081389B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=17699334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04286051A Expired - Fee Related JP3081389B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 液体燃料燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3081389B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP04286051A patent/JP3081389B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06137519A (ja) | 1994-05-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |