JP3081217B2 - 硬質ポリウレタンフォームの製造法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォームの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬質ポリウレタンフォームの製造法に関す
る。更に詳しくは発泡剤として1,1−ジクロロ−1−フ
ルオロエタン(HCFC−141b)あるいは1,1−ジクロロ−
2,2,2−トリフルオロエタン(HCPC−123)を使用する低
温寸法安定性、圧縮強さ及び熱伝導率の優れた硬質ポリ
ウレタンフォームの製造法に関する。
〔従来の技術〕
硬質ポリウレタンフォームは断熱特性、低温寸法安定
性が優れているため、冷蔵庫、冷凍倉庫等の断熱材とし
て広範囲に用いられているが従来の硬質ポリウレタンフ
ォーム製造の発泡剤にはクロロフルオロカーボン類が使
用されている。
これは硬質ポリウレタンフォームを製造する際、クロ
ロフルオロカーボン類を使用すると得られる硬質ポリウ
レタンフォームの断熱特性、その他の物性が優れている
ことが大きな理由である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、近年地球のオゾン層保護のためクロロフルオ
ロカーボン類の規制が開始されている。この規制対象に
は今まで硬質ポリウレタンフォームの発泡剤として用い
られたトリクロロフルオロメタンも含まれている。そこ
でクロロフルオロカーボン類よりも大気圏での寿命が短
くよってオゾン層に悪影響を及ぼさないハイドロクロロ
フルオロカーボン類である1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタン(HCFC−141b)あるいは1,1−ジクロロ−2,2,2
−トリフルオロエタン(HCFC−123)が代替品として注
目されてきた。しかしながら、これらの新しい発泡剤を
用いた場合、従来のトリクロロフルオロメタンを用いた
場合に比べ イ)熱伝導率が上昇する。
ロ)低温寸法安定性及び圧縮強さ等のフォーム物性が著
しく悪くなる。
等の問題があり従来の硬質ポリウレタンフォームの製造
法では満足な硬質ポリウレタンフォームが得難い。従っ
て1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)
あるいは1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン
(HCFC−123)を用いる場合、同等の低温寸法安定性及
び圧縮強さ等のフォーム物性を持たせるためには密度を
かなり高くする必要がある。加えて従来の製品より断熱
特性が悪化するなど実用的に満足なフォームは得難かっ
た。
本発明の目的は硬質ポリウレタンフォームの製造時の
発泡剤として樹脂溶解力の強い1,1−ジクロロ−1−フ
ルオロエタン(HCFC−141b)あるいは1,1−ジクロロ−
2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−123)を用いた場合
でも従来品と比べて実用可能の物性を持った優れた硬質
ポリウレタンフォームを提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討した結
果本発明に到達した。
すなわち本発明は有機ポリイソシアナートとポリオー
ル、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤から硬
質ポリウレタンフォームを製造する方法において、該ポ
リオールとして1分子中に3〜8個の水酸基を有する多
価アルコール若しくはポリオキシアルキレンポリオール
(y)の水酸基1モル当たりラクトン0.125〜1.0モル及
びアルキレンオキシド1.0〜3.0モルを付加したポリオキ
シアルキレンポリオール(X)を使用することを特徴と
する硬質ポリウレタンフォームの製造法に関する。
本発明に用いられる多価アルコール若しくはポリオキ
シアルキレンポリオール(y)は1分子中に3〜8個の
水酸基を有しており、この水酸基とラクトンが反応して
エステル結合を生成し、更にアルキレンオキシドが反応
することによりエステル骨格を有するポリオキシアルキ
レンポリオール(X)を合成することができる。
本発明に用いられる多価アルコールとしてはグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオ
ール、トリエタノールアミン、ペンタエリスリトール、
テトラメチロールシクロヘキサン、メチルグルコシド、
2,2,6,6−テトラキス(ヒドロキシル)シクロヘキサノ
ール、ソルビトール、マンニトール、ズルシルトール、
等が挙げられポリオキシアルキレンポリオール(y)と
しては上記のアルコール類にアルキレンオキシドを付加
したものであり、これらを単独あるいは2種以上併用す
ることも可能である。
本発明に用いられるラクトンとしてはβ−プロピオラ
クトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ε
−カプロラクトン等が挙げられる。
本発明に用いられるアルキレンオキシドとしてはエチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド
等が挙げられ、これらを単独あるいは2種類以上併用し
てもよい。
本発明において用いられるポリオキシアルキレンポリ
オール(X)は1分子中に3〜8個の水酸基を有する多
価アルコール若しくはポリオキシアルキレンポリオール
(y)の水酸基1モル当たりにラクトン0.125〜1.0モル
及びアルキレンオキシドを水酸基1モル当たりに1.0〜
3.0モル付加したものである。多価アルコール若しくは
ポリオキシアルキレンポリオール(y)の1分子当たり
の水酸基が3個未満であるとポリウレタンフォームにし
た際にフォームが弱くなる傾向にある。一方、1分子当
たりの水酸基が8個を越えると1分子当たりのエステル
結合が多くなり、そのためにポリオキシアルキレンポリ
オール(X)の粘度が高くなり発泡の際の作業性が悪く
なる。
多価アルコール若しくはポリオキシアルキレンポリオ
ール(y)の水酸基1モル当たりにラクトンを0.125モ
ル未満しか反応させない場合はハイドロクロロフルオロ
カーボンに対する耐溶解性がなくなり、一方1.0モルを
越えると未反応のラクトンが残存してしまうため有機ポ
リイソシアナートと反応させて得られる硬質ポリウレタ
ンフォームの物性が悪化する。
多価アルコール若しくはポリオキシアルキレンポリオ
ール(y)の水酸基1モル当たりにアルキレンオキシド
を1.0モル未満しか反応させない場合には有機ポリイソ
シアナートとの混合分散性が悪く所望の硬質ポリウレタ
ンフォームを得ることが出来ない。又、3.0モルを越え
る場合にはハイドロクロロフルオロカーボンに対する耐
溶解性がなくなってしまう。
本発明において多価アルコールもしくはポリオキシア
ルキレンポリオール(y)の水酸基に、ラクトン及びア
ルキレンオキシドを付加する際に用いられる触媒は、ア
ミン系としては下記一般式(I)又は(II)で表される
アミン化合物である。
NR1R1R2 (I) R1R2N(CH2nNR1R2 (II) (上式中R1は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、
−CH2CH2OH基又は−CH2CH(CH3)OH基を示す。R2は炭素
数1〜6個のアルキル基、−CH2CH2OH基又は−CH2CH(C
H3)OH基を示す。又は、nは1〜6の整数を示す。) 上記アミン化合物としては、例えばジブチルアミン、
エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、イソプロパノールアミン、トリエチルアミン、ト
リ−n−プロピルアミン、ジ−n−プロピルアミン、n
−プロピルアミン、n−アミルアミン、N,N−ジメチル
エタノールアミン、イソブチルアミン、イソアミルアミ
ン、メチルジエチルアミン等が挙げられる。
又、水酸化アルカリ触媒としては例えば水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム等が挙げら
れる。上記各触媒は、単独或いは2種以上併用して用い
ることができる。これらの触媒の使用量は上記多価アル
コール若しくはポリオキシアルキレンポリオール(y)
100重量部(以下、部は重量部を示す)当たり0.1〜2.0
部である。
本発明において使用する有機ポリイソシアナートとし
ては、従来公知のもので、特に限定はなく、芳香族、脂
肪族、脂環式ポリイソシアナートおよびそれらの変成
物、例えばジフェニルメタンジイソシアナート、粗ジフ
ェニルメタンジイソシアナート、トリレンジイソシアナ
ート、粗トリレンジイソシアナート、キシリレンジイソ
シアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホ
ロンジイソシアナート、水添ジフェニルメタンジイソシ
アナート、水添トリレンジイソシアナート、トリフェニ
ルメチレントリイソシアナート、トリレントリイソシア
ナート、変成(カルボジイミド等)ジフェニルメタンジ
イソシアナート等およびそれらの混合物ならびにこれら
の有機ポリイソシアナートの過剰量とポリオール(例え
ば低分子ポリオール及び/又はポリマーポリオール)と
を反応して得られるNCO基本端プレポリマー(NCO基含有
量例えば5〜35%)等が挙げられる。
これらの有機ポリイソシアナートは単独または2種以
上混合して使用する。その使用量は、NCO基とレジン液
中の活性水素との当量比が0.8〜5.0である。
本発明で使用し得る硬質ポリウレタンフォームを得る
ための発泡用触媒としては、例えばアミン系ウレタン化
触媒(トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリイ
ソプロパノールアミン、トリブチルアミン、トリオクチ
ルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、N−メチルモ
ルホリン、N−エチルモルホリン、N−オクタデシルモ
ルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールア
ミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジエチレント
リアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレンジアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、N,N,N′,
N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,N,N′,
N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビス〔2
−(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、N,N−ジ
メチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシル
アミン、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチレント
リアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレンジアミ
ンのギ酸塩及び他の塩、第一及び第二アミンのアミノ基
のオキシアルキレン付加物、N,N−ジアルキルピペラジ
ン類のようなアザ環化合物、種々のN,N′,N″−トリア
ルキルアミノアルキルヘキサヒドロトリアジン類、(特
公昭52−043517のβ−アミノカルボニル触媒、特公昭53
−014279のβ−アミノニトリル触媒等)、有機金属系ウ
レタン化触媒、(酢酸錫、オクチル酸錫、オレイン酸
錫、ラウリン酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル
錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、オクタン酸
鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コ
バルト等)等がある。
これらの触媒は単独又は混合して用い、その使用量は
活性水素をもつ化合物100部に対して0.0001〜10.0部で
ある。
本発明における整泡剤は、従来公知の有機ケイ素系界
面活性剤であり、例えば、日本ユニカー社製のL−52
0、L−540、L−5340、L−5410、L−5420、L−571
0、L−5720などであり、トーレ・シリコーン社製のSH
−190、SH−192、SH−193、SH−194、SH−195などであ
り、信越シリコーン社製のF−305、F−306、F−31
7、F−341、F−345などであり、東芝シリコーン社製
ではTFA−4200などである。
これら整泡剤の使用量は、活性水素をもつ化合物と有
機ポリイソシアナートの総和100部に対して0.1〜20部で
ある。
また難燃剤として例えば、トリス(2−クロロエチ
ル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフ
ェート、トリス(ジブロモプロピル)ホスフェート、大
八化学社製CR−505及びCR−507、アクゾ・ジャパン社製
Fyrol−6などを使用することができる。
その他可塑剤、充填剤、安定剤、着色剤等を必要に応
じ添加することができる。
本発明を工業的に実施するには、ポリオキシアルキレ
ンポリオール、触媒、整泡剤、その他難燃剤等の助剤類
及び発泡剤として1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
(HCFC−141b)あるいは1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフ
ルオロエタン(HCFC−123)を所定量混合してレジン液
とする。
ポリウレタン発泡機を使用し、レジン液と有機ポリイ
ソシアナートとを一定の比率で連続的に急速混合する。
得られた硬質ポリウレタンフォーム原液を空隙又は型
に注入する。この際、有機ポリイソシアナートと活性水
素含有ポリオール化合物との当量比が0.8〜5.0となるよ
うにレジン液と有機ポリイソシアナートとの流量比を調
節する。
注入後、数分間で発泡硬化して硬質ポリウレタンフォ
ームが得られる。
本発明で得られる硬質ポリウレタンフォームは電気冷
蔵庫、断熱パネル、船舶または車両等の断熱材又は構造
材として利用できる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。実
施例において使用した原料は次の通りである。
以下、ポリオールとはポリオキシアルキレンポリオー
ルを意味する。
尚、水酸基価(OH価)および粘度の測定法はJIS K 15
57に従った。
ポリオールA: (Mn)150、(f)3.0のポリオキシアルキレンポリオ
ール(b)281g(1.87モル)およびγ−ブチロラクトン
483g(5.61モル)を2のオートクレーブに仕込み窒素
置換後120℃に昇温した。トリエチルアミン2.1gおよび
水酸化カリウム2.1gを添加混合し、さらに、プロピレン
オキシド652g(11.23モル)を徐々に装入した。3時間
反応させた後、系中のプロピレンオキシドを除去し、そ
の後酢酸により中和、さらに減圧濾別した。OH価231mgK
OH/g、粘度18500cp/25℃のポリオキシアルキレンポリオ
ール(A)1401gを得た。
ポリオールB: トリエタノールアミン526g(3.53モル)およびγ−ブ
チロラクトン304g(3.53モル)を2のオートクレーブ
に仕込み窒素置換後120℃に昇温した。トリエチルアミ
ン4.4gを添加混合し、さらに、プロピレンオキシド614g
(10.57モル)を徐々に装入した。3時間反応させた
後、系中のプロピレンオキシドを除去した。OH価421mgK
OH/g、粘度18100cp/25℃のポリオキシアルキレンポリオ
ール(B)1431gを得た。
ポリオールC グリセロールにプロピレンオキシドを付加した水酸基
価450mgKOH/g、粘度480cp/25℃のポリオキシアルキレン
ポリオール。
ポリオールD ショ糖及びグリセロール混合物にプロピレンオキシド
を付加した水酸基価450mgKOH/g、粘度8500cp/25℃のポ
リオキシアルキレンポリオール。
MDI−CR:三井東圧化学(株)製の粗ジフェニルメタンジ
イソシアナート。NCO=31.0% L−5420:日本ユニカー(株)製の整泡剤。
TMHD :活材ケミカル(株)製の触媒。(テトラメチ
ルヘキサメチレンジアミン) 発泡剤: F−11A;三井デュポンフロロケミカル(株)製のトリ
クロロフルオロメタン。
HCFC−141b;1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン。
HCFC−123;1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタ
ン 実施例1〜2及び比較例1〜2を表−1及び表−2に
示す。硬質ポリウレタンフォームの実験室的製造方法と
しては、表−1及び表−2に示す配合のレジン液を作
り、これと有機ポリイソシアナートとして各表に示す所
定量のMDI−CRとを5000rpmで6秒間急速混合し、直ちに
寸法200×200×200mmの縦型木箱に注入し、自由発泡さ
せた。注入後、数分間で発泡硬化し、硬質ポリウレタン
フォームが得られた。得られた硬質ポリウレタンフォー
ムは低温寸法安定性即ち−30℃で24時間保存したときの
寸法変化率及び圧縮強さを測定した。
また、寸法300×300×厚さ35mmの縦型空隙部に混合液
を注入発泡させ、発泡1日後、200×200×25mmに切断し
熱伝導率を測定した。
なお、物性測定は下の試験法に準処して行った。
フォーム密度 :JIS−A−9514 圧縮強さ :JIS−A−9514 低温寸法安定性:JIS−A−9514 熱伝導率 :JIS−A−1412 〔発明の効果〕 表−2の比較例にみる通り、従来の処方では、発泡剤
として、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−1
41b)あるいは1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエ
タン(HCFC−123)を用いた場合はトリクロロフルオロ
メタン(F−11A)を用いた場合に比べ、圧縮強さ、低
温寸法安定性が劣り、熱伝導率が高かった。
しかし、表−1にみる通り、本発明の製造法では、従
来のトリクロロフルオロメタン(F−11A)を用いたも
のと近似の圧縮強さ、低温寸法安定性及び熱伝導率が得
られた。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/48 C08J 9/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機ポリイソシアナートとポリオール、発
    泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤から硬質ポリ
    ウレタンフォームを製造する方法において、該ポリオー
    ルとして、1分子中に3〜8個の水酸基を有する多価ア
    ルコール若しくはポリオキシアルキレンポリオール
    (y)の水酸基1モル当たり、ラクトン0.125〜1.0モル
    及びアルキレンオキシド1.0〜3.0モルを一般式(I)又
    は(II)で表されるアミン触媒及び/又は水酸化アルカ
    リ触媒を用いて反応させて、付加したポリオキシアルキ
    レンポリオール(X)を使用することを特徴とする硬質
    ポリウレタンフォームの製造法。 NR1R1R2 (I) R1R2N(CH2nNR1R2 (II) (上式中R1は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、
    −CH2CH2OH基又は−CH2CH(CH3)OH基を示し、R2は炭素
    数1〜6個のアルキル基、−CH2CH2OH基又は−CH2CH(C
    H3)OH基を示す。又、nは1〜6の整数を示す。)
  2. 【請求項2】発泡剤が1,1−ジクロロ−1−フルオロエ
    タン(HCFC−141b)あるいは1,1−ジクロロ−2,2,2−ト
    リフルオロエタン(HCFC−123)である請求項(1)記
    載の硬質ポリウレタンフォームの製造法。
  3. 【請求項3】有機ポリイソシアナートとポリオール中の
    NCO/OH(当量比)が0.8〜5.0である請求項(1)記載の
    硬質ポリウレタンフォームの製造法。
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