JP3081089B2 - クッションシートの組付構成 - Google Patents

クッションシートの組付構成

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JP3081089B2
JP3081089B2 JP05201025A JP20102593A JP3081089B2 JP 3081089 B2 JP3081089 B2 JP 3081089B2 JP 05201025 A JP05201025 A JP 05201025A JP 20102593 A JP20102593 A JP 20102593A JP 3081089 B2 JP3081089 B2 JP 3081089B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クッションシートの組
付構成に係るものである。
【0002】
【従来技術】本発明の先願の、特願平5−189300
号の明細書には、車体フレームに対して固定されている
か又は任意方向に移動調節自在に取付けられている固定
フレームの後端部分に前端部が上下動する後側回動アー
ムの後端部を軸により軸着し、該回動アームの前端部は
クッションフレーム側のサイドフレームの後端寄りに軸
により軸着し、前記サイドフレームの前端寄りには前側
傾斜アームの下端を軸により軸着し、該前側傾斜アーム
の上端は軸により前記固定フレームの前端部分に軸支
し、操作ダイヤルにより後側回動アームを回動させてク
ッションフレームの後側を上下調節する構成について記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先願は、操作ダイ
ヤルを必要以上に回転させて、メカロックを起こすこと
がある。また、組付作業では、前側傾斜アームの下端を
サイドフレームの前端寄りに軸止したあと、固定フレー
ムの前端部分に前側傾斜アームの上端を軸支する段取り
になるが、そのとき、前側傾斜アームは反転してり下
がることがあり、組付作業に手間がかかる。
【0004】
【発明の目的】組付の容易化および操作不能状態になる
ことの防止。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、車体
に対して固定されているか又は任意方向に移動調節自在
に取付けられている固定フレーム16に、前側回動アー
ム9と後側回動アーム11を介してクッションシート2
の後端部が上下方向に調節自在になるようにクッション
フレーム3を取付けたものにおいて、前記前側回動アー
ム9はその両端を固定フレーム16と前記クッションフ
レーム3側とに夫々軸着し、前記各フレーム3、16と
の夫々の軸着部分以外の前記前側回動アーム9の一部に
前記クッションフレーム3側に突出す係合部37を設
け、該係合部37は前記前側回動アーム9の回動を規制
するように前記クッションフレーム3側に形成した係合
凹部38に係合させたクッションシートの組付構成、お
よび、前記前側回動アーム9を前記固定フレーム16に
取付ける軸17は、前記固定フレーム16にピボットボ
ルトとして、溶接固定したクッションシートの組付構
成、および、前記係合凹部38は、前記前側傾斜アーム
9の回動範囲の大きさとしたクッションシートの組付構
成としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると(こ
の実施例は、略左右対称構成であり、対称構成の部分は
同一符号を付して説明し、相違する部分は別符号を付
す)、1は車両用シート、2は車両用シート1のクッシ
ョンシート、3はクッションシート2のクッションフレ
ームである。
【0007】クッションフレーム3は上面を開放した箱
形状に形成され、クッションフレーム3の底板4は着座
者の臀部の下方が低くなるように後側の方を低く形成
し、また、底板4の左右側には上方に起立する側壁5を
一体的に連設しているが、側壁5は外側に至るに従い高
くなるように傾斜させ、所謂プレス加工を容易にする形
状にしている。
【0008】7はクッションフレーム3の左右両側に固
定するサイドフレームであり、クッションフレーム3の
強度を補強するもので、前後方向に長く、正面からみる
と略直角のL型形状に屈曲して形成する。サイドフレー
ム7の前側部分には、透孔8を形成し、該透孔8の外面
には前側傾斜回動アーム9の下端50を当接させて回動
自在に軸10により軸着する。また、サイドフレーム7
の後側には後側回動アーム11を取付ける。後側回動ア
ーム11は逆L型形状に形成し、その前端部12をサイ
ドフレーム7に回動自在に軸13により軸着する。
【0009】16は固定フレームであり、車体フレーム
に対して固定されているか、あるいは、任意方向に移動
調節自在に取付けられているものでもいずれでもよく、
本実施例では所謂スライドレールのアッパーレールに固
定する構成とし、固定フレーム16は車体に対して前後
に移動するが、上下に移動するサイドフレーム7に対し
ては固定側となるため、「固定」と表現している。
【0010】前記前側傾斜回動アーム9の上端51は固
定フレーム16の前側部分に軸17により軸着し、前記
後側回動アーム11の後端部52は固定フレーム16の
後部に軸18により軸着し、前記前側傾斜回動アーム9
および後側回動アーム11と前記サイドフレーム7(ク
ッションフレーム3)とによりリンク機構20を構成
し、後述するように後側回動アーム11を回動させる
と、前側傾斜回動アーム9および後側回動アーム11の
両方が軸17および軸18のそれぞれを中心に回動し、
これによりサイドフレーム7(クッションフレーム3)
は固定フレーム16に対して移動する。
【0011】しかして、クッションシート2の前端は上
下させずに前後移動させ、クッションシート2の後部は
前後移動させずに上下調節可能にすると、着座者はステ
アリングホイール等の操作部材との距離を変更すること
なく、着座者の臀部を上下させて視野の高さ調節を行な
えるばかりでなく、大腿部に対するクッションシート2
の支持力を良好に維持でき、着座感も向上させる。即
ち、クッションシート2全体を高くして後部のみなら
ず、着座者の大腿部の下方の前記シート2の前端部まで
も上動させると、大腿部は圧迫され、反対に前記シート
2全体を低くすると大腿部の支持感が減少し、いずれの
場合も疲労度が増大するので、クッションシート2の前
端部を上下動させないで、クッションシート2の後部を
上下させると、座り心地を損なうことなく、視野調節を
良好に行なえる。
【0012】そこで、前側傾斜回動アーム9の下端50
をサイドフレーム7の前端よりやや後方部分に軸10に
より軸着し、該回動アーム9の上端51が斜め上方にな
るように固定フレーム16に軸17により軸着し、後側
回動アーム11の前端部12をサイドフレーム3の後端
よりやや前方部分に軸13により軸着し、後側回動アー
ム11の後端部52を固定フレーム16の後端部に軸1
8により軸着する。
【0013】即ち、前記後側回動アーム11は、クッシ
ョンシート2の後部を一番低くした状態で、後端部52
(軸18)に対して前端部12(軸13)を前側で、か
つ、後端部52(軸18)よりもやや低い位置から上方
に回動させて、前端部12(軸13)が後端部52(軸
18)に対して近似直線的に上下移動するように配置構
成し、前記前側傾斜回動アーム9は、前記後側回動アー
ム11の前端部12(軸13)が近似直線的に上下移動
するといっても軸18を中心とする円弧移動であるから
僅かに後方移動するので、下端50(軸10)が上方か
つ後側に移動するようにさせるため、クッションシート
2の後部を一番低くした状態で、上端51(軸17)に
対して下端50(軸10)が下側で、かつ後側になるよ
うに斜めに配置構成する。
【0014】しかして、各後側回動アーム11の下端5
4には左右一対の前後方向のロッド22の後端を軸23
によりそれぞれ軸着し、一方のロッド22の前端はセク
ターギヤ24に、他方のロッド22の前端はアーム35
にそれぞれ軸着し、セクターギヤ24およびアーム35
は左右方向の軸25の両側部分に固定し、軸25の左右
両端をサイドフレーム7に回転自在に軸着する。
【0015】前記軸25の近傍のサイドフレーム7に
は、前記セクターギヤ24に噛合わうように歯車26を
設け、歯車26は位置固定装置27の出力軸28に固定
する。位置固定装置27は公知の構成であり、位置固定
装置27の入力軸31には操作ダイヤル29を取付け、
操作ダイヤル29はいずれの方向にも回転可能であり、
回転させると前記歯車26を回転させるが、セクターギ
ヤ24が歯車26を回転させようとすると、これを停止
させる機構(ブレーキ機構)を内蔵させている。したが
って、操作ダイヤル29より手を離した状態では、セク
ターギヤ24は回転せず、このことによりロッド22が
後側回動アーム11の回動を規制してリンク機構20を
ロックし、クッションシート2を所定位置に保持する。
なお、位置固定装置27の代りにモーターを使用するこ
ともある。
【0016】しかして、前側傾斜回動アーム9の下端5
0にはサイドフレーム7側に突き出る係合部37を形成
し、他方、サイドフレーム7には係合凹部38を形成
し、該係合凹部38に前記係合部37を挿入係合させ
る。前記係合凹部38は軸10を中心とする円弧形状に
形成し、係合凹部38の内周縁が係合面となって、これ
に前記係合部37が当接することにより前側傾斜回動ア
ーム9の回動範囲を規制する。
【0017】また、前記セクターギヤ24はサイドフレ
ーム7に形成した凹部40内に設け、該凹部40の前側
内周面45には突起41を形成し、該突起41は前記ク
ッションシート2の後部が最上方位置となったとき、前
記セクターギヤ24が当接するようにして回転を規制し
ている。
【0018】また、サイドフレーム7の後部の前記後側
回動アーム11の下方には、前記クッションシート2の
後部を下動させるときに後側回動アーム11の下部との
干渉を防止する窓部46を形成する。窓部46の内周面
47は、前記クッションシート2の後部が最下方位置と
なったとき、前記後側回動アーム11の下端54が当接
するようにし、後側回動アーム11の回動を規制してい
る。42は軸25に固定したアーム、43は取付板、4
4はバネである。
【0019】
【作用】次に作用を述べる。左右のサイドフレーム7の
後側部分に後側回動アーム11の前端部12を軸13に
より軸着し、後側回動アーム11の下端54にロッド2
2の後部をそれぞれ取付ける。左右のサイドフレーム7
には、セクターギヤ24およびアーム35を取付けた軸
25の両端を軸着し、セクターギヤ24およびアーム3
5には前記ロッド22の前部を軸着する。前記セクター
ギヤ24に位置固定装置27の出力軸28に取付けた歯
車26が噛合うようにして位置固定装置27をサイドフ
レーム7に固定する。左右のサイドフレーム7の前側の
透孔8には前側傾斜回動アーム9の下端50を当接させ
て軸10により軸着する。次に、この状態の左右のサイ
ドフレーム7をクッションフレーム3に固定する。
【0020】しかして、クッションフレーム3は、左右
の後側回動アーム11の後端部52を左右の固定フレー
ム16に軸18によりそれぞれ軸着し、左右の前側傾斜
回動アーム9の上端51を固定フレーム16に軸17に
よりそれぞれ軸着して取付が完了する。
【0021】この場合、サイドフレーム7を固定フレー
ム16に取付ける前であっても、セクターギヤ24は位
置固定装置27により回転しないので、セクターギヤ2
4にロッド22を介して連結された後側回動アーム11
は回動しない、しかし、前側傾斜回動アーム9の下端5
0は軸10中心に回転自在であるから、前側傾斜回動ア
ーム9の上端51は自由に回動して取付位置は特定され
ないことになるが、前側傾斜回動アーム9の下端50に
はサイドフレーム7側に突き出る係合部37を形成し、
係合部37はサイドフレーム7に形成した係合凹部38
に挿され、係合凹部38は軸10を中心とする円弧形状
の長孔に形成しているから、前側傾斜回動アーム9の上
端51が下方回動しようとすると、係合部37が係合凹
部38の内周面に当接することにより前側傾斜回動アー
ム9の回動範囲は規制され、これ以上前側傾斜回動アー
ム9の上端51の下方回動は規制される。
【0022】したがって、係合部37が係合凹部38の
内周面に当接して前側傾斜回動アーム9の上端51の下
方回動が規制されているから、固定フレーム16の前端
部分に前側傾斜アーム9の上端を軸支するとき、前側傾
斜アーム9の上端51が反転することがなく、組付作業
を容易にする。
【0023】この場合、係合部37が係合凹部38の内
周面に当接して前側傾斜回動アーム9の下方回動が規制
されるときは、クッションシート2の後部が上動してい
る状態であるから、操作ダイヤル29を回転させて後側
回動アーム11をクッションシート2の後部が最上方位
置となるようにした状態で、後側回動アーム11の後端
部52を固定フレーム16に軸18により軸着し、前側
傾斜回動アーム9の上端51を固定フレーム16に軸1
7により軸着すると、各部の位置関係の調節が容易とな
って、簡単に組付できる。
【0024】しかして、車両用シート1に着座し、操作
ダイヤル29を回すと、操作ダイヤル29の出力軸28
が回転して歯車26を回転させ、歯車26はセクターギ
ヤ24を軸25中心に回転させ、セクターギヤ24はロ
ッド22を前側に牽引する。ロッド22は後側回動アー
ム11を軸18中心に図において時計回転させる。後側
回動アーム11は、クッションシート2の後部を一番低
くした状態で、後端部52に対して前端部12を前側
で、かつ、後端部52よりもやや低い位置から上方に回
動させるように配置しているから、後側回動アーム11
が回動すると、前端部12は後端部52に対して近似直
線的に上方移動して、クッションシート2の後部を大き
く上動させ、視点を高くさせる。
【0025】前記操作ダイヤル29を反対回転させたと
きは、クッションシート2の後部は下動し、クッション
シート2全体では、クッションシート2の前端部は上下
せずに前側に移動する。
【0026】したがって、クッションシート2の後部
は、前後動せずに上下するのでステアリングホィール等
の操作部材との距離は変わらず、操作性に影響を与えな
い。
【0027】また、セクターギヤ24はバネ44により
付勢されているから、クッションシート2の後部を上動
させるときの前記操作ダイヤル29の回転を軽くする。
【0028】しかして、後側回動アーム11とサイドフ
レーム7と前側傾斜回動アーム9によりリンク機構20
を構成しているから、後側回動アーム11の前端部12
の上方移動によりサイドフレーム7が移動し、これによ
り前側傾斜回動アーム9の下端50を移動させて、前側
傾斜回動アーム9を回動させる。
【0029】前側傾斜回動アーム9は斜めに設けられて
いるから、後側回動アーム11の回動に比べると、上下
幅は少なく、クッションシート2全体では、後部を上動
させると、クッションシート2の前端部を上動させず、
前部に至るに従い上動範囲を狭く調節を行なえる。した
がって、クッションシート2の後部を高くしても、クッ
ションシート2全体を高くするのに比べて前側はそれほ
ど高くならないので、着座者の大腿部への圧迫感を増加
させない。
【0030】しかして、前側傾斜回動アーム9は斜めに
設けられ、後側回動アーム11の回動に比べると、前後
の移動距離が長いから、前側傾斜回動アーム9の下端5
0は後側に向けて回動する。
【0031】即ち、後側回動アーム11の前端部12
(軸13)の移動軌跡が近似直線的上下移動とはいって
も円弧移動であるため、前端部12は僅かに後方移動す
ることになり、サイドフレーム7が前側傾斜回動アーム
9の下端50を後方に牽引するように作用するから、前
側傾斜回動アーム9の下端50は上方かつ後側に近付く
ように回動する。
【0032】そのため、クッションシート2の後部の上
動に伴って前端部は後動するから、一層大腿部への圧迫
感を減少させる。特に、後部を上動させて使用すること
の多い身長の低い乗員の場合、身長の高い乗員に比し膝
の位置が背凭シート側となるので、クッションシート2
の後部の上動に伴って前端部が後動すると、背凭シート
からクッションシート2の前端部までの距離が短くなっ
て、大腿部およびふくらはぎの圧迫することを防止し、
乗員の背中は背凭シートに密着して、最適な運転姿勢と
なるばかりでなく、着座感を向上させる効果は大とな
る。
【0033】しかして、前記操作ダイヤル29を反対回
転させて、クッションシート2の後部を下動させると、
クッションシート2全体では、クッションシート2の前
端部はほとんど上下せずに前側に移動する。
【0034】したがって、視点は低くなり、クッション
シート2の後部を低くしても、クッションシート2全体
を低くするのに比べて前側はそれほど低くならないの
で、着座者の大腿部の支持感を減少させない。特に、視
点を低くすることの多い身長の高い乗員の場合、身長の
低い乗員に比し膝の位置が背凭シートの前側となるが、
クッションシート2の後部を下動させたときに、これに
伴って前端部が前動することにより背凭シートからクッ
ションシート2の前端部までの距離を長くし、一層良好
に大腿部を支持して着座感を向上させる効果は大とな
る。
【0035】しかして、係合凹部38は、前記前側傾斜
アーム9の回動範囲の大きさとしたから、前記クッショ
ンシート2の後部が最上方位置となったとき、係合部3
7は係合凹部38の上側内周面に当接し、クッションシ
ート2の後部が最下方位置となったとき、係合部37は
係合凹部38の下側の内周面に当接するので、前側回動
アーム9のスットッパーとしても作用する。
【0036】しかして、セクターギヤ24はサイドフレ
ーム7に形成した凹部40内に設け、該凹部40の前側
内周面45には突起41を形成し、該突起41は、前記
クッションシート2の後部が最上方位置となったとき、
前記セクターギヤ24に当接する位置に突出しているか
ら、前記クッションシート2の後部の上方操作するとき
の前記セクターギヤ24の回転を規制し、過剰回転によ
る操作不能状態になることを防止している。
【0037】また、サイドフレーム7の後部の前記後側
回動アーム11の下方には窓部46を形成しており、ク
ッションシート2の後部が最下方位置となったとき、前
記後側回動アーム11の下端54が前記窓部46の内周
面47に当接するように構成しているから、後側回動ア
ーム11の過剰な下方回動を規制している。
【0038】
【効果】本発明は、車体に対して固定されているか又は
任意方向に移動調節自在に取付けられている固定フレー
ム16に、前側回動アーム9と後側回動アーム11を介
してクッションシート2の後端部が上下方向に調節自在
になるようにクッションフレーム3を取付けたものにお
いて、前記前側回動アーム9はその両端を固定フレーム
16と前記クッションフレーム3側とに夫々軸着し、前
記各フレーム3、16との夫々の軸着部分以外の前記前
側回動アーム9の一部に前記クッションフレーム3側に
突出す係合部37を設け、該係合部37は前記前側回動
アーム9の回動を規制するように前記クッションフレー
ム3側に形成した係合凹部38に係合させたクッション
シートの組付構成としたから、組付けのときに前側傾斜
回動アーム9の上端51が下方回動しようとしても、上
端51の下方回動は規制されるので、容易に組立作業が
行えるばかりでなく、前側傾斜回動アーム9の回動が規
制されることによりメカロックが発生するのを防止で
き、正確に作動させることができる。また、本発明は、
前記前側回動アーム9を前記固定フレーム16に取付け
軸17は、前記固定フレーム16にピボットボルトと
して、溶接固定したクッションシートの組付構成とした
から、弛みの発生を防止できる。また、本発明は、前記
係合凹部38は、前記前側傾斜アーム9の回動範囲の大
きさとしたクッションシートの組付構成としたから、ク
ッションシート2の後部の上下操作に対するスットッパ
ー機能を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 組立状態の斜視図。
【図2】 側面図。
【図3】 要部平面図。
【図4】 要部断面図。
【図5】 アーム取付状態図。
【図6】 同断面図。
【図7】 作用状態図。
【図8】 リンクの作用状態該略図。
【図9】 作用状態図。
【図10】 組付けるときの状態図。
【符号の説明】
1…車両用シート、2…クッションシート、3…クッシ
ョンフレーム、4…底板、5…側壁、7…サイドフレー
ム、8…透孔、9…前側傾斜回動アーム、10…軸着、
11…後側回動アーム、12…中間部、13…軸着、1
6…固定フレーム、17…軸着、18…軸着、20…リ
ンク機構、22…ロッド、23…軸、24…セクターギ
ヤ、25…軸、26…歯車、27…位置固定装置、28
…出力軸、29…操作ダイヤル、35…アーム、37…
係合突起、38…長孔、40…凹部、41…突起、42
…アーム、43…取付板、44…バネ、45…前側内周
面45、46…窓部、47…内周面、50…一端、51
…他端、52…後端部、54…下端。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対して固定されているか又は任意
    方向に移動調節自在に取付けられている固定フレーム1
    6に、前側回動アーム9と後側回動アーム11を介して
    クッションシート2の後端部が上下方向に調節自在にな
    るようにクッションフレーム3を取付けたものにおい
    て、前記前側回動アーム9はその両端を固定フレーム1
    6と前記クッションフレーム3側とに夫々軸着し、前記
    各フレーム3、16との夫々の軸着部分以外の前記前側
    回動アーム9の一部に前記クッションフレーム3側に突
    出す係合部37を設け、該係合部37は前記前側回動ア
    ーム9の回動を規制するように前記クッションフレーム
    3側に形成した係合凹部38に係合させたクッションシ
    ートの組付構成。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記前側回動アーム
    9を前記固定フレーム16に取付ける軸17は、前記固
    定フレーム16にピボットボルトとして、溶接固定した
    クッションシートの組付構成。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    係合凹部38は、前記前側傾斜アーム9の回動範囲の大
    きさとしたクッションシートの組付構成。
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