JP3080898U - 容器の口栓構造 - Google Patents

容器の口栓構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブ状容器の、口栓本体をキャップで覆
う際の、密閉性を高める。 【解決手段】 口栓本体4の雄ネジ13の螺旋終端部に
は、突起14が形成されている。突起14は、細孔11の軸線
を中心として互いに対称の位置にある。突起14にキャッ
プ2の雌ネジ16が乗り上げることにより、口栓本体4に
対するキャップ2のガタの発生原因となる、雄ネジ13と
雌ネジ16との隙間を無くす。よって、口栓本体4に対す
るキャップ2のガタは強制的に排除される。しかも、二
つの突起14に、互いに対称の位置で、二条の雌ネジ16が
同時に乗り上げることから、円周方向のバランスを確保
しつつ、口栓本体4に対するキャップ2のガタを無く
し、口栓本体4の中央部に設けた細孔11に、キャップ2
の針状突起17を正確に位置決めし、細孔11の密閉を行う
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、細孔からジェル状等の流動性の内容物を必容量だけ搾り出し、被塗 付面に擦り付けて、前記内容物の塗付を行うことが可能な容器の口栓構造に関し 、具体的には、口栓本体をキャップで覆う際の、密閉性を高めるための技術に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、制汗剤や消臭剤等の内容物を封入し、かつ、指等を用いることなく、 それらの内容物を肌等に塗付することが可能な、取扱い性の高い容器として、従 来から、スプレー缶や、スポンジ状の塗付面を有する容器等、種々のものが用い られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ジェル状の制汗剤や消臭剤等を封入し、かつ、少量の内容物を肌へ 塗付することを容易に行うに、特に適した容器の口栓構造において、口栓本体を キャップで覆う際の、密閉性を高めることを課題とする。なお、本考案は、医薬 品や医薬部外品を内容物とする容器に限らず、塗料、糊、調味料等、流動性のあ る内容物を必要量だけ搾り出し、被塗付面に擦り付けて、前記内容物の塗付を行 うことが可能な容器用の口栓構造を含むものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、本考案の請求項1に係る容器は、円筒状に突出さ せてその端面中央部に内容物を通す細孔を設けた、容器に嵌合する口栓本体の、 円筒外側面に雄ネジを形成し、口栓本体の該雄ネジと係合するスクリューキャッ プに、前記細孔と嵌合密閉する針状突起を設け、前記スクリューキャップのセン タリング手段を、前記口栓本体または前記スクリューキャップの少なくとも一方 に設けたことを特徴とする。
【0005】 本考案によれば、前記口栓本体または前記スクリューキャップの少なくとも一 方に設けたスクリューキャップのセンタリング手段によって、前記口栓本体の、 端面中央部に設けた細孔に、前記スクリューキャップの針状突起を正確に位置決 めし、前記細孔の密閉を行うことができる。
【0006】 また、本考案の請求項2に係る容器は、請求項1に記載の容器の口栓構造にお いて、前記スクリューキャップのセンタリング手段は、前記針状突起が前記細孔 と嵌合する間に、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジまたは前記スクリューキャ ップの雌ネジが乗り上げる、口栓本体またはキャップのいずれかに円周方向のバ ランスを考慮して設けた、突起である。
【0007】 本考案によれば、前記針状突起が前記細孔と嵌合する間に、前記口栓本体の円 筒外側面の雄ネジまたは前記スクリューキャップの雌ネジが、口栓本体またはキ ャップのいずれかに円周方向のバランスを考慮して設けた突起へと乗り上げて、 前記口栓本体に対する前記スクリューキャップのガタを無くし、前記口栓本体の 中心に前記スクリューキャップの中心を正確に合わせる。一方、前記針状突起が 前記細孔と嵌合しない間は、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジまたは前記スク リューキャップの雌ネジが、口栓本体またはキャップのいずれかに円周方向のバ ランスを考慮して設けた突起へと乗り上げることはないので、前記スクリューキ ャップを前記口栓本体にネジ嵌合させる初期の段階における、捩じ込み作業に支 障を来したり、雄ネジおよび雌ネジが短時間で摩耗する等の不具合は生じない。
【0008】 また、本考案の請求項3に係る容器は、請求項2に記載の容器の口栓構造にお いて、前記口栓本体の雄ネジの終端付近に、前記スクリューキャップの雌ネジが 乗り上げる突起をネジより低い高さで設けたものである。
【0009】 本考案によれば、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジの終端付近に設けた突起 に、前記スクリューキャップの雌ネジが乗り上げることにより、前記針状突起が 前記細孔と嵌合する間の、前記口栓本体に対する前記スクリューキャップのガタ の発生原因となる、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジと、前記スクリューキャ ップの雌ネジとの隙間を無くす。そして、前記口栓本体に対する前記スクリュー キャップのガタを無くし、前記口栓本体の中心に前記スクリューキャップの中心 を正確に合わせる。
【0010】 また、本考案の請求項4に係る容器は、請求項2または3に記載の容器の口栓 構造において、前記スクリューキャップの雌ネジの終端付近に、前記口栓本体の 円筒外側面の雄ネジへと乗り上げる突起をネジより低い高さで設けたものである 。
【0011】 本考案によれば、前記スクリューキャップの雌ネジに設けた突起が、前記口栓 本体の円筒外側面の雄ネジへと乗り上げることにより、前記針状突起が前記細孔 と嵌合する間の、前記口栓本体に対する前記スクリューキャップのガタの発生原 因となる、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジと、前記スクリューキャップの雌 ネジとの隙間を無くす。そして、前記口栓本体に対する前記スクリューキャップ のガタを無くし、前記口栓本体の中心に前記スクリューキャップの中心を正確に 合わせる。また、これと共に、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジにも、前記ス クリューキャップの雌ネジへと乗り上げる突起を設けた場合には、前記スクリュ ーキャップの雌ネジの突起と、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジの突起の双方 によって、前記針状突起が前記細孔と嵌合する間の、前記口栓本体の円筒外側面 の雄ネジと、前記スクリューキャップの雌ネジとの隙間を無くす。
【0012】 また、本考案の請求項5に係る容器は、請求項2から4のいずれか1項に記載 の容器の口栓構造において、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジと、前記スクリ ューキャップの雌ネジは、多条ネジである。
【0013】 本考案によれば、各条毎に、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジと、前記スク リューキャップの雌ネジとの隙間を無くすことで、円周方向のバランスを確保し ながら、前記口栓本体に対する前記スクリューキャップのガタを無くし、前記口 栓本体の端面中央部に設けた細孔に対し、前記スクリューキャップの針状突起を 正確に位置決めし、前記細孔の密閉を行うことができる。
【0014】 また、本考案の請求項6に係る容器は、請求項1から5のいずれか1項に記載 の容器の口栓構造において、前記口栓本体の端面は、前記細孔から搾り出される 内容物の塗付に必要な面積を有する塗付面を形成するものである。
【0015】 本考案によれば、前記塗付面が、内容物の塗付に必要な面積を有することから 、前記円筒状に突出する口栓本体の直径は、前記塗付面に応じた径となる。この 場合、前記塗付面の中央部に位置する前記細孔と、前記口栓本体の円筒外側面に 形成した雄ネジとの距離が拡大して、前記細孔に対する前記スクリューキャップ の針状突起の位置決め精度は、低下し易くなる。しかしながら、前記スクリュー キャップのセンタリング手段によって、かかる位置決め精度の低下を防ぎ、前記 細孔の密閉を確実に行うことができる。
【0016】 また、本考案の請求項7に係る容器は、請求項1から6のいずれか1項に記載 の容器の口栓構造において、前記口栓本体に嵌合する前記容器をチューブ状容器 としたものである。
【0017】 本考案によれば、前記容器はチューブ状容器であることから、チューブを絞る ことによって、前記口栓本体の、端面中央部に設けた細孔から、内容物を搾り出 し、被塗付面に対し内容物を塗付することができる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】 図1には、本考案の実施の形態に係るチューブ状容器1の口部5には、口栓本 体4が嵌合されており、この口栓本体4に、キャップ2を嵌め込んだ状態を、断 面で示している。チューブ状容器1は、ジェル状の制汗剤や消臭剤等を内容物と して封入するものであり、容器本体3と、その口部5に嵌合した円筒状の口栓本 体4とで構成されている。なお、キャップ2、容器本体3、口栓本体4は、全て 弾性変形可能な合成樹脂成形品である。
【0020】 容器本体3の口部5は円筒状に突出し、その外周面には、口栓本体4を嵌合固 定するための環状突起6や、口栓本体4の回り止めとして機能するローレット7 等が形成されている。また、口栓本体4は、有蓋円筒状をなし、その内周面には 、口部5の外周面の環状突起6と噛合う環状突起8や、口部5の外周面のローレ ット7と噛合うローレット9等が形成されている。
【0021】 口栓本体4の単体側面図(一部断面図)を図3に、下面図を図4に示している 。口栓本体4の上端面10は球面をなし、その中央部には、内容物を通すための細 孔11が形成されている。また、上端面10から滑らかに連続する円筒外側面12には 、雄ネジ13が形成されている。そして、雄ネジ13の螺旋の終端部(最下部)から 所定範囲の部分に、キャップ2の雌ネジ(後述する)が乗り上げるための突起14 を形成している。突起14の突出高さは、雄ネジ13の山の高さに比して低く、かつ 、キャップ2の雌ネジとのクリアランスがゼロもしくは圧着状態となる高さであ る。図示の例では、雄ネジ13は二条ネジであり、図4に示すように、各条の螺旋 の一端部に形成された突起14は、細孔11の軸線を中心として互いに対称の位置に ある。なお、図4には、便宜上、ローレット9を部分的にのみ示しているが、実 際には、ローレット9は口栓本体4の内周面の全体に設けられている。
【0022】 図5には、キャップ2の単体側面図(一部断面図)を、図6にはキャップ2の 下面図を、各々示している。キャップ2は、内周面15に、口栓本体4の雄ネジ13 と嵌合するための、雌ネジ16を有するスクリューキャップである。また、その中 心部には、口栓本体4の上端面10に形成された細孔11に嵌合して、細孔11を密閉 するための、針状突起17を設けている。針状突起17の径は1mmを越えない程に細 いものである。図示の例では、雌ネジ16は、雄ネジ13と同様に二条ネジである。 そして、キャップ2の雌ネジ16の螺旋端部は、キャップ2を口栓本体4に捩じ込 む際の、針状突起17が細孔11との嵌合を開始してから、図1に示す口栓本体4に キャップ2を完全に捩じ込んだ状態までの間は、雄ネジ13の突起14に乗り上げる 。
【0023】 図2には、雌ネジ16の螺旋の一端部が、雄ネジ13側に設けた突起14に乗り上げ 、これによってキャップ2が外方に押される状態を、拡大して示している。この とき、口栓本体4、キャップ2共に若干の弾性変形を生じ、突起14と雌ネジ16と は圧着状態となる。なお、前述のごとく、雄ネジ13、雌ネジ16共に二条ネジであ り、雄ネジ13の螺旋端部に形成された突起14は、細孔11を中心として互いに対称 の位置にあることから、キャップ2を口栓本体4に捩じ込む際に、これら二つの 突起14に雌ネジ16が乗り上げるタイミングは同時となる。したがって、キャップ 2の針状突起17は、細孔11に整合してから嵌合することになる。
【0024】 なお、チューブ状容器1からジェル状の内容物を搾り出し、肌へと塗付する際 には、チューブ状容器1を手で持ち、キャップ2を外す。続いて、口栓本体4の 上端面10を肌に当てながら、チューブ状容器1を適当な力で握ることにより、上 端面10の中央部の細孔11から、適量の内容物を搾り出す。そして、球面をなす上 端面10を肌へと擦り付けて、内容物を肌に塗付する。すなわち、口栓本体4の上 端面10は、細孔11から搾り出される内容物を塗付するための、塗付面として機能 し、上端面10は、内容物の塗付に必要なだけの面積を有する。
【0025】 上記構成をなす本考案の実施の形態から得られる作用効果は、以下の通りであ る。まず、口栓本体4の雄ネジ13の螺旋端部に形成された二つの突起14に、キャ ップ2の雌ネジ16が乗り上げることにより、口栓本体4に対するスクリューキャ ップ2のガタの発生原因となる、口栓本体4の円筒外側面12の雄ネジ13と、キャ ップ2の雌ネジ16との隙間を無くす。よって、口栓本体4に対するキャップ2の ガタは強制的に排除されることになる。しかも、細孔11を中心として互いに対称 の位置で、二つの突起14に二条の雌ネジ16が同時に乗り上げることから、円周方 向のバランスを確保しつつ、口栓本体4に対するキャップ2のガタを無くし、口 栓本体4の中心にキャップ2の中心を正確に合わせることができる。また、口栓 本体4に対するキャップ2の緩み止めを施すことにもなる。
【0026】 しかも、針状突起17が細孔11との嵌合の直前から、雄ネジ13の突起14にキャッ プ2の雌ネジ16が乗り上げ始め、図1に示す口栓本体4にキャップ2を完全に捩 じ込んだ状態まで、口栓本体4の上端面10の中央部に設けた細孔11に、キャップ 2の針状突起17を正確に位置決めし、細孔11の密閉を行うことができる。針状突 起17は、形状的に強度が低く、かかる位置決めが正確になされないと、上端面10 に当って破損し、密閉性を失う虞があるが、本考案の実施の形態によれば、針状 突起17は確実に細孔11に嵌合するので、細孔11の破損の虞はない。
【0027】 一方、針状突起17が細孔11と嵌合しない間は、雄ネジ13の突起14に、キャップ 2の雌ネジ16が乗り上げることはないので、キャップ2を口栓本体4にネジ嵌合 させる初期の段階における、捩じ込み作業に支障を来したり、雄ネジおよび雌ネ ジが短時間で摩耗する等の不具合は生じない。すなわち、突起14によるセンタリ ングは、必要な範囲でのみ行われるようになっている。
【0028】 また、本考案の実施の形態に係るチューブ状容器1の場合には、口栓本体4の 上端面10が、内容物の塗付に必要な面積を有し、内容物の塗付面として機能する ために、指等を用いることなく、それらの内容物を肌に塗付することが可能な、 取扱い性の高い容器とすることができる。しかしながら、口栓本体4の上端面10 が内容物の塗付に必要な面積を有することに伴い、口栓本体4の直径は、比較的 大径となる。この場合、上端面10の中央部に位置する細孔11と、口栓本体4の円 筒外側面12に形成した雄ネジ13との距離が拡大して、雄ネジ13とネジ嵌合するキ ャップ2の針状突起17の、細孔11に対する位置決め精度は、低下し易くなる。し かしながら、本考案の実施の形態によれば、上述の、雄ネジ13の突起14に雌ネジ 16が乗り上げることで、口栓本体4に対するキャップ2のセンタリングを行うセ ンタリング手段を有することにより、かかる位置決め精度の低下を防ぎ、細孔11 の密閉を確実に行うことができる。
【0029】 なお、図示は省略するが、口栓本体4に対するキャップ2のセンタリング手段 を構成する突起14を、雄ネジ13の螺旋の一端部に代えて、キャップ2の雌ネジ16 の所定部分に設けることとしても良い。また、口栓本体4の雄ネジ13と、キャッ プ2の雌ネジ16との、双方に設けることとしてもよい。双方に設ける場合には、 さらに、口栓本体4の突起の高さとキャップ2の突起の高さとの合計を、突起14 と同じ高さとし、上記と同様のセンタリング機能を持たせることができる。
【0030】 また、雄ネジ13、雌ネジ16をさらに多条のネジとすることも可能であり、この 場合には、円周方向のさらに複数の位置で、口栓本体4に対するキャップ2のガ タを無くし、センタリング機能をより高めることができる。
【0031】 さらに、口栓本体4に対するキャップ2のセンタリング手段を構成するための 突起14を、口栓本体4の、雄ネジ13から離間した適当な位置に設け、かかる突起 をキャップ2の内周面15に直接的に当接させることとしても良く、また、当該突 起をキャップ2の、雌ネジ16から離間した適当な位置に設け、かかる突起を口栓 本体4の円筒外側面12に直接的に当接させることとしても良い。これらの場合に は、雄ネジ13、雌ネジ16のネジ嵌合の障害とならない位置、形状の突起を設ける ことが必要となるが、雄ネジ13、雌ネジ16を一条ネジとした場合にも、容易に適 用することができるという利点がある。
【0032】 また、チューブ状容器1に代えて、他の搾り出し機構を供える容器に、本考案 の実施の形態に係る口栓本体4およびキャップ2を用いる場合にも、同様の作用 効果を得ることができる。
【0033】
【考案の効果】
本考案はこのように構成したので、以下のような効果を有する。まず、本考案 の請求項1に係る容器の口栓構造によれば、ジェル状の制汗剤や消臭剤等を封入 し、かつ、肌への塗付を容易にするに適した容器において、口栓本体をキャップ で覆う際の、密閉性を高めることが可能となる。また、本考案に係る容器は、医 薬品や医薬部外品を内容物とする容器に限らず、塗料、糊、調味料等、流動性の ある内容物を必容量だけ搾り出し、被塗付面に擦り付けて、前記内容物の塗付を 行うことが可能な容器の口栓構造において、同様の効果を得ることができる。
【0034】 また、本考案の請求項2に係る容器の口栓構造によれば、前記スクリューキャ ップの針状突起が前記口栓本体の細孔と嵌合する間、前記口栓本体の中心に前記 スクリューキャップの中心を正確に合わせ、前記口栓本体の、端面中央部に設け た細孔に、前記スクリューキャップの針状突起を正確に位置決めして、前記細孔 の密閉を行うことができる。
【0035】 また、本考案の請求項3に係る容器の口栓構造によれば、前記口栓本体の円筒 外側面の雄ネジに設けた突起に、前記スクリューキャップの雌ネジが乗り上げる ことにより、前記スクリューキャップの針状突起が前記口栓本体の細孔と嵌合す る間、前記口栓本体の中心に前記スクリューキャップの中心を正確に合わせ、前 記口栓本体の、端面中央部に設けた細孔に、前記スクリューキャップの針状突起 を正確に位置決めして、前記細孔の密閉を行うことができる。
【0036】 また、本考案の請求項4に係る容器の口栓構造によれば、前記スクリューキャ ップの雌ネジに設けた突起が、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジへと乗り上げ ることにより、前記スクリューキャップの針状突起が前記口栓本体の細孔と嵌合 する間、前記口栓本体の中心に前記スクリューキャップの中心を正確に合わせ、 前記口栓本体の、端面中央部に設けた細孔に、前記スクリューキャップの針状突 起を正確に位置決めして、前記細孔の密閉を行うことができる。前記スクリュー キャップの雌ネジの突起と、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジの突起の双方に よっても、同様の効果を得ることができる。
【0037】 また、本考案の請求項5に係る容器の口栓構造によれば、各条毎に、前記口栓 本体の円筒外側面の雄ネジと、前記スクリューキャップの雌ネジとの隙間を無く すことで、前記スクリューキャップの針状突起が前記口栓本体の細孔と嵌合する 間、前記口栓本体の中心に前記スクリューキャップの中心を正確に合わせ、前記 口栓本体の、端面中央部に設けた細孔に、前記スクリューキャップの針状突起を 正確に位置決めして、前記細孔の密閉を行うことができる。
【0038】 また、本考案の請求項6に係る容器の口栓構造によれば、指等を用いることな く、内容物を肌に塗付することが可能な、取扱い性の高い容器としつつ、前記ス クリューキャップの針状突起が前記口栓本体の細孔と嵌合する間、前記口栓本体 の中心に前記スクリューキャップの中心を正確に合わせ、前記口栓本体の、端面 中央部に設けた細孔に、前記スクリューキャップの針状突起を正確に位置決めし て、前記細孔の密閉を行うことができる。
【0039】 また、本考案の請求項7に係る容器の口栓構造によれば、チューブ状の容器に おいて、前記スクリューキャップの針状突起が前記口栓本体の細孔と嵌合する間 、前記口栓本体の中心に前記スクリューキャップの中心を正確に合わせ、前記口 栓本体の、端面中央部に設けた細孔に、前記スクリューキャップの針状突起を正 確に位置決めして、前記細孔の密閉を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るチューブ状容器に、
キャップを嵌め込んだ状態を示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大図であり、雌ネジ螺旋の一端部
に、雄ネジの突起が乗り上げた状態を示すものである。
【図3】口栓本体を、一部断面で示した側面図である。
【図4】口栓本体の下面図である。
【図5】キャップを、一部断面で示した側面図である。
【図6】キャップの下面図である。
【符号の説明】
1 チューブ状容器 2 キャップ 3 容器本体 4 口栓本体 5 開口 10 上端面 11 細孔 12 円筒外側面 13 雄ネジ 14 突起 15 内周面 16 雌ネジ 17 針状突起

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に突出させてその端面中央部に内
    容物を通す細孔を設けた、容器に嵌合する口栓本体の、
    円筒外側面に雄ネジを形成し、口栓本体の該雄ネジと係
    合するスクリューキャップに、前記細孔と嵌合密閉する
    針状突起を設け、前記スクリューキャップのセンタリン
    グ手段を、前記口栓本体または前記スクリューキャップ
    の少なくとも一方に設けたことを特徴とする容器の口栓
    構造。
  2. 【請求項2】 前記スクリューキャップのセンタリング
    手段は、前記針状突起が前記細孔と嵌合する間に、前記
    口栓本体の円筒外側面の雄ネジまたは前記スクリューキ
    ャップの雌ネジが乗り上げる、口栓本体またはキャップ
    のいずれかに円周方向のバランスを考慮して設けた、突
    起である、請求項1記載の容器の口栓構造。
  3. 【請求項3】 前記口栓本体の雄ネジの終端付近に、前
    記スクリューキャップの雌ネジが乗り上げる突起をネジ
    より低い高さで設けたことを特徴とする請求項2記載の
    容器の口栓構造。
  4. 【請求項4】 前記スクリューキャップの雌ネジの終端
    付近に、前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジへと乗り上
    げる突起をネジより低い高さで設けたことを特徴とする
    請求項2または3記載の容器の口栓構造。
  5. 【請求項5】 前記口栓本体の円筒外側面の雄ネジと、
    前記スクリューキャップの雌ネジは、多条ネジであるこ
    とを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の容
    器の口栓構造。
  6. 【請求項6】 前記口栓本体の端面は、前記細孔から搾
    り出される内容物の塗付に必要な面積を有する塗付面を
    形成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1
    項記載の容器の口栓構造。
  7. 【請求項7】 前記口栓本体に嵌合する前記容器をチュ
    ーブ状容器としたことを特徴とする請求項1から6のい
    ずれか1項記載の容器の口栓構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013063786A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Toyo Seikan Kaisha Ltd 複合キャップ

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