JP3080538U - バッテリ柱形端子のクイックコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ柱形端子のクイックコネクタの提
供。 【解決手段】 バッテリ柱形端子のクイックコネクタ
は、上板の中央に中央開孔が形成された絶縁保持キャッ
プと、該絶縁保持キャップの上板底面に位置決めされた
円形金属板と、間隔を以て環状に配置された複数の金属
接触片とを具えている。該複数の金属接触片は、該円形
金属板の周縁より下向きに延伸された端子接触部と該端
子接触部の底端より延伸された外向き折り曲げ部とを具
えている。円形金属板の上面に固着された電線連接部が
絶縁保持キャップの中央開孔より突出して電線の金属端
部と連接し、並びに絶縁カバーが電線連接部外周に套設
されている。好ましくは、金属接触片の内側接触面に複
数の凸紋が形成される。このほか、金属接触片の端子接
触部の上端に先に傾斜部を形成可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のバッテリ端子のコネクタの構造に係り、特に、電線をバッテリ の金属端子に連接するバッテリ柱形端子のクイックコネクタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

バッテリは自動車やオートバイ、船舶、電動車、不断電システム、携帯式電器 設備等の各種領域において広く使用されている。一般に市販されている鉛酸バッ テリ（Ｐｂ−Ａｃｉｄ Ｂａｔｔｅｒｙ）は、そのプラスマイナス端子が柱形及 びＬ形の二種類の構造形態に分けられ、そのうち柱形端子は、比較的大容量のバ ッテリに主に使用され、Ｌ形端子は比較的小容量のバッテリに主に使用されてい る。

【０００３】 図１は、周知の鉛酸バッテリ１の本体上面に二つの柱形端子２、３を配置した 斜視図である。このバッテリ１の二つの柱形端子２、３はバッテリ上面の対角位 置に配置されて、それぞれが該バッテリのプラスマイナス極出力端とされている 。

【０００４】 バッテリの製造過程では、酸化鉛粉（Ｌｅａｄ Ｏｘｉｄｅ）と硫酸（Ｈ₂ Ｓ Ｏ₄ ）を混練してなるペーストを均一にバッテリグリッドに塗布し、キュアリン グのステップの後、該グリッドをバッテリケース内に取り付け、並びに二つの端 子を延伸する。バッテリ極板バッテリケースの組み立て完成後は、いずれもフォ ーメイションのステップを必要とし、こうして市販される製品となる。いわゆる フォーメーションでは、該バッテリの二つの端子にそれぞれ一つの電線を連接し 、並びに適当なバッテリ、電圧、時間、酸液比重などの制御条件下で、バッテリ 内の極板上のペーストを電気化学変換により、バッテリのプラス極とマイナス極 となす。

【０００５】 周知の技術中、該バッテリの端子と電線を連接させるためには、一般には金属 スリーブリング（図示せず）を該柱形端子に套設して保持させ、さらにボルトで 該金属スリーブリングを締めつけて固定する。もう一種類の周知の技術では、鰐 クリップ４で該柱形端子２、３を挟持して、プラスマイナスの２本の電線５をそ れぞれ柱形端子２、３に連接する。

【０００６】 前述のバッテリのフォーメーションのステップで、バッテリ端子を電線に連接 するほかに、多くの場合（例えばバッテリの充電、放電、測定など）に、電線の 連接が必要とされる。

【０００７】 しかし、このような周知の金属スリーブリングにより電線を連接する技術では 、相当多くの作業時間がボルトの締めつけに消費され、製造メーカーの実際の要 求に符合しなかった。もし鰐クリップによる挟持の方式を採用すると、この鰐ク リップは尖鋭な歯端を有し、且つ強力な弾性挟持力を有し、ゆえに挟持作業中で 、バッテリ端子の金属表面を損傷しやすく、バッテリメーカーにとっては、製品 に不良品を形成しやいという問題を有していた。さらに、電線に電流を流す時、 電流経路が鰐クリップの尖鋭の歯端部分に集中し、ゆえに導電機能は不良である 。操作方面にあって、該鰐クリップによる挟持の方式を使用すると、伝統的なボ ルトで締める連接方式よりは多くの作業時間を節約できるが、有効に作業時間を 短縮できるというわけではなく、特に、バッテリメーカーにあっては、フォーメ ーションルームでバッテリフォーメーション作業を行う時、一回に連接するバッ テリ数量が大きいために、大量の人力コストを消費した。このほか、操作員がこ の鰐クリップによる挟持作業を行う時、鰐クリップの導電部分に誤触する恐れが あり、安全方面でも欠点を有していた。

【０００８】 このため、もし柱形バッテリ端子に適合使用されるクイックコネクタの構造が あれば、バッテリ産業方面で、相当大きな産業上の利用価値を有する。

【０００９】

【考案が解決しようとする課題】 本考案の主要な目的は、一種の、電線を速やかにバッテリ柱形端子に套設でき るクイックコネクタを提供し、このクイックコネクタを操作して套設作業を行う 時、ただ簡単な嵌合動作により、速やかに電線と該バッテリ柱形端子間の連接を 完成でき、大幅に操作員の作業時間を減らせるようにすることにある。

【００１０】 本考案のもう一つの目的は、一種の、導電効果が良好のバッテリ柱形端子コネ クタ構造を提供し、このコネクタをバッテリ柱形端子に套設する時、該コネクタ の環状接触面が有効に緊密にバッテリ柱形端子の金属部分に接触し、バッテリ柱 形端子と電線間の良好な導電効果を達成できるようにすることにある。

【００１１】 本考案の別の一つの目的は、電線の連接作業時に、バッテリ柱形端子表面を損 傷させないバッテリ柱形端子コネクタ構造を提供し、このコネクタの端子接触面 に尖鋭の歯端がなく、良好な導電効果を達成できるほか、柱形端子表面を損傷す る問題を発生しないようにすることにある。

【００１２】 本考案のまた別の一つの目的は、電気安全性の比較的高いバッテリ柱形端子コ ネクタ構造を提供し、このコネクタを使用して電力連接作業を行う時に、操作員 が導電部分に誤触するのを防止し、且つ套設時に有効にアーク現象を防止でき、 こうして有効に、伝統的な鰐クリップの尖鋭の歯端接触不良時にもたらされうる アークにより引き起こされる危険或いは端子の損壊を防止できるようにすること にある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、電線をバッテリの柱形端子に連接するためのバッテリ柱形 端子のクイックコネクタにおいて、 絶縁保持キャップとされ、一つの円形の上板と、該上板の周縁より下向きに延 伸された一つの環壁を具え、該絶縁保持キャップの底部が一つの開口である構造 とされ、該上板の中央位置に一つの中央開孔を有する、上記絶縁保持キャップと 、 円形金属板とされ、該絶縁保持キャップの上板の底面に位置決めされた、上記 円形金属板と、 間隔を置いて環状配列された複数の金属接触片とされ、該円形金属板の周縁よ りほぼ垂直下向きに、並びに該絶縁保持キャップの内側壁面に接近して下向きに 延伸された、上記複数の金属接触片と、 電源連接部とされ、該円形金属板の上面に固定され、並びに該絶縁保持キャッ プの中央開孔より突出して電線の端部がハンダ付けされた、上記電源連接部と、 を具え、該クイックコネクタをバッテリ柱形端子に套設する時、該絶縁保持キ ャップがバッテリ柱形端子に套設され、環状に配列された各金属接触片の内側壁 面がちょうど該バッテリ柱形端子の表面に接触し、且つ該バッテリ柱形端子の上 面が円形金属板の底面に当接することを特徴とする、バッテリ柱形端子のクイッ クコネクタとしている。 請求項２の考案は、前記絶縁保持キャップの環壁の構造が、円形の上板から底 部の開口まで直径が漸増する構造とされたことを特徴とする、請求項１に記載の バッテリ柱形端子のクイックコネクタとしている。 請求項３の考案は、前記絶縁保持キャップの底縁内側がさらに水平に延伸され て、内向き方向の内環縁が設けられ、各金属接触片の底端がちょうど該内環縁に 当接することを特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形端子のクイックコネ クタとしている。 請求項４の考案は、前記金属接触片それぞれが、円形金属板の周縁より下向き に延伸された端子接触部と、該端子接触部の底端より延伸された外向き折り曲げ 部とを具えたことを特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形端子のクイック コネクタとしている。 請求項５の考案は、前記金属接触片それぞれが、円形金属板の周縁より下向き 並びに外向きに傾斜するよう延伸された傾斜部と、該傾斜部の底端より下向きに 延伸された端子接触部と、該端子接触部の底端より延伸された外向き折り曲げ部 とを具えたことを特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形端子のクイックコ ネクタとしている。 請求項６の考案は、前記電源連接部の周環に一つの絶縁カバーが套設されたこ とを特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形端子のクイックコネクタとして いる。 請求項７の考案は、前記金属接触片それぞれの内側壁面に複数の凸紋が設けら れて、該金属接触片がバッテリ柱形端子に套設された時に該バッテリ柱形端子の 表面と接触することを特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形端子のクイッ クコネクタとしている。

【００１４】

【考案の実施の形態】

上述の目的を達成するため、本考案の好ましい実施例において、このバッテリ 柱形端子のクイックコネクタは、上板の中央に中央開孔が形成された絶縁保持キ ャップと、該絶縁保持キャップの上板底面に位置決めされた円形金属板と、該円 形金属板の周縁が下向きに延伸されて形成された一つの端子接触部と該端子接触 部の底端が延伸されて形成された外向き折り曲げ部とを具えた複数の金属接触片 とを具えている。該外向き折り曲げ部がちょうど該絶縁保持キャップの底縁内側 より延伸された内環縁上に当接して、該金属接触片が絶縁保持キャップ内より脱 落防止されている。

【００１５】 該円形金属板の上面の、該絶縁保持キャップ上板の中央開孔に対応する位置に 、電線連接部が固定されている。且つ該電線連接部が該中央開孔より突出し、電 線の端部がハンダ付けされる。該電線連接部の周囲にさらに一つの絶縁カバーが 套設されて、使用時の電気安全性を増加している。クイックコネクタがバッテリ 柱形端子上に套設される時、該絶縁保持キャップがバッテリ柱形端子に套設され てそれを保持し、環状に配列された各金属接触片の内側壁面がちょうど該バッテ リ柱形端子の表面に接触し、且つ、該バッテリ柱形端子の上面が円形金属板の底 面に当接し、電流が順調に電線に伝導される。

【００１６】 このほか、数個の、間隔を以て配列された金属接触片は、円形金属板の周縁が 外向きに傾斜延伸されて形成された傾斜部と、該傾斜部の底端が下向きに延伸さ れてなる端子接触部と、該端子接触部の底端が延伸されてなる外向き折り曲げ部 とを具えた形態とされうる。好ましくは、各一つの金属接触片の内側壁面にさら に複数の凸紋が形成されて、バッテリ柱形端子との接触がさらに緊密とされる。

【００１７】

【実施例】

図２は本考案のクイックコネクタとそれが套設され挟持するバッテリ柱形端子 の斜視図である。本考案はクイックコネクタ６を、図１に示される鰐クリップ４ の代わりに採用する。また図３、図４及び図５に示されるように、本考案のバッ テリ柱形端子のクイックコネクタ６は、絶縁保持キャップ６１を具え、該絶縁保 持キャップ６１は、円形の上板を具えると共に、該円形の上板の周縁より下向き に延伸された環壁を具え、並びに該絶縁保持キャップ６１の底部が開口を呈する 構造とされる。該環壁は円形の上板より底部開口まで漸増する直径を具え、且つ 該円形の上板の中央位置に一つの中央開孔６２が形成されている。

【００１８】 一つの円形金属板７１が、該絶縁保持キャップ６１の上板の底面に位置決めさ れている。複数の、環状に間隔配列された金属接触片７が絶縁保持キャップ６１ の環壁内側に設けられて、バッテリ柱形端子と接触する。各一つの金属接触片７ はいずれも円形金属板７１の周縁よりほぼ垂直下向きの方向に延伸され、円形金 属板７１の周縁より下向きに延伸された端子接触部７ｂと、該端子接触部７ｂの 底端より延伸された外向き折り曲げ部７ａとを具え、該絶縁保持キャップ６１の 環壁底縁内側がさらに水平に延伸されて内向き方向の内環縁６３が設けられ、且 つ各金属接触片７の外向き折り曲げ部７ａの底端がちょうど該内環縁６３に当接 し、金属接触片７の絶縁保持キャップ６１内からの脱落を防止している。

【００１９】 図５に示されるように、該円形金属板７１の上面の、該絶縁保持キャップ６１ の上板の中央開孔６２部分に対応し、リベット７３で電源連接部７２が固定され ている。該電源連接部７２は上向きに該絶縁保持キャップ６１の上板の中央開孔 ６２より突出し、一つの電線の端部５１にハンダ付けされる。このほか、該電源 連接部７２の周囲に一つの絶縁カバー６４が套設されて、漏電を防止し、電気的 な安全を確保する。

【００２０】 本考案のクイックコネクタ６はバッテリ柱形端子２、３に套設される時、該絶 縁保持キャップ６１がちょうどバッテリ柱形端子２、３の周囲に套設され、環状 に配列された各金属接触片７の内側壁がちょうど該バッテリ柱形端子２、３の表 面に接触し、且つ該バッテリ柱形端子２、３の上面がちょうど円形金属板７１の 底面に当接する。この時、電流はバッテリ柱形端子２、３より円形金属板７１及 び環状に配列された金属接触片７を通り電源連接部７２に流れ、さらに電源５の 端部５１に伝えられ、電線５より入力或いは出力される。

【００２１】 さらに、図６に示されるように、各一つの金属接触片７の端子接触部７ｂの内 側壁面にさらに複数の凸紋８が形成されて、金属接触片７がバッテリ柱形端子２ 、３に接触する時、該バッテリ柱形端子２、３の表面とさらに緊密に接触するこ とができる。

【００２２】 図７は本考案中の環状に配列された金属接触片７のもう一つの実施例の断面図 である。この実施例では、各一つの金属接触片７が、円形金属板７１の周縁より 下向きに延伸され並びに外向きに傾斜して延伸された傾斜部７ｃと、該傾斜部７ ｃの底端より下向きに延伸された端子接触部７ｂと、該端子接触部７ｂの底端よ り延伸された外向き折り曲げ部７ａとを具えている。同様に、各一つの端子接触 部７ｂの内側壁面にさらに複数の凸紋８が形成されて、金属接触片７が該バッテ リ柱形端子２、３の表面とさらに緊密に接触する。

【００２３】 総合すると、本考案の提供するバッテリ柱形端子のクイックコネクタは確実に 産業上の利用価値を有し、並びに予期された効果を発揮することができ、且つ本 考案はその出願前にそれと同じ或いは類似の技術が公開されておらず、新規性の 要件に符合する。

【００２４】 以上は本考案の好ましい実施例の説明であって、本考案の請求範囲を限定する ものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考 案の請求範囲に属するものとする。

【００２５】

【考案の効果】

本考案は、電線を速やかにバッテリ柱形端子に套設できるクイックコネクタを 提供し、このクイックコネクタを操作して套設作業を行う時、ただ簡単な嵌合動 作により、速やかに電線と該バッテリ柱形端子間の連接を完成でき、大幅に操作 員の作業時間を減らせるようにしている。

【００２６】 本考案は、導電効果が良好のバッテリ柱形端子コネクタ構造を提供し、このコ ネクタをバッテリ柱形端子に套設する時、該コネクタの環状接触面が有効に緊密 にバッテリ柱形端子の金属部分に接触し、バッテリ柱形端子と電線間の良好な導 電効果を達成できるようにしている。

【００２７】 本考案はまた、電線の連接作業時に、バッテリ柱形端子表面を損傷させないバ ッテリ柱形端子コネクタ構造を提供し、このコネクタの端子接触面に尖鋭の歯端 がなく、良好な導電効果を達成できるほか、柱形端子表面を損傷する問題を発生 しないようにしている。

【００２８】 本考案はさらに、電気安全性の比較的高いバッテリ柱形端子コネクタ構造を提 供し、このコネクタを使用して電力連接作業を行う時に、操作員が導電部分に誤 触するのを防止し、且つ套設時に有効にアーク現象を防止でき、こうして有効に 、伝統的な鰐クリップの尖鋭の歯端接触不良時にもたらされうるアークにより引 き起こされる危険或いは端子の損壊を防止できるようにしている。

【図面の簡単な説明】

【図１】バッテリ上面に二つの柱形金属端子が配置さ
れ、且つ周知の鰐クリップでこの柱形バッテリ端子を挟
持する時の斜視図である。

【図２】本考案のクイックコネクタのバッテリ柱形端子
への套設を示す斜視図である。

【図３】本考案のコネクタの拡大立体図である。

【図４】本考案の金属接触片の局部断面図である。

【図５】図３中のＡ−Ａ断面図である。

【図６】本考案の金属接触片の内側接触面に複数の凸紋
を設けた局部立体図である。

【図７】本考案のもう一つの実施例の断面図である。

【符号の説明】

１ バッテリ ２、３ バッテリ柱形端子 ４ 鰐クリップ ５ 電線 ５１ 電線の端部 ６ クイックコネクタ ６１ 絶縁保持キャップ ６２ 中央開孔 ６３ 内環縁 ６４ 絶縁カバー ７ 金属接触片 ７１ 円形金属板 ７２ 電源連接部 ７３ リベット ７ａ 外向き折り曲げ部 ７ｂ 端子接触部 ７ｃ 傾斜部 ８ 凸紋

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電線をバッテリの柱形端子に連接するた
   めのバッテリ柱形端子のクイックコネクタにおいて、 絶縁保持キャップとされ、一つの円形の上板と、該上板
   の周縁より下向きに延伸された一つの環壁を具え、該絶
   縁保持キャップの底部が一つの開口である構造とされ、
   該上板の中央位置に一つの中央開孔を有する、上記絶縁
   保持キャップと、 円形金属板とされ、該絶縁保持キャップの上板の底面に
   位置決めされた、上記円形金属板と、 間隔を置いて環状配列された複数の金属接触片とされ、
   該円形金属板の周縁よりほぼ垂直下向きに、並びに該絶
   縁保持キャップの内側壁面に接近して下向きに延伸され
   た、上記複数の金属接触片と、 電源連接部とされ、該円形金属板の上面に固定され、並
   びに該絶縁保持キャップの中央開孔より突出して電線の
   端部がハンダ付けされた、上記電源連接部と、 を具え、該クイックコネクタをバッテリ柱形端子に套設
   する時、該絶縁保持キャップがバッテリ柱形端子に套設
   され、環状に配列された各金属接触片の内側壁面がちょ
   うど該バッテリ柱形端子の表面に接触し、且つ該バッテ
   リ柱形端子の上面が円形金属板の底面に当接することを
   特徴とする、バッテリ柱形端子のクイックコネクタ。
2. 【請求項２】 前記絶縁保持キャップの環壁の構造が、
   円形の上板から底部の開口まで直径が漸増する構造とさ
   れたことを特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形
   端子のクイックコネクタ。
3. 【請求項３】 前記絶縁保持キャップの底縁内側がさら
   に水平に延伸されて、内向き方向の内環縁が設けられ、
   各金属接触片の底端がちょうど該内環縁に当接すること
   を特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形端子のク
   イックコネクタ。
4. 【請求項４】 前記金属接触片それぞれが、円形金属板
   の周縁より下向きに延伸された端子接触部と、該端子接
   触部の底端より延伸された外向き折り曲げ部とを具えた
   ことを特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形端子
   のクイックコネクタ。
5. 【請求項５】 前記金属接触片それぞれが、円形金属板
   の周縁より下向き並びに外向きに傾斜するよう延伸され
   た傾斜部と、該傾斜部の底端より下向きに延伸された端
   子接触部と、該端子接触部の底端より延伸された外向き
   折り曲げ部とを具えたことを特徴とする、請求項１に記
   載のバッテリ柱形端子のクイックコネクタ。
6. 【請求項６】 前記電源連接部の周環に一つの絶縁カバ
   ーが套設されたことを特徴とする、請求項１に記載のバ
   ッテリ柱形端子のクイックコネクタ。
7. 【請求項７】 前記金属接触片それぞれの内側壁面に複
   数の凸紋が設けられて、該金属接触片がバッテリ柱形端
   子に套設された時に該バッテリ柱形端子の表面と接触す
   ることを特徴とする、請求項１に記載のバッテリ柱形端
   子のクイックコネクタ。