JP3080000B2 - 情報処理装置および記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置および記憶媒体

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JP3080000B2
JP3080000B2 JP08123278A JP12327896A JP3080000B2 JP 3080000 B2 JP3080000 B2 JP 3080000B2 JP 08123278 A JP08123278 A JP 08123278A JP 12327896 A JP12327896 A JP 12327896A JP 3080000 B2 JP3080000 B2 JP 3080000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータなどの情報処理装置、およびその情報処理装置を
動作させるためのプログラムを格納した記憶媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータにファク
シミリモデムを内蔵したりファクシミリ装置を接続した
りして、パーソナルコンピュータによりファクシミリ通
信を行うことが普及しつつある。
【0003】このような場合、テキストデータをビット
マップデータに変換するなどのデータ変換を行うFAX
ドライバと呼ばれるソフトウェア、通信履歴を管理およ
び表示するログマネージャと呼ばれるソフトウェア、お
よびパーソナルコンピュータとファクシミリ装置あるい
はモデムとの間のデータの送受を管理するステータスモ
ニタと呼ばれるソフトウェアなどが用いられ、ファクシ
ミリ送信の正常終了、異常終了、未送信などの処理状況
は、ログマネージャにより管理されるログファイルに記
録される。そして、このログファイルは実際にはパーソ
ナルコンピュータに内蔵されたハードディスクに記憶さ
れている。
【0004】したがって、未送信の状態でステータスモ
ニタを終了させた場合、その後に使用者がステータスモ
ニタを起動させたときに、ファクシミリ送信が自動的に
開始される。
【0005】たとえば、ある使用者がタイマ送信をセッ
トしておいたにも拘らず、他の使用者がステータスモニ
タを終了させてパーソナルコンピュータの電源をオフに
してしまい、送信時刻に送信できなかった場合を想定す
ると、後に使用者が別のファクシミリデータを送信しよ
うとしてパーソナルコンピュータの電源をオンし、ワー
プロソフトやステータスモニタを起動させたときに、送
信時刻の経過した未送信のファクシミリデータが存在し
ていることがログファイルに記録されているので、ステ
ータスモニタがファクシミリ送信を自動的に開始してし
まい、使用者の意に反したファクシミリ送信が実行され
てしまう。
【0006】また、プリントの処理状況をログファイル
に記録して管理する場合にも、同様の問題が生じる。
【0007】そこで、ステータスモニタの起動時に、ロ
グファイルに処理状況が未送信のものが含まれていれ
ば、それを保留に変更し、また、未プリントのものが含
まれていれば、それを削除することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステー
タスモニタの起動時に上記のような処理を実行すると、
使用者が新たなファクシミリ送信あるいはプリントを行
うためにステータスモニタを起動したときに、新たなフ
ァクシミリ送信あるいはプリントを行うためのログファ
イルの内容が変更あるいは削除され、新たなファクシミ
リ送信あるいはプリントが実行されない恐れが生じると
いう問題があった。
【0009】たとえば、使用者がワードプロセッサのア
プリケーションソフトウェアを起動させて文書を作成
し、それをファクシミリ送信するためにFAXドライバ
を指定すると、そのFAXドライバが起動し、そのFA
Xドライバによりステータスモニタが起動させられる。
そして、ステータスモニタは、ファクシミリ送信のため
の情報をログファイルに未送信として登録し、また、上
記のようにログファイル中の未送信を保留に書き換え
る。このため、ログファイルに未送信として登録する処
理がログファイル中の未送信を保留に書き換える処理よ
りも先に実行された場合、未送信として登録したものが
即座に保留に書換えられてしまう結果となり、ファクシ
ミリ送信されないことになってしまう。
【0010】また、プリントの場合も同様の状況であ
り、ログファイルへの登録内容が即座に削除されてしま
う結果となる。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、ステータスモニタの起動時にログファイル
中に未処理のものが存在していても、確実に新たなファ
クシミリ送信やプリントなどの処理を行える情報処理装
置、およびそのためのプログラムを格納した記憶媒体を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の情報処理装置は、周辺装
置に接続され、その周辺装置で処理すべきデータをその
処理すべき履歴と共に記憶し、この履歴にしたがって該
データを周辺装置に送って該データを処理させる情報処
理装置であって、周辺装置で処理すべきデータを記憶す
るデータ記憶手段と、履歴としての、データ記憶手段に
記憶されているデータの処理内容および処理状況を記憶
する処理記憶手段と、処理記憶手段に記憶されている処
理内容および処理状況を参照して、データ記憶手段に記
憶されている未処理のデータを適切な時期に処理するデ
ータ処理手段と、データ処理手段の動作を強制的に終了
させる強制終了手段と、データ処理手段の起動時に、処
理記憶手段に記憶されている処理状況を検索して、処理
状況が未処理であるものが存在すれば、それをキャンセ
ルするキャンセル手段と、使用者による処理指示に基づ
いてデータ処理手段が起動したときに、キャンセル手段
によるキャンセル処理が実行された後に、使用者による
処理指示の内容を処理記憶手段に未処理として記憶させ
る登録手段とを備えている。
【0013】この情報処理装置によれば、登録手段が、
使用者による処理指示に基づいてデータ処理手段が起動
したときに、キャンセル手段によるキャンセル処理が実
行された後に、使用者による処理指示の内容を処理記憶
手段に未処理として記憶させるので、新たに登録された
処理がキャンセルされることがなく、ステータスモニタ
の起動時にログファイル中に未処理のものが存在してい
ても、確実に新たなファクシミリ送信やプリントなどの
処理を行える。
【0014】データ記憶手段および処理記憶手段は、た
とえばハードディスクにより実現される。データ処理手
段、キャンセル手段、および登録手段は、所定のプログ
ラムにより動作するプロセサにより実現される。キャン
セルの具体的内容は、処理状況を保留に変更するとか、
その件に関するデータ記憶手段および処理記憶手段の内
容を削除するとかが考えられる。
【0015】また、請求項2に記載した発明の情報処理
装置は、請求項1記載の情報処理装置であって、処理状
況は、ファクシミリ送信の未送信と保留とを含み、キャ
ンセル手段は、データ処理手段の起動時に、処理状況が
未送信であるものが存在すれば、その処理状況を保留に
変更し、登録手段は、使用者によるファクシミリ送信指
示に基づいてデータ処理手段が起動したときに、キャン
セル手段による処理状況の変更後に、使用者によるファ
クシミリ送信指示の内容を処理記憶手段に未送信として
記憶させるものである。
【0016】この情報処理装置によれば、登録手段が、
使用者によるファクシミリ送信指示に基づいてデータ処
理手段が起動したときに、キャンセル手段による保留へ
の書換え処理が実行された後に、使用者によるファクシ
ミリ送信指示の内容を処理記憶手段に未処理として記憶
させるので、新たに未処理として登録されたファクシミ
リ送信が保留に書換えられることがなく、ステータスモ
ニタの起動時にログファイル中に未送信のものが存在し
ていても、確実に新たなファクシミリ送信を行える。
【0017】更に、請求項3に記載した発明の情報処理
装置は、請求項1記載の情報処理装置であって、処理状
況は、プリントの実行済と未プリントとを含み、キャン
セル手段は、データ処理手段の起動時に、処理状況が未
プリントであるものが存在すれば、それに関する処理記
憶手段およびデータ記憶手段の記憶内容を消去し、登録
手段は、使用者によるプリント指示に基づいてデータ処
理手段が起動したときに、キャンセル手段による記憶内
容の消去後に、使用者によるプリント指示の内容を処理
記憶手段に未プリントとして記憶させるものである。
【0018】この情報処理装置によれば、登録手段が、
使用者によるプリント指示に基づいてデータ処理手段が
起動したときに、キャンセル手段による処理記憶手段お
よびデータ記憶手段の記憶内容の削除が実行された後
に、使用者によるプリント指示の内容を処理記憶手段に
未処理として記憶させるので、新たに登録されたプリン
ト指示の内容が削除されることがなく、ステータスモニ
タの起動時にログファイル中に未プリントのものが存在
していても、確実に新たなプリントを行える。
【0019】また、請求項4に記載した発明の記憶媒体
は、周辺装置に接続され、その周辺装置で処理すべきデ
ータをその処理すべき履歴と共に記憶し、この履歴にし
たがって該データを周辺装置に送って該データを処理さ
せる情報処理装置に供され、周辺装置の機能を実現する
よう処理するプログラムを記憶した記憶媒体であって、
周辺装置で処理すべきデータを記憶するデータ記憶手段
に記憶されているデータの、履歴としての処理内容およ
び処理状況を記憶する処理記憶手段に記憶されている処
理内容および処理状況を参照して、データ記憶手段に記
憶されている未処理のデータを適切な時期に処理するデ
ータ処理プログラムと、データ処理プログラムの動作を
強制的に終了させる強制終了プログラムと、データ処理
手段の起動時に、処理記憶手段に記憶されている処理状
況を検索して、処理状況が未処理であるものが存在すれ
ば、それをキャンセルするキャンセルプログラムと、使
用者による処理指示に基づいてデータ処理手段が起動し
たときに、キャンセル手段によるキャンセル処理が実行
された後に、使用者による処理指示の内容を処理記憶手
段に未処理として記憶させる登録プログラムとを含むプ
ログラムを格納しているものである。
【0020】この記憶媒体によれば、その内容をパーソ
ナルコンピュータなどにインストールすることにより、
請求項1記載の情報処理装置を実現できる。
【0021】記憶媒体としては、フレキシブルディスク
が考えられるが、これに限るものではなく、たとえばC
D−ROMなどであってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0023】図1は、本発明に係る情報処理装置の一例
としてのパーソナルコンピュータに周辺装置を接続した
状態の回路ブロック図である。パーソナルコンピュータ
1は、いわゆるマルチウインドウを用いたGUIを採用
しており、複数のアプリケーションソフトウェアを同時
に起動させておくことが可能である。多機能周辺装置
(以下「MFD」という)2は、ファクシミリ、プリン
タ、イメージスキャナ、およびコピー機などの複数の機
能を有している。なお、MFDはマルチ・ファンクショ
ン・ディバイスの略称である。
【0024】パーソナルコンピュータ1は、プロセサ1
1、ROM12、RAM13、ゲートアレイ14、イン
ターフェース15、ハードディスク装置16、およびフ
レキシブルディスクドライブ17などを備えている。プ
ロセサ11、ROM12、RAM13、ゲートアレイ1
4、およびインターフェース15は、バス線により相互
に接続されている。バス線は、データバス、アドレスバ
ス、および制御信号線を含む。
【0025】プロセサ11は、ハードディスク装置16
にインストールされているOSや各種のアプリケーショ
ンソフトウェアなどのプログラムに基づいて動作し、情
報処理を行う。ROM12は、各種のデータなどを記憶
している。RAM13は、各種のアプリケーションソフ
トウェアなどによって利用され、各種のデータなどを記
憶する。ゲートアレイ14は、プロセサ11とハードデ
ィスク装置16およびフレキシブルディスクドライブ1
7との間のインターフェースとして機能する。インター
フェース15は、たとえばRS−232Cなどの規格に
基づいて、パーソナルコンピュータ1とMFD2との間
のデータの送受信を制御する。ハードディスク装置16
は、各種のアプリケーションソフトウェアのプログラム
などを記憶する。フレキシブルディスクドライブ17
は、フレキシブルディスクの内容を読み出す。
【0026】MFD2は、CPU21、RAM22、R
OM23、ゲートアレイ24、インターフェース25、
スキャナ26、プリンタ27、およびモデム28などを
備えている。CPU21、RAM22、ROM23、ゲ
ートアレイ24、およびインターフェース25は、バス
線により相互に接続されている。バス線は、データバ
ス、アドレスバス、および制御信号線を含む。インター
フェース25は、ケーブル31を介してパーソナルコン
ピュータ1のインターフェース15に接続されており、
モデム28には、電話回線32が接続されている。
【0027】CPU21は、MFD2全体を制御する。
RAM22は、各種のデータを記憶する。ROM23
は、MFD2を制御するためのプログラムなどを記憶し
ている。ゲートアレイ24は、CPU21とスキャナ2
6、プリンタ27、およびモデム28との間のインター
フェースとして機能する。インターフェース25は、た
とえばRS−232Cなどの規格に基づいて、パーソナ
ルコンピュータ1とMFD2との間のデータの送受信を
制御する。スキャナ26は、原稿の画像を読み取って画
像信号に変換する。プリンタ27は、画像データに基づ
いて画像をプリントする。モデム28は、ファクシミリ
通信の送受信に際して、送信データにより搬送波を変調
し、また受信搬送波を復調して受信データを取り出す。
【0028】パーソナルコンピュータ1のハードディス
ク装置16には、MFD2のモデム28を用いてパーソ
ナルコンピュータ1と他のファクシミリ装置などとの間
でファクシミリ通信を行わせたり、プリンタ27を用い
てパーソナルコンピュータ1で作成した文書や画像を印
刷させたり、スキャナ26を用いて読み取らせた画像信
号をパーソナルコンピュータ1に取り込んだりという、
各種の機能を実現するためのMFD制御アプリケーショ
ンソフトウェアがインストールされている。このMFD
制御アプリケーションソフトウェアは、フレキシブルデ
ィスクドライブ17にフレキシブルディスクを挿入して
所定の操作を行うことにより、ハードディスク装置16
にインストールされる。このMFD制御アプリケーショ
ンソフトウェアは、テキストデータをビットマップデー
タに変換するなどのデータ変換を行うFAXドライバと
呼ばれるソフトウェア、通信履歴を管理および表示する
ログマネージャと呼ばれるソフトウェア、およびパーソ
ナルコンピュータ1とMFD2との間のデータの送受を
管理するステータスモニタと呼ばれるソフトウェアなど
により構成されている。
【0029】すなわち、ハードディスク装置16は、処
理すべきデータを記憶するデータ記憶手段と、データ記
憶手段に記憶されているデータの処理内容および処理状
況を記憶する処理記憶手段とを構成している。プロセサ
11は、ハードディスク装置16にインストールされた
MFD制御アプリケーションソフトウェアに基づいて動
作することにより、処理記憶手段に記憶されている処理
内容および処理状況を参照して、データ記憶手段に記憶
されている未処理のデータを適切な時期に処理するデー
タ処理手段と、データ処理手段の動作を強制的に終了さ
せる強制終了手段と、データ処理手段の起動時に、処理
記憶手段に記憶されている処理状況を検索して、処理状
況が未処理であるものが存在すれば、それをキャンセル
するキャンセル手段と、使用者による処理指示に基づい
てデータ処理手段が起動したときに、キャンセル手段に
よるキャンセル処理が実行された後に、使用者による処
理指示の内容を処理記憶手段に未処理として記憶させる
登録手段とを構成している。また、MFD制御アプリケ
ーションソフトウェアが格納されたフレキシブルディス
クは、処理すべきデータを記憶するデータ記憶手段に記
憶されているデータの処理内容および処理状況を記憶す
る処理記憶手段に記憶されている処理内容および処理状
況を参照して、データ記憶手段に記憶されている未処理
のデータを適切な時期に処理するデータ処理プログラム
と、データ処理プログラムの動作を強制的に終了させる
強制終了プログラムと、データ処理プログラムの動作終
了時に、処理記憶手段に記憶されている処理状況を検索
して、処理状況が未処理であるものが存在すれば、それ
をキャンセルするキャンセルプログラムと、使用者によ
る処理指示に基づいてデータ処理手段が起動したとき
に、キャンセル手段によるキャンセル処理が実行された
後に、使用者による処理指示の内容を処理記憶手段に未
処理として記憶させる登録プログラムとを含むプログラ
ムを格納している記憶媒体を構成している。
【0030】次に、このように構成されたパーソナルコ
ンピュータ1およびMFD2の動作の概略について説明
する。パーソナルコンピュータ1を用いてワードプロセ
ッサのアプリケーションソフトウェアにより作成した文
書をファクシミリ送信したい場合、そのワードプロセッ
サのアプリケーションソフトウェアを起動させ、印刷指
示を行って、FAXドライバを指定する。これにより、
ステータスモニタが起動されるとともに、FAXドライ
バが送信すべきテキストデータをビットマップデータに
変換してハードディスク装置16に書き込む。そして、
使用者が送信先の電話番号などの設定操作を行うと、そ
の内容をステータスモニタがログマネージャに渡し、ロ
グマネージャがログファイルに登録する。ログファイル
はハードディスク装置16に記憶されている。登録され
た送信時期が即時送信である場合、ステータスモニタ
が、ログファイルを検索することによりそれを認識し、
ハードディスク装置16からビットマップデータからな
る送信データを読み出し、送信先の電話番号などの情報
とともにケーブル31を介してMFD2に送る。これら
のデータはインターフェース25およびゲートアレイ2
4を介してモデム28に伝送され、電話回線32に送出
される。
【0031】パーソナルコンピュータ1を用いてワード
プロセッサのアプリケーションソフトウェアにより作成
した文書をMFD2のプリンタ27によりプリントした
い場合、そのワードプロセッサのアプリケーションソフ
トウェアを起動させ、印刷指示を行って、FAXドライ
バを指定する。これにより、ステータスモニタが起動さ
れるとともに、FAXドライバがプリントすべきテキス
トデータをビットマップデータに変換してハードディス
ク装置16に書き込む。そして、使用者が印刷開始頁や
終了頁などの設定操作を行うと、その内容をステータス
モニタがログマネージャに渡し、ログマネージャがログ
ファイルに登録する。ログファイルはハードディスク装
置16に記憶されている。登録されると、ステータスモ
ニタが、ログファイルを検索することによりそれを認識
し、ハードディスク装置16からビットマップデータか
らなるプリントデータを読み出し、ケーブル31を介し
てMFD2に送る。これらのデータはインターフェース
25およびゲートアレイ24を介してプリンタ27に伝
送され、そのデータに応じた画像が記録用紙上にプリン
トされる。
【0032】ところで、タイマ送信を設定した場合、そ
れがログファイルに登録されるので、ステータスモニタ
を起動させておけば、設定時刻に送信される。しかし、
タイマ送信が設定されていることを知らない他の使用者
がステータスモニタを終了させた場合、タイマ送信が行
われず、ログファイルの内容はもちろん変更されない。
したがって、何らの措置も行わなければ、タイマ送信の
送信時刻経過後に使用者が別のファクシミリ送信を行お
うとしてステータスモニタを起動させた場合、ステータ
スモニタがログファイルを検索して、タイマ送信時刻が
経過していることを検知し、使用者の意に反したファク
シミリ送信を自動的に行ってしまう。そこで、このよう
なことを防止するために、ステータスモニタが起動され
たときに、ステータスモニタがログファイルを検索し
て、処理状況が未送信になっているものを保留に書き換
える。
【0033】また、プリントがログファイルに登録され
た後、プリントの完了までにステータスモニタが終了さ
せられた場合も状況は同じである。このため、このよう
なことを防止すべく、ステータスモニタが起動されたと
きに、ステータスモニタがログファイルを検索して、処
理状況が未プリントになっているものを削除し、さらに
ハードディスク装置16に記憶されているプリントすべ
きデータも削除する。
【0034】ところが、上記のように使用者が新たなフ
ァクシミリ送信あるいはプリントを指示した場合、ステ
ータスモニタが起動され、ログファイルに新たなファク
シミリ送信あるいはプリントの指示内容が登録され、そ
の処理状況は当然に未送信あるいは未プリントになるの
で、その登録がログファイルの内容を保留に書換えたり
削除したりというキャンセル処理よりも先に実行されて
しまった場合、新たに登録された指示内容も保留に書換
えられたり削除されたりしてしまう。
【0035】そこで、ステータスモニタの起動時に、ロ
グファイルの内容を未送信から保留に変更したり、未プ
リントを削除したりするキャンセル処理を実行した後
に、ログファイルに新たなファクシミリ送信あるいはプ
リントの指示内容を登録する。
【0036】このようなステータスモニタの起動時にお
けるログマネージャおよびステータスモニタの動作につ
いて、図2〜図4に示すフローチャートを参照しながら
説明する。
【0037】図2はステータスモニタの起動時における
ログマネージャによるファクシミリ送信指示のログファ
イルへの登録処理の手順を説明するフローチャートであ
って、この登録処理は、ログマネージャのプログラムに
基づいてプロセサ11が動作することにより実現され
る。
【0038】先ずログマネージャが、ステータスモニタ
が起動しているか否かを判断する(S1)。ステータス
モニタが起動していなければ(S1:NO)、ログマネ
ージャが、ステータスモニタを起動させる(S2)。そ
してログマネージャが、キャンセル処理の状況をステー
タスモニタに問い合わせ(S3)、ステータスモニタか
らの返答によりキャンセル処理が終了したか否かを判断
する(S4)。キャンセル処理が終了すれば(S4:Y
ES)、ログマネージャが、使用者によるファクシミリ
送信指示の内容をログファイルに登録し(S5)、この
ルーチンを終了する。
【0039】S4において、キャンセル処理が終了して
いなければ(S4:NO)、S3に戻って再度キャンセ
ル処理の状況をステータスモニタに問い合わせる。すな
わち、キャンセル処理が終了するまで問い合わせを繰り
返すのであるが、この問い合わせは所定のタイミングで
行われる。
【0040】S1において、ステータスモニタが起動し
ていれば(S1:YES)、ステータスモニタを起動す
る必要がないのでS3に進む。
【0041】図3はステータスモニタの起動処理の手順
を説明するフローチャートであって、この起動処理は、
ステータスモニタのプログラムに基づいてプロセサ11
が動作することにより実現される。
【0042】先ずステータスモニタが、フラグFを0に
し(S11)、ハードディスク装置16に格納されてい
るログファイルを検索して、処理状況が未送信になって
いるものが存在するか否かを判断する(S12)。処理
状況が未送信になっているものが存在しなければ(S1
2:NO)、ステータスモニタが、ハードディスク装置
16に格納されているログファイルを検索し、処理状況
が未プリントになっているものが存在するか否かを判断
する(S13)。処理状況が未プリントになっているも
のが存在しなければ(S13:NO)、ステータスモニ
タが、フラグFを1にして(S14)、このルーチンを
終了する。
【0043】S12において、処理状況が未送信になっ
ているものが存在すれば(S12:YES)、ステータ
スモニタが、その処理状況を保留に書換え(S15)、
S12に戻る。すなわち、未送信のものが存在するかぎ
り、その処理状況を保留に書換えるという動作が繰り返
される。
【0044】S13において、処理状況が未プリントに
なっているものが存在すれば(S13:YES)、ステ
ータスモニタが、その件に関するログファイルの内容を
削除し(S16)、さらに、その件に関するプリントデ
ータもハードディスク装置16から削除して(S1
7)、S13に戻る。すなわち、未プリントのものが存
在するかぎり、その件に関するログファイルの内容およ
びプリントデータを削除するという動作が繰り返され
る。
【0045】図4はログマネージャの問い合わせに対す
るステータスモニタの応答処理の手順を説明するフロー
チャートであって、この応答処理は、ステータスモニタ
のプログラムに基づいてプロセサ11が動作することに
より実現される。また、図3に示す起動処理の実行中に
おいては、ログマネージャからの問い合わせがある度
に、応答処理にルーチンが切替えられ、応答処理が終了
すると起動処理に戻る。
【0046】ログマネージャからの問い合わせがあれば
(図2のS3)、ステータスモニタが、フラグFが1で
あるか否かを判断する(S21)。フラグFが1であれ
ば(S21:YES)、ステータスモニタが、キャンセ
ル処理が終了した旨の返答をログマネージャに返して
(S22)、このルーチンを終了する。
【0047】S21において、フラグFが1でなければ
(S21:NO)、すなわち0であれば、ステータスモ
ニタが、キャンセル処理が終了していない旨の返答をロ
グマネージャに返して(S23)、このルーチンを終了
する。
【0048】このように、ステータスモニタによるキャ
ンセル処理の終了を確認した後に(S4)、ログマネー
ジャが、ファクシミリ送信指示の内容をログファイルに
登録する(S5)。
【0049】なお、図2のフローチャートでは、ファク
シミリ送信指示の内容をログファイルに登録する場合に
ついて説明したが、プリント指示の内容をログファイル
に登録する場合も同様の処理手順である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の情報処理装置によれば、登録手段が、使用者によ
る処理指示に基づいてデータ処理手段が起動したとき
に、キャンセル手段によるキャンセル処理が実行された
後に、使用者による処理指示の内容を処理記憶手段に未
処理として記憶させるので、新たに登録された処理がキ
ャンセルされることがなく、ステータスモニタの起動時
にログファイル中に未処理のものが存在していても、確
実に新たなファクシミリ送信やプリントなどの処理を行
える。
【0051】また、請求項2に記載した発明の情報処理
装置によれば、登録手段が、使用者によるファクシミリ
送信指示に基づいてデータ処理手段が起動したときに、
キャンセル手段による保留への書換え処理が実行された
後に、使用者によるファクシミリ送信指示の内容を処理
記憶手段に未処理として記憶させるので、新たに未処理
として登録されたファクシミリ送信が保留に書換えられ
ることがなく、ステータスモニタの起動時にログファイ
ル中に未送信のものが存在していても、確実に新たなフ
ァクシミリ送信を行える。
【0052】更に、請求項3に記載した発明の情報処理
装置によれば、登録手段が、使用者によるプリント指示
に基づいてデータ処理手段が起動したときに、キャンセ
ル手段による処理記憶手段およびデータ記憶手段の記憶
内容の削除が実行された後に、使用者によるプリント指
示の内容を処理記憶手段に未処理として記憶させるの
で、新たに登録されたプリント指示の内容が削除される
ことがなく、ステータスモニタの起動時にログファイル
中に未プリントのものが存在していても、確実に新たな
プリントを行える。
【0053】また、請求項4に記載した発明の記憶媒体
によれば、その内容をパーソナルコンピュータなどにイ
ンストールすることにより、請求項1記載の情報処理装
置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置の一例としてのパー
ソナルコンピュータに周辺装置を接続した状態の回路ブ
ロック図である。
【図2】ステータスモニタの起動時におけるログマネー
ジャによるファクシミリ送信指示のログファイルへの登
録処理の手順を説明するフローチャートである。
【図3】ステータスモニタの起動処理の手順を説明する
フローチャートである。
【図4】ログマネージャの問い合わせに対するステータ
スモニタの応答処理の手順を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 MFD 11 プロセサ 16 ハードディスク装置 17 フレキシブルディスクドライブ 21 CPU 26 スキャナ 27 プリンタ 28 モデム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺装置に接続され、その周辺装置で処
    理すべきデータをその処理すべき履歴と共に記憶し、こ
    の履歴にしたがって該データを前記周辺装置に送って該
    データを処理させる情報処理装置であって、 前記周辺装置で 処理すべきデータを記憶するデータ記憶
    手段と、前記履歴としての、 前記データ記憶手段に記憶されてい
    るデータの処理内容および処理状況を記憶する処理記憶
    手段と、 前記処理記憶手段に記憶されている処理内容および処理
    状況を参照して、前記データ記憶手段に記憶されている
    未処理のデータを適切な時期に処理するデータ処理手段
    と、 前記データ処理手段の動作を強制的に終了させる強制終
    了手段と、 前記データ処理手段の起動時に、前記処理記憶手段に記
    憶されている処理状況を検索して、処理状況が未処理で
    あるものが存在すれば、それをキャンセルするキャンセ
    ル手段と、 使用者による処理指示に基づいて前記データ処理手段が
    起動したときに、前記キャンセル手段によるキャンセル
    処理が実行された後に、前記使用者による処理指示の内
    容を前記処理記憶手段に未処理として記憶させる登録手
    段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理状況は、ファクシミリ送信の未
    送信と保留とを含み、 前記キャンセル手段は、前記データ処理手段の起動時
    に、処理状況が未送信であるものが存在すれば、その処
    理状況を保留に変更し、 前記登録手段は、使用者によるファクシミリ送信指示に
    基づいて前記データ処理手段が起動したときに、前記キ
    ャンセル手段による処理状況の変更後に、前記使用者に
    よるファクシミリ送信指示の内容を前記処理記憶手段に
    未送信として記憶させる請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記処理状況は、プリントの実行済と未
    プリントとを含み、 前記キャンセル手段は、前記データ処理手段の起動時
    に、処理状況が未プリントであるものが存在すれば、そ
    れに関する前記処理記憶手段および前記データ記憶手段
    の記憶内容を消去し、 前記登録手段は、使用者によるプリント指示に基づいて
    前記データ処理手段が起動したときに、前記キャンセル
    手段による前記記憶内容の消去後に、前記使用者による
    プリント指示の内容を前記処理記憶手段に未プリントと
    して記憶させる請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 周辺装置に接続され、その周辺装置で処
    理すべきデータをその処理すべき履歴と共に記憶し、こ
    の履歴にしたがって該データを前記周辺装置に送って該
    データを処理させる情報処理装置に供され、前記周辺装
    置の機能を実現するよう処理するプログラムを記憶した
    記憶媒体であって、 前記周辺装置で 処理すべきデータを記憶するデータ記憶
    手段に記憶されているデータの、前記履歴としての処理
    内容および処理状況を記憶する処理記憶手段に記憶され
    ている処理内容および処理状況を参照して、前記データ
    記憶手段に記憶されている未処理のデータを適切な時期
    に処理するデータ処理プログラムと、 前記データ処理プログラムの動作を強制的に終了させる
    強制終了プログラムと、 前記データ処理手段の起動時に、前記処理記憶手段に記
    憶されている処理状況を検索して、処理状況が未処理で
    あるものが存在すれば、それをキャンセルするキャンセ
    ルプログラムと、 使用者による処理指示に基づいて前記データ処理手段が
    起動したときに、前記キャンセル手段によるキャンセル
    処理が実行された後に、前記使用者による処理指示の内
    容を前記処理記憶手段に未処理として記憶させる登録プ
    ログラムとを含むプログラムを格納していることを特徴
    とする記憶媒体。
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