JP3079824U - 自動車用アクセサリー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ経済的な構成により、自動車用アク
セサリーに発光性能を付与して、自動車用アクセサリー
としての装飾的効果を高めると共に、長期間、その高い
装飾的効果を維持できるようにする。 【解決手段】 裏面に蓄光性塗料の層３が形成された透
明合成樹脂製のアクセサリー本体２と、当該アクセサリ
ー本体２を自動車に取り付ける離型紙４ａ付きの両面接
着テープ４とで自動車用アクセサリー１Ａを構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、例えば、自動車のボデイ外面（ボンネット、側面、背面、ドアレバ ー背面側の凹入部等）や内張りのトリム（ドアトリム等）等に接着して用いる自 動車用アクセサリーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ルーフバイザー、ドアバイザー、サイドガーニッシュ、リアゲートガ ーニッシュ、ボンネットデフレクターのような自動車用アクセサリーは、機能の みならず、装飾的効果が特に重視される商品であるが、自動車の本体に両面接着 テープで後付けするようになっているので、取付けにさほど高度な技術を必要と せず、ユーザーによる取付けが可能で、自動車のドレスアップとそれによる個性 化に役立っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の現状に鑑み、本考案は、簡単かつ経済的な構成により、自動車用アクセ サリーに発光性能を付与して、自動車用アクセサリーとしての装飾的効果を高め ると共に、長期間、その高い装飾的効果を維持できるようにした自動車用アクセ サリーを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案が講じた技術手段は、次のとおりである 。即ち、請求項１に記載の考案では、透明合成樹脂製のアクセサリー本体の裏面 に蓄光性塗料の層を形成して、自動車用アクセサリーを構成している。

【０００５】 請求項２に記載の考案では、裏面に蓄光性塗料の層が形成された透明合成樹脂 製のアクセサリー本体と、当該アクセサリー本体を自動車に取り付ける離型紙付 きの両面接着テープとから自動車用アクセサリーを構成している。

【０００６】 請求項３に記載の考案では、自動車の内張りトリムに貼着される透明合成樹脂 製のアクセサリー本体の裏面に蓄光性塗料の層を形成し、離型紙付きの両面接着 テープで前記内張りトリムに接着するように構成している。

【０００７】 請求項４に記載の考案では、自動車のボデイ外面に貼着される透明合成樹脂製 のアクセサリー本体の裏面に蓄光性塗料の層を形成し、離型紙付きの両面接着テ ープで前記ボデイ外面に接着するように構成している。

【０００８】 上記構成の自動車用アクセサリーは、離型紙を剥がして、アクセサリー本体を 自動車の所定位置に押し当てるだけで容易に自動車に取り付けることができる。 そして、自動車用アクセサリーを取り付けた状態では、蓄光性塗料の層に光を当 てることにより、蓄光性塗料の層が飽和状態となって、所定時間（例えば、数分 間〜数時間）残光するので、電源を使用せずに自動車用アクセサリーに発光性能 を付与することができ、夜間においては、自動車用アクセサリーが、その周辺よ りも明るくぼんやりと浮き上がり、特異な装飾的効果が発揮されることになる。

【０００９】 蓄光性塗料の層は、透明合成樹脂製のアクセサリー本体の裏面に形成されてい るので、アクセサリー本体が蓄光性塗料の層の保護層となり、長期間にわたって 上記の装飾的効果を維持することができ、電源を使用しないため、故障の心配も なく、非常に経済的である。また、残光時間は、蓄光性塗料の層の厚みに比例す るため、蓄光性塗料の層の厚みを設定するだけで、数分間〜数時間、残光させる ことができ、最大約８時間の残光時間とすることが可能である。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１と図２は、本考案に係る自動車用アクセサリー１Ａの一例を示す。この自 動車用アクセサリー１Ａは、内張りのトリム（ドアトリム）に接着して使用する もので、透明なアクリル製のアクセサリー本体２の裏面に蓄光性塗料の層３を形 成して構成してある。図中の４は、アクセサリー本体２の裏面（蓄光性塗料の層 ３の上）に貼着された離型紙４ａ付きの両面接着テープ、５ａ，５ｂは、ドアの 内面に設けられたスイッチパネル（パワーウインドウ等の操作スイッチが設けら れたパネル）６や小物入れ７に対応する開口である。

【００１１】 上記の自動車用アクセサリー１Ａは、図３に示すように、スイッチパネル６周 囲のドアトリムに接着して使用すると、アクセサリー本体２が透明なアクリル製 であるため、光沢のある特異な装飾的効果を発揮し、夜間においては、アクセサ リー本体２の表面に光を当てることにより、蓄光性塗料の層３が飽和状態となり 、所定時間、残光して、ぼんやりと、周囲よりも明るく浮き上がるので、特異な 装飾的効果を発揮することになり、スイッチパネル６や小物入れ７の周りがぼん やりと光るため、これら６，７の位置確認を容易にする機能も発揮されることに なる。

【００１２】 また、アクセサリー本体２の裏面に蓄光性塗料の層３を形成してあるので、蓄 光性塗料の層３がアクセサリー本体２で保護されることになり、自動車用アクセ サリー１Ａに肘を掛けても、蓄光性塗料の層３が傷付くことがなく、上記の装飾 的効果を長期間にわたって維持することができる。

【００１３】 図３に示す１Ｂは、窓下縁のドアトリムに接着して使用する自動車用アクセサ リーを示し、図４と図５に示す１Ｃは、ドアレバー８背面側の凹入部９に接着し て用いる自動車用アクセサリーを示す。図４に示す１Ｄ，１Ｅ，１Ｆは、自動車 のボデイに接着して使用する自動車用アクセサリー（サイドガーニッシュ１Ｄ， １Ｅとリアゲートガーニッシュ１Ｆ）を示す。図６に示す１Ｇは、ボンネットに 接着して用いる自動車用アクセサリー（飛び石や泥はねからフロントマスクを保 護するボンネットデフレクター）を示す。

【００１４】 これらの自動車用アクセサリー１Ｂ，１Ｃ，１Ｄ，１Ｅ，１Ｆ，１Ｇは、何れ も、上述した自動車用アクセサリー１Ａと実質的に同じ構造で、図２で示した断 面構造を有するもので、透明なアクリル製のアクセサリー本体２の裏面に蓄光性 塗料の層３を形成して構成され、離型紙４ａ付きの両面接着テープ４を使用して 接着されるものである。

【００１５】

【考案の効果】

本考案による自動車用アクセサリーは、上述した構成よりなるため、自動車に 対する取付けが容易であり、取り付けた状態では、蓄光性塗料の層に光を当てる ことにより、蓄光性塗料の層が飽和状態となって、所定時間（例えば、数分間〜 数時間）残光するので、電源を使用せずに自動車用アクセサリーに発光性能を付 与することができ、夜間においては、自動車用アクセサリーが、その周辺よりも 明るくぼんやりと浮き上がり、特異な装飾的効果を発揮できる。

【００１６】 殊に、蓄光性塗料の層は、透明合成樹脂製のアクセサリー本体の裏面に形成さ れているので、アクセサリー本体が蓄光性塗料の層の保護層となり、長期間にわ たって上記の装飾的効果を維持することができ、電源を使用しないため、故障の 心配もなく、非常に経済的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動車用アクセサリーの一例を示す斜視図であ
る。

【図２】自動車用アクセサリーの要部の拡大断面図であ
る。

【図３】自動車用アクセサリーの使用状態を示す斜視図
である。

【図４】自動車用アクセサリーの使用状態を説明する斜
視図である。

【図５】自動車用アクセサリーの使用状態を示す要部の
破断斜視図である。

【図６】自動車用アクセサリーの使用状態を示す斜視図
である。

【符号の説明】

１Ａ，１Ｂ，１Ｃ，１Ｄ，１Ｅ，１Ｆ，１Ｇ…自動車用
アクセサリー、２…アクセサリー本体、３…蓄光性塗料
の層、４…両面接着テープ、４ａ…離型紙。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明合成樹脂製のアクセサリー本体の裏
   面に蓄光性塗料の層を形成して成る自動車用アクセサリ
   ー。
2. 【請求項２】 裏面に蓄光性塗料の層が形成された透明
   合成樹脂製のアクセサリー本体と、当該アクセサリー本
   体を自動車に取り付ける離型紙付きの両面接着テープと
   から成る自動車用アクセサリー。
3. 【請求項３】 自動車の内張りトリムに貼着される透明
   合成樹脂製のアクセサリー本体の裏面に蓄光性塗料の層
   を形成し、離型紙付きの両面接着テープで前記内張りト
   リムに接着するように構成した自動車用アクセサリー。
4. 【請求項４】 自動車のボデイ外面に貼着される透明合
   成樹脂製のアクセサリー本体の裏面に蓄光性塗料の層を
   形成し、離型紙付きの両面接着テープで前記ボデイ外面
   に接着するように構成した自動車用アクセサリー。