JP3079472U - 医療用診療台 - Google Patents
医療用診療台Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 より快適な医療用診療台を提供する。
【解決手段】 医療用診療台は、診療椅子10内に、診
療椅子10の表面14b,16bの温度を調整する表面
温度調整手段22を備える。
療椅子10の表面14b,16bの温度を調整する表面
温度調整手段22を備える。
Description
【0001】
本考案は、医療用診療台に関し、特に歯科用として好適な医療用診療台に関す る。
【0002】
従来の医療用診療台は、耐薬品性を考慮して、表面がレザーシートのものが一 般的に用いられている。このような医療用診療台では、冬季には表面が冷たく感 じられる。また、抜歯など患者が緊張する時や長時間の治療時には、蒸れて暑く 感じられる。
【0003】
したがって、本考案が解決しようとする技術的課題は、より快適な医療用診療 台を提供することである。
【0004】
本考案は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の医療用診療台を提 供する。
【0005】 医療用診療台は、診療椅子を備えたタイプのものである。上記診療椅子内に、 上記診療椅子の表面の温度を調整する表面温度調整手段を備える。
【0006】 上記構成によれば、表面温度調整手段により診療椅子の表面の温度を調整し、 診療椅子に座った時に、より快適であるようにすることができる。
【0007】 表面温度調整手段は、種々の態様で構成することができる。
【0008】 例えば、診療椅子内にヒーターを設けたり、冷却ユニットを設けたりしてもよ い。
【0009】 好ましくは、上記表面温度調整手段は、温度調整用の流体が通る流路を含む。
【0010】 上記構成において、診療椅子内の流路に、例えば温水や冷水を流すことにより 、診療椅子の表面を暖めたり冷やしたりすることができる。例えば歯科用の診療 台にはスピットン用に給水管と排水管とを備えるので、これらを利用して、流路 に温水や冷水を流すようにすることは、容易である。
【0011】 また、診療椅子内の流路に、例えば温風や冷風を流すことにより、診療椅子の 表面を暖めたり冷やしたりすることができる。例えば歯科用の診療台には、空気 タービンなどの診療器具用の給気管を備えるので、これを利用して、流路に温風 や冷風を流すようにすることは、容易である。
【0012】 好ましくは、医療用診療台は、表面にエア吹き出し孔が形成された診療椅子と 、該診療椅子内に配置され、上記エア吹き出し孔に連通する流路と、該流路内に 配置されたペルチェ素子とを備える。
【0013】 上記構成によれば、流路内の空気がペルチェ素子により加熱又は冷却され、温 風又は冷風となって、診療椅子の表面のエア吹き出し孔から吹き出すようにする ことができる。これにより、診療椅子の表面を暖めたり冷やしたりすることがで きる。
【0014】 上記構成において、流路に空気を送り込むファンを設け、診療椅子の表面のエ ア吹き出し孔から空気が吹き出すようにしてもよい。
【0015】 好ましくは、上記流路には、診療器具の作用媒体として当該医療用診療台に供 給される圧力空気源からの空気が供給される。
【0016】 上記構成によれば、診療器具用の空気を、診療椅子のエア吹き出し孔から吹き 出すためにも用いるので、流路に空気を送り込むファンを設ける必要がない。し たがって、構成が簡単になる。
【0017】 好ましくは、上記診療椅子は、上記エア吹き出し孔を形成する複数の微細な孔 を表面に有するレザーシートである。
【0018】 レザーシートは、一般的には、例えば冬季には冷たく感じ、夏季には蒸れて暑 く感じることがあるが、上記構成によれば、表面の微細な孔から空気を吹き出し て表面の温度を調整することにより、いつでも快適な状態とすることができる。
【0019】
以下、本考案の一実施形態に係る医療用診療台2について、図1および図2を 参照しながら説明する。
【0020】 医療用診療台2は、歯科用ものもであり、図1の正面図に示すように、椅子1 0と、スピットン4と、照明ユニット6とを備える。
【0021】 スピットン4は、ベースンポール5に支持される。スピットン4には、床下か ら立ち上げられた給水管80および排水管82が接続されている。
【0022】 椅子10は、ベース部12と、座部16と、背もたれ部14と、ヘッドレスト 15とからなる。
【0023】 ベース部12内には、エアタービンなどの診療器具86用の床下から立ち上げ られた空気配管84と、座部16を昇降する昇降ユニット(図示せず)が配置さ れている。
【0024】 さらには、図2の要部構成図に示すように、ベース部12内には、略L字状の 第1流路24が配置されている。第1流路24の下端開口24a近傍にはファン 20が配置され、第1流路24内にはペルチェ素子22が配置されている。ペル チェ素子22は、第1フィン22aと第2フィン22bとを有し、電流が流れる 方向により空気を加熱および冷却する。第1流路24は、第1フィン22a側と 第2フィン22b側とに二分され、第2フィン22b側には、排気口24cが設 けられている。
【0025】 背もたれ部14と座部16の内部14c,16cには、第1流路24の他端開 口24bに連通する第2流路25aおよび第3流路25bが設けられている。背 もたれ部14と座部16との表面14b,16bに開孔する複数の微細な孔、す なわちエア吹き出し孔14a,16aが形成され、第2流路25aおよび第3流 路25bと連通するようになっている。背もたれ部14および座部16の表面1 4b,16bは、耐薬品性を考慮して、レザーシートが用いられる。
【0026】 次に、診療椅子10の背もたれ部14および座部16の表面14b,16bの 温度を調整する動作について、説明する。
【0027】 ファン20が作動し、第1流路24内に空気を送り込む。送り込まれた空気は 、ペルチェ素子22に適宜方向に電流を流すことにより、加熱又は冷却される。
【0028】 加熱するときには、ファン20により送り込まれた空気は、第1フィン22a により加熱され、第2フィン22bにより冷却される。冷却するときには、ファ ン20により送り込まれた空気は、第1フィン22aにより冷却され、第2フィ ン22bにより加熱される。
【0029】 そして、第1フィン22aにより加熱又は冷却された空気が、第2流路25a および第3流路25bからエア吹き出し孔14a,16aを通って外部に放出さ れる。これによって、診療椅子10の背もたれ部14および座部16の内部14 c,16cが加熱又は冷却され、表面14b,16bも加熱又は冷却される。
【0030】 一方、第2フィン22bにより冷却又は加熱された空気は、第1流路24の排 気口24cから排出される。
【0031】 以上説明したように、ペルチェ素子22を用いて、診療椅子10の背もたれ部 14および座部16の表面14b,16bを適宜に加熱又は冷却することができ るので、診療椅子10に座った時に、より快適となるようにすることができる。
【0032】 なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様 で実施可能である。
【0033】 例えば、診療器具86用に空気配管84があるので、これを利用して、加熱又 は冷却用の空気を供給してもよい。この場合、ファン20を設ける必要がないの で、構成が簡単になる。
【0034】 また、例えば、診療椅子10の背もたれ部14および座部16の内部14c, 16cに空気を通す代わりに、冷水又は温水を流すための流路を設け、冷却又は 加熱を行うようにしてもよい。スピットン4用に給水管80と排水管82を備え るので、これらを利用して、流路に冷水や温水を流すようにすることは、容易で ある。
【0035】 あるいは、診療椅子10の背もたれ部14および座部16の内部14c,16 cに、ヒーターや冷却装置を設けてもよい。
【0036】 さらに、温度を検出するセンサや、流量を検出するセンサを設け、より高度な 制御を行うようにしてもよい。
【0037】 また、本考案の医療用診療台は、歯科用に限らず、医療用として広く用いるこ とができる。
【図1】 本考案の一実施形態の医療用診療台の正面図
である。
である。
【図2】 図1の要部構成図である。
2 医療用診療台 10 診療椅子 12 ベース部 14 背もたれ部 14a エア吹き出し孔 15 ヘッドレスト 16 座部 16a エア吹き出し孔 20 ファン 22 ペルチェ素子(表面温度調整手段) 24 第1流路(流路) 25a 第2流路(流路) 25b 第3流路(流路) 86 診療器具
Claims (5)
- 【請求項1】 診療椅子を備えた医療用診療台におい
て、 上記診療椅子内に、上記診療椅子の表面の温度を調整す
る表面温度調整手段を備えたことを特徴とする、医療用
診療台。 - 【請求項2】 上記表面温度調整手段は、温度調整用の
流体が通る流路を含むことを特徴とする、請求項1記載
の医療用診療台。 - 【請求項3】 表面にエア吹き出し孔が形成された診療
椅子と、 該診療椅子内に配置され、上記エア吹き出し孔に連通す
る流路と、 該流路内に配置されたペルチェ素子とを備えたことを特
徴とする、医療用診療台。 - 【請求項4】 上記流路には、診療器具の作用媒体とし
て当該医療用診療台に供給される圧力空気源からの空気
が供給されることを特徴とする、請求項3記載の医療用
診療台。 - 【請求項5】 上記診療椅子は、上記エア吹き出し孔を
形成する複数の微細な孔を表面に有するレザーシートで
あることを特徴とする、請求項3又は4記載の医療用診
療台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001000503U JP3079472U (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 医療用診療台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001000503U JP3079472U (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 医療用診療台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3079472U true JP3079472U (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=43212347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001000503U Expired - Fee Related JP3079472U (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 医療用診療台 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3079472U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012045260A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Yoshida Dental Mfg Co Ltd | 人体支持具の通気装置 |
JP2017131373A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 吉田精工株式会社 | 歯科用治療椅子 |
JP2020074911A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
-
2001
- 2001-02-07 JP JP2001000503U patent/JP3079472U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |