JP3078453U - クーポン券付きカレンダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーポン券による効果的な広告宣伝機能が発
揮される広告媒体物を提供する。 【解決手段】 単一の紙面内に、月単位でカレンダーが
表示されたカレンダー表示部２０とクーポン券表示部３
０とが併合して表示されている。カレンダー表示部２０
は紙面の上半部に表示され、クーポン券表示部３０は紙
面の下半部に表示され、カレンダー表示部２０には日毎
の書き込みスペースが設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はクーポン券とカレンダーとを併合して表示した広告機能を備えるクー ポン券付きカレンダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

商品あるいはサービスの広告にはきわめて多様な媒体が使用され、多種多様な 広告宣伝がなされている。これらの広告宣伝のうちダイレクトメール、新聞の折 り込み等のように、紙面を用いた広告は従来もっとも広く行われてきたものであ る。紙面を用いる広告は、商品あるいはサービスについての情報を掲載して広告 宣伝機能を果たす。

【０００３】 一方、割引クーポン券は商店等で利用者に対するサービスとして提供されるも ので、最近は広告宣伝機能を効果的に果たす手法としても利用されるようになっ てきた。クーポン券はそのクーポン券が提供された商店等に持参することによっ て、商品あるいはサービスの割引を受けることができるものである。商店等で提 供する商品、サービス等はきわめて雑多であり、これにともなって種々のクーポ ン券が提供されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記のようにクーポン券は顧客に商店等を利用させようとする顧客吸引力を有 するとともに、クーポン券自体が商店等の広告宣伝機能を併せ有するものである 。したがって、商品やサービスの広告紙面に商品等の情報とともにクーポン券を 掲載して消費者の利用促進を図ったり、雑誌等にクーポン券を掲載して商店等の 広告宣伝と利用促進を図ったりすることが行われている。

【０００５】 クーポン券の形式には種々の形式があるが、商店等の広告宣伝機能を重点とす る場合は、多くの商店等のクーポン券を連合して掲載する連合広告形式のものが 有効である。雑誌等でクーポン券が掲載される形式の多くは、いろいろな商店の クーポン券が混合した連合広告形式のものである。商店等のクーポン券を連合し て掲載する場合は、クーポン券の大きさ及び形状を規格化して多くのクーポン券 が掲載されるようにする必要がある。連合広告形式のクーポン券の多くが小型で 横長の長方形状に形成されているのは、商店等の情報と割引情報がコンパクトに かつ効率的に掲載できるようにするためである。

【０００６】 このように、クーポン券は割引情報等によって消費者の注意をひき、効果的な 広告宣伝機能を果たすものであるが、従来のクーポン券は必ずしも有効に利用さ れているとは限らない。商品やサービスの広告紙面にクーポン券が掲載されてい たとしてもそのまま廃棄されてしまったり、紛失してしまったりすることが多い からである。 本考案はこのような従来のクーポン券の利用形態に鑑み、クーポン券をさらに 有効に利用することを可能にし、商品等の広告宣伝用として効果的に使用するこ とができるクーポン券付きカレンダーを提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記目的を達成するため次の構成を備える。 すなわち、単一の紙面内に、月単位でカレンダーが表示されたカレンダー表示 部とクーポン券表示部とが併合して表示されていることを特徴とする。 また、カレンダー表示部が、紙面の上半部に表示され、クーポン券表示部が紙 面の下半部に表示されていることにより、カレンダー表示機能とクーポン券によ る広告宣伝機能がバランスされて表示され、双方の機能が効果的に発揮される。 また、カレンダー表示部に、日毎の書き込みスペースが設けられていることによ り、カレンダー表示部を個人的に利用しやすくし、クーポン券付きカレンダーの 使い勝ってを向上させることができる。 また、カレンダー表示部に、イベント情報、安売り情報等の地域情報が表示さ れていることにより、さらにクーポン券付きカレンダーの使用価値を高めること ができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の好適な実施形態について、添付図面と共に詳細に説明する。 図１は本考案に係るクーポン付きカレンダーの概略構成を示す説明図である。 本考案に係るクーポン付きカレンダーはカレンダー表示部２０とクーポン券表示 部３０を主要構成部分として紙面に印刷して表示したものである。カレンダー表 示部２０は紙面の上半部に表示され、クーポン券表示部３０は紙面の下半部に表 示されている。 実際に使用しているクーポン券付きカレンダーはＢ４サイズの紙面を縦型とし て使用し、紙面を上下方向に略二分して上半部をカレンダー表示部２０、下半部 をクーポン券表示部３０としている。

【０００９】 本実施形態のクーポン券付きカレンダーは月ごとに更新するもので、紙面の最 上部に当該年号と当該月を表示する。１０が月表示部である。 カレンダー表示部２０では、当該月のカレンダーを日ごとに空白スペースを設 けて縦横に配置する。日ごとに設けた空白スペースは使用者の書き込みスペース として利用される。カレンダーには日表示の他、配布地域でのイベント、安売り 日などの情報を表示してもよい。

【００１０】 このカレンダー表示部２０は、使用者がクーポン券付きカレンダーを手近に掲 示して利用できるようにすることを目的としている部分であり、この広告表示物 のねらいとしてきわめて重要な部分である。カレンダー表示部２０に紙面の約半 分の領域を使用するのは、カレンダーを見やすくしてカレンダー機能を十分に発 揮できるようにすること、使用者の書き込みスペースを確保して個人用に掲示し て利用できるようにすること、イベント情報、安売り情報等の地域情報を掲載し て利用価値を高めるようにするねらいがある。

【００１１】 本考案に係るクーポン券付きカレンダーは月ごとに新しく更新して発行される 。したがって、新しく更新されるまでの期間、カレンダーとして掲示されるよう にすることで、カレンダー機能とクーポン券の広告宣伝機能が有効に保たれると いう利点がある。カレンダー表示部２０に有益な情報や個人の書き込みスペース を設けるのは、カレンダーとして好適に利用されることを促進させる機能を高め るためである。

【００１２】 紙面の下半部に表示するクーポン券表示部３０には、いろいろな商店等のクー ポン券３２を連合した形態で表示する。各々のクーポン券３２は長方形状に形成 したもので、商店ごと適宜デザイン、着色等されて提供される。実際には全体の 紙面配置、色、バランス等を考慮してクーポン券３２が配置される。クーポン券 ３２には商店名、割引情報などが掲載され、一商店で複数枚のクーポン券を連結 して使用するといった使い方も可能である。

【００１３】 クーポン券３２には１枚ずつ切り離して使えるように切り取り線が設けられて おり、使用に際しては所要のクーポン券３２を切り離して使用する。これらのク ーポン券３２は商店等の割引情報を提示するものであることはもちろんであるが 、いろいろな商店等の広告を連合させて表示することによって、商店や商品の広 告宣伝として重要な機能を果たしている。各々のクーポン券３２が占める面積は けして広くはないのであるが、割引情報としてのクーポン券の作用によって、き わめて効果的な広告宣伝効果を有している。

【００１４】 連合広告として提示することは、紙面全体としての見栄えが良くなること、消 費者の注意をひく商店や商品が掲載される確率が高まることから他の商店等につ いても広告宣伝効果が高まること、連合広告とすることで１社で広告紙面を制作 するよりもはるかに低コストで広告掲載できるといった利点がある。 また、月ごとに更新されるから、クーポン券を提供する商店等では掲載月を選 んで掲載できる等の利点がある。

【００１５】 本考案に係るクーポン券付きカレンダーは、上述したように、月ごとに更新し て提供されること、月ごとのカレンダーが表示されていることによって、カレン ダーとして手近に掲示して使用することができる。そして、カレンダーとともに クーポン券が表示されていることによって商店等の広告宣伝用としてきわめて有 効に利用することが可能となる。また、カレンダーとともにクーポン券が掲示さ れていることによりクーポン券の利用を促進させることが可能となり、商店、商 品等の広告用としてきわめて有効に利用できる。 また、本考案に係るクーポン券付きカレンダーは、たとえば新聞の折り込み広 告に利用することにより、広範囲に配布することができ、広告宣伝媒体として効 果的に利用することができる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案に係るクーポン券付きカレンダーは、上述したように、カレンダー機能 とクーポン券の機能をあわせ備えた広告表示物として提供され、一定期間保有さ れる作用により、クーポン券の広告宣伝機能が効果的に発揮される広告媒体物と して利用され、従来の広告媒体物には見られない効果的な広告宣伝機能を果たす ことができるという著効を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】クーポン券付きカレンダーの概略構成を示す説
明図である。

【符号の説明】

１０ 月表示部 ２０ カレンダー表示部 ３０ クーポン券表示部 ３２ クーポン券

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 単一の紙面内に、月単位でカレンダーが
   表示されたカレンダー表示部とクーポン券表示部とが併
   合して表示されていることを特徴とするクーポン券付き
   カレンダー。
2. 【請求項２】 カレンダー表示部が、紙面の上半部に表
   示され、クーポン券表示部が紙面の下半部に表示されて
   いることを特徴とする請求項１または２記載のクーポン
   券付きカレンダー。
3. 【請求項３】 カレンダー表示部に、日毎の書き込みス
   ペースが設けられていることを特徴とする請求項１また
   は２記載のクーポン券付きカレンダー。
4. 【請求項４】 カレンダー表示部に、イベント情報、安
   売り情報等の地域情報が表示されていることを特徴とす
   る請求項１、２または３記載のクーポン券付きカレンダ
   ー。