JP3077840U - 給紙装置および用紙トレイ - Google Patents

給紙装置および用紙トレイ

Info

Publication number
JP3077840U
JP3077840U JP2000008290U JP2000008290U JP3077840U JP 3077840 U JP3077840 U JP 3077840U JP 2000008290 U JP2000008290 U JP 2000008290U JP 2000008290 U JP2000008290 U JP 2000008290U JP 3077840 U JP3077840 U JP 3077840U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
main body
paper tray
tray
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000008290U
Other languages
English (en)
Inventor
智治 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2000008290U priority Critical patent/JP3077840U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3077840U publication Critical patent/JP3077840U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装置本体内の用紙載置部にほこりなどの異物が
侵入するのを有効に防止することができるとともに、用
紙トレイ本体の収納部を設ける際に、装置本体側の構造
上の制約を緩和することが可能な給紙装置および用紙ト
レイを提供する。 【解決手段】用紙載置面に対してほぼ垂直に設けられた
軸12の回りに回動可能に設置されるとともに、装置本
体内に収納可能な用紙トレイ10と、用紙トレイ10に
設けられ、用紙トレイ10の装置本体内への収納時に、
用紙セット口6を覆うように形成された用紙ガイド部1
1と、装置本体側に、使用時に用紙ガイド部11と対向
するように設けられ、用紙の幅方向に移動可能な用紙ガ
イド部5とを備え、用紙ガイド部11のガイド面は、使
用時に、用紙ガイド部5のガイド面とほぼ平行になるよ
うに配置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、給紙装置および用紙トレイに関し、より特定的には、装置本体に 収納可能な用紙トレイ本体を備えた給紙装置および用紙トレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタやプロッター、電子複写機などに用いられる給紙装置として、 折りたたむことによって装置本体に収納可能な用紙トレイを備えた給紙装置が知 られている。このような折りたたみ式用紙トレイを備えた給紙装置は、たとえば 、特開平8−81092号公報、特公平6−71950号公報および特開平11 −199101号公報などに開示されている。以下、本願明細書では、上記のよ うな給紙装置を備えた機器として、インクジェットプリンタを例にとって説明す る。
【0003】 図11は、従来の折りたたみ式用紙トレイを備えたインクジェットプリンタの 斜視図である。図12は、図11に示した従来のインクジェットプリンタの用紙 トレイを折りたたんだ状態(収納状態)を示した側断面図である。図13は、図 11に示した従来のインクジェットプリンタの用紙トレイを開いた状態(使用状 態)を示した側断面図である。
【0004】 図11〜図13を参照して、まず、従来の折りたたみ式用紙トレイ106を備 えたインクジェットプリンタの構成の概略について説明する。従来のインクジェ ットプリンタは、ボトムカバー101と、後面に配置されたバックカバー102 と、前面に配置されたフロントカバー103とを備えている。ボトムカバー10 1には、用紙載置部105が設けられている。ボトムカバー101とバックカバ ー102とフロントカバー103とによって、プリンタエンジン部および装置を 駆動させるモータ(図示せず)などが覆われている。また、フロントカバー10 3と用紙載置部105との間には、用紙セット口109が設けられている。
【0005】 次に、従来の折りたたみ式用紙トレイ106の構成の詳細について説明する。 従来の折りたたみ式用紙トレイ106は、軸108を軸として、収納状態(図1 2参照)と、使用状態(図13参照)との間で、前後方向に回動可能に支持され ている。用紙トレイ106には、用紙ガイド107が一体的に設けられている。 また、フロントカバー103の上面には、用紙トレイ106の収納時に、フロン トカバー103の上面から用紙トレイ106の上面が突出しないように、用紙ト レイ106の下面の形状(用紙ガイド107の形状)に合わせた形状のへこみ部 104が設けられている。用紙トレイ106を折りたたんだ状態(収納状態)で は、図12に示すように、用紙トレイ106は、フロントカバー103の上面に 設けられたへこみ部104および用紙セット口109の上方に折りたたんで収納 される。
【0006】 また、用紙トレイ106を開いた状態(使用状態)では、図13に示すように 、用紙トレイ106は、用紙トレイ106の用紙載置面と、ボトムカバー101 に設けられた用紙載置部105とが、ほぼ平面になる位置に固定される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、従来では、用紙トレイ106をフロントカバー103の上面 に設けられたへこみ部104および用紙セット口109の上方に折りたたんで収 納していた。しかし、このように用紙トレイ106を収納することによって、用 紙トレイ106の軸108側の端部と、用紙載置部105との間に隙間ができる 。このため、その隙間から用紙セット口109を通って、装置本体内の用紙載置 部105にほこりなどの異物が侵入するという不都合が生じる。その結果、用紙 載置部105の表面にほこりなどの異物が付着し、用紙が汚れたり、給紙動作に 悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0008】 また、従来では、上記したように、用紙トレイ106を折りたたんだ状態(収 納状態)では、用紙トレイ106の背面が上向きになるため、収納時に用紙トレ イ106の背面にほこりがたまる。そして、ほこりがたまった状態で、用紙トレ イ106を開いて使用する場合、用紙トレイ106の背面にたまったほこりが用 紙トレイ106の背面に沿って落下する。それによって、用紙トレイ106の軸 108側端部と用紙載置部105との間の隙間から、用紙セット口109を通っ て、装置本体内の用紙載置部105にほこりなどの異物が侵入するという不都合 が生じる。その結果、用紙載置部105の表面にほこりなどの異物が付着し、用 紙が汚れたり、給紙動作に悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0009】 また、従来では、上記したように、フロントカバー103には、用紙トレイ1 06の平面形状に合わせて、用紙トレイ106の平面積に相当する大きなへこみ 部104が設けられている。このように、従来では、用紙トレイ106を装置本 体の上面に収納するために、装置本体の上面の形状を、用紙トレイ106の平面 形状に合わせて大きく変化させる必要があった。このため、従来では、装置本体 の形状は、構造上の大きな制約を受けるという不都合があった。その結果、従来 では、装置本体の構造に関する設計の自由度が小さいという問題点があった。
【0010】 この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、 この考案の一つの目的は、装置本体にほこりなどの異物が侵入するのを有効に 防止することが可能な給紙装置および用紙トレイを提供することである。
【0011】 この考案のもう一つの目的は、用紙トレイ本体の収納部を設ける際に、装置本 体側の構造上の制約を緩和することが可能な給紙装置および用紙トレイを提供す ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1における給紙装置は、用紙載置面に対してほぼ垂直に設けられた軸の 回りに回動可能に設置されるとともに、装置本体内に収納可能な用紙トレイ本体 と、用紙トレイ本体に設けられ、用紙トレイ本体の装置本体内への収納時に、用 紙セット口を覆うように形成された第1用紙ガイド部と、装置本体側に、使用時 に第1用紙ガイド部と対向するように設けられ、用紙の幅方向に移動可能な第2 用紙ガイド部とを備え、第1用紙ガイド部のガイド面は、使用時に、第2用紙ガ イド部のガイド面とほぼ平行になるように配置される。
【0013】 請求項1では、上記のように、用紙トレイ本体を、用紙載置面に対してほぼ垂 直に設けられた軸の回りに回動可能に設置するとともに、装置本体内に収納可能 に設置することによって、用紙トレイ本体を、横方向に回動させれば、容易に用 紙トレイ本体の使用時の取り出しおよび不使用時の収納を行うことができる。こ の場合、用紙トレイ本体は、横方向に回動して収納されるので、用紙トレイ本体 の厚み分の開口部を装置本体側に設けるだけで、用紙トレイ本体の収納が可能と なる。それにより、用紙トレイ本体を装置本体の上面側に折りたたんで収納する 場合のように、装置本体上面に、用紙トレイ本体の平面積に相当する大きなへこ み部を設ける必要がない。その結果、装置本体側の構造上の制約を緩和すること ができる。これにより、設計の自由度を大きくすることができる。また、上記の ように、用紙トレイ本体に、用紙トレイ本体の装置本体内への収納時に、用紙セ ット口を覆う第1用紙ガイド部を設けることによって、用紙セット口を実質的に 密閉することができるので、用紙セット口から装置本体側の用紙載置部へほこり などの異物が侵入するのを有効に防止することができる。その結果、用紙載置部 の表面にほこりなどの異物が付着し、用紙が汚れたり、給紙動作に悪影響を及ぼ すこともない。また、装置本体側に、使用時に第1用紙ガイド部と対向するよう に、用紙の幅方向に移動可能な第2用紙ガイド部を設けるとともに、第1用紙ガ イド部のガイド面が、使用時に、第2用紙ガイド部のガイド面とほぼ平行になる ように配置されることによって、第1用紙ガイド部と第2用紙ガイド部とを用い て、適切に用紙を給紙することができる。
【0014】 請求項2における給紙装置は、請求項1の構成において、用紙ガイド部は、用 紙セット口の開口部の縦および横の寸法とほぼ同等の縦および横の寸法を有する 。
【0015】 請求項2では、上記のように、用紙ガイド部が用紙セット口の開口部の縦およ び横の寸法とほぼ同等の縦および横の寸法を有することによって、用紙トレイの 装置本体への収納時に、用紙ガイド部によって用紙セット口を実質的に密閉する ことができる。それによって、用紙セット口から装置本体側の用紙載置部へほこ りなどの異物が侵入するのをほぼ完全に防止することができる。その結果、用紙 載置部の表面にほこりなどの異物が付着し、用紙が汚れたり、給紙動作に悪影響 を及ぼすこともない。
【0016】 請求項3における給紙装置は、請求項1の構成において、用紙ガイド部は、用 紙セット口の開口部の縦および横の寸法よりも大きい縦および横の寸法を有する 。
【0017】 請求項3では、上記のように、用紙ガイド部が用紙セット口の開口部の縦およ び横の寸法よりも大きい縦および横の寸法を有することによって、用紙トレイの 装置本体への収納時に、用紙ガイド部によって用紙セット口をより十分に密閉す ることができる。それによって、用紙セット口から装置本体側の用紙載置部へほ こりなどの異物が侵入するのを完全に防止することができる。その結果、用紙載 置部の表面にほこりなどの異物が付着し、用紙が汚れたり、給紙動作に悪影響を 及ぼすこともない。
【0018】 請求項4における給紙装置は、請求項1〜3のいずれかの構成において、第1 用紙ガイド部は、用紙トレイ本体と一体的に形成されている。請求項4では、上 記のように、第1用紙ガイド部と用紙トレイ本体とを一体的に形成することによ って、第1用紙ガイド部の部品点数および組立工数を削減することができる。ま た、第1用紙ガイド部は、用紙セット口の蓋も兼ねているので、用紙セット口の 蓋を別途設ける必要もない。
【0019】 請求項5における用紙トレイは、用紙載置面に対してほぼ垂直に設けられた軸 の回りに回動可能に設置されるとともに、装置本体内に収納可能な用紙トレイ本 体と、用紙トレイ本体に設けられ、用紙トレイ本体の装置本体内への収納時に、 用紙セット口を覆うように形成された第1用紙ガイド部と、装置本体側に、使用 時に第1用紙ガイド部と対向するように設けられ、用紙の幅方向に移動可能な第 2用紙ガイド部とを備え、第1用紙ガイド部のガイド面は、使用時に、第2用紙 ガイド部のガイド面とほぼ平行になるように配置される。
【0020】 請求項5では、上記のように、用紙トレイ本体を、用紙載置面に対してほぼ垂 直に設けられた軸の回りに回動可能に設置するとともに、装置本体内に収納可能 に設置することによって、用紙トレイ本体を、横方向に回動させれば、容易に用 紙トレイ本体の使用時の取り出しおよび不使用時の収納を行うことができる。こ の場合、用紙トレイ本体は、横方向に回動して収納されるので、用紙トレイ本体 の厚み分の開口部を装置本体側に設けるだけで、用紙トレイ本体の収納が可能と なる。それにより、用紙トレイ本体を装置本体の上面側に折りたたんで収納する 場合のように、装置本体上面に、用紙トレイ本体の平面積に相当する大きなへこ み部を設ける必要がない。その結果、装置本体側の構造上の制約を緩和すること ができる。これにより、設計の自由度を大きくすることができる。また、上記の ように、用紙トレイ本体に、用紙トレイ本体の収納時に、用紙セット口を覆う第 1用紙ガイド部を設けることによって、用紙セット口を実質的に密閉することが できるので、用紙セット口から装置本体側の用紙載置部へほこりなどの異物が侵 入するのを有効に防止することができる。その結果、用紙載置部の表面にほこり などの異物が付着し、用紙が汚れたり、給紙動作に悪影響を及ぼすこともない。 また、装置本体側に、使用時に第1用紙ガイド部と対向するように、用紙の幅方 向に移動可能な第2用紙ガイド部を設けるとともに、第1用紙ガイド部のガイド 面が、使用時に、第2用紙ガイド部のガイド面とほぼ平行になるように配置され ることによって、第1用紙ガイド部と第2用紙ガイド部とを用いて、適切に用紙 を給紙することができる。
【0021】 請求項6における給紙装置は、用紙載置面に対してほぼ平行に回動可能に設置 されるとともに、装置本体内に収納可能な用紙トレイ本体と、用紙トレイ本体に 設けられ、用紙トレイ本体の収納時に、用紙セット口を覆うように形成された第 1用紙ガイド部とを備えている。
【0022】 請求項6では、上記のように、用紙トレイ本体を、用紙載置面に対してほぼ平 行に回動可能に設置するとともに、装置本体内に収納可能に設置することによっ て、用紙トレイ本体を、横方向に回動させれば、容易に用紙トレイ本体の使用時 の取り出しおよび不使用時の収納を行うことができる。この場合、用紙トレイ本 体は、横方向に回動して収納されるので、用紙トレイ本体の厚み分の開口部を装 置本体側に設けるだけで、用紙トレイ本体の収納が可能となる。それにより、用 紙トレイ本体を装置本体の上面側に折りたたんで収納する場合のように、装置本 体上面に、用紙トレイ本体の平面積に相当する大きなへこみ部を設ける必要がな い。その結果、装置本体側の構造上の制約を緩和することができる。これにより 、設計の自由度を大きくすることができる。また、上記のように、用紙トレイ本 体に、用紙トレイ本体の収納時に、用紙セット口を覆う第1用紙ガイド部を設け ることによって、用紙セット口を実質的に密閉することができるので、用紙セッ ト口から装置本体側の用紙載置部へほこりなどの異物が侵入するのを有効に防止 することができる。その結果、用紙載置部の表面にほこりなどの異物が付着し、 用紙が汚れたり、給紙動作に悪影響を及ぼすこともない。
【0023】 請求項7における給紙装置は、請求項6の構成において、装置本体側に、使用 時に第1用紙ガイド部と対向するように設けられた第2用紙ガイド部をさらに備 え、第1用紙ガイド部のガイド面は、使用時に、第2用紙ガイド部のガイド面と ほぼ平行になるように配置される。
【0024】 請求項7では、上記のように、装置本体側に、使用時に第1用紙ガイド部と対 向するように第2用紙ガイド部を設けるとともに、第1用紙ガイド部のガイド面 が、使用時に、第2用紙ガイド部のガイド面とほぼ平行になるように配置される ことによって、第1用紙ガイド部と第2用紙ガイド部とを用いて、適切に用紙を 給紙することができる。
【0025】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】 (第1実施形態) 図1は、本考案の第1実施形態による用紙トレイを備えたインクジェットプリ ンタの用紙トレイを引き出した状態(使用状態)を示した斜視図である。図2は 、図1に示したインクジェットプリンタを右側から見た側断面図である。図3は 、図1に示したインクジェットプリンタを後側から見た部分断面図である。
【0027】 まず、図1〜図3を参照して、第1実施形態によるインクジェットプリンタの 構成の概略について説明する。第1実施形態によるインクジェットプリンタは、 図2に示すように、ボトムカバー2と、後面に配置されたバックカバー3と、前 面に配置されたフロントカバー1とを備えている。ボトムカバー2には、用紙載 置部4が設けられている。ボトムカバー2とバックカバー3とフロントカバー1 とによって、プリンタエンジン部および装置を駆動させるモータ(図示せず)な どが覆われている。また、フロントカバー1と用紙載置部4との間には、図1に 示すように、用紙セット口6が設けられている。用紙載置部4には、用紙サイズ に応じて横方向に移動可能な用紙ガイド部5が装着されている。なお、用紙ガイ ド部5は、本考案の「第2用紙ガイド部」に相当する。
【0028】 次に、図1〜図3を参照して、第1実施形態による給紙装置の用紙トレイの構 成の詳細について説明する。第1実施形態による給紙装置では、用紙トレイ10 は、図2および図3に示すように、用紙載置面と垂直な方向に設けられた軸12 に、横方向に回動可能に支持されている。この軸12は、用紙載置部4の背面に 設けられるとともに、用紙載置部4と一体的に形成されている。また、用紙トレ イ10には、図1に示すように、用紙ガイド部11が設けられている。この用紙 ガイド部11は、用紙トレイ10と一体的に設けられている。なお、用紙ガイド 部11は、本考案の「第1用紙ガイド部」に相当する。
【0029】 図4は、本考案の第1実施形態による用紙トレイを備えたインクジェットプリ ンタの用紙トレイを収納した状態を示した斜視図である。図5は、図4に示した インクジェットプリンタを右側から見た側断面図である。図6は、図4に示した インクジェットプリンタを後側から見た部分断面図である。
【0030】 次に、図4〜図6を参照して、本考案の第1実施形態による用紙トレイの収納 状態について説明する。用紙トレイ10は、収納状態では、図5に示すように、 装置本体内の用紙載置部4の背面とバックカバー3との間に収納されている。
【0031】 ここで、この第1実施形態では、用紙トレイ10に設けられた用紙ガイド部1 1は、用紙セット口6の開口部の縦および横の寸法とほぼ同等の縦および横の寸 法を有するように形成されている。また、用紙ガイド部11は、図4および図5 に示すように、用紙トレイ10の収納状態において、用紙セット口6を覆うよう に形成されている。また、用紙ガイド部11は、図1および図2に示すように、 使用状態において、用紙ガイド部5と対向するように形成されるとともに、用紙 ガイド部11のガイド面は、使用状態において、用紙ガイド部5のガイド面とほ ぼ平行に配置されるように形成されている。
【0032】 次に、図1〜図6を参照して、使用状態から収納状態への用紙トレイ10の動 作について説明する。用紙トレイ10の使用状態において、用紙トレイ10に設 けられた用紙ガイド部11は、図2に示すように、その一部が装置本体内にある 。用紙トレイ10を使用状態から装置本体内に収納する際には、用紙トレイ10 を軸12を軸として横方向に回動させる。その回動に伴って、用紙トレイ10に 設けられた用紙ガイド部11も横方向に回動する。それによって、用紙ガイド部 11において、用紙トレイ10の使用時には装置本体内にあった部分が用紙セッ ト口6の上部に引き出されてくる。そして、用紙トレイ10を完全に収納したと きには、用紙ガイド部11は、用紙セット口6の上面に位置し、用紙セット口6 を密閉するように覆う。
【0033】 第1実施形態では、上記のように、用紙トレイ10を、用紙載置面に対してほ ぼ垂直に設けられた軸12の回りに回動可能に設置するとともに、装置本体内に 収納可能に設置することによって、用紙トレイ10を横方向に回動させれば、容 易に用紙トレイ10の使用時の取り出しおよび不使用時の収納を行うことができ る。この場合、用紙トレイ10は、横方向に回動して収納されるので、用紙トレ イ10の厚み分の開口部を、装置本体側の用紙載置部4とバックカバー3との間 に設けるだけで、用紙トレイ10が収納される。それにより、用紙トレイ10を 、従来のように、装置本体の上面に折りたたんで収納する場合のように、装置本 体上面に、用紙トレイ10の平面積に相当する大きなへこみ部を設ける必要がな い。その結果、装置本体側の構造上の制約を緩和することができる。これにより 、設計の自由度を大きくすることができる。
【0034】 また、第1実施形態では、上記のように、用紙トレイ10に設けられた用紙ガ イド部11を、用紙セット口6の開口部の縦および横の寸法とほぼ同等の縦およ び横の寸法を有するように形成するとともに、用紙トレイ10の収納状態におい て、用紙セット口6を覆うように形成することによって、用紙セット口6を実質 的に密閉することができる。それによって、用紙セット口6から装置本体側の用 紙載置部4へほこりなどの異物が侵入するのを有効に防止することができる。そ の結果、用紙載置部4の表面にほこりなどの異物が付着し、用紙が汚れたり、給 紙動作に悪影響を及ぼすこともない。
【0035】 また、第1実施形態では、上記のように、用紙ガイド部11を、使用状態にお いて、用紙ガイド部5と対向するように形成するとともに、用紙ガイド部11の ガイド面を、使用状態において、用紙ガイド部5のガイド面とほぼ平行に配置さ れるように形成することによって、用紙ガイド部11と用紙ガイド部5とを用い て、適切に用紙を給紙することができる。
【0036】 また、第1実施形態では、上記のように、用紙ガイド部11と用紙トレイ10 とを一体的に形成することによって、用紙ガイド部11の部品点数および組立工 数を削減することができる。また、用紙ガイド部11は、用紙セット口6の蓋も 兼ねているので、用紙セット口6の蓋を別途設ける必要もない。
【0037】 (第2実施形態) 図7は、本考案の第2実施形態によるインクジェットプリンタの用紙トレイを 引き出した状態(使用状態)を右側から見た側断面図である。図8は、図7に示 したインクジェットプリンタを後側から見た部分断面図である。図9は、本考案 の第2実施形態によるインクジェットプリンタの用紙トレイを収納した状態を右 側から見た側断面図である。図10は、図9に示したインクジェットプリンタを 後側から見た部分断面図である。なお、第2実施形態によるインクジェットプリ ンタの用紙トレイ周辺部以外の部分の構成は、第1実施形態と同様の構成である 。
【0038】 ここで、この第2実施形態では、用紙トレイ20は、第1実施形態と同様、用 紙載置面と垂直な方向に設けられた軸22に、横方向に回動可能に支持されてい る。但し、この第2実施形態では、軸22は、第1実施形態と異なり、用紙載置 部4の上縁部の端部に設けられている。
【0039】 なお、軸22は、第1実施形態と同様、用紙載置部4と一体的に形成されてい る。また、用紙トレイ20には、用紙ガイド部21が設けられている。用紙ガイ ド部21は、第1実施形態と同様、用紙トレイ20と一体的に設けられている。 なお、用紙ガイド部21は、本考案の「第1用紙ガイド部」に相当する。
【0040】 また、この第2実施形態では、用紙トレイ20に設けられた用紙ガイド部21 の突出長さは、用紙セット口6(図1参照)の開口部の短手方向の長さ寸法より も大きい寸法を有するように形成されている。これにより、用紙セット口6は、 図9に示すように、用紙トレイ20の収納状態において、用紙ガイド部21によ り完全に密閉される。また、用紙ガイド部21は、第1実施形態と同様、使用状 態において、用紙ガイド部5と対向するように形成されるとともに、用紙ガイド 部21のガイド面は、使用状態において、用紙ガイド部5のガイド面とほぼ平行 に配置されるように形成されている。
【0041】 次に、図7〜図10を参照して、第2実施形態による用紙トレイ20の、使用 状態から収納状態への動作について説明する。用紙トレイ20の使用状態におい て、用紙ガイド部21は、用紙トレイ20と同様に、用紙載置部4の上部に引き 出されている。用紙トレイ20を装置本体内に収納する際には、用紙トレイ20 を軸22を軸として横方向に回動させる。その回動に伴って、用紙トレイ20に 設けられた用紙ガイド部21も横方向に回動する。そして、用紙トレイ20を装 置本体内の用紙載置部4とバックカバー3との間に完全に収納したときには、用 紙ガイド部21は、用紙セット口6を密閉するように覆う。
【0042】 第2実施形態では、上記のように、用紙トレイ20を、用紙載置面に対してほ ぼ垂直に設けられた軸22の回りに回動可能に設置するとともに、装置本体内に 収納可能に設置することによって、用紙トレイ20を横方向に回動させれば、第 1実施形態と同様、容易に用紙トレイ20の使用時の取り出しおよび不使用時の 収納を行うことができる。この場合、用紙トレイ20は、横方向に回動して収納 されるので、用紙トレイ20の厚み分の開口部を装置本体側の用紙載置部4の背 面とバックカバー3との間に設けるだけで、用紙トレイ20が収納される。それ により、用紙トレイ20を、従来のように、装置本体の上面側に折りたたんで収 納する場合のように、装置本体上面に、用紙トレイ20の平面積に相当する大き なへこみ部を設ける必要がない。その結果、装置本体側の構造上の制約を緩和す ることができる。これにより、設計の自由度を大きくすることができる。
【0043】 また、第2実施形態では、上記のように、用紙トレイ20に設けられた用紙ガ イド部21の突出長さを、用紙セット口6(図1参照)の開口部の短手方向の長 さ寸法よりも大きい寸法を有するように形成するとともに、用紙トレイ20の収 納状態において、用紙セット口6を覆うように形成することによって、第1実施 形態に比べて、用紙セット口6をより十分に密閉することができる。それによっ て、用紙セット口6から装置本体側の用紙載置部4へほこりなどの異物が侵入す るのをより有効に防止することができる。その結果、用紙載置部4の表面にほこ りなどの異物が付着し、用紙が汚れたり、給紙動作に悪影響を及ぼすこともない 。
【0044】 また、第2実施形態では、上記のように、用紙ガイド部21を、使用状態にお いて、用紙ガイド部5と対向するように形成するとともに、用紙ガイド部21の ガイド面を、使用状態において、用紙ガイド部5のガイド面とほぼ平行に配置さ れるように形成することによって、第1実施形態と同様に、用紙ガイド部21と 用紙ガイド部5とを用いて、適切に用紙を給紙することができる。
【0045】 また、第2実施形態では、上記のように、用紙ガイド部21と用紙トレイ20 とを一体的に形成することによって、第1実施形態と同様に、用紙ガイド部21 の部品点数および組立工数を削減することができる。また、用紙ガイド部21は 、第1実施形態と同様、用紙セット口6の蓋も兼ねているので、用紙セット口6 の蓋を別途設ける必要もない。
【0046】 なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なもので はないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明では なく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と 均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0047】 たとえば、上記第1実施形態では、軸12を用紙載置部4の背面に設けるとと もに、用紙載置部4と一体的に形成したが、本考案はこれに限らず、軸12を用 紙トレイ10と一体的に形成し、用紙載置部4の背面に、軸12を嵌め込むため の穴部を設けてもよい。このように構成することによっても、第1実施形態と同 様の効果を得ることができる。
【0048】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、装置本体内の用紙載置部にほこりなどの異物 が侵入するのを有効に防止することができる。また、用紙トレイ本体の収納部を 設ける際に、装置本体側の構造上の制約を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態による用紙トレイを備え
たインクジェットプリンタの用紙トレイを引き出した状
態(使用状態)を示した斜視図である。
【図2】図1に示した第1実施形態によるインクジェッ
トプリンタを右側から見た側断面図である。
【図3】図1に示した第1実施形態によるインクジェッ
トプリンタを後側から見た部分断面図である。
【図4】図1に示した第1実施形態による用紙トレイを
備えたインクジェットプリンタの用紙トレイを収納した
状態を示した斜視図である。
【図5】図4に示した第1実施形態によるインクジェッ
トプリンタを右側から見た側断面図である。
【図6】図4に示した第1実施形態によるインクジェッ
トプリンタを後側から見た部分断面図である。
【図7】本考案の第2実施形態によるインクジェットプ
リンタの用紙トレイを引き出した状態(使用状態)を右
側から見た側断面図である。
【図8】図7に示した第2実施形態によるインクジェッ
トプリンタを後側から見た部分断面図である。
【図9】本考案の第2実施形態によるインクジェットプ
リンタの用紙トレイを収納した状態を右側から見た側断
面図である。
【図10】図9に示した第2実施形態によるインクジェ
ットプリンタを後側から見た部分断面図である。
【図11】従来の折りたたみ式用紙トレイを備えたイン
クジェットプリンタの斜視図である。
【図12】図11に示した従来のインクジェットプリン
タの用紙トレイを折りたたんだ状態(収納状態)を示し
た側断面図である。
【図13】図11に示した従来のインクジェットプリン
タの用紙トレイを開いた状態(使用状態)を示した側断
面図である。
【符号の説明】
5 用紙ガイド部(第2用紙ガイド部) 6 用紙セット口 10、20 用紙トレイ(用紙トレイ本体) 11、21 用紙ガイド部(第1用紙ガイド部) 12、22 軸

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙載置面に対してほぼ垂直に設けられ
    た軸の回りに回動可能に設置されるとともに、装置本体
    内に収納可能な用紙トレイ本体と、 前記用紙トレイ本体に設けられ、前記用紙トレイ本体の
    前記装置本体内への収納時に、用紙セット口を覆うよう
    に形成された第1用紙ガイド部と、 前記装置本体側に、使用時に前記第1用紙ガイド部と対
    向するように設けられ、用紙の幅方向に移動可能な第2
    用紙ガイド部とを備え、 前記第1用紙ガイド部のガイド面は、使用時に、前記第
    2用紙ガイド部のガイド面とほぼ平行になるように配置
    される、給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記第1用紙ガイド部は、前記用紙セッ
    ト口の開口部の縦および横の寸法とほぼ同等の縦および
    横の寸法を有する、請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記第1用紙ガイド部は、前記用紙セッ
    ト口の開口部の縦および横の寸法よりも大きい縦および
    横の寸法を有する、請求項1に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記第1用紙ガイド部は、前記用紙トレ
    イ本体と一体的に形成されている、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 用紙載置面に対してほぼ垂直に設けられ
    た軸の回りに回動可能に設置されるとともに、装置本体
    内に収納可能な用紙トレイ本体と、 前記用紙トレイ本体に設けられ、前記用紙トレイ本体の
    前記装置本体内への収納時に、用紙セット口を覆うよう
    に形成された第1用紙ガイド部と、 前記装置本体側に、使用時に前記第1用紙ガイド部と対
    向するように設けられ、用紙の幅方向に移動可能な第2
    用紙ガイド部とを備え、 前記第1用紙ガイド部のガイド面は、使用時に、前記第
    2用紙ガイド部のガイド面とほぼ平行になるように配置
    される、用紙トレイ。
  6. 【請求項6】 用紙載置面に対してほぼ平行に回動可能
    に設置されるとともに、装置本体内に収納可能な用紙ト
    レイ本体と、 前記用紙トレイ本体に設けられ、前記用紙トレイ本体の
    収納時に、用紙セット口を覆うように形成された第1用
    紙ガイド部とを備えた、給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記装置本体側に、使用時に前記第1用
    紙ガイド部と対向するように設けられた第2用紙ガイド
    部をさらに備え、 前記第1用紙ガイド部のガイド面は、使用時に、前記第
    2用紙ガイド部のガイド面とほぼ平行になるように配置
    される、請求項6に記載の給紙装置。
JP2000008290U 2000-11-21 2000-11-21 給紙装置および用紙トレイ Expired - Fee Related JP3077840U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008290U JP3077840U (ja) 2000-11-21 2000-11-21 給紙装置および用紙トレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008290U JP3077840U (ja) 2000-11-21 2000-11-21 給紙装置および用紙トレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3077840U true JP3077840U (ja) 2001-06-08

Family

ID=43210820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008290U Expired - Fee Related JP3077840U (ja) 2000-11-21 2000-11-21 給紙装置および用紙トレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3077840U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8590882B2 (en) Feeder unit
JP4525620B2 (ja) 画像記録装置、多機能装置
JP4752792B2 (ja) 画像記録装置
JP5803669B2 (ja) シート搬送装置、及び画像読取装置
JP3077840U (ja) 給紙装置および用紙トレイ
JP2011219201A (ja) 給紙装置
JP3077842U (ja) 給紙装置および用紙トレイ
JP3077841U (ja) 給紙装置および用紙トレイ
JP4581700B2 (ja) 画像記録装置
JP5278447B2 (ja) 画像記録装置
JP2021005747A (ja) 画像読取装置
JP2020182051A (ja) 記録装置
JP2008073868A (ja) カバー構造及びカバー装置並びに電子機器
JP3211790B2 (ja) 画像記録装置
JP2000355145A (ja) プリンタの防塵構造
JP4095365B2 (ja) 記録装置
JPH0641266U (ja) ファクシミリ装置
JP3892742B2 (ja) ファクシミリ装置
JP4678380B2 (ja) 画像記録装置
JP3779818B2 (ja) 給紙装置、画像形成装置
JP4007032B2 (ja) 記録装置
JP5697873B2 (ja) 機器のプリンタ部構造
JP2582322Y2 (ja) 給紙カセットおよび画像形成装置
JPH0631804Y2 (ja) 画像記録装置
JP3393960B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees