JP3077727B2 - スペクトル復元装置およびその方法 - Google Patents

スペクトル復元装置およびその方法

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JP3077727B2 JP05131053A JP13105393A JP3077727B2 JP 3077727 B2 JP3077727 B2 JP 3077727B2 JP 05131053 A JP05131053 A JP 05131053A JP 13105393 A JP13105393 A JP 13105393A JP 3077727 B2 JP3077727 B2 JP 3077727B2
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    • H04B7/15Active relay systems
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    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18539Arrangements for managing radio, resources, i.e. for establishing or releasing a connection

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、セルラRF通
信に関する。さらに詳しくは、本発明は、セルラ通信シ
ステム内では従来不可能であったスペクトルを復元(rec
over) することに関する。
【0002】
【従来の技術】シンプレックス・データ通信システム
は、単方向または受動システムともいい、ページングに
おいて採用されている。一般に、一つまたはそれ以上の
送信機がデータ通信を放送する。これらの通信には、特
定のページャを識別するデータが含まれる。ページャの
集団は、放送通信を連続的に受信する。従来のページン
グ・システムはいくつかの問題点があり、その一つはレ
ンジ機能が限定されているということである。ページン
グ・システムは、ページャがこのシステムの送信機の圏
内にある場合にのみ機能する。加入者が圏外に移動する
と、加入者のページャは呼を受信することができない。
従来のページング・システムの別の問題点は、マルチパ
ス,干渉,信号反射などに関するものである。ページャ
はユーザによって携帯され、ユーザは自動車,屋内,大
きな地上建物付近および電磁ページング信号が通過しに
くいその他の空間に入ることが多い。従って、ページャ
が通信を受信する能力は、一般に干渉する建造物の多い
都市地域で低くなる。
【0003】このレンジの制限および干渉問題に対処す
るため、一部のページング・システムは同報(simulcas
t) 方法を採用しており、複数の同時に運用される送信
機が離間した位置に配置される。複数の送信機による電
力の増加および離間した送信機からの信号伝搬路のダイ
バーシチにより、受信が改善される。さらに、送信機の
間を離間して配置することにより、この距離だけサービ
ス圏が拡大される。この解決方法は都市地域では実際的
であるが、人口密度の低い地域をこの都市地域に含める
ためにページング・サービスを拡大することはコストが
かかりすぎる。
【0004】ページングにおいて衛星を利用することが
提唱されている。衛星を採用することは、従来のページ
ャ・システムのレンジの限定という問題に対処してい
る。しかし、衛星を利用することによって独自の問題が
生じる。例えば、一般に衛星は、低電力送信のみを利用
することに限定されている。従って、現時点では衛星は
地上の中継局に放送するためにのみ利用され、この中継
器は高電力信号を近傍のページャに再放送することがで
きる。そのため、地上中継局によって達成されるレンジ
以上にレンジを拡大することはできない。なぜならば、
現在のページ受信装置、すなわちページャは衛星の信号
を受信できないためである。さらに、ページを伝達する
ためには、スペクトルの二重割当が必要になる。一方の
通信リンクがページ通信を衛星から地上中継局に伝達
し、もう一方の通信リンクがページ通信を地上中継局か
らページャに伝達する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】同報ページング・シス
テムにおいて衛星と地上送信機とを統合することが提唱
されている。しかし、このような同報ページング・シス
テムでは、衛星を静止軌道(geostationary orbit) に配
置しなくてはならない。静止軌道は地球から約35,0
00km(22,000マイル)の上空にあるので、静
止衛星から放送される信号は地表では弱くなる。信号を
受信するため大きなアンテナを用いずに地表で受信する
ことは不安定になる。従って、このようなシステムにお
けるページャは非現実的に大きくて高価な受信機器を内
蔵するか、あるいは衛星伝送による同報のの便宜を見送
る必要がある。
【0006】衛星送信ページおよび地上送信ページの両
方を受信できるデュアル・モード・ページャを利用する
ことも提唱されている。このシステムでは、衛星送信ペ
ージは地上送信ページとして再放送される。衛星は、低
周回軌道に配置することができる。従って、地上送信ペ
ージは、衛星送信ページとの干渉を防ぐため、衛星送信
ページと異なる通信リンクを用いる。さらに、地上送信
ページが利用可能な干渉の多い都市地域を除き、ページ
ャは衛星送信信号を確実に受信することができる。これ
は、これらの信号は地球からわずか数百マイル上空から
発信されているためである。一方、デュアル・モード受
信機を用いると、ページャの寸法,重量,消費電力およ
びコストが増加する。さらに、ページを送信するために
要するスペクトル量は、一つの通信リンクのみでページ
を送信する場合に比べて2倍になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の利点
は、改善された通信システムを提供することである。
【0008】本発明の別の利点は、地理的にセルラ・パ
ターンで割り当てられた通信スペクトルの一部を再利用
するために復元することである。さらに別の利点は、本
発明は、セルラ・パターンの非アクティブ・セルに割り
当てられた通信リンクを利用して、この非アクティブ・
セルにおいて干渉を起こさずに、ページや他の形式の通
信などのデータを送信することである。
【0009】本発明の別の利点は、さまざまな位置にお
いて地上送信機から衛星信号を再放送し、かつ、シング
ル・モード・ページャのみを運用する低軌道上の衛星網
を利用するページング・システムを提供することであ
る。
【0010】本発明の上記および他の利点は、一例にお
いて、あるサイトについて一つのセルがアクティブ・セ
ルであり複数のセルが非アクティブ・セルであるセルラ
・パターンで地理的に割り当てられた通信スペクトルの
一部を復元する方法によって実現される。この方法は、
このサイトにおいて、第1群のリンク・パラメータに基
づいて信号を受信することを必要とする。この第1群の
パラメータは、アクティブ・セルと関連している。第2
群のリンク・パラメータは、第1群のパラメータから予
測される。この第2群のパラメータは、非アクティブ・
セルの一つに関連している。この一つの非アクティブセ
ルは、このセルで行なわれる通信が第2群のパラメータ
によって定められるスペクトルを用いる伝送によって干
渉しないように選択される。次に、この第2群のリンク
・パラメータによって定められる通信スペクトルを用い
て、通信が伝送される。
【0011】図面と共に以下の詳細な説明および特許請
求の範囲を参照することにより本発明に対する理解が深
まるであろう。ただし、図面を通して同様な参照番号は
同様な項目を表す。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の好適な実施例に従って構成
された環境10の配置図を示す。衛星網12は、地球1
6の周りの比較的低い軌道に配置された複数の衛星14
を含む。各衛星14は、衛星網12によって少なくとも
部分的に形成された通信ネットワークのノードを表す。
低軌道のため、衛星14は地球に対して常に移動してい
る。例えば、衛星14が地球から765km上空の軌道
に配置されている場合、上空の衛星14は地球の表面の
ある一点に対して約25,000km/時の速度で移動
していることになる。これにより、衛星14は最大約9
分間の間地球の表面の一点の視界に入ることができる。
衛星14は比較的低い軌道のため、任意の一つの衛星か
らの実質的に見通し線の電磁伝送は、時間的なある点に
おいて地球の比較的小さい領域をカバーする。例えば、
衛星14が地球から765km上空の軌道に配置されて
いる場合、このような伝送は直径約4075kmの地域
をカバーする。
【0013】衛星網12は、地表上の任意の一点と衛星
14の任意の一つとの間でいつでも通信ができるように
構成されることが好ましい。従って、通信装置18は通
信装置の集合の一つの装置を表すだけであり、この集合
は数百万の数にもなりうる。通信装置18は、地表上の
実質的に任意の場所に携帯または設置することができ、
衛星網12から通信サービスを受信することができる。
本発明の一つの実施例に従って、通信装置18が受信で
きる一つのサービスは、ページング・サービスである。
そのため、装置18は衛星網12の近傍の衛星14から
送信される通信信号を絶えず監視して、自己に宛てられ
たページ通信を検出することができる。衛星14から直
接送信された信号は、本発明に限り、主通信(primary c
ommunication) とみなす。
【0014】装置18は世界中の任意の場所に携帯する
ことができるので、装置18による受信は装置の環境に
応じてかなり異なることが当業者に理解される。例え
ば、装置18が地下室,山地付近,大きな建物内または
その付近,自動車内などに入ると、主通信は不安定にな
る。これらの干渉物の多くは都市地域では一般的であ
る。
【0015】環境10はさらに、副通信(secondary com
munication) コントローラ20を含む。コントローラ2
0は、主通信がクリアにかつ確実に受信できるサイト2
2において地表付近に配置されることが好ましい。この
ようなサイトとしては、例えば、塔や高い建物などがあ
る。衛星14と比較して、これらの高いサイトはまだ地
球に近い。コントローラ20は移動してもよいが、衛星
14の移動に対するコントローラ20の移動は重要でな
いことが望ましい。環境10では、任意の数のコントロ
ーラ20を設けてもよい。
【0016】本発明の一つの実施例では、コントローラ
20は都市地域に配置され、コントローラ20は衛星網
12から送信された主ページ通信を監視し、このページ
通信を副通信として再放送する。これらの副通信は、主
通信に干渉せずに、主通信によって用いられるスペクト
ルの一部を利用する。この実施例では、コントローラ2
0はページ通信用の地上再放送局として機能する。別の
実施例では、コントローラ20は衛星網12から送信さ
れる主通信を監視して、主通信と干渉せずに主通信のス
ペクトルの一部を利用して、他の独立した副通信をどの
ようにして行なうかを判断する。
【0017】図2は、衛星14によって実現されるセル
ラ・アンテナ・パターンの配置図を示す。図2に示すよ
うに、各衛星14は指向性アンテナのアレイ(図示せ
ず)を有する。各アレイは、衛星14に対してさまざま
な角度で地表上に複数の離散的なアンテナ・パターンを
放射する。図2は、衛星14が地表上に形成するセル2
4のパターンの図を示している。便宜上、図2は重複や
隙間がないように離散的な6角形の形状でセル24を示
している。しかし、実際には、同じ太さの線は6角形で
はなく円形でもよく、アンテナの側帯波(side lobe) が
パターンを変形することがあり、また、隣接セル間の重
複もあることが当業者に理解される。
【0018】衛星14が地球の上空765kmに配置さ
れている場合、セル24は直径約690kmとなる。衛
星14が地球に対して最高25,000km/時の速度
で移動している場合、セル24もほぼこの速度で地球上
空を移動し、地表上の任意の点は約1分足らずの間一つ
のセル24内に入る。
【0019】環境10(図1参照)内の主通信は与えら
れたスペクトル量を占め、これを図3に示す。このスペ
クトルは、任意の数、好ましくは数千の周波数チャンネ
ル26に分割されることが好ましい。従って、多数の独
立した通信リンクが干渉せずに同時に設定できるよう
に、この通信システムは周波数分割多元接続(frequenc
y division multiple access: FDMA)方式を採用し
ている。好適な実施例では、チャンネル26はLバンド
内またはその付近にあるが、他の周波数帯域も利用でき
ることが当業者に理解される。
【0020】図2,図3において、これらの複数の周波
数チャンネルの全スペクトルは各セル24内で利用可能
である。例えば、7セルの周波数再利用パターンは、隣
接セル間の干渉を防ぐため時分割多元接続(time divis
ion multiple access: TDMA)方式を用いて実現で
きる。すなわち、全スペクトルを各セル内で利用できる
が、隣接セルに異なる時間スロット28が割り当てら
れ、この時間スロット内でスペクトルが利用できるよう
に、全スペクトルが時間的に分割することができる。そ
のため、本発明に限り、スペクトルは一つまたはそれ以
上の時間パラメータおよび周波数パラメータを用いて、
分割し、指定できるものとする。主通信はフレーム30
に分割され、これらのフレームは、例えば、7セル再利
用パターンに対応する少なくとも7つの異なる時間スロ
ット28を含むことができる。さらに、衛星14からの
信号の送信に対して、および衛星14における信号の受
信に対して別の時間スロット28を割り当てることがで
きる。図3は、各セル24の2つの時間スロット28を
示す。衛星14は、送信(T)時間スロット28におい
て指定されたセル24に対して通信を送信し、別の受信
(R)時間スロット28において指定されたセル24か
ら通信を受信することができる。
【0021】好適な実施例では、デジタル信号のバース
トが一つの時間スロット28内で高データ・レートで伝
送される。必要な容量に対応できるもっとも低いデータ
・レートが好ましいことはもちろんである。例えば、一
つの周波数チャンネル26がページ通信の送信用に割り
当てられる場合、この周波数チャンネル内のデータ・バ
ーストは、この通信に利用される時間スロットに相当す
るセルの識別(identity: ID),ページングの対象と
なる複数の装置18のアドレスおよびページ通信によっ
て伝達されるメッセージ・データを伝えることができ
る。
【0022】図2において記号「A」が付けられている
セルには時間スロット28が割り当てられ、記号「B」
が付けられているセルには別の時間スロット28が割り
当てられる。このように、同時に同じスペクトルを利用
するセルは、互いに地理的に離間されている。図2,図
3は7セルの7時間スロットの構成を示しているが、こ
れより大きいまたは小さい再利用パターンも利用でき、
すべての送信時間スロット28が対応する受信スロット
28を必要とするわけではなく、またすべての受信スロ
ット28が対応する送信スロット28を必要とするわけ
ではないことが当業者に理解される。
【0023】セル24は、アクティブまたは非アクティ
ブとみなすことができる。アクティブ・セル24とは、
その圏内において受信装置が現在位置している一つのセ
ルのことである。すべての残りのセル24は非アクティ
ブ・セルとなる。例えば、図2において、通信装置が
「D」セル内に位置している場合、「D」セルはアクテ
ィブであり、セル「A」,「B」,「C」,「E」,
「F」,「G」は非アクティブである。セルの移動によ
り、現在アクティブなセルが受信装置から離れて、非ア
クティブになるため、アクティブ・セルが常にアクティ
ブであるとは限らない。一つのアクティブ・セルが非ア
クティブになると、別のセルが受信装置上に移動して、
アクティブになる。どの非アクティブセルがアクティブ
になるかは、セル24の移動方向によって決まる。
【0024】さらに図2は、一例として「G」セル24
が現在アクティブであるサイト22を示している。サイ
ト22は副セル(sub-cell)32によって取り囲まれ、こ
の副セルは、サイト22から放送される副通信信号がセ
ル24の境界付近で主通信が有する強度とほぼ同じ強度
を有するアンテナ・パターンを表す。副セル32はセル
24よりも小さく、副セルの直径はセル24の半径より
も小さいことが好ましい。このように大きさが小さくな
ることは、地球上空の軌道ではなく地表付近にコントロ
ーラ20を配置することによって行なわれる。実質的に
見通し線RF通信の場合には、コントローラ20から副
通信が送信される電力レベルは衛星20からの電力レベ
ルよりも実質的に高く、しかも副セル32を小さな寸法
に維持することができる。
【0025】図2に示すサイト22の配置について、サ
イト22から送信される副通信はセル「G」,「A」,
「F」で利用されているものと同じ送信リンク・パラメ
ータ(周波数,時間スロットおよび変調方法など)を利
用しないが、これは干渉が発生するためである。さら
に、セル「B」,「C」の一部は副セル32に近いた
め、干渉が発生する可能性がある。しかし、どの「D」
セルもセル24の半径よりも副セル32の近くにおら
ず、このセルにおける干渉はありそうにない。実際に、
図2に示すサイト22の位置では、「D」セル24は干
渉を受ける可能性の最も低い非アクティブ・セルの一つ
である。つまり、図2に示す時間的な瞬間において、副
通信は「D」セル24で現在行なわれている主通信と干
渉せずに、「D」セル24で用いられているリンク・パ
ラメータを利用することができる。
【0026】図2に示す7セル再利用パターンのため、
非アクティブ・セル24の少なくとも一つは、アクティ
ブ・セル24内の任意の一点から離れたセル24の半径
に少なくとも等しい距離にある。コントローラ20(図
1参照)は、どの非アクティブ・セル24が与えられた
瞬間においてこれらの条件に最適であるかを予測する。
この一つの非アクティブ・セルにおける主通信は、副通
信と干渉する可能性が最も少ない主通信である。この一
つの非アクティブ・セル24のことを以下では復元可能
セル(recoverable cell)という。復元可能セルの識別
(ID)は、衛星14が上空で移動するにつれて変化す
る。コントローラ20は、復元可能セルで用いられてい
るリンク・パラメータのみを利用して、副通信を制御す
る。従って、復元可能セルに割り当てられるスペクトル
は復元されて、副セル32内で行なうことのできる副通
信によって用いられる。
【0027】図4は、コントローラ20のブロック図を
示す。コントローラ20は、スイッチまたは分割器(spl
itter)36に結合するアンテナ34を含む。アンテナ3
4で受信された信号は分割器36を介して受信機38に
送られる。コントローラ20から送信される信号は、送
信機40から分割器36を介してアンテナ34に送られ
る。受信機38および送信機40は、図3で説明した主
通信方式と整合性のあるフォーマットで信号をそれぞれ
送信し、受信するように構成される。受信機38および
送信機40は、合成器,発振器および/またはタイミン
グ回路(図示せず)などの特定の素子を共有して、コン
トローラ20の設計を簡単にすることが望ましいことが
当業者に理解される。さらに、送信機40および受信機
38は異なるアンテナを利用できることが望ましい。し
かし、アンテナ34はサイト22の位置を定め(図1〜
2を参照)、このようないずれかのアンテナが実質的に
サイト22になければ、以下で説明する手順に対して補
正を行なう必要がある。
【0028】受信機38および送信機40はそれぞれプ
ロセッサ42に結合する。プロセッサ42はさらにタイ
マ44およびメモリ46に結合する。一つの実施例で
は、プロセッサ42はさらに、コントローラ20が副通
信として送信する信号を得るための信号源(図示せず)
に結合する。プロセッサ42はタイマ44を利用して現
時刻を維持し、図3で説明したTDMAフォーマットと
同期的に動作する。メモリ46は、プロセッサ42に対
する命令として機能するデータであって、プロセッサ4
2によって実行されると、コントローラ20に以下で説
明する手順を実行させるデータを含む。さらに、メモリ
46は、コントローラ20の動作によって処理される変
数,テーブルおよびデータベースを含む。
【0029】図5は、コントローラ20によって実行さ
れるバックグランド手順48のフローチャートを示す。
コントローラ20は、予測手順50と同時にバックグラ
ンド手順48を実行することが好ましく、予測手順50
のフローチャートは図6に示す。手順48のタスク52
において、コントローラ20は受信機38(図4参照)
を用いて、現アクティブ・セルを見つけ出す。
【0030】タスク52は、各時間スロット28(図3
参照)で受信された信号を標本化して、どの信号が最も
強いかを判断する。最も強い信号がアクティブ・セルに
相当する可能性が最も高い。タスク52はさらに、信号
のドップラを判断・評価して、さまざまな衛星14(図
1参照)から送信された信号を弁別する。衛星14が近
づきつつある場合には、ドップラ信号は正であり、衛星
が遠ざかりつつある場合には、ドップラは負になる。さ
らに、サイト22から最も遠く離れた衛星(図1参照)
では、ドップラ・シフトは大きくなる。コントローラ2
0が時間スロット28の一つにおいて副通信を送信する
場合、タスク52はこの時間スロットを調べることを省
略することがのぞましい。以下で説明するように、この
時間スロットは復元可能セルに相当し、この復元可能セ
ルはアクティブ・セルである可能性が最も低く、送信機
40が動作している際の受信機38の動作によって、結
果が無効になる可能性が生じる。
【0031】タスク52によってアクティブ・セルが判
定されると、コントローラ20はタスク54を実行し
て、コントローラ20をアクティブ・セルのリンク・パ
ラメータに同期させる。好適な実施例では、タスク54
は内部タイミングを調整して、アクティブ・セルの時間
スロットと同期する。別の実施例では、タスク54は周
波数を調整し、復調方法を選択することができる。タス
ク54を行なうことによって、コントローラ20は現ア
クティブ・セルのリンク・パラメータを利用して、上空
の衛星14(図1参照)から送信されたデータを確実に
受信し、復号することができる。
【0032】タスク56は、アクティブ・セルの通信リ
ンク上で送信されたデータ通信からアクティブ・セルの
IDを解読し、格納する。このIDは、例えば、前述の
7セル周波数再利用方式のセルの一つを残りのセルから
区別するデータによって伝えることができる。
【0033】タスク58は、コントローラ20にページ
ング・システムの地上再放送局として機能させる本発明
の実施例によって実行される。特に、タスク58は、ア
クティブ・セルの通信リンク上で受信された通信を待ち
行列に入れて、再放送する。好適な実施例では、これら
の通信はフレーム30(第3図参照)などのある期間に
おいてアクティブ・セルの通信リンク上で受信された実
質的にすべての送信を表す。しかし、これらの通信を処
理して、再放送されないように特定の通信を除外しても
よい。
【0034】タスク60は、復元可能なセルのリンク・
パラメータを利用して待ち行列に入れられた通信を送信
する。この通信は、タスク58で説明した通信でもよ
い。別の実施例では、通信は標本化された音声や、別の
信号源から得られる他のデータでもよい。復元可能なセ
ルのリンク・パラメータの判定し、これらのパラメータ
に基づいて送信機40を動作させるようにプログラムす
ることは、以下で説明する予想手順50の動作によって
すでに行なわれている。
【0035】タスク60の次に、プログラム制御はタス
ク52に戻って、バックグランド手順48を繰り返す。
従って、手順48は主通信を反復的に監視して、現在の
状態におけるアクティブ・セルのIDを維持し、送信の
ために待ち行列に入れられた通信を反復的に送信する。
【0036】図6において、予測手順50はタスク62
を実行して、現在のアクティブ・セルのIDを判定す
る。このIDデータは、前述のようにタスク56におい
てすでに保存されており、絶えず更新されている。問い
合わせタスク64は、現在のアクティブ・セルのID
と、最後に判定されたアクティブ・セルのIDとを比較
して、アクティブ・セルのIDが変化しているかどうか
判断する。
【0037】コントローラ20は、図7に示すパス・テ
ーブル66と同様なデータ構造をメモリ46に維持する
ことが好ましい。テーブル66は、アクティブ・セルI
Dと、進入時間(entry time)および期間(duration)とを
一対一の対応で関連づける。テーブル66は、任意の数
のセルに対するこのようなデータを格納することができ
る。コントローラ20によって処理されるアクティブ・
セルのシーケンスが容易に判定できるように、テーブル
66が構成されていることが好ましい。図6に戻って、
タスク64はテーブル66をアクセスして、このテーブ
ルに現アクティブ・セルとして記載されたデータがタス
ク62で得られたアクティブ・セルのIDと一致するか
どうか判断する。タスク64はこの判定を行なうため一
つまたはそれ以上のデータ平滑化処理を採用してもよい
ことが当業者に理解される。従って、タスク64は、タ
イミングまたは他のデータが変更が安定していることを
示した後にのみ、アクティブ・セルの変更が発生したこ
とを判断することが望ましい。
【0038】アクティブ・セルのIDが変化したとタス
ク64が判断すると、コントローラ20は復元可能なセ
ルのIDを予測する。つまり、タスク68は新しいアク
ティブ・セルのIDおよび現時刻をテーブル66(図7
参照)に保存する。さらに、タスク68は、前回のアク
ティブ・セルがアクティブであった期間を計算し、保存
する。この期間は、現時刻を用い、かつ、古いアクティ
ブ・セルのIDと共にテーブル66に保存された進入時
間を用いて計算することができる。
【0039】タスク68の次に、問い合わせタスク70
は、タイミングおよび経時的(historical)な観点から、
コントローラ20が2つのセルの境界にいることを示し
ているかどうかを判断する。
【0040】図8は、コントローラ20のメモリ46に
保存されたセル方位マップ(cell orientation map)72
の図面を示す。マップ72は、セル24(図2参照)の
所定の相対的方位を定めるデータを格納している。マッ
プ72のポイント74は、2つのセルの間の境界に位置
している。セル24の移動により、サイト22(図1,
図2参照)がマップ72の斜線部のセルによって表され
るパス76に沿って移動すると、2つのセルの間の境界
に沿った移動が生じることがある。ポイント74付近の
「B」および「A」セルのような隣接したアクティブ・
セルの間の振れは、タイミング的な観点を与え、これは
境界に沿った移動を示している。さらに、パス76上の
セル「C」,「G/F」,「A」セルなどの前回のアク
ティブ・セルは、境界に沿った移動を暗示する経時的デ
ータ(historical data) を与える。
【0041】図6において、境界に沿った移動が起こっ
ているとタスク70が判断すると、プログラム制御はタ
スク62に戻り、現在のアクティブ・セルに別の変更が
生じていないか再度調べる。復元可能なセルの現在の予
測に変化はない。タスク70の動作によって、コントロ
ーラ20は復元可能なセルを不必要に頻繁に変更するこ
とを控える。
【0042】しかし、アクティブ・セルの変更が検出さ
れたとタスク70によって判断され、セル境界に沿った
移動が指摘されていない場合、タスク78が実行され
る。タスク78は、新しいアクティブ・セルを介して2
つの最大トラック(進路:track)を予測する。図8に戻
って、3つのパスの例が示されている。2つの最大トラ
ックとは、右端のトラック80と左端のトラック82を
表し、これらのトラックによりテーブル66に記録され
ていないセルを通過せずに、直線はテーブル66(図7
参照)に記録された前回のアクティブ・セルを通過す
る。「右」および「左」とは、サイト22に対する衛星
の移動方向について用いられるが、「右」および「左」
の区別は説明の便宜のためにすぎないことが当業者に理
解される。図8は、各パスの例に関するトラック80,
82を示す。衛星14はサイト22に対して反復的な所
定の方法で移動し、この方法は直線に近似しているた
め、直線が選ばれる。
【0043】トラック80とトラック82との間の領域
は、サイト22が近い将来位置する新たなアクティブ・
セルの部分を表す。図8に示す例では、パス76を進む
場合、セル「G」の中間に延在している極めて細い線内
の任意の点をサイト22は占めることがある。パス84
を進む場合、移動方向に対してセル「E」の右側にある
任意の点をサイト22は占めることがある。また、パス
86を進む場合、セル「C」の中間の広い領域ないの任
意の点をサイト22は占めることがある。サイト22は
図8に示す例ではなくセル24を通過する任意のトラッ
クを進んでもよいことはもちろんである。さらに、一般
に、サイト22によって占められる可能性のある領域
は、前回のアクティブ・セルを記述するデータが多く集
まれば、それだけ正確に判断できることが当業者に理解
される。しかし、処理時間を短縮するため、セルにおけ
る最大トラックを予測するために用いられるデータ量に
対して所定の制限を設けてもよい。
【0044】図6に戻って、タスク78が最大トラック
80,82を推測した後、タスク88は、一方で、新た
なアクティブ・セル内のトラック80,82の進入点と
退出点との間の距離を計算し、もう一方で隣接する周り
のすべての非アクティブ・セルについても計算する。2
4個の距離計算が実行される。6つの非アクティブ・セ
ルのそれぞれについて行なわれる4つの計算値は互いに
に加算され、6つの距離の和となる。問い合わせタスク
90はこの距離の和を調べて、新たなアクティブ・セル
が進む可能性の高いトラックはどれかを判断する。
【0045】サイト22が図8のパス84について示す
ように、左側に実質的に進入しないでアクティブ・セル
の右側のトラックを進むとタスク90が判断した場合、
タスク92が実行される。タスク92は、アクティブ・
セルの左側のセルを選択して、これを復元可能セルとし
て利用する。パス84の場合、これは図8に示す事例で
はセル「C」となる。すべての「C」セルは、サイト2
2から離れたセル24の半径に少なくともほぼ等しい距
離に留まり、パス84の「E」セル94はアクティブに
維持される。サイト22が右側に実質的に進入しないで
アクティブ・セルの左側のトラックを進むとタスク90
が判断した場合、タスク96が実行される。タスク96
はアクティブ・セルの右側のセルを選択して、これを復
元可能セルとして利用する。この場合については図8に
示されていないが、セル94について示されている状況
の勝手違いの図を表す。
【0046】距離の和が残りのものに比べて実質的に長
い場合、サイト22のトラックはセルの左または右側を
進むとタスク90は結論することができる。もちろん、
これらの結論に達する他の適切なアルゴリズムを利用し
てもよいことが当業者に理解される。
【0047】タスク90は、図8のセル98に示す狭い
トラックは左トラックか右トラックかを判断でき、それ
に応じてプログラム制御を渡すことができることが望ま
しい。この場合、左の「F」セルまたは右の「D」セル
のいずれかが復元可能セルとして選択でき、サイト22
はセル98の中心の狭いトラックを進む。
【0048】一方、タスク90は距離計算値を調べて、
図8のセル100に示すようなアクティブセルの中心か
らの広いトラックを予測することもできる。セル100
の中心からのトラックが広いということは、復元可能セ
ルとしてアクティブセルの左または右側のセルが最も適
しているかをコントローラが妥当な確率で判断できない
ことを意味する。従って、タスク102は前回のアクテ
ィブ・セルはどのセルかを予測するか、あるいはどのセ
ルが次のアクティブセルかを予測して、復元可能セルと
していずれか一方を選択する。図8において、タスク1
02は「F」セルが好適なアクティブ・セルとであると
判断し、パス86における現在のアクティブ・セル10
0から最大トラック80,82の平均を拡大することに
よって、「B」セルが次のセルであると予測する。この
予測は誤りと判明することもあることが当業者に理解さ
れる。しかし、セル100に示すようなトラックと同様
なトラックを暗示する条件の下でサイト22が新たなア
クティブ・セルに進入すると、前回のセルまたは次のセ
ルはまだ現在位置から少なくともセル24の半径の距離
だけ離れていることになる。
【0049】図6において、タスク102が復元可能な
セルとして次のセルを予測し、選択すると、タスク10
6は現在のアクティブ・セルがアクティブでいる期間を
推定し、現在のアクティブ・セルのほぼ中心においてア
ラームが終了するようにタイマを設定する。このように
期間を推定することは、衛星14(図1参照)の所定の
速度についておよび現在のアクティブ・セルの平均予測
トラック(average predicted track) について把握する
ことによって行なうことができる。この平均予測トラッ
クとは、左トラック80と右とラック82(図8参照)
との間の半分の距離に延在する。サイト22が境界を実
際に越えて、新たなアクティブ・セルに入るまでタスク
106は実行されない可能性を考慮するため、現時刻か
らの期間のほぼ1/2の時間からわずかな所定の固定期
間を引いた時間において終了するように、タスク106
はアラームを設定できることが望ましい。
【0050】タスク64に戻って、新たなアクティブ・
セルに進入していないとコントローラ20が判断した場
合、タスク106で設定された可能性のあるアラームが
終了したかどうかを問い合わせタスク108は判断す
る。アラームが終了していない限り、プログラム制御は
タスク62に戻り、現在のアクティブ・セルのデータを
再度調べる。アラームが終了したとタスク108が判断
すると、タスク110が実行され、最後のアクティブ・
セルを復元可能なセルとして選択する。図8において、
パス86によって示される例における「C」セル100
が現在のアクティブ・セルである場合、「F」セル11
2は最後のアクティブ・セルである。従って、サイト2
2が「C」セル100のほぼ中心に達すると、復元可能
セルのIDは「B」セル104から「F」セル112に
変化する。これにより、復元可能セルは、アクティブ・
セル内のサイト22の実際の位置から離れたセル24の
少なくとも半径にほぼ等しい距離に維持することができ
る。
【0051】復元可能セルがタスク92,96,102
/106または110の一つによって選択された後、プ
ログラム制御はタスク114に進む。タスク114は、
復元可能セルの変更を処理する。この処理には、例え
ば、バックグランド手順48(図5参照)のタスク60
において送信のために待ち行列に入れられた通信に制御
データを挿入することが含まれる。このような制御デー
タは、通信を監視している受信機に対して、今後の通信
に用いる新たなリンク・パラメータを通知し、またリン
ク・パラメータが変化する今後の時間を通知する。この
制御データは、例えば、このような通信がセルからセル
へと渡される場合に、主通信の受信機に対して衛星14
が生成し、送信する制御データを模擬する。従って、主
通信の受信機は、変更なしに副通信の受信機としても機
能することができる。
【0052】新たなリンク・パラメータは、メモリ46
(図4参照)に保存されたテーブルを調べることによっ
て得ることができ、このメモリは、図9に示すリンク・
パラメータ・テーブル116と同様な構造を有すること
が好ましい。テーブル116は、復元可能セルとして選
択可能な各セルのIDとリンク・パラメータを関連づけ
る。これらのパラメータには、各セルの送信部分と関連
する時間スロット28(図3参照)の定義と、各セルで
用いられる通信リンクを互いに完全に区別するために必
要な他の通信リンク・パラメータとが含まれる。本発明
のさまざまな実施例では、このような他のパラメータに
は、使用される周波数チャンネルおよび/または使用さ
れる変調方法の仕様が含まれる。タスク114は、テー
ブル116に対するキーとして、新たに選択された復元
可能セルを用いる。
【0053】好適な実施例では、衛星14(図1および
図3参照)の観点から送信チャンネルのみを副通信に用
いている。地球の曲面によって、地球の表面付近から送
信される副通信の地球付近の受信機と、少なくともセル
半径だけサイト22から離れた位置に衛星14から送信
される主通信の地球付近の受信機との間の干渉が防がれ
る。一方、衛星14の観点からの受信チャンネルは、主
通信と副通信との間の干渉を受けることがある。なぜな
らば、サイト22と衛星14との間、ならびに復元可能
セルに位置する送信装置と衛星14との間には直接見通
し線が存在するためである。このため、テーブル116
は衛星14からの送信に関連する時間スロットのみを識
別する。
【0054】次のリンク変更が行なわれようとすること
を副通信を受信する装置に通知した後、タスク114は
適切な時間においてテーブル116からの適切なリンク
・パラメータで送信機(図4参照)をプログラムして、
通信リンクの変更を行なう。タスク114の次に、プロ
グラム制御はタスク62に戻り、現在のアクティブ・セ
ルのIDを再度調べる。
【0055】本発明に従って、衛星14から送信される
主セルラRF通信を受信することのできる通信装置18
(図1参照)は、コントローラ20から送信される副通
信を受信するため、修正したり、改善したり、あるいは
変更する必要はない。むしろ、副通信は主通信と同様に
同じリンク・パラメータ上で行なわれる。装置18は、
この装置が利用可能な通信リンクのうち最も強い通信リ
ンクを選択できることが望ましい。コントローラ20が
近くに位置している場合、装置18はコントローラ20
からの副通信は上空の衛星14からの主通信よりも強い
と結論することができる。このとき、装置18は主通信
ではなく副通信に同期する。コントローラ20を都市地
域に配置することにより、衛星14から送信されるペー
ジング通信の受信を改善することができる。
【0056】以上、本発明は、セルラ・パターンに基づ
いて再利用するために地理的に割り当てられたスペクト
ルを利用する改善された通信システムを提供する。本発
明は、このスペクトルの一部を再利用するために復元し
て、副通信を伝達するコントローラを提供する。このコ
ントローラは、非アクティブ・セルに割り当てられたス
ペクトルの一部を利用して、この非アクティブ・セルに
おいて干渉を発生せずにページング通信や他の種類の通
信を送信する。これらのコントローラを利用してページ
ング・システムを構築することにより、低軌道で周回す
る衛星から得られた信号を受信し、再放送することがで
きるようになる。このようなシステムにおけるページ受
信装置は、主通信と副通信とを区別する必要なしに一つ
のモードのみで動作することができる。
【0057】好適な実施例を参照して本発明について説
明してきた。しかし、本発明の範囲から逸脱せずに、こ
れらの好適な実施例に対して変更や修正が可能なことが
当業者に理解される。例えば、次のアクティブ・セルお
よびアクティブセルへのパスを予測するために本明細書
で説明された特定のアルゴリズムは、予測のために用い
ることのできるさまざまなアルゴリズムからの例にすぎ
ないことが当業者に理解される。例えば、過去のアクテ
ィブ・セル期間情報を過去のアクティブ・セルID情報
と組み合わせて、アクティブ・セルへの可能なトラック
をより正確に予測できることが当業者に理解される。同
様に、直線ではなく曲線として過去のアクティブ・セル
への可能なトラックを記述することにより、精度を改善
することができる。当業者に容易に想起されるこれらお
よび他の変更および修正は本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛星方式のセルラ通信システムの配置図を示
す。
【図2】衛星から送信される信号によって地球の表面上
で形成されるセルラ・パターンの配置図を示す。
【図3】セルラ通信システムにおいて用いられるスペク
トルの一例のブロック図を示す。
【図4】副通信コントローラのブロック図を示す。
【図5】副通信コントローラによって実行されるバック
グランド手順のフローチャートを示す。
【図6】副通信コントローラによって実行される予測手
順のフローチャートを示す。
【図7】副通信コントローラのメモリ内に維持されるパ
ス・テーブルを示す。
【図8】副通信コントローラのメモリ内に維持されるセ
ル方位マップを示す。
【図9】副通信コントローラのメモリ内に維持されるリ
ンク・パラメータ・テーブルを示す。
【符号の説明】
10 環境 12 衛星網 14 衛星 16 地球 18 通信装置 20 副通信コントローラ 22 サイト(局) 24 セル 26 周波数チャンネル 28 時間スロット 30 フレーム 32 副セル 34 アンテナ 36 スイッチまたは分割器 38 受信機 40 送信機 42 プロセッサ 44 タイマ 46 メモリ 48 バックグランド手順 50 予測手順 66 パス・テーブル 80,82 トラック 84,86 パス 116 リンク・パラメータ・テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平5−502768(JP,A) 特表 平5−501485(JP,A) 欧州特許出願公開470831(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あるサイトについて一つのセル(24)
    がアクティブ・セルであり、複数のセルが非アクティブ
    ・セルであるセルラ・パターンにおいて、地理的に割り
    当てられる通信スペクトルの一部を復元する方法であっ
    て:前記サイト(22)において、前記アクティブ・セ
    ルと関連する第1群のリンク・パラメータ(54)に基
    づいて信号を受信する段階(52);第2群のリンク・
    パラメータ(50)を予測する段階であって、前記第2
    群のリンク・パラメータ(50)によって定められるス
    ペクトルを利用する送信によって干渉する可能性のない
    前記非アクティブ・セルの一つと関連する第2群のリン
    ク・パラメータ(50)を予測する段階;および前記第
    2群のリンク・パラメータ(50)によって定められる
    通信スペクトルを利用して通信を送信する段階(6
    0);によって構成されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 セルラ通信システム内で行なわれる主通
    信に干渉しないように副通信を制御する装置(20)で
    あって、前記主通信は前記セルラ通信システムのアクテ
    ィブ・セルをキャラクタライズするアクティブ・リンク
    ・パラメータのセットと、非アクティブ・セルをキャラ
    クタライズする複数のセットの非アクティブ・リンク・
    パラメータとに基づいて行なわれる装置は:前記アクテ
    ィブ・リンク・パラメータのセットに基づいて送信され
    る前記主通信を受信する受信機(38);前記受信機
    (38)に結合され、非アクティブ・リンク・パラメー
    タの前記セットのうち一つを発生する制御手段(4
    2);および前記制御手段(42)に結合され、非アク
    ティブ・リンク・パラメータの前記の一つに基づいて副
    通信を送信する送信機(40);によって構成されるこ
    とを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 セルラ・ページング・システムで利用さ
    れる再放送局を運用する方法であって、ページ通信が軌
    道上を周回する少なくとも一つの衛星から発信され、か
    つ、前記再放送局近傍の地域におけるページング信号レ
    ベルを向上するため再放送される再放送局を運用する方
    法は: (a)サイト(22)において、前記衛星から送信され
    た前記ページ通信を受信する段階; (b)前記サイトについて前記セルラ・システムの現在
    アクティブなセルを識別する段階(62); (c)前記サイト上を移動する前記現在アクティブなセ
    ル内の地域を予測する段階(70); (d)最も近い部分が前記サイトからセル半径(32)
    にほぼ等しい距離だけ少なくとも離れている、前記現在
    アクティブなセル」に対して隣接しているセルを識別す
    る段階; (e)前記隣接セルにおける前記衛星からのページング
    ・システム送信をキャラクタライズするリンク・パラメ
    ータを取得する段階(48);および (f)前記リンク・パラメータに基づいて前記ページ通
    信を送信する段階(60); によって構成されることを特徴とする方法。
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