JP3077155U

JP3077155U - 重量調整可能な靴

Info

Publication number: JP3077155U
Application number: JP2000007551U
Authority: JP
Inventors: 邱富湧
Original assignee: 邱富湧
Priority date: 2000-10-20
Filing date: 2000-10-20
Publication date: 2001-05-11
Anticipated expiration: 2006-10-20

Abstract

(57)【要約】【課題】自らウエイトブロックを交換することに
よって、靴の重量を自由に変更できる重量調整可能な靴
を提供する。【解決手段】アッパー部（２１）と、アッパー部（２
１）の下部に設けられるソール部（２２）と、ソール部
（２２）の上部に敷設される足底パッド（２５）とを有
する靴であって、ソール部（２２）の上面の適当位置に
一定の深さを有する嵌合溝（２４）が凹設され、その嵌
合溝（２４）の内部に取出し可能なウエイトブロック
（１０）が嵌合される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、特に自らウエイトブロックを交換することによって、靴の重量を自由に変更できる重量調整可能な靴に関するものである。

【０００２】

【従来の技術とその課題】

年々、若年層の脚力は衰えてきており、その脚力を回復させるために、例えば、中華民国特許公告第３８５６３６号「ウエイト靴における足底パッドの改良」等が提出された。その構造は、足底パッド内に過重用の顆粒鉄など及び潤滑用のオイルが充填され、この過重用の顆粒鉄を靴内に設けることによって、荷重運動を行うものである。

【０００３】しかし、前記構造では、使用者が足底パッド内における荷重用の材質を変更して、重量を変更させたい時は、他の重量の異なる靴に履き替えなければならないので、使用上非常に不便である。

【０００４】本考案は上記の課題を解決するものであり、靴内部におけるソール部上面の適当位置に少なくとも一つの嵌合溝が凹設され、その嵌合溝の内部にウエイトブロックを嵌合することにより、選択した重量のウエイトブロックを嵌合溝に嵌合できるので、靴の重量を自由に調整できるだけではなく、ウエイトブロックを装着させないで一般の靴としても使用できるので、使用上非常に便利であり実用性が高い。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、アッパー部（２１）と、アッパー部（２１）の周辺の底部と連結するソール部（２２）と、ソール部（２２）の上部に敷設される足底パッド（２５）とを有する靴であって、ソール部（２２）の上面に一定の深度の嵌合溝（２４）が凹設され、その嵌合溝（２４）の内部に取出し可能なウエイトブロック（１０）が嵌合されることを特徴とする、重量調整可能な靴を提供する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００７】図１は本考案に係わる重量調整可能な靴の分解斜視図であり、図２は本考案に係わる重量調整可能な靴の側面断面図であり、図３は本考案に係わる重量調整可能な靴の他の実施の形態を示す側面断面図であり、図４は本考案に係わる重量調整可能な靴の更に他の実施の形態を示す側面断面図であり、図５は本考案に係わる重量調整可能な靴の更に他の実施の形態を示す分解斜視図である。

【０００８】図１及び図２に示すように、本考案の重量調整可能な靴の基本構造は一般の靴と同一であり、主な構造は、足の周囲を被包するようにアッパー部（２１）が設けられ、アッパー部（２１）の下部にソール部（２２）が設けられ、ソール部（２２）の上面の適当位置に一定の深さを有する嵌合溝（２４）が凹設される。また、本実施の形態では嵌合溝（２４）を踵位置付近に設けると共に、中底部（２３）における嵌合溝（２４）と対応する位置に、嵌合溝（２４）と同一形状の開口（符号なし）が設けられる。

【０００９】更に、嵌合溝（２４）にウエイトブロック（１０）が嵌合され、ウエイトブロック（１０）は各種異なる材質及び重量を有するブロック体であり、そのブロック体の材質は例えば、相当な重量の金属ブロック、或いは弾性効果を有するＰＵ発泡体、ＥＶＡ発泡体、ゴム、又はプラスチック等である。

【００１０】また、一般に靴のソール部（２２）は弾性を有する材質で形成されるので、ウエイトブロック（１０）を嵌合溝（２４）に嵌合した際、ソール部（２２）弾性力により、ウエイトブロック（１０）はしっかりと嵌合溝（２４）内において位置決めされ、そして、最後にソール部（２２）の上面に足底パッド（２５）が敷設される。

【００１１】従って、通常使用者が靴を履く際、好みの重量のウエイトブロック（１０）を選択して嵌合溝（２４）に嵌合することにより、使用者の足部に相当な重量がかかるので、足部の運動の増加やカロリー消耗などの目的を達成できる。また、使用者が異なる重量のウエイトブロック（１０）と交換したい場合は、単に足底パッド（２５）をソール部（２２）上から捲り取ると共に、嵌合溝（２４）内におけるウエイトブロック（１０）を取出して、選択した異なる重量のウエイトブロック（１０）と交換するだけでよいので、様々な運動効果を提供できる。

【００１２】また、図３に示すように、実施の形態におけるウエイトブロック（１０）の材質は金属ブロックのみに限られなく、相当な重量の金属ブロックから形成されるウエイト層（１１）以外に、その上方或いは下方に、更に弾性、振動吸収材質から成る弾性層（１２）が設けられることによって、ウエイトブロック（１０）に重力調整及び振動吸収の機能が具備される。

【００１３】図４に示すように、他の実施の形態では、ウエイトブロック（１０）の内部にウエイト層（１３）が設けられると共に、ウエイト層（１３）は被包層（１４）によって外部から完全に包み込まれ、更に、そのウエイト層（１３）は金属ブロック、金属顆粒、或いはその他の相当な重量の砂状物体から形成される。従って、図３及び図４に示すウエイトブロック（１０）を使用した場合でも、図１及び図２と同様な足部の運動の増加やカロリー消耗などの目的を達成できる。

【００１４】また、図５に示すように、嵌合溝（２４）の開口周縁に開閉可能なカバー（２３０）が設けられると共に、嵌合溝（２４）の内部一端にウエイトブロック（１０）を取出すための帯（２４０）を設けてもよく、それにより、嵌合溝（２４）からウエイトブロック（１０）を簡単に取出すことができる。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有し、相当な重量の金属ブロック、或いは弾性効果を有するＰＵ発泡体、ＥＶＡ発泡体、ゴム、又はプラスチック等から成るウエイトブロックを選択し装着することによって、靴の重量を自由に調整できるので、自分に適した運動（靴の重量や運動量）ができるだけではなく、ウエイトブロックを装着させないで一般の靴としても使用できるので、使用上非常に便利であり実用性が高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる重量調整可能な靴の分解斜視
図

【図２】本考案に係わる重量調整可能な靴の側面断面
図

【図３】本考案に係わる重量調整可能な靴の他の実施
の形態を示す側面断面図

【図４】本考案に係わる重量調整可能な靴の更に他の
実施の形態を示す側面断面図

【図５】本考案に係わる重量調整可能な靴の更に他の
実施の形態を示す分解斜視図

【符号の説明】

１０ウエイトブロック１１ウエイト層１２弾性層１３ウエイト層１４被包層２０靴２１アッパー部２２ソール部２３中底部２３０カバー２４嵌合溝２４０帯２５足底パッド

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】アッパー部（２１）と、アッパー部
（２１）の下部に設けられるソール部（２２）と、ソー
ル部（２２）の上部に敷設される足底パッド（２５）と
を有する靴であって、ソール部（２２）の上面の適当位置に一定の深さを有す
る嵌合溝（２４）が凹設され、その嵌合溝（２４）の内
部に取出し可能なウエイトブロック（１０）が嵌合され
ることを特徴とする、重量調整可能な靴。
【請求項２】ウエイトブロック（１０）は、相当な
重量を有する金属ブロック、ＰＵ発泡体、ＥＶＡ発泡
体、ゴム又はプラスチックから成り、或いは金属ブロッ
クから形成されるウエイト層（１１）と弾性材質の弾性
層（１２）とを貼設して成り、或いは弾性材質の被包層
（１４）をウエイト層（１３）に被包して成ることを特
徴とする、請求項１に記載の重量調整可能な靴。
【請求項３】ウエイト層（１３）は、相当な重量の
金属ブロックを具備し、或いは相当な重量の金属顆粒を
具備し、或いは相当な重量の砂状物体を具備することを
特徴とする、請求項２に記載の重量調整可能な靴。
【請求項４】嵌合溝（２４）の開口周縁に開閉可能
なカバー（２３０）が設けられると共に、嵌合溝（２
４）の内部一端にウエイトブロック（１０）を取出すた
めの帯（２４０）が設けられることを特徴とする、請求
項１に記載の重量調整可能な靴。