JP3076330U - キャビネット - Google Patents

キャビネット

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JP3076330U
JP3076330U JP2000006686U JP2000006686U JP3076330U JP 3076330 U JP3076330 U JP 3076330U JP 2000006686 U JP2000006686 U JP 2000006686U JP 2000006686 U JP2000006686 U JP 2000006686U JP 3076330 U JP3076330 U JP 3076330U
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    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/64Constructional details of receivers, e.g. cabinets or dust covers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビネットに長い部位が多いと金型内で冷
却するまでに要する時間が長い。また、抜きテーパによ
って基板とガイドレールとでガタが生じ、ビビリ音の原
因になっていた。 【解決手段】 筐体内で所定の壁面に沿って基板を収容
するにあたり、上記筐体と一体的に成形されて上記基板
の前端側を支持する一体成形ガイドレール部と、当該一
体成形ガイドレールと別部品にて構成されるとともに上
記基板をスライドして挿入可能な基板ホルダとを構成す
る。従って、一体成形ガイドレール部として基板の長さ
と略同一長の長いレール等を対向させる必要が無く、成
形品を金型内で冷却する際の速度が高速化される。さら
に、基板ホルダが別部品であるため、容易に基板とガイ
ドレールとの間のガタを低減することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来のテレビジョン装置の前面キャビネットを示す斜視図である。同 図において、前面キャビネット1は所定の金型から成形された樹脂成形品であり 、金型内で冷却された後に前面キャビネット1は同図Aに示す方向に引き抜かれ る。ここで、引き抜き作業を妨げないために基板を支持するレール2には上記A 方向に沿って抜きテーパが設けられており、同図に示す幅W1は幅W2より僅か に小さくなっている。さらに、当該テレビジョン装置の電気回路は図示しないプ リント基板上にてプリント配線され、当該プリント基板は上記レール2にその両 端が挟持され、同プリント基板は同レール2にてガイドされつつ挿入されること によって所定の位置に配設される。 一方、実開昭61−7089号公報には、外筐を構成する底面部の両側に係止 部を有する平行の支持レールを一体成形し、当該係止部に係止可能な基板ホルダ によって支持レールに支持した基板を固定する技術が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の前面キャビネットにおいては、次のような課題があった。 すなわち、前者においては対となるレール2は双方とも基板の長さと略同一長 にて構成されており、このような長い部位が上記成形時の冷却速度を低下させて いた。また、上記抜きテーパによって対となるレール2の間隔が僅かにしても異 なることから、実際に基板を挿入したときには幅W1近辺では基板がレール2に よってしっかり挟持されるものの、幅W2近辺では基板とレール2の間にはガタ が生じており、テレビジョン装置のスピーカ等の振動が伝達し、いわゆるビビリ 音が発生してしまっていた。
【0004】 後者においても支持レールはやはりある程度長い部材であり、成形時の冷却速 度を高速化することはできない。また、基板ホルダ以外の部位にてビビリ音を防 ぐことはできない。 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、成形品の成形速度を高速化 するとともに完成品の雑音を低減することが可能なキャビネットの提供を目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、筐体内で所定の壁面に沿 って基板を収容するにあたり、同基板縁部を挿入可能な溝状のガイドレールで支 持するキャビネットであって、上記筐体と一体的に成形されて上記基板の前端側 を支持する一体成形ガイドレール部と、下端部では上記壁面に対して立設状態と なるように係合固定可能に形成されるとともに、上端部には立設方向と略直交す る方向に上記溝状のガイドレールを形成され、係合固定状態で上記基板をスライ ドして挿入可能な基板ホルダとを具備する構成としてある。
【0006】 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、筐体内で所定の壁面 に沿って基板を収容するにあたり、同基板縁部を挿入可能な溝状のガイドレール で支持することが可能に構成される。このために、一体成形ガイドレール部は上 記筐体と一体的に成形されて上記基板の前端側を支持するようになっている。ま た、この基板は一体成形ガイドレール部とは別の部品である基板ホルダによって も支持されるようになっており、同基板ホルダは下端部では上記壁面に対して立 設状態となるように係合固定可能に形成されるとともに、上端部には立設方向と 略直交する方向に上記溝状のガイドレールを形成される。さらに、同基板ホルダ は上記壁面に対して係合固定状態で上記基板をスライドして挿入可能である。
【0007】 すなわち、基板は筐体内の所定の壁面に一体成形される一体成形ガイドレール 部のみならず、別部品の基板ホルダによっても支持されるため、上述の従来の前 面キャビネットのように一体成形ガイドレール部として基板の長さと略同一長の 長いレール等を対向させる必要が無く、成形品を金型内で冷却する際の速度が高 速化される。 尚、本明細書では、基板をスライドして挿入する際のスライド方向を基板の前 後方向としており、挿入方向を前方としている。従って、基板の前端は挿入時に 最前方となる基板の縁部である。また、当該基板の挿入平面において前後方向に 平行な方向の寸法を基板の長さとし、当該前後方向に直角な方向の寸法を基板の 幅とする。一体成形ガイドレール部においては、基板の前端側を支持することが できればよく、前端縁部を覆うガイドレールを成形する構成のみならず種々の構 成を採用可能である。
【0008】 例えば、基板の幅方向両端にガイドレールを構成すれば、同ガイドレールに基 板を挿入した状態において基板の幅方向両端を支持するとともに基板前端をも支 持することができ、この意味でかかるガイドレールでも基板前端側を支持してい ると言える。さらに、基板前端部を覆うガイドレールと幅方向両端を支持するガ イドレールの双方を成形するような構成も可能である。 ここで、上記一体成形ガイドレール部は基板をガイドし、スライド挿入される 基板を上記筐体内の所定の壁面に沿って支持することができればよく、様々な構 成が採用可能である。例えば、上記基板の幅方向両端を上下から支持するととも に当該基板を所定の位置へと導くレールを構成すれば、板状部材からなる基板を 当該レールに挿入しつつ所定位置まで導くことができる。
【0009】 このように、基板ホルダを着脱可能に設けることによって一体成形ガイドレー ル部を必要以上に長くする必要が無くなるが、その構成の一例として請求項2に かかる考案は、上記請求項1に記載のキャビネットにおいて、上記一体成形ガイ ドレール部は対向するようにして成形されるとともに上記基板の左端部と右端部 とをそれぞれ支持するように成形されており、当該一体成形ガイドレール部の少 なくとも一方は上記基板の長さの略4分の1から略2分の1である構成としてあ る。すなわち、一体成形ガイドレール部は対向し、上記基板の左端部と右端部と をそれぞれ支持するように成形されている。そして、対向する一体成形ガイドレ ール部の少なくとも一方は基板の長さと比較してかなり短くなっており、当該一 体成形ガイドレール部を金型内で冷却する際の速度が高速化される。
【0010】 ここで、一体成形ガイドレール部は、上記従来の前面キャビネットと比較して 金型内での冷却速度が高速化される程度の長さであればよく、むろん、厳密に基 板の長さの4分の1から2分の1である必要はない。基板の長さの略4分の1と いっても基板が安定して支持されれば十分であり、上記基板ホルダによっても基 板が支持されるため、同一体成形ガイドレール部の長さの許容最小値は4分の1 より相当短くなる。
【0011】 さらに、請求項3にかかる考案は、上記請求項2に記載のキャビネットにおい て、当該キャビネットは、所定の金型内で成形され、同金型から当該キャビネッ トを引き抜く方向に行くにつれ、上記対向する一体成形ガイドレール部相互の間 の距離が徐々に短くなるような抜きテーパが与えられている構成としてある。上 記のように構成した請求項3にかかる考案においては、一体成形ガイドレール部 に抜きテーパが与えられているので、金型内で冷却した後に、成形品を容易に引 き抜くことができる。
【0012】 さらに、請求項4にかかる考案は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載 のキャビネットにおいて、上記基板ホルダはその下部に断面略L字状の係止爪が 形成されており、上記筐体内の所定の壁面における同基板ホルダ取付位置には同 係止爪を係合可能な係止穴が設けられており、上記基板を上記一体成形ガイドレ ール部に支持させる際に当該基板をスライドさせる方向と略同一方向に対して上 記基板ホルダを移動させることにより上記係止爪を係止穴へ係合させる構成とし てある。
【0013】 上記のように構成した請求項4にかかる考案においては、基板ホルダは係止爪 と係止穴との係合によって取付を行うようになっている。このために、基板ホル ダの下部には断面略L字状の係止爪が形成されており、上記筐体内の所定の壁面 における同基板ホルダ取付位置に同係止爪を係合可能な係止穴が設けられている 。そして、上記基板を上記一体成形ガイドレール部に支持させる際に当該基板を スライドさせる方向と略同一方向に対して上記基板ホルダを移動させることによ り上記係止爪を係止穴へ係合させるようになっている。
【0014】 すなわち、基板をガイドしつつスライドさせる方向と基板ホルダを筐体内の所 定の壁面に固定するために基板ホルダ自体を移動させる方向とが略同一であり、 基板を所定位置にまで配設することによって基板ホルダが脱落することを防止す るとともに、より強固に基板ホルダを固定することができる。この効果により、 係合という簡易な手法で固定するにもかかわらず基板ホルダを確実に固定するこ とが可能になる。
【0015】 さらに、請求項5にかかる考案は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載 のキャビネットにおいて、上記基板ホルダは、上記基板を支持する際に同基板ホ ルダが当該基板方向へ付勢されるような位置に係合固定可能である構成としてあ る。かかる構成によると、基板が支持される際には基板ホルダが基板方向に付勢 されるので、上記抜きテーパ等によって基板とガイドレール部との間に空間的な ガタが生じている場合であっても、かかるガタを基板ホルダの付勢によって相殺 することができ、基板を確実に当接支持してビビリ音の発生を防止することがで きる。
【0016】 上記抜きテーパは金型による成形品を構成する上で有益であるが、上述の従来 例のように長い一体成形ガイドレール部を構成するとビビリ音が発生し、基板と 一体成形ガイドレール部との間に不織布等を介在させてビビリ音を防ぐような構 成とせざるを得なかった。しかし、本考案のように一体成形ガイドレール部にて 支持されない基板の端部に対して基板ホルダを付勢させつつ支持することにより 、抜きテーパを設ける構成であっても不織布等を使用することなく簡単にビビリ 音を防ぐことが可能になる。
【0017】 さらに、請求項6にかかる考案は、上記請求項4または請求項5のいずれかに 記載のキャビネットにおいて、上記係止穴は上記筐体内の所定の壁面の複数位置 に設けられており、複数の位置にて上記基板ホルダを係止可能である構成として ある。上記のように構成した請求項6にかかる考案においては、上記係止穴は複 数位置に設けられている。従って、複数の位置にて上記基板ホルダを係止可能に なり、設計変更やモデルチェンジ等によって基板の幅を変更する場合や一基板で あって幅が変化するものに対しても容易に対応することができる。
【0018】 さらに、請求項7にかかる考案は、上記請求項4〜請求項6のいずれかに記載 のキャビネットにおいて、上記基板ホルダのガイドレールには、当該基板の上端 部あるいは下端部のいずれかまたは双方に当接する突起が設けられている構成と してある。上記のように構成した請求項7にかかる考案においては、上記ガイド レールに設けられる突起によって当該基板の上端部あるいは下端部のいずれかま たは双方に当接する。すなわち、ガイドレールの溝を基板の厚み略同一長に構成 すると基板挿入が困難になり、ガイドレールを基板の厚み方向より大きくしすぎ るとガタが生じてしまうところ、突起を設ければ必要以上にガイドレールの溝幅 を小さくまたは大きくすることなく、また容易にガタ発生を防止することができ る。
【0019】 さらに、請求項8にかかる考案は、上記請求項4〜請求項7のいずれかに記載 のキャビネットにおいて、上記基板ホルダはその下部において、可撓性を有する とともにその端部に上記筐体内の所定の壁面方向に向けた突起を有する可撓片が 成形されており、上記筐体内の所定の壁面には上記突起が嵌合可能な逆止穴が成 形されており、上記係止爪を係止穴に係合させた状態で上記突起と逆止穴とが嵌 合することにより、係止爪と係止穴との係合を解除する方向へ基板ホルダが移動 するのを防止する構成としてある。
【0020】 上記のように構成した請求項8にかかる考案においては、基板ホルダに可撓片 が成形されており、上記筐体内の所定の壁面には逆止穴が成形されている。可撓 片には上記筐体内の所定の壁面方向に向けた突起が設けられており、逆止穴は上 記突起が嵌合可能に設けられているので、上記係止爪を係止穴に係合させた状態 で上記突起と逆止穴とが嵌合することにより、係止爪と係止穴との係合を解除す る方向へ基板ホルダが移動することが防止される。すなわち、上記可撓片の突起 と逆止穴との嵌合によって、基板ホルダを一旦取り付けた後に同基板ホルダが自 然に脱落することを防止する。さらに、上記可撓片はその可撓性によって筐体内 の所定の壁面に付勢されるので、当該壁面と基板ホルダとにおいてガタを低減し ビビリ音の発生を防止する。
【0021】 さらに、請求項9にかかる考案は、上記請求項1〜請求項8のいずれかに記載 のキャビネットにおいて、上記基板に配設される回路部品の重量が当該基板の所 定位置に偏って作用しているときには、当該重量の作用位置に近い側の端部を支 持するように上記一体成形ガイドレール部が配設されている構成としてある。す なわち、重量が重い部分においては、筐体に一体成形された長い一体成形ガイド レール部でその重量を支えることにより、確実に基板を支持することができる。
【0022】 さらに、請求項10にかかる考案は、テレビジョン装置の受像管の蛍光面周縁 を覆うとともに下部で同テレビジョン装置の底面を覆うように延設され、同底面 に略平行に基板を支持するキャビネットであって、同キャビネットが形成するテ レビジョン装置の底面内側において同テレビジョン装置の前後方向に略平行方向 に一体成形されるとともに、同底面からテレビジョン装置の内側に向けて断面略 F字状に垂設され、同断面略F字状部分の底面に略平行な二面で上記基板の端部 を厚み方向から挟みつつスライド挿入および支持可能であり、同基板の長さと略 同一長の第一の一体成形ガイドレール部と、上記キャビネットが形成するテレビ ジョン装置の底面内側において同テレビジョン装置の前後方向に略平行方向に一 体成形されるとともに、上記第一の一体成形ガイドレール部と対向させるように して上記底面からテレビジョン装置の内側に向けて断面略F字状に垂設され、同 断面略F字状部分の底面に略平行な二面で上記基板の端部を厚み方向から挟みつ つスライド挿入および支持可能であり、同基板の長さの略3分の1である第二の 一体成形ガイドレール部と、上部に上記基板の端部を厚み方向から挟み所定の突 起にて同基板端部と当接しつつ支持可能な二面が形成されており、上記第二の一 体成形ガイドレール部が支持する基板と同様の高さで当該二面が基板を支持でき るように垂設された垂設部と、同垂設部に対してフランジ状に延設された延設部 とを有し、同延設部の下部に上記テレビジョン装置の底面に設けられた所定の係 止穴に係合可能な係止爪が設けられた基板ホルダとを具備し、同基板ホルダの係 止爪を上記係止穴に係合させつつ上記テレビジョン装置の底面に取り付けた状態 において、上記第一の一体成形ガイドレール部と第二の一体成形ガイドレール部 との断面略F字状部分の底面に略平行な二面および上記基板ホルダの基板端部と 当接しつつ支持可能な二面に対して上記基板をスライド挿入し、テレビジョン装 置の底面に対して略平行に当該基板を支持する構成としてある。 すなわち、上記具体的な構成を有するキャビネットとして実現しても有効であ る。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、一体成形ガイドレール部として基板の長 さと略同一長の長いレール等を構成する必要が無く、成形品を金型内で冷却する 際の速度を高速化することの可能なキャビネットを提供することができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、一体成形ガイドレール部を金型内で冷 却する際の速度が高速化される。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、金型内で冷却した後に、成形品を容 易に引き抜くことができる。 さらに、請求項4にかかる考案によれば、基板ホルダを確実に固定することが 可能になる。 さらに、請求項5にかかる考案によれば、抜きテーパを設ける構成としつつも 簡単にビビリ音を防ぐことが可能になる。
【0024】 さらに、請求項6にかかる考案によれば、設計変更やモデルチェンジ等によっ て基板の幅を変更する場合や一基板であって幅が変化するものに対しても容易に 対応することができる。 さらに、請求項7にかかる考案によれば、必要以上にガイドレールを小さくま たは大きくすることなく、また容易にガタ発生を防止することができる。 さらに、請求項8にかかる考案によれば、筐体内の所定の壁面と基板ホルダと においてガタが生じることを防止し、基板ホルダを一旦取り付けた後に同基板ホ ルダが自然に脱落することを防止することができる。 さらに、請求項9にかかる考案によれば、重量が重い部品を備える基板を確実 に支持することができる。 さらに、請求項10にかかる考案によれば、金型内での冷却速度が高速であり 、抜きテーパを設ける構成としつつも簡単にビビリ音を防ぐことが可能なキャビ ネットを提供することができる。
【0025】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかるテレビジョン装置の前面キャビネットの 外観を斜視図により示している。同図において、前面キャビネット10はキャビ ネット内に固定される受像管の蛍光面を前面外方へ向けるための開口部を有する 前面部11と、本テレビジョン装置の諸機能を実現するための諸回路が備えられ た基板を組み付けるシャーシ12とが略直角に連結されて構成されている。すな わち、本実施形態においてはシャーシ12は上記筐体内の所定の壁面に該当する 。
【0026】 同シャーシ12の両縁部上には同シャーシ12の前後方向の長さと略同一長の 一体成形ガイドレール部20と同シャーシ12の前後方向の長さの略3分の1の 長さの一体成形ガイドレール部21が対をなして設けられている。また、一体成 形ガイドレール部21の長さ方向への延長上においてシャーシ12の所定位置に は係止穴22a,bと逆止穴23a,bとが空けられている。 図2は上記一体成形ガイドレール部21と係止穴22a,bおよび逆止穴23 a,bの要部を拡大して示している。同図において、一体成形ガイドレール部2 1は上記シャーシ12の上方に突出されるとともに内側方向に略直角に屈曲され てなる下レール21aと上レール21bとを備えている。すなわち、同一体成形 ガイドレール部21は断面略F字状に成形されている。この一体成形ガイドレー ル部21においては、下レール21aと上レール21bの間に基板をスライドし て挿入することが可能となっている。
【0027】 また、一体成形ガイドレール部20は上記シャーシ12上の上記一体成形ガイ ドレール部21の反対側の端部において同一体成形ガイドレール部21と同様の 形状でかつ対称に、すなわち、一体成形ガイドレール部20,21が互いに対向 するように設けられている。一体成形ガイドレール部20は上記一体成形ガイド レール部21と同様の形状であるが、上述のように前後方向の長さが異なってい る。この一体成形ガイドレール部20においても下レールと上レールの間に基板 を挿入することが可能となっている。従って、一体成形ガイドレール部20と一 体成形ガイドレール部21とで上記図1に示す略幅W3の基板を支持することが 可能である。また、これらの一体成形ガイドレール部20,21は互いの距離を 僅かに変化させつつ成形されており、図に示すW4は僅かにW3より小さく、前 面キャビネット10を金型から前面方向に抜き取る際に好適な抜きテーパが与え られている。
【0028】 一方、上記係止穴22a,bは逆止穴23a,bと対称の位置に設けられてお り、係止穴22aがシャーシ12の前方に設けられ、係止穴22bがシャーシ1 2の後方に設けられている。同係止穴22a,bは、大きさの異なる二つの長方 形を連結したような形状であって、略凸形状である。また、当該凸形状において 大きさの小さい長方形に相当する穴が上記前面キャビネット10の前方方向に向 くように構成されており、後述する基板ホルダを前方方向に移動させることによ って同基板ホルダの係止爪を嵌合可能な形状となっている。逆止穴23a,bは 略長方形の穴であり、後述する基板ホルダ可撓片の突起を嵌合可能な形状となっ ている。
【0029】 図3は、基板ホルダ30の上面図であり、図4は基板ホルダ30の正面図であ る。図において、基板ホルダ30はフランジ状部分31から垂設する垂設部32 と同垂設部32の上部において紙面左右方向の両端に配設されたガイド部33と フランジ状部分31の下部に延設された係止爪34a,bおよび垂設部32の下 部中央に配設された可撓片35とによって構成されている。 垂設部32はフランジ状部分31から垂設するとともに垂設方向を貫く3つの 筒状部分に分けられており、両端の筒状部分はさらに上記ガイド部33に貫かれ ている。すなわち、ガイド部33は垂設部32の垂設方向と略平行であり、かつ 垂設部32の両端の筒状部分を紙面左右方向に貫く板状部分33aと、その上部 において上記フランジ状部分31と略平行に設けられた板状部分33bとが連結 されることによって構成されている。
【0030】 すなわち、板状部分33bはその下側の面と垂設部32の上部端面とが略平行 であるとともに一定の間隔を隔てて対向しており、両者の間に基板を挿入するこ とが可能であり、溝状のガイドレールを形成している。さらに、板状部分33b は、図4の紙面左側の端部にて厚みが徐々に薄くなっており、基板を当該紙面左 側の端部から挿入しやすいように成形されている。一方、板状部分33bの下側 の面の略中央部分には、下方へ向けた突起36が設けられており、基板を板状部 分33bと垂設部32の上部端面の間に挿入する際に同突起36が基板の上面に 当接し、同基板を下方に付勢して同基板下面を上記垂設部32の上部端面方向に 当接させる。
【0031】 また、上記ガイド部33の間にて、垂設部32の上部端面中央には上方に向け た突起37が設けられており、当該垂設部32の上部端面中央では挿入された基 板の下面に当接し、基板を上方に付勢する。従って、基板挿入時には基板ガイド 部33と突起37とで互い違いの方向に基板を付勢し、板状部分33bと垂設部 32の上部端面とにおいてビビリ音が発生することが防止される。 垂設部32の下部中央においては、略板状に成形されその一端が垂設部32に 連結されるようにして成形された可撓片35が設けられている。同可撓片35の 外周は上記垂設部32が形成する中央の筒状部分の内周より小さくなっており、 また、同可撓片35は一端でのみ垂設部32に連結されているので、この連結部 を支点にして上下方向に撓むことが可能になっている。可撓片35の下面には上 記逆止穴23a,bに嵌合可能な突起35aが下方に向けて設けられており、図 4の紙面左から右に向けた傾斜が設けられている。
【0032】 従って、突起35aを逆止穴23bに挿入した状態にて基板ホルダ30をシャ ーシ12の前方へスライド移動させると、突起35aが逆止穴23bの一部に当 接しつつ上方に撓んで可撓片35が一旦上方に退避し、突起35aが逆止穴23 aに達したときに突起35aが逆止穴23aに嵌合するとともに基板ホルダ30 が自然に逆方向へ移動することを防止する。 一方、フランジ状部分31の紙面左右両端には係止爪34a,bが設けられて いる。同係止爪34a,bはフランジ状部分31の下面から下方に向けて延設さ れるとともに、紙面右方向に略直角に屈曲されるようにして成形される。すなわ ち、係止爪34a,bは断面略L字状であり、係止穴22a,bに挿入されつつ 基板ホルダ30を前方にスライドさせることにより、同係止爪34a,bとフラ ンジ状部分31との間にシャーシ12を挟み込んで係合するようになっている。 また、係止爪34a,b両面の一部には上方に向けた突起が設けられており、係 合時に当該突起がシャーシ12の下面に当接してシャーシ12と基板ホルダ30 との間でビビリ音が発生することを防止する。
【0033】 図5は、上記基板ホルダ30を上記シャーシ12に対して係合固定した状態を 示す斜視図である。同図において、基板ホルダ30は係合固定した状態でシャー シ12から立設しており、上記垂設部32の上端面と上記一体成形ガイドレール 部21の下レール21aの上端面とが略同一面に位置している。一方、上記ガイ ド部33の板状部分33bの下面と上記一体成形ガイドレール部21の上レール 21bの下端面とが略同一面に位置している。従って、一体成形ガイドレール部 21の下レール21aと上レール21bとが形成する溝状のガイドレールと、垂 設部32の上端面とガイド部33の板状部分33bとが形成する溝状のガイドレ ールとが略一直線上に位置するようにして構成され、基板縁部をこれらのガイド レールに挿入し、スライドさせつつ前面キャビネット10の前方に基板を挿入す ることができる。
【0034】 図6は、基板40をスライド挿入した状態における前面キャビネット10の上 面図であり、図7は、基板40をスライド挿入した状態における前面キャビネッ ト10の後面図である。図において、基板40上には他の回路部品より重量の重 いフライバックトランス41を明示的に図示している。基板40の幅方向両端を 上記一体成形ガイドレール部20,21の溝状ガイドレールに支持させつつスラ イドして挿入すると、同基板40は前面キャビネット10の前方奥にまで挿入さ れる。このとき、一体成形ガイドレール部21の延長上においては基板40の端 部は基板ホルダ30にガイドされ、図6,7に示すように基板40が前方奥にま で挿入された状態で基板ホルダ30が基板40方向に付勢力を与えつつ支持する ようになっている。
【0035】 従って、基板ホルダ30は上述の突起36等の作用によって基板40と基板ホ ルダ30およびシャーシ12と基板ホルダ30との間のガタすなわち、上下方向 へのガタを低減するとともに、基板40方向に付勢することによって幅方向のガ タをも低減するようになっており、効果的にビビリ音を防止することができる。 フライバックトランス41は、基板40において一体成形ガイドレール部20寄 りに位置するように配線されている。ここで、フライバックトランス41が一体 成形ガイドレール部20の近くに位置することから、その重量は一体成形ガイド レール部21より一体成形ガイドレール部20の方に多く作用する。一体成形ガ イドレール部20は、前面キャビネット10に対して一体成形されていることか ら、このような重量物の重量が作用しても確実に重量を支えることができる。
【0036】 このように、上記実施形態においては、抜きテーパを設けつつもビビリ音が発 生することを防止し、一体成形ガイドレール部21を短く構成可能であることに よって金型内での冷却速度を高速化することが可能になる。実際に、量産の13 インチテレビジョン装置用の前面キャビネットでは、3〜5秒冷却時間が短縮化 された。これにより前面キャビネットは従来で1時間あたり72個生産されてい たものが、本考案のもので76個生産できるようになった。上述の実施形態にお いては、基板40上で重量が均等配分していないときに特に好適であったが、金 型内での冷却速度を向上するためには必ずしも上記構成に限る必要はなく、対と なるガイドレールを双方とも短くすることも考えられる。
【0037】 図8は、本考案の第二の実施形態にかかる前面キャビネット100の斜視図で ある。同図において、前面キャビネット100は受像管の蛍光面を前面外方へ向 けるための開口部を有する前面部110と、本テレビジョン装置の諸機能を実現 するための諸回路が備えられた基板を組み付けるシャーシ120とが略直角に連 結されて構成されている。同シャーシ120の前方の両縁部上には同シャーシ1 20の前後方向の長さの略3分の1の長さの一体成形ガイドレール部200,2 10が対をなして設けられている。さらに、前面部110の裏側下部には所定の 溝状のガイドレール部220,221が成形されている。これらのガイドレール 部220,221が形成する溝は上記一体成形ガイドレール部200,210と 略同一の高さに位置するようになっており、基板400を奥までスライド挿入し た状態において当該基板400の前端の縁部を支持するようになっている。
【0038】 さらに、一体成形ガイドレール部200,210の後方への延長上においてシ ャーシ120の所定位置には図示しない係止穴と逆止穴とが空けられている。す なわち、一体成形ガイドレール部200,210の双方ともの延長上に基板ホル ダを係合固定可能となっている。本実施形態における係止穴と逆止穴と基板ホル ダとの構成および構成要素の位置関係は上記第一の実施形態と同様であり、基板 ホルダ300a,bを係合固定した状態で、基板400をスライド挿入して一体 成形ガイドレール部200,210および基板ホルダ300a,bに支持させる ことができる。このように、二つの基板ホルダ300a,bを取付可能に構成す れば、一体成形ガイドレール部200,210を双方とも短く成形することがで きるので、前面キャビネット100を金型内で冷却する際の速度をさらに高速化 することができる。
【0039】 図9は、本考案の第三の実施形態にかかる前面キャビネット101の斜視図で ある。同図において、前面キャビネット101は受像管の蛍光面を前面外方へ向 けるための開口部を有する前面部111と、本テレビジョン装置の諸機能を実現 するための諸回路が備えられた基板を組み付けるシャーシ121とが略直角に連 結されて構成されている。同シャーシ121の紙面左側の縁部上には同シャーシ 121の前後方向の長さと略同一の長さの一体成形ガイドレール部201が設け られている。さらに、シャーシ121の略中央前方には上記一体成形ガイドレー ル部201に対向させつつ略3分の1の長さの一体成形ガイドレール部211が 設けられている。
【0040】 さらに、一体成形ガイドレール部211の後方への延長上においてシャーシ1 21の所定位置には係止穴221a,bと逆止穴231a,bとが空けられてい る。すなわち、一体成形ガイドレール部211の延長上に基板ホルダを係合固定 可能となっている。本実施形態においては、シャーシ121の紙面右側の縁部上 には同シャーシ121図示しない係止穴と逆止穴とが空けられており、当該縁部 上にも基板ホルダを係合固定可能である。このように、複数位置において基板ホ ルダを係合固定可能であることから、本実施形態においては基板401の幅に対 応する自由度が高くなっている。
【0041】 すなわち、上記一体成形ガイドレール部211の延長上に基板ホルダを取り付 けると、上述の様な長方形の基板40,400を挿入支持可能である。さらに、 基板ホルダ301をシャーシ121に係合固定させると、図9に示すようにその 幅が段階的に変化する基板401を支持させることが可能である。すなわち、基 板401の幅W6の部分を前方にしつつスライドさせて挿入すると、一体成形ガ イドレール部201,211にて基板の幅W6の部分を支持することができる。 また、一体成形ガイドレール部201と基板ホルダ301とによって基板の幅W 5の部分を支持することができる。本実施形態ではこのように、基板の幅に柔軟 に対応することが可能になり、ステップアップモデル等に容易に対応することが できる。
【0042】 以上説明したように、本考案においては、筐体内で所定の壁面に沿って基板を 収容するにあたり、上記筐体と一体的に成形されて上記基板の前端側を支持する 一体成形ガイドレール部と、当該一体成形ガイドレールと別部品にて構成される とともに上記基板をスライドして挿入可能な基板ホルダとを構成する。従って、 一体成形ガイドレール部として基板の長さと略同一長の長いレール等を対向させ る必要が無く、成形品を金型内で冷却する際の速度が高速化される。さらに、基 板ホルダが別部品であるため、容易に基板とガイドレールとの間のガタを低減す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかるテレビジョン装置
の前面キャビネットの外観を斜視図である。
【図2】一体成形ガイドレール部の要部拡大図である。
【図3】基板ホルダの上面図である。
【図4】基板ホルダの正面図である。
【図5】上記基板ホルダをシャーシに対して係合固定し
た状態を示す斜視図である。
【図6】基板をスライド挿入した状態における前面キャ
ビネットの上面図である。
【図7】基板をスライド挿入した状態における前面キャ
ビネットの後面図である。
【図8】本考案の第二の実施形態にかかる前面キャビネ
ットの斜視図である。
【図9】本考案の第三の実施形態にかかる前面キャビネ
ットの斜視図である。
【図10】従来のテレビジョン装置の前面キャビネット
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…前面キャビネット 11…前面部 12…シャーシ 20,21…一体成形ガイドレール部 21a…下レール 21b…上レール 22a,b…係止穴 23a,b…逆止穴 30…基板ホルダ 31…フランジ状部分 32…垂設部 33…ガイド部 33a,b…板状部分 34a,b…係止爪 35…可撓片 35a…突起 36,37…突起 40…基板 41…フライバックトランス

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内で所定の壁面に沿って基板を収容
    するにあたり、同基板縁部を挿入可能な溝状のガイドレ
    ールで支持するキャビネットであって、 上記筐体と一体的に成形されて上記基板の前端側を支持
    する一体成形ガイドレール部と、 下端部では上記壁面に対して立設状態となるように係合
    固定可能に形成されるとともに、上端部には立設方向と
    略直交する方向に上記溝状のガイドレールを形成され、
    係合固定状態で上記基板をスライドして挿入可能な基板
    ホルダとを具備することを特徴とするキャビネット。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のキャビネットにお
    いて、 上記一体成形ガイドレール部は対向するようにして成形
    されるとともに上記基板の左端部と右端部とをそれぞれ
    支持するように成形されており、当該一体成形ガイドレ
    ール部の少なくとも一方は上記基板の長さの略4分の1
    から略2分の1であることを特徴とするキャビネット。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のキャビネットにお
    いて、 当該キャビネットは、所定の金型内で成形され、 同金型から当該キャビネットを引き抜く方向に行くにつ
    れ、上記対向する一体成形ガイドレール部相互の間の距
    離が徐々に短くなるような抜きテーパが与えられている
    ことを特徴とするキャビネット。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のキャビネットにおいて、 上記基板ホルダはその下部に断面略L字状の係止爪が形
    成されており、上記筐体内の所定の壁面における同基板
    ホルダ取付位置には同係止爪を係合可能な係止穴が設け
    られており、上記基板を上記一体成形ガイドレール部に
    支持させる際に当該基板をスライドさせる方向と略同一
    方向に対して上記基板ホルダを移動させることにより上
    記係止爪を係止穴へ係合させることを特徴とするキャビ
    ネット。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のキャビネットにおいて、 上記基板ホルダは、上記基板を支持する際に同基板ホル
    ダが当該基板方向へ付勢されるような位置に係合固定可
    能であることを特徴とするキャビネット。
  6. 【請求項6】 上記請求項4または請求項5のいずれか
    に記載のキャビネットにおいて、 上記係止穴は上記筐体内の所定の壁面の複数位置に設け
    られており、複数の位置にて上記基板ホルダを係止可能
    であることを特徴とするキャビネット。
  7. 【請求項7】 上記請求項4〜請求項6のいずれかに記
    載のキャビネットにおいて、 上記基板ホルダのガイドレールには、当該基板の上端部
    あるいは下端部のいずれかまたは双方に当接する突起が
    設けられていることを特徴とするキャビネット。
  8. 【請求項8】 上記請求項4〜請求項7のいずれかに記
    載のキャビネットにおいて、 上記基板ホルダはその下部において、可撓性を有すると
    ともにその端部に上記筐体内の所定の壁面方向に向けた
    突起を有する可撓片が成形されており、上記筐体内の所
    定の壁面には上記突起が嵌合可能な逆止穴が成形されて
    おり、上記係止爪を係止穴に係合させた状態で上記突起
    と逆止穴とが嵌合することにより、係止爪と係止穴との
    係合を解除する方向へ基板ホルダが移動するのを防止す
    ることを特徴とするキャビネット。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜請求項8のいずれかに記
    載のキャビネットにおいて、 上記基板に配設される回路部品の重量が当該基板の所定
    位置に偏って作用しているときには、当該重量の作用位
    置に近い側の端部を支持するように上記一体成形ガイド
    レール部が配設されていることを特徴とするキャビネッ
    ト。
  10. 【請求項10】 テレビジョン装置の受像管の蛍光面周
    縁を覆うとともに下部で同テレビジョン装置の底面を覆
    うように延設され、同底面に略平行に基板を支持するキ
    ャビネットであって、 同キャビネットが形成するテレビジョン装置の底面内側
    において同テレビジョン装置の前後方向に略平行方向に
    一体成形されるとともに、同底面からテレビジョン装置
    の内側に向けて断面略F字状に垂設され、同断面略F字
    状部分の底面に略平行な二面で上記基板の端部を厚み方
    向から挟みつつスライド挿入および支持可能であり、同
    基板の長さと略同一長の第一の一体成形ガイドレール部
    と、 上記キャビネットが形成するテレビジョン装置の底面内
    側において同テレビジョン装置の前後方向に略平行方向
    に一体成形されるとともに、上記第一の一体成形ガイド
    レール部と対向させるようにして上記底面からテレビジ
    ョン装置の内側に向けて断面略F字状に垂設され、同断
    面略F字状部分の底面に略平行な二面で上記基板の端部
    を厚み方向から挟みつつスライド挿入および支持可能で
    あり、同基板の長さの略3分の1である第二の一体成形
    ガイドレール部と、 上部に上記基板の端部を厚み方向から挟み所定の突起に
    て同基板端部と当接しつつ支持可能な二面が形成されて
    おり、上記第二の一体成形ガイドレール部が支持する基
    板と同様の高さで当該二面が基板を支持できるように垂
    設された垂設部と、同垂設部に対してフランジ状に延設
    された延設部とを有し、同延設部の下部に上記テレビジ
    ョン装置の底面に設けられた所定の係止穴に係合可能な
    係止爪が設けられた基板ホルダとを具備し、 同基板ホルダの係止爪を上記係止穴に係合させつつ上記
    テレビジョン装置の底面に取り付けた状態において、上
    記第一の一体成形ガイドレール部と第二の一体成形ガイ
    ドレール部との断面略F字状部分の底面に略平行な二面
    および上記基板ホルダの基板端部と当接しつつ支持可能
    な二面に対して上記基板をスライド挿入し、テレビジョ
    ン装置の底面に対して略平行に当該基板を支持すること
    を特徴とするキャビネット。
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