JP3075941B2 - 石油系ドライクリーナ - Google Patents

石油系ドライクリーナ

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JP3075941B2 JP06288609A JP28860994A JP3075941B2 JP 3075941 B2 JP3075941 B2 JP 3075941B2 JP 06288609 A JP06288609 A JP 06288609A JP 28860994 A JP28860994 A JP 28860994A JP 3075941 B2 JP3075941 B2 JP 3075941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油系溶剤を使用して
洗浄、脱液、乾燥を行なう石油系ドライクリーナに関
し、特に使用した石油系溶剤を乾燥工程において回収す
る機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石油系溶剤を使用して洗浄を行な
う石油系ドライクリーナがあり、このような石油系ドラ
イクリーナとしては、洗浄、脱液、乾燥の一連の工程を
洗浄乾燥室に設けられた同一のドラムで行なう構成のも
のや、洗浄、脱液行程は洗浄室に設けられたドラムにて
行なう一方、乾燥行程は乾燥室に設けられたドラムにて
行なう構成のものがある。
【0003】そして、このような石油系ドライクリーナ
では、ドラム内に収納されている衣類に付着している溶
剤を乾燥行程において気化させた後、この気化した溶剤
(以下気化溶剤という)を含む乾燥空気を、本体内部に
形成され、洗浄乾燥室又は乾燥室(以下乾燥室と総称す
る)を経路の一部とする循環風路に設けられた冷却装置
であるクーラにて冷却することにより、乾燥空気に含ま
れる気化溶剤を凝縮させて回収するようにしている。
【0004】ところで、この乾燥行程の際、ドラム内に
衣類を収納するよう本体前面に形成されている衣類投入
口と、この衣類投入口を開閉するよう設けられている投
入口扉との気密が十分でなく循環風路の気密が十分に保
たれていない場合には、乾燥空気と共に気化溶剤が衣類
投入口の隙間から本体外に漏洩するようになり、臭気や
健康上の問題が生じるようになる。
【0005】そこで、従来は例えば特開平4−3676
97号公報に示されるもののように循環風路中に設けら
れ、乾燥室に乾燥空気を循環供給する送風装置である循
環ファン装置の吐出口近傍に本体と外部とを連通する連
通部を形成し、循環ファン装置運転時循環風路内を負圧
として気化溶剤が本体外に漏洩することがないようにし
ているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の石油系ドライクリーナにおいては、このように循
環風路内を負圧とした場合、この負圧により衣類投入口
の隙間から乾燥室内に外気が吸い込まれるようになり、
この外気は循環風路を循環して乾燥空気となった後、気
化溶剤を含んだ状態で連通部から本体外に排出されるよ
うになる。
【0007】ところが、この乾燥空気の排出時の温度
は、乾燥室出口での温度とほぼ等しい40℃〜60℃で
あり、また乾燥空気に含まれる気化溶剤の量は温度が高
いほど多くなる。このため、このように排気温度が高
く、溶剤含有量の多い乾燥空気をそのまま本体外に排出
した場合には、クーラにより凝縮して回収できる溶剤の
量が少なくなり、溶剤の使用量が多くなるという問題点
があった。
【0008】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、本体外へ排出される溶
剤の量を低減させることのできる石油系ドライクリーナ
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体内部に形
成され、衣類を乾燥する乾燥室を経路の一部とする循環
風路と、前記循環風路中に設けられ、前記乾燥室に乾燥
空気を循環供給する送風装置と、前記循環風路中に設け
られ、前記乾燥空気を冷却して該乾燥空気に含まれる気
化溶剤を凝縮する冷却装置と、前記循環風路中に設けら
れ、前記冷却装置にて冷却された後、前記乾燥室に供給
される前記乾燥空気を加熱する加熱装置とを備え、前記
加熱装置にて加熱された乾燥空気により、乾燥室に収納
された衣類から溶剤を気化し、この気化溶剤を前記冷却
装置に送り込んで凝縮し、前記冷却装置にて冷却された
乾燥空気を再び加熱して乾燥室に供給する循環乾燥工程
を行う石油系ドライクリーナにおいて、前記循環風路中
に設けられ、本体と外部とを連通し、前記循環乾燥工程
中の乾燥空気を本体外に排出できる連通部を、前記冷却
装置の風下側に形成するようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明では、本体内部に形成され、衣類を乾燥
する乾燥室を経路の一部とする循環風路中に設けられた
送風装置により、乾燥空気を乾燥室に循環供給するよう
にする。また、循環風路中に設けられた冷却装置により
乾燥空気を冷却して乾燥空気に含まれる気化溶剤を凝縮
すると共に、冷却された乾燥空気を加熱装置により加熱
して乾燥室に供給するようにする。さらに、本体と外部
とを連通する連通部を冷却装置の風下側に形成すること
により、乾燥空気内に含まれている気化溶剤を凝縮した
後、乾燥空気を連通部から本体外に排出するようにす
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る石油系ド
ライクリーナの内部機構図である。
【0013】同図において、1は石油系ドライクリーナ
本体(以下本体という)、2は本体1の内部に形成され
た洗浄乾燥室3に回転自在に設けられると共に、内部に
衣類4を収納した状態で回転し、洗浄、脱液、乾燥の一
連の工程を1台で行なうことのできるドラム、5は循環
ファン装置6にて矢印に示すように循環風路Rを循環す
る乾燥空気に含まれている糸屑等を取り除くためのリン
トフィルタである。
【0014】また、7は循環風路Rに設けられたクーラ
8にて冷却された後、洗浄乾燥室3に供給される乾燥空
気を加熱する加熱装置であるヒータである。そして、こ
のヒータ7にて加熱された乾燥空気により、ドラム2に
収納された衣類4に付着している水分及び汚れ分を含ん
だ溶剤が蒸発又は気化するようになっている。また、循
環ファン装置6により、このドラム2内の蒸発した水分
及び汚れ分を含んだ気化溶剤がクーラ8に送り込まれる
ようになっている。
【0015】なお、クーラ8にて凝縮された乾燥空気内
の気化溶剤は、クーラ8の下方に配された溶剤受け9に
形成された溶剤取出口10を経て図示しない回収槽に回
収されるようになっており、またクーラ8で凝縮されな
かった溶剤はヒータ7により再び加熱されて洗浄乾燥室
3に供給されるようになっている。これにより、次第に
溶剤が回収されると共に、衣類4も乾燥して行くように
なっている。
【0016】一方、11は乾燥行程が終了する際に、衣
類4に残存している溶剤を気化させて除去するようドラ
ム2内に外気を吹き込むための通気口であり、この通気
口11には一端が軸支され、通常は同図に示すように通
気口11を閉じる位置にあって循環風路Rを形成する一
方、乾燥行程が終了する際に下方回動し、通気口11を
開いて循環風路Rを遮断すると共に外気の吹き込みを可
能とする吸気弁12が設けられている。
【0017】ところで、クーラ8の風下側には、循環風
路R中に設けられ、本体1と外部とを連通する連通部1
3が形成されており、このようにクーラ8の風下側に連
通部13を形成することにより、洗浄乾燥室3から排出
されてくる乾燥空気を冷却した後、連通部13から本体
外に排出することができるようにしている。ここで、こ
のように乾燥空気を冷却することにより、乾燥空気に含
まれている気化溶剤を凝縮することができ、本体外に排
出される乾燥空気に含まれる気化冷媒の量を少なくする
ことができるようになっている。
【0018】なお、このように構成することにより、例
えば循環風路Rに存在する気化溶剤の量を3Kgとし、
循環ファン装置8の送風量が15m3/minのときの
本体外に排出される乾燥空気の量(排気空気量)が1m
3/minの状態で20分間回収処理を行なった場合、
温度が40℃の乾燥空気をクーラ8により10℃に冷す
と、図2に示す空気温度と気化冷媒の飽和密度との関係
を示す表から、気化溶剤の排出量は、100g[=回収
処理時間{20(分)}×排気空気量(1m3/mi
n)×飽和密度{5.0g/m3(10℃の時の飽和密
度)}]となる。
【0019】一方、40℃の乾燥空気を連通部13から
そのまま排気した時の溶剤の排出量は、652g[=回
収処理時間{20(分)}×排気空気量(1m3/mi
n)×飽和密度{32.6g/m3(40℃の時の飽和
密度)}]である。したがって、乾燥空気をクーラ8に
より冷却した場合には約6倍の量の液化溶剤を回収する
ことができ、液化溶剤の排出量を著しく低減することが
できる。なお、図2に示す表は、ある石油系溶剤におけ
る空気温度と飽和密度との関係を示すものであるが、空
気温度が高くなるほど飽和密度が大きくなるという関係
は通常の石油系溶剤においては共通である。
【0020】このように、連通部13をクーラ8の風下
側に形成することにより、乾燥空気をクーラ8により冷
却して乾燥空気に含まれている気化溶剤を凝縮した後、
本体外に排出することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、乾燥空気
に含まれる気化溶剤を凝縮した後に乾燥空気を排出する
ことができるので、本体外へ排出される気化溶剤の量を
低減させることができる。これにより、溶剤の回収量を
多くすることができ、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る石油系ドライクリーナ
の内部機構図。
【図2】空気温度と、気化冷媒の飽和密度との関係を示
す図表。
【符号の説明】
1 石油系ドライクリーナ本体 3 洗浄乾燥室 6 循環ファン装置 7 ヒータ 8 クーラ 13 連通部 R 循環風路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内部に形成され、衣類を乾燥する乾燥
    室を経路の一部とする循環風路と、 前記循環風路中に設けられ、前記乾燥室に乾燥空気を循
    環供給する送風装置と、 前記循環風路中に設けられ、前記乾燥空気を冷却して該
    乾燥空気に含まれる気化溶剤を凝縮する冷却装置と、 前記循環風路中に設けられ、前記冷却装置にて冷却され
    た後、前記乾燥室に供給される前記乾燥空気を加熱する
    加熱装置とを備え、 前記加熱装置にて加熱された乾燥空気により、乾燥室に
    収納された衣類から溶剤を気化し、この気化溶剤を前記
    冷却装置に送り込んで凝縮し、前記冷却装置にて冷却さ
    れた乾燥空気を再び加熱して乾燥室に供給する循環乾燥
    工程を行う石油系ドライクリーナにおいて、 前記循環風路中に設けられ、本体と外部とを連通し、前
    循環乾燥工程中の乾燥空気を本体外に排出できる連通
    部を、前記冷却装置の風下側に形成するようにしたこと
    を特徴とする石油系ドライクリーナ。
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