JP3074551U - 煮出し抽出用調理具 - Google Patents

煮出し抽出用調理具

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(57)【要約】 【課題】 カレーや各種食品の調理時に於いて、固形調
味料を効果的に溶かしたり、天然の出し食材である月桂
樹やブンケガルニ、煮干しなどの出しかすを、機能的に
処理することが可能な煮出し抽出用調理具を提供する。 【解決手段】 煮出し調理具1は、急須やポットなどの
口から容易に出し入れすることができる大きさの収納容
器を、金属のステンレス線材等による網で形成される半
球状の網容体2に縁3を設けて成る開口部に、その開口
部と同じ大きさの蓋4の上面に、ステンレス素材で成
り、上部にフック状の吊り具5を有し、かつ内部が中空
部6を成すフロート7を取り付けた蓋4の縁3一部と、
前記した網容体2の縁3をヒンジ具8で開閉自在に連結
し、さらにそのヒンジ具8の対向部となる網容体2の縁
3部に、蓋4の閉じ部材とする留め具9をピン軸10で
可動固定した煮出し抽出具1を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、カレーや各種食品等の調理時に於いて、固形調味料を効果的に溶か したり、天然の出し素材である月桂樹やブーケガル、煮干しなどの出しかすを、 機能的に処理することが可能な煮出し抽出用調理具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カレーやシチューなどの液状の食品調理時には、固形の調味料を具食材 とともに鍋に入れてから完全に溶けるまで、箸やシャモジ、お玉などの調理具を 使用して入念にかきまぜながら溶かしている。また、また月桂樹やブーケガル、 煮干しなどの天然の煮出し食材に於いては、具食材の入った調理鍋に一緒に入れ て煮出した後に、箸やスプーン、網お玉などを用いて、前記の出しがらを取り出 して調理する方法が一般的に行なわれている。さらにお茶や紅茶などを抽出する ために提供されている専用器具としては、網器具をセットした急須など利用する ほかに、図9に示すような半球状の網容器に把手を備えた抽出具に、お茶や紅茶 などの葉を適量入れたものを、湯飲みやコップの口に置いてから湯を注ぐことで 、お茶や紅茶を抽出して飲む抽出器具もある。
【0003】 加えて使い捨てタイプとして、薄い不織布で形成される小さな袋に一定量のお 茶や紅茶の葉を封入パックした袋に吊り下げ糸を設けたものがあり、使用する時 は包装袋から取り出したティーパックを湯飲みやコップに入れて湯を注ぐことで 、手軽にお茶や紅茶を抽出して飲むことができるものなど含めて、様々なタイプ の煮出し方法や抽出器具などがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
調理時に於ける煮出しや抽出器具には以上のような方法や技術があり、それぞ れ日々日常的に行なわれているものであり、調理時には欠かせない調理方法や器 具でもある。しかし古くから行なわれているこれらの調理方法や調理具であるが 、実際に日々調理に携わる者にとっては次に示すような不便や使いにくさなどが あった。
【0005】 まずカレーやシチューなど液状の食品調理の場合は、固形のカレーやブイヨン などの調味料を鍋に入れてから箸やシャモジ、お玉など用いて、調味料が完全に 溶けるまでゆっくり時間を掛けてかき混ぜながら溶かす必要があるので、時間的 にも作業的にも大変であった。また一定時間かき混ぜる必要があるので、一緒に 入れて煮ているジャガイモや人参などの具材の形が崩れることもあるので、加減 をしながらかき混ぜなければならなかった。さらにかき混ぜている間は休むこと ができないので、ほかの調理作業に取り掛れないなどの不便がある。
【0006】 さらに天然の出し食材である月桂樹やブーケガル、煮干しなどの煮だし食材を 使う場合は、煮出した後で鍋の主食材から取り出す時に、箸やスプーン、網お玉 など用いて煮だしがらを一々取り出さなければならないなど、この場合も大変面 倒な調理手順を行なわなければならない。したがって最近のように面倒なことを 避ける傾向にあっては、従来のような天然の出し具材を用いて手間を掛ける調理 を嫌う要因ともなっている。そのため近年は、他の食材とともに鍋に入れて調理 するだけでよい化学調味料など用いることも多くなっているので、従来のような 天然出し食材が本来がもつ、こくと風味のある食事を楽しむ機会が少なくなって いるのが現状である。また煮出した後の不要になった月桂樹やブーケガル、煮干 しなどの煮出し食材の一部を、主具材の中から取り忘れることがあった。
【0007】 さらにお茶や紅茶などの抽出に用いられる急須は便利な器具であり、図9に示 す網容器に把手を備えた出し抽出具も簡易な抽出器である。しかしこれらのタイ プは、お茶や紅茶のみを対象とするものであるので、鍋など用いて調理する場合 のように長時間煮込んで出しを取る必要がある調理には、構造上の点で使えない などの不便があった。また少量のお茶を飲みたい時に注いだお湯がお茶の葉に届 かず、お茶を十分に抽出することが出来ないことがある。
【0008】 一方、使い捨てタイプとして提供される、一定量のお茶や紅茶の葉を小さな袋 に封入したパックタイプは、使う際にそのつど湯飲みヤコップに入れてから湯を 注ぐだけよく、簡便に使えるタイプである。しかし飲む前にパックをコップから 出してから飲む場合はよいが、入れたままでは見た目にも見苦しい。またパック を入れたままだと抽出され過ぎて味や風味が損なわれるなどの欠点があった。さ らに不要になった麦茶パックを取り出そうとしても、底面に沈んでいるため取り 出すのが容易でなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上のような従来の持つ不便や欠点を解消して、簡易にして効果的に 扱える煮出し抽出具を提供するものである。 その手段としては、本考案に於ける煮出し抽出具は、お茶や紅茶の葉はもとよ り、天然出し食材である月桂樹やブーケガル、煮干しなどいずれの煮出し具材に も使える機能的な調理具とするために、前記する煮出し具材が一定量収納できる 細かい目の網容体に、開閉自在に組み合わされる蓋を設け、さらに前記した煮出 し調理具自体が水及び煮汁面に浮くようにするために、吊り具付きフロートを備 えた煮出し出し抽出具を構成する。
【0010】
【考案の実施の形態】
この考案の各実施例に示す煮出し抽出具1は、蓋4を有する網容体2にフロー ト7を設けた構成としているので、図8の使用例図に示すように、網容体2に固 形調味料Aや出し具材を入れて鍋に入れると、煮出し抽出具2は沈み込まずに煮 汁の上面部に浮かびながら、固形調味料Aや出し具材を均一にして機能的に煮汁 に溶かし込ませることが可能となり、かつ月桂樹やブーケガル、煮干し、ローリ エなど天然の煮出し具材も煮鍋の中に散乱させることなく、効果的にして簡単に 煮出しの抽出が行なうことができる。また使用後はフロート7の吊り具5を引き 上げてから蓋4や網蓋16を開けるだけで、出しがらを簡単に処理することも可 能な煮出し抽出具1である。
【0011】 さらに実施例1及び2に於ける、網容体2開口部を閉じるフロート7付き蓋4 は、ヒンジ具8で網容体2の一部に可動連結され、その対向部には、断面がU字 形の留め具9により、閉じ合わせた網容体2及び蓋4に設けた二枚の縁3,3を 挟むようにして簡単に止められる。また実施例3及び4に示すタイプは、網容体 2の係合突部12と蓋4の係合突起13とによるネジ閉め方式であるので、網容 体2と蓋4を分離することが可能であり、加えて実施例5及び6に示すタイプは 、円筒形の網容体2の下面に有する開口部に、ヒンジ具8で連結した網蓋16に 二つで一組とする閉じ具を備えたものであるので、容易に開け閉めすることがで きるタイプである。
【0012】 加えて実施例4に示すフロート7は、蓋4に固定された連結棒15端部に設け られているので、網容体2の上面まで煮汁の中に宙吊り状態に吊すことが可能で あり、また実施例5に示すフロート7は、シリコン樹脂材等で成るベローズ20 を有するものであるため、使用時の加熱による内部の空気の膨張に対応して伸び るフロート7を採用しているので、フロート7が破裂する心配は無い。さらに実 施例6に示すフロート7は、長細い網容体2の内側上端部にフロート7を取り付 けているので、フロート7が網容体2と分離したり破損する要素は無い。
【0013】
【実施例】
実施例1 本考案の実施例1を図1に示す煮出し抽出具の蓋を開けた一部欠損斜視図と図 2に示す蓋を閉じた状態の断面図を参照して説明する。 実施例1に於ける煮出し調理具1は、まず急須やポットなどの口から容易に出 し入れすることができる程度の径を成す大きさとし、さらに煮出し材を収納する 容器は、金属のステンレス線材による網で形成される、半球状の網容体2に縁3 を設けた開口部に、その開口部と同じ大きさの蓋4の上面に、ステンレス素材等 で成り、上部にフック状の吊り具5を有し、かつ内部が中空部6を成すフロート 7を取り付けた蓋4の縁3一部と、前記した網容体2の縁3をヒンジ具8で開閉 自在に連結し、さらにその対向部位の網容体2の縁3部には、断面がU字状の留 め具9の端部を、ピン軸10で可動固定して実施例1の煮出し抽出具1を構成す る。
【0014】 実施例2 実施例2を図3に示す煮出し抽出具の斜視図を参照して説明する。 本実施例に示す煮出し抽出具1の基本構成は実施例1と同様であるが、煮出し 材を収納する網容体2の素材は、合成樹脂材とりわけ耐熱性が高いシリコン樹脂 素材により一体成型されるものであり、まず縁3部を有する半球状を成す網容体 2の全周面に、小さな放出孔11,11を多数個設けて成る網容体2の開口部に 、前記実施例と同様のテンレス素材で成る吊り具5付きフロート7を取り付けた 蓋4の縁3と、前記網容体2の縁3をヒンジ具8で可動連結し、かつその対向部 の網容体2の縁3には、留め具9をピン軸10で可動固定した実施例2の煮出し 抽出具1を構成する。
【0015】 実施例3 実施例3の煮出し抽出具を図4に示す分解斜視図を参照して説明する。 本実施例に示す煮出し抽出具1の網容体2は、前記実施例タイプより深いもの をステンレス網で形成し、さらにその縁3部は、耐熱性ある合成樹脂素材もしく は金属素材で成り、かつ周部には傾斜する係合突部12を一定間隔に複数個を設 けた縁3を開口部に取り付けた網容体2を形成する。さらに、合成樹脂材もしく は金属素材で成る蓋4の周囲には、前記した網容体2の係合突部12に合う係合 突起13を内側に同数個を設けた嵌合縁14を成し、かつその上面には吊り具5 付きフロート7を取り付けた蓋4を、前記する網容体2に組み合わせて実施例3 の煮出し抽出具1を構成する。
【0016】 実施例4 実施例4の煮出し抽出具を図5に示す一部欠損した要部分解斜視図を参照して 説明する。 実施例4の網容体2は、前記実施例3と同様にステンレス網で成り、かつその 縁3には同様に係合突部12付き網容体2とするが、その網容体2に組み合わさ れる蓋4は、前記する係合突部12に合う係合突起13付き嵌合縁14を有する 蓋4であり、加えてその蓋4上面には、ステンレス材等で成る吊り具5付きフロ ート7が、適度な長さの連結棒15で固定されるものであり、その蓋4と前記の 網容体2とが組み合わされて実施例4の煮出し抽出具1を構成する。
【0017】 実施例5 実施例5に示す煮出し抽出具を、図6に示す一部欠損斜視図を参照しながら説 明する。 この実施例に於ける煮出し抽出具1は、ステンレス等による網材により下面に 開口部を有して円筒状を成す縁3付き網容体2を成し、かつその開口部には、平 板状の縁3付き網蓋16の一部と前記網容体2の縁3をヒンジ具8で可動連結す る。さらにそのヒンジ具8の対向部位の網蓋16の縁3には、係合穴17付き係 止板18を設け、その係止板18が掛け留められる係止突起19は、前記した網 容体2の縁3に設ける。加えて前記する網容体2の上面には、耐熱性が高い合成 樹脂材とするシリコン樹脂素材等で成り、かつ周囲は伸縮自在のベローズ20( ジャバラとも称す)を形成して中空部6を有する、吊り具5付きフロート7を前 記した網容体2の上面に取り付けて実施例5の煮出し抽出具1を構成する。
【0018】 実施例6 実施例6の煮出し抽出具を図7に示す斜視図を参照して説明する。 本実施例に於ける網容体2はステンレス網で成り、かつ適度な長さで下面に開 口部を有する網容体2を成し、その網容体2の開口部には、前記した実施例5と 同様の網蓋16がヒンジ具8で可動連結された網蓋16の縁3に、係合穴17付 き係止板18が可動連結され、さらに、それが掛け留められる係止突起19は、 前記する網容体2の縁3に設けた網容体2の内側上部に、吊り具5付きフロート 7を取り付けて実施例6の煮出し抽出具1を構成する。
【0019】 本考案の各実施例に示す煮出し抽出具1の形態はそれぞれ一つの例を示すもの であり、いずれも他の構成部材を組み合わせても構わないものである。また合成 樹脂材で成る網容体2は耐熱性が高いシリコン樹脂材が好ましいが、耐熱ある素 材であれば網容体2はもとよりフロート7も含めて、他のいずれの合成樹脂素材 を採用してもよい。加えて、フロート7は内部を中空部6として空気が封入され たものであるが、熱膨張を防ぐために真空タイプのフロート体を用いてもよい。 また実施例1及び2と5や6に示す網容体2と蓋4の留め部材は、他の留め金具 など採用してもよく、いずれも特に限定するものではない。
【0020】
【考案の効果】
この考案に於ける煮出し抽出具は、以上のような構成を成すので次に示すよう な長所や効果を提供できる。 本発明による煮出し抽出具の構成は、まず固形調味料や天然の出し食材を一定 量収納することができる網容体に、フロート付きの蓋が開閉自在に備えられてい るので、他の食材とともに鍋の中に煮出し抽出具を入れた際は、水に浮くフロー トの作用により、網容体は沈み込んでも蓋やフロート部分までは沈み込まずに宙 吊り状態で維持されるので、網容体内のカレーやシチューなどの固形調味料は煮 立つとともに溶けて網目より均一に溶け出る。したがって一々箸やお玉など用い てかき混ぜる面倒もなく、また一緒に入れている他の具材の形崩れや煮汁が濁る ような心配も全く無い。さらに月桂樹やブーケガル、煮干しなどの天然の出し食 材の場合に於いても、煮込むとともに抽出し汁は網目より流れ出て鍋全体に溶け 込み、煮出し後は、フロートに設けられた吊り具を引き上げるだけで容易に取り 出せるので、後は蓋の留め具や係止板を開放すると簡単に出しがらの処理するこ とができる、機能的にして取り扱いも容易な出し抽出具である。
【0021】 さらに、この煮出し抽出具は鍋を用いた煮込み調理用としているが、これ以外 の応用として、小さいタイプにはお茶や紅茶の葉を収納したものを急須やポット に使うこともできる。また中くらいのサイズには備長炭など納めたものをポット に入れると水を浄化し、炊飯時の米とともに入れると、美味しい御飯を炊けるこ とはもとより、炊いた後の炭に御飯が付くこともなく簡単に処理することができ る、機能的にして多用途に使える煮出し抽出用調理具を提供する。
【提出日】平成12年8月19日(2000.8.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、カレーや各種食品等の調理時に於いて、固形調味料を効果的に溶か したり、天然の出し素材である月桂樹やブーケガルニ、煮干しなどの出しかすを 、機能的に処理することが可能な煮出し抽出用調理具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カレーやシチューなどの液状の食品調理時には、固形の調味料を具食材 とともに鍋に入れてから完全に溶けるまで、箸やシャモジ、お玉などの調理具を 使用して入念にかきまぜながら溶かしている。また、また月桂樹やブーケガルニ 、煮干しなどの天然の煮出し食材に於いては、具食材の入った調理鍋に一緒に入 れて煮出した後に、箸やスプーン、網お玉などを用いて、前記の出しがらを取り 出して調理する方法が一般的に行なわれている。さらにお茶や紅茶などを抽出す るために提供されている専用器具としては、網器具をセットした急須など利用す るほかに、図9に示すような半球状の網容器に把手を備えた抽出具に、お茶や紅 茶などの葉を適量入れたものを、湯飲みやコップの口に置いてから湯を注ぐこと で、お茶や紅茶を抽出して飲む抽出器具もある。
【0003】 加えて使い捨てタイプとして、薄い不織布で形成される小さな袋に一定量のお 茶や紅茶の葉を封入パックした袋に吊り下げ糸を設けたものがあり、使用する時 は包装袋から取り出したティーパックを湯飲みやコップに入れて湯を注ぐことで 、手軽にお茶や紅茶を抽出して飲むことができるものなど含めて、様々なタイプ の煮出し方法や抽出器具などがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
調理時に於ける煮出しや抽出器具には以上のような方法や技術があり、それぞ れ日々日常的に行なわれているものであり、調理時には欠かせない調理方法や器 具でもある。しかし古くから行なわれているこれらの調理方法や調理具であるが 、実際に日々調理に携わる者にとっては次に示すような不便や使いにくさなどが あった。
【0005】 まずカレーやシチューなど液状の食品調理の場合は、固形のカレーやブイヨン などの調味料を鍋に入れてから箸やシャモジ、お玉など用いて、調味料が完全に 溶けるまでゆっくり時間を掛けてかき混ぜながら溶かす必要があるので、時間的 にも作業的にも大変であった。また一定時間かき混ぜる必要があるので、一緒に 入れて煮ているジャガイモや人参などの具材の形が崩れることもあるので、加減 をしながらかき混ぜなければならなかった。さらにかき混ぜている間は休むこと ができないので、ほかの調理作業に取り掛れないなどの不便がある。
【0006】 さらに天然の出し食材である月桂樹やブーケガルニ、煮干しなどの煮だし食材 を使う場合は、煮出した後で鍋の主食材から取り出す時に、箸やスプーン、網お 玉など用いて煮出しがらを一々取り出さなければならないなど、この場合も大変 面倒な調理手順を行なわなければならない。したがって最近のように面倒なこと を避ける傾向にあっては、従来のような天然の出し具材を用いて手間を掛ける調 理を嫌う要因ともなっている。そのため近年は、他の食材とともに鍋に入れて調 理するだけでよい化学調味料など用いることも多くなっているので、従来のよう な天然出し食材が本来がもつ、こくと風味のある食事を楽しむ機会が少なくなっ ているのが現状である。また煮出した後の不要になった月桂樹やブーケガルニ、 煮干しなどの煮出し食材の一部を、主具材の中から取り忘れることがあった。
【0007】 さらにお茶や紅茶などの抽出に用いられる急須は便利な器具であり、図9に示 す網容器に把手を備えた出し抽出具も簡易な抽出器である。しかしこれらのタイ プは、お茶や紅茶のみを対象とするものであるので、鍋など用いて調理する場合 のように長時間煮込んで出しを取る必要がある調理には、構造上の点で使えない などの不便があった。また少量のお茶を飲みたい時に注いだお湯がお茶の葉に届 がず、お茶を十分に抽出することが出来ないことがある。
【0008】 一方、使い捨てタイプとして提供される、一定量のお茶や紅茶の葉を小さな袋 に封入したパックタイプは、使う際にそのつど湯飲みヤコップに入れてから湯を 注ぐだけよく、簡便に使えるタイプである。しかし飲む前にパックをコップから 出してから飲む場合はよいが、入れたままでは見た目にも見苦しい。またパック を入れたままだと抽出され過ぎて味や風味が損なわれるなどの欠点があった。さ らに不要になった麦茶パックを取り出そうとしても、底面に沈んでいるため取り 出すのが容易でなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上のような従来の持つ不便や欠点を解消して、簡易にして効果的に 扱える煮出し抽出具を提供するものである。 その手段としては、本考案に於ける煮出し抽出具は、お茶や紅茶の葉はもとよ り、天然出し食材である月桂樹やブーケガルニ、煮干しなどいずれの煮出し具材 にも使える機能的な調理具とするために、前記する煮出し具材が一定量収納でき る細かい目の網容体に、開閉自在に組み合わされる蓋を設け、さらに前記した煮 出し調理具自体が水及び煮汁面に浮くようにするために、吊り具付きフロートを 備えた煮出し出し抽出具を構成する。
【0010】
【考案の実施の形態】
この考案の各実施例に示す煮出し抽出具1は、蓋4を有する網容体2にフロー ト7を設けた構成としているので、図8の使用例図に示すように、網容体2に固 形調味料Aや出し具材を入れて鍋に入れると、煮出し抽出具2は沈み込まずに煮 汁の上面部に浮かびながら、固形調味料Aや出し具材を均一にして機能的に煮汁 に溶かし込ませることが可能となり、かつ月桂樹やブーケガルニ、煮干しなど天 然の煮出し具材も煮鍋の中に散乱させることなく、効果的にして簡単に煮出しの 抽出が行なうことができる。また使用後はフロート7の吊り具5を引き上げてか ら蓋4や網蓋16を開けるだけで、出しがらを簡単に処理することも可能な煮出 し抽出具1である。
【0011】 さらに実施例1及び2に於ける、網容体2開口部を閉じるフロート7付き蓋4 は、ヒンジ具8で網容体2の一部に可動連結され、その対向部には、断面がU字 形の留め具9により閉じ合わせた網容体2、及び蓋4に設けた二枚の縁3,3を 挟むようにして簡単に止められる。また実施例3及び4に示すタイプは、網容体 2の係合突部12と蓋4の係合突起13とによるネジ閉め方式であるので、網容 体2と蓋4を分離することが可能であり、加えて実施例5及び6に示すタイプは 、円筒形の網容体2の下面に有する開口部に、ヒンジ具8で連結した網蓋16に 二つで一組とする閉じ具を備えたものであるので、容易に開け閉めすることがで きるタイプである。
【0012】 加えて実施例4に示すフロート7は、蓋4に固定された連結棒15端部に設け られているので、網容体2の上面まで煮汁の中に宙吊り状態に吊すことが可能で あり、また実施例5に示すフロート7は、シリコン樹脂材等で成るベローズ20 を有するものであるため、使用時の加熱による内部の空気の膨張に対応して伸び るフロート7を採用しているので、フロート7が破裂する心配は無い。さらに実 施例6に示すフロート7は、長細い網容体2の内側上端部にフロート7を取り付 けているので、フロート7が網容体2と分離したり破損する要素は無い。
【0013】
【実施例】
実施例1 本考案の実施例1を図1に示す煮出し抽出具の蓋を開けた一部欠損斜視図と図 2に示す蓋を閉じた状態の断面図を参照して説明する。 実施例1に於ける煮出し調理具1は耐熱性ある素材で形成されるものであり、 まず急須やポットなどの口から容易に出し入れすることができる程度の径を成す 大きさとし、さらに煮出し材を収納する容器は、金属のステンレス線材による網 で形成される、半球状の網容体2に縁3を設けた開口部に、その開口部と同じ大 きさの蓋4の上面に、ステンレス素材等で成り、上部にフック状の吊り具5を有 し、かつ内部が中空部6を成すフロート7を取り付けた蓋4の縁3一部と、前記 した網容体2の縁3をヒンジ具8で開閉自在に連結し、さらにその対向部位の網 容体2の縁3部には、断面がU字状の留め具9の端部を、ピン軸10で可動固定 して実施例1の煮出し抽出具1を構成する。
【0014】 実施例2 実施例2を図3に示す煮出し抽出具の斜視図を参照して説明する。 本実施例に示す煮出し抽出具1の基本構成は実施例1と同様であるが、煮出し 材を収納する網容体2の素材は、合成樹脂材とりわけ耐熱性が高いシリコン樹脂 素材により一体成型されるものであり、まず縁3部を有する半球状を成す網容体 2の全周面に、小さな放出孔11を多数個設けて成る網容体2の開口部に、前記 実施例と同様のテンレス素材で成る吊り具5付きフロート7を取り付けた蓋4の 縁3と、前記網容体2の縁3をヒンジ具8で可動連結し、かつその対向部の網容 体2の縁3には、留め具9をピン軸10で可動固定した実施例2の煮出し抽出具 1を構成する。
【0015】 実施例3 実施例3の煮出し抽出具を図4に示す分解斜視図を参照して説明する。 本実施例に示す煮出し抽出具1の網容体2は、前記実施例タイプより深いもの をステンレス網で形成し、さらにその縁3部は、耐熱性ある合成樹脂素材もしく は金属素材で成り、かつ周部には傾斜する係合突部12を一定間隔に複数個を設 けた縁3を開口部に取り付けた網容体2を形成する。さらに、合成樹脂材もしく は金属素材で成る蓋4の周囲には、前記した網容体2の係合突部12に合う係合 突起13を内側に同数個を設けた嵌合縁14を成し、かつその上面には吊り具5 付きフロート7を取り付けた蓋4を、前記する網容体2に組み合わせて実施例3 の煮出し抽出具1を構成する。
【0016】 実施例4 実施例4の煮出し抽出具を図5に示す一部欠損した要部分解斜視図を参照して 説明する。 実施例4の網容体2は、前記実施例3と同様にステンレス網で成り、かつその 縁3には同様に係合突部12付き網容体2とするが、その網容体2に組み合わさ れる蓋4は、前記する係合突部12に合う係合突起13付き嵌合縁14を有する 蓋4であり、加えてその蓋4上面には、ステンレス材等で成る吊り具5付きフロ ート7が、適度な長さの連結棒15で固定されるものであり、その蓋4と前記の 網容体2とが組み合わされて実施例4の煮出し抽出具1を構成する。
【0017】 実施例5 実施例5に示す煮出し抽出具を、図6に示す一部欠損斜視図を参照しながら説 明する。 この実施例に於ける煮出し抽出具1は、ステンレス等による網材により下面に 開口部を有して円筒状を成す縁3付き網容体2を成し、かつその開口部には、平 板状の縁3付き網蓋16の一部と前記網容体2の縁3をヒンジ具8で可動連結す る。さらにそのヒンジ具8の対向部位の網蓋16の縁3には、係合穴17付き係 止板18を設け、その係止板18が掛け留められる係止突起19は、前記した網 容体2の縁3に設ける。加えて前記する網容体2の上面には、耐熱性が高い合成 樹脂材とするシリコン樹脂素材等で成り、かつ周囲は伸縮自在のベローズ20( ジャバラとも称す)を形成して中空部6を有する、吊り具5付きフロート7を前 記した網容体2の上面に取り付けて実施例5の煮出し抽出具1を構成する。
【0018】 実施例6 実施例6の煮出し抽出具を図7に示す斜視図を参照して説明する。 本実施例に於ける網容体2はステンレス網で成り、かつ適度な長さで下面に開 口部を有する網容体2を成し、その網容体2の開口部には、前記した実施例5と 同様の網蓋16がヒンジ具8で可動連結された網蓋16の縁3に、係合穴17付 き係止板18が可動連結され、さらに、それが掛け留められる係止突起19は、 前記する網容体2の縁3に設けた網容体2の内側上部に、吊り具5付きフロート 7を取り付けて実施例6の煮出し抽出具1を構成する。
【0019】 本考案の各実施例に示す煮出し抽出具1の形態はそれぞれ一つの例を示すもの であり、いずれも他の構成部材を組み合わせても構わないものである。また合成 樹脂材で成る網容体2は耐熱性が高いシリコン樹脂材が好ましいが、耐熱ある素 材であれば網容体2はもとよりフロート7も含めて、他のいずれの合成樹脂素材 を採用してもよい。加えて、フロート7は内部を中空部6として空気が封入され たものであるが、熱膨張を防ぐために真空タイプのフロート体を用いてもよい。 また実施例1及び2と5や6に示す網容体2と蓋4の留め部材は、他の留め金具 など採用してもよく、いずれも特に限定するものではない。
【0020】
【考案の効果】
この考案に於ける煮出し抽出具は、以上のような構成を成すので次に示すよう な長所や効果を提供できる。 本発明による煮出し抽出具の構成は、まず固形調味料や天然の出し食材を一定 量収納することができる網容体に、フロート付きの蓋が開閉自在に備えられてい るので、他の食材とともに鍋の中に煮出し抽出具を入れた際は、水に浮くフロー トの作用により、網容体は沈み込んでも蓋やフロート部分までは沈み込まずに宙 吊り状態で維持されるので、網容体内のカレーやシチューなどの固形調味料は煮 立つとともに溶けて網目より均一に溶け出る。したがって一々箸やお玉など用い てかき混ぜる面倒もなく、また一緒に入れている他の具材の形崩れや煮汁が濁る ような心配も全く無い。さらに月桂樹やブーケガルニ、煮干しなどの天然の出し 食材の場合に於いても、煮込むとともに抽出し汁は網目より流れ出て鍋全体に溶 け込み、煮出し後は、フロートに設けられた吊り具を引き上げるだけで容易に取 り出せるので、後は蓋の留め具や係止板を開放すると簡単に出しがらの処理する ことができる、機能的にして取り扱いも容易な出し抽出具である。
【0021】 さらに、この煮出し抽出具は鍋を用いた煮込み調理用としているが、これ以外 の応用として、小さいタイプにはお茶や紅茶の葉を収納したものを急須やポット に使うこともできる。また中くらいのサイズには備長炭など納めたものをポット に入れると水を浄化し、炊飯時の米とともに入れると、美味しい御飯を炊けるこ とはもとより、炊いた後の炭に御飯が付くこともなく簡単に処理することができ る、機能的にして多用途に使える煮出し抽出用調理具を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示す煮出し抽出具の蓋を開
けた一部欠損斜視図。
【図2】実施例1の蓋を閉じた状態を示す断面図。
【図3】実施例2の煮出し煮出し抽出具を示す斜視図。
【図4】実施例3の煮出し煮出し抽出具を示す分解斜視
図。
【図5】実施例4を示す煮出し煮出し抽出具の一部欠損
した分解斜視図。
【図6】実施例5の煮出し抽出具を示す一部欠損斜視
図。
【図7】実施例6の煮出し抽出具を示す斜視図。
【図8】本考案の実施例1の煮出し抽出具の使用例を示
す断面図。
【図9】従来品の出し抽出具を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・煮出し抽出具 2・・・網容体 3・・・縁 4・・・蓋 5・・・吊り具 6・・・中空部 7・・・フロート 8・・・ヒンジ具 9・・・留め具 10・・ピン軸 11・・放出孔 12・・係合突部 13・・係合突起 14・・嵌合縁 15・・連結棒 16・・網蓋 17・・係合穴 18・・係止板 19・・係止突起 20・・ベローズ A・・・固形調味料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月19日(2000.8.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 煮出し抽出用調理具
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示す煮出し抽出具の蓋を開
けた一部欠損斜視図。
【図2】実施例1の蓋を閉じた状態を示す断面図。
【図3】実施例2の煮出し煮出し抽出具を示す斜視図。
【図4】実施例3の煮出し煮出し抽出具を示す分解斜視
図。
【図5】実施例4を示す煮出し煮出し抽出具の一部欠損
した分解斜視図。
【図6】実施例5の煮出し抽出具を示す一部欠損斜視
図。
【図7】実施例6の煮出し抽出具を示す斜視図。
【図8】本考案の実施例1の煮出し抽出具の使用例を示
す断面図。
【図9】従来品の出し抽出具を示す斜視図。
【符号の説明】 1・・・煮出し抽出具 2・・・網容体 3・・・縁 4・・・蓋 5・・・吊り具 6・・・中空部 7・・・フロート 8・・・ヒンジ具 9・・・留め具 10・・ピン軸 11・・放出孔 12・・係合突部 13・・係合突起 14・・嵌合縁 15・・連結棒 16・・網蓋 17・・係合穴 18・・係止板 19・・係止突起 20・・ベローズ A・・・固形調味料

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品の調理時に使用される抽出具は、一
    定の大きさの収納部を網材で形成した網容体の開口部
    に、開閉自在のフロート付き蓋を組み合わせた構成を特
    徴とする煮出し抽出用調理具。
  2. 【請求項2】 網容体とフロート付き蓋がヒンジ具によ
    り連結された縁部に、留め具を備えた構成である請求項
    1に記載の煮出し抽出用調理具。
  3. 【請求項3】 網容体とフロート付き蓋が、係合突部と
    係合突起によるネジ嵌合する構成である請求項1に記載
    の煮出し抽出用調理具。
  4. 【請求項4】 フロートに吊り具を設けた構成である、
    請求項1〜請求項3のいずれか一つの項に記載される煮
    出し抽出用調理具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190138328A (ko) * 2018-06-05 2019-12-13 (주)조이쿡 차 여과기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190138328A (ko) * 2018-06-05 2019-12-13 (주)조이쿡 차 여과기
KR102104820B1 (ko) 2018-06-05 2020-04-27 (주)조이쿡 차 여과기

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