JP3074028U - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP3074028U JP2000004085U JP2000004085U JP3074028U JP 3074028 U JP3074028 U JP 3074028U JP 2000004085 U JP2000004085 U JP 2000004085U JP 2000004085 U JP2000004085 U JP 2000004085U JP 3074028 U JP3074028 U JP 3074028U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙装置において、ピックローラを備えた揺
動アームを支えている横軸に、電動機の回転を短い回転
伝達経路を経て高精度で伝える。筐体を背低にする。歯
車の必要数を減らす。 【解決手段】 横軸300に前後揺動可能に揺動アーム
310を立上り状に取り付ける。揺動アーム310の自
由端にピックローラ12を取り付ける。電動機10と横
軸300とを、ピックローラ12と用紙との接触箇所よ
りも下位に配備する。電動機10の回転軸15とピック
ローラ12とを歯車群によって連動連結する。揺動アー
ム310を引張りコイルばね314で付勢することによ
りピックローラ12を用紙に接触させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、給紙装置、詳しくはピックローラを用紙に接触させて回転させるこ とによりその用紙に送り力を付与するようになっている給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の給紙装置については、画像読取り装置などに組み込んだものが特開平 9−86713号公報や特開平1−291965号公報などに記載され、プリン タに組み込んだものが特公平7−25431号公報などに記載されている。これ らはいずれも、用紙に接触して送り力を付与するピックローラが定位置に配備さ れた横軸の回りで回転するようになっている。
【0003】 一方、図4に従来の給紙装置の要部を示してある。この給紙装置はインクジェ ット方式のプリンタに組み込まれているものであって、駆動源としての電動機1 0、ピックローラ12、給紙ローラ13、排紙ローラ14などを備えており、電 動機10の回転軸15の回転がピックローラ12に伝えられたり、給紙ローラ1 3や排紙ローラ14に伝えられたりするようになっている。この給紙装置におい て、ピックローラ12は、横軸20の回りで前後方向揺動可能な揺動アーム30 の自由端に取り付けられている。
【0004】 図5にはピックローラ12によって用紙受け100に立てかけられた用紙Pに 送り力を付与している状態を示している。同図のように、ピックローラ12が用 紙Pに送り力を付与するときには、ピックローラ12が用紙Pに接触して図中時 計方向aに回転し、そのときの接触圧が、筐体200(図4参照)側のばね受け 部210と揺動アーム20との間に介在されたトーションばねでなるばね体25 による矢印S方向の付勢力によって与えられるようになっている。
【0005】 ところで、図4及び図5に示した従来の給紙装置において、揺動アーム30は 横軸20から下方に垂れ下がった形態で横軸20に取り付けられている。そのた め、ピックローラ12が用紙Pに送り力を付与するときのピックローラ12と用 紙Pとの接触箇所T(図6参照)よりも横軸20が上位に配備されている。これ に対し、電動機10が筐体200内の低位に配備されている給紙ローラ13や排 紙ローラ14と略同一の高さ位置に設置されているため、その電動機10は上記 接触箇所Tよりも下位に位置している。
【0006】 このように、従来の給紙装置では、揺動アーム30を支えている横軸20と電 動機10とが、ピックローラ12と用紙Pとの接触箇所Tの上側と下側とに分か れて配備されていたため、電動機10の回転をピックローラ12に伝えるための 回転伝達機構Mや、電動機10の回転を給紙ローラ13や排紙ローラ14に伝え るための回転伝達機構Nが次に説明する構造になっていた。
【0007】 すなわち、電動機10の回転をピックローラ12に伝えるための回転伝達機構 M側では、揺動アーム30が横軸20に対して相対回転可能に取り付けられてい て、その横軸20に図4に示した第1中間歯車41と図5に示した第2中間歯車 42とが固着されている。そして、電動機1の回転軸15の回転が、回転軸15 に固着された始端歯車51と、図4に示されている複数の歯車52〜56を連結 してなる第1歯車列50と、第1中間歯車41とを介して横軸20に伝達され、 さらに、横軸20の回転が、図5に示されているところの、揺動アーム30を形 成しているケースに内蔵された上記第2中間歯車42と、2つの歯車61,62 を連結してなる第2歯車列60と、ピックローラ12の回転軸63に固着された 終端歯車64とを介してピックローラ12に伝達されるようになっている。
【0008】 ここで、第1歯車列50を形成している各歯車52〜56のうちの2番目の歯 車53はフリクション歯車であり、1番目の歯車52の回転軸57に揺動自在に 取り付けられた可動アーム58に取り付けられていて、歯車52が図中時計方向 aに回転したときに可動アーム58が時計方向a’に揺動して歯車53が3番目 の歯車54に噛み合うのに対し、歯車52が図中反時計方向に回転したときには 、可動アーム58が反時計方向に揺動して歯車53が3番目の歯車54から離れ るように作用する。なお、1番目の歯車52と3番目及び4番目の各歯車54, 55とは径大歯車と径小歯車とを同心状に有する所謂2段歯車でなり、図中では 、径大歯車に添字aを、径小歯車に添字bを付してある。
【0009】 また、電動機10の回転を給紙ローラ13や排紙ローラ14に伝えるための回 転伝達機構N側では、電動機1の回転軸15の回転が、回転軸15に固着された 上記始端歯車51と、2つの歯車71,72を連結してなる第3歯車列70とを 介して給紙ローラ13に伝えられ、給紙ローラ13の回転がベルト伝動機構74 を介して排紙ローラ14に伝えられるようになっている。なお、第3歯車列70 の2番目の歯車72は、給紙ローラ70に同心に設けられている図示していない 歯車に噛み合っている。また、第3歯車列70の1番目の歯車71と2番目の歯 車72とは径大歯車と径小歯車とを同心状に有する所謂2段歯車でなり、図中で は、径大歯車に添字aを、径小歯車に添字bを付してある。13a,14aは押 えローラである。
【0010】 図4及び図5には、ピックローラ12が用紙Pに送り力を付与するときの各歯 車の回転方向や用紙の移動方向を矢印で示してある。また、この給紙装置におい て、ピックローラ12によって用紙Pに送り力を付与する必要がないときには、 電動機10が逆回転して給紙ローラ13や排紙ローラ14により用紙Pに排出方 向の送り力が付与され、しかも、フリクション歯車を形成している歯車53が歯 車54から離れてピックローラ12に回転が伝達されなくなり、さらに、図示し ていない退避機構により揺動アーム30が用紙受け100から遠ざかる方向に揺 動されてピックローラ12が用紙Pから離れるようになっている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
上記したところから判るように、図4及び図5に示した従来の給紙装置では、 揺動アーム30を支えている横軸20と電動機10とが、ピックローラ12と用 紙Pとの接触箇所Tの上側と下側とに分かれて配備されていたため、接触箇所T よりも下位に位置している電動機10の回転を、接触箇所Tよりも上位に位置し ている横軸20に伝えるための回転伝達機構Mの第1歯車列50が上記接触箇所 Tを越えて上方に長く延び出ている。このため、第1歯車列50を形成させるの に必要な歯車52〜56の数が多く必要になってコスト高になるだけでなく、そ の第1歯車列50を収容している筐体200の高さが高くなり、給紙装置が背高 になってそのコンパクト化を図る上の障害になるという問題があった。また、第 1歯車列50を形成している歯車52〜56の数が多いために、それだけピック ローラ12によって送られる用紙の送り精度が低下しやすいという問題があった 。
【0012】 本考案は以上の問題に鑑みてなされたものであり、ピックローラを備える揺動 アームの型式を従来の垂下り型式から立上り型式に変更することによって、その 揺動アームを支えている横軸をピックローラと用紙との接触箇所よりも下位に配 備することができるようにし、それによって、電動機の回転を短い回転伝達経路 を経て横軸に伝えられるようにすることが可能で、しかも、筐体を背低にしてそ のコンパクト化を容易に図ることが可能な給紙装置を提供することを目的とする 。
【0013】 また、本考案は、電動機の回転を横軸に伝えるための第1歯車列を形成するの に必要な歯車の必要数を減らし、ひいては、電動機とピックローラとを連結して いる回転伝達機構を形成するのに必要な歯車の必要数を減らして価格を安く抑え ることのできる給紙装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る給紙装置は、横軸回りで前後揺動可能な揺動アームに、電動機に よって回転駆動されるピックローラが取り付けられている。また、上記揺動アー ムを揺動させることにより上記ピックローラを用紙受けに立てかけられた用紙に 接触させて回転させることによりその用紙に送り力を付与するようになっている 。この点は、図4及び図5で説明した従来の給紙装置と同様である。
【0015】 本考案に係る給紙装置において、従来と異なる点は、上記電動機と上記横軸と が上記ピックローラと上記用紙との接触箇所よりも下位に配備されていると共に 、上記揺動アームと上記ピックローラとの取付箇所が上記横軸よりも上位に位置 している点である。
【0016】 この構成であると、電動機と揺動アームを支えている横軸との両方が、ピック ローラと上記用紙との接触箇所よりも下位の互いに近い位置に配備されるように なる。そのため、電動機の回転を横軸に伝えるための回転伝達経路が短くなり、 しかも、その回転伝達経路が上記接触箇所を越えて上方に立ち上がることがない ので、筐体を背低にしてそのコンパクト化を図りやすくなる。それにもかかわら ず、揺動アームの長さや揺動アームに対するピックローラの取付位置を適切に定 めることによって上記接触箇所を従来と同じ高さ位置に定めることが可能である 。
【0017】 本考案では、上記揺動アームが上記横軸に対して相対回転可能に取り付けられ ていると共にその横軸に中間歯車が固着され、上記電動機と上記ピックローラと が上記中間歯車を含む回転伝達機構を介して連結されている、という構成を採用 することが可能であり、その場合には、上記中間歯車に第1及び第2の歯車が含 まれ、上記回転伝達機構が、上記電動機の回転軸に固着された始端歯車と、第1 の上記中間歯車と、それらの始端歯車及び第1の中間歯車を相互に連結する第1 歯車列と、第2の上記中間歯車と、上記ピックローラに設けられた終端歯車と、 それらの第2の中間歯車及び終端歯車を相互に連結する第2歯車列と、を有する という構成を採用することが可能である。これによれば、第1歯車列を形成する のに必要な歯車の必要数を従来の場合よりも大幅に減らすことが可能になるだけ でなく、電動機の回転軸からピックローラに至る回転伝達経路を回転伝達精度の 高い歯車群によって形成することが可能になる。
【0018】 第2の上記中間歯車と上記終端歯車と上記第2歯車列とが上記揺動アームを形 成しているケースに内蔵されていることが望ましい。これによると、第2歯車列 を形成する歯車の数を増減することによって揺動アームの長さを変更することが 可能であるので、ピックローラと用紙との接触箇所の高さ位置を調節しやすい。
【0019】 本考案では、上記ピックローラを上記用紙に接触させる方向に上記揺動アーム を常時弾発付勢するばね体を有していることが望ましい。これによると、ばね体 として安価で汎用性の高い引張りコイルばねを採用することが可能になるので、 従来のようにトーションばねを採用したものに給紙装置を安価に提供することが できるようになる。
【0020】 本考案では、上記横軸が上記電動機の後側に配備されていると共に、上記電動 機の前側に、上記ピックローラによって送られた用紙を前方へ送る給紙ローラと この給紙ローラによって送り出された用紙を前方へ排出する排紙ローラとが配備 され、給紙ローラと排紙ローラとの間の領域が、用紙に印字を行うための印字領 域として形成されている、という構成を採用することが可能である。これによれ ば、プリンタの給紙装置として当該給紙装置を採用することが可能になる。
【0021】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る給紙装置の実施形態の要部を示した構成図、図2はピック ローラ12によって用紙受け100に立てかけられた用紙Pに送り力を付与して いる状態を示した説明図、図3は揺動アーム310やピックローラ12などを概 略で示した正面図である。
【0022】 この給紙装置はインクジェット方式のプリンタに組み込まれているものであっ て、駆動源としての電動機10、ピックローラ12、給紙ローラ13、排紙ロー ラ14などを備えており、電動機10の回転軸15の回転がピックローラ12に 伝えられたり、給紙ローラ13や排紙ローラ14に伝えられたりするようになっ ている点で、図4及び図5で説明した従来の給紙装置と共通している。
【0023】 この実施形態において、ピックローラ12は、横軸300の回りで前後方向揺 動可能な揺動アーム310の自由端に取り付けられている。すなわち、図3のよ うに、後述する回転軸361が揺動アーム310の自由端から横方向に突出され 、その回転軸361の端部にピックローラ12が取り付けられている。また、揺 動アーム310は、その基部311が横軸300に対して相対回転可能に取り付 けられている。
【0024】 図2のように、ピックローラ12が用紙受け100に立てかけられた用紙Pに 送り力を付与するときには、ピックローラ12が用紙Pに接触して図中時計方向 a(図1参照)に回転し、そのときの接触圧が、筐体200(図1参照)側のば ね受け部211と揺動アーム310の基部に設けられた掛止片312との間に介 在された引張りコイルばねでなるばね体314による矢印S1方向の付勢力によ って与えられるようになっている。
【0025】 この給紙装置において、揺動アーム310は横軸300から上方に立ち上がっ た形態で横軸300に取り付けられている。そのため、ピックローラ12が用紙 Pに送り力を付与するときのピックローラ12と用紙Pとの接触箇所T1(図2 参照)よりも横軸300が下位に配備されている。また、電動機10は、従来と 同様に、筐体200内の低位に配備されている。そのため、電動機10も上記接 触箇所T1より下位に位置していて、電動機10の設置位置と横軸300の設置 位置とが略同一高さになっている。
【0026】 この実施形態のように、揺動アーム310を支えている横軸300と電動機1 0との両方が、ピックローラ12と用紙Pとの接触箇所T1の下側に配備されて いると、電動機10の回転をピックローラ12に伝えるための回転伝達機構Mを 次に説明するように少ない歯車を用いて形成することができる。
【0027】 すなわち、電動機1の回転軸15の回転が、回転軸15に固着された始端歯車 51と、図1に示されている4つの歯車321〜324を連結してなる第1歯車 列320と、横軸300に固着された第1中間歯車330とを介して横軸300 に伝達され、さらに、横軸300の回転が、揺動アーム310を形成しているケ ースに内蔵されてその横軸300に固着されている図2に示した第2中間歯車3 40と、同じく揺動アーム81を形成しているケースに内蔵されている3つの歯 車351〜353を連結してなる第2歯車列350と、ピックローラ12の回転 軸361に固着された終端歯車360とを介してピックローラ12に伝達される ようになっている。
【0028】 ここで、第1歯車列320を形成している各歯車321〜324のうちの2番 目の歯車322はフリクション歯車であり、1番目の歯車321の回転軸325 に揺動自在に取り付けられた可動アーム326に取り付けられていて、歯車32 1が図中時計方向aに回転したときに可動アーム326が時計方向に揺動して歯 車322が3番目の歯車323に噛み合うのに対し、歯車321が図中反時計方 向に回転したときには、可動アーム326が反時計方向に揺動して歯車322が 3番目の歯車323から離れるように作用する。なお、1番目の歯車321と3 番目及び4番目の各歯車323,324とは径大歯車と径小歯車とを同心状に有 する所謂2段歯車でなり、図中では、径大歯車に添字aを、径小歯車に添字bを 付してある。
【0029】 電動機10の回転を給紙ローラ13や排紙ローラ14に伝えるための回転伝達 機構Nは図4で説明したものと同様である。したがって、図4と同一部分又は同 一要素に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0030】 図1には、ピックローラ12が用紙Pに送り力を付与するときの各歯車の回転 方向や用紙の移動方向を矢印で示してある。また、この給紙装置において、ピッ クローラ12によって用紙Pに送り力を付与する必要がないときには、電動機1 0が逆回転して給紙ローラ13や排紙ローラ14により用紙Pに排出方向の送り 力が付与され、しかも、フリクション歯車を形成している歯車322が歯車32 3から離れてピックローラ12に回転が伝達されなくなり、さらに、図示してい ない退避機構により揺動アーム310が図2の仮想線のように用紙受け100か ら遠ざかる方向に揺動されてピックローラ12が用紙Pから離れるようになって いる。
【0031】 図1に示した給紙ローラ13と排紙ローラ14との間の領域Aの上部には、図 示していないインクヘッドの横行経路があり、この横行経路をインクヘッドが走 行することによってその領域A(印字領域)に給送されている用紙に対して印字 が行われる。
【0032】 上記したところから判るように、この実施形態の給紙装置では、電動機10と 横軸300とが、ピックローラ12と用紙Pとの接触箇所T1よりも下位の互い に近い位置に配備されているため、電動機10の回転を横軸300に伝えるため の回転伝達経路が短くなり、しかも、その回転伝達経路が上記接触箇所T1を越 えて上方に立ち上がっていないので、筐体200を背低にしてそのコンパクト化 を図ることができる。しかも、揺動アーム310の長さを適切に定めることによ って上記接触箇所T1を従来と同じ高さ位置に定めることが可能である。また、 第1歯車列320を形成するのに必要な歯車の必要数が図4で説明した従来の場 合よりも大幅に減少される。さらに、ピックローラ12を用紙Pに接触させる方 向に揺動アーム310を常時弾発付勢するばね体314に引張りコイルばねを採 用したので、従来のようにトーションばねを採用した場合に比べてばね体314 を安価に入手することができ、そのことが給紙装置を安価に提供することにつな がる。
【0033】 上記実施形態では、電動機の回転をピックローラに伝えるのに歯車の噛合い機 構を採用しているけれども、この点は、ベルト伝動機構を採用することも可能で ある。
【0034】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、電動機の回転を短い回転伝達経路を経て高精度 で横軸に伝えられるようにすることが可能になると同時に、筐体を背低にしてそ のコンパクト化を容易に図ることが可能になる。また、回転伝達機構を形成する ための歯車の必要数を減らして価格を安く抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る給紙装置の実施形態の要部を示し
た構成図である。
【図2】ピックローラによって用紙に送り力を付与して
いる状態を示した説明図である。
【図3】揺動アームやピックローラなどを概略で示した
正面図である。
【図4】従来の給紙装置の要部を示した構成図である。
【図5】従来の給紙装置のピックローラによって用紙に
送り力を付与している状態を示した説明図である。
【符号の説明】
10 電動機 12 ピックローラ 13 給紙ローラ 14 排紙ローラ 15 電動機の回転軸 51 始端歯車 100 用紙受け 300 横軸 310 揺動アーム 314 ばね体 320 第1歯車列 330 第1中間歯車 340 第2中間歯車 350 第2歯車列 360 終端歯車 A 領域(印字領域) P 用紙 T1 ピックローラと用紙との接触箇所 M 回転伝達機構

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横軸回りで前後揺動可能な揺動アーム
    に、電動機によって回転駆動されるピックローラが取り
    付けられ、上記揺動アームを揺動させることにより上記
    ピックローラを用紙受けに立てかけられた用紙に接触さ
    せて回転させることによりその用紙に送り力を付与する
    給紙装置において、 上記電動機と上記横軸とが上記ピックローラと上記用紙
    との接触箇所よりも下位に配備されていると共に、上記
    揺動アームと上記ピックローラとの取付箇所が上記横軸
    よりも上位に位置していることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 上記揺動アームが上記横軸に対して相対
    回転可能に取り付けられていると共にその横軸に中間歯
    車が固着され、上記電動機と上記ピックローラとが上記
    中間歯車を含む回転伝達機構を介して連結されている請
    求項1に記載した給紙装置。
  3. 【請求項3】 上記中間歯車に第1及び第2の歯車が含
    まれ、上記回転伝達機構が、上記電動機の回転軸に固着
    された始端歯車と、第1の上記中間歯車と、それらの始
    端歯車及び第1の中間歯車を相互に連結する第1歯車列
    と、第2の上記中間歯車と、上記ピックローラに設けら
    れた終端歯車と、それらの第2の中間歯車及び終端歯車
    を相互に連結する第2歯車列と、を有する請求項2に記
    載した給紙装置。
  4. 【請求項4】 第2の上記中間歯車と上記終端歯車と上
    記第2歯車列とが上記揺動アームを形成しているケース
    に内蔵されている請求項3に記載した給紙装置。
  5. 【請求項5】 上記ピックローラを上記用紙に接触させ
    る方向に上記揺動アームを常時弾発付勢するばね体を有
    する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載した給紙
    装置。
  6. 【請求項6】 上記横軸が上記電動機の後側に配備され
    ていると共に、上記電動機の前側に、上記ピックローラ
    によって送られた用紙を前方へ送る給紙ローラとこの給
    紙ローラによって送り出された用紙を前方へ排出する排
    紙ローラとが配備され、給紙ローラと排紙ローラとの間
    の領域が、用紙に印字を行うための印字領域として形成
    されている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載し
    た給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US10221025B2 (en) 2014-03-10 2019-03-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Conveyance apparatus and image recording apparatus

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