JP3073236U - 麻雀卓 - Google Patents

麻雀卓

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JP3073236U
JP3073236U JP2000003197U JP2000003197U JP3073236U JP 3073236 U JP3073236 U JP 3073236U JP 2000003197 U JP2000003197 U JP 2000003197U JP 2000003197 U JP2000003197 U JP 2000003197U JP 3073236 U JP3073236 U JP 3073236U
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博文 松岡
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マツオカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】点棒の計算を自動的に行え、かつ、ゲームの進
行をスムーズに行えることができる麻雀卓を提供する。 【解決手段】麻雀卓の天板中央部に液晶表示装置104
を設け、各辺毎に点棒収納箱を設け、各点棒収納箱に点
棒を電気的接続をすることにより、この点棒収納箱に収
納されている点棒の集計を各辺毎にそれぞれ行う点棒集
計装置と、点棒集計装置で集計された前記各辺毎の点棒
の点数、ゲームの進行状況に関する情報を液晶表示装置
104に表示する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、麻雀店等に使用される業務用の麻雀卓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
麻雀は、3人または4人のプレーヤーが、麻雀卓を囲み、ゲームの開始時に持 ち点として配られている点棒をやりとりして、ゲーム終了時に各自が持っている 点棒の合計点数で勝敗を決定するものである。このため、ゲーム中に自分以外の 他のプレーヤーの持ち点を把握してゲームを行うことで、ゲームの楽しさも倍増 するが、ゲーム中にやりとりされる点棒の移動から各プレーヤーの持ち点を常に 計算して把握することは困難である。
【0003】 一方、ゲームの進行において、プレーヤーは現在どのようなプレーを行ってよ いかどうかを判断する必要がある。例えば、ゲーム開始時に、牌を入れる必要が あるかどうか等の判断を行う必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、点棒の計算や、ゲームに沿ったプレーを行うために、各プレーヤーが それぞれ独自に判断をして行うと、過ちを犯す場合がある。
【0005】 そして、従来より表示装置でゲームの状況を表示する麻雀卓があるが(特開平 7−236768号、特開昭57−185880号、特公平59−18073号 )、これら麻雀卓では、点棒の計算を確実に行えない。
【0006】 そこで、本考案は上記問題点に鑑み点棒の計算を自動的に行え、かつ、ゲーム の進行をスムーズに行えることができる麻雀卓を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1の考案は、麻雀卓の天板中央部に液晶表示装置、または、プラズマデ ィスプレーなどの画面を有する平面表示装置を設け、前記麻雀卓の天板の各辺毎 に点棒収納箱を設け、前記各点棒収納箱に点棒を電気的接続をすることにより、 この点棒収納箱に収納されている点棒の集計を各辺毎にそれぞれ行う点棒集計装 置と、前記点棒集計装置で集計された前記各辺毎の点棒の点数、ゲームの進行状 況に関する情報を前記平面表示装置の画面に表示することを特徴とする麻雀卓で ある。
【0008】 請求項2の考案は、麻雀卓の天板の各辺毎に液晶表示装置、または、プラズマ ディスプレーなどの画面を有する平面表示装置をそれぞれ設け、前記麻雀卓の天 板の各辺毎に点棒収納箱を設け、前記各点棒収納箱に点棒を電気的接続をするこ とにより、この点棒収納箱に収納されている点棒の集計を各辺毎にそれぞれ行う 点棒集計装置と、前記点棒集計装置で集計された前記各辺毎の点棒の点数、ゲー ムの進行状況に関する情報を前記複数の平面表示装置の前記画面にそれぞれ表示 することを特徴とする麻雀卓である。
【0009】 請求項3の考案は、スイッチを操作することにより、前記平面表示装置の画面 に各辺の点棒の点数を1つの辺毎に表示することを特徴とする請求項1または2 記載の麻雀卓である。
【0010】 請求項4の考案は、前記各点棒は、その内部には点数に応じた容量を持つコン デンサが内蔵され、かつ、その両端にはそのコンデンサと電気的に接続されてい る電極がそれぞれ露出し、前記点棒収納箱は、前記点棒のコンデンサの容量を前 記両電極を介して測定することによりその点数を計測することを特徴とする請求 項1から3記載の麻雀卓である。
【0011】
【作 用】
請求項1の麻雀卓であると、麻雀卓の天板中央部に設けられた平面表示装置に 点棒集計装置の情報が表示されるため、各プレーヤーは点棒の点数を容易に把握 することができる。また、ゲームの進行状況等を示す情報が表示されるため、各 プレーヤーはゲームをスムーズに進行することができる。
【0012】 請求項2の麻雀卓であると、麻雀卓の天板の各辺毎に設けられた平面表示装置 に点棒集計装置の情報がそれぞれ表示されるため、各プレーヤーは点棒の点数を 容易に把握することができる。また、ゲームの進行状況等を示す情報が表示され るため、各プレーヤーはゲームをスムーズに進行することができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の一実施例を示す麻雀卓100の斜視図である。また、図2は その麻雀卓100の天板の平面図である。そして、図5がこの麻雀卓100のブ ロック図を示す図面である。
【0014】 符号104は、麻雀卓100の天板102の中央部に設けられた液晶表示装置 104である。この液晶表示装置104は、後述する点棒の点数や、ゲームの進 行状況を表示するものである。
【0015】 符号106は、液晶表示装置104の各辺に沿って設けられたリーチ棒載せ台 である。
【0016】 符号108は、液晶表示装置104の相対向する角部外方に設けられた開閉ボ タンであって麻雀牌を入れる場合に操作するものである。
【0017】 符号110は、サイコロボタンであってこのボタンを押すと平面表示装置10 4に、サイコロを持つバニーガールが現われて、そのサイコロを振るものである 。
【0018】 符号112は、セット完了表示部である。すなわち、ゲームのセットが完了す るとこの表示部112が点灯する。
【0019】 符号114は、天板102の中央部よりやや外方に設けられた牌昇降部である 。この牌昇降部114は、ゲームに必要な牌を複数個この上に載置して麻雀卓1 00の内部から上昇してくるものである。
【0020】 符号116は、天板102の各辺に沿って設けられた点棒1の点棒収納部であ る。この点棒収納部116の構造については後から説明する。
【0021】 符号118は、点棒収納部116に収納されている点棒1の合計点数等を表示 する表示部である。
【0022】 符号120は、各辺毎に設けられた点棒集計装置である。この点棒集計装置1 20の構造については後から説明するが、この装置120を操作するためにスイ ッチsw1〜3が設けられている。
【0023】 符号122は、合計確認ボタンであって、これを操作すると全体の持ち点合計 点が液晶表示装置104に表示される。
【0024】 符号124は、天板102の角部に設けられたスピーカである。
【0025】 符号126は、麻雀卓100の制御部である。この制御部126には、図5に 示すように4つの点棒集計装置120、液晶表示装置104、リーチ棒載せ台1 06、開閉ボタン108、サイコロボタン110、セット完了表示部112、牌 昇降部114、合計確認ボタン122、スピーカ124が接続されている。
【0026】 まず、上記構成の麻雀卓100において、点棒集計装置120以外の動作状態 について説明する。
【0027】 ゲーム開始時に開閉ボタン108を操作すると、「牌を入れて」とスピーカ1 24から音声で指示が出て、開閉ボタン108をもう一度押すと「頑張って」と ゲームの開始を指示する。
【0028】 次に、サイコロボタン110を操作すると、液晶表示装置104にバニーガー ルが出てサイコロを振り、サイコロをころがしてその数字を表示する。
【0029】 そして、液晶表示装置104ではさらに、バニーガールが、懸賞牌をプラカー ドで示し、最終サイコロの目と懸賞牌を表示する。一方、この内容を音声で説明 する。
【0030】 プレーヤーがリーチ棒載せ台106にリーチ棒を載せると、液晶表示装置10 4のバニーガールが、「リーチよ頑張って」と言う。そして、プレーヤーが合計 確認ボタン122を押すと、全体の持ち点合計点を表示する。この場合に、持ち 点合計が合わない場合には、液晶表示装置104のバニーガールが、「もう一度 確かめて」と注意を促す。
【0031】 このようにゲームの進行状況に合わせて、液晶表示装置104のバニーガール が、音声と共に説明するため、容易にゲームプレーを行うことができる。
【0032】 次に、点棒集計装置120について説明する。
【0033】 図3は、麻雀用点棒の概観を示す図である。
【0034】 麻雀に用いられる点棒1は、一般的に100点棒、1000点棒、5000点 棒、10000点棒の4種類がある。この実施例の点棒1は、コンデンサを取り 付けたフレシキブル基板を内部に封入するようにユリア樹脂(尿素樹脂)で覆っ たものである。点棒の両端にはコンデンサの両端とそれぞれ電気的に接続されて いる電極2-1 、2-2 が露出している。また、内部に収納されているコンデンサの 容量は、以下に示すように点棒の種類によって異なった値にしている。
【0035】 100点棒は、10×10pF 1000点棒は、10×10pF 5000点棒は、 5×10pF 10000点棒は、10×10pF である。
【0036】 すなわち、100点棒10本と1000点棒1本の容量値は等しく、また、5 000点棒2本と10000点棒1本の容量値も等しい。なお、100点棒10 0本または1000点棒10本の容量値と10000点棒1本の容量値は異なる 。さらに、100点棒と1000点棒の長さはw1 であり、5000点棒と10 000点棒の長さはw2(w1>w2 )である。
【0037】 図4は、点棒収納部116の平面図である。
【0038】 点棒収納部116には、4つの点棒収納箱11(11a〜11d)が備えられ ている。この実施例では、点棒収納箱11aには5000点棒及び10000点 棒を収納し、その他の点棒収納箱11b〜11dには100点棒と1000点棒 を収納するようにしている。点棒収納箱11の両端には点棒1が収納された時に 点棒1の両端の電極とそれぞれ電気的に接続される計測用電極13、14を設け ている。また、各点棒収納箱11の間には仕切り板12を設け、この仕切り板1 2によって他の点棒収納部11に収納されている点棒1の電極2が計測用電極1 3、14に接触することを禁止している。点棒収納箱11aは、計測用電極13 、14間の距離をw1より短くかつw2よりも長いw3(w1>w3>w2)と している。このため、点棒収納箱11aに100点棒及び1000点棒を収納す ることはできないが、5000点棒及び10000点棒を収納することはできる 。その他の点棒収納箱11b〜11dは計測用電極13、14間の距離がw1よ りも長いw4(w4>w1)としている。このため、点棒収納箱11aに誤って 100点棒や1000点棒が収納されることを防止することができる。また、点 棒収納箱11b〜11dには5000点棒または10000点棒が収納されるこ とを禁止できないが、5000点棒及び10000点棒の容量値を100点棒や 1000点棒の容量値よりも極端に大きくしているので、後述するように計測用 電極13、14間の容量値から点棒収納箱11b〜11dに5000点棒または 10000点棒が収納されていることを検出できる。
【0039】 各点棒収納箱11では、複数の点棒1が収納されると、これらの点棒1の内部 に設けられているコンデンサが電気的には、計測用電極13、14に並列に挿入 されることになる。例えば、点棒収納箱11b〜11dのいずれかで100点棒 が10本収納されている場合には、計測用電極13、14間の容量値は、 10×10(pF)×10(本)=10×10pF となる。
【0040】 これは、1000点棒1本の容量値と等しくなる。すなわち、点棒収納箱11 b〜11dに100点棒と1000点棒が混在していても、計測用電極13、1 4間の容量値は収納されている点棒1の合計点数に比例した値となる。同様に、 点棒収納箱11aに5000点棒と10000点棒が混在していても、計測用電 極13、14間の容量値は収納されている点棒1の合計点数に比例した値となる 。したがって、この容量値から収納されている点棒1の合計点数を算出すること ができる。
【0041】 各プレーヤがスイッチsw1を1回操作すると下家(左側)の点棒収納部11 6に収納されている点棒1の合計点数が表示部118及び液晶表示装置104に 表示され、このスイッチsw1を2回連続して操作すると下家の合計点数と自分 の合計点数との差が表示部118及び液晶表示装置104に表示される。この差 は、自分の持ち点から下家の持ち点を引いたものであっても、この逆であっても よい。同様に、スイッチsw2を1回操作すると対面(正面)の点棒収納部11 6に収納されている点棒1の合計点数が表示部118及び液晶表示装置104に 表示され、連続2回操作すると対面の合計点数と自分の合計点数との差が表示部 118及び液晶表示装置104に表示される。また、スイッチsw3を1回操作 すると上家(右側)の点棒収納部116に収納されている点棒1の合計点数が表 示部118及び液晶表示装置104に表示され、連続2回操作すると上家の合計 点数と自分の合計点数との差が表示部118及び液晶表示装置104に表示され る。なお、スイッチsw1〜sw3が操作されない場合には、自分の点棒収納箱 10に収納されている点棒1の合計点数が表示部118に表示される。また、制 御部126は、後述する処理で各点棒集計装置120の点棒収納部116に収納 されている点棒1の合計点数を常に算出し、これを更新的に記憶する。
【0042】 図6に、点棒集計装置120のブロック図を示す。
【0043】 点棒集計装置120は、上述した点棒収納部116と、比例積分器41と、計 測基準器42と、比較器43と、パルス発生回路44と、同期パルス発生回路4 5と、計数回路47と、信号切換回路46と、通信回路48と、上述した表示部 118と、上述したsw1〜sw3を備えた入力部49とを備えている。比例積 分器41と計測基準器42と、比較器43と、パルス発生回路44と、計数回路 47と、信号切換回路46とが、この考案の容量検出手段を構成している。
【0044】 ここで、点棒集計装置120の動作について説明する。なお、上記したように 、点棒収納箱11aには5000点棒及び10000点棒が収納され、点棒収納 箱11b〜11dには100点棒及び1000点棒が収納されるものとする。比 例積分器41は、接続されている計測電極13、14間の容量値に比例した周波 数の電圧信号(ピークは等しい。)を出力する。計測基準器42からは一定の基 準電圧が出力されており、比較器43が比例積分器41から出力される電圧信号 と、計測基準器42から出力される電圧信号とを比較し、比例積分器41から出 力される電圧信号が計測基準器42から出力される電圧信号より大きい場合には 、ハイレベル、この逆の場合にはローレベルを出力する。また、信号切換回路4 6は、比較器43の出力がハイレベルの時にパルス発生回路44から出力される パルスを計数回路47に入力し、ローレベルの時にはパルス発生回路44から出 力されるパルスの計数回路47への入力を禁止するように信号を切り換える。計 数回路47ではこの入力されるパルス数を計数する。上記したように、比例積分 器41は、計測電極13、14間の容量値に比例した周波数の電圧信号を出力す るので、比較器43がハイレベルを出力する時間も計測電極13、14間の容量 値に比例した時間となる。したがって計数回路47で計数されるパルス数も計測 電極13、14間の容量値に比例することになり、この計数されたパルス数から 、点棒収納箱11に収納されている点棒1の合計点数を算出することができる。 計数回路47は同期パルス発生回路45から出力されるシステムに同期したパル スが入力されると、計数したパルス数を出力する。これは、通信回路48を介し て制御部126に入力される。
【0045】 このようにして、各点棒集計装置120は、点棒収納箱11a〜11dに収納 されている点棒1の合計点数に応じたパルス数を計数し、この計数値を出力する 。ここで、各点棒収納箱11a〜11dの計測用電極13、14間の容量値に比 例したパルス数を検出するのに、比例積分器41、比較器43、計数回路47を 4回路設け、各点棒収納箱11に対して別々にこのパルス数の計数を行うように してもよいし、比例積分器41、比較器43、計数回路47を1回路とし順次測 定する点棒収納箱11を切り換えてこのパルス数の計数を行うようにしてもよい 。
【0046】 制御部126では、点棒収納箱11a〜11dの容量値に応じたパルス数が通 信回路48を介して入力されると、この点棒収納部11に収納されている点棒1 の合計点数を算出し、これを記憶するとともに、この算出した点数を表示部11 8及び液晶表示装置104に表示する。なお、制御部126は、この上記した処 理を4つの点棒集計装置120に対して行っている。
【0047】 以上の説明は、点棒収納箱11aには5000点棒及び10000点棒が収納 され、点棒収納箱11b〜11dには100点棒及び1000点棒が収納されて いることを条件としたものであった。ここでは、このように点棒1が収納されな かった場合について説明する。すなわち、100点棒または/及び1000点棒 と、5000点棒または/及び1000点棒が混在して点棒収納箱11に収納さ れた場合について説明する。点棒収納箱11aには、上記したように100点棒 及び1000点棒を収納することはできないのでこの問題が生じることはない。 したがって、実際上問題となるのは点棒収納箱11b〜11dに5000点棒ま たは10000点棒が収納された場合である。しかしながら、上記したように5 000点棒、10000点棒の容量値を100点棒や1000点棒に比べて極端 に大きくしているので、点棒収納箱11b〜11dの計測用電極13、14間の 計測された容量値から、5000点棒または10000点棒が収納されていると 判定することができる。
【0048】 例えば10000点棒と100点棒が同じ点棒収納箱11bに1本ずつ収納さ れていると、計測用電極13、14間の容量は、 10×10pF+10×10 pF となる。
【0049】 ここでコンデンサの公差を1%としても、100点棒におけるコンデンサの容 量値は10000点棒におけるいコンデンサの公差に含まれて、この検出した容 量値から収納されている点棒の合計点数が10000点か10100点かを正確 に検出することはできない。そこで、本実施例では上述しているように5000 点棒または10000点棒に設けられているコンデンサの容量値を100点棒ま たは1000点棒に設けているコンデンサの容量値に比べて極端に大きくしてい る。ここで、計測用電極13、14間で10000点棒が1本収納されていると きと同じ容量値を得るためには、1000点棒であれば10000本、100点 棒であれば100000本収納されていることになる。ところで、ルールによっ て多少の変動はあるが、通常の麻雀では100点棒を約40本、1000点棒を 約20本使用するだけである。したがって、点棒収納箱11b〜11dの容量値 がこのような極端に大きい値になった時には、誤って5000点棒または100 00点棒が収納されたと判定することができる。
【0050】 図7は、麻雀卓100におけるゲーム時のフローチャートである。
【0051】 麻雀卓100ではゲームを開始するにあたって電源が投入される。この電源の 投入によって制御部126は、システムの初期化を行う(n1)。なお、このシ ステムの初期化を開始させるスイッチ(ゲーム開始スイッチ等)を別に設けても よい。点棒集計装置120は、上述した点棒収納箱10に収納されている点棒の 点数の算出を開始する。そして、初期化が完了すると、点棒集計装置120から 検出された上記した容量値に比例したパルス数(各プレーヤのゲーム開始時の持 ち点)を取り込む(n2)。これは、制御部126が計数回路47に同期パルス 発生回路45からシステムに同期したパルスを入力させ、計数回路47が出力し た計数値を取り込むことで行われる。そして、制御部126は各プレーヤの持ち 点を記憶するとともに、これらを合計した点数を記憶する(n3)。n3は、ゲ ーム中に使用される点棒の総合計の点数を記憶する処理である。n1〜n3の処 理が完了すると、スイッチsw1〜sw3が操作されたかどうか、及び、点棒収 納部116に収納されている点棒1の合計点数の読み取りが完了しているかどう かを繰り返し判定する(n4、n5)。これは、4つの点棒集計装置に対して順 次行っていく。なお、点棒集計装置120は、上記した点棒収納箱10の計測用 電極13、14間の容量値の計測を常に繰り返し行っている。
【0052】 いずれかの点棒集計装置120において、スイッチsw1〜sw3が操作され た場合にはn6の他家確認処理(図8参照)を実行し、点棒収納箱11の計測用 電極13、14間の容量値の計測が完了しているとn7に示す持ち点更新処理( 図9参照)を実行する。
【0053】 制御部126は、n4でいずれかのスイッチsw1〜sw3が操作されたこと を検出すると、以下に示す他家確認処理を実行する(n6)。システムタイマの 値を読み込み(n11)、そして、操作されたのがどのスイッチsw1〜sw3 であるかを判定し(n12、n13)、指定された相手が下家、対面、上家のい ずれであるかを決定する(n14〜n16)。そして、n11で読み込んだシス テムタイマの値に基づいてスイッチsw1〜sw3のチャタリングを除去し(n 17)、このスイッチの操作が連続して2回操作されたのかどうかを判定する( n18)。2回操作されていればスイッチが操作された点棒集計装置120の点 棒収納部116に収納されている得点と指定されたプレーヤの点棒収納部32に 収納されている点棒1の合計点数との差を算出し表示する(n20)。スイッチ の操作が1回であれば指定されたプレーヤの点棒収納部116に収納されている 点数を読み出し、これをスイッチが操作されたプレーヤの前に設けられている表 示部118及び液晶表示装置104に表示する(n19)。
【0054】 したがって、各プレーヤは他家の持ち点(点棒収納部に収納されている点棒の 合計点数)を簡単に知ることができるし、また、スイッチ操作により自分との持 ち点差も同様に知ることができる。
【0055】 また、いずれかの点棒集計装置120が点棒収納箱に収納されている点数の読 み取りを完了している場合には、持ち点更新処理を実行する(n7)。システム タイマを読み取り(n21)、そして、計数されたパルス数を読み取る(n22 )。この読み取ったパルス数から合計点数を算出し(n23)、これを、表示部 118及び液晶表示装置104に表示させるとともに、記憶する(n24)。こ のようにして、制御部126では各点棒収納部116に収納されている点棒1の 合計点数、すなわち各プレーヤの持ち点を記憶している。また、n8で制御部1 26では、n3で記憶した合計点数と現在の各プレーヤの持ち点の合計よりも大 きくなっていないかどうかを判定している。これは、4人の合計点数が最初に記 憶した合計点数よりも大きくなっていると、ゲームの途中で点棒が増えたことを 意味し、ゲームが成立しない。このため、各プレーヤに対して表示部118及び 液晶表示装置104にエラー表示を行って、警告する(n9)。なお、ゲーム中 には点棒が麻雀卓100上に置かれる場合があるので、n3で記憶した合計点数 が現在の各プレーヤの持ち点の合計よりも少なくてもこの警告は行わない。
【0056】 また、上記したように、100点棒または1000点棒を収納する点棒収納箱 に5000点棒や10000点棒が収納されていることを検知した場合には、そ のプレーヤに対してのみ警告として表示部118及び液晶表示装置104にエラ ー表示を行う。このとき、他の点棒集計装置120に対してはこの警告を行わな い。これは、点棒1を収納する場所を間違えているプレーヤに対してのみ通知す ればよいからである。
【0057】 以上の処理は、ゲーム中常に繰り返し行われており、ゲームが終了し、電源が オフされると処理を終了する(n10)。
【0058】 上記の各ステップにおいて、必要な情報を表示部110以外に、液晶表示装置 104においても表示して各プレーヤーにその注意を促す。この場合には同時に スピーカ124から音声で説明してもよい。
【0059】 このように、麻雀のプレー中にゲームを中断することなく他家の持ち点や他家 との持ち点差を各プレーヤが簡単に知ることができ、ゲーム途中で互いの持ち点 を確認しあう必要もない。また、点棒1にコンデンサを設け、このコンデンサの 容量から行うようにしているので、調整等が簡単で経時変化もなく、調整を頻繁 に行わなくてもよい。
【0060】 図10は、本考案の他の実施例の麻雀卓100の平面図である。
【0061】 本実施例と上記実施例の異なる点は、液晶表示装置104の取り付け位置にあ る。すなわち、本実施例の場合には中央部に液晶表示装置104を設けるだけで なく、天板102の各辺毎に液晶表示装置130を設けている。
【0062】 これにより、中央部だけでは液晶表示装置104の表示内容が確認しにくい場 合であっても、各辺毎に液晶表示装置130が設けられているため各プレーヤー はその内容を容易に確認することができる。
【0063】 なお、この変更例として、中央部に液晶表示装置104を設けないものでもよ い。
【0064】 以上のように本実施例の麻雀卓100であると、その中央部に液晶表示装置1 04を設けることにより、点棒の点数やゲームの進行状況を容易に把握すること ができる。
【0065】 なお、上記実施例では液晶表示装置を用いたが、平面的な表示装置であれば液 晶表示装置以外のものでもよく、例えばプラズマディスプレイでもよい。
【0066】
【考案の効果】
以上により本考案の麻雀卓であると、麻雀卓に設けた平面表示装置に点棒集計 装置の情報やその他の情報を表示できるため、各プレーヤーはスムーズにゲーム を進行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である麻雀卓の外観図である。
【図2】本考案の実施例である麻雀卓の平面図である。
【図3】本考案の実施例である麻雀用点棒の概観図であ
る。
【図4】この実施例の点棒収納部の平面図である。
【図5】本考案の実施例である麻雀卓のブロック図であ
る。
【図6】本考案の実施例である点棒集計装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】同実施例の麻雀卓のゲーム中の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】同実施例の入力操作が行われたときの処理を示
すフローチャートである。
【図9】同実施例の表示の更新処理を示すフローチャー
トである。
【図10】本考案の他の実施例である麻雀卓の平面図で
ある。
【符号の説明】
100 麻雀卓 102 天板 104 液晶表示装置 106 リーチ棒載せ台 108 開閉ボタン 110 サイコロボタン 112 セット完了表示部 114 牌昇降部 116 点棒収納部 118 表示部 120 点棒集計装置 122 合計確認ボタン 124 スピーカ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】麻雀卓の天板中央部に液晶表示装置、また
    は、プラズマディスプレーなどの画面を有する平面表示
    装置を設け、 前記麻雀卓の天板の各辺毎に点棒収納箱を設け、 前記各点棒収納箱に点棒を電気的接続をすることによ
    り、この点棒収納箱に収納されている点棒の集計を各辺
    毎にそれぞれ行う点棒集計装置と、 前記点棒集計装置で集計された前記各辺毎の点棒の点
    数、ゲームの進行状況に関する情報を前記平面表示装置
    の画面に表示することを特徴とする麻雀卓。
  2. 【請求項2】麻雀卓の天板の各辺毎に液晶表示装置、ま
    たは、プラズマディスプレーなどの画面を有する平面表
    示装置をそれぞれ設け、 前記麻雀卓の天板の各辺毎に点棒収納箱を設け、 前記各点棒収納箱に点棒を電気的接続をすることによ
    り、この点棒収納箱に収納されている点棒の集計を各辺
    毎にそれぞれ行う点棒集計装置と、 前記点棒集計装置で集計された前記各辺毎の点棒の点
    数、ゲームの進行状況に関する情報を前記複数の平面表
    示装置の前記画面にそれぞれ表示することを特徴とする
    麻雀卓。
  3. 【請求項3】スイッチを操作することにより、前記平面
    表示装置の画面に各辺の点棒の点数を1つの辺毎に表示
    することを特徴とする請求項1または2記載の麻雀卓。
  4. 【請求項4】前記各点棒は、その内部には点数に応じた
    容量を持つコンデンサが内蔵され、かつ、その両端には
    そのコンデンサと電気的に接続されている電極がそれぞ
    れ露出し、 前記点棒収納箱は、前記点棒のコンデンサの容量を前記
    両電極を介して測定することによりその点数を計測する
    ことを特徴とする請求項1から3記載の麻雀卓。
JP2000003197U 2000-05-15 2000-05-15 麻雀卓 Expired - Lifetime JP3073236U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11406110B2 (en) 2014-12-22 2022-08-09 Valio Ltd. Whey protein concentrate, acidified milk products comprising the concentrate and methods therefor

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