JP3072263B2 - 高所作業用ステージ - Google Patents

高所作業用ステージ

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JP3072263B2
JP3072263B2 JP8122412A JP12241296A JP3072263B2 JP 3072263 B2 JP3072263 B2 JP 3072263B2 JP 8122412 A JP8122412 A JP 8122412A JP 12241296 A JP12241296 A JP 12241296A JP 3072263 B2 JP3072263 B2 JP 3072263B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業の際に用
いる作業用のステージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から天井部の作業を行う際には、適
宜の昇降機構によって上下動する作業用ステージが使用
されることがある。この作業用ステージは作業員の転落
を防止するため、周囲に手すりを設けることが義務づけ
られており、しかも労働安全衛生規則によれば、該手す
りの高さは75cm以上であることを要する(但し実際
の指導では90cm以上必要である)。したがって従来
の高所作業用のステージは、昇降機構の上に設けられる
作業用床体における床面上に、高さ90cm以上の手す
りを単に立設した構成を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで天井部での作
業は、天井面のみならず天井裏での作業が必要な場合が
あり、後者の場合、作業員は天井面の点検口などから天
井裏の空間に入り込む必要がある。
【0004】その場合、前記従来の作業用ステージを、
例えば高所作業車のエレベーション機構によって上昇さ
せて前記点検口に近づけていっても、手すりの上端が天
井面に当接するので、作業用床体における床面は、結局
のところ天井面から90cmも下がった位置までしか近
づけないことになる。換言すれば、床面から90cm以
上の高さにある点検口内に作業員が入り込む必要があ
る。
【0005】前記したように従来の高所作業用のステー
ジでは、手すりが単に作業用床体の床面に立設された構
造であるから、作業員がかかる高い位置にある点検口か
ら天井裏の空間に入り込む際の足場がない。したがって
そのままでは、作業用床体における床面に適当な台をお
くか、手すりに足をかけて昇ることになるが、これらは
何れも危険であり、規則で禁止されている。
【0006】そのため従来は作業用床体を天井に近づけ
た状態で身体の上部のみを点検口内に入れ、着帯してい
る安全帯のロープを天井裏にある適宜の部材に結び付
け、次に一旦作業用床体を下降させて手すりを外し、そ
の後作業員が天井裏に入り込める高さまで、作業用床体
を再び徐々に上昇させるという手順を踏んでいた。
【0007】しかしながら、これら一連の作業は一人で
行うことができず、極めて能率が悪い。しかも安全帯の
ロープを天井裏にある部材に結び付ける作業も面倒であ
って、無理な体勢を強いられる場合があり、時として天
井ボードを損傷してしまうことが多々あった。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、手すりを外すことなく、かつ安全で無理なく作業
員が天井裏空間に入り込むことができる高所作業用ステ
ージを提供して、前記問題の解決を図ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、適宜の昇降機構に取り付けられ
る作業用床体と、前記作業用床体上の水平方向における
X−Y方向に移動自在なフェンスとを備え、前記フェン
スは天井の点検口内に進入自在な外形を有すると共に、
手すり及びステップ材を備え、前記ステップ材は、回転
して前記フェンスの外側に移動自在であって、さらに前
記フェンスは、前記水平方向の移動を阻止するストッパ
を備えたことを特徴とする、高所作業用ステージが提供
される。また請求項2によれば、高所作業の際に用いる
作業用のステージであって、適宜の昇降機構に取り付け
られる作業用床体と、前記作業用床体上の水平方向にお
けるX−Y方向に移動自在なフェンスとを備え、前記フ
ェンスは天井の点検口内に進入自在な外形を有すると共
に、手すり及びステップ材を備え、さらに前記フェンス
は、前記水平方向の移動を阻止するストッパを備え、前
記ストッパは前記フェンスの外側に移動自在であること
を特徴とする、高所作業用ステージが提供される。
【0010】また請求項によれば、適宜の昇降機構に
取り付けられる作業用床体と、天井の点検口内に進入自
在な外形を有すると共に、手すり及びステップ材を備え
たフェンスと、前記作業用床体上のX方向に固定された
平行な一対のX方向フレームと、前記X方向フレームに
沿って移動自在なローラを備え、かつY方向に渡される
平行な一対のY方向フレームとを備え、さらに前記フェ
ンスは、前記Y方向フレームに沿って移動自在なローラ
によって支持されると共に、前記作業用床体の床面に当
接自在なストッパを備えたことを特徴とする、高所作業
用ステージが提供される。
【0011】前記請求項2、3の各高所作業用ステージ
におけるステップ材は、請求項に記載したように、フ
ェンスの外側に移動自在であるように構成すればなお好
ましい作用効果が得られる。
【0012】請求項1〜の高所作業用ステージにいう
フェンスとは、例えば柵によって作業員のほぼ周囲を囲
った安全柵などをいう。そしてこのフェンスの上端部を
手すりとしてもよい。フェンス自体の平面形態は、円
形、矩形でも構わない。またこのフェンスは、天井の点
検口内に進入自在な外形を有しているので、作業用床体
が上昇していっても、そのままフェンスは点検口内に進
入することができる。そしてフェンスには、例えば踏み
板などのステップ材が設けられているので、フェンス内
にいる作業員は、このステップ材に足をかけて昇り、楽
に天井裏に入り込むことができる。
【0013】ところで作業用床体は、移動自在な台車な
どに設けられたエレベーション機構やリフターの上に取
り付けられて上下動されるが、下からみて目的の点検口
の真下にフェンスを位置させるように、台車を移動させ
て停止させるのは実際上難しい。この点本発明では、請
求項1、2の場合、フェンスが作業用床体上の水平方向
におけるX−Y方向に移動自在であり、しかもストッパ
によってこの水平方向の移動を阻止することができるの
で、フェンス内にいる作業員が作業用床体上にて、フェ
ンスの位置決めをすることができる。即ち微調整するこ
とができる。そして請求項1の場合には、ステップ材が
回転して前記フェンスの外側に移動自在であり、また請
求項2の場合には、ストッパが前記フェンスの外側に移
動自在であるから、いずれもフェンスを点検口の真下に
位置決めする作業がしやすいものである。
【0014】請求項の高所作業用ステージの場合に
は、フェンスがY方向フレームに沿って移動自在なロー
ラによって支持され、さらにこのY方向フレームは、X
方向フレームに沿って移動自在なローラを備えているの
で、X方向フレーム、Y方向フレームがいわばレールと
して機能し、このフェンスは作業用床体上の水平方向に
おけるX−Y方向に移動自在である。しかもローラによ
って移動自在であるから、動きもスムーズである。そし
てストッパは、作業用床体の床面に当接自在であるか
ら、摩擦抵抗によってフェンスの水平方向の移動が阻止
される。この場合、床面にストッパを落として当接させ
る構造とすれば、作業員がステップ材に足をかけると、
そのときの荷重によって摩擦抵抗はさらに大きくなっ
て、より安定した状態になる。またストッパ自体がいわ
ばフェンスの支持部材としても機能するので、フェンス
を支持しているローラや各フレームにかかる負担が小さ
くなる。
【0015】請求項のように、ステップ材をフェンス
の外側に移動自在となるように構成すれば、フェンス内
にいる作業員がフェンスの位置決めをする際、このステ
ップ材をフェンス外に出しておくことにより、ステップ
材が邪魔にならず位置決め作業等がしやすい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明すると、図1は本実施形態にかかる高所作業用ス
テージ1の外観、図2は平面、図3は正面を夫々示して
おり、この高所作業用ステージ1においては、平面が長
方形の作業用床体2の一対の短辺部両端にそれぞれ支柱
3、4、5、6を立設させ、支柱3、6の上端部間、及
び支柱4、5の上端部間に各々X方向フレーム7、8が
平行に架設されている。なお各々X方向フレーム7、8
の両端部間には、それぞれ補強材9、10が固着されて
いる。
【0017】X方向フレーム7、8は同形同大であっ
て、例えばX方向フレーム7について図4に基づいて説
明すると、このX方向フレーム7の下面には長手方向に
沿って開口部7aが形成されており、さらにこの開口部
7aの両側には、内側に垂直に折曲した突設部7b、7
cが形成されており、この各突設部7b、7cと、X方
向フレーム7の側面7d、7eとの間の凹部が、レール
溝7f、7gを構成している。
【0018】フェンス11は、図1、図2に示したよう
に、平面C型のパイプ材や直線状の縦パイプ材で構成さ
れ、全体が略かご形であってその側面一部が開口した平
面C型の形態を有している。またこのフェンス11の外
径は、天井点検口内に進入できる大きさであって、かつ
フェンス11内に人員が入れる大きさを有している。前
記側面の開口部から作業員がこのフェンス11内に出入
りできるようになっている。なお安全対策上、前記開口
部にチェーンなどをかけ渡し自在とすれば、さらに安全
性が向上する。そしてこのフェンス11の上端部の平面
C型のパイプ材11aが手すりを構成する。
【0019】フェンス11には、図5に示したように、
フェンス11を構成する縦パイプ材の1つに軸受12が
上下に固着されており、さらにこの各軸受12には、軸
受12に対して回転自在となる回転シャフト13が設け
られている。したがって、回転シャフト13は、フェン
ス11に支持されていることになる。そしてこの回転シ
ャフト13の外周には、ステップ材となる踏み板14が
上下方向に適宜間隔の下で計3カ所に固着されている。
【0020】前記回転シャフト13の下部には、ストッ
パ15が設けられている。このストッパ15は、図6に
示した構成を有し、回転シャフト13の下端面に設けら
れた筒状の本体15aと、この本体15a内を摺動自在
なピストン部材15b、このピストン部材15bを常時
上方に引き上げようとするコイルスプリング15c、そ
の軸支部Pでピストン部材15bに軸支されている略V
型の落下ペダル15d、落下ペダル15dの先端部(図
6中の左端)と、本体15aのフランジ部との間に渡さ
れて、その両端部が各々軸支部Q、Rで軸支されている
リンク材15e、落下ペダル15dにおける2カ所の軸
支部P、Qを共有し、かつピストン部材15bの軸支部
Pがその長孔15f内に位置している上昇ペダル15
g、ピストン部材15bの下端面に設けられた当接部材
15hによって構成されている。さらに、落下ペダル1
5dの先端には係止部15iが形成され、当接部材15
hの下面には、ゴム材等、摩擦係数の高い材質ゴム材等
が設けられている。
【0021】かかる構成のストッパ15によれば、常態
即ちロックしていない状態では、コイルスプリング15
cの収縮によって、ピストン部材15bは引き上げられ
ており、図3、図6に示したように、当接部材15h
は、作業用床体2からは離れている。
【0022】そしてコイルスプリング15cの収縮に抗
して落下ペダル15dを踏むと、軸支部Qが本体15a
側に移動し、当接部材15hが作業用床体2に接触し、
さらに強く踏むと、軸支部Pを支点としてリンク材15
eが本体15a側に移動して延び、軸支部Rに上昇力が
働く。そして軸支部Qが、軸支部P、Rを結ぶ線よりも
本体15a側に近づくと、係止部15iがストッパとな
って、軸支部Qはそれ以上移動しない。即ち落下ペダル
15dから足を離しても、回転シャフト13等の荷重
で、図7の状態が維持される。つまりストッパ15によ
るロック状態となる。
【0023】一方このロック状態を解除する場合には、
上昇ペダル15gを踏むことで、その軸支部Qより先に
ある先端部が本体15aにまず当接し、さらに上昇ペダ
ル15gを踏み込むことにより、長孔15fの存在によ
り、今度は当該先端部が支点となって、上昇ペダル15
dが時計方向に回転し、軸支部Qが外側に押し出され、
それによって、係止部15iによる係止が解除される。
後はコイルスプリング15cの収縮によって、ピストン
部材15bは引き上げられ、図6の状態に戻るのであ
る。
【0024】以上の構成から、踏み板14及びストッパ
15は、図1、図5に示したように、フェンス11の外
側に移動させることが自在であり、また落下ペダル15
d、上昇ペダル15gの踏み込み動作毎に、当接部材1
5hが作業用床体2に当接してロック状態にさせたり、
このロック状態を解除することが可能になっている。な
お回転シャフト13の設定位置は、フェンス11の開口
部(平面略C型のフェンス11における開口部)の端部
に位置する縦パイプ材であってもよい。かかる場合に
は、回転シャフト自体をフェンス11の外方に退避させ
ることができる。
【0025】前記構成にかかるフェンス11の両側に
は、図3、図8に示したような、支持金具21が計4カ
所に設けられており、この支持金具21の上面には、各
々ローラ支持部材22が固定されている。そして各ロー
ラ支持部材22の上部は、Y方向フレーム31、32の
開口部31aを通過して、Y方向フレーム31、32内
のレール溝31f、31g内を回転移動自在なローラ2
3が2個ずつ回転自在に設けられている(説明の都合
上、図8においては、Y方向フレーム31の開口部31
a、レール溝31f、31gのみを示しているが、Y方
向フレーム32も同様な構成である)。
【0026】前記Y方向フレーム31、32は夫々同形
同大であって、また前出X方向フレーム7、8とは長さ
が異なるだけでその構造は同一である。このY方向フレ
ームは31、32は平行に配置されており、その長さ
は、作業用床体2の短辺と同じ長さを有しており、その
両端部の上面には、図8に示したように、前記ローラ支
持部材22と同一構造のローラ支持部材33が固定され
ている。そしてこのローラ支持部材33の上部は、X方
向フレーム7、8の下面の各開口部7a、8a(開口部
8aは図示せず)を通過し、前出レール溝7f、7g内
を回転移動自在なローラ34がこのローラ支持部材33
の上部に回転自在に設けられている。
【0027】したがって、フェンス11はY方向フレー
ム31、32内に位置するローラ23によって支持され
て、このY方向フレーム31、32の長手方向、即ちY
方向に移動自在である。またY方向フレーム31、32
自体は、X方向フレーム7、8内に位置するローラ34
によって支持されて、このX方向フレーム7、8の長手
方向、即ちX方向に移動自在となっている。
【0028】本実施形態にかかる高所作業用ステージ1
は、以上の構成を有しており、例えば図9に示したよう
な、昇降機構であるリフター41を備えた移動台車42
の、当該リフター41上に設置されて使用される。
【0029】そして天井ボード43に形成された点検口
44内から天井裏空間S内に作業員が入り込んで所定の
作業を実施する場合の手順について説明すると、まず移
動台車42を点検口44の下方に移動させて、備え付け
のアウトリガー45をセットして、移動台車42を固定
する。
【0030】次いで作業員が高所作業用ステージ1のフ
ェンス11内に乗り込み、リフター41を上下動させる
コントローラ(図示せず)を操作して、高所作業用ステ
ージ1を上昇させる。そして天井ボード43に適当な距
離まで近づいたら、リフター41の上昇を停止させ、ス
トッパ15の上昇ペダル15gを踏んで、当接部材15
hを作業用床体2の床面から離隔させる。この状態でフ
ェンス11は、作業用床体2上をX−Y方向に移動自在
となる。また踏み台14、ストッパ15もフェンス11
の外側に移動させることができる。したがって、フェン
ス11を点検口44の真下に位置決めする作業がしやす
い。
【0031】そしてフェンス11をX−Y方向に適宜微
調整して、フェンス11を点検口44の真下に位置決め
したら、踏み台14、ストッパ15をフェンス11内に
戻し、落下ペダル15dを踏んで、図7に示したよう
に、当接部材15hを作業用床体2の床面に落下させ、
フェンス11をその位置で固定させる。このとき、踏み
台14も回転しなくなる。
【0032】その状態で再びリフター41を上昇させ、
フェンス11の上部を点検口44内に進入させ、適当な
高さ(例えば図9に示した位置)でリフター41を停止
させる。そうすれば後は踏み台14に足をかけて、作業
員がそのまま昇ってフェンス11から天井ボード43内
に楽に入り込むことができる。
【0033】したがって、作業員は無理な姿勢を強いら
れることなく楽に点検口44から天井裏空間Sに入り込
むことができる。しかもリフター41による上昇中や、
踏み台14に足をかけて昇る際も、常に作業員の周囲に
はフェンス11が存在しているので、極めて安全であ
り、心理的にも安心して天井裏空間Sに入り込むことが
できる。もちろん点検口44周囲の天井ボード43をあ
やまって傷めることもない。
【0034】また作業員が踏み台14に足をかけた際に
は、その体重が回転シャフト13を介してストッパ15
の当接部材15hにかかるので、摩擦抵抗はさらに大き
くなり、フェンス11は安定する。ぐらついたり、移動
したりすることはない。そのうえこのストッパ15にも
荷重がかかるので、ローラ23、34によるフェンス1
1の支持の負担も大幅に軽減される。
【0035】さらに前記実施形態においては、X方向フ
レーム7、8、Y方向フレーム31、32内に位置する
ローラ23、34によってフェンス11を支持している
ので、ローラ23、34の移動を確保しているレール溝
7f、7g、31f、31g内に指が入りにくく安全で
あり、また塵埃等が侵入しにくいので、ローラ23、3
4の円滑な移動が長期間に渡って維持できる。さらにス
トッパ15を作動させたときには、ちょうど一旦フェン
ス11を持ち上げようとするが、固定されているX方向
フレーム7、8、及びY方向フレーム31、32によっ
て反力を受けるので、当接部材15hと作業用床体2と
の間の摩擦抵抗力が増大し、安定したフェンス11の固
定状態が確保できる。
【0036】
【発明の効果】請求項1〜の高所作業用ステージによ
れば、フェンスを天井の点検口内に進入させてフェンス
内にいる作業員が無理なく楽に天井裏に入り込むことが
できるから、作業能率が従来より向上し、しかも天井ボ
ードなどを損傷してしまうこともない。もちろんフェン
ス内にいる作業員が転落することはない。特に請求項
の高所作業用ステージの場合には、点検口内に進入させ
る際の位置決めが円滑に行える。さらに作業員がステッ
プ材に足をかけた際に、フェンスをより安定した状態と
することができる。しかもストッパ自体をフェンスの支
持部材として機能させることが可能であるから、フェン
スを支持しているローラや各フレームにかかる負担が軽
減される。請求項のように、ステップ材をフェンスの
外側に移動自在となるように構成すれば、フェンス内に
いる作業員がフェンスを移動させてその位置決めをする
際の作業等がしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる高所作業用ステージの斜視
図である。
【図2】図1の高所作業用ステージの平面図である。
【図3】図1の高所作業用ステージの正面図である。
【図4】図1の高所作業用ステージにおけるX方向フレ
ームの斜視図である。
【図5】図1の高所作業用ステージにおけるフェンスの
平面図である。
【図6】ロック解除状態にあるストッパの側面図であ
る。
【図7】ロック状態にあるストッパの側面図である。
【図8】図1の高所作業用ステージにおけるY方向フレ
ームの正面図である。
【図9】移動台車のリフターを用いて図1の高所作業用
ステージのフェンスを点検口内に進入させた状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 高所作業用ステージ 2 作業用床体 7、8 X方向フレーム 11 フェンス 11a パイプ材 12 軸受 13 回転シャフト 14 踏み板 15 ストッパ 15h 当接部材 23、34 ローラ 31、32 Y方向フレーム 41 リフター 44 点検口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−262397(JP,A) 実開 平6−25296(JP,U) 実開 平7−43168(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高所作業の際に用いる作業用のステージ
    であって、 適宜の昇降機構に取り付けられる作業用床体と、 前記作業用床体上の水平方向におけるX−Y方向に移動
    自在なフェンスとを備え、前記フェンスは天井の点検口
    内に進入自在な外形を有すると共に、手すり及びステッ
    プ材を備え、前記ステップ材は、回転して前記フェンスの外側に移動
    自在であって、 さらに前記フェンスは、前記水平方向の移動を阻止する
    ストッパを備えたことを特徴とする、高所作業用ステー
    ジ。
  2. 【請求項2】 高所作業の際に用いる作業用のステージ
    であって、 適宜の昇降機構に取り付けられる作業用床体と、 前記作業用床体上の水平方向におけるX−Y方向に移動
    自在なフェンスとを備え、前記フェンスは天井の点検口
    内に進入自在な外形を有すると共に、手すり及びステッ
    プ材を備え、 さらに前記フェンスは、前記水平方向の移動を阻止する
    ストッパを備え、 前記ストッパは前記フェンスの外側に移動自在であるこ
    とを特徴とする、高所作業用ステージ。
  3. 【請求項3】 高所作業の際に用いる作業用のステージ
    であって、 適宜の昇降機構に取り付けられる上下動自在な作業用床
    体と、 天井の点検口内に進入自在な外形を有すると共に、手す
    り及びステップ材を備えたフェンスと、 前記作業用床体上のX方向に固定された平行な一対のX
    方向フレームと、 前記X方向フレームに沿って移動自在なローラを備え、
    かつY方向に渡される平行な一対のY方向フレームとを
    備え、 前記フェンスは、前記Y方向フレームに沿って移動自在
    なローラによって支持されると共に、前記作業用床体の
    床面に当接自在なストッパを備えたことを特徴とする、
    高所作業用ステージ。
  4. 【請求項4】 ステップ材は、フェンスの外側に移動自
    在であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の高
    所作業用ステージ。
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