JP3072081B2 - ハーネス診断システム - Google Patents

ハーネス診断システム

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JP3072081B2
JP3072081B2 JP10284999A JP28499998A JP3072081B2 JP 3072081 B2 JP3072081 B2 JP 3072081B2 JP 10284999 A JP10284999 A JP 10284999A JP 28499998 A JP28499998 A JP 28499998A JP 3072081 B2 JP3072081 B2 JP 3072081B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、ハーネスが製造に適し
ているかどうかを判断するシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】収束側のコネクタと分岐側のコネクタと
を電線等の接続線によって接続したものがハーネスであ
る。このハーネスは、電子機器内部の基板間や基板と周
辺機器との間等の接続に広く用いられている。ハーネス
の製造には、自動圧接装置が用いられる。自動圧接装置
は、電線の一旦側に収束側コネクタを圧接し、他端側に
複数の分岐側コネクタを圧接する自動装置である。自動
圧接装置を用いることにより、ハーネス製造を大幅に効
率化することができる。
【0003】図32に、自動圧接装置の機能を概念的に
示す。ここでは、図33に示すようなハーネスをこの自
動圧接装置によって製造するものとして説明を行う。な
お、図33においては、集束側コネクタ8における電線
4のピッチの方が、分岐側コネクタ30、32における
電線4のピッチよりも小さくなっている。
【0004】図32において、複数の電線供給リール2
から電線4が供給される。なお、電線供給リール2は、
その自重によって、常に電線4を矢印Aの方向に引っ張
っている。これら電線4は、集束器6により、所定の間
隔で平行に並ぶように集束される。電線4の先端部に
は、集束側コネクタ8が既に圧接されているものとす
る。分岐側コネクタは、パーツフィーダ10、12、1
4、16、18から、供給路20を経て、コネクタ保持
部22に供給される。供給路20を移動することによ
り、パーツフィーダ10、12、14、16、18の何
れかから、コネクタをコネクタ保持部22に供給するこ
とができる。
【0005】コネクタ保持部22に1つ目の分岐側コネ
クタ32が保持されると、チャック26によって、当該
分岐コネクタ32に接続される電線4のみが挟まれて保
持される。つまり、チャック26は、各電線4ごとに保
持可能な構造となっている。なお、ここでは、集束側コ
ネクタ8と分岐側コネクタ30との間隔が、図33のL
2と等しくなっているものとする。
【0006】次に、2つ目の分岐側コネクタ30がコネ
クタ保持部22に保持されると、集束側コネクタ8をつ
かんでいる保持器28が矢印Aの方向に移動する。これ
により、チャック26によって挟まれていない電線4
は、電線供給リール2の方に引き戻される。集束側コネ
クタ8と分岐側コネクタ30との間隔が、図33のL1
と等しくなるまで、保持器28を移動させる。これによ
り、集束側コネクタ8と分岐側コネクタ30の間の電線
長が決定される。なお、この際に、集束側コネクタ8と
分岐側コネクタ30との間の電線4は、チャック26に
よって保持されているので、図32のように弛んだ状態
となる。
【0007】上記のような状態において、圧接パンチ2
4を下降させ、分岐側コネクタ30、32に電線を圧接
する。同時に切断刃28も下降させ、電線4を切断す
る。このようにして、図33に示すようなハーネスを製
造することができる。
【0008】ところで、上記のハーネスにおいては、集
束側コネクタ8のピッチよりも、分岐側コネクタ30、
32のピッチの方が小さくなっている。したがって、そ
のままでは、分岐側コネクタ30、32に対して電線4
が垂直にならない。コネクタに対する電線の圧接は、両
者が垂直になっていなければ、適切に行うことができな
い。また、集束側と分岐側コネクタのピッチが同じであ
っても、図35に示すように、分岐側コネクタの端部に
おいて、電線4のピッチが異なることとなるので、電線
4が垂直にならない場合が生じる。
【0009】そこで、図34に示すようなピッチ変換治
具34を用いて、集束側コネクタの狭いピッチを、分岐
側コネクタの広いピッチに変換するようにしている。こ
のピッチ変換治具34を、図32に示すように2カ所に
設けることにより、分岐側コネクタ30、32に対して
電線4が垂直になるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動圧接装置においては、装置や治具の制約上、製造でき
ないハーネスが存在する。たとえば、上記の自動圧接装
置においては、コネクタの供給をパーツフィーダにより
行っている。つまり、コネクタの種類毎にパーツフィー
ダが用意されている。したがって、パーツフィーダの数
を超える種類のコネクタを用いたハーネスを、当該自動
圧接装置によって製造することはできない。また、準備
されているピッチ変換用治具の制約から、製造できるハ
ーネスが制約される場合もある。その他、用意されてい
る電線供給リールの数などによっても、製造可能なハー
ネスに制約が生じる。
【0011】上記のような自動圧接装置における種々の
制約条件を理解した上でハーネスを設計しなければ、当
該ハーネスが製造できずに再設計の必要が生じる場合が
あった。一般に、ハーネスの製造と設計は、それぞれ、
異なる企業、異なる人によって行われることが多いた
め、このような問題は顕著に生じていた。
【0012】そこで、この発明は、集束側と分岐側のハ
ーネスを入力することにより、等がハーネスが自動圧接
装置において製造可能かどうかを判断できるシステムを
提供することを目的とする。
【0013】さらに、製造可能であれば、製造に用いる
治具等を自動的に示すことのできるシステムを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1のハーネス診断
システムは、集束側コネクタと複数の分岐側コネクタと
を接続線によって接続したハーネスが、製造に適してい
るかどうかを判断するシステムであって、診断対象とす
るハーネスにおける分岐側コネクタの極数と個数を入力
するための入力手段と、入力された極数と個数とに基づ
いて、当該ハーネスが製造に適しているかどうかを判断
し、当該判断結果情報を出力する判断出力手段とを備え
ている。
【0015】したがって、ハーネスの設計時に、当該ハ
ーネスが製造に適しているかどうかを判断することがで
き、設計並びに製造の効率を向上させることができる。
【0016】請求項2のハーネス診断プログラムを記録
した記録媒体は、診断対象とするハーネスにおける分岐
側コネクタの極数と個数を入力させ、入力された極数と
個数とに基づいて、当該ハーネスが製造に適しているか
どうかを判断させて、当該判断結果情報を出力させる処
理をコンピュータに行わせるためのハーネス診断プログ
ラムを記録している。
【0017】したがって、ハーネスの設計時に、当該ハ
ーネスが製造に適しているかどうかを判断することがで
き、設計並びに製造の効率を向上させることができる。
【0018】請求項3のハーネス診断プログラムを記録
した記録媒体は、判断結果情報を画面上に表示させるこ
とを特徴としている。したがって、判断結果を容易に把
握することができる。
【0019】請求項4のハーネス診断プログラムを記録
した記録媒体は、当該ハーネスが製造に適していないと
判断した場合には、当該適していない部分の指摘情報も
表示させることを特徴としている。したがって、製造に
適したハーネスを得るための設計変更が容易となる。
【0020】請求項5のハーネス診断プログラムを記録
した記録媒体は、当該ハーネスが製造に適していると判
断した場合には、当該適合する分岐側コネクタの並び順
も表示することを特徴としている。したがって、分岐側
コネクタの極数と個数を入力するだけで、製造に適した
分岐側コネクタの並び順を得ることができる。
【0021】請求項6のハーネス診断プログラムを記録
した記録媒体は、製造に適する分岐側コネクタの並び順
が複数存在する場合には、他の並び順についても表示切
換により表示させることを可能としている。したがっ
て、これら複数の並び順の中から適切なものを選択する
ことができる。
【0022】請求項7のハーネス診断プログラムを記録
した記録媒体は、色の異なる分岐側コネクタを区別して
表示するものであることを特徴としている。したがっ
て、色のみが異なる分岐側コネクタについても、別の種
類のコネクタであるとして診断を行うことが可能とな
る。
【0023】請求項8のハーネス診断プログラムを記録
した記録媒体は、集束側コネクタおよび分岐側コネクタ
の可能な空き極数または圧着極数を表示させることを特
徴としている。したがって、可能な空き極数や圧着極数
を容易に得ることができる。
【0024】請求項9のハーネス診断プログラムを記録
した記録媒体は、入力されたハーネスの製造時に用いる
治具情報を出力させことを特徴としている。したがっ
て、製造時の治具の準備を容易に行うことができる。
【0025】請求項10のハーネス診断プログラムを記
録した記録媒体は、入力されたハーネスの製造装置にお
ける取り個数を出力させることを特徴としている。した
がって、製造時の効率を容易に把握することができる。
【0026】請求項11のハーネス診断プログラムを記
録した記録媒体は、診断対象とするハーネスの接続線の
長さを入力させ、当該入力された接続線の長さがが製造
に適しているかどうかを判断させ、出力させることを特
徴としている。したがって、接続線の長さにおいて製造
に適しているかどうかを容易に判断することができる。
【0027】請求項12のハーネス診断システムは、収
束側コネクタと複数の分岐側コネクタとを接続線によっ
て接続したハーネスが、製造に適しているかどうかを判
断するシステムであって、診断対象とするハーネスを構
成する分岐側コネクタの極数を、画面上で選択すること
によって、分岐側コネクタごとに、順次、入力するため
の入力手段と、順次、入力が行われるごとに、次の分岐
側コネクタの選択可能な極数と、選択不可能な極数とを
区別して表示する判断表示手段と、を備えている。
【0028】したがって、分岐側コネクタの極数を順次
入力していくことにより、製造に適したハーネスを容易
に設計することができる。
【0029】請求項13のハーネス診断プログラムを記
録した記録媒体は、診断対象とするハーネスを構成する
分岐側コネクタの極数を、画面上で選択させることによ
って、分岐側コネクタごとに、順次、入力させ、順次、
入力が行われるごとに、次の分岐側コネクタの選択可能
な極数と、選択不可能な極数とを区別して表示させる、
処理をコンピュータに行わせるためのハーネス診断プロ
グラムを記録している。
【0030】したがって、分岐側コネクタの極数を順次
入力していくことにより、製造に適したハーネスを容易
に設計することができる。
【0031】請求項14のハーネス診断プログラムを記
録した記録媒体は、初期画面として、選択可能なコネク
タ極数範囲を表示させることを特徴としている。したが
って、選択しうる分岐側コネクタの極数を容易に把握す
ることができる。
【0032】この発明において、「ハーネス」とは、コ
ネクタとコネクタを電線、光ファイーバー等の接続線に
よって接続したものをいう。
【0033】「記録媒体」とは、フロッピーディスク、
ハードディスク、半導体メモリ等のプログラムを記録可
能な媒体をいう。
【0034】「判断結果情報」とは、ハーネスが製造に
適しているかどうかの判断結果を示す情報をいう。当該
情報は、画面として表示されるものであってもよく、印
刷して出力されるものでもよく、電子的データ等として
出力されるものであってもよい。実施形態においては、
図54の診断結果表示画面に表示された情報、図28の
表示領域192に表示された「NG」等がこれに該当す
る。
【0035】「指摘情報」とは、製造に適していない部
分に関する情報をいい、修正のための情報や適していな
い部分を示す情報等を含む概念である。実施形態におい
ては、図28の表示領域192に表示されたコメント等
がこれに該当する。
【0036】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態によるハー
ネス診断システムの全体構成を、図1に示す。入力手段
40には、分岐側コネクタの極数情報および分岐側コネ
クタの個数情報が入力される。判断出力手段42は、こ
の分岐側コネクタの極数情報および分岐側コネクタの個
数情報を受けて、自動圧接装置の制約条件に基づいて、
当該ハーネスが製造に適しているか否かの判断結果報を
出力する。
【0037】なお、以下説明する実施形態では、1つの
自動圧接装置について当該ハーネスが製造に適している
かどうかを判断しているが、2以上の自動圧接装置につ
いて、それぞれ、製造に適しているかどうかを判断する
ようにしてもよい。
【0038】図2に、図1の各機能をCPUを用いて実
現した場合のハードウエア構成を示す。CPU58に
は、マウス52、キーボード54、ディスプレイ56、
ハードディスク60、メモリ62、プリンタ64、フロ
ッピーディスクドライブ(FDD)66が接続されてい
る。
【0039】ハードディスク60には、オペレーティン
グシステムのプログラム(たとえば、マイクロソフト社
のウインドウズ98(商標)等)が記録されており、こ
れにより、システム全体の基本的な制御(表示、印刷そ
の他の入出力、ファイル処理等)が行われる。
【0040】さらに、ハードディスク60には、ハーネ
ス診断処理のためのプログラムが記録されている。この
プログラムは、FDD66を介して、フロッピーディス
ク68のプログラムからインストールされたものであ
る。また、通信回線を介してダウンロードされてもので
もよい。
【0041】なお、フロッピーディスク68に記録され
たプログラムは、直接実行可能なものであってもよく、
解凍後に実行可能なものであってもよい。また、上記オ
ペレーティングシステムや他のプログラムの各機能と連
携して処理を行うものであってもよく、単独で全ての機
能を実現するものであってもよい。
【0042】図3、図4に、ハードディスク60に記録
されたハーネス診断処理のためのプログラムのフローチ
ャートを示す。まず、ステップS1において、CPU2
2は、ディスプレイ56上にトップメニューを表示す
る。トップメニューでは、ハーネスの種類を選択するた
めのボタンが表示される。この実施形態では、集束側コ
ネクタのピッチおよび分岐側コネクタのピッチによって
ハーネスを種類分けしている。図6では、ボタン80に
よって、集束側コネクタのピッチ1.5mm、分岐側コネク
タのピッチ2.0mm、ボタン82によって、集束側コネク
タのピッチ1.5mm、分岐側コネクタのピッチ1.5mm、ボタ
ン84によって、集束側コネクタのピッチ2.0mm、分岐
側コネクタのピッチ2.0mmの3種類のハーネスが選択で
きるようになっている。なお、この実施形態では、1.5m
mピッチのコネクタをCZ、2.0mmピッチのコネクタをX
Rと呼んでいる。以上のように、トップメニューにおい
て、ハーネスの種類を選択するようにしているのは、コ
ネクタのピッチによって、自動圧接装置における制約条
件等が異なるためである。
【0043】操作者は、診断を受けようとするハーネス
の種類をこのトップメニューから選択して、マウス52
によってクリックする。以下の説明では、ボタン80を
クリックし、集束側コネクタのピッチ1.5mm、分岐側コ
ネクタのピッチ2.0mmのハーネスを選択したものとして
説明を行う。
【0044】CPU58は、これを受けて、CZ−XR
(1.5mm-2.0mm)のハーネスの診断処理を行う。まず、
CPU58は入力画面を表示し、入力を待つ(図4、ス
テップS11)。この入力画面を、図7に示す。画面左
上には、ハーネスの種類を表示する領域86が設けられ
ている。ここでは、CZ−XR(1.5mm-2.0mm)のハー
ネスが診断対象となっていることが示されている。ま
た、その下には、分岐側コネクタ表示領域88が設けら
れ、XRが分岐側のコネクタであることが示されてい
る。
【0045】ボタン180、182、184がクリック
されると、CPU58は、それぞれに対応して、コネク
タ種類の制約、空き極(ピン)の制約条件、圧着の制約
条件の表示を行う。これにより、操作者は、種々の制約
条件を知ることができる。
【0046】画面左には、分岐側コネクタの極数入力領
域90および個数入力領域92が複数設けられている。
操作者は、診断を受けようとするハーネスの分岐側コネ
クタの極数と個数をここに入力する。
【0047】さらに、その下には、分岐側コネクタの極
数入力領域90および個数入力領域92が複数設けられ
ている。操作者は、診断を受けようとするハーネスの分
岐側コネクタの極数と個数をここに入力する。ここで
は、図8に示すようなハーネスについて診断を行う場合
について説明を進める。集束側コネクタCZが8極、分
岐側コネクタXR1が3極、XR2が3極、XR3が2
極である。電線長は、分岐側コネクタXR1、XR3に
対して300mm、分岐側コネクタXR2に対して600
mmである。なお、集束側コネクタCZの左端を1端側、
右端をN端側と呼び、分岐側コネクタXR1の左端をN
端側、XR3の右端を1端側と呼ぶ。
【0048】操作者は、図9に示すように、図8のハー
ネスの分岐側コネクタの極数と個数を入力領域90、9
2に入力する。すなわち、3極を2個、2極を1個と入
力する。CPU58はこの入力を受けて、合計極数およ
びコネクタ個数の合計を演算して、合計極数表示領域9
4、合計コネクタ個数表示領域96に表示する。ここで
は、合計極数として「8」、合計コネクタ個数として
「3」が表示される。ここにいう合計極数は、すなわ
ち、集束側コネクタの極数である。
【0049】次に、操作者は診断ボタン98をクリック
する。CPU58は、診断ボタンのクリックを受けて
(ステップS12)、分岐側コネクタについて、全ての
並び順を生成する(ステップS13)。ここでは、3極
が2個、2極が1個であるから、組み合わせにより、
「3極、3極、2極」、「3極、2極、3極」、「2
極、3極、3極」の3通りの並び順が得られる。
【0050】次に、CPU58は、上記で得られた各並
び順が、それぞれ、CZ−XR用の適合テーブルに存在
するか否かを判断する(ステップS14)。この適合テ
ーブルは、CZ−XRのハーネスについて、自動圧接装
置において製造可能な並び順の全てをリストアップした
ものである。なお、適合テーブルは、ハーネスの種類毎
(CZ−XR、XR−XR、CZ−CZ)に、予め、ハ
ードディスク60に記憶されている。図10および図1
1に適合テーブルの例を示す。
【0051】この適合テーブルにおいて、パターン1
(1行目)では、XR1が2極または3極、XR2が3
極、XR3が2極、XR4が2極、XR5が2極、XR
6が2極の並び順が製造可能である旨が示されている。
また、上記のXR6が無い場合も製造可能であり、XR
5、XR6が無い場合も製造可能であり、XR4、XR
5、XR6が無い場合も製造可能であり、XR3、XR
4、XR5、XR6が無い場合も製造可能であるよう
に、テーブルが形成されている。さらに、XR1が無
く、XR2をXR1として、以降1つずつコネクタをず
らした場合にも製造可能であり、XR1、XR2が無
く、XR3をXR1として、以降2つずつコネクタをず
らした場合にも製造可能であるように、テーブルが形成
されている。
【0052】上記のような規則に従って、各並び順がテ
ーブルに存在するか否かを判断する。たとえば、「3
極、3極、2極」であれば、パターン1のXR2、XR
3、XR4の3、2、2が合致する。したがって、パタ
ーン1によって製造可能であると判断できる。CPU5
8は、この製造可能である並び順「3極、3極、2極」
と、そのパターン「1」を、メモリ62に記録する。
【0053】なお、「3極、3極、2極」の並び順は、
パターン15においてもテーブルに合致する。CPU5
8は、合致する全てのパターンについてメモリ62に記
憶していく。
【0054】上記と同様にして、他の並び順「3極、2
極、3極」、「2極、3極、3極」についても適合テー
ブルによる照合を行い、1以上のパターンが合致する並
び順とパターン番号とをメモり62に記憶する。このよ
うにして得られた照合結果を図12に示す。
【0055】次に、CPU58は、適合する並び順が1
以上あるか否かを判断する(ステップS15)。ここで
は、3つの並び順が適合しているので、ステップS16
に進む。
【0056】なお、この実施形態においては、適合テー
ブルに基づいて適合する並び順を決定するようにしてい
る。しかしながら、適合するか否かを判断するための規
則をハードディスク60に記憶しておき、当該規則に基
づいて、各並び順が適合するか否かを判断するようにし
てもよい。
【0057】ステップS16においては、空き/圧着の
最大極数および取り個数を算出する。ここで空き極と
は、図13に示すように、破線100、102、104
にて示したように、電線106が接続されないコネクタ
の極をいう。この実施形態においては、自動圧接装置の
制約上、集束側コネクタ、分岐側コネクタの何れの側に
おいても、両端でなければ空き極を設けることはできな
い。このような制約は、自動圧接装置によって異なり、
また、ハーネスの種類(集束側と分岐側のピッチが同じ
が異なるかなど)によっても異なる。なお、この空き極
は電線106をそのまま接続しない場合や、別途、圧着
装置によって電線106を接続する場合がある。
【0058】CPU58は、1端側の分岐側コネクタの
空き/圧着の最大極数Emaxを下式にしたがって算出す
る。
【0059】Emax = K − P ここで、Kは自動圧接装置によって決定される固有の値
であり、この実施形態では、「15」である。Pは、端
部に位置する分岐側コネクタの極数である。このように
して、1端側の分岐側コネクタXR3についてのEma
xが算出される。なお、この実施形態においては、N端
側の分岐側コネクタ(ここでは、XR1)の空き/圧着
の最大極数Emaxは、「3」として一定である。CPU5
8は、この空き/圧着の最大極数Emaxを、ステップS1
4にて得た全ての並び順について算出する。算出したEm
axは、図14に示すようにテーブルに記録されて、メモ
リ62に保持される。
【0060】また、集束側コネクタの空き/圧着の最大
極数Emaxは、分岐側コネクタの並び順の先頭のコネクタ
が、適合テーブルの「XR1」「XR2」「XR3」・
・・のいずれから選択されたかによって決定される。こ
の実施形態では、「XR1」が先頭コネクタの場合に
は、自動圧接装置のオフセット(自動機にセットする最
初のコネクタの位置)の関係から、集束側コネクタの空
き/圧着の最大極数Emaxは「0」となる。「XR2」が
先頭コネクタの場合には、オフセットをとることができ
Emaxは「4」となる。「XR3」が先頭コネクタの場合
には、オフセットをとることができEmaxは「7」とな
る。なお、このEmaxは、1端側とN端側とに振り分けら
れる。つまり、空きの最大極数Emax≧1端側の空き極数
+N端側の空き極数となる。
【0061】たとえば、適合テーブルの1行目において
「2極、3極、2極」として得られた並び順であれば、
「XR1」が先頭のコネクタとして選択されているの
で、Emaxは「0」となる。また、同じく1行目におい
て、「3極、2極、2極」として得られた並び順であれ
ば、「XR2」が先頭のコネクタとして選択されている
ので、Emaxは「4」となる。
【0062】上記のようにして得た、集束側コネクタの
空き/圧着の最大極数Emaxは、図14に示すようにテー
ブルに記録されて、メモリ62に保持される。
【0063】なお、上記実施形態では、集束側と分岐側
のコネクタのピッチが異なる場合について説明したが、
両ピッチが同じ場合にも、最大空き極数の基本的な考え
方は同じである。ただし、集束側と分岐側のコネクタの
ピッチが同じ場合には、自動圧接装置において、1回の
処理にて複数のハーネスを製造することができる場合が
あるので(この数を取り個数という)、この取り個数に
よっても最大空き極数の値が変化する。CPUは、この
取り数も考慮して、最大空き極数を算出する。
【0064】次に、CPU58は、図14のテーブルに
基づいて、適合する並び順を表示する。この診断結果表
示画面を図14に示す。CPU58は、適合する並び順
が1以上ある場合には、加工適否表示領域110のバッ
クグラウンドカラーを青色にすると共に「OK」を表示
し、入力されたハーネスが自動圧接装置によって製造可
能である旨を示す。また、集束側コネクタ極数表示領域
112に、集束側コネクタCZの極数「8」を表示す
る。分岐側コネクタ極数表示領域114、116、11
8に、各分岐側コネクタXR1、XR2、XR3の極数
「3」「3」「2」を表示する。
【0065】この例では、図14に示すように3とおり
の並び順が可能であるので、図14のテーブルの「製造
可能な並び順」の欄の最初に記載された並び順を選択し
て表示するようにしている。なお、他の並び順について
は、並び替えボタン120、122をクリックすること
により、表示可能となっている。図16、図17に、並
び替えボタン120、122をクリックして表示した他
の並び順についての診断結果表示画面を示す。なお、表
示領域152には並び順の総数が表示され、表示領域1
50には当該並び順の内、現在表示しているものが何番
目の並び順であるかが表示される。
【0066】図15において、集束側コネクタの空き設
定ボタン124、126をクリックすることにより、C
PU58は空き極数を増減させて、1端側空き極数表示
領域128に表示する。集束側コネクタCZの1端側空
き/圧着極数を「3」に設定した場合の画面を図18に
示す。合計極数表示領域210には、空き極数も含めた
合計極数が表示される。
【0067】集束側コネクタのN端側空き極数/圧着極
数についても、設定ボタン130、132によって、同
様に設定することができる。設定した空き/圧着極数
は、表示領域134に表示される。
【0068】なお、集束側コネクタにおいて1端側とN
端側にて設定可能な空き極数/圧着極数の最大Emaxは、
図14のテーブルに記録されているもののうち、当該並
び順のなかで、最も大きいものを選択するようにしてい
る。たとえば、「3」「3」「2」の並び順において、
テーブルに記載された集束側コネクタの空き極数/圧着
極数のうち「4」が最大であれば、1端側とN端側の空
き/圧着極数の合計を4まで、設定ボタンによって選択
できるようにする。
【0069】さらに、分岐側コネクタの1端側空き/圧
着極数、N端側空き/圧着極数についても、それぞれ、
設定ボタン142、144、設定ボタン136、138
によって、同様に設定することができる。設定した空き
/圧着極数は、表示領域146、140に表示される。
【0070】なお、分岐側コネクタにおいても、図14
のテーブルの「設定可能な空き/圧着極数」の欄に記憶
されたEmaxにしたがって、設定ボタンによって設定可能
な範囲を決める。
【0071】すなわち、CPU58は、メモリ62に記
録した図14のテーブル中のEmaxに基づいて、設定可能
な空き極数の上限を決定する。たとえば、分岐側コネク
タXR1の1端側空き/圧着極数は、ボタン138をク
リックする毎に1ずつ増加するが、その最大値はこの例
では「13」である。
【0072】図15の表示画面において、右上の表示領
域154には、当該ハーネスにおいて用いるコネクタの
種類(ここでは、2極と3極の2種類)が表示される。
また、中央下部の表示領域156には、取り個数(ここ
では、1個)が表示される。操作者は、この表示を見
て、容易に製造上の効率を把握することができる。
【0073】左下部のボタン158、160がクリック
されると、CPU58は、予めハードディスク60に記
憶しておいた、空きピンの制約条件(空き極の制約条
件)、圧着の制約条件を表示する。
【0074】中央下部のボタン162がクリックされる
と、CPU58は、自動圧接装置において使用するテン
プレートを表示する。CPU58は、図14のテーブル
から合致するパターンを取得し、さらに、図11、図1
2の適合テーブルから適用テンプレートを取得してこれ
を表示する。この実施形態では、2分割のテンプレート
を使用しているので、2つのテンプレートによって1組
のテンプレートが構成される。
【0075】使用するテンプレートは、図11、図12
の適合テーブルの各パターン毎に決定されている。した
がって、図14に示すように、1つの並び順に対して複
数のパターンが選択され、パターンにより集束側コネク
タの空き/圧着極数が異なっている。
【0076】上記のような理由から、この実施形態で
は、設定ボタン124、126、136、138、14
2、144によって設定された空き/圧着極数に応じ
て、使用可能なテンプレートのみを表示するようにして
いる。たとえば、「3」「3」「2」の並び順におい
て、集束側コネクタの1端側あるいはN端側に空き/圧
着極が1つ以上設定されている場合には、パターン1に
おけるテンプレートP11、P20は用いることができ
ない(パターン1では、空き/圧着極が「0」であると
いう前提である)。したがって、このテンプレートは使
用可能なテンプレートとして表示しない。
【0077】また、各パターン毎に自動圧着装置におけ
るオフセットが異なるので、使用可能なテンプレートの
表示とともに、オフセット位置も表示するようにしても
よい。
【0078】図19に、適用テンプレートの表示画面を
示す。この図では、P11とP21のテンプレート、P
11とP23のテンプレート、P11とP25のテンプ
レート・・・・のいずれかの組み合わせによって、テン
プレートと用いればよいことが示されている。これによ
り、自動圧接装置においてのハーネス製造時に使用する
テンプレートを容易に得ることができる。
【0079】図21、図22に、テンプレートの一覧を
示す。P11、P12、P13、P14は左側に用いる
テンプレート、P20、P21、P23、P24、P2
5、P26、P27、P28、P29、P2A、P2
B、P2C、P2Dは右側に用いるテンプレートであ
る。図21、図22に示すように、右側テンプレート
(たとえばP11)と、左側テンプレート(たとえばP
24)とを組み合わせて用いる。このテンプレートは、
上下方向の移動によって、溝186によってピッチの変
換を行うものである(図34参照)。各溝186の下端
部および上端部は上下方向に真っ直ぐに、中央部は斜め
に形成されている。なお、図21のテンプレートP03
だけは、単独で用いるテンプレートである。
【0080】図15の表示画面において、右下のボタン
164がクリックされると、図7に示す入力画面に戻
る。
【0081】なお、上記実施形態においては、図10に
示すように複数の組み合わせを1つのパターンとしてま
とめた適合テーブルを用いている。しかしながら、図2
0に示すように、1つの組み合わせを1つのパターンと
して記憶した適合テーブルを用いるようにしてもよい。
【0082】また、図14のテーブルにおいて、合致す
るパターンを記憶するようにしているが、これに代え
て、適用テンプレートの組を記憶するようにしてもよ
い。
【0083】ところで、この実施形態においては、電線
長の診断も行えるようになっている。電線長の診断を行
う場合には、図15の表示画面において、入力領域16
6、168、170に、それぞれ、分岐側コネクタXR
1、XR2、XR3に対する電線長を入力する。この例
であれば、300、600、300を入力する(図8参
照)。
【0084】操作者は、次に、電線長診断ボタン172
をクリックする。これを受けて、CPU58は、電線長
の診断処理を行う。この実施形態では、入力された各電
線長が、当該自動圧接装置において許容されている上限
と下限の間に収まっているかどうかを判断している。上
限、下限内に収まっていれば、入力領域166、16
8、170のバックグラウンドカラーを青色にして表示
し、条件内であることを示す。また、上限を越える電線
長が入力された場合には、図24に示すように、当該入
力領域(ここでは領域166)のバックグラウンドカラ
ーを赤色にして表示すると共に、「赤はNGです。電線
長の制約をお読み下さい」という注意書きを表示する。
これとともに、電線長の制約を表示させるためのボタン
190を新たに表示する。
【0085】次に、図4のフローチャートに戻って、ス
テップS15において適合する並び順が無い場合、つま
り自動圧接装置において製造できないハーネスが入力さ
れた場合について説明する。この場合には、ステップS
18に進む。ステップS18において、CPU58は、
ハードディスク60に予め記憶されているコメント表示
条件に合致するかどうかを判断する。
【0086】コメント表示条件を図25〜図27に示
す。ここでは、ハーネスの種類(CZ−XR、CZ−C
Z、XR−XR)ごとにコメント表示条件が記述されて
いる。何れかのコメント表示条件に合致すれば、CPU
58は、当該コメント表示条件に対応するコメントを取
得する。たとえば、CZ−XRにおいて、分岐側コネク
タの極数が2より小さい場合には、「分岐側コネクタ1
個の極数は、最小2極までです。」というコメントを取
得する。複数のコメント表示条件に合致する場合には、
合致するコメント表示条件に対応するコメントを全て取
得する。
【0087】合致するコメントが無い場合には、図7の
入力画面のコメント表示領域192に、製造不可である
旨を表示する。また、合致するコメントがある場合に
は、図24に示すように、当該コメントをコメント表示
領域192に表示する。このコメントを見ることによ
り、操作者は、入力したハーネスの何が制約条件を満足
していないのかや、どのように設計変更をすればよいの
かを知ることができる。
【0088】この実施形態においては、主として、製造
不可のハーネスを入力した場合に、設計変更を補助する
ため、考察モードを設けている。たとえば、図28の画
面においてボタン194がクリックされると、CPU5
8は、分岐側コネクタnの数(図28の例では6個)を
取得し、製造不可となった極数を表示しつつ、考察モー
ドの入力画面を表示する(ステップS22、S23、S
24、図5のステップS32)。
【0089】図29に、考察モードの入力画面を示す。
表示領域196には、製造不可となった極数が表示され
ている。また、6個の分岐側コネクタにつき、可能な入
力極数を全て表示し、選択入力ができるようにしてい
る。図において、XR1、XR2については、2極、3
極、4極が可能であり、XR3、XR4、XR5、XR
6については、2極のみが可能であることが示されてい
る。
【0090】操作者が、XR1のための入力領域198
において、4極を選択入力したとする(図5、ステップ
S33)。CPU58は、これを受け、残りのコネクタ
について、選択不可となる極数(つまり、その極数を選
択すると製造不可となるような極数)を判断し、当該極
数についての選択入力をできないようにする。この実施
形態では、図30の斜線部に示すように、選択不可とな
る極数をリゾルブ表示している(XR2の3極と4極を
参照)。
【0091】続けて、操作者は、残りのコネクタについ
て極数を入力していく。このようにして全てのコネクタ
について極数を入力すれば、製造可能なハーネスの分岐
側コネクタの極数を得ることができる。なお、極数の選
択入力は、いずれのコネクタからでもできるようになっ
ている。
【0092】また、この状態で、図30のボタン200
をクリックすれば、診断モードに移ることができる。た
だし、既に分岐側コネクタの極数が入力されているの
で、図4のステップS13から実行が開始される。
【0093】なお、考察モードは、図7の入力画面から
ボタン194をクリックすることによっても実行できる
ようになっている。この場合には、最初に図31に示す
ような選択メニューを表示し、分岐側コネクタの個数を
選択するようにしている(図5、ステップS31)。以
後の処理は、上記と同様である。
【0094】なお、上記実施形態においては、同じ極数
のコネクタは同一種類のコネクタであるとして処理を行
った。しかし、自動圧接装置に用意されているパーツフ
ィーダの個数との関係から、同じ極数であっても、色が
異なるものは、別種類のコネクタとして扱いたい場合も
ある。このような場合のために、図7の入力画面におい
て、ボタン202が用意されている。
【0095】ボタン202をクリックすると、分岐側コ
ネクタの色入力領域204に当該コネクタの色を入力す
ることが可能となる。CPU58は、極数が同じであっ
ても、色の異なるコネクタを別種類のコネクタであると
して処理を行う。
【0096】上記各実施形態においては、図1の各機能
をCPUを用いて実現したが、その一部または全部をハ
ードウエアロジックによって実現しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるハーネス診断シス
テムの全体構成を示す図である。
【図2】図1をCPUを用いて実現した場合のハードウ
エア構成を示す図である。
【図3】ハードディスク60に記録されたハーネス診断
プログラムのフローチャートである。
【図4】ハードディスク60に記録されたハーネス診断
プログラムのフローチャートである。
【図5】ハードディスク60に記録されたハーネス診断
プログラムのフローチャートである。
【図6】ハーネス診断プログラムのトップメニュー画面
を示す図である。
【図7】入力画面を示す図である。
【図8】ハーネスの構成例を示す図である。
【図9】入力画面に極数と個数が入力された状態を示す
図である。
【図10】適合テーブルを示す図である。
【図11】適合テーブルを示す図である。
【図12】適合テーブルによる照合結果を示す図であ
る。
【図13】空き極を示すための図である。
【図14】メモリに記録されるテーブルを示す図であ
る。
【図15】診断結果表示画面を示す図である。
【図16】診断結果表示画面を示す図である。
【図17】診断結果表示画面を示す図である。
【図18】診断結果表示画面を示す図である。
【図19】適用テンプレート一覧を示す画面である。
【図20】適合テーブルを示す図である。
【図21】テンプレートの一覧を示す図である。
【図22】テンプレートの一覧を示す図である。
【図23】2分割したテンプレートを示す図である。
【図24】電線長の診断結果を示す図である。
【図25】コメントの表示条件とコメントの内容を示す
図である。
【図26】コメントの表示条件とコメントの内容を示す
図である。
【図27】コメントの表示条件とコメントの内容を示す
図である。
【図28】製造不可を示す画面の例である。
【図29】考察モードにおける入力画面である。
【図30】考察モードにおける、入力途中の画面であ
る。
【図31】考察モードの選択メニュー画面である。
【図32】自動圧接装置の動作原理を示す図である。
【図33】ハーネスの一例を示す図である。
【図34】テンプレートの機能を示す図である。
【図35】集束側と分岐側のコネクタのピッチが同じで
あっても、テンプレートの必要があることを示すための
図である。
【符号の説明】
40・・・入力手段 42・・・判断出力手段 52・・・マウス 56・・・ディスプレイ 58・・・CPU 60・・・ハードディスク 62・・・メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 13/00 H01B 13/012

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集束側コネクタと複数の分岐側コネクタと
    を接続線によって接続したハーネスが、製造に適してい
    るかどうかを判断するシステムであって、 診断対象とするハーネスにおける分岐側コネクタの極数
    と個数を入力するための入力手段と、 入力された極数と個数とに基づいて、当該ハーネスが製
    造に適しているかどうかを判断し、当該判断結果情報を
    出力する判断出力手段と、 を備えたハーネス診断システム。
  2. 【請求項2】集束側コネクタと複数の分岐側コネクタと
    を接続線によって接続したハーネスが、製造に適してい
    るかどうかをコンピュータによって判断させるためのハ
    ーネス診断プログラムを記録した記録媒体であって、 診断対象とするハーネスにおける分岐側コネクタの極数
    と個数を入力させ、 入力された極数と個数とに基づいて、当該ハーネスが製
    造に適しているかどうかを判断させて、当該判断結果情
    報を出力させる処理をコンピュータに行わせるためのハ
    ーネス診断プログラムを記録した記録媒体。
  3. 【請求項3】請求項2のハーネス診断プログラムを記録
    した記録媒体において、 前記プログラムは、判断結果情報を画面上に表示させる
    ことを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項3のハーネス診断プログラムを記録
    した記録媒体において、 前記プログラムは、当該ハーネスが製造に適していない
    と判断した場合には、当該適していない部分の指摘情報
    も表示させることを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項3のハーネス診断プログラムを記録
    した記録媒体において、 前記プログラムは、当該ハーネスが製造に適していると
    判断した場合には、当該適合する分岐側コネクタの並び
    順も表示することを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項5のハーネス診断プログラムを記録
    した記録媒体において、 前記プログラムは、製造に適する分岐側コネクタの並び
    順が複数存在する場合には、他の並び順についても表示
    切換により表示させることを可能としたもの。
  7. 【請求項7】請求項6のハーネス診断プログラムを記録
    した記録媒体において、 前記プログラムは、色の異なる分岐側コネクタを区別し
    て表示するものであることを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項3のハーネス診断プログラムを記録
    した記録媒体において、 前記プログラムは、集束側コネクタおよび分岐側コネク
    タの可能な空き極数または圧着極数を表示させることを
    特徴とするもの。
  9. 【請求項9】請求項2のハーネス診断プログラムを記録
    した記録媒体において、 前記プログラムは、入力されたハーネスの製造時に用い
    る治具情報を出力させことを特徴とするもの。
  10. 【請求項10】請求項2のハーネス診断プログラムを記
    録した記録媒体において、 前記プログラムは、入力されたハーネスの製造装置にお
    ける取り個数を出力させることを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】請求項2のハーネス診断プログラムを記
    録した記録媒体において、 前記プログラムは、診断対象とするハーネスの接続線の
    長さを入力させ、 当該入力された接続線の長さがが製造に適しているかど
    うかを判断させ、出力させることを特徴とするもの。
  12. 【請求項12】収束側コネクタと複数の分岐側コネクタ
    とを接続線によって接続したハーネスが、製造に適して
    いるかどうかを判断するシステムであって、 診断対象とするハーネスを構成する分岐側コネクタの極
    数を、画面上で選択することによって、分岐側コネクタ
    ごとに、順次、入力するための入力手段と、 順次、入力が行われるごとに、次の分岐側コネクタの選
    択可能な極数と、選択不可能な極数とを区別して表示す
    る判断表示手段と、 を備えたハーネス診断システム。
  13. 【請求項13】集束側コネクタと複数の分岐側コネクタ
    とを接続線によって接続したハーネスが、製造に適して
    いるかどうかをコンピュータによって判断させるための
    ハーネス診断プログラムを記録した記録媒体であって、 診断対象とするハーネスを構成する分岐側コネクタの極
    数を、画面上で選択させることによって、分岐側コネク
    タごとに、順次、入力させ、 順次、入力が行われるごとに、次の分岐側コネクタの選
    択可能な極数と、選択不可能な極数とを区別して表示さ
    せる、処理をコンピュータに行わせるためのハーネス診
    断プログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】請求項13のハーネス診断プログラムを
    記録した記録媒体において、 前記プログラムは、初期画面として、選択可能なコネク
    タ極数範囲を表示させることを特徴とするもの。
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