JP3071523B2 - スクリュードライバーにおける回り止め装置 - Google Patents

スクリュードライバーにおける回り止め装置

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JP3071523B2 JP3290803A JP29080391A JP3071523B2 JP 3071523 B2 JP3071523 B2 JP 3071523B2 JP 3290803 A JP3290803 A JP 3290803A JP 29080391 A JP29080391 A JP 29080391A JP 3071523 B2 JP3071523 B2 JP 3071523B2
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    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクリュードライバーに
おいて、ドライバービットが取付けられる主軸の回り止
め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のスクリュードライバー
においては、工具であるドライバービットに締付けすべ
きねじを取付けて実際の締付け作業を開始するものであ
り、そのねじの取付け作業の安全性を確保するために、
ドライバービットを取付けた主軸が回転しないように阻
止する回り止め手段が設けられている。そして、従来の
スクリュードライバーは、ドライバービットが取付けら
れかつ回転可能にかつ軸方向の移動可能に支承された主
軸と駆動装置から回転される主ギャとの間に両者の回転
伝達及びその回転伝達を遮断するクラッチ機構、例え
ば、スプリングを内蔵した噛合クラッチ手段を設けてい
て、この噛合クラッチ手段の噛合状態をスプリングの弾
力によって解離して主軸への回転伝達を遮断している
が、この時のスプリングの支持端面における摩擦等によ
って回転が止まらず、したがって、噛合クラッチ手段の
解離状態において、主軸の回転(回り止め)を積極的に
行う手段が必要とされ、一般には、噛合クラッチ手段の
解離状態において、主軸に接するOリングを用いて前記
スプリングによる弾力によって該主軸の一部をOリング
に押圧してその摩擦力により回り止めを行う構成が採用
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た回り止め手段にOリングを採用したものにおいては、
そのOリングの性質または品質のバラツキ等によって確
実なる回り止めを期待することができなかった。そこ
で、本発明は上記した従来の欠点に鑑み、構造簡単にし
てドライバービットを取付けた主軸の回り止めを確実に
行い得るスクリュードライバーにおける回り止め装置を
提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は駆動装置から回転される主ギャと、ド
ライバービットが取付けられかつ回転可能にかつ軸方向
の移動可能に支承された主軸と、該主軸と前記主ギャと
の間に形成され主軸に対する主ギャからの回転伝達及び
その回転伝達を遮断するクラッチ機構を備えたスクリュ
ードライバーにおいて、前記主軸には前記クラッチ機構
と反対側に位置する軸部に第1の斜状面を形成し、この
第1の斜状面に対向するハウジング内には回り止め部材
を回動不能に内嵌するとともに該回り止め部材には前記
第1の斜状面に対向した第2の斜状面を形成し、該第1
の斜状面と第2の斜状面の少なくとも一方側の斜状面を
前記主軸の中心軸から偏心せしめるともに、前記クラッ
チ機構の回転伝達の遮断状態の際に第1の斜状面と第2
の斜状面とを押圧させて前記主軸の回転を阻止するよう
に構成したことを要旨とするものである。
【0005】
【作用】上記した構成によれば、第1の斜状面と第2の
斜状面の少なくともいずれか一方側の斜状面を主軸の中
心線から偏心させた状態にあって、ハウジング内に回動
不能に内嵌した回り止め部材の第2の斜状面に対し、ド
ライバービットを取付けた主軸の第1の斜状面をクラッ
チ機構の回転伝達の遮断状態に対応して押圧状態とする
ことによって、それ以上の主軸の回転を阻止する、すな
わち、主軸の回り止めを行うものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって詳
述する。スクリュードライバーのモータハウジング1内
には駆動装置を構成する電動モータ(図示しない)が内
蔵され、そのモータ軸2は該モータハウジング1の端面
に装設されたギャハウジング1a内に延出されていてそ
の外周にギャ部3が形成されている。
【0007】ギャハウジング1a内にはカム軸4がその
一方側をメタル5及びスラストベアリング6、他方側を
後述する主軸10の軸孔10a内にて回転可能に支承さ
れており、その外周にはスラストベアリング6側にフラ
ンジ7が一体状に形出され、該フランジ7側に面して前
記モータ軸2のギャ部3に噛合された主ギャ8が軸方向
の移動及び回転可能に支承されている。また、この主ギ
ャ8の一方端面には前記フランジ7に遊嵌する凹所8a
が形成されている。
【0008】そして、ギャハウジング1aの筒状部内に
は先端にドライバービット9を着脱可能に取付けた主軸
10がメタル11にて前記カム軸4と同一軸心上に軸方
向の若干の移動及び回転可能に支承されている。
【0009】また、主軸10の軸孔10aの底面と前記
カム軸4の端面とは所定の間隔を有して対向され、その
間隔部位には該主軸10とカム軸4との回転伝達をなす
摩擦クラッチ手段12が介装されている。すなわち、主
軸10の軸孔10aの底面には円錐状の凹部が形成され
かつこれに対向するカム軸4の端面には軸孔が形成され
ていて、両者の端面部間に摩擦伝達手段である鋼球12
aがそれぞれ圧接可能に介在されて構成されている。な
お、主軸10はメタル11に支承された小径部10bと
後述する第2のクラッチ爪13bが端面に形成された大
径部10cとから一体的に構成されている。
【0010】そして、前記主ギャ8の他方端面とこれに
対向した前記主軸10の一方端面とには同主ギャ8側を
第1のクラッチ爪13aとしかつ同主軸10側を第2の
クラッチ爪13bとなした一対の噛合クラッチ手段13
が介装されており、この噛合いクラッチ手段13は前記
主ギャ8と主軸10との間に弾装されたスプリング14
により常にはその噛合いが解離する方向に付勢されてい
る。
【0011】前記カム軸4のフランジ7と主ギャ8の凹
所8aとの間にはカム手段15が介装されており、この
カム手段15は図4(a)〜(C)に示すように、カム
軸4のフランジ7の外周縁隅部にその周方向に等間隔で
複数個(図では2個の場合を示す)形成されたほぼV字
状の係合凹部16,16と、主ギャ8の凹所8aの底面
隅部に該係合凹部16,16と対向して周方向に形成さ
れたほぼV字状の制御凹部17,17と、該係合凹部1
6,16内及び制御凹部17,17内にわたり移動可能
に嵌入された制御鋼球18,18とからなり、該主ギャ
8側の回転をカム軸4側に伝達するように構成されてい
る。
【0012】そして、前記係合凹部16,16はフラン
ジ7の端面を基準として最も深いほぼ円弧状の第1制御
面16a,16aと、該第1制御面16a,16aから
斜状(ほぼV字状)に形成された第2制御面16b,1
6bと、該第2制御面16b,16bの頂点においてほ
ぼ円弧凹状に形成された第3制御面16c,16cとか
ら構成され、また、前記制御凹部17,17は前記係合
凹部16,16と同様に主ギャ8の端面を基準として最
も深いほぼ円弧状の第1制御面17a,17aと、該第
1制御面17a,17aから斜状(ほぼV字状)に形成
された第2制御面17b,17bと、該第2制御面17
b,17bの頂点においてほぼ円弧凹状に形成された第
3制御面17c,17cとから構成されている。
【0013】しかして、噛合いクラッチ手段13とカム
手段15は、制御鋼球18が係合凹部16,16及び制
御凹部17,17における第1制御面16a,16a、
17a,17aに位置されているときには、前記噛合い
クラッチ手段13の両クラッチ爪13a,13bは解離
状態にあり、この第1制御面16a,16a、17a,
17aを乗り越えて第2制御面16b,16b、17
b,17bから第3制御面16c,16c、17c,1
7cに位置されているときには、該噛合いクラッチ手段
13の両クラッチ13a,13bは噛合状態にあり、そ
して、この第3制御面16c,16c、17c,17c
に位置されているときには噛合いクラッチ手段13の両
クラッチ爪13a,13bは最も深い噛合状態となるよ
うに設定されている。
【0014】前記ギャハウジング1aの筒状部の先端に
は前記ドライバービット9をその先端が突出するように
被嵌する筒状のストッパスリーブ19がねじ手段により
装設されており、このストッパスリーブ19はギャハウ
ジング1aの筒状部に対し締付けすべきねじのねじ込み
深さに対応してドライバービット9の先端に対する突出
度合いが調節可能である。
【0015】前記主軸10の小径部10bと大径部10
cとの段差面のおける該大径部10cの外周縁隅部には
該主軸の軸中心と若干偏心された中心で第1の斜状面2
0が面取り状に形成されており、また、前記外周縁隅部
に対向するギャハウジング1a内の凹部の底面隅部と前
記メタル11の外周との間には回り止めリング21が回
動不能に内嵌されていて、この回り止めリング21はゴ
ム材等から形成され、その内径部には前記第1の斜状面
20の偏心量と等しく偏心した中心で第2の斜状面22
が面取り状に形成されている。
【0016】しかして、第1の斜状面20と第2の斜状
面22とは常には該第2の斜状面22の一部に対して第
1の斜状面20を摺接可能に対向位置させるとともに、
前記噛合いクラッチ手段13の両クラッチ爪13a,1
3bの解離状態に対応して該第1の斜状面20が第2の
斜状面22に対して偏心方向が一致した状態でその全周
にわたって摺接させて前記主軸10の回転を阻止するよ
うに構成されている。
【0017】続いて、上述のように構成された本実施例
の作用について説明する。さて、締付けすべきねじのね
じ込み深さに対応してストッパスリーブ19の突出度合
いを調節したのち、ドライバービット9の先端に締付け
すべきねじを取付けるとともに、該ねじを締付けする部
位に当接位置させる。この状態では、図4(a)に示す
ように、カム手段15における制御鋼球18,18が係
合凹部16,16及び制御凹部17,17における第1
制御面16a,16a、17a,17aに位置されて噛
合いクラッチ手段13の両クラッチ爪13a,13bの
噛合が解離状態にあるため、電動モータ(図示しない)
を駆動させると、そのモータ軸2のギャ部3を介して主
ギャ8が回転されて、その回転はカム手段15を介して
カム軸4に伝達されるのみで主軸10及びドライバービ
ット9には伝達されない。
【0018】そこで、スクリュードライバーの本体をね
じを締付けする部位側に押付けると、その押付け力によ
ってドライバービット9とともに主軸10が主ギャ8側
に向かって軸方向に若干移動されるので、摩擦クラッチ
手段12を介してカム軸4と主軸10とが接続され、該
主軸10が主ギャ8、カム手段15、カム軸4を経て回
転を始める。
【0019】この際、主軸10から受けるカム軸4の負
荷が大きくなると、図4(b)(c)に示すように、カ
ム手段15における制御鋼球18,18が係合凹部1
6,16及び制御凹部17,17の第1制御面16a,
16a、17a,17aから同第1制御面16a,16
a、17a,17aと第2制御面16b,16b、17
b,17bとの段差部位を乗り越えて同第2制御面16
b,16b、17b,17bに至り、さらに第3制御面
16c,16c、17c,17cに位置されるにしたが
い主ギャ8がスプリング14の弾力に抗しながら第2の
クラッチ爪13bに向かって移動変位されてその第1の
クラッチ爪13aと第2のクラッチ爪13bとが噛合さ
れる。
【0020】すると、主軸10は主ギャ8から噛合いク
ラッチ手段13を介して前述よりも強い伝達力で回転さ
れ、該主軸とともに回転するドライバービット9により
ねじ締め動作が進行される。この場合、カム手段15に
おける制御鋼球18,18が係合凹部16,16及び制
御凹部17,17の第3制御面16c,16c、17
c,17cに位置された状態において、噛合いクラッチ
手段13の両クラッチ爪13a,13bは最も深い噛合
状態となる。
【0021】続いて、上述の締付け動作に伴ってスクリ
ュードライバー本体の全体が前進され、そのストッパス
リーブ19の先端がねじ締めされる部材に当接すると、
該スクリュードライバー本体の前進が停止されるため、
前述したスクリュードライバーの本体の押付け力がドラ
イバービット9側に作用しなくなり、主軸10から受け
るカム軸4の負荷が小さくなる。すなわち、摩擦クラッ
チ手段12の伝達トルクが減少する。
【0022】すると、カム手段15における主ギャ8と
カム軸4のフランジ7との間に相対回転トルク差が生
じ、その結果、該カム手段15における制御鋼球18,
18が係合凹部16,16及び制御凹部17,17の第
3制御面16c,16c、17c,17c及び第2制御
面16b,16b、17b,17bから第1制御面16
a,16a、17a,17aに位置されるにしたがって
主ギャ8はスプリング14の付勢力によってカム軸4の
フランジ7側に向かって移動変位されて噛合いクラッチ
手段13の第1クラッチ爪13aと第2クラッチ爪13
bとの噛合が完全に解離される。したがって、主軸10
に対する回転伝達が遮断されてそのドライバービット9
によるねじ締め動作が終了される。
【0023】そして、上述した噛合いクラッチ手段13
における第1クラッチ爪13aと第2クラッチ爪13b
との噛合の解離状態にあって、主軸10がスプリング1
4の付勢力によって回り止めリング21側に付勢される
ため、該主軸10は若干回動しながら軸方向に移動さ
れ、その大径部10cの偏心した第1の斜状面20が該
回り止めリング21の偏心した第2の斜状面22に対し
て食い込みながらその一部と摺接(一部の面接触)し、
両者の間に所望の摩擦力が発生する。
【0024】そして、その偏心方向が一致したとき、第
1の斜状面20が第2の斜状面22に対してその全周に
わたって摺接(全周の面接触)する。この状態における
両者間の摩擦力によって主軸10の回転を止め(回り止
め)るものである。すなわち、本実施例にあっては、主
軸10側の第1の斜状面20と回転不能状態の回り止め
リング21側の第2の斜状面22との面接触及びスプリ
ング14の付勢力による摩擦力、さらに第1及び第2の
斜状面20,22の偏心状態に伴う食い込みによる摩擦
力によって強力に該主軸10の回り止めを行うものであ
る。
【0025】なお、本実施例にあっては、スクリュード
ライバーの本体の押付け力の低下により主軸10から受
けるカム軸4の負荷が小さくなり、摩擦クラッチ手段1
2の伝達トルクの減少に伴い、カム手段15における主
ギャ8とカム軸4のフランジ7との間に相対回転トルク
差が生じるため、カム手段15における制御鋼球18,
18が係合凹部16,16及び制御凹部17,17の第
3制御面16c,16c、17c,17cから第2制御
面16b,16b、17b,17bを経て第1制御面1
6a,16a、17a,17aに至る移動が円滑になさ
れる。
【0026】そして、該制御鋼球18,18が第1制御
面16a,16a、17a,17a内に一旦位置された
のちは、主軸10に対して軸方向に相当の押付け力、す
なわち、制御鋼球18,18が第1制御面16a,16
a、17a,17aと第2制御面16b,16b、17
b,17bとの段差部位を乗り越えて該第2制御面16
b,16b、17b,17bに至るに必要なトルクを摩
擦クラッチ手段12を介してカム軸4に作用しない限
り、該第1制御面16a,16a、17a,17aから
第2制御面16b,16b、17b,17bに乗り上げ
ることはない。したがって、噛合いクラッチ手段13に
おける第1クラッチ爪13aと第2クラッチ爪13bと
の解離状態が素早く維持されてその解離動作に伴う機械
音等の発生をなくし、その動作を円滑かつ確実になし得
るものである。
【0027】また、前述したねじ締めの状態において、
制御鋼球18,18が第1制御面16a,16a、17
a,17aと第2制御面16b,16b、17b,17
bとの段差部位を乗り越えて該第2制御面16b,16
b、17b,17bに至るに必要なトルクを摩擦クラッ
チ手段12を介してカム軸4に作用させる、すなわち、
スクリュードライバーの本体の押付け力を再び主軸10
に付与することにより、前述と同様に噛合いクラッチ手
段13を噛合してドライバービット9により再びねじ締
めしたねじに対する追い締め動作を行うことができるも
のである。
【0028】なお、本実施例においては、第1の斜状面
20を主軸10の円周に設け、これに対向する第2の斜
状面22をリング状となしたが、必ずしもこれに限定す
る必要はない。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、第1の
斜状面と第2の斜状面の少なくともいずれか一方側の斜
状面を主軸の中心線から偏心させた状態にあって、ハウ
ジング内に回動不能に内嵌した回り止め部材の第2の斜
状面に対し、ドライバービットを取付けた主軸の第1の
斜状面をクラッチ機構の回転伝達の遮断状態に対応して
押圧状態として両者の間に発生する摩擦力によって主軸
の回転を阻止(回り止め)することができる。このこと
は、構造簡単にしてドライバービットを取付けた主軸の
回り止めを確実に行い得、例えば、ドライバービットに
対する締付けすべきねじの取付け作業の安全性を確保す
ることができ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、一部を省略したスク
リュードライバー全体の正断面図である。
【図2】同じく作動状態を示す一部を省略したスクリュ
ードライバー全体の正断面図である。
【図3】同じく図1のA−A線断面図である。
【図4】同じくカム手段の作動状態図である。
【図5】同じく図1のB−B線断面図である。
【図6】同じく回り止めリングを示す正断面図である。
【図7】同じく回り止めリングを示す側面図である。
【図8】同じく第1の斜状面と第2の斜状面との関係を
示す第1の作動状態の側断面図である。
【図9】同じく図8のC−C線断面図である。
【図10】同じく第1の斜状面と第2の斜状面との関係
を示す第2の作動状態の側断面図である。
【図11】同じく図10のD−D線断面図である。
【図12】同じく第1の斜状面と第2の斜状面との関係
を示す第3の作動状態の側断面図である。
【図13】同じく図12のE−E線断面図である。
【符号の説明】
1a ギャハウジング 8 主ギャ 9 ドライバービット 10 主軸 13 噛合いクラッチ手段 20 第1の斜状面 21 回り止めリング 22 第2の斜状面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置から回転される主ギャと、ドラ
    イバービットが取付けられかつ回転可能にかつ軸方向の
    移動可能に支承された主軸と、該主軸と前記主ギャとの
    間に形成され主軸に対する主ギャからの回転伝達及びそ
    の回転伝達を遮断するクラッチ機構を備えたスクリュー
    ドライバーにおいて、前記主軸には前記クラッチ機構と
    反対側に位置する軸部に第1の斜状面を形成し、この第
    1の斜状面に対向するハウジング内には回り止め部材を
    回動不能に内嵌するとともに該回り止め部材には前記第
    1の斜状面に対向した第2の斜状面を形成し、該第1の
    斜状面と第2の斜状面の少なくとも一方側の斜状面を前
    記主軸の中心軸から偏心せしめるともに、前記クラッチ
    機構の回転伝達の遮断状態の際に第1の斜状面と第2の
    斜状面とを押圧させて前記主軸の回転を阻止するように
    構成したスクリュードライバーにおける回り止め装置。
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