JP3071368U - 枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者それぞれが、自由に自分の頭部や
首のカーブに合った枕が、自分で容易に調整でき、快適
で健康的な睡眠が維持できる枕を得る。 【解決手段】 ピロケース内側の上部、中央部１に枕の
窪みの深さが調節できるベルト５を設け、ベルト５の長
さを任意に調節する事で、使用者それぞれの体型に合っ
た枕が形成でき、窪み部分で頭部９を安定させ、窪み周
りの盛上り部分で首１０のカーブに心地良くフィットで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、頭、首の両方が支えられ、快適な睡眠が維持できる枕に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

枕中央部に窪みを設け、頭部の安定を向上させ、窪み周りの盛上った部分で首 のカーブを支える枕としては、枕側地上部生地と下部生地を枕中央部で直接縫い 付けた枕や、枕上部生地と下部生地の間に平面又は立方体のマチを枕中央部で縫 い付け、枕中材を充填することにより、枕中央部に窪みが形成される枕等がある 。

【０００３】 しかし、従来の中央窪み型枕では、窪みの深さが一定である為、使用者それぞ れの頭部や首のカーブにうまくフィット出来ない欠点があり、反って安眠を妨害 する要因にもなった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

使用者それぞれが、自由に自分の頭部や首のカーブに合わせて、枕の窪みの深 さを容易に調節することができ、快適で健康的な睡眠が維持できる枕が望まれる 。

【課題が解決するための手段】

本考案の枕は、枕外側袋（通称ピロケースと呼ぶ）と側地に中材が充填された ２個の中身から構成されている。

【０００５】 ピロケース上部には、中央部に巾２ｃｍから２．５ｃｍ、長さ８ｃｍから１２ ｃｍ位の平面帯の調節ベルトを設け、ピロケースの下部、中央部に、ベルトが通 過できる巾に合わせて厚地の布テープを縫い付ける。

【０００６】 ピロケース上部の調節ベルトは、表面に特殊処理が施されある為、表面どうし を容易に着脱が可能である。使用者は、自分の頭部や首の形状に合わせ、枕の窪 みの深さをベルトで調節、接着固定でき、理想的な睡眠形態が維持できる。

【０００７】 この枕は、使用者の頭部や首等の体型の変化にもベルトを調節する事で対応で きる為、その都度、枕を買い足さなくても良く経済的である。

【０００８】

【考案の実施例】

以下、本考案の実施例を説明する。 ［実施例］ 図１は、本考案の枕の斜視図であり、図２は、１つの枕を２つのユニットで構 成されている枕中身の斜視図である。図３は図１Ａ−Ａの断面図であり、図４は 図１Ｂ−Ｂの断面図である。図５は、使用状態の図である。ピロケース上部７、 中央部１に内側より巾２ｃｍから２．５ｃｍ位、長さ８ｃｍから１２ｃｍ位の帯 状のベルト５の短辺片方を２ｃｍ位の縫代で縫い付ける。このベルト５の表面に は特殊加工が施されており、表面同士を手で接着すると簡単に固定でき、又、手 で容易に取り外しができる特性をもっている。ピロケース下部８、中央部１には 、ベルト５が通過できる巾を空け、約１ｃｍ巾の厚地のテープ６で両端を縫付け る。

【０００９】 枕の窪みを形成するには、ピロケース内側より、ベルト５を手で引っ張り、テ ープ６の隙間を通過させ折返し、ベルト５の表面同士を接着すれば枕中央部１に 窪みが形成される。

【００１０】 窪みの深さはベルト５で簡単に調節できる為、使用者の頭部９や首８のカーブ に無理なく対応ができ、快適な睡眠が維持できる。

【００１１】 又、この枕の中身３は、２つのユニットで構成されている為、個別のユニット に異なった中材を充填する事で、より一層の快適睡眠が期待できる。

【００１２】 頭部９に触れるユニットには通気性が良く、頭部９の安定にも良いパイプやそ ばがら等又、首１０、肩などに触れる部分には、弾力性の良い水鳥のフェザーや 、綿等が最適な中材として利用可能である。

【００１３】 枕中身３の２つのユニットにはそれぞれファスナーが設けてある為、ファスナ ー口より中材を加減する事により、枕の高さも調節が可能な為、使用者に合った きめ細かな枕形状が設定出来る。本実施例では、ユーザー層に広く一般的に使用 されるようになった小粒のソフトパイプを使用した。

【００１４】

【考案の効果】

以上のように、使用者が簡単に自分の体型に合った窪みの深さを設定できる事 により、頭部９、首１０に負担が掛からず、快適で健康的な睡眠が維持できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】２つのユニットで構成された枕中身の斜視図で
ある。

【図３】図１のＡ−Ａ点線の断面図である。

【図４】図１のＢ−Ｂ点線の断面図である。

【図５】使用状態の図である。

【符号の説明】

１ 枕中央部 ２ ピロケースファスナー部 ３ 枕中身 ４ 枕中身ファスナー部 ５ 窪み深さ調節ベルト ６ 調節ベルト通過折返しテープ部 ７ ピロケース上部 ８ ピロケース下部 ９ 頭部 １０ 首

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 枕側地の内側中央部に縫い付けられたベ
   ルトを設ける事により、枕中央部に窪みが形成され、ベ
   ルトの長さを任意に調節することにより窪みの深さが加
   減でき、使用者それぞれの頭部から首のカーブに枕の形
   状が合わせられ、快適で健康的な睡眠が得られる事を特
   長とした枕。