JP3060850U

JP3060850U - 整体安眠枕

Info

Publication number: JP3060850U
Application number: JP1999000896U
Authority: JP
Inventors: 豊彦鬼頭
Original assignee: 鬼頭物産株式会社
Priority date: 1999-01-14
Filing date: 1999-01-14
Publication date: 1999-09-07
Anticipated expiration: 2005-01-14

Abstract

(57)【要約】【課題】より快適な安眠や整体を一層手軽に実現できる
ような枕を提供する。【解決手段】内部に粒状物を収容した密封袋体であっ
て、その上面中央部に窪みを形成するとともに、後縁中
央部において略半円状くびれを形成して、整体安眠枕と
する。また該袋体の上面における窪みの両横部に紐体の
片端を固定するとともにその直下における該袋体の下面
部に貫通孔を設けてそこに該紐体を通し、紐体の他端を
引出可能状に袋体の外部に出すようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は整体及び安眠効果を狙った枕に関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

枕は一日の三分の一を占める睡眠時間において必須のものであり、その間、常に頭部を乗せて使用されるものであるから、人体に及ぼす影響も大きく、単に睡眠の道具としてのみでなく、より快適に安眠できるような健康指向のものが従来より各種工夫されているのは周知の通りである。

【０００３】それらの中にあって、整体なども含めた総合的メリットを一層手軽に実現できるような枕を提供することが本考案の課題である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

内部に粒状物（１）を収容した密封袋体（２）であって、その上面中央部に窪み（３）を形成するとともに、後縁中央部において略半円状くびれ（４）を形成して本考案の枕（ａ）とする。

【０００５】更に、密封袋体（２）の上面における窪み（３）の両横部に紐体（５）の片側を固定するとともにその直下における該袋体（２）の下面部に貫通孔（６）を設けてそこに紐体（５）を通し、紐体（５）の他端を引出可能状に該袋体（２）の外部に出し、これを手で掴んで引き出せるようにする。

【０００６】上記の袋体（２）は粒状物（１）を収容して密封したものではあるが、通気性をも欠くという意味ではない。むしろその材質は、布ないし不織布のような通気性のものが用いられる。

【０００７】粒状物（１）は、従来より通常に用いられているものでもよいが、例えば、消臭ないし抗菌フラボノイドを配合したパイプ状チップのようなものが、特に好適である。

【０００８】なお本考案においては、使用時において頭部を乗せる面を「上」面と称し、その時、頭頂とは反対方向にくる枕の縁を「後」縁と称するものとする。

【０００９】上記「略半円状」のくびれ（４）は、必ずしも正確な円弧である必要はなく、楕円や放物線状であってもよい。また実際には「半円」に至らず１／３円程度である場合も含まれる。いずれにしても、図示したように該くびれ（４）の両横にはくびれていない部分が存在することになり、そこは就寝中の人体の両肩部に当たるような形となる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

縦約４０ｃｍ、横約５０ｃｍの長方形の後辺中央部約２５ｃｍにおいて円弧状のくびれが形成された形状の布製袋の中に、消臭・抗菌フラボノイドを配合した外径約５ｍｍ、長さ約８ｍｍの軟質樹脂よりなる小パイプ状の粒状体を詰め込む。但し布製袋の中央部（くびれの前方）において布の上面と下面を部分的に接合して、粒状体を詰め込んだ後はそこが窪むようにする。その窪みから両横辺にかけての中央付近における上面の布に紐の片端を固定し、下面の布にそれが通るリング縁の孔を設けて、外部に出た紐の先端にプラスチック製の球状摘みを取り付ける。なお本考案は上例に限定されるものでないことは勿論である。

【００１１】

【考案の作用及び効果】

本考案はこのような構成であるから、使用時には窪み（３）が頭部を安定させ、リラックスできると同時に、その後の盛り上がった部分が首すじにぴったりフィットし、体に無理がかからず、コリや疲れをほぐすものであり、更にその後方のくびれ（４）から両横に至る曲線が肩口をしっかり保護して肩と布団の隙間を無くすため、体の冷えを防止することができる。

【００１２】また上向きに寝ても横向きに寝ても背骨がまっすぐに伸びて無理な力がかからず、枕（ａ）の高さは前記の紐体（５）の端を下面より引っ張ることによって上面が引き下げられ、ワンタッチで調節できるので、常に望ましい睡眠姿勢と快適な安眠環境を提供できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一例の平面図

【図２】本考案一例の横断面図

【符号の説明】

１………粒状物２………密封袋体３
………窪み４………くびれ５………紐体６
………貫通孔ａ………枕

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】内部に粒状物を収容した密封袋体であっ
て、その上面中央部に窪みを形成するとともに、後縁中
央部において略半円状くびれを形成したことを特徴とす
る整体安眠枕。
【請求項２】該袋体の上面における窪みの両横部に紐体
の片端を固定するとともにその直下における該袋体の下
面部に貫通孔を設けてそこに該紐体を通し、紐体の他端
を引出可能状に袋体の外部に出した請求項１記載の整体
安眠枕。