JP3070961U - 冷凍お好み焼き - Google Patents

冷凍お好み焼き

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JP3070961U
JP3070961U JP1999009133U JP913399U JP3070961U JP 3070961 U JP3070961 U JP 3070961U JP 1999009133 U JP1999009133 U JP 1999009133U JP 913399 U JP913399 U JP 913399U JP 3070961 U JP3070961 U JP 3070961U
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元章 杉山
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元章 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め焼成されたお好み焼き本体の上表面に、
予め焼き上げた焼きそばがのっている冷凍お好み焼きに
おいて、喫食時に短時間で過不足なく加熱調理できるよ
うにする。 【解決手段】 焼成済みのお好み焼き本体1の上面中央
部に、凹み3が形成されている。焼き上げられた焼きそ
ば2が、前記凹み3に入った状態で冷凍処理されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、お好み焼きを冷凍冷蔵食品とし、電子レンジなどで過熱するだけで 、そのまま食することができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
冷凍お好み焼きに関する従来例として、例えば実開昭63−50593号公報 と特開平5−30950号公報とがある。お好み焼き材料を型に入れて成形した のち生のまま冷凍処理し、食する際に加熱調理する形態では、外周部分のみが過 熱されて中芯部が半生の状態となる。そこで上記の従来例では、お好み焼きを加 熱焼成したのち冷凍処理し、食する際に加熱するようにしている。
【0003】 このように予め焼成済みの冷凍お好み焼きでも、電子レンジなどで再び加熱調 理した際に芯部まで加熱しようとすると、外表面部分が過熱されて焦げる傾向が 否めない。 この点の解決策として、前者の実開昭63−50593号公報では、お好み焼 き材料の内層部を焼成済みとし、生のお好み焼き材料からなる外層部で内層部を 包み込んで冷凍処理したものとしている。後者の特開平5−30950号公報で は、焼成済みのお好み焼きの上下面を凹凸状に仕上げて伝熱面積を大にしたうえ で冷凍処理したものなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
冷凍お好み焼きが、通常のお好み焼き材料のみからなる場合には、先の従来例 で一応は対処できる。しかし、前者の従来例では外層部が生のお好み焼き材料の ままであるから、食するときの加熱調理に時間を要し、その焼き加減の調整が困 難である。後者の従来例では、外表面が凹凸状になっているので、外観形態が本 来的なお好み焼きの体を成していないところに問題がある。
【0005】 本考案者は、お好み焼きにおいてこれに焼きそばを加えた、いわゆるモダン焼 きがあることに注目し、これにヒントを得て本考案を完成するに至ったものであ る。 すなわち本考案の目的は、電子レンジで短時間に、しかも全体が均一に過不足 なく加熱できる、冷凍食品化したお好み焼きを得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の冷凍お好み焼きは、上表面に上面が開口する凹み3が形成されたお好 み焼き本体1と、調味液付きの麺類2とが、それぞれ食せるように焼成済みであ り、お好み焼き本体1の凹み3に、麺類2を入れた状態で冷凍処理されているこ とを特徴とする。ここでの冷凍は冷蔵をも含む概念である。お好み焼き本体1は ピザの類でもよく、これに伴い麺類2もスパゲティの類でもよい。
【0007】 また、本考案の冷凍お好み焼きは、底部4の外周から囲繞部5が立ち上げられ て囲繞部5で囲まれた部位に上面が開口する凹み3が形成されたお好み焼き本体 1と、ソース付き焼きそば2とが、それぞれ食せるように焼成済みであり、お好 み焼き本体1の凹み3に、ソース付き焼きそば2が盛り込まれた状態で冷凍処理 されたものである。
【0008】
【作用】
具体的には、お好み焼き本体1は小麦粉、水、卵および調味料を含む生地に肉 類、魚介類、野菜類などの一種又は複数種の具材を加えた通常のお好み焼き材料 を型に入れて成形し、そのまま食することができるように焼成する。 焼きそば2は、材料の中華麺に肉類、魚介類、野菜類などの一種又は複数種を 加え、ソースを含む調味液を付けて焼き上げ、そのまま食することができるよう にした通常のものである。
【0009】 お好み焼き本体1は、その上表面に、上面が開口する凹み3が形成された状態 で焼き上がっている。すなわち、お好み焼き本体1は、下面が平坦な底部4を有 し、底部4の外周に囲繞部5が立ち上げ形成され、囲繞部5で囲まれた上表面部 分が凹み3を有するように焼成する。かくして、お好み焼き本体1の凹み3に、 焼き上げた先の焼きそば2を入れ、この状態で冷凍処理する。
【0010】
【考案の作用】
かかる本考案によれば、お好み焼き本体1および焼きそば2を予め焼成したの ち、お好み焼き本体1の凹み3に焼きそば2が入った状態となっている。従って 、お好み焼き本体1が焼きそば2に混入することはないし、焼きそば2側がお好 み焼き本体1と混ざり合うこともない。従って食するに際して加熱調理するだけ で、お好み焼き本体1に焼きそば2を盛り付けた、いわゆるモダン焼きができる ことになる。
【0011】 特に、食する際の加熱調理に際して、お好み焼き本体1と焼きそば2とが既に 焼き上がっていて加熱しさえすれば良い状態になっているうえに、お好み焼き本 体1は凹み3の存在で芯部が無い状態となっているので、全体を過不足なく加熱 することができる。焼きそば2は調味液(ソース)付きであるから、電子レンジ にて加熱調理する際に加熱されやすく、これら相まって過乾燥状態にならずに、 お好み焼き本体1の全体を均一にかつ短時間に過熱調理できる利点を有する。
【0012】
【実施例】
図において、1は通常のお好み焼き材料で焼成されたお好み焼き本体、2は焼 き上げられた通常のソース付き焼きそばである。所定の上下厚みを有するお好み 焼き本体1の上表面には、外周部を残して上面が開口する凹み3を形成してあり 、この凹み3にソース付き焼きそば2が盛り込まれ、この状態で冷凍処理したの ち、流通の場に供される。その際、必要に応じて全体が個別に包装される。
【0013】 具体的には、小麦粉、水、卵および調味料を含む生地に、肉類、魚介類、野菜 類などの一種又は複数種の具材を加えた通常のお好み焼き材料を調整し、このお 好み焼き材料を型に流し込んで焼成し、上表面に凹み3を有するお好み焼き本体 1をつくった。お好み焼き本体1は、左右長さが約180mm、前後長さが約16 0mm、上下高さが約20mmとし、下面が平坦で底部4の外周に囲繞部5が立ち上 げられて、囲繞部5で囲まれた部位に上表面が開口する凹み3を有する形状に焼 成した。凹み3の底部4は上下厚みが約6mm、囲繞部5の厚みは約20mmにそれ ぞれ設定した。
【0014】 一方、焼きそば2は、中華麺に肉類、魚介類、野菜類などの一種又は複数種を 加えた通常の焼きそば材料に調味液としてソースを加えて鉄板上で焼き上げた。 そして、個々のお好み焼き本体1の凹み3に焼きそば2をこれが該本体1の上 面より僅かに盛り上がる状態で詰め込んだのち、冷凍処理した。
【0015】 かくして得た冷凍お好み焼きを、電子レンジで加熱調理する際に、同一の大き さで凹み3なしの場合(中実状態)が約7分前後を要するのに対し、約4分の短 時間で、しかも全体を均一に加熱調理することができた。
【0016】 なお、本考案においては、前記凹み3に仕切りを設けて、例えば異種類の焼き そば2を含む麺類または麺類と具材とを区分けして収納してあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】中央縦断正面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【符号の説明】
1 お好み焼き本体 2 焼きそば 3 凹み 4 底部 5 囲繞部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上表面に、上面が開口する凹み3が形成
    されたお好み焼き本体1と、調味液付きの麺類2とが、
    それぞれ食せるように焼成済みであり、 お好み焼き本体1の凹み3に、麺類2を入れた状態で冷
    凍処理されている冷凍お好み焼き。
  2. 【請求項2】 底部4の外周から囲繞部5が立ち上げら
    れて囲繞部5で囲まれた部位に上面が開口する凹み3が
    形成されたお好み焼き本体1と、ソース付き焼きそば2
    とが、それぞれ食せるように焼成済みであり、 お好み焼き本体1の凹み3に、ソース付き焼きそば2が
    盛り込まれた状態で冷凍処理されている冷凍お好み焼
    き。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170142874A (ko) * 2016-06-17 2017-12-28 테이부루마크 가부시키가이샤 소성식품의 제조방법 및 소성식품의 제조장치

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