JP3069654U - 堆肥小屋の換気装置 - Google Patents

堆肥小屋の換気装置

Info

Publication number
JP3069654U
JP3069654U JP1999009494U JP949499U JP3069654U JP 3069654 U JP3069654 U JP 3069654U JP 1999009494 U JP1999009494 U JP 1999009494U JP 949499 U JP949499 U JP 949499U JP 3069654 U JP3069654 U JP 3069654U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compost
hut
vents
vent
wall member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1999009494U
Other languages
English (en)
Inventor
益人 宮野
Original Assignee
有限会社ニキ製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社ニキ製作所 filed Critical 有限会社ニキ製作所
Priority to JP1999009494U priority Critical patent/JP3069654U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3069654U publication Critical patent/JP3069654U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 堆肥小屋の換気を行うにあたって、施工しや
すいともに低コスト化を図ることができる。 【解決手段】 壁部材の上に屋根部材を載置した状態で
固着し、壁部材の上端縁部に少なくとも2つの通気口を
設けるとともにこれらの通気口は同一平面上に位置して
いない堆肥小屋の換気装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は堆肥小屋の換気装置に関し、堆肥を製造する施設の換気装置として 使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるこの種の換気装置は、図2に示すように、堆肥小屋10の棟部に換 気口90を開け、その上方にに補助屋根91を設置したものであり、この換気口90を 介して、堆肥小屋10内に風を侵入させるとともにアンモニアガスおよび熱気を排 出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の換気装置にあっては、堆肥小屋10の棟部に換気口 90を設けるているとともにその構成部材として別途に補助屋根91及びその支持具 92を要するため、施工に手間がかかるとともにコスト高になりやすいという不都 合を有した。 また、従来の換気装置にあっては、堆肥小屋10の棟部に補助屋根91が突出して いたため、風に対しての強度が必要とされ、この点からも施工に手間がかかると ともにコスト高とならざるを得ないという不都合を有した。 さらに、雨水が堆肥小屋の屋根を伝ってこの換気口90から内部に侵入しやすい という不都合を有した。
【0004】 この考案の課題はこれらの不都合を解消することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために、この考案に係る堆肥小屋の換気装置においては、 壁部材の上に屋根部材を載置した状態で固着した堆肥小屋において、前記壁部材 の上端縁部に少なくとも2つの通気口を設けるとともにこれらの通気口は同一平 面上に位置していないため、片方の通気口から侵入した風は、屋根部材の裏面に 沿って堆肥小屋内を流れながら、堆肥小屋内の上部に充満しているアンモニアガ スおよび熱気を伴って他方の通気口から排出されるものである。
【0006】 なお、前記2つの通気口を向かい合う壁部材にそれぞれ設ければ、堆肥小屋内 における風の流れは向上し、アンモニアガスおよび熱気の排出を効率化させるこ とができる。
【0007】 また、前記通気口の外側にのきを突出させれば、壁部材に降り注ぐ雨が前記通 気口が堆肥小屋内に振り込むのを防止することができる。
【0008】 また、前記一対の通気口の開口面積を相違ならしめれば、堆肥小屋内を流れる 風の流速を調節することができるため、堆肥小屋内におけるアンモニアガスおよ び熱気の滞留の程度を考慮して、流れる風を緩やかにしたり、加速させたりする ことができる。
【0009】 また、前記通気口を壁部材の上端縁部を切り欠くことによって設ければ、通気 口の施工が簡易になるとともに風が層流となって堆肥小屋内に侵入するため、屋 根部材の裏面を滑らかに沿って流れやすく、この結果、屋根部材の裏面の乾燥効 率を向上させ、結露を一層防止することができる。
【0010】
【考案の実施の態様】
図1はこの考案に係る堆肥小屋の換気装置の断面図、図2は図1に相当する従 来例の図である。
【0011】 図1において、10は堆肥小屋、21,22,23はこの堆肥小屋10の壁部材である。こ れらの壁部材21,22,23は柱部材と壁板とからなり、他の壁部材(図示せず)とと もに四角形状に連設されることによって、前記堆肥小屋10の壁を構成している。 なお、図1において、壁部材21と壁部材22と互いに向かいあっているものである 。
【0012】 30は切り妻屋根の屋根部材であり、前記壁部材21,22,23の上端縁に載置された 状態で固定されいる。31,31 は軒であり、前記屋根部材30の先端として前記壁部 材21,22 から外側に突出している。
【0013】 51,52 は通気口であり、前記壁部材21,22 の上端縁部をコ字型に切り欠くこと によって略方形状に形成されている。これらの通気口51,52を介して風を堆肥小 屋10内に侵入させたり排出させたりする。これらの通気口51,52の開口面積を適 宜調節することによって、堆肥小屋10内を流れる風の速さを緩やかにしたり加速 させたりすることができる。なお、通気口51,52 はこの二つに限らず複数であれ ばその数は限定されるものではない。
【0014】 Mは堆肥であり、前記堆肥小屋10内に集積されている。この堆肥Mは発酵中に アンモニアガスおよび熱を発散し、堆肥小屋10内に充満させるものである。
【0015】 このように構成される堆肥小屋の換気装置を機能を説明する。 図1において、通気口51から侵入した風は、屋根部材20の裏面に沿って堆肥小 屋10内を流れながら、堆肥小屋10内の上部に充満しているアンモニアガスおよび 熱気を伴って他方の通気口52から排出されるため、堆肥小屋10内にアンモニアガ スおよび熱気が常時留まることはなく、よって、堆肥の発酵作用は促進されるも のである。また、侵入した風が屋根部材30の裏面に沿って流れながら、屋根部材 の裏面を乾燥し、その結露を防ぐものである。
【0016】
【考案の効果】
この考案に係る堆肥小屋の換気装置は、壁部材の上に屋根部材を載置した状態 で固着した堆肥小屋において、前記壁部材の上端縁部に少なくとも2つの通気口 を設けるとともにこれらの通気口は同一平面上に位置していないため、片方の通 気口から侵入した風は、屋根部材の裏面に沿って堆肥小屋内を流れながら、堆肥 小屋内の上部に充満しているアンモニアガスおよび熱気を伴って他方の通気口か ら排出されるものである。
【0017】 よって、この換気装置を使用すれば別途に構成部材を要せずとも堆肥小屋の換 気を行うことができるため施工しやすくコストの低額化を図ることができる。
【0018】 また、この換気装置にあっては従来と異なり突出している部分がないため、風 に対しての強度を考える必要がなく、この点からも、施工しやすくコストの低額 化を図ることができる。
【0019】 さらに、通気口が棟部に設けられていないため、堆肥小屋の屋根を雨水が伝っ て内部に侵入することはないものである。
【0020】 さらに、侵入した風が屋根部材の裏面に沿って流れるため、屋根部材の裏面は 乾燥しやすくこの結果結露を防ぐこともできる。
【0021】 なお、前記2つの通気口を向かい合う壁部材にそれぞれ設ければ、堆肥小屋内 における風の流れは向上し、アンモニアガスおよび熱気の排出を効率化させるこ とができる。
【0022】 また、前記通気口の外側にのきを突出させれば、壁部材に降り注ぐ雨が前記通 気口が堆肥小屋内に振り込むのを防止することができる。
【0023】 また、前記一対の通気口の開口面積を相違ならしめれば、堆肥小屋内を流れる 風の流速を調節することができるため、堆肥小屋内におけるアンモニアガスおよ び熱気の滞留の程度を考慮して、流れる風を緩やかにしたり、加速させたりする ことができる。
【0024】 また、前記通気口を壁部材の上端縁部を切り欠くことによって設ければ、通気 口の施工が簡易になるとともに風が層流となって堆肥小屋内に侵入するため、屋 根部材の裏面を滑らかに沿って流れやすく、この結果、屋根部材の裏面の乾燥効 率を向上させ、結露を一層防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案に係る堆肥小屋の換気装置の断
面図である。
【図2】図2は図1に相当する従来例の図である。
【符号の説明】
10 … 堆肥小屋 21 … 壁部材 22 … 壁部材 23 … 壁部材 30 … 屋根部材 31 … 軒 51 … 通気口 52 … 通気口

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁部材の上に屋根部材を載置した状態で
    固着した堆肥小屋において、前記壁部材の上端縁部に少
    なくとも2つの通気口を設けるとともにこれらの通気口
    は同一平面上に位置していないことを特徴とする堆肥小
    屋の換気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の堆肥小屋の換気装置におい
    て、前記2つの通気口を向かい合う壁部材にそれぞれ設
    けたことを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1の堆肥小屋の換気装置におい
    て、前記通気口の外側にのきが突出していることを特徴
    とする。
  4. 【請求項4】 請求項1の堆肥小屋の換気装置におい
    て、前記一対の通気口の開口面積を相違ならしめたこと
    を特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項1の堆肥小屋の換気装置におい
    て、前記通気口を壁部材の上端縁部を切り欠くことによ
    って設けたことを特徴とする。
JP1999009494U 1999-12-15 1999-12-15 堆肥小屋の換気装置 Expired - Fee Related JP3069654U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999009494U JP3069654U (ja) 1999-12-15 1999-12-15 堆肥小屋の換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999009494U JP3069654U (ja) 1999-12-15 1999-12-15 堆肥小屋の換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3069654U true JP3069654U (ja) 2000-06-23

Family

ID=43203106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999009494U Expired - Fee Related JP3069654U (ja) 1999-12-15 1999-12-15 堆肥小屋の換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3069654U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10018368B2 (en) Snow proof roof vent
US6437457B2 (en) Airfoil ventilation system for a building and the like
JP3069654U (ja) 堆肥小屋の換気装置
KR102164513B1 (ko) 무동력 친환경 환풍구 구조
JP2518830Y2 (ja) 換気片流れ棟部材
JP2607099Y2 (ja) 室内換気用通風器
HUT60810A (en) Ridge-ventilating device
JP2677319B2 (ja) 吸排ガラリ、これを用いた棟換気構造、小屋裏構造及び建物構造
JP4109980B2 (ja) 棟換気装置及び該装置を用いた棟換気構造
JP3552636B2 (ja) 小屋裏換気構造
JP2000088305A (ja) 換気構造
JPS5844745Y2 (ja) 屋根の自然換気装置
JP2000145064A (ja) 笠木構造と建物の換気構造
JPS6329776Y2 (ja)
JPS6244259Y2 (ja)
JPH0562627U (ja) 太陽熱利用建築物
JPS645709Y2 (ja)
JP2561745Y2 (ja) 軒裏の換気構造
JPH0749292Y2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JPH0755226Y2 (ja) 建物屋根の換気構造
US20060205338A1 (en) Attic corner ventilation system
JPS5925125B2 (ja) 住宅建物の屋根構造
JP3081923U (ja) 換気口付き見切縁
JPS6139783Y2 (ja)
JPH0421955Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees