JP3068990U - 携帯型リ―ル装置 - Google Patents

携帯型リ―ル装置

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JP3068990U
JP3068990U JP1999008733U JP873399U JP3068990U JP 3068990 U JP3068990 U JP 3068990U JP 1999008733 U JP1999008733 U JP 1999008733U JP 873399 U JP873399 U JP 873399U JP 3068990 U JP3068990 U JP 3068990U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引伸し長さを増加し引き戻し弾性を増強し紐
の摩損を減少する携帯型リール装置の提供。 【解決手段】 対応する上蓋と下蓋が嵌合されてケース
が形成され、該ケースの内部に雄形嵌合部品と雌形嵌合
部品を組み合わせてなるリールが設置されて該リールに
渦巻きバネと紐が組み合わされ、紐の一端がケースより
露出し並びに操作手段に連接され、上記下蓋の背面にク
リップが組み付けられ、上記上蓋の内側にほぼ同じ形状
で直径がやや小さく周壁の幅が広い内蓋が嵌め込まれ、
該上蓋と内蓋を組み合わせた後に内蓋周壁突出端が形成
されて下蓋と緊密に接合され、一つのリベットが下蓋、
リール及び内蓋に設けられた孔を通過して該リベットの
一端が該内蓋にかしめ結合され、上蓋の平面である側表
面に装飾片孔が開けられたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の携帯型リール装置に係り、特に、その輪面により密接に装飾片 を組み付けられると共により多くの変化造形を以て装飾可能で、且つ内部のリー ルの容積が大きく、リール装置全体として、各方向より内部のコードを引き出す のに且つコード端部を弾性回復力を利用し正確に位置決めすることができる、携 帯型リール装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
本考案のリール装置は特に腰部に掛けて携帯するのに適し、巻尺或いは引き伸 ばして使用可能なキーホルダ、或いはペット散歩用の伸縮式リード装置に運用さ れうる。このような携帯型リール装置は、通常、内部の中心に渦巻きバネが套設 され、巻取りバネの外周に紐或いは規身が組み合わされて、紐或いは規身を引っ 張ることにより引き出すことができ、並びに使用後に引っ張り力を釈放すること により内部の引っ張りバネが紐を内部に巻回する。
【0003】 図1はこのような周知のリール装置の分解構造を示す。図1のリール装置のケ ースは上蓋11と下蓋12で組成され、軸環13、両側のサイドカバー14、1 5で組成されたリールを具え、軸環13の内部に渦巻きバネ16が設けられ、以 上の部品が一つの中心軸17で串接され組み合わされている。
【0004】 このような周知のリール装置の構造において、紐と渦巻きバネを巻くリールは 、両側のサイドカバー14、15とそのうちの軸環13で組成され、これらサイ ドカバー14、15の軸環13の直径に対応する位置に複数の、間隔を開け対称 に設置された接合孔141、151が設けられ、軸環13の両側よりそれぞれ対 応する挿入片131、132が延伸され、そのうちの一つの挿入片131がその うちの一つのサイドカバー14の接合孔141に挿入され、別側の挿入片132 がもう一つのサイドカバー15の接合孔151に挿入され、その後にこれら挿入 片131、132が折り曲げられ位置決めされて必要なリールが組成され、両側 のサイドカバー14、15と軸環13の内部133に渦巻きバネ16が収容され 、軸環13の外周面134に必要な長さの紐(図示せず)が収容される。このよ うな周知のリール装置のリール構造の欠点は、その軸環13に、サイドカバー1 4、15に合わせて内縮位置に設けられた径方向の接合孔141、151に接合 加工を行うことにより内部133空間を縮小する必要があり、このため、比較的 大きな巻数と巻径の渦巻きバネ16を使用することができず、このためその弾性 回復力が比較的小さいことにある。また、軸環13の適宜長さの挿入片131、 132に対して両側のサイドカバー14、15を組み付けなければならないため 、紐を放置する外周面134の横幅が減少し、長い紐を巻くことができず、その 引伸し距離を増すことが難しかった。
【0005】 さらに、上蓋11に中央孔111を打ち抜き、中心軸17の端部171をかし め接合する必要があり、またこの中央孔111の外周にプレスで凹面区112を 設けて上蓋11の外表面に装飾片(図示せず)を取り付ける必要があった。この 装飾片を取り付ける上記凹面区112はかしめ接合した部分を遮蔽するほか、外 観のよいリール装置の上蓋の外表面を形成する。ただしこの上蓋11の外表面1 13にプレスで設けた凹面区112は外表面113よりある厚さを以て凹むため 、二つの明らかな欠点をもたらした。その一つは、この凹面区112を形成する 型は内周辺114を円弧状に形成できるものでなくてはならず、もし直角に形成 されてしまうと、この部分を切り落としてしまう恐れがあり、このように円弧状 の内周辺114を具えた凹面区112は装飾辺接合時に往々にして隙間を発生し 、装飾片を取り付けた後にその外表が平坦でなくなり外観が悪くなることである 。もう一つの欠点は、装飾片を接合した凹面区112に変化造形を望む場合に、 その型にかかる費用が高すぎ、不経済であることである。
【0006】 また、図2に示されるように、周知のリール装置本体10の一側表面には中心 軸17の端部171と固定式或いは活動式に接合されるクリップ18を設置可能 で、このクリップ18は挟持口181を具えている。そして外部に露出した制御 手段19が内部の紐101の一端を位置決めする。クリップ18には挟持口18 1よりズボン等のベルトが圧入され、もしクリップ18が固定式結合とされた場 合、操作手段19を使用して単一方向にしか内部の縄101を引き出すことがで きないが、活動式に連接されたクリップ18を使用したなら、操作手段19を使 用して活動式連接点を中心として全周方向に引伸しが行える。しかし、その活動 の中心はリベットとされるため、動作は順調でなく、引っ張り時にひっかかりが 発生しやすかった。
【0007】 その紐101と操作手段19の連接構造は、紐101がリール装置貫通孔(図 示せず)に対して非垂直方向に傾いて引き出され、紐101が中央孔191の摩 擦を受けて摩損し、そのために切断されてしまうことさえあることがその欠点の 一つであった。さらに、引っ張り力が解除された後、紐全体がリール装置内部の 弾性手段により巻回されるが、このような周知の紐の末端と操作手段との連接構 造は操作手段19を正確に自動的にもとの位置に戻すことができず、歪みやねじ れの現象を形成するため望ましくなかった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、一種の携帯型リール装置を提供することにあり、それは、リ ール装置の上蓋に一つの内蓋が組み合わされ、内蓋のやや突出する外周部分が下 蓋と組み合わされ、上蓋と下蓋の間に一つのリールが設置され、該リールが一つ の雄形嵌合部品とこれに対応する一つの雌形嵌合部品で組成され、そのうち雄形 嵌合部品の側周片に適宜直径の連接管が形成され、雌形嵌合部品が雄形嵌合部品 の側周片に対応し嵌合する側周片と上述の連接管と嵌合する嵌合管部を具え、両 者が嵌合される時に、連接管内部と二つの側周片の間に比較的大きな渦巻きバネ と紐の巻取り空間が形成され、携帯型リール装置全体の巻取り弾力と紐の引伸し 使用長さが増加されているものとする。
【0009】 本考案のもう一つの目的は、一種のリール装置の改良構造を提供することにあ り、それは、その上蓋の底平面に直接パンチプレスで装飾片孔が設けられ、装飾 片との組合せがより密接に行われ、装飾片接合時の無粋な案内角の部分を有さな いものとする。
【0010】 本考案のさらにもう一つの目的は、上述の上蓋の底平面に設ける装飾片孔とそ れに組み合わされる装飾片により、経済的な方式で各種の異なる造形変化を形成 できるようにすることにある。
【0011】 本考案のまた別の目的は、上蓋と組み合わされる内蓋と上蓋との間に装飾層を 設けることにより装飾片を設置せずとも外表面に装飾面を形成できるようにする ことにある。
【0012】 本考案はまた、携帯型リール装置において、クリップの接合片体部に貫通孔を 具えた凸環を設け、該凸環を、リール本体側表面の対応する凹所中に嵌合し、さ らに一つのボルトを貫通孔を通して本体の対応部品にねじ込み、リール本体とク リップを、該ボルトのシャンクを動作中心として全周回転可能とし、紐の端部に 予め一つの球体を連接し、該球体を操作手段の上面の中央孔に組み付けて受力部 分とし、以上によりクリップと本体の組合せを全周相対回転運動可能とし、且つ 操作手段で任意の方向に紐を引き出せ、また、該操作手段を、紐が摩損防止され た状態において、正確にもとの位置に回復させることを特徴とする携帯型リール 装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、対応する上蓋と下蓋が嵌合されてケースが形成され、該ケ ースの内部に雄形嵌合部品と雌形嵌合部品を組み合わせてなるリールが設置され て該リールに渦巻きバネと紐が組み合わされ、紐の一端がケースより露出し並び に操作手段に連接され、上記下蓋の背面にクリップが組み付けられ、上記上蓋の 内側にほぼ同じ形状で直径がやや小さく周壁の幅が広い内蓋が嵌め込まれ、該上 蓋と内蓋を組み合わせた後に内蓋周壁突出端が形成されて下蓋と緊密に接合され 、一つのリベットが下蓋、リール及び内蓋に設けられた孔を通過して該リベット の一端が該内蓋にかしめ結合され、上蓋の平面である側表面に装飾片孔が開けら れたことを特徴とする、携帯型リール装置としている。 請求項2の考案は、前記上蓋の側表面の装飾片孔が各種の異なる造形に形成可 能とされたことを特徴とする、請求項1に記載の携帯型リール装置としている。 請求項3の考案は、前記上蓋と内蓋の間に一つの装飾層が介装されて該装飾層 が装飾片孔より外部に露出することを特徴とする、請求項1に記載の携帯型リー ル装置としている。 請求項4の考案は、前記雄形嵌合部品に側周片が設けられ、並びにこの側周片 の内側が適宜大きさの中空の連接管とされて該連接管内に収容空間が形成され、 雌形嵌合部品に雄形嵌合部品に対応する側周片と雄形嵌合部品の連接管と緊密に 接合される嵌合管が設けられ、両者が組み合わされて雄形嵌合部品の収容空間に 渦巻きバネが収容され、雌形嵌合部品の外周に紐が巻かれたことを特徴とする、 請求項1に記載の携帯型リール装置としている。 請求項6の考案は、前記下蓋の側表面のクリップに貫通孔を有する凸環が設け られ、ケースの側表面の対応位置に該凸環と嵌合される凹所が設けられ、一つの 連結手段が該クリップの貫通孔を貫通して内部の対応する巻き軸にねじ込まれ、 前記操作手段に上面孔が設けられ、一つの球体が該操作手段の内部に置き入れら れて操作手段の上面孔の内面に突き当たり、並びに球体の一部が外部に露出し、 ケース内部の紐が該操作部品を位置決めする円筒部の孔と操作手段の上面孔、球 体の貫通孔に通されて紐の末端が球体の別面において結ばれたことを特徴とする 、請求項1に記載の携帯型リール装置としている。 請求項7の考案は、前記連結手段のシャンクとヘッドの連接部分に適宜直径と 厚さを有する頸部が設けられて、該頸部がクリップの凸環の貫通孔に組み合わさ れることを特徴とする、請求項6に記載の携帯型リール装置としている。 請求項8の考案は、前記頸部が連結手段に一体に形成されたことを特徴とする 、請求項7に記載の携帯型リール装置としている。 請求項9の考案は、前記頸部が連結手段に套設されたリングとされたことを特 徴とする、請求項7に記載の携帯型リール装置としている。 請求項10の考案は、前記連結手段がリベットとされ該リベットのヘッドとの 連接部分に適宜直径と厚さを有する頸部が設けられて、該頸部がクリップの凸環 の貫通孔に組み合わされることを特徴とする、請求項6に記載の携帯型リール装 置としている。 請求項11の考案は、前記頸部が連結手段に一体に形成されたことを特徴とす る、請求項10に記載の携帯型リール装置としている。 請求項12の考案は、前記頸部が連結手段に套設されたリングとされたことを 特徴とする、請求項10に記載の携帯型リール装置としている。
【0014】
【考案の実施の形態】
図3に示されるように、本考案のリール装置のケースは、上蓋20と下蓋30 を嵌合させてなり、両者の外周に沿った適宜位置に縄に連接し露出する操作手段 21が設けられ、上蓋20の外表面に装飾片40が設けられ、下蓋30の背面に 一つのクリップ39が組付けられている。
【0015】 図4に示されるように、上記ケースの内部に雄形嵌合部品50と雌形嵌合部品 60で組成されたリールが設けられ、該雄形嵌合部品50に側周片51が設けら れ、該側周片51の内側に適宜直径の中空の連接管52が形成されて、収容空間 53が形成され、並びに底面に一つの中央孔54が設けられている。雌形嵌合部 品60は雄形嵌合部品50と対向する側周片61と、連接管52と緊密に結合さ れる嵌合管62を具え、雄形嵌合部品50と雌形嵌合部品60が相互に組み合わ されて、雄形嵌合部品50の収容空間中に渦巻きバネ70が置き入れられ、並び に雌形嵌合部品60の外周に紐71が巻かれる(図5参照)。
【0016】 上蓋20はその側表面210に必要な装飾片孔22を有し、且つ上蓋20と同 状で但し直径がやや小さい内蓋80が上蓋20内に嵌合され、内蓋80と上蓋2 0嵌合後にやや突出する内蓋周壁突出端が形成され、上蓋20と等直径の下蓋3 0が該内蓋周壁突出端の外周に套設されている。
【0017】 図4、5を参照されたい。適宜直径を具えたリベット25が下蓋30の中心孔 31、雄形嵌合部品50と雌形嵌合部品60で組成されたリール、内蓋80の中 央孔に通されて全ての部品が串接結合される。このリベット25の一端27は内 蓋80の中央孔の周辺の凹面区82にかしめ結合されて内蓋平面との該一端27 が平らに揃えられる。リベット25の別端29にはもう一つのリベット35が組 み合わされ、下蓋30の中心孔31の外周凹面区32にクリップ39が活動可能 に介装され該もう一つのリベット35がかしめ接合され、リール装置全体を腰の ベルトに掛ける時に、より大きな回転角度を以て内部の紐を引き出し可能とされ ている。リベット25で串接する時には、雄形嵌合部品50の収容空間53中の 渦巻きバネ70の一端がリベット25に固定され、別端が雄形嵌合部品50の連 接管52の内表面に固定される(図6参照)。雌形嵌合部品60の嵌合管62の 外周面に紐71が巻かれる。内蓋80と緊密に套設されて一体とされた上蓋20 の装飾片孔22に装飾片40が取り付けられる。
【0018】 本考案は上蓋20の側表面210に直接必要な装飾片孔22が設けられるため 、あきらかに、円弧凹面を設けて装飾片を接合する必要がなく、無粋で平坦でな い円弧案内角の溝を形成しないという優れた点を有している。また、直接平面式 の側表面210に装飾片孔22が開けられるため、この装飾片孔22を経済的な 型を使用して異なる造形となすことができ、リール装置の底表面に各種の異なる 装飾変化を形成できる。図7に示される実施例では、動物パターンの装飾片孔2 2が設けられ、同じ形状の装飾片が嵌合並びに接着される。さらに理想的には、 図7に示されるように、装飾片孔22に装飾片を設けず、緊密に嵌合する上蓋2 0と内蓋80との間に一つの軟性材料で形成された装飾層90が介装されこれに より上蓋20と内蓋80を緊密に組み合わせる時に、該装飾層90が図8に示さ れるように必要な外表装飾パターンを現出するようにする。
【0019】 さらに、内部のリールは雄形嵌合部品50と雌形嵌合部品60を嵌合してなり 、従来の側向に延伸された連接用の挿入片を必要とせず、これにより雄形嵌合部 品50と雌形嵌合部品60の側周片51、61の間隔距離が広がり、渦巻きバネ 70と紐71を収容する空間が増大し、リールの使用後の巻取りの弾性回復力を 増強し、紐の引き伸ばし長さと測量長さを増加している。
【0020】 図9、10に示される実施例では、携帯型リール装置のケースが上蓋200と 下蓋300を嵌合してなる円盤状とされ、下蓋300の側表面301にクリップ 390が組み合わされ、ケースの外環周の適宜位置にもう一種類の形式の操作手 段900が設けられている。上述のクリップ390と操作手段900は前述の内 部構造を具えたリール装置に設けられる。
【0021】 図10、11に示されるように、クリップ390は一つの接合片体部391と 挟持口392を具えた挟持部393で組成され、該接合片体部391に適宜直径 の凸環394が設けられ、並びに凸環394に貫通孔395が設けられている。 該クリップ390を組み合わせるケースの側表面301の中央位置に凹所302 が設けられ、この凹所302の直径が上述の凸環394の直径よりやや大きく、 且つその中心位置に内部巻軸孔303が設けられている。クリップ390の凸環 394が凹所302内に嵌合され、並びに一つのボルト500或いはリベット等 の連結手段がクリップの貫通孔395を通りさらに巻き軸孔303にねじ込まれ る。ボルト500のシャンクとヘッド501の連接部分に貫通孔395よりやや 小さい頸部502が設けられ、該頸部502がボルト500がネジ込まれ、位置 決めされた後に、クリップ390を活動可能に保持する。この頸部502は図示 された実施例では連体製造されているが、シャンクとヘッドの連接部分に套設さ れた適宜厚さのリングとされうる。
【0022】 上述のボルト500による螺接方式により、クリップ390とケースが活動式 に組み合わされ、クリップ390が物品に掛けられた後に、リール装置の本体が 全周回転可能とされ、またボルト500のヘッド501は組合せ後に、埋め込み 方式で凸環394に形成された別側表面の凹孔中に位置決めされる。
【0023】 図11に示されるように、ケースの外環周に紐孔305を具えた円筒部304 が設けられ、ケース内部の紐306が該紐孔305より引き出され或いは内部に 巻回される。操作手段900は中空円錐体状とされ、下開放面901と上平面9 02を具え、並びに該上平面902に孔903が設けられている。この操作手段 900の中空内部に直径が上面孔903より大きい球体700が置き入れられ、 該球体700に貫通孔701が設けられている。
【0024】 紐306は操作手段900の上面孔903と球体700の貫通孔701に通さ れた後に端部の結び目307で球体700の別端に位置決めされる。紐306が ケース内部に設けられた弾性手段の弾性回復力によりケース内に引き込まれると 、球体700が操作手段900の上面孔903に突き当たる。そして、操作手段 900が外向きに引っ張られる時、紐306の端部受力が球体700と制御手段 900の上面孔に発生し、紐306が摩擦により摩損するのを防止する。また、 球体700が位置決めされた時、その球体の一部は上面孔903より露出し、引 っ張り力を解除すると、操作手段900が球体700を伴い弾性回復力を受けて 円筒部304の貫通孔305に向けて速やかに引っ張られ、上述の一部露出した 球体がこれにより貫通孔305の出口部分に引っ張られ、操作手段900全体が 正確に元の位置に戻る。
【0025】 図12に示されるように、本考案のリール装置を腰のベルトに掛けた後、リー ル装置本体は順調に全周回転可能であり、各種の異なる方向から操作手段90を 握って内部の紐を引き出すのに便利であり、使用上相当に便利である。また紐を どの方向から引き出しても摩擦により磨耗することがなく、また引っ張り力解除 後に操作手段が正確にもとの位置に回復する。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、渦巻きバネと紐の巻取り空間を増加するほか、その外部の装飾片が 平らで美しく円弧案内角のない方式で接合され、且つ経済的な方式で各種の異な る装飾片パターンを形成でき、また装飾片を設けないで外表面に装飾層を露出さ せて装飾を行うこともできる。そして、リール装置本体を全周回転させて内部の 紐を引き出すことができ、且つ紐の端部が引っ張り力解除後に正確に復位し、並 びに紐の摩損や切断を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の携帯型リール装置の分解斜視図である。
【図2】周知の携帯型リール装置にクリップと操作手段
を設けた斜視図である。
【図3】本考案の実施例の斜視図である。
【図4】図3の主要部品分解図である。
【図5】図3の横断面図である。
【図6】図3の縦断面図である。
【図7】本考案のもう一つの実施例の上蓋と内蓋及び装
飾層の分解斜視図である。
【図8】図7の組合せ完成後のリール装置の斜視図であ
る。
【図9】本考案のもう一つの、クリップと操作手段を設
けた実施例の斜視図である。
【図10】図9の断面図である。
【図11】図9の分解斜視図である。
【図12】本考案の使用状態表示図である。
【符号の説明】
20 上蓋 30 下蓋 21 操
作手段 40 装飾片 39 クリップ 50 雄形嵌合部品 60 雌形嵌合部品 51、61 側周片 52 連接管 53 収容空間 54 中央孔 62 嵌合管 70 渦巻きバネ 71 紐 210 側表面 22 装飾片孔 80 内蓋 81 側表面 25 リベット 82 凹面区 27 一端 29 別端 35 リベット 32 凹面区 200 上蓋 300 下蓋 301 側表面 390 クリップ 900 操作手段 391 接合片体部 392 挟持口 394 凸環 395 貫通孔 302 凹所 500 ボルト 303 巻き軸孔 501 ヘッド 502 頸部 305 紐孔 304 円筒部 306 紐 901 下開放面 902 上平面 903 孔 700 球体 701

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対応する上蓋と下蓋が嵌合されてケース
    が形成され、該ケースの内部に雄形嵌合部品と雌形嵌合
    部品を組み合わせてなるリールが設置されて該リールに
    渦巻きバネと紐が組み合わされ、紐の一端がケースより
    露出し並びに操作手段に連接され、上記下蓋の背面にク
    リップが組み付けられ、上記上蓋の内側にほぼ同じ形状
    で直径がやや小さく周壁の幅が広い内蓋が嵌め込まれ、
    該上蓋と内蓋を組み合わせた後に内蓋周壁突出端が形成
    されて下蓋と緊密に接合され、一つのリベットが下蓋、
    リール及び内蓋に設けられた孔を通過して該リベットの
    一端が該内蓋にかしめ結合され、上蓋の平面である側表
    面に装飾片孔が開けられたことを特徴とする、携帯型リ
    ール装置。
  2. 【請求項2】 前記上蓋の側表面の装飾片孔が各種の異
    なる造形に形成可能とされたことを特徴とする、請求項
    1に記載の携帯型リール装置。
  3. 【請求項3】 前記上蓋と内蓋の間に一つの装飾層が介
    装されて該装飾層が装飾片孔より外部に露出することを
    特徴とする、請求項1に記載の携帯型リール装置。
  4. 【請求項4】 前記雄形嵌合部品に側周片が設けられ、
    並びにこの側周片の内側が適宜大きさの中空の連接管と
    されて該連接管内に収容空間が形成され、雌形嵌合部品
    に雄形嵌合部品に対応する側周片と雄形嵌合部品の連接
    管と緊密に接合される嵌合管が設けられ、両者が組み合
    わされて雄形嵌合部品の収容空間に渦巻きバネが収容さ
    れ、雌形嵌合部品の外周に紐が巻かれたことを特徴とす
    る、請求項1に記載の携帯型リール装置。
  5. 【請求項5】 前記下蓋の側表面のクリップに貫通孔を
    有する凸環が設けられ、ケースの側表面の対応位置に該
    凸環と嵌合される凹所が設けられ、一つの連結手段が該
    クリップの貫通孔を貫通して内部の対応する巻き軸にね
    じ込まれ、前記操作手段に上面孔が設けられ、一つの球
    体が該操作手段の内部に置き入れられて操作手段の上面
    孔の内面に突き当たり、並びに球体の一部が外部に露出
    し、ケース内部の紐が該操作部品を位置決めする円筒部
    の孔と操作手段の上面孔、球体の貫通孔に通されて紐の
    末端が球体の別面において結ばれたことを特徴とする、
    請求項1に記載の携帯型リール装置。
  6. 【請求項6】 前記連結手段のシャンクとヘッドの連接
    部分に適宜直径と厚さを有する頸部が設けられて、該頸
    部がクリップの凸環の貫通孔に組み合わされることを特
    徴とする、請求項6に記載の携帯型リール装置。
  7. 【請求項7】 前記頸部が連結手段に一体に形成された
    ことを特徴とする、請求項7に記載の携帯型リール装
    置。
  8. 【請求項8】 前記頸部が連結手段に套設されたリング
    とされたことを特徴とする、請求項7に記載の携帯型リ
    ール装置。
  9. 【請求項9】 前記連結手段がリベットとされ該リベッ
    トのヘッドとの連接部分に適宜直径と厚さを有する頸部
    が設けられて、該頸部がクリップの凸環の貫通孔に組み
    合わされることを特徴とする、請求項6に記載の携帯型
    リール装置。
  10. 【請求項10】 前記頸部が連結手段に一体に形成され
    たことを特徴とする、請求項10に記載の携帯型リール
    装置。
  11. 【請求項11】 前記頸部が連結手段に套設されたリン
    グとされたことを特徴とする、請求項10に記載の携帯
    型リール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161290A (ja) * 2005-04-22 2011-08-25 Evangelia Parlionas 格納式アプリケータ・システム
JP2017006577A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 株式会社アナリティックウェア 複合物体、および複合物体の製造方向

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