JP3068625U - 書庫の扉開閉装置 - Google Patents

書庫の扉開閉装置

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JP3068625U
JP3068625U JP1999009213U JP921399U JP3068625U JP 3068625 U JP3068625 U JP 3068625U JP 1999009213 U JP1999009213 U JP 1999009213U JP 921399 U JP921399 U JP 921399U JP 3068625 U JP3068625 U JP 3068625U
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door
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partition plate
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JP1999009213U
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Inventor
拓司 千葉
茂市 蓮見
繁夫 蓮見
Original Assignee
有限会社東京フアイル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡易化して部品点数を軽減し、扉の組
付けが容易にできるようにすると同時に、扉の開閉と格
納動作が円滑にできるようにする。 【解決手段】 左右方向へ90度観音開き状に開いた扉
12を書庫本体11の左右両側板11aと中仕切り板1
3との間にそれぞれ押し込むことができる書庫であっ
て、中仕切り板13上には、該中仕切り板13の前縁1
3aに延びる状態で、側板11aとの対向面側に両先端
部が上下方向に折り曲がっている横向きコの字状断面形
状の一対の平行した支持レール14が水平に固設され、
一方、扉12の後縁12a側には蝶番16を用いて支持
板17が連設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は観音開き状に開いた扉を書庫本体の側板に沿って格納できる書庫の扉 開閉装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図6に示すように、左右方向へ90度観音開き状に開いた扉2を書庫 本体1の左右両側板1aと中仕切り板3との間に押し込んで格納することができ る従来の書庫の扉開閉装置は、書庫本体1の中仕切り板3と左右の扉2がそれぞ れ該両部材間に設けられている上下一対の平行運動機構体(俗にタスキ機構体と もいう)4を介して連結されており、書庫本体1の前面部側の天框5と底框6に は左右両側にそれぞれ支持金具7が回転可能に取付けられており、上下に位置し ている支持金具7には扉2を上下方向に貫通して設けられている案内棒8の直角 に曲がった上下の折り曲がり部8aがそれぞれ挿着されている。
【0003】 また、図示省略したが、扉2の上下両縁辺2a,2bの奥部側に突設された案 内突起がそれぞれ書庫本体1側の上下部に設けられている案内溝に緩入している 。そして、扉2の開閉動作に支障を与えないように平行運動機構体4の構成部材 である各各のリンクと扉2とは90度の相対的回動が可能であるように連繋され ている。ここで平行運動機構体とは、相対的に平行移動する移動部材にそれぞれ 溝を穿設し、中央にて交叉する同長の一対のリンクの一端をそれぞれ上記両移動 部材に枢着し、他端をそれぞれ上記溝内に滑らす機構のことであって、扉2はこ の機構により中仕切り板3に沿って前進後退ができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の扉開閉装置は、書庫本体と扉とのすき間合わせには4か所に設けら れている支持金具と案内棒との固定状態を調整する必要があって、非常に手間が かかってしまい、作業にはかなりの熟練を必要としていた。また、書庫本体側と 扉とは平行運動機構体を介して連繋されているため、それらの組付け作業にも手 間が多くかかるという問題があった。そして、平行運動機構体を始めとして書庫 の製作に必要な部品点数が多く、コストアップになることは避けられないという 問題もある。
【0005】 加えて、支持金具と案内棒の存在により書庫内前面部分の使用が制約を受け、 書庫の有効内寸法がその分だけ狭くなってしまい、書庫の機能面からも問題があ った。本考案はかかる諸問題を解決したものであって、その目的は平行運動機構 体や案内棒等を不要として構造を簡易化し、扉を支持レールとコロを用いたスラ イダー手段により移動させるようにして扉の支持状態を安定させ、その開閉と格 納動作が円滑に行ない得られることは勿論のこと、書庫の有効内寸法が広くなっ て使い勝手が向上し、かつ書庫の製作に大幅なコストダウンが達成できるように 改良した書庫の扉開閉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とする書庫の扉開閉装置は、左右方 向へ90度観音開き状に開いた扉を書庫本体の左右両側板と中仕切り板との間に それぞれ格納できるようにした書庫であって、中仕切り板上には、該中仕切り板 の前縁に延びる状態で、側板との対向面側に両先端部が上下方向に折り曲がって いる横向きコの字状断面形状の一対の平行した支持レールが水平に固設され、一 方、扉の後縁側には蝶番を用いて支持板が連設されていて、この支持板には前記 両支持レールにそれぞれ挿入されて転動する扉支持用のコロが取り付けられてい る構成である。
【0007】 そして、書庫本体の前面部側の天框と底框上には中仕切り板の前縁近くに位置 させてそれぞれ突起が突設されていることが、前進後退する扉が蝶番により中仕 切り板側へ曲がる不具合を防止する上に望ましく、また、書庫本体の前面部側の 底框には、扉が前進後退する通路上に臨んで、該底框上に一部を露出させるよう にして転動子が転動可能に設けられているのが、動作時に摩擦を軽減して扉を円 滑に前進後退させる上に好ましい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を図1〜図5を参照しながら説明する。11は9 0度観音開き状に開閉できる扉12,12が取り付けられている書庫本体であり 、この書庫本体11の左右両側壁部分は従来のこの種の書庫と同様に扉12を押 し込むことができる空間aを形成した2重壁構造とされ、11aはその側板、1 3はその中仕切り板である。中仕切り板13上には、該中仕切り板13の前縁1 3aに延びる状態で、側板11aとの対向面側に両先端部が上下方向に折り曲が っている横向きコの字状断面形状の一対の平行した支持レール14,14が水平 に固設されており、両支持レール14の前端部分には、例えばボルトとナットに よるストッパー(図5を参照)15が設けられている。
【0009】 一方、扉12の後縁12a側に蝶番16を用いて支持板17が連設され、この 支持板17には前記両支持レール14にそれぞれ挿入されて転動する扉支持用の コロ18が取り付けられている。コロ18は少なくとも下側の支持レール14に は2個設けられているのが扉2を安定させて移動させる上に好ましい。扉12の 書庫本体11からの突出位置はコロ18が前記ストッパー15に当接することで 規制され、扉12はその停止位置で蝶番16により直角に回動できるため、後述 するように閉動作が可能となる。
【0010】 書庫本体11の前面部側の天框11bと底框11c上には中仕切り板13の前 縁13a近くに位置させてそれぞれ突起(例えば、短円筒状のもの)19が突設 されており、この両突起19の存在で前進後退する扉12は蝶番16により中仕 切り板13側へ曲がる不具合を解消できる。また、突起19は、閉じられている 扉12が蝶番16側を押圧されて不当に開放される不具合を防止する部材として も機能している。
【0011】 更に、底框11cには、扉2が前進後退する通路上に臨んで、該底框11c上 に一部を露出(2mm程度)させるようにして転動子(直径が11mmのクロー ムメッキされた鋼球)21が転動可能に設けられており、この転動子21の存在 で扉12は前進後退時の摩擦を軽減できる。22は転動子21の支持枠体である 。
【0012】 以上の構成によれば、図1の書庫本体11から引き出された扉12(図上左側 の扉)は、蝶番16の部分で中仕切り板13から折り曲がることができて、図上 右側の扉12のように閉じることができるる。また、逆に閉じられている左右両 扉12を蝶番16によって観音開き状に90度開けば、扉12をそのまま書庫本 体11の側板11aと中仕切り板13との間に押し込み、これを格納することが できる。この場合、前進後退時の扉12は上述したように蝶番16から曲がるこ とが阻止され、ガタ付く不具合も解消されるため、中仕切り板13との接触は完 全に防止できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上記の如くであって、扉は基本的には平行した一対の支持レール、扉 に蝶番着されている支持板のコロ及び案内突起のみによって開閉格納操作が容易 確実にできることは勿論、書庫の有効内寸法も広くできて使い勝手は著しく向上 する。また、本考案装置に必要な部品点数は先に述べた従来装置と比較して著し く軽減され、それらの組付けは熟練を必要としないで容易にできる作業上の利点 もあって、大幅なコストダウンが可能であることと相俟って、その実用的価値は 極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示すもので、片側の扉が
開かれている斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】扉とその支持レールの関連構成部を一部切り欠
いて示す斜視図である。
【図4】図1に示すものから扉を取り除いた下側要部の
斜視図である。
【図5】図1に示すものから扉を取り除いた上側要部の
斜視図である。
【図6】従来の書庫の扉開閉装置を示すもので、左右の
扉が開かれている斜視図である。
【符号の説明】
11は書庫本体 11aは側板 11bは天框 11cは底框 12は扉 12aは後縁 13は中仕切り板 13aは前縁 14は支持レール 16は蝶番 17は支持板 18はコロ 19は突起 21は転動子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向へ90度観音開き状に開いた扉
    を書庫本体の左右両側板と中仕切り板との間にそれぞれ
    押し込むことができる書庫であって、中仕切り板上に
    は、該中仕切り板の前縁に延びる状態で、側板との対向
    面側に両先端部が上下方向に折り曲がっている横向きコ
    の字状断面形状の一対の平行した支持レールが水平に固
    設され、一方、扉の後縁側には蝶番を用いて支持板が連
    設されていて、この支持板には前記両支持レールにそれ
    ぞれ挿入されて転動する扉支持用のコロが取り付けられ
    ていることを特徴とする書庫の扉開閉装置。
  2. 【請求項2】 書庫本体の前面部側の天框と底框上には
    中仕切り板の前縁近くに位置させてそれぞれ突起が突設
    され、また、書庫本体の前面部側の底框には、扉が前進
    後退する通路上に臨んで、該底框上に一部を露出させる
    ようにして転動子が転動可能に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の書庫の扉開閉装置。
JP1999009213U 1999-10-29 1999-10-29 書庫の扉開閉装置 Expired - Lifetime JP3068625U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023506316A (ja) * 2019-12-19 2023-02-15 ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー 可動の家具部分用のガイドアセンブリを組み付ける方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023506316A (ja) * 2019-12-19 2023-02-15 ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー 可動の家具部分用のガイドアセンブリを組み付ける方法
JP7479476B2 (ja) 2019-12-19 2024-05-08 ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー 可動の家具部分用のガイドアセンブリを組み付ける方法

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