JP3068461U - 樹脂成形キャビネット - Google Patents

樹脂成形キャビネット

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JP3068461U JP1999008089U JP808999U JP3068461U JP 3068461 U JP3068461 U JP 3068461U JP 1999008089 U JP1999008089 U JP 1999008089U JP 808999 U JP808999 U JP 808999U JP 3068461 U JP3068461 U JP 3068461U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板の幅を変更するためには筐体を
新たに作り直して対向するリブの距離を大きくしたり、
上記所定の幅に適合するプリント基板と別のプリント基
板との2つの基板を構成したりする必要があった。 【解決手段】 筐体内で第一のガイド部材対で所定幅の
基板を支持可能に構成しつつも、これら第一のガイド部
材の内側に同第一のガイド部材より短い第二のガイド部
材を構成して、第一のガイド部材の少なくとも一方と第
二のガイド部材とで基板を支持可能にする。従って、筐
体内で種々の幅を有する基板を支持することができ、同
筐体を汎用的に使用することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、筐体内の所定位置に基板を配設するための樹脂成形キャビネットに 関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン装置等の筐体は通常樹脂成形品にかかるキャビネットで構成され 、当該テレビジョン装置の電気回路はプリント基板上にてプリント配線され、当 該プリント基板は当該キャビネットで構成される筐体内に配設される。従来、キ ャビネット内にプリント基板を配設するためには、当該筐体内の所定位置にプリ ント基板の幅方向両端を上下から支持するレールを設け、同プリント基板の両端 をレールに挿入してガイドさせつつ所定の位置に配設していた。
【0003】 一方、実開平3−113872号公報に開示された技術においては、筐体内に プリント基板の幅方向両端を上下から支持するレールを設け、さらにこのレール の奥方を弾性部材によって回動可能に構成し、通常は当該奥方になるにつれ同リ ールの上下間隔が狭まるように付勢している。かかる構成において、プリント基 板の両端をレールに挿入すると、同プリント基板が奥方になるにつれ上記弾性部 材によってレールを介してプリント基板に押圧力がかかってプリント基板が固定 されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の樹脂成形キャビネットにおいては、次のような課題があった。 すなわち、 前者においても後者においても、プリント基板を支持する各レー ルは当該プリント基板の幅に適合した所定の距離を有して対向しており、当該プ リント基板の幅を大きくしたい場合に対応できなかった。すなわち、大きな幅の プリント基板に対応するためには筐体を新たに作り直して対向するレールの距離 を大きくしたり、上記所定の幅に適合するプリント基板と別のプリント基板との 2つの基板を構成したりする必要があった。 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、プリント基板の大きさの変 化に対応可能であり筐体の汎用性を向上させることの可能な樹脂成形キャビネッ トの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、筐体を構成するとともに 同筐体内の所定の位置に基板を配設するための樹脂成形キャビネットであって、 所定幅の基板の当該幅方向両端で対となって当該基板をガイドして上記筐体内の 所定の位置に支持する第一のガイド部材対と、同第一のガイド部材対の内側に設 けられ、上記第一のガイド部材対の少なくとも一方と対をなして上記所定幅の基 板より小さい幅の基板をガイドして上記筐体内の所定の位置に支持する第二のガ イド部材とを具備する構成としてある。
【0006】 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、樹脂成形キャビネッ トによって筐体内の所定の位置に基板を配設するようになっており、この樹脂成 形キャビネットで複数種の幅を有する基板を支持可能に構成する。このため、第 一のガイド部材対は所定幅の基板の当該幅方向両端で対となって当該基板をガイ ドして上記筐体内の所定の位置に支持するようになっている。さらに、第二のガ イド部材は上記第一のガイド部材対の少なくとも一方と対をなして上記所定幅の 基板より小さい幅の基板をガイドして上記筐体内の所定の位置に支持するように なっている。
【0007】 すなわち、上記第一のガイド部材対のいずれか一方と上記第二のガイド部材と が形成する間隔は、ある種の長方形の基板の幅間隔と略同一に構成されている。 従って、この種の基板を当該第一のガイド部材と第二のガイド部材とで支持する ことができる。さらに、上記第一のガイド部材対が形成する間隔は、当然のこと ながら上記ある種の基板の幅間隔より広くなっている。従って、上記第一のガイ ド部材と第二のガイド部材とが形成する間隔と略同一である部分および上記第一 のガイド部材対が形成する間隔と略同一である部分の段階的に二種の幅を有する 基板を構成すると、当該基板を上記第一のガイド部材対と第二のガイド部材とで 支持することができる。
【0008】 ここで、第一のガイド部材対と第二のガイド部材との位置関係や長さ等の形状 は様々である。例えば、上述のように段階的に二種の幅を有する基板を取り付け るための一例として、第一のガイド部材の一方を同基板の全長と略同一長に構成 し、第二のガイド部材を同基板の幅が狭い部分の長さと略同一長、第一のガイド 部材の他方を同基板の幅が広い部分の長さと略同一長に構成することが考えられ る。また、同様の基板を取り付けるために他の構成を採用することもできる。例 えば、上記第一のガイド部材対を双方とも基板全長と略同一長に構成し、第二の ガイド部材を当該第一のガイド部材対より短くする。この結果、第一のガイド部 材の一方と第二のガイド部材との間にて上記基板の幅が狭い部分を支持し、第一 のガイド部材対の間の上記第二のガイド部材より長い部分にて上記基板の幅が広 い部分を支持することができる。
【0009】 このように第一のガイド部材対を双方とも基板全長と略同一長に構成したとき には、上記第二のガイド部材と対になっていない方の第一のガイド部材と第二の ガイド部材との間に空間ができるので、これらが形成する間隔と略同一幅の基板 を構成して支持するようにして、当該空間を無駄なく使用することもできる。例 えば、通常テレビジョン装置のブラウン管の後ろにつけるような小さな基板を上 記空間に配設するようにすると好適である。このように、筐体内の樹脂成形キャ ビネットとして第一のガイド部材対と第二のガイド部材とを構成すると複数種の 基板を支持することが可能になって、当該筐体の汎用性が向上する。
【0010】 ここで、上記長方形の基板に対して、上記段階的に二種の幅を有する基板は面 積が広い。従って、同二種の幅を有する基板の方が高度な回路を構成することが できるので、通常は上記長方形の基板を使用していたところ、ステップアップモ デルを提供する際に必要となる回路が占める面積が増加しても上記二種の幅を有 する基板を使用すればよく、同一筐体を使用することができて好適である。
【0011】 このような第一のガイド部材対と第二のガイド部材によって、樹脂成形キャビ ネットにて構成する筐体の汎用性が向上するが、そのための樹脂成形キャビネッ ト自体の構成は様々でありその一例として請求項2にかかる考案においては、請 求項1に記載の樹脂成形キャビネットにおいて、上記筐体は、同筐体前方を構成 する前面樹脂成形キャビネットと同筐体後方を構成する後面樹脂成形キャビネッ トとを係合組立することによって構成され、上記第一のガイド部材対と第二のガ イド部材とは上記前面樹脂成形キャビネットに設けられ、さらに上記後面樹脂成 形キャビネットは上記基板を後面から支持するガイド部材を具備する構成として ある。
【0012】 上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、上記筐体は筐体前方 を構成する前面樹脂成形キャビネットと同筐体後方を構成する後面樹脂成形キャ ビネットとを係合組立することによって構成される。そして、上記第一のガイド 部材対と第二のガイド部材とは上記前面樹脂成形キャビネットに設けられ、さら に上記後面樹脂成形キャビネットは上記基板を後面から支持するガイド部材を具 備する。すなわち、例えばテレビジョン装置においては前後を構成する樹脂成形 キャビネットを組み立てて筐体を構成し、これがテレビジョン装置自体となり、 本考案においてもかかる態様を採用することができる。また、ここで、前面樹脂 成形キャビネットの下部は上記ガイド部材を配設するためのシャーシを構成する と好適である。
【0013】 また、上記第一のガイド部材対および第二のガイド部材は所定の基板をガイド して上記筐体内の所定の位置に支持することができればよい。そのための構成は 様々であり、その一例として請求項3にかかる考案においては、請求項1または 請求項2のいずれかに記載の樹脂成形キャビネットにおいて、上記第一のガイド 部材対および第二のガイド部材は上記基板の幅方向両端を上下から支持するとと もに当該基板を所定の位置へと導くレールからなる構成としてある。
【0014】 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、上記第一のガイド部 材対および第二のガイド部材は上記基板の幅方向両端を上下から支持するととも に当該基板を所定の位置へと導くレールからなる。すなわち、通常基板は薄い板 状部材によって構成されており、このような板状部材をガイドするにはその両端 で当該板状部材の厚さと略同一距離離間されたレールを構成し、このレールをレ ールにすると好適であり、かかるレールを所定位置まで設けておけば基板をレー ルに挿入しつつ所定位置まで導くことができる。
【0015】 さらに、上記第一のガイド部材対および第二のガイド部材の構成の他の一例と して、請求項4にかかる考案は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の樹脂成 形キャビネットにおいて、上記第一のガイド部材対および第二のガイド部材のい ずれかは上記基板の周縁と当接する支柱からなる構成としてある。
【0016】 上記のように構成した請求項4にかかる考案においては、上記上記第一のガイ ド部材対および第二のガイド部材のいずれかは上記基板の周縁と当接する支柱か らなる。すなわち、基板を支持するためにその縁部の辺を全て上記レールなどで 支持すると非常に安定するものの、このように全ての縁部を支持しなくても十分 な場合がある。例えば長方形の基板を支持する際に、3辺を上記レール等で支持 すればたいていの場合は十分に安定する。従って、残りの一辺に対してはその挿 入位置をガイドするように基板の一辺に当接する支柱を設けるなどしておけば十 分である。
【0017】 そこで、本考案においては、例えば、上記第二のガイド部材および第一のガイ ド部材の一方を支柱にて構成する。この結果、支柱ではない方の第一のガイド部 材にて基板を支持させつつも、その横位置は基板と当該支柱とが当接することに よって適正な状態になる。むろん、このように基板を挿入した後に確実に支持さ れるように、基板挿入方向奥方に当該基板を支持するレールを設けると好適であ る。また、本樹脂成形キャビネットが筐体前面を構成し、後面キャビネットを取 り付けることにより筐体が形成される態様において、当該後面キャビネットに対 して基板挿入方向手前にて当該基板を支持するレールを設けるなどすると好適で ある。
【0018】 また、このように第一のガイド部材対の内側に第二のガイド部材を構成するこ とにより多種の基板を使用することが可能になり筐体の汎用性が向上するが、よ り多種の基板を支持可能にしてさらに汎用性を向上させることもできる。かかる 構成の一例として、請求項5にかかる考案においては、請求項1〜請求項4のい ずれかに記載の樹脂成形キャビネットにおいて、上記第一のガイド部材と第二の ガイド部材との内側にさらに小さい幅の基板を所定位置にガイドするため、第三 以上のより高次のガイド部材を設ける構成としてある。
【0019】 上記のように構成した請求項5にかかる考案においては、第三以上のより高次 のガイド部材を設ける。ここで、高次のガイド部材とは、第三,第四,,のガイ ド部材を指し、これら高次のガイド部材を上記第一のガイド部材と第二のガイド 部材との内側に設けている。かかる構成によって上記第一のガイド部材と第二の ガイド部材との内側にさらに小さい幅の基板を所定位置にガイドすることが可能 となり、当該筐体にて支持可能な基板がより多くなって汎用性が向上する。
【0020】 さらに、以上のように汎用的な筐体を提供するためには当該筐体の形成段階で 上記ガイド部材を一体に形成する必要がある。そのための構成の一例として、請 求項6にかかる考案は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の樹脂成形キャビ ネットにおいて、上記筐体は、上記複数のガイド部材を全て含めて単一の金型に よって形成される構成としてある。
【0021】 上記のように構成した請求項6にかかる考案において、本考案にかかる筐体は 、上記複数のガイド部材を全て含めて単一の金型によって形成される。従って、 この金型によって形成される筐体は、複数種の基板を支持することができて汎用 性が高い。例えば、テレビジョン装置のキャビネットのように大きな筐体を大量 に作成する場合には特に好適である。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、筐体に第一のガイド部材対と第二のガイド部材 とを設けているので、プリント基板の大きさの変化に対応可能であり筐体の汎用 性を向上させることの可能な樹脂成形キャビネットを提供することができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、電化製品等の筐体に使用して好適な樹 脂成形キャビネットを提供することができる。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、簡易な構成により種々の基板を支持 することができる形成することができる。 さらに、請求項4にかかる考案によれば、簡易な構成により種々の基板を支持 することができる形成することができる。 さらに、請求項5にかかる考案によれば、より多くの基板を支持可能な筐体を 提供することができ、さらに汎用性が向上する。 さらに、請求項6にかかる考案によれば、簡単に汎用性の高い筐体を形成する ことができる。
【0023】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかるテレビジョン装置の前面キャビネットの 外観を斜視図により示している。同図において、前面キャビネット10はキャビ ネット内に固定される受像管の蛍光面を前面外方へ向けるための開口部を有する 前面部11と、本テレビジョン装置の諸機能を実現するための諸回路が備えられ た基板を組み付けるシャーシ12とが略直角に連結されて構成されている。
【0024】 同シャーシ12の両縁部上には同シャーシ12と略同一長の第一のガイド部材 20a,20bが対をなして設けられており、これら第一のガイド部材20a, 20bの内側には第二のガイド部材21が設けられている。図2は上記第一のガ イド部材20bの要部を拡大して示している。同図において、第一のガイド部材 20bは下レール20b1と上レール20b2とからなり、同下レール20b1 は上記シャーシ12の端部に沿って上方に突出されつつ内側方向に略直角に屈曲 されている。また、上レール20b2は上記下レール20b1上で同下レール2 0b1の端部に沿って上方に突出されつつ内側方向に略直角に屈曲されており、 その長さ方向の一端が切り欠かれて同端部では上方に突出しているのみである。
【0025】 また、第一のガイド部材20aは上記シャーシ12上の上記第一のガイド部材 20bの反対側の端部において同第一のガイド部材20bと同様の形状でかつ対 称に、すなわち、第一のガイド部材20a,20bが互いに対向するように設け られている。第二のガイド部材21は上記第一のガイド部材20bと同様の形状 であって同第一のガイド部材20bよりも短く、上記第一のガイド部材20a, 20bの内側の第一のガイド部材20b寄りに配設されている。すなわち、第一 のガイド部材20aと第二のガイド部材20bとが互いに対向するように設けら れている。尚、第一のガイド部材20aにおいて上記下レール20b1,上レー ル20b2に対応するレールをそれぞれ下レール20a1,上レール20a2と し、第二のガイド部材21において上記下レール20b1,上レール20b2に 対応するレールをそれぞれ下レール21−1,上レール21−2とする。
【0026】 これらの第一のガイド部材20a,20bおよび第二のガイド部材21におい ては、それぞれの下レール20a1,20b1,21−1と上レール20a2, 20b2,21−2の間に基板を挿入することが可能となっている。従って、第 一のガイド部材20aと第二のガイド部材21とで上記図1に示す幅W1の基板 を支持することが可能であり、第一のガイド部材20a,20bで上記図1に示 す幅W2の基板を支持することが可能となっている。この結果、シャーシ12の 全長にわたって略同一幅W1を有する基板を使用したり、二段階の幅W1,幅W 2を有し、幅W1部分の長さが上記第二のガイド部材21の全長と略同一である 基板を使用したりすることができる。
【0027】 ここで、上述のように各ガイド部材の一端は切り欠かれていて同端部が上方に 突出しているのみであるので、基板の両端をこの突出にガイドさせることで基板 の横位置決めをすることが可能であり、簡単に下レールと上レールとの間に基板 を挿入することが可能である。また、これら第一のガイド部材20a,20bと 第二のガイド部材21とは、金型によって本前面キャビネット10を成形する際 に一体として一度に成形されるものであり、このように複数のガイド部材を有す る前面キャビネット10を成形することで複数種の基板に対応でき、汎用性が向 上する。また、このように複数種の基板を使用可能にすることで、同じ前面キャ ビネット10を使用しながらもより高度なステップアップモデルを構成するとき にも便利である。
【0028】 図3は、上記前面キャビネット10に幅W1を有する長方形の基板30を取り 付けた状態におけるシャーシ12の正面図(a)および上面視(b)である。同 図において、基板30は長方形であり幅W1を有している。従って、上記第一の ガイド部材20aと第二のガイド部材21とで当該基板30を支持することがで きる。より具体的には、第一のガイド部材20aの下レール20a1と上レール 20a2との間隔および第二のガイド部材21の下レール21−1と上レール2 1−2との間隔は基板30の厚さと略同一である。さらに、上記上レール20a 2の上方へ向けた突出と上記上レール21−2の上方へ向けた突出との間の距離 は上記基板30の幅W1と略同一である。従って、当該基板30の両端を上記下 レールと上レールとの間に挿入させつつ同基板30を奥方まで押し込むことが可 能になり、この基板30が所定の位置にて支持される。
【0029】 図4は、上記前面キャビネット10に二段階の幅W1,幅W2を有し、幅W1 部分の長さが上記第二のガイド部材21の全長と略同一である基板31を取り付 けた状態におけるシャーシ12の正面図(a)および上面視(b)である。同図 において、基板31の幅は二段階になっており幅W1の部分と幅W2の部分を有 している。また、幅W1の部分の長さは上記第二のガイド部材21の全長と略同 一であるので、幅W1部分を上記第一のガイド部材20aと第二のガイド部材2 1とで支持しつつも幅W2部分を第二のガイド部材21に干渉させることなく基 板31を組み付けることができる。
【0030】 より具体的には、上述の状況と同様にして第一のガイド部材20aの下レール 20a1と上レール20a2との間および第二のガイド部材21の下レール21 −1と上レール21−2との間に基板31の幅W1部分を挿入する。上記第一の ガイド部材20bの下レール20b1と上レール20b2との間隔も上記基板3 1の厚さと略同一であり、上記上レール20a2の上方へ向けた突出と上記上レ ール20b2の上方へ向けた突出との間の距離は上記基板31の幅W2と略同一 である。従って、当該幅W2部分は第一のガイド部材20a,20bに支持され ることとなる。
【0031】 ここで、図3,図4の双方において、前面キャビネット10に基板を組み付け た後にこれを製品として組み上げるには、当該前面キャビネット10の後方から 図示しない後面キャビネットを取り付ける必要がある。ここで、本実施形態にお いては、上記基板をより確実に支持するために当該後面キャビネットにおいても 基板を支持するレールが取り付けられている。すなわち、上記基板30,31の いずれにおいても、後面の一辺は上記シャーシ12から所定の高さで浮いている ので、上記後面キャビネットにおいて所定の高さに支持される基板を上下から挟 み込むレールを構成しておく。この結果、基板はシャーシ12上で確実に固定さ れる。
【0032】 また、本実施形態において、上記第二のガイド部材21は上記第一のガイド部 材20aのみと対になっているが、必ずしもかかる構成である必要はなく、上記 レールを第二のガイド部材21の両側に設けて第一のガイド部材20bとも対に 成るように構成することも可能である。この場合には、上記図4に示すように第 一のガイド部材20bと第二のガイド部材21との間に形成されている基板が支 持されていない領域にも小さい基板を挿入することが可能になる。例えば、ブラ ウン管の後方に取り付けるような小さな基板を当該位置に配設することが可能に なる。
【0033】 さらに、上記実施形態においては、上記第一のガイド部材20a,20bの対 に対して、それらの内側に配設されるガイド部材は第二のガイド部材のみであり 、第一のガイド部材20a,bは双方とも第二のガイド部材より長かった。しか し、ガイド部材の構成は様々であり、必ずしもかかる構成に限る必要はない。図 5は、本考案にかかる第二の実施形態を示しており、シャーシ12の正面図(a )および上面視(b)を示している。
【0034】 同図において、シャーシ12上には上記第一のガイド部材20aおよび第二の ガイド部材21と同様に第一のガイド部材と第二のガイド部材とが構成されてい る。また、第一のガイド部材200bは上記第一のガイド部材20bより短くな っている。すなわち、上述のように第一のガイド部材20bと第二のガイド部材 21との間に基板を配設しないときには、第一のガイド部材200bを第一のガ イド部材20aと同様の長さにする必要はなく、図5示すように基板31の幅が 広い部分の長さの略同一長に構成すれば十分である。
【0035】 上述の実施形態においては、第一のガイド部材と第二のガイド部材とは全てレ ールによって基板を支持するように構成されていたが、必ずしもかかる構成とす る必要はなく、第一のガイド部材あるいは第二のガイド部材を支柱によって構成 することもできる。図6は本考案にかかる第三の実施形態を示しており、シャー シ12の正面図(a)および上面視(b)を示している。第二のガイド部材と第 一のガイド部材の一方とが支柱で構成されている。すなわち、第二のガイド部材 210は上記基板31の幅が狭い部分の一辺に当接するように配設されており、 第一のガイド部材201bは上記基板31の幅が広い部分の一辺に当接するよう に配設されている。
【0036】 このため、基板31の片側を上記第一のガイド部材20aの下レール20a1 と上レール20a2との間に挿入しつつ上記第二のガイド部材210と第一のガ イド部材201bとに当接させると、基板31の横位置をあわせつつ所定の位置 に同基板31を配設させることができる。ここで、本実施形態では基板31を確 実に支持するため、上記図示しない後面キャビネットにおいて所定の高さに支持 される基板31を上下から挟み込むレールを構成し、さらに、シャーシ12の前 面において基板31を上下から挟み込むレール200aを上記第一のガイド部材 20aに連結させるように構成してある。このように、基板を三方からレールで 支持すれば安定性として十分であり、支柱のように非常に簡単なガイド部材を構 成するのみでも十分に本考案にかかる効果を奏する。
【0037】 図7はさらに高次のガイド部材を構成した場合のシャーシ12の上面視であり 、同図(a)は第一のガイド部材の一方および第二,第三のガイド部材をレール によって構成した例であり、同図(b)はこれらを支柱によって構成した例であ る。同図において、シャーシ12の一端にはガイド部材20aが設けられ、レー ルあるいは支柱によって第一のガイド部材202b,203bおよび第二のガイ ド部材211,212が設けられている。本実施形態においては、この第二のガ イド部材211,212と上記第一のガイド部材20aとの内側に、さらに第三 のガイド部材220,221がレールあるいは支柱で設けられている。
【0038】 このため、図7に示したようにW1〜W3のように段階的に3種の幅を有する 基板310を取り付けることもできるし、むろんW2,W3のように段階的に二 種の幅を有する基板を取り付けることや、幅W3を有する長方形の基板を取り付 けるように構成することができる。従って、本実施形態においても、キャビネッ トによって構成する筐体内にて種々の大きさの基板を支持させることが可能とな って、さらに筐体の汎用性が向上する。
【0039】 このように、本考案においては、筐体内で第一のガイド部材対で所定幅の基板 を支持可能に構成しつつも、これら第一のガイド部材の内側に同第一のガイド部 材より短い第二のガイド部材を構成して、第一のガイド部材の少なくとも一方と 第二のガイド部材とで基板を支持可能にする。従って、筐体内で種々の幅を有す る基板を支持することができ、同筐体を汎用的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかるテレビジョン装置
の前面キャビネットの外観を示す斜視図である。
【図2】第一のガイド部材の要部拡大図である。
【図3】長方形基板を取り付けた状態におけるシャーシ
の正面図および上面視である。
【図4】二段階幅基板を取り付けた状態におけるシャー
シの正面図および上面視である。
【図5】第二の実施形態にかかるシャーシの正面図およ
び上面視である。
【図6】第三の実施形態にかかるシャーシの正面図およ
び上面視である。
【図7】第四,第五の実施形態にかかるシャーシの上面
視である。
【符号の説明】
10…前面キャビネット 12…シャーシ 20a,20b…第一のガイド部材 21…第二のガイド部材 30,31…基板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体を構成するとともに同筐体内の所定
    の位置に基板を配設するための樹脂成形キャビネットで
    あって、 所定幅の基板の当該幅方向両端で対となって当該基板を
    ガイドして上記筐体内の所定の位置に支持する第一のガ
    イド部材対と、 同第一のガイド部材対の内側に設けられ、上記第一のガ
    イド部材対の少なくとも一方と対をなして上記所定幅の
    基板より小さい幅の基板をガイドして上記筐体内の所定
    の位置に支持する第二のガイド部材とを具備することを
    特徴とする樹脂成形キャビネット。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の樹脂成形キャビネ
    ットにおいて、 上記筐体は、同筐体前方を構成する前面樹脂成形キャビ
    ネットと同筐体後方を構成する後面樹脂成形キャビネッ
    トとを係合組立することによって構成され、上記第一の
    ガイド部材対と第二のガイド部材とは上記前面樹脂成形
    キャビネットに設けられ、さらに上記後面樹脂成形キャ
    ビネットは上記基板を後面から支持するガイド部材を具
    備することを特徴とする樹脂成形キャビネット。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の樹脂成形キャビネットにおいて、 上記第一のガイド部材対および第二のガイド部材は上記
    基板の幅方向両端を上下から支持するとともに当該基板
    を所定の位置へと導くレールからなることを特徴とする
    樹脂成形キャビネット。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の樹脂成形キャビネットにおいて、 上記第一のガイド部材対および第二のガイド部材のいず
    れかは上記基板の周縁と当接する支柱からなることを特
    徴とする樹脂成形キャビネット。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の樹脂成形キャビネットにおいて、 上記第一のガイド部材と第二のガイド部材との内側にさ
    らに小さい幅の基板を所定位置にガイドするため、第三
    以上のより高次のガイド部材を設けることを特徴とする
    樹脂成形キャビネット。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の樹脂成形キャビネットにおいて、 上記筐体は、上記複数のガイド部材を全て含めて単一の
    金型によって形成されることを特徴とする樹脂成形キャ
    ビネット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018142584A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 川崎重工業株式会社 筐体及び基板の筐体への設置方法
JP2021040019A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 住友電装株式会社 基板ケース及び電気接続箱

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