JP3067379B2 - ヒューズ付き固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

ヒューズ付き固体電解コンデンサの製造方法

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JP3067379B2
JP3067379B2 JP4079738A JP7973892A JP3067379B2 JP 3067379 B2 JP3067379 B2 JP 3067379B2 JP 4079738 A JP4079738 A JP 4079738A JP 7973892 A JP7973892 A JP 7973892A JP 3067379 B2 JP3067379 B2 JP 3067379B2
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solid electrolytic
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒューズ付き固体電解コ
ンデンサの製造方法に関し、特にヒューズを確実に取り
付けられる構造を有するヒューズ付き固体電解コンデン
サの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、固体電解コンデンサは種々の回
路に使用されており、故障率が小さいことが利点とされ
ている。ところが、一旦故障が発生した場合には短絡と
なることが多い。そして、このような場合に大きな短絡
電流が流れると、コンデンサ素子が発熱し、焼損してし
まうことがある。この過大な短絡電流による故障の際に
発生するコンデンサ素子の焼損を防止すると共に、周辺
の回路構成素子を保護するためには、コンデンサ素子を
短絡から開放する必要がある。
【0003】従来、この目的のため、一般にはヒューズ
を内蔵した型の固体電解コンデンサが用いられる。この
ような固体電解コンデンサをヒューズ付き固体電解コン
デンサと称する。
【0004】図5は従来のヒューズ付き固体電解コンデ
ンサの構造を示す断面図である。このヒューズ付き固体
電解コンデンサでは、コンデンサ素子1の陽極線3に陽
極リード線4を取り付け、そのコンデンサ素子1の一部
を絶縁樹脂10で被い、コンデンサ素子1の外側に沿う
ように配置した陰極リード線5にヒューズ片6を取り付
け、そのヒューズ片6のもう一方の端をコンデンサ素子
1に沿うように配置し、はんだ8等で電気的に取りつけ
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したヒューズ付き
固体電解コンデンサは、通常のヒューズを内蔵しないも
のと比較して、コンデンサを製造する工程の途中に、絶
縁樹脂10を塗布する工程や、ヒューズ片6を陰極リー
ド線5やコンデンサ素子1に取り付ける工程を挿入する
必要があり、生産に要する期間が長くなるという欠点が
あった。
【0006】また、絶縁樹脂10の塗布量のバラツキに
よりヒューズ片6の有効長が一定せず溶断特性が安定し
ていなかった。
【0007】更にヒューズ片6はコンデンサが短絡した
ときに低電流、低温度で溶断できる様に通常鉛を主成分
とする細線が用いられるため機械的強度が弱く、製造上
極めて取扱いが難しく、量産化のネック技術となってい
た。
【0008】本発明の目的は、製造工程中のヒューズ接
続不良を低減し、ヒューズの接続長が一定にでき、ヒュ
ーズ溶断特性が安定し、さらにヒューズ部の製造プロセ
スが簡略化し、ヒューズの取扱が容易となり、量産化が
可能となるヒューズ付き固体電解コンデンサの製造方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のヒューズ付き固
体電解コンデンサの製造方法、固体電解コンデンサ素
子から導出された陽極線に陽極リード線を接続する工程
内部接続部と外部引き出し部が一定の間隔を有して
一体成形された陰極リード線の前記内部接続部と前記外
部引き出し部をヒューズ片で橋絡接続する工程と、前記
ヒューズ片並びにこのヒューズ片と前記内部接続部及び
前記引き出し部との接続部分を保護樹脂で被覆する工程
と、前記保護樹脂で被覆されていない箇所で前記内部接
続部と前記外部引き出し部を切り離しヒューズ機能を有
する陰極リード線を形成する工程と、前記ヒューズ機能
を有する前記陰極リード線の前記内部接続部を前記コン
デンサ素子の陰極層を接続する工程と、前記陽極リード
線および前記陰極リード線の所定部分が露出するように
して全体を外装樹脂で被覆する工程とを含むことを特徴
として構成される。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例で製造されたヒューズ
付き固体電解コンデンサの内部構造を示す断面図であ
る。
【0011】本実施例で製造されたヒューズ付き固体電
解コンデンサは、ヒューズ片6は陰極リード線5の内部
接続部5aと外部引出し部5bに橋絡接続されている。
そしてこのヒューズ片6は、これを保護するための保護
樹脂7により覆われている。
【0012】コンデンサ素子1から導出された陽極線3
は、陽極リード線4に接続されている。又、コンデンサ
素子1の外周に形成されている陰極層2は、はんだによ
り陰極リード線5の内部接続部5aにより導通接続され
ている。そして、これらの全体が外装樹脂9により絶縁
外装されている。
【0013】以下に本実施例の製造方法について述べ
る。図2は、本実施例に用いられる陰極リード線5の組
立て前の形状を示したものである。同図において、コン
デンサ素子1に接続される内部接続部5aと外部引出し
部5bとが一体に形成され、帯板11により支持されて
いる。この内部接続部5aと外部引出し部5bとは一定
の間隔を有している。
【0014】本実施例では先ず、内部接続部5aと外部
引出し部5bとの間をヒューズ片6をはんだ付けするな
どして橋絡接続する。次に、内部接続部5aと外部引出
し部5bとを所定部分が露出する様にして保護樹脂7に
より絶縁被覆する。この後、A−A線でリード線を切断
してヒューズ機能を持つ陰極リード線5を形成する。
【0015】一方、上記工程とは別な工程でコンデンサ
素子1を形成し、陽極線3と陽極リード線4を溶接など
で取り付ける。次いで前記ヒューズ付き陰極リード線5
を陽極リード線4付きコンデンサ素子1の側面に配置
し、はんだ8などに浸漬し、内部接続部5aと陰極層2
を電気的に接続する。
【0016】更に、このようにして形成した組立て体
を、陽極リード線4と陰極リード線5の外部接続部5b
の所定部分が露出する様にエポキシ樹脂9などで外装す
ることによりヒューズ付き固体電解コンデンサを完成す
る。
【0017】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図3は本発明の第2の実施例で製造されたヒューズ
付き固体電解コンデンサの断面図である。図4は本発明
の第2の実施例に用いられる陰極チェーンリード線の組
立て前の形状を示したものである。同図において第1の
実施例に用いられる陰極チューブリード線との相違点
は、外部引き出し部5bが直角に曲げられているところ
である。これによりヒューズ線を帯板と平行に一直線に
ヒューズを接続することができ、製造工程が簡略化され
るメリットがある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明のヒューズ付
き固体電解コンデンサの製造方法では、陰極リード線は
一定の間隔を有する内部接続部と外部引き出し部とこの
双方を橋絡接続するヒューズとからなり、ヒューズを含
む所定部分が予め保護樹脂によって保護されている。こ
れにより製造工程中のヒューズ接続不良が2%から0.
3%に減少した。
【0019】また、ヒューズの接続長さが一定になるの
でヒューズ溶断特性が安定するという効果を有する。
【0020】さらに、ヒューズ部の製造プロセスが簡略
化し、ヒューズの取扱いが容易となり、量産化が可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例で製造されたヒューズ付
き固体電解コンデンサの断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に使用する陰極リード線
の組立て前の平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例で製造されたヒューズ付
き固体電解コンデンサの断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に使用する陰極リード線
の組立て前の平面図である。
【図5】従来のヒューズ付き固体電解コンデンサの一例
の断面図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 陰極層 3 陽極線 4 陽極リード線 5 陰極リード線 6 ヒューズ片 7 保護樹脂 8 はんだ 9 外装樹脂 10 絶縁樹脂 11 帯板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体電解コンデンサ素子から導出された
    陽極線に陽極リード線を接続する工程と内部接続部と
    外部引き出し部が一定の間隔を有して一体成形された陰
    極リード線の前記内部接続部と前記外部引き出し部をヒ
    ューズ片で橋絡接続する工程と、前記ヒューズ片並びに
    このヒューズ片と前記内部接続部及び前記引き出し部と
    の接続部分を保護樹脂で被覆する工程と、前記保護樹脂
    で被覆されていない箇所で前記内部接続部と前記外部引
    き出し部を切り離しヒューズ機能を有する陰極リード線
    を形成する工程と、前記ヒューズ機能を有する前記陰極
    リード線の前記内部接続部を前記コンデンサ素子の陰極
    層を接続する工程と、前記陽極リード線および前記陰極
    リード線の所定部分が露出するようにして全体を外装樹
    脂で被覆する工程とを含むことを特徴とするヒューズ付
    き固体電解コンデンサの製造方法
JP4079738A 1992-04-01 1992-04-01 ヒューズ付き固体電解コンデンサの製造方法 Expired - Lifetime JP3067379B2 (ja)

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