JP3066963B1 - はんだバンプの成形方法及び成形装置 - Google Patents

はんだバンプの成形方法及び成形装置

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Abstract

【要約】 【課題】 調整作業をほとんど必要とすることなく、は
んだの種類を選ばないで、適切な大きさのバンプを形成
する。 【解決手段】 溶融はんだ12を溜める容器14と、パ
ッドを備えた平坦面24との間で、溶融はんだが取り込
まれるチャンバー26を形成する側壁部材28と天井部
材30とを備え、その側壁部材の外部にパッド上に付着
した溶融はんだの高さを規制する平坦な面から成る高さ
制御部36を備える成形部材16と、加熱手段18と、
成形部材のチャンバーと容器との間に溶融はんだを通す
通路32と、容器内の溶融はんだを加圧して通路から成
形部材のチャンバー内に入れるとともにそのチャンバー
内の溶融はんだを加圧する加圧手段と、容器内を減圧し
てチャンバー内の溶融はんだをその表面張力により通路
から容器内に戻す減圧手段とを含んではんだバンプの成
形装置10を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明ははんだバンプの成形
方法及び成形装置に関し、より詳しくは微細なはんだバ
ンプを基板あるいはチップに適切な大きさで成形する方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】微細はんだバンプの形成は電子機器の部
品にとって非常に重要なテクノロジーであり、特に高密
度の基板、チップキャリア、半導体デバイスにはフリッ
プチップ実装を行う上で不可欠のものとなっている。そ
のため、業界においても様々な手段が考案、開発されて
おり、主なものとして、はんだめっき法、はんだ微粉接
着法がある。しかし、これらの方法は、大掛かりな装置
が必要なこと、バンプ密度に限界があること、はんだの
種類を選ぶこと、等の理由により、普及させるには制限
があった。
【0003】唯一、はんだの種類に対して制限が緩く、
高密度のバンプ形成ができる方法として、本出願人の特
許である”はんだインジェクション法”(米国特許第5
238176号、特公平6−66314号)がある。こ
の方法は図14に示すように、ターゲットとなる基板1
のパッド2と同じパターンの穴3を持つ金属マスク4を
準備し、その金属マスク4を底面に備えてチャンバー5
を形成する。そして、この金属マスク4上のチャンバー
5内に溶融はんだ6を溜めておく。このとき、溶融はん
だ6はその表面張力により金属マスク4の穴3を通して
落下することはない。次に、金属マスク4を基板1のパ
ッド2に合わせて位置決めした後、チャンバー5内にガ
スを送って溶融はんだ6を加圧して穴3から押し出す。
このとき、溶融はんだ6を金属マスク4の物理的寸法に
よって決められる量だけ基板1のパッド2上に置くこと
ができる。次いで、ガスの圧力を弱めることによって、
溶融はんだ6自身の表面張力と、溶融はんだ6とパッド
2との付着力で、金属マスク4内の溶融はんだ6と上部
のチャンバ−5内の溶融はんだ6とを分離し、均一なバ
ンプ7をパッド2上に成形する。
【0004】このはんだバンプの形成方法は、チップの
端子パターン毎に、その端子パターンに対応した微細穴
加工を施した金属マスクが必要であり、製造コストが高
くつく課題があった。また、端子パターンと微細穴加工
が施された金属マスクとの高度な位置決め精度が求めら
れ、その調整作業に時間を要し、生産性が悪いという課
題もあった。
【0005】ところで、はんだバンプの形成方法ではな
いが、物理的に適量のはんだをターゲットのパッドに塗
布する方法が知られている。最もシンプルな物理的塗布
方法として、パッド群の上に溶融はんだの滴を通過させ
るものである。この塗布方法は図15に示すように、溶
融はんだの滴8自身の表面張力が大きいため、パッド2
上の溶融はんだ6が滴8に引っ張られて吸収されてしま
う。その結果、薄いはんだ6が膜として残るだけであ
り、バンプの成形に応用することはできない。この現象
は、はんだウェーブ法やはんだディップ法においても同
様であり、これらの方法をはんだバンプの形成に利用す
ることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、バン
プを形成するパッドの密度やパターンにかかわらず、調
整作業をほとんど必要とすることなく、適切な大きさの
バンプを形成することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、はんだの種類
を選ばないで、バンプを形成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上述
の目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、本発明
に至ったのである。本発明に係るはんだバンプの成形方
法の要旨とするところは、パッドを備えた平坦面に対し
て溶融はんだが入れられた枠を相対的に平行移動させ、
該溶融はんだをパッドに付着させるステップと、該パッ
ドに付着させられた溶融はんだを枠の一端により1方向
に移動させ、該溶融はんだとパッドとの付着力と溶融は
んだの表面張力とによって、パッド上の溶融はんだと枠
内の溶融はんだとを分離するステップとを含み、さら
に、枠の一部に形成された溶融はんだの高さを規制する
高さ制御部とパッドとの間に溶融はんだを加圧して充填
するステップを含むことにある。
【0009】また、本発明に係るはんだバンプの成形装
置の要旨とするところは、パッドを備えた平坦面との間
で、溶融はんだが取り込まれるチャンバーを形成する側
壁部材と天井部材とを備える成形部材を含むことにあ
り、さらに、溶融はんだを溜める容器と、前記成形部材
のチャンバーと容器との間に溶融はんだを通す通路と、
前記容器内の溶融はんだを加圧して通路から成形部材の
チャンバー内に入れる加圧手段と、前記加圧された容器
内を大気圧に開放又は大気圧以下に減圧してチャンバー
内の溶融はんだを前記通路から容器内に戻す減圧手段と
を含み、さらに、成形部材を構成する側壁部材の外部
に、パッド上に付着した溶融はんだの高さを規制する平
坦な面から成る高さ制御部を含むことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るはんだバンプ
の成形方法及び成形装置の実施の形態を図面に基づいて
詳しく説明する。
【0011】図1に示すように、本実施形態に係るはん
だバンプの成形装置10は、溶融させられたはんだ12
を貯めておく密閉構造の容器14と、はんだバンプを成
形するための成形部材16を備えて構成されている。そ
して、容器14には、1又は複数のヒーター18が適宜
箇所に配設されていて、更に容器14内にガスを給排気
するためのパイプ20が容器14の上部に配設されてい
る。
【0012】容器14はアルミニウムなどの溶融はんだ
の加熱温度に対して耐える金属などの耐熱性材料であれ
ばよく、特に限定されない。また、容器14は、溶融は
んだ12の温度をほぼ一定に保つために、たとえば二重
構造にするなどによって、断熱仕様とするのが好まし
い。ヒーター18は、固体のはんだを加熱して溶融させ
たり、あるいは溶融させられたはんだを適切な温度に維
持するために配設されている。したがって、容器14内
などに温度センサーを配設し、そのセンサーによりヒー
ター18を制御するのが好ましい。ヒーター18はシー
ズヒーターなど電気抵抗によるヒーターや、誘電加熱装
置など、各種の加熱装置を用いることができ、特に限定
されないが、温度制御が容易であるものが好ましい。ま
た、ヒーター18は図示するように、容器14を構成す
る構造体の中に埋設して、溶融はんだ12を間接的に加
熱するようにしてもよいが、容器14内の溶融はんだ1
2と直接接触する箇所に配設されていてもよい。さら
に、ヒーター18を成形部材16に配設し、成形部材1
6からの熱伝導により容器14内のはんだを加熱するよ
うに構成することも可能である。
【0013】また、パイプ20は後述するように、容器
14内にガスを給気して、容器14内の溶融はんだ12
を加圧して押し出したり、あるいは容器14内のガスを
排気したり又は大気に開放することにより、容器14内
を減圧し又は大気圧にして、押し出された溶融はんだ1
2を吸引し又は表面張力により容器14内に戻すために
配設されている。したがって、パイプ20には図示しな
いガス圧送装置又は大気圧に切り換える弁が配設されて
いる。
【0014】一方、成形部材16は、図2及び図3に拡
大して示すように、容器14の底面に取り付けられ、パ
ッド22の形成された基板24に対峙させられてチャン
バー26を形成する側壁部材28と天井部材30から構
成されている。天井部材30は容器14の底面を塞ぐと
ともにチャンバー26を構成する一部を成している。こ
の天井部材30には1又は複数の孔32が形成されてい
て、上述したように、その孔32を通して溶融はんだ1
2が容器14とチャンバー26との間を出入りするよう
にされている。孔32の大きさは、容器14内の溶融は
んだ12がその表面張力に抗して自重などの内圧によっ
て孔32から押し出されない寸法に設定されている。
【0015】また、側壁部材28は溶融はんだ12を基
板24との間でチャンバー26内に閉じ込めるためのも
のであり、枠を形成している。側壁部材28と基板24
との隙間は溶融はんだ12の表面張力によって、その隙
間から溶融はんだ12が流れ出ない寸法に設定される。
したがって、側壁部材28と基板24との間に隙間があ
るため、基板24表面にパッド22やリードなどの突起
物が出ていても、その突起物と側壁部材28とが接触す
ることはほとんどない。さらに、側壁部材28によって
形成されるチャンバー26の大きさは、基板24上の複
数のパッド22群を同時に覆うことができる寸法である
のが好ましい。また、側壁部材28の高さは、チャンバ
−26内の溶融はんだ12が表面張力によって丸くなろ
うと作用することにより、溶融はんだ12が孔32を通
って容器14内に戻ることができる寸法に設定される。
あるいは、側壁部材28の高さは、溶融はんだ12が天
井部材30の孔32から吸引されて容器14内に引き込
まれるとき、表面張力に抗して溶融はんだ12の自重に
より分断させられることがない寸法にされる。
【0016】側壁部材28の1側面は幅を小さく形成し
て、ナイフ状のつば34とされていて、つば34の外側
には平坦な高さ制御部36が形成されている。つば34
を除く側壁部材28が位置する箇所の基板24にはパッ
ド22がなく、その基板24は溶融はんだ12に濡れな
い。しかも、つば34を除く側壁部材28の幅は、溶融
はんだ12を内部から加圧しても側壁部材28の端面と
基板24との隙間から溶融はんだ12が容易に漏れでな
い寸法に設定され、且つその側壁部材28と基板24と
の隙間は、表面張力により溶融はんだ12を内部から加
圧しても漏れでない寸法に位置決めされる。
【0017】一方、つば34の箇所は、加圧された溶融
はんだ12の内圧によって、溶融はんだ12が外へ出易
くなっている。しかも、パッド22に対してつば34が
移動させられるため、パッド22に付着させられた溶融
はんだ12がその付着力によって引っ張られることにな
り、つば34の外部の高さ制御部36に溶融はんだ12
が溜まることになる。そして、溶融はんだ12が加圧さ
れていることにより、パッド22と高さ制御部36とに
挟まれた箇所に、溶融はんだ12が樽型に充満させられ
る。なお、パッド22以外の基板24の箇所には溶融は
んだ12が付着させられないため、表面張力が作用し
て、つば34の外部の高さ制御部36に溶融はんだ12
が溜まることはない。
【0018】高さ制御部36はパッド22の上に付着さ
せられた溶融はんだ12の高さを規制するものであり、
これによってパッド22上のはんだバンプの大きさ、す
なわちはんだの量を制御することができる。このはんだ
高さ制御部36とターゲットの基板24までの隙間は、
つば34(側壁部材28)と基板24までの隙間よりも
大きく形成されている。また、この高さ制御部36の長
さは、パッド22のピッチよりも長く形成されているの
が好ましい。これは、1つ目のパッド22の上にバンプ
となる溶融はんだ12を切り離して、2つ目のパッド2
2の上の溶融はんだ12と完全に分離する必要があり、
このとき、1つ目のパッド22上のバンプとなる溶融は
んだ12が高さ制御部36で保護されているのが好まし
いからである。
【0019】なお、成形部材16は溶融はんだ12が被
着しない材料で形成されるか、あるいは表面に剥離処理
が施されているのが好ましい。また、成形部材16は、
溶融はんだ12を冷却させないように、溶融はんだ12
と同じ温度にされているのが好ましい。パッド22と高
さ制御部36で挟まれた箇所などで、溶融はんだ12を
固化させないためである。
【0020】以上の成形部材16と容器14が一体的に
組み込まれた成形装置10は、たとえば図4に示すよう
に、支持部材38に支持され、図示しない移動手段によ
って基板24に対して平行に移動させられるように構成
されている。支持部材38はパッド22が形成された基
板24に対して平行を成す面40を備え、たとえばロボ
ットアームなどの作動で、基板24の所定の位置で、且
つ基板に対し所定の高さに配置される。一方、容器14
の上部には支持部材38の面40を転動させられるロー
ラ42が設けられていて、ローラ42を支持部材38の
面40に置いたとき、基板24の表面と成形部材16の
下端面との隙間が所定の隙間になるようにされる。そし
て、移動手段によってローラ42を支持部材38の面4
0に沿って転動させて、成形装置10を基板24に対し
て平行移動させる。このとき、容器14から溶融はんだ
12を成形部材16のチャンバー26内に押し出すこと
により、基板24上のパッド22にはんだバンプ44を
成形することができる。
【0021】ここで次に、この成形装置10の作動をよ
り詳しく説明する。まず図5(a)に示すように、容器
14の中にはんだを入れ、ヒーター18により加熱して
はんだを溶融させる。このとき、溶融はんだ12は容器
14の底の孔32から表面張力によって出ることはな
い。次に、図示しない加圧手段によりパイプ20を通し
てガスを容器14の中に供給し、同図(b)に示すよう
に、溶融はんだ12を加圧して孔32からチャンバー2
6内に押し出す。このとき、溶融はんだ12を加圧する
圧力は、つば34を含む側壁部材28と基板24との隙
間から溶融はんだ12が漏れでない値に設定される。こ
の加圧力は、側壁部材28と基板24との隙間が小さく
されているため、比較的大きな値とすることができる。
【0022】次いで、フラックスを塗布した基板24上
のパッド22群の上を、チャンバー26内に溶融はんだ
12が充満させられた状態で、チャンバー26を移動さ
せる。すると、同図(c)に示すように、チャンバー2
6内で溶融はんだ12とパッド22は接触して、パッド
22群は溶融はんだ12と濡れて付着する。さらに、同
図(d)に示すように、チャンバー26を移動させる
と、パッド22は端からつば34の外に出る。このと
き、濡れたパッド22上の溶融はんだ12とチャンバー
26内の溶融はんだ12は表面張力によって容易に切れ
ることはなく、一時的につながった状態を持つ。
【0023】更に図6を用いて詳しく説明すると、同図
(a)に示すように、チャンバー26内に入ったパッド
22は溶融はんだ12と接触して濡れ、パッド22と溶
融はんだ12との間に付着力が生じる。一方、パッド2
2を除く基板24面と溶融はんだ12とは濡れた状態に
ならないため、両者の間に付着力は生じない。なお、つ
ば34及び側壁部材28と基板24との間には隙間が存
在するが、溶融はんだ12の表面張力によって外部に流
れ出ることはない。
【0024】次に、同図(b)に示すように、チャンバ
ー26と基板24とが相対的に移動し、パッド22がつ
ば34から外に出る。このとき、つば34と溶融はんだ
12との間には付着力が作用し、溶融はんだ12自身に
は表面張力が作用しているため、パッド22上の溶融は
んだ12はパッド22とともにつば34から外に出るこ
とになる。そして、つば34の外に出た溶融はんだ12
は、チャンバー26内の加圧力によって高さ制御部36
の上にまで充満し、表面張力と加圧力とが釣り合った状
態で安定する。一方、パッド22を除く基板24面と溶
融はんだ12との間には付着力が作用していないため、
基板24面の上は表面張力によってつば34から外に溶
融はんだ12が出ることはない。
【0025】さらに、同図(c)に示すように、チャン
バー26と基板24とが相対的に移動すると、高さ制御
部36の下にあるパッド22上の溶融はんだ12は最も
安定した形状である樽型になろうとする表面張力が作用
する。また、つば34の先端とその直下の基板24との
間にも、表面張力が作用する。その結果、双方の表面張
力の作用によって、溶融はんだ12に濡れていない箇所
から空洞45が成長してくる。そして遂には、同図
(d)に示すように、高さ制御部36の下のパッド22
上の溶融はんだ12と、チャンバー26内の溶融はんだ
12とは分離することになる。
【0026】このような作動により図7(a)に示すよ
うに、高さ制御部36の下のパッド22上に、溶融はん
だ12が独立した存在で形成される。次いで、同図
(b)に示すように、さらにチャンバー26と基板24
とが相対的に移動すると、次のパッド22の上にも同様
にして独立した溶融はんだ12が形成される。また、高
さ制御部36から外に出たパッド22上の溶融はんだ1
2は、外力から開放されるため、表面張力によって球状
になり、自然冷却されて、球状のバンプ44が成形され
る。この作動は安定した条件下で行われるため、ほぼ同
一の溶融はんだ12の量がパッド22の上に付着・成形
されることになる。
【0027】ターゲットとする基板24上のパッド22
群にバンプ44を成形し終わった後、同図(c)に示す
ように、容器14内を大気に開放し、その圧力を大気圧
にすると、チャンバー26内の溶融はんだ12は自身の
表面張力によって孔32を通って容器14内に戻る。以
上の一連の操作を繰り返して行うことにより、ほぼ同じ
形状で、ほぼ同じはんだ量のバンプ44をパッド22の
上に成形することができる。
【0028】このはんだバンプの成形装置及び成形方法
において、パッドのパターンやパッドの密度、形状など
が成形作業に影響を与えることはなく、複数のパッドに
同時に且つ連続的に、はんだバンプを成形することがで
きる。したがって、マスクやグラスマスターを必要とせ
ず、装置側に微細加工は必要がない。しかも、容器内の
溶融はんだに加えられる圧力と、成形部材と基板との隙
間とは、相互に関係するが、表面張力に伴う圧力と隙間
の関係は後述するように、それらの値の変動に対して安
定しており、若干圧力が大きくなったとしてもそれによ
って隙間からはんだが漏れ出ることはない。したがっ
て、圧力や隙間の調整作業をほとんど必要とせず、平坦
なものであればターゲットの基板の種類を選ばない。さ
らに、上述から明らかな通り、はんだの種類を選ばず、
また、小さな装置でバンプ形成を実現できる。
【0029】以上、本発明に係るはんだバンプの成形装
置と成形方法の1実施形態を説明したが、本発明は上述
の実施形態に限定されるものではない。
【0030】たとえば図8に示すように、基板24のパ
ッド22周辺に、常法通りのソルダーレジスト46を設
けておくのが好ましい。ソルダーレジスト46ははんだ
12によって濡れるのを防ぐものである。したがって、
ソルダーレジスト46がパッド22とパッド22の間に
設けられていると、同図(c)及び(d)に示すよう
に、高さ制御部36の下にあるパッド22上の溶融はん
だ12と、チャンバー26内の溶融はんだ12とをつば
34の先端で表面張力により分離する作用が確実になさ
れ、パッド22間がはんだ12でつながることがなくな
る。
【0031】ソルダーレジスト46の高さがパッド22
の高さよりも高いのが、溶融はんだ12を分離する作用
を確実なものとする上でより好ましい。しかし、基板2
4が溶融はんだ12に濡れない材料で構成されている
か、あるいは基板24上の特にパッド22部の周囲が溶
融はんだ12に濡れないように処理されていれば、ソル
ダーレジスト46を設ける必要はない。
【0032】上述の実施形態では側壁部材28の一部を
つば34とし、そのつば34の外に高さ制御部36を設
けていたが、次に図9に示すように、側壁部材48が高
さ制御部を兼ねた構造とすることも可能である。すなわ
ち、側壁部材48を基板24から所定の高さのところに
配置し、側壁部材48から成る成形部材50と基板24
とを相対的に平行に移動させるのである。この実施形態
においても、前述の実施形態と同様に、側壁部材48の
下端面の高さ制御部52にパッド22が移動してきたと
き、そのパッド22に付着している溶融はんだ12も高
さ制御部52の下に潜り込んでくる。そして、チャンバ
ー26内の溶融はんだ12は加圧されているため、高さ
制御部52の下の溶融はんだ12はその高さ制御部52
の高さまで膨出し、樽状になって安定する(同図
(b))。
【0033】次いで、同図(c)に示すように、さらに
成形部材50と基板24とが相対的に移動すると、基板
24上の濡れていない箇所すなわち付着力の作用しない
箇所で、溶融はんだ12の表面張力によって基板24面
から空洞が成長する。そして、同図(d)に示すよう
に、側壁部材48の高さ制御部52の下のパッド22上
に樽状の溶融はんだ12が形成される。さらに、その溶
融はんだ12が高さ制御部52の外に出ると、パッド2
2上にほぼ球状のバンプが成形される。
【0034】このように側壁部材48にナイフ状のつば
が下方向に突出した状態で設けられている必要は必ずし
もない。但し、溶融はんだの表面張力の大きさにもよる
が、高さ制御部52の下にある溶融はんだ12とチャン
バー26内の溶融はんだ12とを分離する作用が低下す
ることがある。
【0035】また、成形部材50を構成する側壁部材4
8が全て高さ制御部52と同じ高さで形成されている
と、相対的に移動させられる移動方向と平行を成す側壁
部材48の下から、溶融はんだ12が漏れ出る可能性が
ある。このような場合は、図10に示すように、バンプ
を成形する側壁部材48に対して、その他の側壁部材5
4の下端面を基板24側に長く形成するのが好ましい。
【0036】次に、図11に示すように、チャンバー2
6に溶融はんだ12を供給し、またチャンバー26内の
溶融はんだ12を排出する容器56は複数に分割されて
いてもよい。すなわち、チャンバー26に溶融はんだ1
2を供給するための孔32が複数ある場合、その孔32
に対応させて容器56を設けるのも好ましい。容器56
を分割して、個別に溶融はんだ12の供給・排出を制御
することができる。また、容器56を分割するのに対応
して、チャンバー26を分割することも可能である。
【0037】さらに、同図(a)に示すように、成形部
材58の高さ制御部60にヒーター62を内蔵させるこ
とも可能である。溶融はんだ12などからの熱伝導によ
って高さ制御部60などを保温するのも好ましいが、溶
融はんだ12が高さ制御部60で固化しないようにヒー
ター62で加熱するもの好ましい。
【0038】また、図示を省略するが、基板24特には
んだバンプを成形するパッド22部周辺を予備加熱する
のが好ましい。チャンバー26内に溶融はんだ12を充
填したとき、溶融はんだ12の急激な温度降下を防ぐこ
とができる。予備加熱の方法は基板24の裏面から余熱
する方法や、成形装置に基板表面、特にパッド部周辺を
加熱するヒーターを設ける方法などがあるが、いずれで
あってもよい。
【0039】ところで、本発明の基本原理である溶融は
んだの表面張力は、その形状によって異なり、次のラプ
ラスの式によって与えられる値を持つ。 P=T×(1/R1+1/R2) N/m2 T=溶融はんだの表面張力 : 0.4 J/m2 (共晶はんだ) P=圧力差(加圧力)
【0040】この式によって樽型、半球型、スリット型
の各々の表面張力をグラフにしたのが図12である。こ
のグラフから明らかなように、適切な加圧力であれば、
側壁部材と基板との間の隙間から溶融はんだが漏れるこ
とはない。さらに、高さ制御部とパッドとの間に樽状と
なるように溶融はんだを供給でき、また、溶融はんだを
樽状とすることにより、形状が安定することを示してい
る。
【0041】ここで、溶融はんだの高さ制御部が設けら
れていない場合、図13の各図に工程を示すように、一
応、はんだバンプを成形することが可能である。すなわ
ち、同図(b)に示されるように、側壁部材の一部を成
すつば64の外にパッド22が移動したとき、パッド2
2に付着させられた溶融はんだ12は何らの拘束も受け
ずに表面張力のみによって表面を成形することになる。
ところが、このパッド22上の溶融はんだ12はチャン
バー26内の溶融はんだ12とつながっており、チャン
バー26内の溶融はんだ12に加圧された加圧力は、溶
融はんだ12の内部を伝わってパッド22上の溶融はん
だ12の表面張力に抗して内部から加圧する結果、パッ
ド22上の溶融はんだ12は半球状の形になる。
【0042】しかし、図12から分かるように、半球状
の溶融はんだ12が持つ最大表面張力は高さが半径と等
しい時であり、はんだの供給が過剰で、半径より高くな
った場合は、表面張力が小さくなり、この半球は破裂に
至ることになる。したがって、溶融はんだを加圧する加
圧力の最大値を充分低くおさえる必要があり、このこと
はバンプ高さを高くすることができないことを意味す
る。このように、高さ制御部がない場合も一応はんだバ
ンプを成形することができるが、成形が安定せず、生産
性が悪いものとなる。
【0043】これに対して、図1などで説明したよう
に、高さ制御部36をつば34の外一辺に設けた場合、
つば34の外にパッド22が出るまでは上述と同様であ
るが、つば34の外にでたとき、パッド22の上に高さ
制御部があるため、半球状になることはできず樽状とな
る。ところが、図12で読めるように、樽状のはんだが
持つ表面張力は、半球のそれに比べて数倍高く、ガスの
圧力を高めても樽状のはんだは破裂には至りにくい。こ
の状態で更にチャンバー26が移動すると、樽状のはん
だは高さ制御部の外に出て、ここで余熱により半球状の
はんだとなる。このとき、このはんだバンプの高さは高
さ制御部と基板との間のすきまよりも高いものになる。
【0044】バンプの高さを制御するためには、次のパ
ラメーターを変化させることができる。すなわち、溶
融はんだの加圧力、つばとパッド(基板)との隙間、
高さ制御部とパッド(基板)との隙間である。これら
のうちで、の高さ制御部とパッド(基板)との隙間が
最も重要で、この隙間を変化させることにより、大きく
バンプの大きさを変えることができる。また、の溶融
はんだの加圧力が弱いと、バンプの高さにばらつきが発
生する可能性があるが、加圧力を強くするとバンプの大
きさが大きくなるが、加圧力を大きく変化させても、バ
ンプの大きさを大きく変えることはできない。
【0045】以上、本発明のはんだバンプの成形装置と
その成形方法を種々説明したが、本発明は上述の図示し
た例示に限定されるものではない。
【0046】たとえば、容器内の溶融はんだを加圧し
て、チャンバ−内に押し出すのにあたり、空気その他の
ガスを容器の中に圧送し、逆に、チャンバ−内の溶融は
んだを容器内に戻すのに、容器内を減圧したりしていた
が、他の手段によって構成することも可能である。たと
えば、容器をシリンダ構造とし、ピストンを作動させて
溶融はんだを加圧/減圧させるようにすることも可能で
ある。
【0047】また、溶融はんだを溜める容器と、はんだ
バンプを成形する成形部材とは、一体的に構成されてい
てもよいが、両者の間を可撓性を備えたパイプなどで連
結することも可能である。このパイプ内には溶融はんだ
が通るため、パイプの内部又は表面に、ヒーターが配設
されているのが好ましい。
【0048】本発明の成形装置においては、少なくとも
枠構造の成形部材を備えていればよく、成形部材のチャ
ンバ−内に溶融はんだを出し入れする必要のない場合、
たとえば、フィルム状基板に連続してはんだバンプを形
成する処理を施すときなどには容器を必要としない。ま
た、特に連続処理を施す場合には、容器内を含め、適切
な箇所にはんだを適宜補充し得るように構成するのが好
ましい。
【0049】さらに、本発明のはんだバンプの成形装置
は、生産用装置としては少なくとも高さ制御部を含む成
形部材が均一な隙間を基板との間に持つような機構と、
成形部材と基板が相対的に平行に移動する機構から成る
ものであればなんでもよい。したがって、ロボットを用
いることも可能である。
【0050】上述の実施形態では基板を例にして説明し
たが、本発明は基板に限定されず、パッドが平坦な面に
形成されたものであればどのようなものでもよく、たと
えば、フリップチップ形式の電子部品のパッドにはんだ
バンプを成形する場合にも適用し得るものである。ま
た、平坦面とは若干の凹凸を含むものであり、たとえば
パッドや基板の裏面から突出するリードの先端部などが
凸に出ていてもよい。表面張力によって隙間を開けるこ
とができる成形部材とほぼ平坦を成す面との間隔は、凹
凸の範囲として許容し得るものである。
【0051】その他、はんだバンプの形状が大きいた
め、成形装置が大型になる場合には、成形部材のチャン
バー内の溶融はんだを容器に戻すために、真空ポンプな
どを用いて吸引することも可能である。また、パッドと
言う用語に限定解釈されるべきではなく、同様の機能を
奏する電気的接続部は全て含まれるものであるなど、本
発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に
基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施し
得るものである。
【0052】
【実施例】共晶はんだを用いて、つばと基板とのすきま
を25μm、高さ制御部と基板とのすきまを55μmと
し、ガス圧力を150gf/cm2 に設定した。そして、直
径140μm径のパッドに高さ65μmのバンプを安定
に設けることができた。また、はんだの樽型成形とチャ
ンバーからの分離は、高さ制御部で表面張力により高速
で行われるため、プロセス時間はフリップチップサイト
当たり5〜10秒で行うことができた。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るはんだバンプの成形装置及
び成形方法は、ターゲットとするパッド群の上を基板を
含めて、枠内の所定の範囲にわたって溶融はんだを流し
込んだ状態で移動させつつ、パッドの上にはんだバンプ
を成形するものである。したがって、この装置及び方法
は、端子パターンを選ばないため、マスクやグラスマス
ターを必要としない。また、パターン密度はターゲット
のパッドによって決まり、はんだバンプを成形する装置
側に微細加工は必要がない。しかも、はんだの種類を選
ばないため、はんだバンプを形成すべき基板や電子部品
に対応させて、適切なはんだを使用することができる。
【0054】さらに、本発明装置及び方法は、はんだバ
ンプを形成すべき対象が平坦なものであれば、ターゲッ
トの基板や電子部品の種類を選ばない。またさらに、本
発明装置の構成が簡単であるため、小さな装置でバンプ
形成を実現することができる。さらに、パッドの大きさ
と、高さ制御部とパッドとの隙間を特に調整するだけ
で、必要とするはんだバンプの大きさを適宜設定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るはんだバンプの成形装置の1実施
形態を示す側面断面説明図である。
【図2】図1に示す成形装置の要部拡大断面説明図であ
る。
【図3】図1に示す成形装置を下から見た要部拡大斜視
説明図である。
【図4】図1に示す成形装置の装置構成を示す要部斜視
説明図である。
【図5】(a)乃至(d)は図1に示す成形装置の作動
を順を追って示す断面説明図である。
【図6】(a)乃至(d)は図1に示す成形装置の作動
における要部をさらに詳しく順を追って示す断面説明図
である。
【図7】(a)乃至(c)は図5に示す成形装置の作動
の続きを順を追って示す断面説明図である。
【図8】(a)乃至(d)は図1に示す成形装置を用い
た他の実施形態の作動を順を追って示す断面説明図であ
る。
【図9】(a)乃至(d)は本発明に係るはんだバンプ
の成形装置の他の実施形態の作動における要部をさらに
詳しく順を追って示す断面説明図である。
【図10】本発明に係るはんだバンプの成形装置の他の
実施形態の要部拡大正面断面図である。
【図11】本発明に係るはんだバンプの成形装置の他の
実施形態を示す図であり、(a)は側面断面説明図であ
り、(b)はの要部正面断面図である。
【図12】表面張力の総圧(圧力差)と高さの関係を示
す図である。
【図13】(a)乃至(d)は本発明に係るはんだバン
プの成形装置の他の実施形態の作動における要部をさら
に詳しく順を追って示す断面説明図である。
【図14】(a)乃至(d)は従来のはんだバンプの成
形装置を作動を示す断面拡大説明図である。
【図15】(a)乃至(d)は従来のはんだバンプの他
の成形方法を示す断面拡大説明図である。
【符号の説明】
10:はんだバンプの成形装置 12:溶融はんだ 14,56:容器 16,50,58:成形部材 18,62:ヒーター 20:パイプ 22:パッド 24:基板 26:チャンバー 28,48,54:側壁部材 30:天井部材 32:孔 34,64:つば 36,52,60:高さ制御部 38:支持部材 44:はんだバンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 裕 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲 事業所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60 B23K 3/06 H01L 23/12 H05K 3/34 505

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッドを備えた平坦面に対して溶融はん
    だが入れられた枠を相対的に平行移動させ、該溶融はん
    だをパッドに付着させるステップと、 該パッドに付着させられた溶融はんだを枠の一端により
    1方向に移動させ、該溶融はんだとパッドとの付着力と
    溶融はんだの表面張力とによって、パッド上の溶融はん
    だと枠内の溶融はんだとを分離するステップとを含むは
    んだバンプの成形方法。
  2. 【請求項2】 パッドを備えた平坦面の上に所定の間隔
    を開けて枠を置くステップと、 該枠の中に溶融はんだを入れるステップと、 前記平坦面に対して溶融はんだが入れられた枠を相対的
    に平行移動させ、該溶融はんだをパッドに付着させるス
    テップと、 該パッドに付着させられた溶融はんだを枠の一端により
    1方向に移動させ、該溶融はんだとパッドとの付着力と
    溶融はんだの表面張力とによって、パッド上の溶融はん
    だと枠内の溶融はんだとを分離するステップとを含むは
    んだバンプの成形方法。
  3. 【請求項3】 前記溶融はんだを分離するステップが、
    前記枠の一部に形成された溶融はんだの高さを規制する
    高さ制御部とパッドとの間に溶融はんだを加圧して充填
    するステップを含む請求項1又は請求項2に記載するは
    んだバンプの成形方法。
  4. 【請求項4】 前記枠の中に溶融はんだを入れるステッ
    プが、溶融はんだが入れられた容器に設けられた孔から
    該溶融はんだを加圧して押し出し、前記枠の中に入れる
    ステップである請求項2又は請求項3に記載するはんだ
    バンプの成形方法。
  5. 【請求項5】 前記加圧された容器内を大気圧に開放又
    は大気圧以下に減圧して、枠の中に入れられた溶融はん
    だを容器内に戻すステップを含む請求項4に記載するは
    んだバンプの成形方法。
  6. 【請求項6】 前記溶融はんだを分離するステップに続
    いて、パッド上の溶融はんだを表面張力のみにより成形
    させた後、冷却するステップを含む請求項1乃至請求項
    5に記載するはんだバンプの成形方法。
  7. 【請求項7】 前記パッドを備えた平坦面を予備加熱す
    るステップを含む請求項1乃至請求項6に記載するはん
    だバンプの成形方法。
  8. 【請求項8】 パッドを備えた平坦面との間で、溶融は
    んだが取り込まれるチャンバーを形成する側壁部材と天
    井部材とを備える成形部材を含むはんだバンプの成形装
    置。
  9. 【請求項9】 溶融はんだを溜める容器と、 前記成形部材のチャンバーと容器との間に溶融はんだを
    通す通路と、 前記容器内の溶融はんだを加圧して通路から成形部材の
    チャンバー内に入れる加圧手段と、 前記加圧された容器内を大気圧に開放又は大気圧以下に
    減圧してチャンバー内の溶融はんだを前記通路から容器
    内に戻す減圧手段と、 前記溶融はんだを加熱する加熱手段とを含む請求項8に
    記載するはんだバンプの成形装置。
  10. 【請求項10】 前記成形部材を構成する側壁部材の外
    部に、パッド上に付着した溶融はんだの高さを規制する
    平坦な面から成る高さ制御部を備える請求項8又は請求
    項9に記載するはんだバンプの成形装置。
  11. 【請求項11】 前記高さ制御部の長さがパッドのピッ
    チより長い請求項10に記載するはんだバンプの成形装
    置。
  12. 【請求項12】 前記パッドを備えた平坦面を予め加熱
    する手段を含む請求項8乃至請求項11に記載するはん
    だバンプの成形装置。
  13. 【請求項13】 前記成形部材をパッドを備えた平坦面
    に対して所定の間隔を開けて平行に支持する支持手段
    と、前記支持部材に対して少なくとも成形部材を移動さ
    せる移動手段とを含む請求項8乃至請求項12に記載す
    るはんだバンプの成形装置。
  14. 【請求項14】 溶融はんだを溜める容器と、 パッドを備えた平坦面との間で、溶融はんだが取り込ま
    れるチャンバーを形成する側壁部材と天井部材とを備
    え、該側壁部材の外部にパッド上に付着した溶融はんだ
    の高さを規制する平坦な面から成る高さ制御部を備える
    成形部材と、 前記溶融はんだを加熱する加熱手段と、 前記成形部材のチャンバーと容器との間に溶融はんだを
    通す通路と、 前記容器内の溶融はんだを加圧して通路から成形部材の
    チャンバー内に入れるとともに該チャンバー内の溶融は
    んだを加圧する加圧手段と、 前記容器内を大気圧に開放又は大気圧以下に減圧してチ
    ャンバー内の溶融はんだを前記通路から容器内に戻す減
    圧手段とを含むはんだバンプの成形装置。
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