JP3066555B2 - テープ巻取り機構 - Google Patents

テープ巻取り機構

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JP3066555B2
JP3066555B2 JP5014265A JP1426593A JP3066555B2 JP 3066555 B2 JP3066555 B2 JP 3066555B2 JP 5014265 A JP5014265 A JP 5014265A JP 1426593 A JP1426593 A JP 1426593A JP 3066555 B2 JP3066555 B2 JP 3066555B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J33/00Apparatus or arrangements for feeding ink ribbons or like character-size impression-transfer material
    • B41J33/14Ribbon-feed devices or mechanisms
    • B41J33/16Ribbon-feed devices or mechanisms with drive applied to spool or spool spindle

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等に使用され
るインクリボンや、録音用または録画用の磁気テープ等
の幅寸法の異なるテープを内蔵したカートリッジを着脱
自在に装着し、前記カートリッジ内のテープを巻取るた
めの装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に実開平2−56666
号公報において、ラベル表示のためのラベルテープ等を
製作するためのテープライタに使用されるカートリッジ
を提案した。このカートリッジは、印字装置に対して着
脱自在に装着されるカートリッジであって、該カートリ
ッジから引き出される途中における合成樹脂製透明フイ
ルム等の印字用テープに、入力した任意の文字や記号等
を印字装置の印字部で印字するようにした、いわゆるテ
ープライタ等に用いられるカートリッジの構造に関する
ものである。
【0003】前記カートリッジは、合成樹脂製のケース
本体と蓋体とからなり、ケース本体内には、印字用テー
プの巻回収納部と、インクリボンの巻回収納部及び巻取
り部と、片面に剥離紙を添設した両面粘着テープの巻回
収納部とを設けている。そして、インクリボンにおける
インク面と印字用テープの内面とを合わせた状態でカー
トリッジにおける搬送出口放出部から外に引き出す。該
搬送出口の近傍に設けた回転するプラテンと位置固定し
たサーマルヘッドとの間に、前記インクリボンが印字ヘ
ッドに対面するようにして印字テープと共に挟持して搬
送させ、前記印字部で印字装置にて入力された文字のパ
ターンに対応してインクを印字用テープの内面に鏡像と
して印字させる。
【0004】印字済みのインクリボンは印字部の搬送下
流側で再度カートリッジ内に引き込まれて巻取り部に巻
取られる。他方、前記印字部よりも搬送方向下流側で、
カートリッジから外に出した前記両面粘着テープの片方
の露出した粘着面を、前記インク付着面に接着するよう
に印字用テープに貼着し、テープライタの外側に出たも
のを所定の寸法で切断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テープを貼
る箇所の大小や印字すべき文字の大小に応じて、印字用
テープの幅寸法も異ならせる必要があり、それに応じて
インクリボンの幅寸法も広狭のものを用いる必要があ
り、このようなテープやインクリボンをその幅寸法に応
じた幅寸法のカートリッジに収納し、インクリボンの巻
取り部では、その幅寸法に応じたトルクにより巻取る必
要がある。
【0006】しかしながら、従来の巻取り部にて発生さ
せる前記トルクは一定であったため、幅の広いインクリ
ボンに適したトルクを発生させる巻取り部に、幅の狭い
インクリボンを内蔵したカートリッジを装着した場合に
は、その幅狭のインクリボンは中途で切断されてしま
う。反対に、幅の狭いインクリボンに適したトルクを発
生させる巻取り部に、幅の広いインクリボンを内蔵した
カートリッジを装着した場合には、トルク不足のため、
幅の広いインクリボンを巻取ることができなくなとい
う問題があった。
【0007】この欠点を解消するため、前記巻取り部の
発生トルクを幅広いインクリボンに対応させる一方、幅
狭いインクリボンを内蔵したカートリッジにおけるリボ
ン巻取りスプールには、ブレーキとなるクラッチバネを
巻付けして、巻取り装置からの伝達トルクを減少させる
ように構成することが考えられた。しかし、前記カート
リッジは、印字用テープを消費してしまうと捨てる一回
限りの消耗品であるため、前述のようなクラッチバネを
使用すると、使用部品の増大等のため製造コストが高く
付くという問題があった。
【0008】このような問題は、インクリボンだけを内
蔵したカートリッジや、録音・録画用の磁気テープを内
蔵したカートリッジについても同様なことが言える。本
発明は、前記の欠点を解消するためになされたものであ
り、カートリッジ側のインクリボン等のテープ巻取りス
プールが係合する巻取り機構側の構造を工夫して、幅が
異なるテープを内蔵したカートリッジについて、そのそ
れぞれのテープの幅寸法に応じた最適な巻取りトルクを
付与できるようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のテープ巻取り機構は、イン
クリボン等のテープと該テープを巻取るスプールとを内
蔵したカートリッジを着脱自在に装着させ、且つ前記ス
プールを駆動するテープ巻取り機構であって、片持ち梁
的な第1伝動軸と第2伝動軸とを、異なる幅のテープを
内蔵したカートリ ッジのスプールにそれぞれ嵌挿できる
ように同芯状で別個に回動可能に配置し、前記第1伝動
軸における係合部と第2伝動軸における係合部とは、前
記異なる幅のテープを内蔵したカートリッジのスプール
に対してそれぞれ選択的に係合するように、スプールの
長手方向に適宜隔てて配置され、前記第1伝動軸と、第
2伝動軸とには、巻取り機構における駆動源からそれぞ
れ異なる駆動力を伝達する動力伝達部を連設させたもの
である。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のテープ巻取り機構において、前記動力伝達部
は、前記第1伝動軸の基部に巻回する第1クラッチバネ
と、第1伝動軸の基部の直径より大径に形成された第2
伝動軸における基端筒部に巻回した第2クラッチバネと
からなり、第1クラッチバネと第2クラッチバネとを、
一つの回転駆動体に同芯状に連結したものである。
【0011】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について説明
する。カートリッジは、上面開放状のケース本体1と、
該ケース本体1の上面を覆うための板状の蓋体2とから
なり、ケース本体1及び蓋体2は共に合成樹脂製の射出
成形等により形成される。図1は、印字用テープ3とイ
ンクリボン4と両面粘着テープ5とを収納したケース本
体1と、蓋体2との分解斜視図であり、図2は、ケース
本体1に対して印字用テープ3とインクリボン4と両面
粘着テープ5とを装着する前の状態を示す斜視図、図3
は印字装置100にカートリッジを装着した状態の説明
図であり、蓋体2を除いた図をそれぞれ示す。
【0012】ケース本体1の底板1aには、図2で示す
ように円筒状の嵌合軸6,7,8が立設されている。印
字用テープ3のスプール3aが前記嵌合軸6に回転自在
に支持されて、印字用テープ3の巻回収納部を構成す
る。インクリボン4のスプール4aは嵌合軸7に回転自
在に支持されて、インクリボン4の巻回収納部を形成
し、また片面(巻回部の半径外側)に剥離紙9を添設し
た両面粘着テープ5のスプール5aは嵌合軸8に回転自
在に支持されて、両面粘着テープ5の巻回収納部を形成
する。
【0013】インクリボン4の巻取りスプール40は、
ケース本体1の底板1aに穿設された軸受け孔10箇所
にて回転自在に支持され、印字装置100に設けた後述
する構造のリボン巻取り機構50における駆動軸部51
が巻取りスプール40の内径部に嵌合して、インクリボ
ン4を巻取る。前記両面粘着テープ5を外に送り出し搬
送するための送りローラ11は、底板1aに穿設した軸
受け孔12箇所に回転自在に支持されており、印字装置
100から突出する送り出し駆動軸102にて送りロー
ラ11を回転駆動する。
【0014】ケース本体1aの形状は次のようになって
いる。即ち、ケース本体1aの周囲壁1bの一側を切欠
いて形成した開口部13に、円周面一側が露出するよう
に前記送りローラ11を設け、両面粘着テープ5片面の
剥離紙9を送りローラ11の円周面に接するように経由
させ、後述する印字部で印字終了した印字用テープ3と
両面粘着テープ5とが、印字装置100における駆動ロ
ーラ103と送りローラ11とで挟持されて搬送され
る。両テープ3,5が互い接着された状態で、前記開口
部13側方に架設したテープ押え14により形成された
テープ孔15を通過して印字装置100の外に出す。な
お、前記送りローラ11に対峙して底板1aから突出す
る支軸16に、シリコーンゴム製のガイドローラ17を
回転自在に被嵌し、開口部13から外に出る両面粘着テ
ープ5の粘着面が湾曲分離壁18に接着しないように構
成している。また、湾曲分離壁18には、送りローラ1
1と対面する箇所に複数突条の難接着部を形成してあ
る。
【0015】開口部13に隣接して、前記湾曲分離壁1
8を挟んでインクリボン4の巻取り入口19を、またイ
ンクリボン4及び印字用テープ3の搬送出口20を形成
すべく、平面視略U字状の周壁21を設けている。該周
壁21で囲まれた空所22には、印字装置100におけ
るサーマルヘッド104が嵌り込む。湾曲状先端23b
が空所22内で巻取り入口19に向かって延びる板ばね
体23は、周壁21に断面U字状基端23aが差し込ま
れて取付き、該板ばね体23の湾曲状先端23b部分に
は、搬送出口20から出た印字用テープ3及びインクリ
ボン4が重なった状態で載置されている。
【0016】そして、カートリッジの印字装置100へ
の装着時にサーマルヘッド104の空所22への進入に
伴い、当該サーマルヘッド104の下面で板ばね体23
の側方傾斜部23cを押圧し、インクリボン4の下面と
板ばね体23との間にサーマルヘッド104が介挿さ
れ、当該サーマルヘッド104と回転可能なプラテンロ
ーラ105との挟持部に印字用テープ3とインクリボン
4とが挟まれる。
【0017】図4に示すように、前記駆動ローラ103
とプラテンローラ105とは揺動アーム106に装着さ
れ、該揺動アーム106の基端は印字装置100におけ
るフレーム107から立設するブラケット108に回動
自在に枢着されており、図示しないバネ手段にてサーマ
ルヘッド104から離れる方向に付勢されているが、カ
ートリッジの装着後、操作レバー109の回動にてリン
ク機構110を介して前記プラテンローラ105がサー
マルヘッド104に押圧するように回動する。
【0018】巻取りスプール40に巻取られるインクリ
ボン4に押圧して弛みを防止するための板ばね24の先
端は、前記周壁21に差し込み装着された板ばね体23
と反対向きにケース本体1内に臨む。印字用テープ3の
ケース本体1内での搬送経路は次のようになっている。
印字用テープ3の巻回収納部とインクリボン4の巻回収
納部とを区画する平面視湾曲状の区画壁25の先端切欠
き溝26から出た印字用テープ3は、ケース本体1の周
囲壁1bの内側に沿って延び、角部に底板1aから立設
した円筒状ガイド部27の周面で平面視略90度湾曲
し、前記搬送出口20方向に延びるものである。
【0019】そして、前記切欠き溝26に接近して区画
壁25から半径外向きに延びるリブ28の凸条部28a
と、前記円筒状ガイド部27周面と、その両者の間にて
蓋体2の下面から下向きに突出するリブ29の長手先端
部との三者で、印字用テープ3の直線状搬送経路を非直
線状に曲げるための非弾性体からなる障害物となし(図
1参照)、この三者でカートリッジから引き出される印
字用テープ3に、搬送抵抗を付与する。これにて、いわ
ゆるバックテンション(張力)を印字用テープ3に与え
て弛みが発生するのを防止するのである。
【0020】板ばね30は前記リブ28に基端を差し込
み、先端を円筒状ガイド部27に支持させ、中途部を巻
回収納部におけるインクリボン4に接触させてバックテ
ンションを与えるものである。また、図1に示すよう
に、蓋体2の下面には、ケース本体1における底板から
突出しまたは周囲壁1b内面に設けた多数の嵌合用支柱
31,32等に嵌合する係合ピン33を下向きに突出さ
せ、さらに、蓋板2の周縁に下向き突設したガイド壁3
5、36がケース本体1の周囲壁1b内面に沿うので、
これらにより蓋体2がケース本体1に位置狂いなく固定
される。
【0021】本発明のリボン巻取り機構50をさらに詳
しく説明すると、図4〜図6に示すように、印紙装置1
00におけるフレーム107の裏面に設けた駆動モータ
111からの駆動力はフレーム107の表面側に配置し
た伝動ギヤ列52を介して前記送り出し駆動軸102を
図4の矢印A方向に回転させると共に、リボン巻取り機
構50における駆動歯車53を図4の矢印B方向に回転
させるものとする。
【0022】この駆動歯車53は、フレーム107に突
設した中心軸54の基部に回転自在に軸支されている。
この中心軸54には、第1動力伝達軸55をその外周側
に第2動力伝達軸56をそれぞれ同状で且つ互いに独
立して回転可能に被嵌する。前記第1動力伝達軸55
は、図7に示すような広い幅寸法H1の巻取りスプール
40aを備えたカートリッジに適応させるものであり、
第2動力伝達軸56は、図8に示すような狭い幅寸法H
2の巻取りスプール40bを備えたカートリッジに適応
させるものであって、そのため、図5に示すように、第
2動力伝達軸56の長さよりも第1動力伝達軸55の長
さを長くなるように形成する一方、第1動力伝達軸55
の先端側の外周部には、前記巻取りスプール40aの内
周先端部寄り部位に突設形成した係止溝57にのみ係合
する第1係合部58を複数本放射状に外向き突設する
(図9及び図10参照)。また、第2動力伝達軸56の
先端側の外周部には、前記巻取りスプール40bの内周
基端部寄り部位に突設形成した係止溝59にのみ係合す
る第2係合部60を複数本放射状に外向き突設する。
【0023】なお、中心軸54に第1動力伝達軸56が
位置ずれしないように止め輪61にて規制し、第1動力
伝達軸55の突起部62にて第2動力伝達軸56が位置
ずれしないように規制している。従って、前記第1係合
部58と第2係合部60とは中心軸53の長手方向、換
言すると巻取りスプール40a,40bの長手方向に沿
って適宜間隔隔てた位置に形成されることになる。
【0024】また、図5及び図6に示すように、巻取り
機構50における共通(一つ)の回転駆動体としての
動歯車53から適宜の駆動力(トルク)を第1動力伝
動軸55に伝達するための第1動力伝達部としてのコイ
ル状の第1クラッチバネ63は、第1動力伝動軸55
基部外周にコイル部を巻回当接させる一方、第1クラッ
チバネ63の一端を駆動歯車53の適宜係止孔等の係止
部65に係止させておく。同様に、前記駆動歯車53か
ら適宜の駆動力(トルク)を第2動力伝動軸56に伝達
するための第2動力伝達部としてのコイル状の第2クラ
ッチバネ64は、第2動力伝動軸56の基端筒部外周5
6aにコイル部を巻回当接させる一方、第2クラッチバ
ネ64の一端を駆動歯車53の適宜係止溝等の係止部6
6に係止させておく。
【0025】これらの場合、第1動力伝動軸55の基部
の直径よりも第2動力伝動軸56の基端筒部外周56a
の直径を大径に形成し(図5及び図6参照)、第1クラ
ッチバネ63及び第2クラッチバネ64の各コイル部の
巻回方向は、図6に示すように、第1動力伝動軸55、
第2動力伝動軸56をそれぞれ固定して考えたとき、駆
動歯車53が右回り回転できる方向である。そして、前
第1クラッチバネ63及び第2クラッチバネ64は、
印字部で送り出されるインクリボン量と、リボン巻取り
スプール40a,40b部分で発生する巻径の大小によ
る巻取り量の差を、クラッチバネのコイル部とそれに摺
接する第1動力伝動軸55或いは第2動力伝動軸56の
軸部とのスリップによって吸収すると共に、その時発生
する滑りトルクによって、印字されたインクリボンを巻
取るという2つの機能を有するものである。
【0026】この滑りトルクは、広幅寸法のインクリボ
ンを収納したカートリッジに適用するための第1クラッ
チバネ63では大きく、狭幅寸法のインクリボンを収納
したカートリッジに適用するための第2クラッチバネ6
4では小さくなるよう設定するのである。そして、広幅
寸法のインクリボンを収納したカートリッジを印字装置
100に装着すると、図7及び図9に示すように、リボ
ン巻取りスプール40aの係止溝58に第1動力伝達軸
55の係合部58が噛み合うように嵌合し、第2動力伝
達軸56の係合部60とは係合しない。この状態で印字
動作を実行させると、駆動モータ111の作動にて、送
り出し駆動軸102及び駆動歯車53が所定の方向に回
転し、印字用テープ3とインクリボン4とがサーマルヘ
ッド104の方向に送られ、印字後の印字用テープ3と
両面粘着テープ5とが、送りローラ11の箇所で合わせ
接着された後、外部に排出される。一方、印字済のイン
クリボン4の部分は、第1動力伝達軸55と一体的に回
転する巻取りスプール40aにて巻取られる。このと
き、第1動力伝達軸55は第1クラッチバネ63の箇所
で前記広幅のインクリボンの巻取りに必要な所定の滑り
トルクを発生し、駆動歯車53と回転速度差を生じさせ
つつ回転するのである。
【0027】他方、狭い幅寸法のインクリボンを収納し
たカートリッジを印字装置100に装着した場合は、図
8及び図10に示すように、リボン巻取りスプール40
bの係止溝59に第2動力伝達軸56の係合部60が噛
み合うように嵌合し、第1動力伝達軸55の係合部58
とは係合しない。この状態で印字動作を実行すると、印
字済のインクリボン4の部分は、第2動力伝達軸56と
一体的に回転する巻取りスプール40bにて巻取られ
る。このとき、第2動力伝達軸56は第2クラッチバネ
64の箇所で前記狭い幅のインクリボンの巻取りに必要
な所定の滑りトルクを発生し、駆動歯車53と回転速度
差を生じさせつつ回転するのである。
【0028】なお、幅寸法の異なるインクリボンを内蔵
したカートリッジを装着替えするとき、それに応じた巻
取りスプールが第1係合部または第2係合部に選択的に
係合するように、カートリッジの第1動力伝達軸55ま
たは第2動力伝達軸56への差し込み深さが規制される
ように、支持板67等には突起部68等を設けている
(図7参照)。
【0029】以上に説明したように、幅寸法の異なるイ
ンクリボンを内蔵したカートリッジを装着替えすると
き、それに応じた巻取りスプールが第1係合部または第
2係合部に選択的に係合するのであり、また、この各係
合部は対応する滑りトルクを発生させることができる動
力伝達部である第1クラッチバネ63または第2クラッ
チバネ64にそれぞれ連設しているので、リボン幅寸法
の異なるカートリッジに取り替えても、リボンの切断や
巻取り不良を起こすことがない。
【0030】なお、3種類の異なる大きさの滑りトルク
を発生させたいときには、それぞれクラッチバネを装着
した動力伝達軸を3本同心状各互いに独立的に回転可能
に配置し、各動力伝達軸ごとにその軸線に沿って3か所
の異なる箇所に係合部を設けるようにすれば良いのであ
る。
【0031】
【発明の作用及び効果】以上に述べたごとく、請求項1
に記載の発明のテープ巻取り機構は、インクリボン等の
テープと該テープを巻き取るスプールとを内蔵したカー
トリッジを着脱自在に装着させ、且つ前記スプールを駆
動することより、テープを巻取る機構であって、片持ち
梁的な第1伝動軸と第2伝動軸とを、異なる幅のテープ
を内蔵したカートリッジのスプールにそれぞれ嵌挿でき
るように同芯状で別個に回動可能に配置し、前記第1伝
動軸における係合部と第2伝動軸における係合部とは、
前記異なる幅のテープを内蔵したカートリッジのスプー
ルに対してそれぞれ選択的に係合するように、スプール
の長手方向に適宜隔てて配置され、前記第1伝動軸と、
第2伝動軸とには、巻取り機構における駆動源からそれ
ぞれ異なる駆動力を伝達する動力伝達部を連設させたも
のであるので、テープ幅寸法の異なるカートリッジに取
り替えても、テープの切断や巻取り不良を起こすことが
ない。従って、1つのテープ巻取り機構で、複数の異な
るテープ幅のカートリッジを問題なく使用することがで
きると共に、カートリッジごとに複雑なトルク発生装置
を装着しないから、使い捨てのカートリッジの製造コス
トを大幅に低減できるという効果を奏するのである。
【0032】そして、第1伝動軸及び第2伝動軸は各々
片持ち梁的であり、且つ各伝動軸に設けられた係合部が
スプールの長手方向に適宜隔てて配置されているから、
異なる幅のテープを内蔵したカートリッジを交換すると
き、伝動軸の自由端側から基部側に向かってカートリッ
ジ乃至はスプールを押圧する必要がなくカートリッジの
交換作業が至極簡単に実行できるという効果を奏する。
【0033】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のテープ巻取り機構において、前記動力伝達部
は、前記第1伝動軸の基部に巻回する第1クラッチバネ
と、第1伝動軸の基部の直径より大径に形成された第2
伝動軸における基端筒部に巻回した第2クラッチバネと
からなり、第1クラッチバネと第2クラッチバネとを、
一つの回転駆動体に同心状に連結したものである。
【0034】この構成により、同芯状に配置された第1
伝動軸の基部に巻回する第1クラッチバネと、第2伝動
軸における基端筒部に巻回した第2クラッチバネとは、
同じ平面上に配置することができ、請求項1に記載の発
明の効果に加えて、2つのクラッチバネの配置により、
両伝動軸の長さを長くすることを要せず、コンパクトに
できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における印字用テープ等を収納したケ
ース本体と、蓋体との分解斜視図である。
【図2】ケース本体に対して印字用テープ等を装着する
前の状態を示す斜視図である。
【図3】印字装置にカートリッジを装着した状態の説明
図である。
【図4】印字装置及び巻取り機構の正面図である。
【図5】巻取り機構の断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】広幅のインクリボン用カートリッジの組み込み
状態の断面図である。
【図8】狭幅のインクリボン用カートリッジの組み込み
状態の断面図である。
【図9】図7のIX−IX線矢視断面図である。
【図10】図8のX−X線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 蓋体 3 印字用テープ 4 インクリボン 5 両面粘着テープ 11 送りローラ 14 テープ押え 40,40a,40b 巻取りスプール 50 リボン巻取り機構 51 駆動軸部 53 駆動歯車 54 中心軸 55 第1動力伝達軸 56 第2動力伝達軸 57,59 係止溝 58 第1係合部 60 第2係合部63 第1クラッチバネ 64 第2クラッチバネ 100 印字装置 101 リボン駆動軸 102 送出し駆動軸 103 駆動ローラ 104 サーマルヘッド 105 プラテンローラ 111 駆動モータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボン等のテープと該テープを巻
    取るスプールとを内蔵したカートリッジを着脱自在に装
    着させ、且つ前記スプールを駆動するテープ巻取り機構
    であって、片持ち梁的な第1伝動軸と第2伝動軸とを、
    異なる幅のテープを内蔵したカートリッジのスプールに
    それぞれ嵌挿できるように同芯状で別個に回動可能に配
    置し、前記第1伝動軸における係合部と第2伝動軸にお
    ける係合部とは、前記異なる幅のテープを内蔵したカー
    トリッジのスプールに対してそれぞれ選択的に係合する
    ように、スプールの長手方向に適宜隔てて配置され、前
    記第1伝動軸と、第2伝動軸とには、巻取り機構におけ
    る駆動源からそれぞれ異なる駆動力を伝達する動力伝達
    部を連設させたことを特徴とするテープ巻取り機構。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達部は、前記第1伝動軸の基
    部に巻回する第1クラッチバネと、第1伝動軸の基部の
    直径より大径に形成された第2伝動軸における基端筒部
    に巻回した第2クラッチバネとからなり、第1クラッチ
    バネと第2クラッチバネとを、一つの回転駆動体に同芯
    状に連結したことを特徴とする請求項1に記載のテープ
    巻取り機構。
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