JP3066524B2 - 給湯温度の遠隔制御方法と遠隔制御装置 - Google Patents

給湯温度の遠隔制御方法と遠隔制御装置

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JP3066524B2 JP8241224A JP24122496A JP3066524B2 JP 3066524 B2 JP3066524 B2 JP 3066524B2 JP 8241224 A JP8241224 A JP 8241224A JP 24122496 A JP24122496 A JP 24122496A JP 3066524 B2 JP3066524 B2 JP 3066524B2
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株式会社デベロ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯の技術分野に属
するものであり、とくに湯温コントローラ側から受槽側
へ一方的に給湯するシステムにおいて湯温を受槽側から
遠隔制御するための方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯のための技術については多種多様の
ものが開発されており、これらを具体化した給湯システ
ムが各種の分野で広く用いられている。一般的な給湯シ
ステムは建物内に装備されてこれと一体になっているも
のが多い。したがって、在宅入浴を希望する者のため移
動入浴車に設備されて用いられる給湯システムは特殊な
ものであるといえる。この特殊な給湯システムは、福祉
の一環として高齢者・身体不自由者・傷病者などの自力
入浴困難な者を介護者が定期的に入浴させるという場合
に貢献している。
【0003】図3は移動入浴車に設備された従来の給湯
システムを示している。この図示例の給湯システムにお
いては、屋外にあって移動入浴車1に搭載されている湯
温コントローラ2と屋内の入浴場所まで搬入された浴槽
3とが一本のホース4で接続される。したがって湯温コ
ントローラ2から送り出される適温の湯は、ホース4を
通って浴槽3まで供給されることになる。
【0004】この種の給湯システムにおいて、熱湯用と
給水用など二本のホースを使用し、これらから送られて
くる熱湯と水とを浴槽側で混合するという場合には、湯
加減調節の拙さに起因した火傷事故などを未然に防止す
ることがむずかしくなる。それに10〜50mもの長い
ホースを屋外から屋内まで引き込む場合には、かなりの
労力負担が強いられる。すなわちホース二本を用いると
いうことは、これが一本の場合と比べ、負担のかかる作
業が二倍になるということである。したがって図3のよ
うに、適温の湯を一本のホース4で浴槽3まで供給する
ということは安全性や作業性の点で望ましいといえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3の従来技術は給湯
用ホースを一本にした点で望ましいものであるが、これ
には下記(1) のような課題が残されている。また、その
対策として一般的に考えられる各手段も下記(2)(3)のよ
うな課題があるので満足できない。
【0006】(1) 課題の一つは湯温が気象条件(気温)
の影響を受けるということである。これは給湯用ホース
が外部に曝されているからであり、とくに冬期や寒冷地
などでは湯が浴槽に達するまでに湯温が極度に降下す
る。また、湯温に対する体感温度に個人差があったり、
湯温の感じ方が日々の体調で変わったりすることも、湯
温の設定を困難にしている。もちろん湯加減は、浴槽内
の湯温を確認しながら湯温コントローラで調節すること
ができるが、湯温のチェック場所が屋内にあり、湯温の
調節場所が屋外にあるという状況下での湯加減調節に
これらの間を行き来する煩わしさがともなう。
【0007】(2) 課題1の解決策としては、周知の手段
で湯温コントローラを電気的に遠隔操作することがまず
考えられる。しかしこれは湯水で濡れる場所に電線を引
き込むということである。入浴場所へ電線を引き込
とは感電事故を惹き起こすおそれあるので、避けるこ
とが望ましい。
【0008】(3) 他の対策として作業員二人による無線
通信(携帯電話)や有線通信(インタホン)などが考え
られる。これは屋内(浴槽側)に一人、屋外(湯温コン
トローラ側)に一人というように各作業員を所定位置に
配し、浴槽側の作業員から送られる湯温情報に基づいて
湯温コントローラ側の作業員が湯加減を調節するという
ものである。しかし、これらの通信手段には二人の作業
員が必要になる。また無線通信には、建物等による電
波遮蔽・電力線からの電磁誘導・周波数の問題・コスト
アップなどクリアすべき難問が多い。有線通信にもこれ
と同様の課題があるほか、通信線の引き込みに手数を要
する。
【0009】
【発明の目的】 本発明はかかる技術的課題を解決しよう
とするものである。すなわち本発明は、安全性・安定し
た遠隔制御性・省力化・コストダウンなど、これら満足
させることのできる給湯温度制御方法と給湯温度制御装
置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された給湯温度の遠隔制御方法は所期の目的を達成す
るために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち
求項1記載の方法は、湯温コントローラから送り出され
る湯を給湯用の配管より受槽側へ供給するための給湯シ
ステムであって、給湯用配管内を流れる湯の流量を温度
非制御用流量・昇温制御用流量・降温制御用流量の少な
くとも三段階に切り替えるための流量切替器が受槽側の
給湯配管部に備え付けられ、給湯用配管内を流れる湯の
流量を検知するための流量センサを備えた流量測定器が
湯温コントローラに接続され、かつ、流量測定器の流量
センサが湯温コントローラ側の給湯配管部に介在され
いるものにおいて、受槽側へ供給すべき湯を温度上昇も
温度降下もさせないときには、給湯用配管内を流れる湯
の流量を流量切替器により温度非制御用流量に保持する
こと、および、受槽側へ供給すべき湯を温度上昇させる
ときには、給湯用配管内を流れる湯の流量を流量切替器
により昇温制御用流量に切り替え、このときの湯の流量
を検知した流量センサから出力される流量検知信号を流
量測定器に入力し、これに基づいて流量測定器から出力
される温度上昇用の制御信号を湯温コントローラに入力
して該湯温コントローラにより湯温を上昇させること、
および、受槽側へ供給すべき湯を温度降下させるときに
は、給湯用配管内を流れる湯の流量を流量切替器により
降温制御用流量に切り替え、このときの湯の流量を検知
した流量センサから出力される流量検知信号を流量測定
器に入力し、これに基づいて流量測定器から出力される
温度降下用の制御信号を湯温コントローラに入力して該
湯温コントローラにより湯温を降下させることを特徴と
する。
【0011】本発明の請求項2に記載された給湯温度の
遠隔制御装置は所期の目的を達成するために下記の課
題解決手段を特徴とする。すなわち請求項2記載の装置
は、湯の温度を上昇降下させることのできる給湯用の
湯温コントローラと、湯温コントローラ側から供給され
湯を受けるための受槽と、これら湯温コントローラ・
受槽にわたる給湯用の配管とが組み合わされた給湯シス
テムにあって給湯温度を遠隔制御するための装置におい
て、給湯用配管内を流れる湯の流量を温度非制御用流量
・昇温制御用流量・降温制御用流量の少なくとも三段階
に切り替えるための流量切替器が受槽側の給湯配管部に
備え付けられ、給湯用配管内を流れる湯の流量を検知す
るための流量センサを備えた流量測定器が湯温コントロ
ーラに接続され、かつ、流量測定器の流量センサが湯温
コントローラ側の給湯配管部に介在されているものであ
ること、および、受槽側へ供給すべき湯を温度上昇も温
度降下もさせないときには、給湯用配管内を流れる湯の
流量を流量切替器により温度非制御用流量に保持できる
ものであること、および、受槽側へ供給すべき湯を温度
上昇させるときには、給湯用配管内を流れる湯の流量を
流量切替器により昇温制御用流量に切り替え、このとき
の湯の流量を検知した流量センサから出力される流量検
知信号を流量測定器に入力し、これに基づいて流量測定
器から出力される温度上昇用の制御信号を湯温コントロ
ーラに入力して該湯温コントローラにより湯温を上昇さ
せるものであること、および、受槽側へ供給すべき湯を
温度降下させるときには、給湯用配管内を流れる湯の流
量を流量切替器により降温制御用流量に切り替え、この
ときの湯の流量を検知した流量センサから出力される流
量検知信号を流量測定器に入力し、これに基づいて流量
測定器から出力される温度降下用の制御信号を湯温コン
トローラに入力して該湯温コントローラにより湯温を降
下させるものであることを特徴とする。
【0012】
【作用】 本発明に係る給湯温度の遠隔制御方法において
は、給湯用配管内を流れる湯が信号伝達媒体になる。し
たがっ湯温を上げたり下げたりする必要のないときに
は、湯の流量を既述のように温度非制御用流量に保持
し、湯温を上げたり下げたりする必要のあるときには、
湯の流量を既述のように昇温制御用流量に切り替えたり
降温制御用流量に切り替えたりする。これは流量切替器
のある受槽側にいて流量切替操作をすることのできる作
業員(一人)が、受槽内に注ぎ込まれる湯の温度を確認
しながら湯温を適切に遠隔制御できるということであ
る。かかる遠隔制御方法は、これを電気的制御方法に置
き換えてみた場合に、給湯用配管が電線、湯が電流、流
量切替器が電気スイッチにそれぞれ相当するのであるか
ら、給湯用配管内を流れる湯を巧みに利用して電気回路
と等価の制御手段がつくられているといえる。もちろん
この方法に感電事故のおそれがないし、既成の通信手
段にみられるような通信障害も起こらない。加えて、一
本の給湯連絡管(ホース)で適温の湯を供給するという
メリットもそのまま残すことができる。
【0013】本発明に係る給湯温度の遠隔制御装置には
前記本発明方法を実施するために必要な機器が付けられ
ている。すなわち本発明装置は、湯温コントローラ・受
槽・給湯用配管が組み合わされたものにおいて、これら
の所定位置に所定の流量切替器・流量測定器・流量セン
サが備え付けられているから、本発明方法を実施する上
で好適なものとなる。本発明装置の場合は、また、湯温
を遠隔制御するために要する機器が流量切替器・流量測
定器・流量センサなどのように少ないから、装置構成の
簡潔性や経済性が保たれる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る給湯温度の遠隔制御
方法および遠隔制御装置の一実施形態について、図1を
参照して説明する。
【0015】図1に例示された湯温コントローラ11
は、給水給湯用の配管構造12・湯沸器19・サーボ弁
22・給湯温度制御器23・その他を備えて構成されて
いる。給水給湯用の配管構造12においては、第一入水
管13・第二入水管14・湯沸管15・熱湯管16・給
湯管17が一連に接続されているとともに、第一入水管
13・第二入水管14の境界部と熱湯管16・給湯管1
7の境界部とにわたりバイパス水管18が接続されてい
る。こうした配管構造12は、金属パイプ・合成樹脂パ
イプ・異種の材料を複合した複合材パイプなど周知のパ
イプを主体にしてつくられるが、耐熱性を要求される湯
沸管15や熱湯管16については、そのような材質のも
のが用いられる。湯沸用の加熱器19は、一例として灯
油を気化して燃焼することのできるオイルバーナからな
り、他の一例としてLPGのようなガスを燃焼すること
のできるガスバーナからなる。これら以外の一例として
加熱器19は電気ヒータからなる。加熱器19が上記バ
ーナからなる場合には、これが周知の配管手段で燃料タ
ンク(燃料ボンベ)20に接続される。加熱器19が電
気ヒータからなる場合にはこれが電源(図示せず)に接
続される。このような加熱器19は湯沸管15と組み合
わされて周知の湯沸部21を構成する。サーボ弁22
は、ここを通る水の流量を入力信号(制御信号)に基づ
いて無段階調整することのできる周知のものである。サ
ーボ弁22はバイパス水管18に取り付けられてここに
介在されている。給湯温度制御器23は、加熱器19の
加熱出力とサーボ弁22の開度(バイパス水管18を通
る水の流量)とを制御することのできるマイクロコンピ
ュータからなる。すなわちこれは、給湯管17での水:
熱湯の混合つくられる湯を適温にするためのものであ
る。給湯温度制御器23は、また、外部からの信号を受
けて上記二つの要素(加熱出力・流量)を制御すること
ができるものである。
【0016】図1に例示された流量測定器31は温度制
御用のプログラマブルロジックコントローラ(PLC)
32・波形整形回路33・その他の電気部品ないし電子
部品で構成されたものであり、これには流量センサ34
が接続されて付属する。したがって流量測定器31は、
流量センサ34からの流量検知信号を受けたときに、こ
れに基づく演算処理をして所定の温度制御信号を出力す
るというものである。流量センサ34は管内の流量変化
を検知し、その流量検知信号(電気信号)を流量測定器
31に入力するというものである。流量センサ34とし
ては、管内に流量が変化したときの圧力変化を検知する
ものや流速変化をするものなど、任意の既製品を採用す
ることができる。図示の例では、管内の流速変化を羽根
車の回転で読み取り、これを電気信号に変換して流量測
定器31に入力するタイプのものが流量センサ34とし
て採用されている。このような流量測定器31は湯温コ
ントローラ11の給湯温度制御器23と電気的に接続さ
れ、これに付属する流量センサ34は配管構造12の給
湯管17に取り付けられてここに介在される。
【0017】図1に例示された受槽41は浴槽からな
る。受槽41たる浴槽として図示例のようなもの、す
なわち、身体を横長に浸けることのできる本体槽42と
これの頭部側に連結された洗髪槽43とからなるものが
主として用いられる。このような浴槽は公知であったり
周知であったりする。これ以外の浴槽で公知ないし周知
のものも受槽41として用いることができる。受槽41
の配管には給湯用のものと排水用のものとがある。受槽
41の給湯用配管は、先端側に二つの分岐管部52・5
3を有する給湯管51からなる。給湯管51には流量切
替器54が取り付けられてここに介在される。流量切替
器54は弁・コックの類に属していて、これの全閉状態
から全開状態までの範囲内において流量を少なくとも三
段階に切り替えることができるものである。ちなみに、
流量切替器54で三段階に切り替えるときの各流量
度非制御用流量・昇温制御用流量・降温制御用流量のよ
うにいう。これらは一例として、温度非制御用流量=7
〜20リットル/分、昇温制御用流量=6リットル/
分、降温制御用流量=4リットル/分のように設定され
る。一方の分岐管部52は受槽41側に取り付けられた
周知のコック55に接続される。他方の分岐管部53の
先端にはコックを有する周知のシャワー器具56が取り
付けられる。なお給湯管51とこれの両分岐管部52・
53には、流路開閉用の弁ないしコックが適所に設けら
れたりもする。受槽41の排水用配管は、本体槽42の
底部に接続された排水管57と洗髪槽43の底部に接続
された排水管58と両排水管57・58の先端側にある
排水合流管59とを主体にして構成されている。これら
各管の57〜59適所にも流路開閉用の弁ないしコック
が設けられたりする。
【0018】図1に例示された給湯連絡管61は可撓性
のある長尺ホースからなる。給湯連絡管61たるホー
スは市販品でよいが、軽量で強靭なものが望ましい。そ
の一例として補強材の埋め込まれたゴムまたは合成樹脂
製のホースが採用される。給湯連絡管61は、これの一
端が湯温コントローラ11側の給湯管17に接続され、
これの他端が受槽41側の給湯管51に接続されるとい
う態様で湯温コントローラ11から受槽41にわたるも
のである。
【0019】上述した湯温コントローラ11や流量測定
器31は、図1に略示された移動入浴車71(図3の移
動入浴車1と同じ)の荷台部に搭載されてここに据えつ
けられる。移動入浴車71の荷台部に単に積み込まれる
だけの受槽41や給湯連絡管61は、自明のとおり、こ
こから持ち出すことができるものである。湯温コントロ
ーラ11と受槽41とは、不使用時に分離されていてこ
れらを使用するときに給湯連絡管61を介して接続され
るようになっている。そのほか、加熱器19に接続され
る燃料タンク20も移動入浴車71の荷台部に搭載され
る。
【0020】図1に例示された給湯システムは、在宅入
浴とか他の給湯とかに用いることができるものである。
その具体的一例として在宅入浴を実施する場合は以下の
ようになる。
【0021】はじめは、所定の設備を搭載した移動入浴
車71が入浴希望者宅まで出向いていく。移動入浴車7
1が目的地に到着した後は、受槽41が入浴希望者宅内
(屋内)に搬入されたり、湯温コントローラ11側(屋
外)の給湯管17と受槽41側(屋内)の給湯管51と
にわたって給湯連絡管61が接続されたりする一方、上
水道と湯温コントローラ11側の第一入水管13とが図
示しない給水管(ホース)で接続されたりする。このよ
うな準備を終えた後に、上水道のコックが開放されて第
一入水管13への給水が開始され、その直後に加熱器1
9が点火されてこれによる湯沸管15内の加熱が行なわ
れる。
【0022】湯温コントローラ11において、第一入
水管13を通る水の一部は第二入水管14から湯沸管1
5へと流れ、ここで加熱器19により加熱されて熱湯と
なり、その熱湯が熱湯管16を通って給湯管17に至
る。第一入水管13を通る水の他の一部もバイパス水管
18を通って給湯管17に至る。したがって熱湯と水は
給湯管17内混合される。この際の混合でつくられる
湯の温度は給湯温度制御器23により定まる。これは
定値に基づき、給湯温度制御器23熱湯の沸き上がり
温度(加熱器19の加熱出力)をコントロールしたり、
バイパス水管18を通過する水の流量(サーボ弁22の
開度)をコントロールしたりするからである。こうした
ことから、給湯管17では、ある高温の熱湯に所定量の
水が加えられて40±2℃程度の適温の湯がつくられ
る。
【0023】湯温コントローラ11の給湯管17から送
り出される適温の湯は、給湯連絡管61を通って受槽4
1側の給湯管51に至る。このとき給湯管51の流量
切替器54は温度非制御用流量を保持しており、該給湯
管51の一方の分岐管部52を通る湯がコック55から
受槽41内に注ぎ込まれる。給湯管51に至った適温の
湯は、また、該給湯管51の一方の分岐管部52を経由
してシャワー器具56からも取り出すことができる。ち
なみに湯温コントローラ11側の給湯管17について
うと、適温湯が受槽41内に注ぎ込まれるときの流量は
15〜20リットル/分であり、適温湯がシャワー器具
56より放出されるときの流量は7〜10リットル/分
である。これらは温度非制御用流量(7〜20リットル
/分)の範囲内にあるということである。
【0024】上記において、受槽41内に注ぐ湯の温度
とかシャワー器具56から取り出す湯の温度とかを上げ
る場合、流量切替器54を昇温制御用流量(6リット
ル/分)に切り替える。このようにした場合、湯温コ
ントローラ11側から受槽41側へと流れる湯の流量が
所定量だけ前記よりも減少する。この流量変化が生じる
と、湯温コントローラ11側の給湯管17に介在してい
る流量センサ34が「流量6リットル/分」になったこ
とを検知してその流量検知信号を流量測定器31に入力
し、これを受けた流量測定器31が所定の演算処理をし
て温度上昇制御信号を給湯温度制御器23に入力する。
温度上昇制御信号を受けるごと、自身の温度設定値を上
昇側に自動再設定する給湯温度制御器23は、給湯管1
7内での「熱湯:水」の混合でつくられる湯の温度をた
とえば一切り替えあたり1℃上昇させるために加熱器1
9の加熱出力をコントロールしたりまたはバイパス
水管18上にあるサーボ弁22の開度をコントロールし
たりあるいはこれらの両方をコントロールしたりす
る。したがって流量切替器54を一回だけ昇温制御用流
量に切り替えたとき、給湯管17内でつくられる湯の
温度が1℃だけ上昇する。この湯温制御状態は、つぎの
温度上昇制御信号が給湯温度制御器23に入力されるま
で、または、後述の温度降下制御信号が給湯温度制御器
23に入力されるまで保持されるものであり、流量切替
器54を温度非制御用流量に戻したとしても変わらな
い。ということは、流量切替器54を温度非制御用流量
から昇温制御用流量へ切り替える回数に比例して湯温が
上昇するということである。このようにして温度の上昇
した湯既述の流路を通じて受槽41やシャワー器具5
6に供給される。
【0025】一方、受槽41内に注ぐ湯の温度やシャワ
ー器具56から取り出す湯の温度を下げる場合流量切
替器54を降温制御用流量(4リットル/分)に切り替
える。こうした場合も湯温コントローラ11側から受槽
41側へと流れる湯の流量が所定量だけ前記よりも減少
する。この流量変化が生じると、前記流量センサ34が
「流量4リットル/分」になったことを検知してその流
量検知信号を流量測定器31に入力し、これを受けた流
量測定器31が所定の演算処理をして温度降下制御信号
を給湯温度制御器23に入力する。温度降下制御信号を
受けるごと、自身の温度設定値を降下側に自動再設定す
る給湯温度制御器23は、給湯管17内での「熱湯:
水」の混合によりつくられる湯の温度をたとえば一切り
替えあたり1℃降下させるために加熱器19の加熱出力
をコントロールしたりまたはバイパス水管18上に
あるサーボ弁22の開度をコントロールしたりあるい
これらの両方をコントロールしたりする。したがっ
て流量切替器54を一回だけ降温制御用流量に切り替え
たとき給湯管17内でつくられる湯の温度が1℃だけ
降下する。この湯温制御状態も、つぎの温度降下制御信
号が給湯温度制御器23に入力されるまで、または、前
記温度上昇制御信号が給湯温度制御器23に入力される
まで保持されるものであり、流量切替器54を温度非制
御用流量に戻したとしても変わらない。ということは、
温度上昇の場合と同じく、流量切替器54を温度非制御
用流量から昇温制御用流量へ切り替える回数に比例して
湯温が降下するということである。このようにして温度
の降下した湯既述の流路を通じて受槽41やシャワー
器具56に供給される。
【0026】本発明において湯温コントローラ11から
送り出される湯を受槽41側へ供給するための給湯用配
管としては、上述の実施形態を参照して明らかなよう
に、二つの給湯管17・51や両管17・51を接続す
るための給湯連絡管61などがこれに該当する。ちなみ
図示例では、流量センサ34が湯温コントローラ11
側の給湯用配管部(給湯管17)に備え付けられ、流量
切替器54が受槽41側の給湯用配管部(給湯管51)
に備え付けられている。けれど も、流量センサ34が湯
温コントローラ11側に近接したり流量切替器54が受
槽41側近接したりするという条件を満足させるなら
ば、これら流量センサ34流量切替器54管継手
などを介して給湯連絡管61の各端部に脱着自在に取り
つけれられよい。
【0027】上述した実施形態において、温度非制御用
流量・昇温制御用流量・降温制御用流量などは、これら
の流量値が互いに異なるという場合に、例示のものと異
なる数値を採用することができる。流量切替器54を昇
温制御用流量または降温制御用流量に一回切り替えるご
と、2℃以上湯温を上げたり2℃以下湯温を下げたり
ことは設計変更の範囲のものである。流量切替器54
の切替段数は、前例において温度非制御用流量・昇温制
御用流量・降温制御用流量を含む三段階である。これに
ついて、昇温制御用流量の切替段数を二段階以上にした
り、降温制御用流量の切替段数を二段階以上にしたりす
ることも、簡単な設計変更実施できる。流量切替器5
4について流量の切り替えが節度よく行なえるものが
望ましい。したがっ流量切替器54が弁・コックから
り、当該切り替えを単一の流量切替器54で行なうと
いう場合、たとえ流路開閉用の操作レバーを中立位
置に保持したとき温度非制御用流量になり、該操作レバ
ーを中立位置から一定角度(例:45度)だけ正回転さ
せたとき昇温制御用流量になり、該操作レバーを中立位
置から一定角度(例:45度)だけ逆回転させたとき降
温制御用流量になるというような流量切替器54が採用
される。そのほか、湯温コントローラ11から受槽41
にわたる単位時間あたりの給湯量を増すため、両者間の
配管部分を二本以上にすることもできる。この場合にお
いて各配管部分を流れる湯の温度も前記と同様の手段で
遠隔制御される。
【0028】本発明に係る給湯温度の遠隔制御方法およ
び遠隔制御装置の他の一実施形態について、図2を参照
して説明する。
【0029】図2に例示されたものは、流量切替器81
の構成が既述の流量切替器54と異なる。すなわち図2
の流量切替器81は、バイパス管82が方向制御弁83
を介して受槽41側の給湯管51に接続されたり、二本
の分岐バイパス管84・85が方向制御弁86を介して
バイパス管82の端末に接続されたり、該各分岐バイパ
ス管84・85の端末が給湯管51に接続されたり、さ
らに各分岐バイパス管84・85に定量流量弁87・8
8が取り付けられていたりする構成である。この実施形
態における各弁は公知ないし周知のものであり、この実
施形態において説明を省略した湯温コントローラ11側
の構成は図1に例示されたものと同じである。
【0030】図2を参照して、給湯連絡管61から送ら
れてくる湯が給湯管51→方向制御弁83(バイパス管
82:不通)→コック55・シャワー用器具56のよう
に流れるとき、既述の温度非制御用流量が保持され
る。図2を参照して、上記の湯が給湯管51→方向制御
弁83→バイパス管82→方向制御弁86(分岐バイパ
ス管85:不通)→分岐バイパス管84→定量流量弁8
7(流量例:6リットル/分)→給湯管51のようにバ
イパスするとき、既述の昇温制御用流量が保持され
る。また図2において、上記の湯が給湯管51→方向制
御弁83→バイパス管82→方向制御弁86(分岐バイ
パス管84:不通)→分岐バイパス管85→定量流量弁
88(流量例:4リットル/分)→給湯管51のように
バイパスするとき、既述の降温制御用流量が保持され
る。かかる湯量の三段切り替えは、流量切替器81の二
つの方向制御弁83・86を切り替え操作することによ
り行なわれる。そして昇温制御用流量のときや降温制御
用流量のとき、流量センサ34→流量測定器31→給
湯温度制御器23のような前述の制御系を介して給湯温
度が上昇したり下降したりするので、図2の実施形態に
おいて給湯温度を前述したと同様に遠隔制御すること
ができる。
【0031】図2の実施形態において、両分岐バイパス
管84・85の端末が受槽41に接続されることがあ
る。そのほか、図1の実施形態で述べた各事項は、図2
の実施形態においても技術的互換性や設計変更の範囲内
ですべて採用される。
【0032】本発明に係る給湯温度の遠隔制御方法
隔制御装置は、給湯設備がなかったり給湯設備が使用不
能状態に陥ったりするケースであれば、家庭用・工業用
・医療用・災害対策用などを問わず、各種の分野に適用
することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る給湯温度の遠隔制御方法は
下記のような効果を有する。
【0034】 受槽側流量切替器を切替操作をするこ
とにより、湯温を上げたり下げたりするための遠隔制御
が行なえる。このような操作は受槽側にいる作業員一人
で行なえるということであるから、作業員を少なくとも
二人要する場合と比べ、人的面での省力化がはかれる。
【0035】 受槽側湯温を遠隔制御できるものであ
るため、受槽側にいる作業員が受槽内に注ぎ込まれる湯
の温度を確認しながらこれを直ちに所望の温度にするこ
とができる。したがって所望温度の湯を迅速に受槽に供
給することができ、供給された湯の使用開始も早まる。
【0036】 給湯用配管内を流れる湯を湯温制御時の
信号伝達媒体にしているので、電気通信系の遠隔制御手
段にみられるような電波遮蔽・電磁誘導・周波数などの
問題がなく、安定した遠隔制御性を確保することができ
る。また、電気的な遠隔制御手段にみられる受槽側での
感電事故も起こる余地がないから、安全性の点でも優れ
ている。
【0037】 既存の配管やこれを通じて送られる湯を
遠隔制御に用いるものであるため、新たに要する設備費
の増加分が少ない。それ配管を給水用・熱湯用のよう
に二本に分けるのでなく、湯加減の調節された湯を一本
の管に通して湯温コントローラ側から受槽側へと送るの
で、給湯用配管の費用についてもこれの増加を抑えるこ
とができる。また、湯加減の調節された湯が受槽側で取
り出せるので火傷事故の心配がなく、この点でも安全で
ある。
【0038】 湯温コントローラ側から受槽側にわたる
給湯用配管の引き込みに際し、通信線や電線類などが付
帯しないから、作業面での省力化がはかれる。
【0039】 設備費の抑制・人的面での省力化・作業
面での省力化などを併せ、給湯システムのコストダウン
を達成することができる。
【0040】本発明に係る給湯温度の遠隔制御装置は下
のような効果を有する。
【0041】 上述した給湯温度の遠隔制御方法を実施
することのできる装置であるという点で有用なものであ
り、しかも、湯温コントローラ・受槽・給湯用配管が組
み合わされたものにおいて湯温の遠隔制御に要する機器
が、流量切替器・流量測定器・流量センサなどのように
少ないから、装置構成の簡潔性や経済性が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯温度の遠隔制御方法および遠
隔制御装置の一実施形態を略示した説明図である。
【図2】本発明に係る給湯温度の遠隔制御方法および遠
隔制御装置について、他の一実施形態の要部を略示した
説明図である。
【図3】従来の給湯システムを略示した説明図である。
【符号の説明】
11 湯温コントローラ 12 配管構造 13 第一入水管 14 第二入水管 15 湯沸管 16 熱湯管 17 給湯管 18 バイパス水管 19 湯沸器 20 燃料タンク 21 湯沸部 22 サーボ弁 23 給湯温度制御器 31 流量測定器 32 プログラマブルロジックコントローラ 33 波形整形回路 34 流量センサ 41 受槽 51 給湯管 52 分岐管部 53 分岐管部 54 流量切替器 55 コック 56 シャワー用器具 61 給湯連絡管 81 流量切替器 82 バイパス管 83 方向制御弁 84 分岐バイパス管 85 分岐バイパス管 86 方向制御弁 87 定量流量弁 88 定量流量弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 豊 茨城県水戸市酒門町1744番地の2 株式 会社デベロ内 (56)参考文献 特開 平4−203818(JP,A) 特開 昭63−30917(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 23/00 - 23/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯温コントローラから送り出される湯を給
    湯用の配管より受槽側へ供給するための給湯システムで
    あって、給湯用配管内を流れる湯の流量を温度非制御用
    流量・昇温制御用流量・降温制御用流量の少なくとも三
    段階に切り替えるための流量切替器が受槽側の給湯配管
    部に備え付けられ、給湯用配管内を流れる湯の流量を検
    知するための流量センサを備えた流量測定器が湯温コン
    トローラに接続され、かつ、流量測定器の流量センサが
    湯温コントローラ側の給湯配管部に介在されているもの
    において、受槽側へ供給すべき湯を温度上昇も温度降下
    もさせないときには、給湯用配管内を流れる湯の流量を
    流量切替器により温度非制御用流量に保持すること、お
    よび、受槽側へ供給すべき湯を温度上昇させるときに
    は、給湯用配管内を流れる湯の流量を流量切替器により
    昇温制御用流量に切り替え、このときの湯の流量を検知
    した流量センサから出力される流量検知信号を流量測定
    器に入力し、これに基づいて流量測定器から出力される
    温度上昇用の制御信号を湯温コントローラに入力して該
    湯温コントローラにより湯温を上昇させること、およ
    び、受槽側へ供給すべき湯を温度降下させるときには、
    給湯用配管内を流れる湯の流量を流量切替器により降温
    制御用流量に切り替え、このときの湯の流量を検知した
    流量センサから出力される流量検知信号を流量測定器に
    入力し、これに基づいて流量測定器から出力される温度
    降下用の制御信号を湯温コントローラに入力して該湯温
    コントローラにより湯温を降下させることを特徴とする
    給湯温度の遠隔制御方法。
  2. 【請求項2】湯の温度を上昇降下させることのできる
    給湯用の湯温コントローラと、湯温コントローラ側から
    供給される湯を受けるための受槽と、これら湯温コント
    ローラ・受槽にわたる給湯用の配管とが組み合わされた
    給湯システムにあって給湯温度を遠隔制御するための装
    において、給湯用配管内を流れる湯の流量を温度非制
    御用流量・昇温制御用流量・降温制御用流量の少なくと
    も三段階に切り替えるための流量切替器が受槽側の給湯
    配管部に備え付けられ、給湯用配管内を流れる湯の流量
    を検知するための流量センサを備えた流量測定器が湯温
    コントローラに接続され、かつ、流量測定器の流量セン
    サが湯温コントローラ側の給湯配管部に介在されている
    ものであること、および、受槽側へ供給すべき湯を温度
    上昇も温度降下もさせないときには、給湯用配管内を流
    れる湯の流量を流量切替器により温度非制御用流量に保
    持できるものであること、および、受槽側へ供給すべき
    湯を温度上昇させるときには、給湯用配管内を流れる湯
    の流量を流量切替器により昇温制御用流量に切り替え、
    このときの湯の流量を検知した流量センサから出力され
    る流量検知信号を流量測定器に入力し、これに基づいて
    流量測定器から出力される温度上昇用の制御信号を湯温
    コントローラに入力して該湯温コントローラにより湯温
    を上昇させるものであること、および、受槽側へ供給す
    べき湯を温度降下させるときには、給湯用配管内を流れ
    る湯の流量を流量切替器により降温制御用流量に切り替
    え、このときの湯の流量を検知した流量センサから出力
    される流量検知信号を流量測定器に入力し、これに基づ
    いて流量測定器から出力される温度降下用の制御信号を
    湯温コントローラに入力して該湯温コントローラにより
    湯温を降下させるものであることを特徴とする給湯温度
    の遠隔制御装置。
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