JP3065613U - 全二重オ―ディオ通信回路 - Google Patents

全二重オ―ディオ通信回路

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JP3065613U JP1999005142U JP514299U JP3065613U JP 3065613 U JP3065613 U JP 3065613U JP 1999005142 U JP1999005142 U JP 1999005142U JP 514299 U JP514299 U JP 514299U JP 3065613 U JP3065613 U JP 3065613U
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川 原 敬 一 大
川 三 千 雄 歌
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクの機能を有するイヤホンなどのトラン
スデューサを用いた全二重オーディオ通信回路におい
て、トランスデューサ1個でよく、しかも、電気的フィ
ードバックのない安定した回路を提供する。 【解決手段】 受信信号を送信側に電気的フィードバッ
クしないように差動増幅回路のそれぞれの入力端でその
振幅と位相を合せるインピーダンス回路を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は通信装置、無線送受信機、携帯電話機などの送受話器部に使用する全 二重オーディオ通信回路に関する。 とくに、音響を電気送信信号に変換すると同時に電気受信信号を音響に変換す る機能を有するトランスデューサ(Transducer)を1個のみ用いた全二重通信回路 に係わる。詳しくは、従来のような送信器と受話器を別々に使用せず、1個のト ランスデューサを用いた全二重通信回路に係わる。
【0002】
【従来の技術】
全二重通信は通話の両者が同時に発信と受信ができるので、半二重通信よりメ リットがある。
【0003】 しかし、全二重通信は同時に発信と受信を行うようにするため閉鎖されたルー プ回路となる。そこでのフィードバックがないようにその総ループゲインは1以 下にしなければならない。この種の装置は通常スピーカとマイクロホンが別々で あった。
【0004】 米国特許第4,002,860号には音声フィードバック問題を解決する方法 が提示されている。該特許に記載の通信装置は音声フィードバックを消すための スピーカとマイクロホンを兼ねるトランスデューサ(Transducer)を使用している 。しかしながら、該特許に記載の回路設計では効果的に電気的フィードバックを キャンセルすることはできなかった。
【0005】 そこで、さらに、電気信号フィードバックを改善するため、図6に示すように 、前記トランスデューサ101,102を使用した通信装置200の全二重オー ディオ通信回路100が提案された。尚、ここで、通信装置本体200は携帯用 電話機本体であり、また、トランスデューサ101,102はマイクの機能を有 するイヤホンとして説明する。
【0006】 この原理を以下に示す。まず、通信装置本体200の受信部でアンテナなどか らの搬送波信号をオーディオ信号に復調し、その受信信号Rをオペアンプ回路1 03に入力し、増幅を行った後、それぞれオペアンプ回路104,105に入力 する。それらの増幅出力はオペアンプ回路106の差動増幅回路に入る。
【0007】 オペアンプ回路106の入力信号は振幅・位相共同一なので、その出力信号は 打消されると同時に、受信信号はトランスデューサ101,102からそれぞれ 音響出力となって音声がそれぞれの耳に入る。
【0008】 すなわち、この回路は受信信号をキャンセルして送信信号成分に入らないよう にするキャンセル回路である。
【0009】 一方、送信したい音声は、それぞれの耳における振動(内耳の空気振動)をト ランスデューサ101,102が検出して、オーディオ信号に変換する。これら のオーディオ信号をそれぞれオペアンプ回路104,105に入力して増幅する 。ここでトランスデューサ101,102の極性は予め、逆極性に設定してある ので、オペアンプ回路106ではそれらのオーディオ信号の和となる。この和の オーディオ信号が送信出力Sとして通信装置本体200の送信部に入り、そこで FM変調され、搬送波信号となりアンテナから輻射される。
【0010】 以上のようにして、トランスデューサ101,102を使用することにより、 送信信号Sの中で、受信信号Rの成分が打消されるキャンセル回路により、電気 信号フィードバックのキャンセル量を−40db以下とした。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示されるような電気的フィードバックを改善する方法に は、次のような間題点がある。
【0012】 第1の欠点はトランスデューサであるイヤホンを2個必要なことである。即ち 、両耳にそのトランスデューサを入れなければならないということである。2個 必要なことは非常に煩わしいことであった。
【0013】 次に、第2の欠点は図6のキャンセル回路は、その電気信号フィードバックの キャンセル量を−40db以下にするには、キャンセル回路の各回路定数を正確 に設定しなければならないことである。特に、両イヤホンの特性を完全に同一に 保つことは困難であり、各回路定数が、設定値より少しでも定数のシフト変化或 は移動があれば、そのキャンセル量は急激に低下するという欠点がある。
【0014】 従って、実際に使用するための安定したキャンセル回路でないということであ つた。
【0015】 本考案は前述した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 トランスデューサすなわちマイクの機能を有するイヤホンを1個だけでよく、安 定した動作をするキャンセル回路の全二重オーディオ通信回路を提供することに ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案の全二重オーディオ通信回路は、通信装置の 送受話器部に使用する全二重オーディオ通信回路であって、 音響入力を電気送信信号に変換すると同時に、電気受信信号を音響出力に変換 するマイク機能を有するマグネチックイヤホン又はダイナミックイヤホン又はク リスタルイヤホンであるトランスデューサ(Transducer)と、 送信信号を送信増幅回路に出力する差動増幅回路と、 受信増幅回路からの受信信号を分岐し、それぞれ前記差動増幅回路の第1入力 端子と第2入力端子に接続するための分岐回路とを備え、 前記分岐回路の第1出力回路は抵抗回路からなり抵抗を介して接地されると共 に、前記第1入力端子に接続し、その第2出力回路は抵抗回路からなり前記トラ ンスデューサを介して接地されると共に抵抗を介して前記第2入力端子に接続し 、前記抵抗回路によって受信増幅回路からの信号が前記差動増幅回路の第1入力 端子と第2入力端子においてそれぞれ振幅同一にすることを特徴とする。
【0017】 また、通信装置の送受話器部に使用する全二重オーディオ通信回路であって、 音響入力を電気送信信号に変換すると同時に、電気受信信号を音響出力に変換 するマイク機能を有するマグネチックイヤホン又はダイナミックイヤホン又はク リスタルイヤホンであるトランスデューサと、 送信信号を送信増幅回路に出力する差動増幅回路と、 受信増幅回路からの受信信号を分岐し、それぞれ前記差動増幅回路の第1入力 端子と第2入力端子に接続するための分岐回路とを備え、 前記分岐回路の第1出力回路はインピーダンス回路からなり抵抗を介して接地 されると共に、前記第1入力端子に接続し、その第2出力回路は抵抗回路からな り前記トランスデューサを介して接地されると共に、抵抗を介して前記第2入力 端子に接続し、前記インピーダンス回路及び抵抗回路により受信増幅回路からの 信号が前記差動増幅回路の第1入力端子と第2入力端子においてそれぞれ振幅同 一、位相同相にすることを特徴とする。
【0018】 また、請求項2記載の前記インピーダンス回路は抵抗と容量の直列回路からな ることを特徴とする。
【0019】 また、通信装置の送受話器部に使用する全二重オーディオ通信回路であって、 音響入力を電気送信信号に変換すると同時に、電気受信信号を音響出力に変換 するトランスデューサと、 送信信号を送信増幅回路に出力する差動増幅回路と、 受信増幅回路からの受信信号を分岐し、それぞれ前記差動増幅回路の第1入力 端子と第2入力端子に接続するための分岐回路とを備え、 前記分岐回路の第1出力回路は抵抗回路からなりインピーダンス回路を介して 接地されると共に、前記第1入力端子に接続し、 その第2出力回路は抵抗回路からなり、前記トランスデューサを介して接地さ れると共に、抵抗を介して前記第2入力端子に接続し、 前記インピーダンス回路によって、受信増幅回路からの信号が前記差動増幅回 路の第1入力端子と第2入力端子においてそれぞれ振幅同一、位相同相にするこ とを特徴とする。
【0020】 また、請求項4記載の前記インピーダンス回路は、トランスデューサがクリス タルイヤホンのときは抵抗と容量の直列回路からなり、トランスデューサが、マ グネチックイヤホン又はダイナミックイヤホンのときは抵抗とコイルの直列回路 からなることを特徴とする。
【0021】 また、請求項1,2,3,4又は5記載の前記通信装置は携帯用電話機である ことを特徴とする全二重オーディオ通信回路。
【0022】
【考案の実施の形態】
本考案の第1実施例を図1に基づき説明する。図1の全二重オーディオ通信回 路1において、200は通信装置本体、200aは相手方のオーディオ送信信号 Sの入力端子、200bは相手方からのオーディオ受信信号Rの出力端子である 。2,3は受信信号Rを増幅するオペアンプ回路、11は分岐回路であり、11 aは第1出力回路、11bは第2出力回路であり、第1実施例ではいずれも抵抗 回路である。 10はトランスデューサであり、マイクの機能を有するイヤホン、9は差動増 幅回路であり、9aは第1入力端子、9bは第2入力端子である。 ここで、前記第1出力回路11aは第1入力端子9aと接続され、前記第2出 力回路11bは前記マイクの機態を有するイヤホン10に接続されると共に、抵 抗を介して第2入力端子9bにも接続される。 7は差動増幅回路9の出力を増幅するオペアンプ、8は安定化直流電流回路で ある。
【0023】 全二重オーディオ通信回路1の動作は以下のようになる。 通信装置本体200の受信部で復調されたオーディオ信号である受信信号Rは その出力端子200bより出力し、高周波成分などを減衰させるフィルタ回路を 通り、オペアンプ増幅回路5,6で増幅されて、分岐回路11に入力する。 ここで、受信信号Rは第2出力回路11bを経由してマイクの機能を有するイ ヤホン10に入力し、音声が出力される。それと同時に第2出力回路11bを経 由して、差動増幅回路9の第2入力端子9bに抵抗を介して入力する。一方、分 岐回路11の第1出力回路11aの受信信号Rは差動増幅回路9の第1入力端子 9aに入力する。
【0024】 差動増幅回路9の出力端には、第1入力端子9aと第2入力端子9bのそれぞ れの受信信号の差が出力されるが、それらの受信信号の入力の振幅を同一にする ように第1出力回路と第2出力回路の抵抗値を定めれば受信信号Rは差動増幅回 路9の出力端子で0となる。よって、電気的なフィードバックはほとんどなくな る。
【0025】 一方、音声が内耳内の空気振動によりマイク機能のあるイヤホン10が検出し て電気オーディオ信号、すなわち送信信号Sとなって、差動増幅回路9の第2入 力端子9bに入力し、増幅され送信出力Sとなる。
【0026】 次に、本考案の第2実施例を図2に基づき説明する。 図2の第2実施例は図1の第1実施例をさらにその電気的フィードバックを改 善したものである。
【0027】 図3(a)に示すようにトランスデューサ10の等価回路で解るように正確に は抵抗成分rのみではない。コイルLのインダクタンス成分が含まれているイン ピーダンスである。
【0028】 例えば、あるマイクの機能を有するイヤホンの例の場合は、r=95Ω、L= 80mHである。
【0029】 このようなインダクタンス成分がある場合は、分岐回路11の第2出力回路1 1b又は12bに並列に入ったトランスデューサ10のインダクタンス成分によ り、差動増幅回路9の第2入力端子9bにおける受信信号Rの位相が、第1入力 端子9aにおける受信信号Rより進んでしまう。 従って、図1の第1実施例のように受信信号Rの振幅成分のみ同一としても、 受信信号の位相差により、差動増幅回路9の出力は0でなくなる。これは電気的 フィードバックの原因となる。
【0030】 本考案の第2実施例の図2は、トランスデューサ10のインダクタンス成分が 無視できない場合に対応できるものである。
【0031】 ここで、図2の符号を説明するが、図1と同一の符号はその機能が同じであり 、説明を省略する。図2において、12は第2実施例の分岐回路であり、12a はその第1出力回路であるインピーダンス回路、12bはその第2出力回路であ る抵抗回路である。
【0032】 インピーダンス回路12aがインダクタンス成分による受信信号の位相のずれ を合せるための回路である。 トランスデューサ10のインダクタンス成分により差動増幅回路9の第2入力 端子9bの受信信号が第1入力端子9aの受信信号より位相が進んでいるので、 第1入力端子9aの受信信号の位相をその分進めるようなインピーダンス回路1 2aとすればよい。 図3(b)にその回路の一例を示す。抵抗Rと容量Cの直列回路である。 このような直列回路により、差動増幅回路9の第1入力端子9aの受信信号と 第2入力端子9bの受信信号の振幅と位相とを共に同一とさせることができる。 従って、策2実施例のインピーダンス回路12aにより、トランスデューサ1 0にインダクタンス成分が無視できない場合でも、この影響を打消して、差動増 幅回路9の出力側の受信信号Rを完全に0とすることができ、よって、電気的フ ィードバックを安定に抑制することができる。
【0033】 前記インダクタンス成分の影響を打消す作用をさらに詳細に説明する。 今、図2、図3において、オペアンプ6の出力点(分岐回路12の分岐点)の 電圧をe、第2出力回路(抵抗回路)12bとトランスデューサ10の接続点 の電圧をe、第1出力回路(インピーダンス回路)12aと抵抗R9との接続 点の電圧をeとする。また、第2出力回路12bの抵抗をR0とし、抵抗R0 は抵抗R1を介して差動増幅回路9の入力端子9bに接続しているとする。但し 、R1>>R0とする。 ここで、角周波数ω=2πf(f:周波数)とし、j=√(−1)すれば、e とeの電圧比K1は次式のようになる。 K1=(e/e)=(r+jωL)/{(r+R0)+jωL}‥‥(1 ) ここで、ωが大きいときは、K1→1となる。ωが小さいときは、K1=r/ (r+R0)となり0に近い値となる。 すなわち、eは(1)式から解るように、角周波数ωにほぼ比例する。 一方、eはeの振幅と位相が一致していなければ差動増幅回路9の出力に はe分が出力されないので、eもωに比例するようにしなければならない。 そこで、インピーダンス回路12aには容量分Cが直列に接続されなければな らない。すなわち、eとeの電圧比K2は次式のようになる。 K2=(e/e)=R9/{(R9+R)+(1/jωC)}‥‥(2) ここで、ωが大きければK2=R9/(R9+R)となりR9>>RならK2 →1となる。ωが小さいときはK2→0となる。 従って、両者とも角周波数ωに比例するので定数を選定すれば、同じ傾向の周 波数特性で、差動増幅器9の両入力端子9a,9bには角周波数ωに対して同一 の振幅を加えることができる。よって、eはキャンセルされる。 図4には他実施例の全二重オーディオ通信回路3を示す。前述の図2の実施例 の全二重オーディオ通信回路2のR9の代りに抵抗r′とコイルL′からなるイ ンピーダンス回路13を設けてキャンセルしようとするものである。 今、R1>>R0、R0=Rとし、さらにL′=L、r′=rとすれば、 (r+jωL)/{(r+R0)+jωL}≒(r′+jωL′)/{(r′ +R)+jωL′}となり、e≒eとなり、同相、同一振幅でキャンセルさ れ、差動振幅器9の出力にはe成分はなくなる。 図5にはさらに他の実施例の全二重オーディオ通信回路4を示す。この例はト ランスデューサ20が、クリスタルイヤホン(ピエゾイヤホン)の場合である。 図5にも示してあるように容量性となる回路である。 ここで、Cとrの直列回路はクリスタルイヤホンの等価回路である。これ をキャンセルするには図5に示すようにインピーダンス回路13はC′とr′ の直列回路が必要となる。 図4の場合と同様に、R1>>R0、R0=Rとして、C′=C、r′ =rとすれば、e≒eとなり、ほとんど同相、同一振幅でキャンセルされ、 差動振幅器9の出力にはe成分はなくなる。
【0034】
【考案の効果】
本考案の全二重オーディオ通信回路は次のような効果を奏する。 (1)従来はマイクの機能を有するイヤホンなどのトランスデューサは2個必 要とし、耳に煩わしかったが、本考案はトランスデューサは1個でよく、耳への 煩わしさを従来より非常に少なくした効果がある。 (2)マイクの機能を有するイヤホンなどのインダクタンス成分或は容量成分 が無視できない場合にも、この影響を打消し、完全に電気的フィードバックがな い安定に動作する全二重オーディオ通信が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全二重オーディオ通信回路の第1実施
例のブロック図である。
【図2】本考案の全二重オーディオ通信回路の第2実施
例のブロック図である。
【図3】(a)はマイクの機能を有するイヤホンの等価
回路図、(b)はインピーダンス回路の一実施例の回路
図である。
【図4】本考案の全二重オーディオ通信回路の第3実施
例のブロック図である。
【図5】本考案の全二重オーディオ通信回路の第4実施
例のブロック図である。
【図6】従来例の全二重オーディオ通信回路のブロック
図である。
【符号の説明】
R オーディオ受信信号 S オーディオ送信信号 1,2,3,4 全二重オーディオ通信回路 5,6,7 オペアンプ増幅回路 8 直流安定化回路 9 差動増幅回路 9a 第1入力端子 9b 第2入力端子 10,20 トランスデューサ、マイクの機能を有す
るイヤホン 11,12 分岐回路 11a 第1出力回路、抵抗回路 12a 第1出力回路、インピーダンス回路 11b,12b 第2出力回路、抵抗回路 13 インピーダンス回路(抵抗とコイルの直列回
路)、(抵抗と容量の直列回路) 200 通信装置本体、携帯用電話機本体 200a 相手方へのオーディオ送信信号入力端子 200b 相手方からのオーディオ受信信号出力端子

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信装置の送受話器部に使用する全二重
    オーディオ通信回路であって、 音響入力を電気送信信号に変換すると同時に、電気受信
    信号を音響出力に変換するマイク機能を有するマグネチ
    ックイヤホン又はダイナミックイヤホン又はクリスタル
    イヤホンであるトランスデューサ(Transducer)と、 送信信号を送信増幅回路に出力する差動増幅回路と、 受信増幅回路からの受信信号を分岐し、それぞれ前記差
    動増幅回路の第1入力端子と第2入力端子に接続するた
    めの分岐回路とを備え、 前記分岐回路の第1出力回路は抵抗回路からなり抵抗を
    介して接地されると共に、前記第1入力端子に接続し、
    その第2出力回路は抵抗回路からなり前記トランスデュ
    ーサを介して接地されると共に抵抗を介して前記第2入
    力端子に接続し、前記抵抗回路によって受信増幅回路か
    らの信号が前記差動増幅回路の第1入力端子と第2入力
    端子においてそれぞれ振幅同一にすることを特徴とする
    全二重オーディオ通信回路。
  2. 【請求項2】 通信装置の送受話器部に使用する全二重
    オーディオ通信回路であって、 音響入力を電気送信信号に変換すると同時に、電気受信
    信号を音響出力に変換するマイク機能を有するマグネチ
    ックイヤホン又はダイナミックイヤホン又はクリスタル
    イヤホンであるトランスデューサと、 送信信号を送信増幅回路に出力する差動増幅回路と、 受信増幅回路からの受信信号を分岐し、それぞれ前記差
    動増幅回路の第1入力端子と第2入力端子に接続するた
    めの分岐回路とを備え、 前記分岐回路の第1出力回路はインピーダンス回路から
    なり抵抗を介して接地されると共に、前記第1入力端子
    に接続し、その第2出力回路は抵抗回路からなり前記ト
    ランスデューサを介して接地されると共に、抵抗を介し
    て前記第2入力端子に接続し、前記インピーダンス回路
    及び抵抗回路により受信増幅回路からの信号が前記差動
    増幅回路の第1入力端子と第2入力端子においてそれぞ
    れ振幅同一、位相同相にすることを特徴とする全二重オ
    ーディオ通信回路。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンス回路は抵抗と容量の
    直列回路からなることを特徴とする請求項2記載の全二
    重オーディオ通信回路。
  4. 【請求項4】 通信装置の送受話器部に使用する全二重
    オーディオ通信回路であって、 音響入力を電気送信信号に変換すると同時に、電気受信
    信号を音響出力に変換するトランスデューサと、 送信信号を送信増幅回路に出力する差動増幅回路と、 受信増幅回路からの受信信号を分岐し、それぞれ前記差
    動増幅回路の第1入力端子と第2入力端子に接続するた
    めの分岐回路とを備え、 前記分岐回路の第1出力回路は抵抗回路からなりインピ
    ーダンス回路を介して接地されると共に、前記第1入力
    端子に接続し、 その第2出力回路は抵抗回路からなり、前記トランスデ
    ューサを介して接地されると共に、抵抗を介して前記第
    2入力端子に接続し、 前記インピーダンス回路によって、受信増幅回路からの
    信号が前記差動増幅回路の第1入力端子と第2入力端子
    においてそれぞれ振幅同一、位相同相にすることを特徴
    とする全二重オーディオ通信回路。
  5. 【請求項5】 前記インピーダンス回路は、トランスデ
    ューサがクリスタルイヤホンのときは抵抗と容量の直列
    回路からなり、トランスデューサが、マグネチックイヤ
    ホン又はダイナミックイヤホンのときは抵抗とコイルの
    直列回路からなることを特徴とする請求項4記載の全二
    重オーディオ通信回路。
  6. 【請求項6】 前記通信装置は携帯用電話機であること
    を特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の全二重
    オーディオ通信回路。
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