JP3065000U - バランスウエイト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離紙が湿度等の影響で伸縮しても皺の発生
もなく、常に粘着剤に密着して、剥離紙を保護するよう
にしたバランスウエイトを提供する。 【解決手段】 バランスウエイト４には、剥離紙３に剥
離紙の伸縮を吸収する手段として、剥離紙３の側縁部
５、６に切り込みが設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本発明はバランスウエイトに係わり、特に、粘着剤を保護するようにしたバラ ンスウエイトに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、バランスウエイト本体と、このバランスウエイト本体を被バランス 修正物に固着せしめるため、前記バランスウエイト本体に塗布された粘着剤と、 前記粘着剤を保護するため、前記粘着剤を覆う剥離紙とからなり、これらを巻回 したバランスウエイトを、所定の重量毎に切断して使用するバランスウエイトが 提案されている。 しかし、上記したものは、剥離紙が湿度等の影響で伸縮し、特に、伸縮により 剥離紙に皺が発生し、粘着剤より離れてしまい、この状態で長時間放置した場合 、前記粘着剤の接着力が劣化したり、粘着剤に埃が付着したりして、品質が低下 し、使用不可となるという欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は上記した点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、 剥離紙が湿度等の影響で伸縮して剥離紙に皺が発生しようとしてもこれを吸収し 、粘着剤に密着して、粘着剤を保護するようにした新規なバランスウエイトを提 供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案に係わるバランスウエイトは、 バランスウエイト本体と、このバランスウエイト本体を被バランス修正物に固 着せしめるため、前記バランスウエイト本体に塗布された粘着剤と、この粘着剤 を保護するため、前記粘着剤を覆う剥離紙とからなり、これらを巻回したバラン スウエイトにおいて、 前記剥離紙に剥離紙の伸縮を吸収する手段を設けたことを特徴とするものであ り、 また、前記剥離紙の伸縮を吸収する手段は、前記剥離紙の側縁部に設けた切り 込みであることを特徴とするものであり、 また、前記切り込みの長さは、第１の長さの切り込みと、第２の長さの切り込 みで構成したことを特徴とするものであり、 また、前記剥離紙の伸縮を吸収する手段は、前記剥離紙を折り返して形成した ものであることを特徴とするものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案のバランスウエイトの実施の形態について詳細に説明する。 （実施の形態１） 図１、２は、第１の実施の形態を示す図である。 図において、１はバランスウエイト本体、２はこのバランスウエイト本体１を 図示しない被バランス修正物に固着せしめるため、前記バランスウエイト本体１ 裏面に塗布された粘着剤、３は粘着剤２を保護するため、粘着剤２を覆う剥離紙 、４はこれらを一体にして巻回したバランスウエイトであり、このバランスウエ イト４には、剥離紙３に剥離紙の伸縮を吸収する手段として、剥離紙３の側縁部 ５、６に切り込み７が設けられている。 切り込みは、図１のように、全て等しい寸法で形成してもよいし、また、図２ の様に異なる寸法の切り込み８、９で形成してもよい。

【０００６】 （実施の形態２） 図３は、第２の実施の形態を示す図である。 この実施の形態では、前記剥離紙の伸縮を吸収する手段は、剥離紙３を折り返 して、折り返し１１を形成し、この折り返し１１で伸縮を吸収するように構成し たものである。勿論、この場合、前記した切り込み７を設けるとより効果的であ る。

【０００７】 そして、このように構成したバランスウエイトは、巻回された状態から適宜繰 り出しながら、所定の重量バランスウエイトに切り出して使用する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案のバランスウエイトは、上記のように構成したから、剥離紙は常に粘着 剤に密着して、粘着剤の接着力を正常な状態に保持する。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案の実施の形態１のバランスウエイ
トの斜視図である。

【図２】図２は本考案の他のバランスウエイトの斜視図
である。

【図３】図３は本考案の実施の形態２のバランスウエイ
トの斜視図である。

【符号の説明】

１ バランスウエイト本体 ２ 粘着剤 ３ 剥離紙 ４ 巻回したバランスウエイト ５、６ 側縁部 ７、８、９ 切り込み １１ 折り返し

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バランスウエイト本体と、このバランス
   ウエイト本体を被バランス修正物に固着せしめるため、
   前記バランスウエイト本体に塗布された粘着剤と、この
   粘着剤を保護するため、前記粘着剤を覆う剥離紙とから
   なり、これらを巻回したバランスウエイトにおいて、 前記剥離紙に剥離紙の伸縮を吸収する手段を設けたこと
   を特徴とするバランスウエイト。
2. 【請求項２】 前記剥離紙の伸縮を吸収する手段は、前
   記剥離紙の側縁部に設けた切り込みであることを特徴と
   する請求項１記載のバランスウエイト。
3. 【請求項３】 前記切り込みの長さは、第１の長さの切
   り込みと、第２の長さの切り込みで構成したことを特徴
   とする請求項２記載のバランスウエイト。
4. 【請求項４】 前記剥離紙の伸縮を吸収する手段は、前
   記剥離紙を折り返して形成したものであることを特徴と
   する請求項１記載のバランスウエイト。