JP3064913B2 - 光伝送路障害点検出装置 - Google Patents

光伝送路障害点検出装置

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JP3064913B2
JP3064913B2 JP8175289A JP17528996A JP3064913B2 JP 3064913 B2 JP3064913 B2 JP 3064913B2 JP 8175289 A JP8175289 A JP 8175289A JP 17528996 A JP17528996 A JP 17528996A JP 3064913 B2 JP3064913 B2 JP 3064913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】光伝送システムの伝送路の障
害地点検出に関し、特に伝送路の途中に受動光分岐回路
を配置し、1台の光伝送装置と複数の光伝送装置間で通
信を行うパッシブ・オプティカル・ネットワーク(Pa
ssive Optical Network:PO
N)の伝送路の損失測定や、障害地点を検出する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】PONシステムにおいて光パルス試験装
置、光合分波器及び光フィルタを用いて、光伝送路の障
害地点を検出装置として、例えば、US Patent
1,177,354に記載されているものが知られて
いる。
【0003】図8は、US Patent 5,17
7,354に記載されている装置の構成図を示してい
る。
【0004】光送信器1から出力される信号光(波長λ
S)は、伝送路障害点検出装置7から出力されるパルス
状の光である試験光(波長λO TDR)とWDMカプ
ラ11で合波され、光ファイバ2を伝送させ、n(2以
上の整数)個の出力光ポートを有する光分岐回路6に入
力される。
【0005】光分岐回路6で、信号光と試験光はn分岐
され、それぞれ伝送路4−1〜4−nを伝送される。受
信端において、伝送路4−1〜4−nを伝送して来た信
号光と試験光は光フィルタ12−1〜12−nに入力さ
れる。信号光は、これらの光フィルタを透過され、光受
信器5−1〜5−nに入力される。一方、試験光は、光
フィルタにより反射され、再び伝送路4−1〜4−nに
入力され、光分岐回路6で合波され、光ファイバ2に再
び伝送させ、WDMカプラ11を化して伝送路障害点検
出装置に戻される。
【0006】次に、この伝送路障害点検出装置の動作に
ついて、図9を参照しながら説明する。伝送路障害点検
出装置に入力する試験光は、伝送路からの後方散乱光
(レーリー散乱光)と光フィルタ12−1〜12−nか
らの反射光である。伝送路障害点検出装置から出力され
るパルス光の出力時間から、この後方散乱光と反射光の
受信するまでの時間と、後方散乱光と反射光の光パワー
を測定することにより、図9に示す特性が得られる。
【0007】図9では、光送信器1の位置を基準に、光
分岐回路6、光受信器5−1,5−2,5−nまでの距
離をそれぞれL1,L4,L5,L6(L1<L4<L
5<L6)としている。図中、実線は伝送路4−1〜4
−nに障害が無い場合に得られる特性であり、破線は伝
送路4−2に障害として破断点が1カ所有る場合を示し
ている。障害点の検出は、実線と破線を比較することに
より行っている。具体的には、伝送距離L5での反射点
が消滅していることにより、光ファイバ4−2のどこか
で障害が生じていることが判り、また、破線に、伝送距
離L1とL4との間に実線では見られなかった伝送損失
の減少を示す輝線が現れることにより、この輝線に位置
において、光ファイバ4−2が破断したことが判る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術にお
ける問題点は、障害点が複数箇所有る場合に、その特定
が困難であることである。
【0009】その理由を、図7を参照しながら説明す
る。図7では、光ファイバ4−1と4−2の光送信器か
らの伝送距離L1とL4との間にそれぞれ1カ所ずつ破
断点が有る場合を示している。この場合、伝送路に全く
障害が無い場合には得られる実線と比較し、伝送距離L
4とL5での反射光が無くなったことにより、光ファイ
バ4−1と4−2に障害が有ることは判る。
【0010】このとき、伝送距離L2,L3の位置に伝
送路の破断を示す輝線が得られる。しかしながら、この
2カ所の破断点において、伝送距離L2の破断点が光フ
ァイバ4−1であるか、光ファイバ4−2であるかが判
らず、同様に伝送距離L3の破断点が光ファイバ4−
1,4−2のどちらであるかは断定できない。従来の技
術では、伝送路中に光分岐回路を有するPONシステム
において、複数の障害点を検出することは不可能であ
る。
【0011】本発明の目的は、PONシステムにおい
て、伝送路中に複数の障害点が有る場合に、どの伝送路
のどの位置かを断定するという性能を向上することと、
いかなる障害点検出を可能とするという保守性向上する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の欠点を除去するた
めに、本発明の光伝送路障害点検出装置は、信号光を送
出する光送信器と、信号光とは異なる波長を有する試験
光を送出する試験光送出器と、これら信号光と試験光を
合波して合波光を出力する光合波器と、合波光を伝送す
る第1の光伝送路とを備えている。また、第1の光伝送
路を伝送した合波光を信号光と試験光にn分岐(nは2
以上の自然数)して分岐光を出力する光分岐器と、分岐
光からそれぞれ信号光を通過させ、信号光と試験光のう
ちあらかじめ定められた波長の信号光のみを選択的に通
過させ、選択光を出力するn個の第1の光フィルタとを
備えている。さらに、選択光を伝送するn個の第2の光
伝送路と、第2の光伝送路にそれぞれ接続され、第2の
光伝送路を伝送してきた選択光のうち、それぞれ信号光
のみを選択的に通過させ選択信号光を出力するn個の第
2の光フィルタと、選択信号光をそれぞれ受光して電気
信号に変換するn個の光受信器とを備えていることを特
徴としている。
【0013】ここで、あらかじめ定められた波長は、互
いに異なることを特徴としている。
【0014】また、本発明の光伝送路障害点検出装置
は、n個の第1の光フィルタはそれぞれ、信号光と試験
光を分離して分離信号光と分離試験光をそれぞれ出力す
る光波長分離器と、分離試験光のうちあらかじめ定めら
れた波長のみの試験光を通過させ選択分離試験光を出力
する第3の光フィルタと分離信号光と選択分離試験光を
合波して第2の光伝送路に出力する光波長多重合波器と
を有している。
【0015】一方、試験光送信器は、パルス光を出力す
るパルス発生器と、パルス光の第1の光伝送路および第
2の光伝送路からの戻り光を受光する光検出器とを備
え、さらに、パルス光を光合波器に送出するとともに、
第1の光伝送路および第2の光伝送路からの戻り光を光
検出手段に結合させる光合波分波器と、パルス光の送出
時刻を基準に経過時間と戻り光の受光レベルとの関係を
検出する演算器とを備えていることを特徴としている。
【0016】また、本発明の光伝送路障害点検出装置
は、上記構成の類似の構成として、信号光を送出する光
送信器と、信号光とは異なる波長を有する試験光を送出
する試験光送信器と、これら信号光と試験光を合波して
n分岐(nは2以上の自然数)して合波分岐光を出力す
る光合波分岐器と、合波分岐器のn個の出力にそれぞれ
接続され信号光と試験光のうちあらかじめ定められた波
長の上記試験光のみを選択的に通過させ選択光を出力す
るn個の前記第1の光フィルタと、n個の選択光をそれ
ぞれ伝送する光伝送路と、n個の光伝送路のそれぞれに
接続され、光伝送路を伝送した選択光から信号光のみを
通過させるn個の第2の光フィルタと、選択信号光をそ
れぞれ受光して電気信号に変換するn個の光受信器とを
備えている。
【0017】本発明の光伝送路障害点検出システムは以
下の特徴を有する。すなわち、伝送路中に配置された光
分岐回路のn個の出力ポート直後に、光フィルタ(図1
の20−1〜20−n)を有している。この光フィルタ
は、信号光(波長λs)と、試験光(λn)の試験光の
みを通過させる。λnは上記光フィルタのそれぞれの通
過波長であり、互いに異なる波長である。
【0018】また、試験光として、波長が上記光フィル
タの通過波長の一つであるλnであるパルス光を出力
し、この波長λnの伝送路からの後方散乱光と反射光を
受光する光伝送路障害点検出装置(図1の7)を有して
いる。
【0019】上記光フィルタと上記光伝送路障害点検出
装置をPONシステムに配置することにより、試験光波
長λnの通過パスは、伝送路途中に配置された光分岐回
路により複数の伝送路に分岐されるが、この複数の伝送
路のどれか一つに限られる。これにより、光伝送路障害
点検出装置で受光される試験光の後方散乱光と反射光は
光分岐回路によって複数の分岐された伝送路の内、どれ
か一つのものに限定される。この試験光出力からの後方
散乱光と反射光の受光するまでの時間とそのパワーを測
定することにより、障害点を検出できる。試験光の波長
をλ1〜λnと設定することにより、複数に分岐された
伝送路の障害を各々独立に検出できるため、複数の障害
点が有る場合も、障害点の分岐された伝送路と位置を特
定することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の光伝送路障害点検出装置
について、図面を参照して、構成、動作の順に詳細に説
明する。
【0021】まず、本発明の構成について、図1を参照
しながら説明する。
【0022】光送信器1から出力される信号光(波長:
λS)は、伝送路障害点検出装置7から出力されるパル
ス状の光である試験光(波長λ1,λ2,・・・・・,
λn:λ1≠λ2≠・・・・・≠λn)とWDMカプラ
11で合波され、光ファイバ2を伝送させ、n個の出力
光ポートを有する光分岐回路6に入力される。光分岐回
路6で、信号光と試験光はn分岐され、それぞれ光フィ
ルタ20−1〜20−nに入力される。
【0023】光フィルタ20−1〜20−nの通過波長
は、全てのフィルタ共通の通過波長として信号光波長λ
Sμmと、各々の光フィルタの通過波長として、それぞ
れ試験光波長λ1,λ2,・・・・・,λnである。具
体的には、光フィルタ20−1の通過波長は、信号光波
長λSと試験光波長λ1であり、光フィルタ20−nの
通過波長は、信号光波長λSと試験光波長λnであり、
その他の試験光波長はこの光フィルタ20−nで遮断さ
れる。
【0024】光フィルタ20−1〜20−nの出力光
は、それぞれ光ファイバ4−1〜4−nに入力される。
受信端において、光ファイバ4−1〜4−nを伝送して
来た信号光と試験光は光フィルタ13−1〜13−nに
入力される。信号光(波長:λS)は、これらの光フィ
ルタを透過され、光受信器5−1〜5−nに入力され
る。一方、試験光(波長:λ1,λ2,・・・・・,λ
n)は、光フィルタにより遮断される。
【0025】光フィルタ20−1〜20−nの構成を図
2に、波長通過特性を図3に示す。信号光(波長λS)
と試験光(波長λn)は融着型のWDMカプラ21−1
に入力され、WDMカプラ21−1の2つの出力ポート
に分離され出力される。WDMカプラ21−1の一つの
出力ポートから出力される試験光(波長λn)は、通過
中心波長がλnである酸化膜を多層に重ねた干渉膜型の
光バンドパスフィルタ22−nに入力される。
【0026】光バンドパスフィルタ22−nでは、波長
λnのみが透過され、その他の波長は遮断される。従っ
て、試験光波長が他のλ1,λ2,・・・・・,λn−
1の場合は、この光バンドパスフィルタ22−nで遮断
される。
【0027】WDMカプラ21−1のもう一つの出力ポ
ートから出力される信号光(波長λS)と、光バンドパ
スフィルタ22−nから出力される試験光は、融着型の
WDMカプラ21−2に入力され合波され、光ファイバ
4−nに出力される。試験光(波長λn)の後方散乱光
や反射光は、光ファイバ4−nからWDMカプラ21−
2、光バンドパスフィルタ22−n、WDMカプラ21
−1の経路で、光分岐回路に入力される。この光フィル
タの波長通過特性は、図3に示されるように、信号光波
長λSと試験光波長λnを通過させる。
【0028】伝送路障害点検出装置7の構成を以下に説
明する。半導体レーザをパルス駆動させることによりパ
ルス光を出力するパルス光源71は、試験光を出力し、
その波長として、λ1,λ2,・・・・・,λnと設定
可能な光源であり、このパルス光源71の出力光は融着
型の光カプラ74に入力される。光カプラ74の出力光
は、WDMカプラ11を介して伝送路に出力される。こ
の出力された試験光の伝送路(光ファイバ2〜光フィル
タ13−1〜13−nの区間)における後方散乱光と反
射光は、WDMカプラ11に光ファイバ2から入力さ
れ、光伝送路障害点検出装置7に入力される。この光
は、光カプラ74を介して、光検出器72に入力され受
光される。パルス光源71と光検出器72は、計算機7
3に接続され、伝送路の障害点を検出する。
【0029】次に、この伝送路障害点検出装置の動作に
ついて、図4、図5を参照しながら説明する。
【0030】図4、図5は、光伝送路障害点検出装置7
からの試験光波長としてλ1を用いて伝送路損失を測定
した場合の一例を示した物である。この場合に伝送路損
失を測定される伝送路は、試験光波長λ1を通過させる
光フィルタ20−1が光ファイバ4−1に配置されてい
ることから、光ファイバ2から光フィルタ13−1まで
の区間である。
【0031】光伝送路障害点検出装置7から出力された
試験光(波長:λ1)は、伝送路や光分岐回路6の損失
によりそのパワーが減衰すると同時に、試験光のパワー
の一部は、伝送路における後方散乱(レーリー散乱)や
反射(伝送路破断による障害点が有る場合)により、進
行方向とは逆方向に戻される。この後方散乱光と障害点
による反射光が光伝送路障害点検出装置7に入力され
る。
【0032】伝送路障害点検出装置7において、出力さ
れるパルス光の出力時間から、この後方散乱光と反射光
の受信するまでの時間と、後方散乱光と反射光の光パワ
ーを測定することにより、図4に示す特性が得られる。
【0033】図4では、光送信器1の位置を基準に、光
分岐回路6、破断点、光受信器5−1までの距離をそれ
ぞれL1,L2,L3(L1<L2<L3)としてい
る。図中、実線は伝送路に障害が無い場合に得られる特
性を示して有り、破線は光ファイバ4−1に障害として
破断点が1カ所有る場合を示している。伝送距離L1で
伝送損失が増大しているのは、光分岐回路6の分岐損失
のためである。障害点の検出は、実線と破線を比較する
ことにより行っている。具体的には、L2の位置に、実
線では見られない輝線が現れ、L2以降で伝送損失が増
大していることから、光ファイバ4−1の光送信器1か
らの距離L2の地点に、障害が発生していることがわか
る。
【0034】図5では、光送信器1の位置を基準に、破
断点、光分岐回路6、光受信器5−1までの距離をそれ
ぞれL2,L1,L3(L2<L1<L3)としてい
る。図4同様、実線は伝送路に障害が無い場合に得られ
る特性を示して有り、破線は光ファイバ2に障害として
破断点が1カ所有る場合を示している。障害点の検出
は、実線と破線を比較することにより行っている。具体
的には、L2の位置に、実線では見られない輝線が現
れ、L2以降で伝送損失が増大していることから、光フ
ァイバ2の光送信器1からの距離L2の地点に、障害が
発生していることがわかる。
【0035】図4、図5に示すように、光伝送路障害点
検出装置7からの試験光波長として、λ1を用いること
により、光ファイバ2と光ファイバ4−1の障害点を検
出する。また、試験光波長として、λ2を用いることに
より、λ1を用いた場合と同様に光ファイバ2の障害点
を検出できると同時に、光ファイバ4−2の障害点を検
出する。さらに、試験光波長として、λnを用いること
により、λ1,λ2を用いた場合と同様に光ファイバ2
の障害点を検出できると同時に、光ファイバ4−nの障
害点を検出する。
【0036】以上の様に、試験光波長として、λ1〜λ
nの波長を用いることにより、光ファイバ2と、予め決
められた試験光波長を通過させる光フィルタが備えてあ
る光ファイバ4−1〜4−n全ての障害点を検出する。
【実施例】上述の実施の形態の各要素の具体的構成と、
他の実施の具体的構成を下記に示す。
【0037】信号光波長として、ここではλS=1.3
μmが用いられているが、1.5μm帯など他の波長で
も、伝送に支障が無ければ用いることができる。変調方
式、変調符号は特に限定されない。
【0038】試験光波長として、λ1=1.640μ
m、λ2=1.642μm、・・・・・,λn=1.6
40+0.002×(n−1)μmで構成される。信号
波長と異なり、かつ光フィルタ20−1〜20−nやW
DMカプラ11の波長特性を満足すれば、その他の波長
帯でも構成され、波長間隔も2nmに限定されず、それ
以上でもそれ以下でも構わない。
【0039】WDMカプラ11は融着型カプラで構成さ
れているが、波長特性を持ったミラー型のカプラや導波
路型のカプラでも構成される。
【0040】また、光ファイバ2,4−1〜4−nは
1.3μm帯に零分散波長を持つシングルモードファイ
バで構成されているが、1.5μm帯に零分散波長を持
つ光ファイバでも、その他のマルチモードファイバでも
構成される。
【0041】光分岐回路6は融着型の光カプラを多段に
縦続接続された光カプラで構成されているが、ミラー型
の光カプラの縦続接続で構成してもよい。又、半導体や
石英基板上に作られた導波路による光カプラでも構成さ
れる。
【0042】分岐数として、16の例をとりあげたが、
それ以上でもそれ以下の分岐数でも構成される。
【0043】光フィルタ20−1〜20−nはWDMカ
プラ21−1,21−2として、融着型の光カプラで構
成されているが、ミラー型の光カプラでも構成され得
る。又、光バンドパスフィルタ22−nとして、酸化膜
を多層に重ねた干渉膜フィルタで構成される。ファブリ
・ペロ型のフィルタでも実施される。
【0044】光フィルタ20−1〜20−nとして、上
記機能を備えた半導体や石英基盤上に作られる導波路型
のフィルタでも構成される。
【0045】光フィルタ13−1〜13−nも酸化膜を
多層に重ねた干渉膜フィルタで構成されているが、ファ
ブリ・ペロ型フィルタやWDM機能を備えた融着型の光
カプラでも構成される。
【0046】光伝送路障害点検出装置7において、パル
ス光源71は、半導体レーザをパルス駆動したもので、
パルス幅として1ns、繰り返し周期は10msで構成
される。半導体レーザの代わりに固体レーザでも構成さ
れる。パルス幅として、1nsから、障害点の分解能に
よりそれ以上でもそれ以下でも構成される。繰り返し周
期は、伝送路の距離によりそれ以上でもそれ以下でも構
成される。
【0047】光検出器72は、PINフォトダイオード
と増幅器で構成される。光電子増倍管などの光電変換機
能を備えているものでも構成される。計算機73は、パ
ルス光源71の発光時刻と、光検出器72の受光時刻と
そのパワーを取り込み、伝送路の伝送損失を演算する機
能を備えているもので実現される。光カプラ74は、融
着型の光カプラで構成される。ミラー型の光カプラでも
構成される。
【0048】本発明の光伝送路障害点検出装置につい
て、図面を参照して、構成、動作の順に詳細に説明す
る。
【0049】まず、構成について、図6を参照しながら
説明する。
【0050】光送信器1から出力され、光ファイバ2を
伝送する信号光(波長:λS)と、伝送路障害点検出装
置7から出力され、光ファイバ3を伝送するパルス状の
光である試験光(波長λ1,λ2,・・・・・,λn:
λ1≠λ2≠・・・・・≠λn)は、2つの入力ポート
とn個の出力光ポートを有する光分岐回路6に入力され
る。光分岐回路6で、信号光と試験光は合波された後、
n分岐され、それぞれ光フィルタ20−1〜20−nに
入力される。
【0051】光フィルタ20−1〜20−nの通過波長
は、全てのフィルタ共通の通過波長として信号光波長λ
Sμmと、各々の光フィルタの通過波長として、それぞ
れ試験光波長λ1,λ2,・・・・・,λnである。具
体的には、光フィルタ20−1の通過波長は、信号光波
長λSと試験光波長λ1であり、光フィルタ20−nの
通過波長は、信号光波長λSと試験光波長λnであり、
その他の試験光波長はこの光フィルタ20−nで遮断さ
れる。
【0052】光フィルタ20−1〜20−nの出力光
は、それぞれ光ファイバ4−1〜4−nに入力される。
受信端において、光ファイバ4−1〜4−nを伝送して
来た信号光と試験光は光フィルタ13−1〜13−nに
入力される。信号光(波長:λS)は、これらの光フィ
ルタを透過され、光受信器5−1〜5−nに入力され
る。一方、試験光(波長:λ1,λ2,・・・・・,λ
n)は、光フィルタにより遮断される。
【0053】光フィルタ20−1〜20−nの構成を図
2に、波長通過特性を図3に示す。信号光(波長λS)
と試験光(波長λn)は融着型のWDMカプラ21−1
に入力され、WDMカプラ21−1の2つの出力ポート
に分離され出力される。WDMカプラ21−1の一つの
出力ポートから出力される試験光(波長λn)は、通過
中心波長がλnである酸化膜を多層に重ねた干渉膜型の
光バンドパスフィルタ22−nに入力される。この光バ
ンドパスフィルタ22−nでは、波長λnのみが透過さ
れ、その他の波長は遮断される。従って、試験光波長が
他のλ1,λ2,・・・・・,λn−1の場合は、この
光バンドパスフィルタ22−nで遮断される。
【0054】WDMカプラ21−1のもう一つの出力ポ
ートから出力される信号光(波長λS)と、光バンドパ
スフィルタ22−nから出力される試験光は、融着型の
WDMカプラ21−2に入力され合波され、光ファイバ
4−nに出力される。試験光(波長λn)の後方散乱光
や反射光は、光ファイバ4−nからWDMカプラ21−
2、光バンドパスフィルタ22−n、WDMカプラ21
−1の経路で、光分岐回路に入力される。この光フィル
タの波長通過特性は、図3に示す様に、信号光波長λS
と試験光波長λnを通過させる。
【0055】伝送路障害点検出装置7の構成を以下に説
明する。半導体レーザをパルス駆動させることによりパ
ルス光を出力するパルス光源71は、試験光を出力し、
その波長として、λ1,λ2,・・・・・,λnと設定
可能な光源であり、このパルス光源71の出力光は融着
型の光カプラ74に入力される。光カプラ74の出力光
は、WDMカプラ11を介して伝送路に出力される。こ
の出力された試験光の伝送路(光ファイバ2〜光フィル
タ13−1〜13−nの区間)における後方散乱光と反
射光は、WDMカプラ11に光ファイバ2から入力さ
れ、光伝送路障害点検出装置7に入力される。この光
は、光カプラ74を介して、光検出器72に入力され受
光される。パルス光源71と光検出器72は、計算機7
3に接続され、伝送路の障害点を検出する。
【0056】次に、この伝送路障害点検出装置の動作に
ついて説明する。
【0057】光伝送路障害点検出装置7から出力された
試験光(波長:λ1)は、伝送路や光分岐回路6の損失
によりそのパワーが減衰すると同時に、試験光のパワー
の一部は、伝送路における後方散乱(レーリー散乱)や
反射(伝送路破断による障害点が有る場合)により、進
行方向とは逆方向に戻される。この後方散乱光と障害点
による反射光が光伝送路障害点検出装置7に入力され
る。
【0058】伝送路障害点検出装置7において、出力さ
れるパルス光の出力時間から、この後方散乱光と反射光
の受信するまでの時間と、後方散乱光と反射光の光パワ
ーを測定することにより、伝送距離に対する伝送路の損
失が得られる。
【0059】図4において、伝送距離の基準位置を、光
送信器1の位置から光伝送路障害点検出装置7の位置と
すれば、図4と全く同様な特性が得られる。光分岐回路
6、破断点、光受信器5−1までの距離をそれぞれL
1,L2,L3(L1<L2<L3)としている。図
中、実線は伝送路に障害が無い場合に得られる特性を示
して有り、破線は光ファイバ4−1に障害として破断点
が1カ所有る場合を示している。伝送距離L1で伝送損
失が増大しているのは、光分岐回路6の分岐損失のため
である。障害点の検出は、実線と破線を比較することに
より行っている。具体的には、L2の位置に、実線では
見られない輝線が現れ、L2以降で伝送損失が増大して
いることから、光ファイバ4−1の光送信器1からの距
離L2の地点に、障害が発生していることがわかる。
【0060】図4に示すように、光伝送路障害点検出装
置7からの試験光波長として、λ1を用いることによ
り、光ファイバ4−1の障害点を検出する。また、試験
光波長として、λ2を用いることにより、λ1を用いた
場合と同様に、光ファイバ4−2の障害点を検出する。
さらに、試験光波長として、λnを用いることにより、
λ1,λ2を用いた場合と同様に、光ファイバ4−nの
障害点を検出する。
【0061】以上の様に、試験光波長として、λ1〜λ
nの波長を用いることにより、予め決められた試験光波
長を通過させる光フィルタが備えてある光ファイバ4−
1〜4−n全ての障害点を検出する。
【0062】
【発明の効果】本発明の効果は、伝送路の途中に光分岐
回路により複数の伝送路に分けられているPONシステ
ムにおいて、複数の伝送路で複数の障害点が有る場合で
も、その障害点の位置を100%検出できるということ
にある。
【0063】その理由は、光分岐回路により分けられた
複数の伝送路に、信号光とある特定の波長の試験光を通
過させる光フィルタを配置することと、光送信器付近に
配置される光伝送路障害点検出装置の出力波長を、障害
試験したい複数に分けられた伝送路の内の一つの伝送路
に配置された光フィルタの通過波長に対応する波長に設
定することからである。つまり、ある波長の試験光は、
分岐された伝送路の内、唯一の伝送路のみを伝送するた
め、他の伝送路の影響を受けずに障害試験を行えること
と、波長を他の伝送路の通過波長に設定することによ
り、全ての伝送路の障害試験が行えることからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】光フィルタ20−nの詳細な一実施の形態を示
すブロック図である。
【図3】光フィルタ20−nの波長通過特性を表す図で
ある。
【図4】本発明の第一の発明による測定で得られる結果
の第一の例を示した図である。
【図5】本発明の第一の発明による測定で得られる結果
の第二の例を示した図である。
【図6】本発明の第二の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図7】従来の発明の課題の説明図である。
【図8】従来の発明の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の発明による測定で得られる結果の一例を
示した図である。
【符号の説明】
1 光送信器 2,3,4−1〜4−n 光ファイバ 5−1〜5−n 光受信器 6 光分岐回路 7 光伝送路障害点検出装置 71 パルス光源 72 光検出器 73 計算機 74 光カプラ 11−1〜11−n WDMカプラ 12−1〜12−n,13−1〜13−n,20−1〜
20−n 光フィルタ 21−1,21−2 WDMカプラ 22−n 光バンドパスフィルタ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光を送出する光送信手段と、 前記信号光とは異なる波長を有する試験光を送出する試
    験光送出手段と、前記信号光と前記試験光を合波して合
    波光を出力する光合波手段と、 前記合波光を伝送する第1の光伝送路と、 前記第1の光伝送路を伝送した前記合波光を前記信号光
    と前記試験光にn分岐(nは2以上の自然数)して分岐
    光を出力する光分岐手段と、 前記分岐光からそれぞれ前記信号光を通過させ、前記信
    号光と前記試験光のうちあらかじめ定められた波長の信
    号光のみを選択的に通過させ、選択光を出力するn個の
    第1の光フィルタと、 前記選択光を伝送するn個の第2の光伝送路と、 前記第2の光伝送路にそれぞれ接続され、該第2の光伝
    送路を伝送してきた前記選択光のうち、それぞれ前記信
    号光のみを選択的に通過させ選択信号光を出力するn個
    の第2の光フィルタと、 前記選択信号光をそれぞれ受光して電気信号に変換する
    n個の光受信器とを備えた光伝送路障害点検出装置であ
    って、 前記n個の第1の光フィルタはそれぞれ、前記信号光と
    前記試験光を分離して分離信号光と分離試験光をそれぞ
    れ出力する光波長分離手段と、 前記分離試験光のうち、あらかじめ定められた波長のみ
    の試験光を通過させ選択分離試験光を出力する第3の光
    フィルタと前記分離信号光と前記選択分離試験光を合波
    して前記第2の光伝送路に出力する光波長多重手段とを
    含んでいる ことを特徴とする光伝送路障害点検出装置。
  2. 【請求項2】 前記あらかじめ定められた波長は、互い
    に異なることを特徴とする請求項1記載の光伝送路障害
    点検出装置。
  3. 【請求項3】 前記試験光送出手段は、パルス光を出力
    するパルス発生手段と、 前記パルス光の前記第1の光伝送路および前記第2の光
    伝送路からの戻り光を受光する光検出手段と、 前記パルス光を前記光合波手段に送出するとともに、前
    記第1の光伝送路および前記第2の光伝送路からの前記
    戻り光を前記光検出手段に結合させる光合波分波手段
    と、 前記パルス光の送出時刻を基準に経過時間と前記戻り光
    の受光レベルとの関係を検出する演算手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光伝
    送路障害点検出装置。
  4. 【請求項4】 信号光を送出する光送信手段と、 前記信号光とは異なる波長を有する試験光を送出する試
    験光送出手段と、 前記信号光と前記試験光を合波して、n分岐(nは2以
    上の自然数)して合波分岐光を出力する光合波分岐手段
    と、 前記合波分岐手段のn個の出力にそれぞれ接続され、前
    記信号光と前記試験光のうちあらかじめ定められた波長
    の前記試験光のみを選択的に通過させ選択光を出力する
    n個の前記第1の光フィルタと、 n個の前記選択光をそれぞれ伝送する光伝送路と、 n個の前記光伝送路のそれぞれに接続され、該光伝送路
    を伝送した前記選択光から前記信号光のみを通過させる
    n個の第2の光フィルタと、 前記選択信号光をそれぞれ受光して電気信号に変換する
    n個の光受信器とを備えた光伝送路障害点検出装置であ
    って、 前記n個の第1の光フィルタはそれぞれ、前記信号光と
    前記試験光を分離して分離信号光と分離試験光をそれぞ
    れ出力する光波長分離手段と、 前記分離試験光のうち、あらかじめ定められた波長のみ
    の試験光を通過させ選択分離試験光を出力する第3の光
    フィルタと前記分離信号光と前記選択分離試験光を合波
    して前記光伝送路に出力する光波長多重手段と を含んで
    いることを特徴とする光伝送路障害点検出装置。
  5. 【請求項5】 前記あらかじめ定められた波長は、互い
    に異なることを特徴とする請求項4記載の光伝送路障害
    点検出装置。
  6. 【請求項6】 前記試験光送出手段は、パルス光を出力
    するパルス発生手段と、 前記パルス光の前記光伝送路からの戻り光を受光する光
    検出手段と、 前記パルス光を前記光合波手段に送出するとともに、
    記光伝送路からの前記戻り光を前記光検出手段に結合さ
    せる光合波分波手段と、 前記パルス光の送出時刻を基準に経過時間と前記戻り光
    の受光レベルとの関係を検出する演算手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項4または請求項5記載の光伝
    送路障害点検出装置。
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