JP3064295U - メモ書き記録装置、システム、およびプロセス - Google Patents

メモ書き記録装置、システム、およびプロセス

Info

Publication number
JP3064295U
JP3064295U JP1998008370U JP837098U JP3064295U JP 3064295 U JP3064295 U JP 3064295U JP 1998008370 U JP1998008370 U JP 1998008370U JP 837098 U JP837098 U JP 837098U JP 3064295 U JP3064295 U JP 3064295U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
writing
support surface
sensor bar
image sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998008370U
Other languages
English (en)
Inventor
レオ・シー・リヤン
ウイリアム・ダブリユ・リー
ボボ・ワン
Original Assignee
アベラ・システムズ・コーポレイシヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アベラ・システムズ・コーポレイシヨン filed Critical アベラ・システムズ・コーポレイシヨン
Priority to JP1998008370U priority Critical patent/JP3064295U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3064295U publication Critical patent/JP3064295U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手書き文書および事前印刷文書(写真を含
む)をディジタル化して電子的に記録するための実用的
で多目的の携帯用イメージ記録システム、装置、および
プロセスを提供すること。 【解決手段】 メモ書き装置は、その上にイメージ情報
を手書きして表示し、先在するイメージ情報を有する文
書を受け取るために容易にアクセスできるように配置さ
れたイメージサポート表面(17)を有するベースメン
バ(16)を含む。書込みパッド(18)は、手書きの
イメージ情報を受け取るためにイメージサポート表面上
の書込み位置に配置されている。イメージセンサバー
(22)は、前記書込み位置にサポートされた書込みパ
ッドに隣接して、イメージサポート表面の長さ寸法方向
に移動するためにベースメンバ上にサポートされてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 関連出願 本考案は、1997年9月19日出願の仮特許出願第60/059424号に 関連し、この出願は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一般に、イメージ情報の電子記録のための装置、システム、および プロセスに関し、好ましい実施形態では、ホストコンピュータへのアップロード 、ファクシミリ送信、インターネット送信などのためにメモ、その他のイメージ 情報のペーパーレスメモ書き、ディジタル化、および記録を行うためのメモ書き 記録装置、システム、およびプロセスに関する。
【0003】
【従来の技術】
コンピュータ技術はコンピュータに情報を入力し記録するために様々な入力メ カニズム(キーボード、タッチ画面、ポインタなど)をユーザに提供してきたが 、手書き形式で情報を記録したり、先在するイメージを記録する方が好まれるよ うな状況も多い。たとえば、従来のコンピュータ入力装置を持ち運ぶことが実用 的ではない場所、または従来の電子入力装置を使用するより書込み表面上に手書 きメモを取る方がより快適な人にとっては、手書きメモの方が好まれるだろう。 たとえば、教室、講堂、ミーティング、インタビュー、ニュース事件の取材、飲 食物の注文取り、検査の実行、処方箋の作成など、多くの状況では、剛性の裏当 てによってサポートされた用紙など、単純で携帯可能な書込み表面の方が好まれ るだろう。しかし、書類は容易に損傷する可能性があり、電子的に記録されたデ ータの多様性は得られない。
【0004】 ホストコンピュータに接続し、ユーザが電子ペンまたは圧力ペンなどの書込み 道具を使用してイメージ(英数字、記号、図、デザイン、その他のイメージ)を 電子書込み表面上に手書きできるようにするための電子書込みパッドが開発され ている。電子書込み表面の下のほぼ全体にわたって位置する感知電子回路は、書 込み表面のどの部分でも手書きされたイメージ情報を感知するように動作する。 処理電子回路は、感知電子回路によって感知されたイメージ情報を表すイメージ データを提供し、さらに処理または格納するためにホストコンピュータにイメー ジデータを提供する。このような電子書込みパッド装置はコンピュータへの接続 を必要とするので、多目的な携帯メモ書き用途の場合には、このような装置が実 用的ではない可能性がある。さらに、このような装置の多くでは、ユーザが書込 み表面上で書込み道具(電子ペンまたは圧力ペン)を動かしながら、ディスプレ イモニタ上に描かれたイメージを見る必要がある。見えるイメージは書込み表面 上に形成されないので、このような装置は比較的使いにくい可能性がある。
【0005】 これに対して、NewtonTM(Apple Computer社の商標)など、一部の携帯用電子 書込みパッドでは、ユーザは手書き情報に対応するイメージも表示する同じ書込 み表面上にイメージ情報を手書きすることができる。前述の電子書込みパッドの 場合と同様、書込み表面の下のほぼ全体にわたって位置する感知電子回路は、書 込み表面のどの部分でも手書きされたイメージ情報を感知するように動作する。 処理電子回路は、感知電子回路によって感知されたイメージ情報を表すイメージ データを提供し、そのイメージデータをデータ記憶メモリに記録する。記録され たデータは、さらに処理または記録するためにパーソナルコンピュータなどの外 部プロセッサにアップロードすることができる。
【0006】 しかし、このような携帯用電子書込みパッドでは書込み表面の下のほぼ全体に わたって位置する感知電子回路とディスプレイメカニズムとを使用するので、書 込みパッド表面のサイズは製品の全体的な複雑さやコストに大幅に影響する可能 性がある。したがって、このような携帯用装置上の書込み表面は通常、比較的小 さい。また、書込み表面上にイメージが直接表示される場合でも、このような装 置の使用に不慣れな人にとっては、電子書込みパッドおよび電子ペンは依然とし て比較的煩わしいものである可能性がある。さらに、上記電子書込みパッドは書 込み表面上にユーザが手書きしたイメージ情報を記録することができるが、この ような電子書込みパッドは、業務用名刺、事前印刷用紙、写真などのイメージの ように先在するイメージ情報を記録することができない。
【0007】 イメージ情報を有する文書は、ホストコンピュータにアップロードするために 、従来のテレファクシミリマシンまたはスキャナによってディジタル化し、電子 的に記録することができる。しかし、多くの従来のテレファクシミリマシンおよ びスキャナの設計では、イメージ含有文書を文書フィーダに送り込み、イメージ 面を下にして透明なプラテン表面上に置くか、文書のイメージ面に書き込んだり 、それを見ることが不可能であるかまたは実用的ではないような位置に配置する 必要がある。さらに、多くの従来のテレファクシミリマシンおよびスキャナでは 、多くの場合、比較的分厚いハウジング内の可動キャリッジ上に取り付けられた 、電荷結合素子(CCD)などのセンサと関連の光学素子からなる大規模アレイ を使用している。通常、ハンドヘルドスキャナは、走査中に外部コンピュータに 接続しておく必要があり、全ページのイメージを高速走査するためには実用的で はない可能性がある。したがって、このような従来のスキャナは実用的な多目的 のメモ書きツールになるように設計されておらず、多くの場合、携帯用としては 実用的ではない。
【0008】 典型的な電子書込みボードは、手書きイメージを記録することもできるが、前 述の装置が多目的のメモ書きツールとしては実用的ではなくなるような特性の多 くを有する。したがって、業界内には、様々な従来の装置に関連する上記の欠点 を回避するような、実用的で多目的のメモ書き装置の必要性がある。また、業界 内には、手書きイメージと既存のイメージ含有文書上のイメージを電子的に記録 でき、様々な従来の装置に関連する上記の欠点を回避するような、多目的の携帯 用イメージ記録装置の必要性もある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の好ましい実施形態の目的は、手書き文書および事前印刷 文書(写真を含む)をディジタル化して電子的に記録するための実用的で多目的 の携帯用イメージ記録システム、装置、およびプロセスを提供することにある。
【0010】 本考案の他の好ましい実施形態の目的は、書込み表面上でイメージ情報を手書 きして表示するために容易にアクセスでき、書込み表面上のイメージ情報を記録 することができる、実用的で多目的の携帯用電子メモ書きシステム、装置、およ びプロセスを提供することにある。
【0011】 本考案のさらに他の好ましい実施形態の目的は、右利き用および左利き用に容 易に適応可能な、このようなメモ書きシステム、装置、およびプロセスを提供す ることにある。
【0012】 本考案のさらに他の好ましい実施形態の目的は、比較的単純で費用効果が高く 耐久性のある設計を有する、このようなシステム、装置、およびプロセスを提供 することにある。
【0013】 本考案のさらに他の好ましい実施形態の目的は、書込み表面と、書込み表面上 のイメージ情報を感知するために書込み表面上にサポート可能であり、書込み表 面から離れたところに位置するイメージ情報を感知するために書込み表面から選 択的に取外し可能なイメージセンサアレイとを含む、イメージ記録システムを提 供することにある。
【0014】 本考案のさらに他の好ましい実施形態の目的は、書込み表面を含み、書込み表 面上にイメージ情報を表示するために垂直に配置された書込み表面によってサポ ート可能なイメージ記録システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記その他の目的の少なくとも一部は本考案の好ましい実施形態により達成さ れるが、そのメモ書き装置は、その上にイメージ情報を手書きして表示し、先在 するイメージ情報を有する文書を受け取るために容易にアクセスできるように配 置されたイメージサポート表面を有するベースメンバを含む。好ましい実施形態 の書込みパッドは、手書きのイメージ情報を受け取るためにイメージサポート表 面上の書込み位置に配置されている。イメージセンサバーは、前記書込み位置に サポートされた書込みパッドに隣接して、イメージサポート表面の長さ寸法方向 に移動するためにベースメンバ上にサポートされている。イメージセンサバーは 、サポート表面の幅寸法の少なくともかなりの部分を横切って延びる伸長寸法を 有する。複数のイメージ感知装置は、前記イメージセンサバーの伸長寸法に沿っ て配置され、イメージセンサバーが書込み表面の長さ寸法に沿って移動するにつ れて幅セクションごとに(またはラインごとに)書込みパッドの書込み表面上の イメージを感知するように方向付けられている。イメージ感知装置は、感知した イメージの各幅セクションを示すイメージ信号を供給する。処理電子回路は、デ ータ記憶メモリを含み、イメージ信号を受け取って、イメージ信号を表すデータ をデータ記憶メモリに格納するようにイメージ感知装置に機能的に結合されてい る。
【0016】
【考案の実施の形態】
次に添付図面を参照するが、これらの図では同様の参照番号が対応する部分を 表す。
【0017】 以下の説明では、添付図面を参照するが、これらの図は、本明細書の一部を形 成し、本考案のいくつかの実施形態を例示のために示すものである。他の実施形 態も使用可能であり、本考案の範囲を逸脱せずに構造上の変更を行うことも可能 であることに留意されたい。
【0018】 上記のように、本考案は、一般に、イメージ情報の電子記録のための装置、シ ステム、およびプロセスに関し、好ましい実施形態では、メモ書き表面上のイメ ージを電子的に記録するための容易にアクセス可能なメモ書き表面および手段を 提供するが、従来の装置に関連する欠点を備えていない、メモ書き記録装置、シ ステム、およびプロセスに関する。メモ書き記録装置の様々な実施形態について は、図2から図13を参照して本明細書で説明する。システム実施形態は、本考 案の一実施形態(図2から図13に示す実施形態など)によるメモ書き記録装置 と、コンピュータと、それらの間の通信リンクとを含むシステムに関連する。
【0019】 本考案の一実施形態によるシステムは図1の汎用システム図に示すが、これは メモ書き記録装置10と、装置10の外部に位置するホストコンピュータ12と 、装置10とコンピュータ12との間の通信リンク14とを含む。図1のシステ ム実施形態は、本考案の第一の実施形態によるメモ書き記録装置10によって示 し、図2から図5に関連して詳述する。しかし、他のシステム実施形態では、た とえば、図6から図13に関連して説明するように、本考案の他の実施形態によ るメモ書き記録装置10を使用することもできる。
【0020】 以下に詳述するように、メモ書き記録装置10は、手書きメモを含むイメージ 情報を感知し、感知したイメージ情報を表すイメージデータを格納することがで きる。好ましい実施形態では、装置10には、手書きイメージ情報を受け取るた めの書込み表面19を有する書込みパッド18が設けられている。また、装置1 0は、書込み表面19上に書かれた手書きイメージ情報ならびに文書21上のイ メージ情報を感知することができるイメージ感知手段22も含む。さらに、装置 10は、感知したイメージ情報を表すイメージデータを格納するためのデータ記 憶手段と、通信リンク14によりホストコンピュータ12(あるいはテレファク シミリマシンなどの他の適当なイメージデータ通信または処理装置、あるいはネ ットワークまたはインターネット端末など)に接続可能な通信ポートも含む。
【0021】 コンピュータ12は、イメージデータ信号を受け取って処理し、受け取ったイ メージデータ信号に対応するイメージデータを格納するようにプログラミングさ れたパーソナルコンピュータ、メインフレームコンピュータ、その他のコンピュ ータ手段などの適当なプログラマブルデータプロセッサと通信インタフェースと を含む。本明細書に記載する一部の好ましい実施形態では、コンピュータ12は 、通信リンク14により装置10にプログラミング信号またはデータを供給する ようにプログラミングされている。図示のコンピュータ12は、受け取ったイメ ージデータ信号に対応するイメージを表示するためのディスプレイ装置を含む。
【0022】 以下に詳述するように、一部の好ましい実施形態では、装置10は、コンピュ ータから遠隔の携帯手書きイメージ記録操作のためにコンピュータ12から切断 することができ、装置10から格納したイメージデータを表す信号をコンピュー タ12にアップロードするためあるいはコンピュータ12からプログラミング信 号またはデータを受け取るためにのみ、コンピュータ12に接続する必要がある 。これに関して、図1に示す装置10とコンピュータ12との間の通信リンク1 4は、たとえば、複数の電気導体から構成され、装置10のデータおよび電源ポ ートにコンピュータ12を容易に接続し切断することができるコネクタ15を少 なくとも一方の端部に有する電気導体ケーブルを含むことができる。図1では、 コネクタ15とケーブル端が破線で示され、装置10から切断されているが、接 続状態の場合は実線で示される。図示の実施形態では導体ケーブルを使用してい るが、他の実施形態の通信リンク14は、データをやりとりするための適当な手 段にすることができ、実施形態によっては、他の形式のハードワイヤリンク、光 学リンク、ワイヤレス電磁リンク、ハイブリッドリンクなどを含むがこれらに限 定されない、データと電力をやりとりするための適当な手段にすることができる 。たとえば、適当なワイヤまたはケーブルインタフェースとしては、Universal Serial Bus (USB)、Enhanced Parallel Port/Extended Capability Port IEEE 1 284 (EPP/ECP)、IEEE 1394 Fire Wireなどを含むがこれらに限定されない。適当 なワイヤレスインタフェースとしては、赤外線(irDA)および無線周波数( RF)インタフェースなどを含むことができるがこれらに限定されない。
【0023】 本考案の第一の好ましい実施形態によるメモ書き記録装置10について、図1 から図5を参照してここに説明する。装置10は、記録すべきイメージ情報を手 書きするために容易にアクセスできる位置に書込みパッド18をサポートする( またはそれ自体を画定する)ためのイメージサポート表面17を有するベースメ ンバ16を含む。書込みパッド18は、適当な書込み道具20を使用して、その 上にイメージ情報(英数字、記号、図、デザイン、その他のイメージ)を手書き 生成可能な書込み表面19を有する。サポート表面17(または書込みパッド表 面19)は、記録すべき先在イメージを伴う文書21(写真、業務用名刺、領収 証、印刷した広告、その他の文書)もサポートすることができる。
【0024】 また、装置10は、イメージサポート表面17に隣接して移動するようにサポ ートされた可動イメージセンサバー22も含む。以下に詳述するように、イメー ジセンサバー22は、(図1に示すように)イメージサポート表面の上部境界域 にある静止位置からイメージサポート表面の下部境界域に向かい、静止位置に戻 るように移動可能である。イメージセンサバー22には、そのバーがイメージサ ポート表面に隣接して移動するにつれて、書込みパッド18上に手書きされたか またはイメージサポート表面17上にそれ以外の方法で配置されたイメージ情報 を感知するために適当なイメージ感知手段が設けられている。イメージセンサバ ー機能に関連する様々な電子回路および機構はハウジング24内に含まれ、それ はイメージサポート表面17に隣接してベースメンバ16上にサポートされてい る。
【0025】 好ましい実施形態では、ベースメンバ16は、装置の書込みパッド、その他の 構成要素をサポートするためにプラスチック、金属、複合材料などの適当に剛性 の軽量材料から形成され、容易に格納し携帯するのに適した比較的薄く平らな全 体構成を画定する。図示のベースメンバ16は、平らな表面(たとえば、デスク 上面またはテーブル上面)上に底面を下にして装置を配置するか、あるいはユー ザの手の中または膝の上に保持することができるようなほぼ平面の底面を有し、 イメージサポート表面17は上を向き、ユーザが手書きして表示するために容易 にアクセスできるようになっている。ベースメンバ16の構成は、ある程度まで 標準的なクリップボードまたはノートの裏当てのサイズおよび形状に似るように 設計することができ、イメージサポート表面17は、8.5×11インチの用紙 、A4またはA6サイズの用紙、リーガルサイズの用紙、C、D、Eサイズの用 紙を含むがこれらに限定されない標準サイズの用紙をサポートするようなサイズ および形状を有する。これに関しては、たとえば、クリップボード上またはノー トにサポートされた用紙上に手書き情報を生成することに慣れ、そのようなこと を行える人であれば、書込み表面19上に手書きメモ(または他のイメージ情報 )を容易に生成できるだろう。あるいは、ベースメンバ16は、ユーザのポケッ トまたは財布内に収まるように、より小さい形状、たとえば、札入れサイズにす ることもできる。その他の適当なベースメンバ形状およびサイズは、当業者には 明らかになるだろう。
【0026】 イメージサポート表面17は、その上に書込みパッド18をサポート可能なほ ぼ平面の表面であり、書込み表面19は上を向き、手書きして表示するためにア クセスできるようになっている。あるいは、イメージサポート表面17自体を書 込み表面19にすることもできる。平面のイメージサポート表面17は、本考案 の開示内容を単純にするために、本明細書で寸法X(図3に示す表面17の幅寸 法)および寸法Y(図3に示す表面17の長さ寸法)と呼ばれる二つの寸法方向 に延びる。イメージサポート表面17は、イメージサポート表面を取り囲むベー スメンバ16の上向き表面の境界域に対してわずかに凹ませることができる。そ れに関して、書込みパッド18は、その凹み内にサポートすることができ、書込 み表面19はベースメンバの上向き表面に対してほぼ同一平面になっている(ま たはわずかに凹んでいる)。書込みパッド18をサポートすることに加えまたは それに代わるものとして、サポート表面17は記録用の他の文書(図1の21に 表したものなど)をサポートすることができる。これに関して、イメージサポー ト表面17は、書込みパッドまたは他の文書を保持するために、たとえば、約2 mmまで凹ませることができ、パッドまたは文書のイメージ含有表面はベースメ ンバ16の境界域とほぼ同一平面になるか、それに対してわずかに凹んでいる。 さらに、記録のためにイメージサポート表面17上に置かれた文書のイメージ含 有表面を覆い、その文書をイメージサポート表面(または下にある書込みパッド 表面)に対して平らに保持し、イメージ記録操作中にその上でイメージセンサバ ーを移動させる滑らかで平面の上向き表面を画定するために、透明なプラスチッ クシートを設けることができる。
【0027】 好ましいペーパーレスの実施形態では、書込みパッド18(またはイメージサ ポート表面17)は消去可能で再使用可能な書込み表面19を画定し、その上に ユーザは対応する書込み道具20を使って消去可能なイメージを手書きし表示す ることができる。たとえば、表面19は、典型的なホワイトボード装置に使用す るようなプラスチック、ビニル、その他の適当な材料など、ホワイトボード表面 またはその他のほぼ無孔で平面の表面にすることができ、書込み道具20は、従 来のホワイトボード装置に使用するようなインクペンにすることができる。この ような実施形態では、ユーザは、書込み表面上にイメージ情報を手書きすること ができ、拭取り道具(インク消しパッド、タオルなど)を使ってイメージ情報を 書込み表面から拭き取ることができる。
【0028】 他の好ましい実施形態では、たとえば、このような書込み表面材料の複数のシ ートの形式で、複数のこのようなペーパーレスで消去可能な書込み表面が設けら れており、1枚のシートはいかなる事前印刷パターンもない不透明な(たとえば 、白い)書込み表面を画定することができ、他のシートは事前印刷パターン(格 子パターン、書込み線のパターン、事前印刷用紙、チャート、表など)が設けら れた書込み表面を画定することができる。シートのうちの1枚は、透明にするこ とができ、以下に説明するようにイメージサポート表面17上に置かれたイメー ジ含有文書21を覆うために使用することができる。ユーザは、1枚のシートを 選択し、イメージサポート表面17上に選択したシートを配置することができ、 そのシート用の書込み表面(およびその書込み表面上の事前印刷パターン)は上 を向き、その上にイメージ情報を手書きして表示するためにユーザが容易にアク セスできるようになっている。図2に示すように、好ましい配置の一つでは、書 込み表面材料からなる複数のシートがイメージサポート表面17上にサポートさ れたスタック状に配置され、選択したシートがスタックの一番上になる。各シー トには一方のシートエッジ(たとえば、図2に示す下部エッジ)から延びるタブ または耳23を設けることができ、そのタブまたは耳23はスタック内のシート ごとにジグザグ配置にすることができるので、シートをスタックしたときに各タ ブまたは耳が見えるようになっている。それにより、ユーザは、たとえば、タブ 上に印刷されたしるしから所望のシートを識別することができ、スタックから所 望のシートを引き出して、それを手書き操作用にスタックの一番上に置くことが できる。
【0029】 他のペーパーレス実施形態では、電子書込みパッド、黒板パッドなどを含むが これらに限定されず、消去可能な手書きイメージを受け取って表示することがで きる、他の適当なペーパーレス書込み表面を使用することができる。電子書込み パッドとしては、たとえば、電子または磁気ペンあるいは手書き中のペン先の圧 力に反応し、書込み表面上に手書きイメージの視覚表現を表示する、光、磁気、 または圧力感知表面を含むことができる。
【0030】 さらに他の好ましい実施形態では、書込みパッド18は、少なくとも1枚(よ り好ましくは、複数)の標準的な筆記用紙を有する筆記用紙のパッドを含み、書 込み道具20は、標準的な筆記ペン、鉛筆などを含む。たとえば、電子記録と同 様にイメージ情報の紙の記録も必要な場合、またはユーザが他のタイプの書込み 表面より紙の書込み表面の方を好む場合には、紙の書込みパッド18の方が好ま しい可能性がある。
【0031】 可動イメージセンサバー22は、イメージサポート表面17の幅寸法Xを横切 って延びるように位置決めされた伸長寸法を有する、ほぼ剛性でバー形のメンバ を含む。イメージセンサバー22は、矢印26が示すようにイメージサポート表 面17の長さ寸法Yの方向に、イメージサポート表面17に対して移動するよう にサポートされている。一実施形態では、イメージセンサバー22は、第一の端 部28と、センサセクション29と、拡張セクション30とを画定し、センサセ クション29は第一の端部28と拡張セクション30との間に位置する(図4) 。センサセクション29はイメージサポート表面17の幅寸法Xのほぼ全体に及 ぶが、拡張セクション30はセンサセクションからハウジング24内に延びてい る。以下に説明するように、ハウジング24は、イメージサポート表面17の長 さ寸法Yに沿って延び、Y寸法方向へのその移動中にイメージセンサバー22の 拡張セクション30がそれを通って延びる開口部が設けられている。
【0032】 複数のセンサは、イメージセンサバー22のセンサセクション29の伸長寸法 に沿ってサポートされ、イメージセンサバー22がイメージサポート表面の長さ 寸法Yに沿って移動するにつれてイメージサポート表面17上のイメージを感知 するように方向付けられている。イメージセンサは、表面17のY寸法方向のイ メージセンサバー22の所与の位置で、イメージサポート表面17の幅寸法X全 体に及ぶが表面17の長さ寸法Yの一部のみに及ぶ領域内のイメージ情報をイメ ージセンサが感知するように、配置されている。各幅セクションをイメージサポ ート表面17上のイメージ情報の「ライン」と呼ぶ場合、イメージセンサバー2 2はイメージサポート表面17の長さ寸法Yを横切って移動するので、センサの アレイは、幅セクションごとまたはラインごとに表面17上のイメージ情報を感 知する。
【0033】 好ましい実施形態では、複数のイメージセンサは、少なくとも一つの統合光源 を有するコンタクトイメージセンサ(CIS)のアレイを含む。CIS技術によ り、イメージセンサバー22は、比較的小さく軽量かつ費用効果の高いものにす ることができる。しかし、代替実施形態では、電荷結合素子(CCD)などを含 むがこれに限定されない、他の適当なセンサを使用することもできる。イメージ センサバー22上でサポートできるかまたはイメージセンサバー22内に取り付 けられる適当なCISアレイ装置の例としては、以下の表に示す装置を含むがこ れらに限定されない。
【0034】
【表1】
【0035】 イメージセンサバー22は、イメージセンサバーが矢印26の方向に動くにつ れて、イメージサポート表面17およびその表面17上に配置された書込みパッ ドまたはイメージ含有シートに隣接して(その上またはそれからわずかに間隔を あけて)移動するようにサポートされている。また、イメージセンサバー22は 、適当な移送メカニズムおよびガイド構造によってイメージサポート表面17の 長さ寸法Y方向に(矢印26の方向に)移動するようにサポートされガイドされ る(実施形態によっては、そのように駆動される)。
【0036】 移送メカニズムおよびガイド構造の好ましい一実施形態では、ベースメンバ1 6の表面部分と係合し、サポート表面17に対して第一のバー端部28をサポー トするために、イメージセンサバー22の第一の端部28に取り付けられた少な くとも一つの第一のローラ32を使用する。各第一のローラ32は、イメージサ ポート表面17の第一の長さ寸法Yのエッジ(図2および図3の右側エッジ)に 隣接し、それに沿って転がり移動するように位置決めされている。イメージセン サバー22の反対側端部は、サポート表面17の左側の幅エッジを越え、好まし いことにバーの拡張セクション30に取り付けられた少なくとも一つの第二のロ ーラなどの移送メカニズムおよびガイド構造34によって同様にサポートしガイ ドすることができる。移送メカニズムおよびガイド構造34をサポートするため に、プラットフォーム36を設けることができる。たとえば、プラットフォーム 36は、第二のローラ(複数も可)をサポートするために、イメージサポート表 面17の第二の長さ寸法Yのエッジ(図2および図3の左側エッジ)に隣接して 延びる転がり表面を含むことができる。
【0037】 第一および/または第二のローラに代わるものとしてあるいはそれに加え、移 送メカニズムおよびガイド構造34は、ワイヤとギアがベースのメカニズム、タ イミングベルトとギアがベースのメカニズムなどを含むことができる。好ましい 一実施形態では、イメージセンサバー22の第一の端部28をサポートするため にローラ32が設けられ、イメージセンサバーの拡張端部30をサポートするた めにベルトとギアの配置がハウジング24内に設けられている。
【0038】 一つまたは複数のローラを使用する好ましい実施形態では、イメージセンサバ ー22の移動をさらにガイドするために、ローラが係合する各表面にレールまた は溝を設けるかまたは形成することができる。たとえば、第一のローラ(複数も 可)32と係合するように、第一の溝38が図3および図4に示されている。第 二のローラ(複数も可)と係合するように、プラットフォーム36のローラ表面 上に同様の溝を設けることもできる。他の実施形態では、それぞれの係合した表 面、溝、レールなどに沿ってスライドするように、前記第一および第二のローラ の一方または両方の代わりにスライダを使用することができる。さらに他の好ま しい実施形態では、ローラをレールまたは溝内に保持し、レールまたは溝から外 れないように、レールまたは溝とローラまたはスライダを構成することができる 。
【0039】 前述のように、バー上の矢印26の方向に力を加え、イメージサポート表面の Y寸法方向に第一および第二のローラをそれぞれの係合した表面に沿って転がす (または他の移送メカニズムの移動を実行する)ことにより、イメージサポート 表面のY寸法方向にイメージセンサバー22を移動させることができる。一部の 好ましい実施形態では、ユーザが手で力を加えてセンサバー22を動かせるよう に、イメージセンサバー22がサポートされている。他の好ましい実施形態では 、Y寸法方向にバーを駆動するために、適当なモータをハウジング24内に配置 するかまたはイメージセンサバー22に取り付けることができる。たとえば、移 送メカニズム34がギアとベルトの配置またはワイヤとギアの配置を含む実施形 態では、モータによってギアとベルトまたはワイヤの一つを駆動して、ギアとベ ルトの移送メカニズムの既知の機械的特性によるイメージセンサバーの移動を実 行することができる。イメージセンサバー22をサポートするために一つまたは 複数のローラを使用する実施形態では、イメージセンサバーの移動を実行するた めに、ローラを駆動するためのモータをそのバーに設けることもできる。
【0040】 他の実施形態では、ベースメンバ16上でイメージセンサバー22を可動式に サポートし、イメージサポート表面17に対してY寸法方向にバーを移動するた めに他の適当なメカニズムを使用できることが分かるだろう。イメージセンサバ ー22をサポートし、バー22を移動するのに適した様々な機械構造は、当業者 のレベルの知識と技能の範囲内に含まれる。
【0041】 図示の実施形態では、ベースメンバ16がイメージサポート表面17を取り囲 む境界域を画定する。図3に示す装置10の向きに関連して説明すると、境界域 としては、上部境界域40と、下部境界域42と、第一の側面境界域44と、ハ ウジング24が配置された第二の側面境界域とを含む。好ましい実施形態のイメ ージセンサバーは、(図1に示すように)それが上部境界域40に直接隣接して 配置されている静止位置と下部境界域42との間で移動可能である。図2および 図3では、イメージセンサバー22は、静止位置と下部境界域との間でそれが移 動する間、イメージサポート表面17に直接隣接した位置に示されている。
【0042】 静止位置にある場合、イメージセンサバー22は、上部境界域42に隣接して 配置され、イメージサポート表面17からかなり外れている。イメージセンサバ ー22が上部境界域40に配置され、ハウジング24がイメージサポート表面1 7から横方向に外れた側面境界域に配置されている場合、イメージサポート表面 は手書きのために容易にアクセス可能である。これに関して、書込みパッドがイ メージサポート表面17上にサポートされている場合、ユーザは、片手で書込み 道具を容易に握り、書込みパッドの書込み表面19上にイメージ情報を手書き生 成することができ、ハウジング24またはイメージセンサバー22が書込み中の ユーザの手を妨害することはない。右利きのユーザの場合、イメージセンサバー 22が上部境界域42に隣接した静止位置に配置されているときに、ハウジング 24はイメージサポート表面の左側に配置されていなければならない。この配置 は、イメージサポート表面17の右側および下側を障害物のない状態に維持し、 書込み中のユーザの手と腕が書込み表面に沿って自由に動けるようにするもので ある。左利きユーザの場合、イメージサポート表面17の左側が障害物のない状 態に維持されるように、ハウジング24がその表面17の右側に配置されていな ければならない。
【0043】 装置10の好ましい実施形態は、右利き操作と左利き操作の両方用に設計され ている。このような好ましい実施形態では、装置10は、上部境界域40を右利 き操作用のイメージセンサバー22の静止位置として認識し、下部境界域42を 左利き操作用のイメージセンサバー22の静止位置として認識するように、選択 的にプログラミングすることができる。より具体的には、図3に示す装置は、単 に下部境界域42に直接隣接する第二の静止位置までイメージセンサバー22を 移動し、下部境界域を静止位置として認識するように装置をプログラミングまた は設定し(以下に記載する)、ハウジング24がイメージサポート表面17の右 側に位置し、下部境界域42が図3の上部境界域40の位置に位置するように装 置を180°回転するだけで、左利きの書込みに対応するように変換することが できる。この配置は、イメージサポート表面17の左側および下側を障害物のな い状態に維持し、書込み中の左利きのユーザの手と腕が書込み表面に沿って自由 に動けるようにするものである。図2に示すように、右利きまたは左利きの手書 きに対する障害物をさらに最小限にするために、通信リンク14(および他の電 源リンク)用の接続部は、ハウジング24の伸長長さ寸法のほぼ中央に位置する ことが好ましい。
【0044】 装置10は、イメージセンサバー上のイメージセンサの動作を制御し、イメー ジセンサが感知したイメージを表すデータを格納し、イメージデータ信号をコン ピュータ12に選択的にアップロードするために適当な電子回路(好ましくは、 プロセッサ制御の電子回路)を含み、一部の実施形態では、コンピュータ12か らプログラミング信号またはデータを受け取る。好ましい実施形態では、装置1 0は、イメージセンサおよび電子回路に電力を供給するための電源も含む。さら に、非携帯用の実施形態では、外部コンピュータに接続されたときに通信リンク 14または他の電力入力から電力を受け取るための手段を含むことができる。イ メージセンサバー22を駆動するためにモータが設けられている実施形態では、 電源(または第二の電源)はセンサバーモータにさらに電力を供給する。
【0045】 好ましい実施形態では、この電子回路および電源(複数も可)は、ハウジング 24内に含まれ、イメージサポート表面17の一方の側面エッジに隣接して位置 する。前述のように、これにより、イメージサポート表面17は、障害物がなく 、イメージ情報を手書きして表示するために容易にアクセス可能な状態に維持す ることができる。また、この配置により、ベースメンバ16および装置全体の寸 法は、クリップボードまたはノートの裏当ての形状および寸法と同様に比較的薄 く平らなものにすることができる。
【0046】 図示の第一の実施形態では、上記の電子回路を表す回路基板48と携帯用電源 (バッテリなど)は、図4に示すように、ハウジング24内に配置されている。 可動イメージセンサバー22上のイメージセンサと回路基板48上の電子回路と の間の電気通信は、たとえば、ハウジング24内に配置された多心ケーブル(図 示せず)により実施することができ、そのケーブルにはイメージセンサバー22 がイメージサポート表面17の長さ寸法Yに沿ってその移動の全範囲を移動でき るように十分なゆるみが設けられている。あるいは、このような電気通信は、イ メージセンサバー22がY寸法方向に移動するにつれて、ハウジング内の導電表 面(図示せず)と係合する適当な導電ローラ表面、ブラシなど(図示せず)によ って実施できる。可動イメージセンサバー22などの可動メンバ上の電子回路を 、ハウジング24内の電気回路などの固定位置に位置する電子回路に電気的に接 続するのに適した様々な電気接続構造は、当業者のレベルの知識と技能の範囲内 に含まれる。
【0047】 図5は、本考案の第一の実施形態による装置10の回路基板48と他の様々な 構成要素のブロック図表現である。回路基板48は、イメージセンサバー22上 のイメージセンサ50のアレイとともに動作する様々な電子回路と、たとえば、 ハウジング24の上向き表面上に配置されたインジケータ52およびユーザ操作 可能なスイッチ54と、移送メカニズム34と、エンコーダ56とを含み、一部 の実施形態では外部電源58をさらに含む。エンコーダ56は、イメージサポー ト表面17のY寸法方向のイメージセンサバー22の位置(または静止位置から のイメージセンサバーの移動距離)を表す相対位置データを提供するための適当 なメカニズムを含む。
【0048】 エンコーダ56は、たとえば、よく知られている位置エンコーダ技術によるワ イヤまたはドライブベルトなどの直線運動である、移送メカニズム34のローラ 、ギア、またはプーリの回転をカウントするためのカウンタ装置を含むことがで きる。あるいは、エンコーダ56は、(たとえば、ベースメンバ16またはプラ ットフォーム36の上向き表面上あるいはハウジング24の内部表面上の)イメ ージまたは光学パターンを感知し、感知したパターンを表す信号を供給するため にイメージセンサバー22上に配置されたセンサを含むことができる。そのパタ ーンは、センサがイメージセンサバー22のY寸法方向の運動に沿って一定の間 隔でパルス信号を供給するように設計することができ、そのパルス信号は、静止 位置に対するイメージセンサバー22の位置を追跡するためにカウントするかま たはその他の処理を施すことができる。あるいは(またはさらに)、そのパター ンは、センサがイメージセンサの所与の各位置で明確かつ異なる信号を供給する ように設計することができる。
【0049】 回路基板48は、イメージセンサアレイ50からのイメージデータ信号とエン コーダ56からのセンサバー位置データ信号を受け取り、受け取ったイメージ信 号を表すイメージデータを格納するためのプロセッサ制御の回路を含む。この回 路は、制御メモリ62に格納されたプログラムに応じて動作し、共通の通信バス 63(または様々な回路構成要素間の他の適当な通信接続部)により回路基板上 の他の様々な構成要素と接続された、マイクロプロセッサまたはマイクロコント ローラなどのプロセッサ60を含む。回路基板には、アレイ50内のイメージセ ンサを制御するためのタイミングパルスの生成、イメージセンサバー22を駆動 するためのモータを制御する信号の生成、エンコーダ56から供給された信号か らの方向およびライン距離情報の生成、CISセンサアレイ実施形態の場合にセ ンサアレイとともに統合された光源をオンにするための信号の生成など、装置固 有のディジタル逐次機能を実行するために、データバス63およびセンサアレイ 50に結合された特定用途向け論理回路(ASLC)64を設けることができる 。
【0050】 図示の実施形態では、センサアレイ50からのアナログイメージデータ信号が 回路基板48上のアナログディジタル変換器(ADC)66に送られ、それによ って変換される。また、回路基板48は、エンコーダ56からエンコーダ信号( 電気パルス信号、カウントしたパルスに対応するカウンタ信号、その他の適当な エンコーダデータなど)を受け取り、バーの静止位置に対するイメージセンサバ ー22の位置または移動を表す位置データをバス63上で供給するために結合さ れたエンコーダインタフェース68も含む。イメージセンサバー22がモータに よって駆動される実施形態では、図5に示すエンコーダ56およびエンコーダイ ンタフェース68をモータおよびモータインタフェースでそれぞれ置き換えるこ とができるが、モータインタフェースはモータの動作に基づいて位置データを供 給する。たとえば、好ましい一実施形態では、イメージセンサバー22を移動す るためにステッパモータが設けられ、段階状のモータ運動を表すパルス(または このようなパルスのカウント)がモータインタフェースに供給される。
【0051】 回路は、プロセッサ60の制御下で、センサアレイ50から受け取ったイメー ジデータ信号を表すデータを格納するように動作する。上記のように、センサア レイ50は、イメージサポート表面のY寸法を横切るセンサバーの移動中に幅セ クションごと(またはラインごと)にイメージ情報を感知する。したがって、エ ンコーダインタフェース68からのセンサバーの位置データと、アレイ内の各セ ンサの既に知られている位置により、イメージサポート表面上のイメージ部分の 位置に基づいて、イメージの各感知部分に関するイメージデータを格納するよう にプロセッサを制御することができる。したがって、イメージサポート表面のす べての部分に関するイメージデータは、イメージサポート表面の各部分の位置に 依存する順序で格納し、(たとえば、コンピュータ12にアップロードするため に)後で検索することができる。
【0052】 回路が電源に結合されたときに(または外部コンピュータ12から電力を受け 取るために)イメージデータを揮発性データメモリ70に格納することができる 。好ましい実施形態では、携帯遠隔操作中など、装置10が外部電源58または コンピュータ12に接続されていないときに感知したイメージ情報に関するイメ ージデータを格納するためにフラッシュメモリ72などの不揮発性メモリが設け られている。
【0053】 回路基板48は、通信リンク14に結合し、コンピュータ12とのインタフェ ースを取って、データメモリ70または72に格納されたイメージデータを表す イメージデータ信号をコンピュータ12に供給するため、また、一部の実施形態 ではコンピュータ12からプログラミング命令またはデータを受け取るために、 ホストコンピュータインタフェース74をさらに含む。たとえば、一部の実施形 態では、回路の動作を更新するか、機能強化するか、その他の変更を加えるため に制御メモリ62内の制御プログラムを修正または変更するための制御命令をイ ンタフェース74を介してコンピュータ12から受け取ることができる。このコ ンピュータインタフェースは、たとえば、標準的なユニバーサルシリアルバス( USB)、EPP/ECPインタフェース、irDA互換ワイヤレスインタフェ ースなどを含むことができる。
【0054】 電源インタフェース76は、外部電源58に結合するために設けられ、一部の 実施形態では通信リンク14から電力を受け取るために設けられている。好まし い実施形態では、電源インタフェースは、携帯操作のためにバッテリ78などの 携帯用電源に結合されている。また、回路基板48は、インジケータ52および スイッチ54用のインタフェース80も含む。スイッチ54は、イメージセンサ アレイならびに感知および記録用電子回路を選択的に活動化および非活動化する ためのユーザ操作可能なスイッチを含むことが好ましい。さらに、スイッチ54 は、データメモリ70または72からホストコンピュータ12にデータをアップ ロードするために、データ転送操作を活動化するためのユーザ操作可能なスイッ チを含むことが好ましい。また、好ましい実施形態では、右利き操作または左利 き操作を選択するためにユーザ操作可能なスイッチが設けられている。イメージ センサバーの右利き用または左利き用の静止位置に対するイメージセンサバーの 位置を決定するために、エンコーダデータとともに、右利きまたは左利き操作ス イッチ位置を使用する。モータを備えた実施形態では、イメージセンサバーのモ ータを活動化するためにユーザ操作可能なスイッチが設けられている(これは、 イメージセンサアレイならびに感知用電子回路を活動化するためのスイッチ内に 組み込むことができる)。
【0055】 インジケータは、右利きまたは左利き操作スイッチの状態を視覚的に示すため のインジケータと、電子回路の活動化状態を視覚的に示すためのインジケータと を含むことが好ましい。他の好ましい実施形態には、イメージ感知操作が失敗し たこととイメージ感知を再試行しなければならないことを示すためにエラー/オ ーバフローインジケータが設けられている。また、他の好ましい実施形態は、オ ンボードイメージデータメモリ(70または72)が一杯であり、追加のイメー ジデータを格納できないことを示すためのバッファフルインジケータを含む。
【0056】 イメージ記録操作では、ユーザは、右利きまたは左利き操作用にスイッチ54 を設定し、(前述のように)イメージセンサバー22を適切な静止位置に位置決 めする。ユーザは、異なるいくつかの方法で、たとえば、イメージサポート表面 17上にイメージ情報を直接手書きするか、イメージサポート表面上に配置され た書込みパッド18の書込み表面または事前印刷書込み表面シート(たとえば、 事前印刷線、格子、または用紙データを有する)上にイメージ情報を手書きする か、または透明なシートカバーの有無にかかわらずイメージサポート表面上に( イメージ側を上にして)感知すべき事前印刷イメージを有する文書を置くことに より、イメージサポート表面上にイメージ情報を提供することができる。書込み 表面上にイメージ情報を手書きした後(またはその他の方法でイメージサポート 表面17上にイメージ情報を配置した後)、ユーザはセンサアレイと電子回路を 活動化する。次に、イメージセンサバー22はイメージサポート表面を横切って Y寸法方向に移動するが、その間にセンサアレイ50はイメージサポート表面上 のイメージ情報を感知し、イメージデータ信号を提供し、エンコーダ56はイメ ージセンサバーの位置データ信号を回路基板48に提供する。プロセッサ60の 制御下で、イメージデータ信号が処理され、イメージデータ信号に対応するイメ ージデータがデータメモリ70または72に格納される。データは、プロセッサ 60ならびにコンピュータ12の制御下でデータメモリ70または72からコン ピュータ12にアップロードすることができる。
【0057】 第一の好ましい実施形態(図2から図5に示す)に関連して前述した装置10 は回路基板48と、ハウジング24内に位置する関連電子回路とを使用し、第二 の好ましい実施形態による装置10は第一の実施形態と同様であるが、回路基板 (回路基板48など)と関連電子回路と携帯用電源(バッテリ78など)はイメ ージセンサバー22内に配置されている。他の実施形態では、イメージセンサバ ー22のサイズと重量を最小限にするために、携帯用電源(バッテリ78など) をハウジング24内に配置することができる。
【0058】 本考案の第三の実施形態による装置10を図6から図9に示す。図6から図9 の装置10は、ベースメンバ16と、ベースメンバ上のイメージサポート表面1 7と、可動イメージセンサバー22’とを含むが、この可動イメージセンサバー はY寸法方向に移動するためにベースメンバ上にサポートされ、第一および第二 の実施形態に関連して前述したイメージセンサバー22と多くの点で同様の機能 を果たす。しかし、図6から図9の装置はハウジング24を含んでいない。むし ろ、第一および第二の露出したローラトラック80および82がイメージサポー ト表面17の二つの対向する側面エッジに隣接して設けられ、イメージサポート 表面の長さ寸法Yに沿って延びている。ガイドレール84は、第一のローラトラ ック80に隣接し、イメージサポート表面の長さ寸法Yに沿って延びている。図 示の実施形態のガイドレール84は、ベースメンバ16の上向き表面上のリブを 含む。ガイドレール84の各端部には、ストッパ86および88が設けられてい る。
【0059】 図6から図9に示す第三の実施形態のイメージセンサバー22’は、イメージ センサアレイ50と、回路基板48と、第二の好ましい実施形態に関連して前述 したイメージセンサバー22と同様にバッテリ78などの適当な携帯用電源と不 揮発性メモリ72を含む関連電子回路とを含む。しかし、イメージセンサバー2 2’は、ローラトラック80および82とそれぞれかみ合って、その上で転がる ための1対のフリクションローラ90および92と、ストッパ86および88の 間でガイドレールに沿ってY寸法方向に移動するためにガイドレール84と係合 するための手段とをさらに含む。図示の実施形態に示すように、適当なレール係 合手段の一例は、ガイドレール84を受け入れるためのチャネル94と、ガイド レールがチャネル94に受け入れられたときにガイドレール84の対向表面とか み合って、その上で転がるための1組の対向ガイドローラ96とを含む。エンコ ーダ56(またはモータを備えた実施形態ではイメージセンサバードライブモー タ)は、前述のエンコーダ(またはイメージセンサバードライブモータ)と同様 に動作するように、フリクションローラ90および92に機能的に結合し、イメ ージセンサバー22’内に配置することができる。
【0060】 スイッチ52およびインジケータ54に関連して前述したようなスイッチおよ びインジケータは、図6、図7、図9に示すイメージセンサバー22’の上向き 表面上に設けられている。また、イメージセンサバー22’は、前述のものと同 様に、コンピュータリンク14に接続するための接続ポートも含む。装置の電子 回路、ユーザ操作可能なスイッチ、インジケータのすべてがイメージセンサバー 22’に配置されているので、イメージセンサバー22’は、図9に示すように 、イメージ感知またはアップロード操作のためにベースメンバ16から取外し可 能になるように設計することができる(設計されていることが好ましい)。これ に関して、イメージセンサバー22’は、第一および第二の好ましい実施形態に 関連して前述したものと同様の方法でイメージサポート表面17上のイメージ情 報を感知するためにガイドレール84ならびにローラ表面80および82と係合 することができ、あるいは、たとえば、図9に示すようにイメージサポート表面 17上にないイメージ情報を感知するためにベースメンバから外すこともできる 。したがって、書籍の1ページなど、イメージサポート表面17上に容易に置く ことができない表面上のイメージ情報は、単にイメージセンサバー22’をベー スメンバ16から取り外し、そのバーをハンドヘルドスキャナとして操作するだ けで、感知し記録することができるだろう。
【0061】 好ましい実施形態のイメージセンサバー22’上のガイドレールローラ96は 、図6および図7に示すようにイメージセンサバーがベースメンバとかみ合って いるときに、たとえばスプリングマウント(図示せず)によってガイドレール8 4に接触し、それによって推進される。しかし、図9に示すようにハンドヘルド 操作のためにイメージセンサバー22’がベースメンバ16から容易に取り外し 可能であることも好ましいことである。好ましい一構成には、ユーザがガイドレ ール84の一方の側にあるガイドローラ96をガイドレール表面から選択的に移 動(および/またはスプリングマウントのばね張力を解放)してイメージセンサ バー22’をベースメンバ16から容易に持ち上げられるようにし、ガイドロー ラ96をガイドレール表面に対して選択的に移動して戻し(および/またはばね 張力をもう一度加え)イメージセンサバーがベースメンバともう一度係合するよ うにするためのメカニズムが設けられている。
【0062】 本考案の第四の好ましい実施形態によるイメージ感知記録装置を図10および 図11に示す。第四の好ましい実施形態は第一および第二の好ましい実施形態と 同様のものにすることができるが、ハウジング24とプラットフォーム36は、 イメージセンサバー22をZ寸法(イメージサポート表面17に対して垂直な寸 法)内の複数の位置に配置できるように構成されている。これに関して、イメー ジセンサバー22とイメージサポート表面17との間隔距離100は、イメージ 感知および記録のためにより厚い文書、書籍などをイメージサポート表面17上 に置けるように調整することができる。図10では、イメージセンサバー22が イメージサポート表面17にきわめて接近して示されている。図11では、イメ ージセンサバー22がイメージサポート表面17に対して最大の間隔で示されて いる。好ましい実施形態では、複数の選択可能な間隔距離100を画定するため に複数の選択可能な位置にイメージセンサバー22をサポートするための適当な リフトメカニズムが設けられている。好ましい一構成のリフトメカニズムは、図 10および図11に示すベースメンバの上向き表面に対してイメージセンサバー 22を選択的に持ち上げたり下げたりするためにプラットフォーム36とベース メンバ16との間に結合された標準的なシザーズリフトを含む。Z寸法方向の複 数の位置でイメージセンサバー22を選択的に持ち上げてサポートすることがで きる他の適当なメカニズムは、当業者の知識と技能の範囲内に含まれる。ただし 、図10および図11に示す実施形態のイメージセンサバー22はY寸法方向に 移動するためにバーのハウジング24側に完全にサポートされることに留意され たい。
【0063】 本考案の第五の実施形態によるイメージ感知記録装置10を図12および図1 3に示すが、ベースメンバ16およびイメージサポート表面17は、たとえば、 壁またはイーゼルに取り付けてホワイトボードとして使用するために垂直にサポ ートされるように構成されている。図12および図13に示す装置10は、第一 および第二の好ましい実施形態に関連して前述したものと同様のイメージセンサ バー22”と、適当な電子回路ならびに移送およびガイドメカニズムを含むハウ ジング24とを含むが、これらは拡大して示されている。さらに、ローラ表面、 ガイドレール、その他の移送または係合しメカニズムを収容するために、イメー ジサポート表面17のハウジング24側とは反対側の表面上にハウジング102 が設けられている。イメージセンサバー22”は、ハウジング24および102 内に延び、ベースメンバ16上にイメージセンサバー22”を保持するために、 バーの各端部に拡張部分(図4に関連して前述した拡張セクション30と同様の もの)を含むことが好ましい。そうではない場合、図12および図13に示す装 置10は、第一または第二の好ましい実施形態の装置10と同様に動作する。
【0064】 イメージセンサバー22”は、典型的なホワイトボードの表示機能向けにイメ ージサポート表面17が構成される実施形態の場合、比較的大きいものにするこ とができる。しかし、標準のページサイズより大きい(たとえば、幅が8.5イ ンチより大きい)イメージサポート表面17にわたる可能性のあるイメージセン サのアレイを構成することは、難しいか費用がかかる場合がある。標準のページ 幅(たとえば、8.5インチ)にわたるように設計された標準的なイメージセン サアレイは様々なメーカから入手可能であるが、通常、かなり大きい距離に及ぶ ように標準サイズとして製造されているわけではない。したがって、好ましい一 配置によるイメージセンサバー22”では、図14に示すように、カスケード構 成の複数の標準サイズのイメージセンサアレイ50を使用している。カスケード 配置では、複数のセンサアレイ50は端部と端部を接して連続的に配置され、各 連続アレイ50はアレイの伸長寸法に垂直な平面内で連続するアレイのうちの先 行アレイからオフセットしている。図14では、それぞれが標準的な(市販品) サイズである五つのセンサアレイ50がカスケード式に連続して配置されている 。しかし、他の実施形態では、適当な数のカスケードアレイ50を使用すること ができる。
【0065】 図12は、ポートレートモードでサポートされている、第五の実施形態による 装置10を示し、イメージサポート表面17のY寸法は垂直に方向付けられてい る。図13は、風景モードでサポートされている、第五の実施形態の装置10を 示し、イメージサポート表面17のY寸法は水平に方向付けられている。好まし い実施形態の装置10には、マーカペンなどを保持するために、図12のベース メンバ16の下部エッジに沿ってレッジ104を設けることができる。図13に 示すように、装置10が風景モードでサポートされている場合、マーカペンなど を保持するために、ハウジング102に沿ってもう一つのレッジ106を設ける こともできる。ユーザがポートレートモードと風景モードとを選択し変更できる ようにするために、(図13に示すように)両方のレッジ104および106を 設けることもできる。
【0066】 操作時にユーザは、イメージセンサバー22(22’または22”)が静止位 置に位置する間に、装置のイメージサポート表面17上にサポートされた書込み パッド18の上向き書込み表面19上にメモ(またはその他のイメージ情報)を 手書きすることができる。前述のように、装置は、その上にイメージ情報を手書 きして表示するために、イメージサポート表面に容易にアクセスできるように構 成されることが好ましい。あるいは、またはそれに加え、ユーザは、そのイメー ジが上を向き、見える状態にして、先在するイメージを有するシートを書込み表 面19上に(またはイメージサポート表面17上に直接)置くことができる。手 書きイメージまたは先在するイメージは、イメージセンサバー22(22’また は22”)上のイメージセンサを活動化し、イメージサポート表面17を横切っ て静止位置からY寸法方向にバーを移動することによって、感知し記録すること ができる。イメージセンサバー22(22’または22”)がイメージの上を通 過した後、バーは静止位置に戻ることができる。
【0067】 イメージセンサバー22(22’または22”)が手書きイメージまたは先在 するイメージの上を通過するときに、イメージセンサはイメージを感知し、感知 したイメージを表すイメージ信号を生成する。イメージ信号はハウジング24内 (またはイメージセンサバー22’内)の電子回路に送られ、そこでイメージ信 号に対応するイメージデータがデータ記憶装置に格納される。コンピュータ12 に接続されると、装置は、データ記憶装置から格納済みイメージデータに対応す るイメージ信号をコンピュータにダウンロードすることができる。
【0068】 イメージサポート表面17(およびそこに配置された書込み表面19)は、イ メージ情報を手書きし、手書きしたイメージ情報を表示するためにユーザによっ て容易にアクセスできるように位置決めされている。さらに、イメージセンサバ ー(22、22’、22”)は、イメージ含有表面が見えている間に、イメージ サポート表面17(または書込み表面19)のすぐ上のイメージ情報を感知する ように配置されている。しかも、好ましい実施形態は、手書き情報の記録と同様 の方法で記録するためにイメージサポート表面(または書込み表面)上にイメー ジ含有文書(先在するイメージ情報を有する)を置くことができるという点でさ らに多様性を提供する。したがって、本考案の好ましい実施形態は、実用的で多 目的の電子メモ書きシステム、装置、およびプロセスを提供する。
【0069】 本考案の好ましい実施形態に関する上記の説明は、例示および説明のために提 示したものである。したがって、網羅したり、開示した形式そのものに本考案を 限定することは意図していない。上記の教示を考慮すると、多くの変更および変 形が可能である。本考案の範囲は、この詳細な説明によって限定されるわけでは なく、本明細書に添付の請求の範囲によって限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい実施形態によるメモ書き記録
システムを表すシステム図である。
【図2】本考案の第一および第二の好ましい実施形態に
よるメモ書き記録装置の斜視図である。
【図3】図2のメモ書き記録装置の上面図である。
【図4】図2のメモ書き記録装置の側面図である。
【図5】本考案の第一の実施形態の装置に関連する様々
な電子回路のブロック図である。
【図6】本考案の第三の好ましい実施形態によるメモ書
き記録装置の斜視図である。
【図7】図6のメモ書き記録装置の上面図である。
【図8】図6のメモ書き記録装置の側面断面図である。
【図9】図6の装置のベースメンバから取り外したイメ
ージセンサバーの斜視図である。
【図10】本考案の第四の好ましい実施形態によるメモ
書き記録装置の側面図である。
【図11】イメージセンサバーが上昇位置にある場合の
図10の装置の側面図である。
【図12】ポートレートモードでサポートされていると
きの本考案の第五の好ましい実施形態によるメモ書き記
録装置の斜視図である。
【図13】風景モードでサポートされているときの本考
案の第五の好ましい実施形態によるメモ書き記録装置の
斜視図である。
【図14】本考案の第五の実施形態で使用するイメージ
センサバーのブロック図表現である。
【符号の説明】
10 メモ書き記録装置 12 ホストコンピュータ 14 通信リンク 15 コネクタ 16 ベースメンバ 17 イメージサポート表面 18 書込みパッド 19 書込み表面 20 書込み道具 21 文書 22 イメージ感知手段 24 ハウジング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月13日(1999.5.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
フロントページの続き (72)考案者 ウイリアム・ダブリユ・リー 台湾、シンチユウ・シエン、チユペイ・シ テイ、ミン−チヤン・ストリート、レイ ン・17、ナンバー・15 (72)考案者 ボボ・ワン 台湾、シンチユウ・シエン、チユペイ・シ テイ、ミン−チヤン・ストリート、レイ ン・17、ナンバー・15

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザによって手書きされた情報を記録
    するためのメモ書き装置であって、 手書きイメージを受け取って表示するための書込み表面
    を有する書込みパッドと、 前記書込みパッドを書込み位置にサポートするためのイ
    メージサポート表面を有し、前記書込み表面が上を向
    き、前記ユーザによる手書きおよび表示のために容易に
    アクセスできるように位置決めされており、前記イメー
    ジサポート表面が幅寸法と長さ寸法とを画定するベース
    アセンブリと、 前記書込み位置にサポートされた前記書込みパッドに隣
    接して前記イメージサポート表面の前記長さ寸法方向に
    移動するために前記ベースアセンブリ上にサポートさ
    れ、前記サポート表面の前記幅寸法の少なくともかなり
    の部分を横切って延びる伸長寸法を画定するイメージセ
    ンサバーと、 前記イメージセンサバーの前記伸長寸法に沿って配置さ
    れ、前記イメージセンサバーが前記書込み表面に隣接し
    て移動するにつれて幅セクションごとに前記書込みパッ
    ドの前記書込み表面上のイメージを感知するように方向
    付けられ、感知したイメージの各幅セクションを示すイ
    メージ信号を供給する複数のイメージ感知装置と、 前記イメージ信号を受け取り、前記イメージ信号を表す
    データをデータ記憶メモリに格納するために前記イメー
    ジ感知装置に機能的に結合された、データ記憶メモリを
    含む処理電子回路とを含むメモ書き装置。
  2. 【請求項2】 前記書込みパッドが少なくとも1枚の用
    紙を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記書込みパッドが順にスタックされた
    複数枚の用紙を含む、請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記書込みパッドがペーパーレスで消去
    可能なマーキング表面を含む、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記書込みパッドが複数シートのスタッ
    クを含み、各シートが消去可能なマーキング表面を有
    し、前記シートの少なくとも1枚が1組のライン、格
    子、グラフ、用紙のしるしのうちの少なくとも一つを含
    む印刷パターンを含む、請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記イメージサポート表面が、その上に
    形成されたイメージを有する少なくとも1枚の材料シー
    トを受け入れるためのレセプタクルを含む、請求項1に
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記データ記憶メモリが少なくとも一つ
    のフラッシュメモリチップを含む、請求項1に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 前記データ記憶メモリに格納されたデー
    タを外部プロセッサにアップロードするために外部プロ
    セッサに接続するための出力ポートをさらに含む、請求
    項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記イメージサポート表面の一方の側に
    隣接して前記ベースアセンブリによってサポートされ、
    前記イメージサポート表面の前記長さ寸法の少なくとも
    一部分に沿って延び、その中に前記処理電子回路が配置
    される内部を画定するハウジングをさらに含む、請求項
    1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングが前記イメージサポー
    ト表面の前記長さ寸法方向に延びる開口部を有し、前記
    イメージセンサバーが前記ハウジング開口部を通って前
    記ハウジング内部に延びた第一の端部を有する、請求項
    9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記ハウジング内に配置され、前記イ
    メージサポート表面の前記長さ寸法に隣接し、それに沿
    って延び、前記イメージセンサバーの前記移動中に前記
    イメージセンサバーをサポートしてガイドするために前
    記イメージセンサバーの前記第一の端部と係合する伸長
    ガイドをさらに含む、請求項9に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記ハウジング内に配置され、前記イ
    メージサポート表面の前記長さ寸法に隣接し、それに沿
    って延びる伸長ローラガイドと、前記イメージセンサバ
    ーの前記移動中に前記ローラガイドに沿って前記イメー
    ジセンサバーをガイドするために前記イメージセンサバ
    ーの前記第一の端部に結合され、前記ローラガイドと係
    合するローラとをさらに含む、請求項9に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記イメージサポート表面が前記イメ
    ージサポート表面の上部エッジと下部エッジとを画定す
    る前記幅寸法方向に延びる二つのエッジを有し、前記イ
    メージセンサバーが前記書込みパッド上にイメージを手
    書きして表示するためにユーザに対して前記書込みパッ
    ドの前記書込み表面を露出するように前記上部エッジに
    隣接する初期位置に配置され、前記書込みパッドの前記
    書込み表面上のイメージを感知するために前記初期位置
    から前記下部エッジに向かって移動可能である、請求項
    1に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記二つの幅寸法エッジのうちのいず
    れか一方を前記上部エッジとして指定するための手段を
    さらに含む、請求項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】 ユーザによって手書きされた情報を記
    録するためのメモ書きシステムであって、 ホストコンピュータと、 メモ書き記録装置と、 前記ホストコンピュータと前記メモ書き記録装置とを結
    合する通信リンクとを含み、 前記メモ書き記録装置が、 手書きイメージを受け取って表示するための書込み表面
    を有する書込みパッドと、 前記書込みパッドを書込み位置にサポートするためのイ
    メージサポート表面を有するベースアセンブリであっ
    て、前記書込み表面が上を向き、前記ユーザによる手書
    きおよび表示のために容易にアクセスできるように位置
    決めされており、前記イメージサポート表面が幅寸法と
    長さ寸法とを画定する、ベースアセンブリと、 前記書込み位置にサポートされた前記書込みパッドに隣
    接して前記イメージサポート表面の前記長さ寸法方向に
    移動するために前記ベースアセンブリ上にサポートさ
    れ、前記サポート表面の前記幅寸法の少なくともかなり
    の部分を横切って延びる伸長寸法を画定するイメージセ
    ンサバーと、 前記イメージセンサバーの前記伸長寸法に沿って配置さ
    れ、前記イメージセンサバーが前記書込み表面に隣接し
    て移動するにつれて幅セクションごとに前記書込みパッ
    ドの前記書込み表面上のイメージを感知するように方向
    付けられ、感知したイメージの各幅セクションを示すイ
    メージ信号を供給する複数のイメージ感知装置と、 前記イメージ信号を受け取り、前記イメージ信号を表す
    データをデータ記憶メモリに格納するために前記イメー
    ジ感知装置に機能的に結合された、データ記憶メモリを
    含む処理電子回路とを含む、メモ書きシステム。
  16. 【請求項16】 前記書込みパッドが少なくとも1枚の
    用紙を含む、請求項15に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記書込みパッドがペーパーレスで消
    去可能なマーキング表面を含む、請求項15に記載のシ
    ステム。
  18. 【請求項18】 前記書込みパッドが複数シートのスタ
    ックを含み、各シートが消去可能なマーキング表面を有
    し、前記シートの少なくとも1枚が1組のライン、格
    子、グラフ、用紙のしるしのうちの少なくとも一つを含
    む印刷パターンを含む、請求項15に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記イメージサポート表面が前記イメ
    ージサポート表面の上部エッジと下部エッジとを画定す
    る前記幅寸法方向に延びる二つのエッジを有し、前記イ
    メージセンサバーが前記書込みパッド上にイメージを手
    書きして表示するためにユーザに対して前記書込みパッ
    ドの前記書込み表面を露出するように前記上部エッジに
    隣接する初期位置に配置され、前記書込みパッドの前記
    書込み表面上のイメージを感知するために前記初期位置
    から前記下部エッジに向かって移動可能である、請求項
    15に記載のシステム。
  20. 【請求項20】 ユーザによって手書きされた情報を受
    け取って記録するためのメモ書き方法であって、 ベースメンバのイメージサポート表面上の書込み位置に
    書込みパッドをサポートし、書込み表面が上を向き、前
    記ユーザによる手書きおよび表示のために容易にアクセ
    スできるように位置決めされており、前記イメージサポ
    ート表面が幅寸法と長さ寸法とを画定するステップと、 前記書込み表面上で手書きイメージ情報を受け取って表
    示するステップと、 前記イメージサポート表面の前記長さ寸法方向に前記ベ
    ースアセンブリ上を移動するためにイメージセンサバー
    をサポートし、前記イメージセンサバーが前記サポート
    表面の前記幅寸法の少なくともかなりの部分を横切って
    延びる伸長寸法を画定するステップと、 前記書込み位置にサポートされた前記書込みパッドに隣
    接して前記イメージサポート表面の前記長さ寸法方向に
    前記イメージセンサバーを移動するステップと、 前記イメージセンサバーの前記伸長寸法に沿って配置さ
    れた複数のイメージ感知装置によって、前記イメージセ
    ンサバーが前記書込み表面に隣接して移動するにつれて
    前記書込み表面の幅セクションごとに前記書込み表面上
    のイメージ情報を感知するステップと、 感知したイメージの各幅セクションを表すイメージ信号
    を前記イメージ感知装置から供給するステップと、 前記イメージ信号を表すデータをデータ記憶メモリに格
    納するステップとを含む、メモ書き方法。
JP1998008370U 1998-10-23 1998-10-23 メモ書き記録装置、システム、およびプロセス Expired - Lifetime JP3064295U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998008370U JP3064295U (ja) 1998-10-23 1998-10-23 メモ書き記録装置、システム、およびプロセス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998008370U JP3064295U (ja) 1998-10-23 1998-10-23 メモ書き記録装置、システム、およびプロセス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3064295U true JP3064295U (ja) 2000-01-07

Family

ID=43197955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998008370U Expired - Lifetime JP3064295U (ja) 1998-10-23 1998-10-23 メモ書き記録装置、システム、およびプロセス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3064295U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5737740A (en) Apparatus and method for processing electronic documents
JP3063580B2 (ja) イメージセンサー内蔵携帯端末装置
US6000946A (en) Collaborative drawing device
US6542623B1 (en) Portable braille computer device
EP0427507B1 (en) Paper-like computer output display and scanning therefor
KR101396373B1 (ko) 쓰기용 태블릿 정보 기록 장치
US20160350613A1 (en) Strapping apparatus
JP3064295U (ja) メモ書き記録装置、システム、およびプロセス
EP0935383A1 (en) Notetaking and recording apparatus, system and process
US20060250365A1 (en) Computer input device
US20180152566A1 (en) Portable electronic device for scanning and editing of documents
JP4801683B2 (ja) 電子黒板及び電子黒板システム
JP3683686B2 (ja) 電子黒板
TWI431518B (zh) 顯示及書寫裝置
CN2342394Y (zh) 复印板
ES2011749A6 (es) Aparato para manipular documentos en un sistema de tratamiento de datos.
CN211264410U (zh) 一种可电子支付的教学终端及其***
TW462018B (en) Improvements and enhancements for notetaking and recording apparatus, system and process
GB2428928A (en) Multifunction mobile scanner having various attachments
JP2000330726A (ja) 表示装置
WO2001031469A9 (en) Electronic reading device
CN1307297A (zh) 资料撷取记录装置及其处理装置
JPH0426910Y2 (ja)
KR200298268Y1 (ko) 보드면에 직접 출력기능을 갖는 전자보드
CN2510933Y (zh) 平台式扫描装置