JP3063955U - 浮き彫りの模様と取手のある便器蓋と便座 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は，浮き彫りの模様と，取手のある
便器蓋と便座に関するものである。 【解決手段】 便器蓋１の上部に，浮き彫りのデザイン
を施し，少し横にはみだした形の取手３を設ける。便器
蓋１の取手３が半分位重なる位置に，便座２に少し横に
はみだした形の取手３を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は，浮き彫りのデザインを施した，取手のある便器蓋と便座に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の便器蓋は，機能美を追及した結果，どれもほとんど同じデザインで 味気無く，蓋の開閉の際は持つところが無くて，まことに不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は，その欠点を除いて，美しく，しかも便器蓋や便座の開閉を不快感 無く，便利に行えるようにしたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いまその解決手段を図面に追いながら説明すれば， （イ） 便器蓋１の上部に，浮き彫りのデザインを施し，一部を取手とし て使用できる様に，少し横にはみだした形の取手３を設ける。 （ロ） 便座２の一部に，取手として使用できる様に，少し横にはみだし た形の取手３を設ける。 （ハ） 便座２の取手３は，便器蓋１の取手３より半分位重なる位置に設 けた。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本案は，以上のような構造であるから，これを使用するときは，手で摘め るように浮き彫りにデザインした形の取手を用い，便器蓋や便座の開閉をす る。

【０００６】 なお，本考案の実施に当たって次の如きことができる。 （イ） 便器蓋上部に浮き彫りのデザインを施すが，必ずしも全面を浮き 彫りにするのでは無く，取手として一部だけを手で摘める様に張り 出させてもよい。 （ロ） 便器蓋の取手は，横に設けたタイプと，浮き彫りにデザインを施 した上部に手で摘めるように盛り上げた取手の２種類用意して，好 みやデザインの図柄に対応する。 （ハ） 便器蓋と便座に，手で摘めるように張り出させた取手だけを製作 し，両面接着テープや接着剤で取り付けることにより，あらゆる形 状の便器にも対応できる。 （ニ） 便器蓋と便座に，手で摘めるように張り出させた取手を，クリッ プのように挟み，容易に着脱できるようにする。 （ホ） この考案の図案は，熱帯植物「ストレリチア」の花を用いたが， 特に限定したものではなく，植物・果実・野菜・動物群・天体・風 景・乗物・文字・紋章・マーク・イラスト・キャラクター・写真な どあらゆるものをデザインの対象とし，同様の効果がえられる。

【考案の効果】

したがって，この様に便器蓋表面に浮彫りのデザインを施すことにより， 味気無い便器が，印象的で明るく楽しい雰囲気をかもしだし，使用の際，手 で摘みやすく邪魔にならない取手があるため，便器蓋や便座の開閉が楽にな り，デザインの効果により，便器の一部に素手で触れるという，嫌悪感や不 潔感が緩和され，取扱いが丁寧になり破損も防げる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の便器蓋の正面図

【図２】本考案の便器蓋の取手部の断面図

【図３】本考案の便座の正面図

【図４】本考案の便座の取手部の断面図

【符号の説明】

１ 便器蓋 ２ 便座 ３ 取手

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】便器蓋と便座に，浮き彫りのデザインを施
   し，一部を手で摘めるように張り出させた取手を設け
   た，浮き彫りの模様と取手のある便器蓋と便座。