JP3063593B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP3063593B2
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明 薮田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビット処理を主と
する基本命令と、複数ビットの応用命令を処理を行うプ
ログラマブルコントローラに関し、特に基本命令と応用
命令を両方処理することのできる命令処理部を有するプ
ログラマブルコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルコントローラは、産業用
装置、機械、FA機器の制御に広く用いられており、対
象となる装置の複雑化、高速化に応じて、より多数の入
出力信号を高速に処理することが求められている。この
ため、ビット処理を主とする基本命令と、複数ビットの
応用命令処理を行うことのできる専用ハードウェア(プ
ロセッサ)で高速化を実現し、通信処理・周辺処理など
を行う汎用マイクロプロセッサと組み合わせてプログラ
マブルコントローラを構成している。
【0003】従来例としては、この専用ハードウェア
(プロセッサ)の構造として、3段パイプライン構造で
命令を実行していた。パイプラインステージの例は、以
下のようになる。 1:命令フェッチ 2:命令デコード、レジスタフェッチ、算術論理演算、
データアドレス計算、分岐先計算 3:メモリアクセス(リード/ライト)、分岐、ビット
演算、レジスタ書き込み
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の3段パイプライ
ン構造だと、各ステージの一番遅い実行ステージの処理
速度で、全体の命令実行速度が決まってしまう。このよ
うなパイプライン処理の高速化のためには、各ステージ
の処理速度を均等にする必要があるが、この例では、命
令メモリとデータメモリを同じアクセス時間のメモリを
使用すると、1の段階(第1ステージ)の処理に対して
3の段階(第3ステージ)の処理の方がビット演算を行
う分、処理時間がかかるというアンバランスがある。実
行速度向上のためには、パイプラインステージをさらに
分割して多段にすれば良く、専用ハードウェア(プロセ
ッサ)の命令実行サイクルを以下のような5段に要素分
割した、5段パイプライン構造を持ったプログラマブル
コントローラを開発した。 1:命令フェッチ 2:命令デコード、レジスタフェッチ 3:算術論理命令、データアドレス計算、分岐先計算 4:メモリアクセス(リード/ライト) 5:分岐、ビット演算、レジスタ書き込み この5段パイプライン構造を採用すると、従来の3段パ
イプライン構造のプログラマブルコントローラに比べ
て、パイプラインステージ間のアンバランスが改善さ
れ、パイプラインステージ1段当たりの所要時間も短縮
されるため、全体の命令実行速度を向上させることがで
きる。この5段パイプライン構造の概略構造を図1のブ
ロック図に基づいて説明する。
【0005】図で、IFで示される第1ステージは、命令
メモリ1から命令レジスタIRへ次に実行する命令を読み
込む命令フェッチ処理を行うステージで、命令を格納す
る命令メモリ1と、プログラムカウンタ制御回路ADDRCA
LCからの信号を受けて次に実行する命令が格納された命
令メモリ1のアドレスを計数するプログラムカウンタPC
とで構成されている。プログラムカウンタPCのアドレス
指定に従って命令メモリ1から読み出された命令が格納
される命令レジスタIRは、第1ステージIFの実行結果を
保存して、次の第2ステージであるIDにその結果を伝え
る、パイプラインレジスタIF/ID を兼ねている。
【0006】IDで表される第2ステージは、命令デコー
ダ2による命令デコード、及び、レジスタファイル3を
構成する複数の汎用レジスタのいずれかの汎用レジスタ
から値を取り出すレジスタフェッチ処理を行うステージ
で、命令のop-code 部を解読するデコーダ2と、複数の
汎用レジスタで構成された汎用レジスタファイル3とで
構成されている。汎用レジスタファイル3には、2つの
出力が設けられており、一方の出力はパイプラインレジ
スタID/EX のS1に接続され、他方の出力はパイプライン
レジスタID/EX のS2に接続されている。また、命令デコ
ーダ2で解読された値もパイプラインレジスタID/EX の
所定の箇所に格納される。
【0007】次に、EXで示される第3ステージは、算術
論理演算ユニットALU によって、算術論理演算またはデ
ータアドレス計算または分岐先の実効アドレスを計算す
る分岐先計算を行うステージで、算術論理演算ユニット
ALU の一方の入力は、パイプラインレジスタID/EX のS1
の出力に接続され、他方の入力は、パイプラインレジス
タID/EX のS2の出力に接続されている。また、算術論理
演算ユニットALU は、パイプラインレジスタID/EX の所
定の箇所に格納された、デコードされた命令の値によっ
て制御され、算術論理演算ユニットALU の出力は、パイ
プラインレジスタEX/MEMのD の箇所に格納される。
【0008】次に、MEM で示される第4ステージは、デ
ータメモリ4へのメモリアクセス処理を行うステージ
で、パイプラインレジスタEX/MEMのD に格納されていた
値は、データメモリ4の所定アドレスのメモリに格納さ
れると共に、パイプラインレジスタMEM/WBの所定箇所に
出力される。または、データメモリ4の所定アドレスに
格納されていた値がパイプラインレジスタMEM/WBの所定
箇所に格納される。
【0009】最後に、WBで示される第5ステージは、ビ
ット演算または汎用レジスタへの書き込み処理または分
岐処理を行うステージで、汎用レジスタへの書き込み処
理の場合は、パイプラインレジスタMEM/WBの所定箇所に
格納されていた値が、レジスタファイル3の所定の汎用
レジスタに格納される。但し、図4では本発明に関する
部分のみ図示しており、他の構成は図示を省略してい
る。
【0010】しかし、図4に示した5段パイプライン構
造のプログラマブルコントローラのパイプラインステー
ジの時間が短いという利点は、命令メモリ1またはデー
タメモリ4へのアクセス時間が短くなければならないと
いうことでもある。パイプラインの段数を5段に増やし
たことにより、特に、命令メモリ1へのアクセス時に
は、複雑な条件判定が必要となり、命令メモリ1のアク
セス時間がパイプラインステージの時間の短縮を妨げ、
命令メモリ1のアクセスために全体の性能を落とさなけ
ればならないか、そうはならなくても高速な命令メモリ
1を採用しなければならないので、大幅なコスト増加を
招くという問題点があった。
【0011】図4に示した5段パイプライン構造のプロ
グラマブルコントローラの命令フェッチに関するタイミ
ングのタイミングチャートを図5に示す。簡単のため
に、図4に示したプログラムカウンタ制御回路ADDRCALC
に影響を及ぼすのは、制御信号PC-HZDだけであるとし
て、制御信号PC-HZDが0の時は、プログラムカウンタPC
に1を加え、制御信号PC-HZDが1の時は、プログラムカ
ウンタPCの値は更新されないように構成されているもの
とする。また、分岐命令などのプログラムカウンタPCを
変更する命令についてのタイミングは、図2のタイミン
グチャートでは図示を省略する。さらに、このプログラ
マブルコントローラは、φ1〜φ4の4相のクロック信
号で動作しているものとして、IF/ID を始めとするパイ
プラインレジスタはクロック信号φ1で駆動され、プロ
グラムカウンタPCは、クロック信号φ3で駆動されてい
るものとする。
【0012】図5は、命令メモリ1の1番地の命令から
順にフェッチしていく様子を示しており、(a)はプロ
グラムカウンタPCの値、(b)は制御信号PC-HZDの値、
(c)は、第2ステージであるIDにその結果を伝える、
パイプラインレジスタIF/IDを兼ねている命令レジスタI
Rの値である。
【0013】図5に示す例では、プログラムカウンタPC
が3の時に、パイプラインステージ1段分の時間だけ、
制御信号PC-HZDが1になり、プログラムカウンタPCのイ
ンクリメントが停止され、命令メモリ1の3番地の命令
が2回フェッチされる。その後、4番地、5番地の命令
が順にフェッチされていく。命令フェッチの際には、命
令メモリ1のアドレスは、クロック信号φ3で確定し、
その番地のメモリの値は、次のクロック信号φ1までに
出力されていなければならない。つまり、命令メモリ1
のアドレス確定から命令メモリ1の内容の読み出しまで
のアクセス時間は、クロック信号φ3〜クロック信号φ
1の時間よりも短くなければならない。パイプラインの
構成の最適化が進み、パイプライン1段当たりの時間が
短くなってくると、クロック信号φ3〜クロック信号φ
1の時間は、それまで使用していた命令メモリ1のアク
セス時間を下回り、より高速な高価な命令メモリ1を採
用しなければならなくなる。
【0014】プログラムカウンタPCを、クロック信号φ
3よりも早いタイミングで変化するクロック信号φ2で
駆動できればこの問題は解決するが、プログラムカウン
タPCのインクリメントを制御する制御信号PC-HZDを出力
するために複雑な条件判定を行うので、クロック信号φ
2以前に制御信号PC-HZDを確定させることができず、プ
ログラムカウンタPCを、クロック信号φ2で駆動するこ
ともできなかった。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、高速な命令メモリを用い
ずに高速な処理が実行可能な5段パイプライン構造のプ
ログラマブルコントローラの構造を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のプログラマブルコントローラは、命
令メモリから命令を取り出す命令フェッチ処理を行う第
1ステージと、命令デコード処理及び汎用レジスタから
値を取り出すレジスタフェッチ処理を行う第2ステージ
と、算術論理演算処理またはデータアドレス演算処理ま
たは分岐先の実効アドレス計算処理または分岐条件の判
定処理を行う第3ステージと、データメモリへのメモリ
アクセス処理または分岐処理を行う第4ステージと、ビ
ット演算処理または前記汎用レジスタへの書き込み処理
または分岐処理を行う第5ステージの、5つのステージ
をパイプライン実行する5段パイプライン構造のプログ
ラマブルコントローラであって、プログラムカウンタの
インクリメントを停止させる制御信号の値に関わらず、
前記プログラムカウンタの値に1を加えた値を、前記プ
ログラムカウンタを駆動しているクロック信号よりも早
いタイミングで変化する別のクロック信号で駆動される
レジスタにラッチし、そのレジスタの値を前記プログラ
ムカウンタの値の代わりに命令メモリのアドレスとして
用いて命令をフェッチする機能を有することを特徴とす
るものである。
【0017】請求項1記載のプログラマブルコントロー
ラは、上記の問題点を解決するために、プログラムカウ
ンタを駆動しているクロック信号よりも早いタイミング
で変化するクロック信号により駆動されるレジスタを設
け、このレジスタに格納された値を命令メモリのアドレ
スとして命令をフェッチすることで、より早い時点で、
命令メモリのアドレスを確定し、命令メモリのアクセス
タイムに必要な時間の余裕を確保するものである。
【0018】請求項2記載のプログラマブルコントロー
ラは、請求項1記載のプログラマブルコントローラで、
前記プログラムカウンタのインクリメントを停止させる
制御信号が、インクリメントを停止させる旨の信号であ
る場合には、前記命令メモリから読み出した値を、命令
をフェッチする命令レジスタに読み込まずに、その命令
レジスタに自分自身の値を保持させるように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0019】請求項3記載のプログラマブルコントロー
ラは、請求項1記載のプログラマブルコントローラで、
分岐命令実行時に分岐条件が成立した場合には、分岐命
令実行中に計算した分岐先アドレスを命令メモリのアド
レスとして命令フェッチを行うことができることを特徴
とするものである。
【0020】請求項4記載のプログラマブルコントロー
ラは、請求項1記載のプログラマブルコントローラで、
微分命令実行時に、計算により求めたビットメモリアド
レスを用いてビットメモリ書き戻しを行うことができる
ことを特徴とするものである。
【0021】請求項5記載のプログラマブルコントロー
ラは、請求項1記載のプログラマブルコントローラで、
起動時には、起動前に外部から設定された前記プログラ
ムカウンタの初期値に基づいて、前記命令メモリの正し
い番地の命令からフェッチすることができることを特徴
とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】図1及び図4に基づいて本発明の
プログラマブルコントローラの一実施形態について説明
する。但し、本発明に関する部分のみを図示することと
し、その他の構成は、図4に示した構成と同等であると
して詳細な説明を省略することとする。
【0023】図1は、IFで示される第1ステージのみを
示したブロック図である。図で、ADD1は、クロック信号
φ3で駆動されるプログラムカウンタPCの値に1を加算
(インクリメント)する加算器、MUX1は、プログラムカ
ウンタPCのインクリメントを停止させる制御信号PC-HZD
に制御されて、プログラムカウンタPCにセットする値
を、加算器ADD1の出力の値、または、プログラムカウン
タPCの自分自身の値に切り替えるマルチプレクサ、ADD2
はプログラムカウンタPCの出力に1を加算(インクリメ
ント)する加算器、PC1 は、プログラムカウンタPCを駆
動しているクロック信号φ3よりも早いタイミングで変
化するクロック信号φ2で駆動される、加算器ADD2の出
力が格納されるレジスタである。
【0024】また、1はレジスタPC1 が指示するアドレ
スに格納された命令を出力する命令メモリ、MUX2は、制
御信号PC-HZDに制御されて、命令レジスタIRに格納する
値を、命令メモリ1の出力、または、命令レジスタIR自
身に格納されている値に切り替えるマルチプレクサで、
制御信号PC-HZDが0の時は、命令メモリ1の出力を命令
レジスタIRに格納し、制御信号PC-HZDが1の時は、命令
レジスタIRには、命令レジスタIR自身に格納されていた
値をセットするように構成されている。
【0025】つまり、図1に示すプログラマブルコント
ローラは、図4に示したプログラマブルコントローラに
対して、プログラムカウンタPCと同じデータ幅を有しク
ロック信号φ2で駆動されるレジスタPC1 を設けたもの
であり、制御信号PC-HZDの値に関わらず、プログラムカ
ウンタPCに1を加えた値をレジスタPC1 にラッチし、こ
の値を、読みだすべき命令が格納された命令メモリ1の
アドレスとして命令をフェッチするように構成し、ま
た、制御信号PC-HZDの値が1の時には、命令レジスタIR
は、命令メモリ1の値を取り込まずに、自分自身の値を
保持するように構成されている。
【0026】図1に示すプログラマブルコントローラの
命令フェッチのタイミングを示すタイミングチャートを
図2に示す。(a)に示す、クロック信号φ3で更新さ
れるプログラムカウンタPCの値に1を加えた値を、
(b)に示す、クロック信号φ2で動作するレジスタPC
1 にラッチする。(d)に示す、命令レジスタIRは、こ
のレジスタPC1 に保持された値をアドレスとして、命令
メモリ1の内容をフェッチするが、(c)に示す制御信
号PC-HZDの値が1の時には、命令メモリ1の値を取り込
まずに自分自信の値を保持するように動作する。
【0027】図1のレジスタPC1 を設けることによっ
て、命令メモリ1のアドレスをプログラムカウンタPCよ
り早い時点に確定させることができ、よりアクセス時間
が長い命令メモリ1を用いることが可能になる。また、
それに加えて、プログラムカウンタPCのインクリメント
を停止させる制御信号PC-HZDが、インクリメントを停止
させる旨の信号である場合(1である場合)には、命令
メモリ1から読み出した値を、命令をフェッチする命令
レジスタIRに読み込まずに、その命令レジスタIRに自分
自身の値を保持させるように構成したことにより、プロ
グラムカウンタPCのインクリメントを停止させる命令を
実行する場合にも、命令メモリ1に、よりアクセス時間
が長いメモリを用いることが可能になる。
【0028】プログラムカウンタPCの値が1ずつ加算さ
れていくかそのままの値を保持し続ける命令を実行する
だけなら、図1に示したプログラマブルコントローラの
回路構成だけで仕様通りに動作するが、プログラマブル
コントローラには、このような命令の他にも条件分岐や
無条件分岐などの、プログラムカウンタPCを更新する命
令が存在する。また、命令メモリ1と共通のアドレスバ
スを用いるビットメモリ(図示省略)の値を読み書きす
るプログラマブルコントローラ特有の微分命令も存在す
る。また、プログラマブルコントローラが停止している
時に外部からプログラムカウンタPCの初期値がセットさ
れ、起動時にはその番地の命令メモリ1の内容からフェ
ッチし始めるが、ここで、図1に示したプログラマブル
コントローラのように、プログラムカウンタPCの値に1
を加えた値を命令メモリ1のアドレスに用いると、停止
中に与えられたプログラムカウンタPCの番地の命令をフ
ェッチできなくなってしまう。
【0029】そこで、これらの問題を解決するためのプ
ログラマブルコントローラの一実施形態を図3のブロッ
ク図に示す。図3に示すプログラマブルコントローラ
は、図1に示すプログラマブルコントローラに対して、
マルチプレクサMUX3を付加して、レジスタPC1 に格納す
る値を、プログラムカウンタPCの値、または、加算器AD
D2の出力の値、または、後段のパイプラインレジスタか
ら与えられる、分岐先アドレスまたはビットメモリ書き
戻しアドレス、または、プログラムカウンタPCの値の、
いずれかに切り替えられるように構成したものである。
起動直後には、プログラムカウンタPCの値をそのまま、
レジスタPC1 にラッチする。
【0030】プログラムカウンタPCの値に1を加えた値
(加算器ADD2の出力の値)以外の入値をレジスタPC1 に
格納する値として選択するのは、分岐条件が成立して分
岐命令を実行する時と、微分命令でビットメモリに書き
戻す時と、起動直後の最初に実行される命令をフェッチ
するときであるが、これらの入力を選択する信号は図3
では省略している。
【0031】
【発明の効果】本発明の5段パイプライン構造のプログ
ラマブルコントローラによれば、プログラムカウンタを
駆動するクロック信号が変化するタイミングと、命令レ
ジスタを駆動するクロック信号が変化するタイミングと
の間の時間の差が短く、データメモリに比べて必要以上
に高速なメモリを、命令メモリに採用しなければならな
い場合でも、命令メモリのアドレスが確定してから命令
メモリの値を読み出すまでの時間を延ばすことが可能と
なり、命令メモリとして、より低速なメモリを採用して
コストを下げることが可能になる。
【0032】また、請求項3記載のプログラマブルコン
トローラによれば、請求項1記載のプログラマブルコン
トローラで、プログラムカウンタを更新する分岐命令を
正しく実行することができる。
【0033】請求項4記載のプログラマブルコントロー
ラによれば、請求項1記載のプログラマブルコントロー
ラで、プログラムカウンタを更新する微分命令を正しく
実行することができる。
【0034】請求項5記載のプログラマブルコントロー
ラによれば、請求項1記載のプログラマブルコントロー
ラで、起動直後にも正しく命令をフェッチすることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプログラマブルコントローラの一実施
形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のプログラマブルコントローラのタイミ
ングの一実施形態を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明のプログラマブルコントローラの異なる
実施形態を示すブロック図である。
【図4】従来のプログラマブルコントローラの一例を示
すブロック図である。
【図5】従来のプログラマブルコントローラのタイミン
グの一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 命令メモリ 3 レジスタファイル(汎用レジスタ) 4 データメモリ IF 第1ステージ ID 第2ステージ EX 第3ステージ MEM 第4ステージ WB 第5ステージ PC プログラムカウンタ PC1 レジスタ IR 命令レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−18901(JP,A) 特開 平4−239918(JP,A) 特開 平5−61901(JP,A) 特開 平3−174625(JP,A) 米国特許5933651(US,A) 欧州特許出願公開766155(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/38 G06F 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令メモリから命令を取り出す命令フェ
    ッチ処理を行う第1ステージと、命令デコード処理及び
    汎用レジスタから値を取り出すレジスタフェッチ処理を
    行う第2ステージと、算術論理演算処理またはデータア
    ドレス演算処理または分岐先の実効アドレス計算処理ま
    たは分岐条件の判定処理を行う第3ステージと、データ
    メモリへのメモリアクセス処理または分岐処理を行う第
    4ステージと、ビット演算処理または前記汎用レジスタ
    への書き込み処理または分岐処理を行う第5ステージ
    の、5つのステージをパイプライン実行する5段パイプ
    ライン構造のプログラマブルコントローラであって、プ
    ログラムカウンタのインクリメントを停止させる制御信
    号の値に関わらず、前記プログラムカウンタの値に1を
    加えた値を、前記プログラムカウンタを駆動しているク
    ロック信号よりも早いタイミングで変化する別のクロッ
    ク信号で駆動されるレジスタにラッチし、そのレジスタ
    の値を前記プログラムカウンタの値の代わりに命令メモ
    リのアドレスとして用いて命令をフェッチする機能を有
    することを特徴とする5段パイプライン構造のプログラ
    マブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 前記プログラムカウンタのインクリメン
    トを停止させる制御信号が、インクリメントを停止させ
    る旨の信号である場合には、前記命令メモリから読み出
    した値を、命令をフェッチする命令レジスタに読み込ま
    ずに、その命令レジスタに自分自身の値を保持させるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の5
    段パイプライン構造のプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 分岐命令実行時に分岐条件が成立した場
    合には、分岐命令実行中に計算した分岐先アドレスを命
    令メモリのアドレスとして命令フェッチを行うことがで
    きることを特徴とする請求項1記載の5段パイプライン
    構造のプログラマブルコントローラ。
  4. 【請求項4】 微分命令実行時に、計算により求めたビ
    ットメモリアドレスを用いてビットメモリ書き戻しを行
    うことができることを特徴とする請求項1記載の5段パ
    イプライン構造のプログラマブルコントローラ。
  5. 【請求項5】 起動時には、起動前に外部から設定され
    た前記プログラムカウンタの初期値に基づいて、前記命
    令メモリの正しい番地の命令からフェッチすることがで
    きることを特徴とする請求項1記載の5段パイプライン
    構造のプログラマブルコントローラ。
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