JP3063165B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3063165B2 JP2400176A JP40017690A JP3063165B2 JP 3063165 B2 JP3063165 B2 JP 3063165B2 JP 2400176 A JP2400176 A JP 2400176A JP 40017690 A JP40017690 A JP 40017690A JP 3063165 B2 JP3063165 B2 JP 3063165B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、特に
半導体装置におけるコンタクトホールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、一般に、シリコン基
板301表面に形成された拡散層(図示せず)と配線で
あるところのタングステン配線305とは接続穴である
コンタクトホール310を介して接続されている。シリ
コン基板301上には酸化膜301,平坦化に優れたB
PSG等の層間膜302が設けられ、所定領域の層間膜
302及び酸化膜301を開口することによりコンタク
トホール310が形成されている。コンタクトホール3
10底面のシリコン基板301表面,及び層間膜302
表面には、タングステン配線305等の配線と下地との
密着性を増強するための窒化チタン(TiN)等からな
る接着層(以後、アドヒージョン層と記す)304a,
304bが形成されている。タングステン配線305
は、6弗化タングステン(WF6 )ガスの水素(H2 )
ガスによる還元反応により形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】層間膜の膜厚を薄くせ
ずにコンタクトホール径のみを小さくした場合、一般に
コンタクトホールのアスペクト比は増加する。このよう
なアスペクト比が高いコンタクトホールへ配線材を埋め
込む技術としてはCVD法によりタングステン膜を形成
する方法が広く使われている。しかし、シリコン系酸化
膜との間に広い接触面積を有するタングステン膜は熱応
力に対してシリコン系酸化膜との密着性が悪いため、ま
たシリコン系酸化膜下地に対するタングステン膜の堆積
性(結晶成長性)は金属膜下地に対するそれより悪いた
め、窒化チタン(TiN)等のアドヒージョン層をタン
グステン膜下に形成している。
【0004】ところが、窒化チタン等のアドヒージョン
層は、通常スパッタ法により形成されるため、アスペク
ト比が高いコンタクトホールでの段差被覆性が悪く、コ
ントクトホール深部の側壁にはアドヒージョン層が被着
しない部分が生じる。そのため、コンタクトホール底面
のようにアドヒージョン層が有る部分にはタングステン
が被着するが、アドヒージョン層の無い部分にはタング
ステンが形成されず、結局、図8に示したように、タン
グステン配線305が形成されない空孔306が形成さ
れ、コンタクト抵抗値のばらつきを生じたり、極端な場
合にはタングステン配線305が断線することになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
基板上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜の所定領域に
設けられたコンタクトホールと、前記コンタクトホール
の側壁に設けられた第1の導電体層とを有し、前記第1
の導電体層は前記基板上に前記絶縁膜を介して設けられ
ていることを特徴とする。更に、本発明の半導体装置の
製造方法は、基板上の一部に第1の導電体層を形成する
工程と、前記基板表面及び前記第1の導電体層表面に絶
縁膜を形成する工程と、前記第1の導電体層上の絶縁膜
及び前記第1の導電体層を貫通するコンタクトホールを
形成する工程と、前記コンタクトホール内に第2の導電
体層を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0007】図1は本発明の第1の実施例を説明するた
めの断面図である。本実施例は配線材料としてCVD法
によるタングステンを用いている。シリコン基板101
上の酸化膜102上に設けられた導電体層120bは、
コンタクトホール110の側壁を成している。導電体層
120bにより形成されるコンタクトホール110の側
壁部分にはアドヒージョン層は形成されないが、コンタ
クトホール110底面,及び平坦性に優れたBPSG膜
等からなる層間膜103により形成されるコンタクトホ
ール110の側壁部分には例えば窒化チタン等より成る
アドヒージョン層104a,104bが形成されてい
る。このため、コンタクトホール110に対するタング
ステン配線105の堆積性(被着性)は良好になり、コ
ンタクトホール110側壁における空孔の発生は起らな
い。
【0008】図2〜図5を用いて本実施例の構造を得る
ための製造工程を説明する。まず、シリコン基板101
表面にMOSトランジスタ(図示せず)やバイポーラト
ランジスタ(図示せず)などの素子を形成した後、10
0nm程度の酸化膜102によりシリコン基板101表
面を被覆する。更に、例えば燐を拡散した400nm程
度の多結晶シリコン膜からなる導電体層120を形成す
る〔図2〕。次に、フォトレジスト膜108をマスク
に、導電体層120をドライエッチングして導電体層1
20aを形成する〔図3〕。次に、平坦化に優れたBP
SG膜等からなる層間膜103を500nm程度形成
し、平坦化のための熱処理を行なう〔第4〕。次に、フ
ォトレジスト膜109をマスクにして、まず導電体層1
20a上の層間膜103を希釈弗酸により等方性エッチ
ングし、続いて導電体層120a,酸化膜102に対し
て異方性エッチングを行ない、コンタクトホール110
及び導電体層120bを形成する〔図5〕。
【0009】その後、スパッタ法により窒化チタン等か
らなるアドヒージョン層104a,104bを形成し、
全面に6弗化タングステン(WF6 )ガスの水素(H2
)ガスによる還元反応によるCVD法によりタングス
テン膜を堆積し、これをパターニングしてタングステン
配線105を形成し、タングステン配線105をマスク
にアドヒージョン層104bの不用部分をエッチング除
去し、図1に示した半導体装置を形成する。
【0010】図6は本発明の第2の実施例を説明するた
めの断面図である。本実施例は配線としてアルミニウム
配線206を用いている。シリコン基板201上の酸化
膜202上に設けられた導電体層220は、コンタクト
ホール210の側壁を成している。導電体層220によ
り形成されるコンタクトホール210の側壁部分にはア
ドヒージョン層は形成されないが、コンタクトホール2
10底面,及び層間膜203により形成されるコンタク
トホール210の側壁部分には例えば窒化チタン等より
成るアドヒージョン層204a,204bが形成されて
いる。コンタクトホール210における導電体層220
に囲まれた部分には、第2の導電体層であるところのタ
ングステン205が埋設されている。本実施例では、配
線をタングステンからアルミニウムに変えることによ
り、配線の導電率が本発明の第1の実施例に比べて5倍
になる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コンタク
トホールの側壁に導電体層を設けることにより、窒化チ
タンなどのアドヒージョン層がコンタクトホールの側壁
に形成されなくても、コンタクトホール内に空孔を形成
することなく通常のCVD法によるタングステンにより
配線を形成することが可能となる。
【0012】例えば、図7に示すように、本発明の第1
の実施例を例にとり、これと従来の半導体装置コンタク
トホール構造とのコンタクトホール径に対するコンタク
ト抵抗を比較すると、コンタクトホール径が1μm程度
でのコンタクト抵抗のばらつき及び上昇などに対して効
果があることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の構造を得るための製造
方法を説明するための断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の構造を得るための製造
方法を説明するための断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の構造を得るための製造
方法を説明するための断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の構造を得るための製造
方法を説明するための断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を説明するための断面図
である。
【図7】本発明の第1の実施例の効果を説明するための
グラフである。
【図8】従来の半導体装置におけるコンタクトホール構
造を説明するための断面図である。
【符号の説明】
101,201,301 シリコン基板 102,202,302 酸化膜 103,203,303 層間膜 104a,104b,204a,204b,304a,
304b アドヒージョン層 105,305 タングステン配線 108,109 フォトレジスト膜 110,210,310 コンタクトホール 120,120a,120b 導電体層 205 タングステン 206 アルミニウム配線 306 空孔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜
    の所定領域に設けられたコンタクトホールと、前記コン
    タクトホールの側壁に設けられた第1の導電体層とを有
    し、前記第1の導電体層は前記基板上に前記絶縁膜を介
    して設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記コンタクトホール内に埋設された第2
    の導電体層を有することを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】基板上の一部に第1の導電体層を形成する
    工程と、前記基板表面及び前記第1の導電体層表面に絶
    縁膜を形成する工程と、前記第1の導電体層上の絶縁膜
    及び前記第1の導電体層を貫通するコンタクトホールを
    形成する工程と、前記コンタクトホール内に第2の導電
    体層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記絶縁膜上に接着層を形成する工程を有
    することを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】前記第2の導電体層はタングステンである
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記第1の導電体層上の絶縁膜の一部を等
    方性エッチングし、さらに前記第1の導電体層上の絶縁
    膜の一部と前記第1の導電体層を異方性エッチングして
    前記コンタクトホールを形成することを特徴とする請求
    項3記載の半導体装置の製造方法。
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