JP3062871B2 - 床版施工方法 - Google Patents

床版施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【利用分野】本発明は、高速道路の高架橋等における床
版の施工方法、特に、桁の上にその長手方向に複数の単
位床版を並置一体化することにより床版を形成する床版
施工方法に関するものである。又、前記一体化の為のコ
ンクリート打設時に用いるパッキン材に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術および課題】近年、高速道路の高架橋等で
は、施工効率を向上させる為に、桁(1)(1)の上に、工場
で既に成型された鉄筋コンクリート製の所謂、プレキャ
スト式の単位床版(2a)(2a)を、図1に示すように、前記
桁(1)(1)上にその長手方向に並べて載置し、これら単位
床版(2a)(2a)を一体化することにより、床版(2) を形成
する方法が採用されている。
【0003】前記単位床版(2a)は、図1及び図2に示す
ように、その下面部に、桁(1)(1)の長手方向にわたって
延びる複数のハンチ部(21)(21)が並設されると共に、前
記長手方向の両端部における上端から一定範囲を道幅方
向にわたって切り欠いた切欠部(20)が形成された構成と
なっており、前記切欠部(20)には、この単位床版(2a)を
構成する鉄筋(R)(R)が突出している。
【0004】そして、前記単位床版(2a)(2a)の一体化に
際しては、先ず、一方の単位床版(2a)における上記切欠
部(20)の下方の接合端面に、棒状で且つゴム製のパッキ
ン材(6) を、道幅方向における一端から他端に向って、
この接合端面の下縁に沿って接着する。この後、前記単
位床版(2a)(2a)を近接させてその接合端面相互により前
記パッキン材(6) が挟圧された状態とし、切欠部(20)(2
0)により形成された溝状空間にコンクリートを打設する
と、このコンクリートが前記パッキン材(6) により漏止
された状態で硬化成型され、このコンクリートと上記鉄
筋(R)(R)により鉄筋コンクリート製の連結部(C) が成形
される。この連結部(C) により、前記単位床版(2a)(2a)
相互が強固に一体化されたものとなる(図3の状態)。
【0005】ところが、この先行技術では、上記高架橋
等が使用に供されたときに前記連結部(C) にクラックが
生じ易いという問題がある。上記したコンクリート打設
に際して、上記溝状空間に入れられたコンクリートに
は、これを締め固める為のバイブレータが挿入される
が、前記溝状空間の下方に連続する単位床版(2a)(2a)の
接合端面間の小さな間隙にはこのバイブレータが挿入さ
れず、しかも、この間隙内まではバイブレータの振動が
伝達されにくいことから、前記間隙に侵入して硬化した
コンクリートの下端は、図4に示すように、パッキン材
(6) の上面に添わない凹凸状となり易い。そして、この
凹凸状部は、十分に締め固まっておらず脆いことから、
上記使用中に連結部(C) 等に作用する荷重により、この
凹凸状部にクラックが生じ易い。特に、上記接合端面に
於いてハンチ部(21)(21)のない部分では、前記連結部
(C) の下面に前記凹凸状部が連続形成されることとなる
から、前記クラックがそのまま連結部(C) に及ぶものと
なる。この連結部(C) にクラックが生じると、上記単位
床版(2a)(2a)相互の連結部の強度が低下する。尚、前記
接合端面に於いてハンチ部(21)(21)のある部分では、前
記接合端面間の間隙の深さが比較的大きいから、そのコ
ンクリート下端の凹凸状部に生じるクラックが前記連結
部(C) までは及びにくい。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、『桁(1)(1)上にその長手方向に複数の単位
床版(2a)(2a)を並置一体化して床版(2) を形成する床版
施工方法であって、各単位床版(2a)は、その下面に桁
(1)(1)の長手方向にわたって延びる複数のハンチ部(21)
(21)が並設されると共に、前記長手方向の両端部の上端
から一定範囲を道幅方向にわたって切り欠いた切欠部(2
0)が形成された構成とし、前記切欠部(20)の下方の接合
端面に、棒状で且つゴム製のパッキン材(6) を道幅方向
にわたって固着した後、単位床版(2a)(2a)を近接させて
その接合端面相互により前記パッキン材(6) を挟圧し、
更にこの後、これら単位床版(2a)(2a)の切欠部(20)(20)
により形成される溝状空間にコンクリートを打設して、
これら床版(2a)(2a)相互を一体化する連結部(C) を成型
するようにした床版施工方法』において、単位床版(2a)
(2a)相互間のコンクリート製連結部にクラックを生じに
くくして、この連結部の強度を向上させることをその課
題とする。 [請求項1の発明]
【0007】
【技術的手段】上記課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、『単位床版(2a)の接合端面には、道幅
方向の一端から他端に向って、ハンチ部(21)のない部分
ではこの接合端面の上縁に一致させ且つハンチ部(21)の
ある部分ではこのハンチ部(21)の下縁に一致させてパッ
キン材(6) を固着した』ことである。
【0008】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。このものでは、床版(2) の接合端面には、道幅方向
の一端から他端に向って、ハンチ部(21)のない部分では
この接合端面の上縁に一致させ且つハンチ部(21)のある
部分ではこのハンチ部(21)の下縁に一致させてパッキン
材(6) が固着されているから、この固着後のコンクリー
ト打設に際して、前記接合端面に於いてハンチ部(21)の
ない部分では、前記接合端面間に形成される間隙にコン
クリートが侵入しないものとなる。これにより、前記打
設作業中に使用されるバイブレーターの振動は、前記パ
ッキン材(6) の上面に対接するコンクリートの下端まで
十分に伝達されるものとなり、硬化成型後の連結部(C)
の下端は、平滑となると共に十分に締め固まったものと
なる。
【0009】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。単位床版(2a)(2a)間に成型される連結部(C) に
おいて、その下方にハンチ部(21)のない部分ではこの連
結部(C) の下端が平滑且つ十分に締め固まった状態に成
型されるから、この連結部(C) にクラックが生じにくい
ものとなる。又、ハンチ部(21)のある部分では上記コン
クリート打設時にコンクリートが単位床版(2a)(2a)間の
間隙に侵入してそのコンクリート下端が凹凸状に硬化形
成され、この凹凸状部にクラックが生じることも考えら
れるが、このコンクリート下端から前記連結部(C) まで
は、十分距離があるから、この連結部(C) にクラックが
及びにくい。従って、前記連結部(C) の強度が向上す
る。
【0010】又、ハンチ部(21)の下縁にパッキン材(6)
が一致しているから、上記コンクリート下端から連結部
(C) までの距離が最大に確保され、上記したクラック影
響防止効果が最大に確保できる。尚、前記パッキン材
(6) を、上記接合端面における道幅方向の全域にてその
上縁に沿わせて一直線状に固着しても、上記と同様のク
ラック防止効果が得られるが、このものでは、前記ハン
チ部(21)(21)間の間隙に、コンクリートが介在されない
こととなるから、この部分にて圧縮荷重を負担できな
い。これに対して、上記手段では、前記圧縮荷重を負担
でき床版全体の強度が向上する。 [請求項2の発明]この請求項2の発明は、上記請求項
1の発明において、『相互に接合される単位床版(2a)(2
a)の接合端面の両方に、道幅方向の全域にわたって対向
する態様にて、パッキン材(6) を固着した』ものであ
る。
【0011】このものでは、相互に接合される単位床版
(2a)(2a)の接合端面の両方に、道幅方向の全域にわたっ
て対向する態様にて、パッキン材(6) が固着されている
から、前記単位床版(2a)(2a)を近接させると、これらの
接合端面に固着されたパッキン材(6)(6)相互が対接する
こととなる。そして、前記近接移動時に於いて前記単位
床版(2a)(2a)相互が強くぶつかっても、前記接合端面の
片方にのみパッキン材(6) が固着された場合に比べて前
記パッキン材(6)(6)の弾性による衝撃力吸収度合いが倍
増しているから、パッキン材(6)(6)が外れにくい。
【0012】
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。この実施例は、図5〜図7に示すように、既述の桁
(1)(1)を、鋼製ボックス桁とすると共に、既述の単位床
版(2a)(2a)を、プレキャスト床版としたものに実施した
ものである。
【0014】前記桁(1) は、略矩形断面に形成され、そ
の上フランジ(11)の左右端部に、後述の単位床版(2a)の
ハンチ部(21)(21)が載置されている。各載置部には、前
記桁(1) の長手方向に走行する一対の矩形断面の棒状パ
ッキン(3)(3)が並設され、これら棒状パッキン(3)(3)相
互間には、前記上フランジ(11)に添設された複数の位置
決めピン(5)(5)が、前記長手方向に所定間隔にて一対づ
つ配置されている。
【0015】又、上記単位床版(2a)は、矩形板状に形成
され、その長手方向が道幅方向に一致する姿勢に配置さ
れている。そして、この単位床版(2a)の下面には、前記
桁(1)(1)の長手方向にわたって延びる複数の上記ハンチ
部(21)(21)が並設されている。又、この単位床版(2a)(2
a)における前記桁(1)(1)の長手方向の両端部には、その
上端から一定範囲のコンクリートを道幅方向にわたって
切除した切欠部(20)(20)が形成され、これら切欠部(20)
(20)には、単位床版(2a)(2a)を構成する鉄筋(R)(R)が露
出している。そして、各切欠部(20)の下方の接合端面(2
00) には、後述のパッキン材(6) が道幅方向にわたって
固着されている。尚、この単位床版(2a)には、上下に貫
通する矩形断面の貫通孔(23)(23)が前記ハンチ部(21)に
一致する位置に設けられ、各貫通孔(23)に、上記した一
対の位置決めピン(5)(5)が嵌入されている。そして、前
記貫通孔(23)の断面における道幅方向の幅は、前記位置
決めピン(5)(5)の左右間隔に略一致している。
【0016】そして、上記したパッキン材(6) は、一様
な大略矩形状断面のゴム製棒状体であり、図8に示すよ
うに、このパッキン材(6) の一側面が上記接合端面(20
0) との固着面となる。又、このパッキン材(6) の上面
と下面には、これの長手方向に沿って延びるV字状断面
の溝部(61)が形成され、前記固着面に対して反対側の端
部の上下には、前記長手方向に連続する孔部(64)(64)が
形成されている。更に、前記反対側の側面の中程には、
前記長手方向に延びる凹陥部(63)が形成され、この凹陥
部(63)の上下に複数のズレ止め溝(62)(62)が形成されて
いる。 [施工の実際について]次に、上記桁(1)(1)上に床版
(2) を施工する実際について説明する。
【0017】先ず、各単位床版(2a)の両端の接合端面(2
00)(200)にパッキン材(6) を固着する。このとき、図6
及び図7に示すように、前記接合端面に於いて、道幅方
向の一端から他端に向って、ハンチ部(21)のない部分で
はこの接合端面の上縁にパッキン材(6) の上縁を一致さ
せると共に、ハンチ部(21)のある部分ではこのハンチ部
(21)の下縁にパッキン材(6) の下縁を一致させて固着す
る。又、前記ハンチ部(21)の斜めの側縁にもパッキン材
(6) の下縁を一致させる。更に、このパッキン材(6) に
おける屈曲部は、滑らかに湾曲するように比較的大きな
曲率半径(例えば、100mm程度)となるように固着
する。そして、このパッキン材(6) では、前記固着作業
に際して、上方に凸に湾曲させると、このパッキン材の
上面の両側片部が離反方向に変形すると共に下面の両側
片部が近接方向に変形するものとなる(図8の二点鎖線
の状態)。逆に、下方に凸に湾曲させると、前記とは逆
方向に変形するものとなる。又、この実施例では、この
パッキン材(6) に上記孔部(64)(64)や凹陥部(63)が設け
られているから、前記変形が一層容易となっている。従
って、このものでは、前記湾曲に要する力が小さくて済
むものとなり、上記固着作業が容易となる。
【0018】そして、前記単位床版(2a)をクレーン等で
吊り下げ、この吊下げ状態のままで、左右の桁(1)(1)上
に掛け渡すように載置する。このとき、桁(1)(1)に上記
態様にて固着した棒状パッキン(3)(3)上に前記単位床版
(2a)のハンチ部(21)(21)を載置する。又、この載置時
に、前記単位床版(2a)の各貫通孔(23)に、上記一対の位
置決めピン(5)(5)を挿入すると、これら一対の位置決め
ピン(5)(5)の左右間隔が、前記貫通孔(23)の断面におけ
る道幅方向の幅に略一致していることから、前記単位床
版(2a)が道幅方向に位置決めされた状態となる。又、桁
(1)(1)の長手方向には前記位置決めピン(5)(5)に対する
貫通孔(23)の移動可能余裕があり、前記吊下げ状態の単
位床版(2a)と、これに隣接するセット済の単位床版(2a)
との間に、間隙が形成された状態となる。
【0019】この後、前記単位床版(2a)を、上記吊下げ
載置状態のままで、桁(1)(1)の長手方向に移動させて、
セット済の単位床版(2a)との間の間隙をつめると、これ
ら単位床版(2a)(2a)の接合端面(200)(200)相互により上
記パッキン材(6)(6)が挟圧された状態で、最終のセット
位置に位置決めされる(図5の状態)。そして、前記近
接移動時に於いて前記単位床版(2a)(2a)相互が強くぶつ
かっても、前記接合端面(200)(200)の両方にパッキン材
(6)(6)が固着されているから、これらパッキン材(6)(6)
の弾性による衝撃力の吸収度合いが大きく、これらパッ
キン材(6)(6)が外れたりする不都合が防止される。又、
この実施例では、上記複数のズレ止め溝(62)(62)がある
から、前記移動によりパッキン(6)(6)が対接すると、こ
れらズレ止め溝(62)(62)がかみ合った状態となり、パッ
キン(6)(6)の上下方向の相対的なズレが防止される。
尚、上記棒状パッキン(3)(3)の上面には摩擦係数の小さ
な表面を具備するクラフトテープ(4)(4)が貼着されてお
り、これにより、単位床版(2a)の移動に要する力が少な
くて済むと共に、棒状パッキン(3)(3)が損傷しにくいも
のとなっている。
【0020】この位置決め後、前記単位床版(2a)を吊り
下げたワイヤー等を外す。このとき、図7に示すよう
に、この単位床版(2a)に螺合貫通した支持ボルト(B)(B)
が、前記棒状パッキン(3)(3)相互間に位置するようにハ
ンチ部(21)から下方に所定高さ突出しており、前記ボル
ト(B)(B)が桁(1) に対接して、前記ハンチ部(21)と桁
(1) との間に所定間隙が形成されたものとなる。
【0021】そして、上記した一連の単位床版(2a)のセ
ット作業を繰り返すと、桁(1)(1)の上に、これの長手方
向に複数の単位床版(2a)(2a)が並んで載置された状態と
なる。そして、相互に接合された前記単位床版(2a)(2a)
の切欠部(20)(20)から露出した鉄筋(R)(R)が相互に入り
込んでおり、これら鉄筋(R)(R)に、これらに対して直角
方向(道幅方向)の鉄筋(図示せず)を固定した後、図
9に示すように、前記切欠部(20)(20)により形成される
溝状空間にコンクリートを打設する。このとき、上記パ
ッキン材(6)(6)が、コンクリートの漏出を防止するもの
となる。又、これらパッキン材(6)(6)は、上記した態様
に固着されているから、前記単位床版(2a)の接合端面(2
00) に於いてハンチ部(21)のない部分では、前記接合端
面(200)(200)間に形成される間隙にコンクリートが侵入
しないものとなる。これにより、前記打設作業中に使用
されるバイブレーターの振動は、前記パッキン材(6) の
上面に対接するコンクリートの下端まで十分に伝達され
るものとなり、上記溝状空間に形成される鉄筋コンクリ
ート製の連結部(C) の下端が平滑で且つ十分締め固まっ
た状態にて硬化成型されるものとなる(図10の状
態)。又、前記接合端面(200) に於いてハンチ部(21)の
ある部分では、上記間隙内にコンクリートが侵入し、そ
のコンクリート下端が凹凸状に形成されるものとなる
が、このコンクリート下端から上記連結部(C) までは十
分距離がある。従って、前記連結部(C) にはクラックが
生じにくい。
【0022】尚、前記コンクリート打設と同時又はその
前後に、単位床版(2a)の各貫通孔(23)から、ハンチ部(2
1)と桁(1) との間の間隙に、無収縮モルタル等のグラウ
トを注入すると、このグラウトが前記間隙に充填され
る。このとき、前記棒状パッキン(3)(3)、及び、上記ハ
ンチ部(21)の下縁に固着されたパッキン材(6) が、前記
間隙からのグラウトの漏れを防止するものとなる。この
グラウトが硬化すると、桁(1) とハンチ部(21)とが一体
に連結され、前記単位床版(2a)が桁(1) により強固に支
持されたものとなる。尚、各貫通孔(23)内にも前記グラ
ウト(G) が充填硬化される。
【0023】以上により、床版(2) が形成されたものと
なる。 [変形例について] .上記実施例では、桁(1) を、鋼製のボックス桁とし
たが、これに限定されるものではない。例えば、I桁と
してもよく、又、鉄筋コンクリート製の桁としてもよ
い。
【0024】.上記実施例では、単位床版(2a)を、上
記プレキャスト床版としたが、これに限定されるもので
はない。例えば、鋼製床版としてもよい。 .パッキン材(6)(6)を、上記以外の断面形状としても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例における床版施工方法の説明平面図
【図2】これの単位床版(2a)の要部斜視図
【図3】これの単位床版(2a)(2a)の連結状態を示す側面
【図4】これの連結部の要部説明図
【図5】本願発明実施例の平面図
【図6】これの正面図
【図7】これの単位床版(2a)のハンチ部(21)の正面図
【図8】これのパッキン材(6) の断面図
【図9】これの床版(2) の施工完了状態を示す要部側面
【図10】これの連結部の要部拡大図
【符号の説明】
(1) ・・・桁 (2a)・・・単位床版 (2) ・・・床版 (21)・・・ハンチ部 (20)・・・切欠部 (6) ・・・パッキン材 (C) ・・・連結部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桁(1)(1)上にその長手方向に複数の単位
    床版(2a)(2a)を並置一体化して床版(2) を形成する床版
    施工方法であって、各単位床版(2a)は、その下面に桁
    (1)(1)の長手方向にわたって延びる複数のハンチ部(21)
    (21)が並設されると共に、前記長手方向の両端部の上端
    から一定範囲を道幅方向にわたって切り欠いた切欠部(2
    0)が形成された構成とし、前記切欠部(20)の下方の接合
    端面に、棒状で且つゴム製のパッキン材(6) を道幅方向
    にわたって固着した後、単位床版(2a)(2a)を近接させて
    その接合端面相互により前記パッキン材(6) を挟圧し、
    更にこの後、これら単位床版(2a)(2a)の切欠部(20)(20)
    により形成される溝状空間にコンクリートを打設して、
    これら床版(2a)(2a)相互を一体化する連結部(C) を成型
    するようにした床版施工方法において、 単位床版(2a)の接合端面へのパッキン材(6) の固着時
    に、このパッキン材(6)は、前記接合端面における道幅
    方向の一端から他端に向って、ハンチ部(21)のない部分
    ではこの接合端面の上縁に一致させ且つハンチ部(21)の
    ある部分ではこのハンチ部(21)の下縁に一致させた床版
    施工方法。
  2. 【請求項2】 相互に接合される単位床版(2a)(2a)の接
    合端面の両方に、道幅方向の全域にわたって対向する態
    様にて、パッキン材(6) を固着した請求項1に記載の床
    版施工方法。
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