JP3062223B2 - オブジェクト・ベース・データ処理システム - Google Patents

オブジェクト・ベース・データ処理システム

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JP3062223B2
JP3062223B2 JP2192819A JP19281990A JP3062223B2 JP 3062223 B2 JP3062223 B2 JP 3062223B2 JP 2192819 A JP2192819 A JP 2192819A JP 19281990 A JP19281990 A JP 19281990A JP 3062223 B2 JP3062223 B2 JP 3062223B2
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/465Distributed object oriented systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/28Databases characterised by their database models, e.g. relational or object models
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  • Multi Processors (AREA)
  • Devices For Executing Special Programs (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オブジェクト・データ処理システム(obje
ct based bate processing system)に関するものであ
り、更に詳細には、複数のステーションを有するオブジ
ェクト・ベース・データ処理システムに関する。
〔従来技術およびその問題点〕
オブジェクト・ベース・システムは、オブジェクトと
いう単位で構成されたデータを処理するコンピュータ・
システムである。代表的なオブジェクトは文書、図面、
およびスプレッドシートである。これらのオブジェクト
は一層伝統的なシステムのファイルに相当するが、オブ
ジェクトの不可欠な一つの特徴は各オブジェクトがその
オブジェクトに必要な処理機構を機械的に備えているこ
とである。したがって、文書オブジェクトはワードプロ
セッサを含んでおり、フォルダ・オブジェクトは文書を
組織する手段を含んでいる、などである。スプレッドシ
ート・オブジェクトはその内容を表示する多様な手段、
たとえば、表状表示、バー図表、およびパイ図表をしば
しば含んでいる。オブジェクト・ベース・システムの別
の不可欠な特徴は対象が互いに含包関係になることがで
きる(ループは通常許されないが)ということである。
この関係は親子関係として知られている。したがって、
フォルダ・オブジェクトは多数の文書オブジェクトを含
むことができ、文書オブジェクトはスプレッド・シート
や図面オブジェクトを含むことができる、等々である。
この意味は、個別オブジェクトを独立に構成し、その後
で共に連結して複合オブジェクトを形成することができ
るということである。したがって、スプレットシート・
オブジェクトを、たとえば、その中にある数字の幾つか
を変えることにより変更すれば、スプレットシートの中
の残りの数字が更新されるだけでなく、文書のような新
オブジェクト中に複写されている数字も自動的に更新さ
れる。このようなリンクは、一旦作り出されると、これ
を壊す或る積極的な処置が得られるまで存続するという
意味で永久的である。(特に、システムが遮断され、特
に再始動するときもそれらのリンクは存続する。) オブジェクト・ベース・システムは、複数のオブジェ
クトの他に、オブジェクトおよびオブジェクト間の関係
を組織するオブジェクト管理機構(object management
facility)を備えている。オブジェクト管理機構はシス
テム内のオブジェクトのリストおよびどのオブジェクト
がアクティブであるかのリストを保持している。この機
構はまたオブジェクト間のリンクのリスト、すなわち、
どのオブジェクトがどのオブジェクトを含んでいるかの
リスト(系図表)も保持している。原理的には、このリ
ンク情報はオブジェクトそれ自身の中に保持されてい
る。しかし、実際的には、このリンク情報を、オブジェ
クトのうちの、オブジェクト本体から分離され且つオブ
ジェクト管理機構で操作することができるリスト内に共
に維持されている部分に保持されているのが便利であ
る。これによりハウスキーピングが一層容易になる。た
とえば、ユーザがあるオブジェクトを別のオブジェクト
中に含ませようとする場合、一つのハウスキーピング任
務は、これが閉ループを生じないことをチェックするこ
とである。この作業は、含まれているオブジェクトから
成る木の色々な枝(子孫)をこの木内の各オブジェクト
から情報を抜き出すことにより追跡する場合に比べ、リ
ンク接続がリンク表に置かれている場合の方が容易であ
る。
特定のオブジェクト・ベース・システムについては、
1988年4月25日に出願され、ヒューレット・パッカード
社に譲渡された、John Andrew Dysart、Peter Stuart S
hawman、William M Crowe,Charles H Whelan,Peter Wil
liams,Brian McBride,Brian Murdoch,およびJohn Senio
rの名前による“Object Management Facilities for Ma
intaining Date in a Computer System"と題する米国特
許出願番号第07/186516号に詳細に述べられており、こ
の明細書の本文を参照によりここに取り組む。
本発明は主として複数のユーザ・ステーションを有す
るオブジェクト・ベース・システムの組織に関連する。
このようなシステムは、複数のユーザ・ステーションが
結合された単一の中央処理装置により提供することがで
きるし、あるいは複数の独立した処理装置で構成され処
理装置の夫々にはステーションが対応している分散処理
ネットワークにより提供することもできる。しかし、本
発明はまた単一ステーション上でサポートされる複数の
記憶ドメイン(storage domain)を有するオブジェクト
・ベース・システムにも関連している。
本発明が指向する型式の分散処理ネットワークでは単
一ステーション・システムと比較して多数の問題が生ず
る。一つの問題は2人の別々のユーザが同じオブジェク
トに関して作業しようとする場合に発生する事態であ
る。この問題はオブジェクトを適切に設計することによ
り−オブジェクトを2人のユーザがそれに関して同時に
作業することができるように設計するか、またはオブジ
ェクトを、1人のユーザが一旦それについて作業してい
ると、他のユーザは同時にはそれに関して作業すること
ができないように設計することにより−処理することが
できる。更に一般的には、たとえば、一方のユーザがス
プレッドシート・オブジェクト内の数字を操作してお
り、他方のユーザはこれらの数字のいくつかを文書オブ
ジェクト中で使用しているときのように、2人のユーザ
が行なっている事柄の間で幾らかの相互作用が存在する
場合に何が起るかという問題がある。この問題は、オブ
ジェクトがそれに含まれている(子)オブジェクトから
情報を得ることができる手段が必らず設けられているの
で、比較的処理しやすい。必要なのは、本質的に、親が
子からどのような情報を得たかをその子が常に掌握し且
つ、その情報が変化すれば、更新された情報を親に送る
ことである。(子は、たとえば、それ自身の情報が変化
するごとに新しい情報を送ってもよい。)親は子から得
た情報をそれ自身に組入れる手段を備え、その情報が変
化するときそれ自身を更新することができなければなら
ない。(親は事実子から新しい情報を受取るごとにそれ
自身を初期設定しなおす。) これらの問題は明白であるが、その他に一層微妙な問
題がある。本発明が主として関係しているのはこの後の
方の問題である。たとえば、システムが分散処理システ
ムであれば、システムのアクティブ・ステーションの数
は、色々なユーザが彼等のステーションをオン・オフす
るに従って変化する。したがって、所与のユーザからど
のオブジェクトが利用できるかが変化する。ユーザ自身
のオブジェクト−ユーザ自身の処理装置上に存在するも
の−はもちろん常に利用可能であるが、他のユーザのオ
ブジェクトは時に利用可能になり、時に利用不能にな
る。更に、システム構成も、ユーザのオン・オフに従っ
て変化する。ユーザが彼等自身の間でオブジェクトを渡
すことができることが望ましいので、所与のオブジェク
トのロケーシヨンはその時々で変化することがある。単
一の処理装置しか有していないシステムでも、各ユーザ
が自分自身のオブジェクトを所有しており且つそれらへ
のアクセスはその所有者がログオンしている間だけ可能
である場合には、色々なユーザがログオン、ログオフす
るときにも同様の現象が存在する。
したがって、上述の問題を克服するマルチステーショ
ン・オブジェクト・ベース・システムの必要性が長いこ
と望まれてきた。
〔本発明の目的〕
本発明の目的は、別の記憶ドメイン中にあるオブジェ
クトを参照できるオブジェクト・ベース・データ処理シ
ステムを提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の大きな特徴は、システムがユーザ間の通信を
支援する態様に関連する。本発明の他の特徴は、異なる
ユーザに属しているオブジェクト同士間にリンクを構築
する態様に関連している。本発明の更に他の特徴は、各
ユーザが他のユーザのどのオブジェクトが自分に利用可
能であるかを知る態様に関連している。
本発明の第1の特徴によれば、第2の記憶ドメインに
ある意味的オブジェクト(semantic object)にリンク
されている新たな提示オブジェクト(presentation obj
ect,以下、プレゼンテーション・オブジェクトと称す
る)を第1の記憶ドメインに作り出すことにより、第1
の記憶ドメインのユーザが第2の記憶ドメイン中の意味
的オジェクトにアクセスすることができるように構成さ
れた複数の記憶ドメインを備えたオブジェクト・ベース
・データ処理システムが提供される。ここに使用するよ
うに、「意味的オブジェクト」とは永続的な情報保有オ
ブジェクトである。「プレゼンテーション・オブジェク
ト」とは意味的オブジェクトの内容が操作できるように
するためにインターフェースをとるオブジェクトであ
る。「記憶ドメイン」は、所与の記憶ドメイン中にある
すべてのオブジェクトが共にオンラインであるかまたは
共にオフラインであるという意味で、フロッピ・ディス
クと厳密に同等である。従って、単一マシンが複数の記
憶ドメインをサポートすることができる。
本発明は、第1の記憶ドメインで作業しているユーザ
が第2の記憶ドメインにあるオブジェクトにアクセスし
て第2の記憶ドメインにあるオブジェクトの内を操作す
ることができるようにする手段を提供する。本発明は、
複数の記憶ドメインを有する単一マシンであってそれ故
どの時点でも単一ユーザであるものにも適用できるし、
またはどの時点でも複数のユーザを有する複数マシンに
も適用できるし、または複数のユーザ・ステーションが
結合されている単一中央処理装置にも適用できる。
好適には、システムは、意味的オブジトェクトまたは
その親から受取った情報を用いて、第1の記憶ドメイン
中に現存しているプレゼンテーション・オブジェクトに
より、新たなプレゼンテーション・オブジェクトが第1
の記憶ドメイン中に作り出されるように構成される。更
に特定的に述べれば、新たなプレゼンテーション・オブ
ジェクトは、意味的オブジェクトの親である第2の記憶
ドメインにある意味的オブジェクトにリンクされてい
る、第1の記憶ドメイン内の現存するブレゼンテーショ
ン・オブジェクトの子として作り出される。現存するプ
レゼンテーション・オブジェクトから新たなブレゼンテ
ーション・オブジェクトにオブジェクト識別情報を渡す
ことにより新たなプレゼンテーション・オブジェクトと
意味的オブジェクトとの間にリンクが形成される。
重要なのは、これらの特徴には第2の記憶ドメイン内
の意味的オブジェクトは第1の記憶ドメインの素性を知
る必要がないという長所があるということである。重要
さは少ないが、他の長所は、第1の記憶ドメインとの間
のデータ交流が少なくなるということである。単一マシ
ンに複数の記憶ドメインが存在する場合には、このこと
はアクセスされる意味的オブジェクトがどの画面/表示
表面にその対応するレゼンテーション・オブジェクトが
現われるべきかを知る必要がないということを意味す
る。上で言及した構成の更に他の利点は、分散型および
非分散型のオブジェクト・ベース・システムに適用でき
るということである。
上述の構成は、第1および第2の記憶ドメインにそれ
ぞれ最上レベルのプレゼンテーション・オブジェクトお
よび最上レベルの意味的オブジェクトが存在すること、
およびこれらオブジェクト間に初期リンクが確立されて
いることが必要である。好適には、各記憶ドメインは、
他の記憶ドメインのユーザからアクセス可能になるオブ
ジェクトを入れる大域的オブジェクト(global objec
t),他のすべて記憶ドメインの大域的オブジェクトに
リンクされている分散オブジェクトおよび他のすべての
認ドメイン域と通信して、他の記憶ドメインに保持され
ている大域的オブジェクトのリストを得るようにするデ
ータ通信手段を備えている。説明しようとする実施例で
は、大域的オブジェクトを「外部オフィス」と呼び、分
散オブジェクトを「廊下(crridor)」と呼ぶ。この明
細書では、用語「大域的オブジェクト」は、システム内
で「周知」である、すなわちすべてのユーザからアクセ
ス可能であるオブジェクトを意味するものとする。用語
「マスタ・オブジェクト」は自分の居る特定の記憶ドメ
イン内の他のすべてのオブジェクトを含んでいるオブジ
ェクトを指すのに使用するものとする。説明しようとす
る実施例では、マスタ・オブジェクトを「内部オフィ
ス」と呼ぶ。
好適には、データ通信手段はそれ自身オブジェクト
(データ通信オブジェクト(datacom object))であ
る。こうする代りに、データ通信手段をこのシステムの
ためのオブジェクト管理機構内部に埋め込むこともでき
る。
他の特徴によれば、本発明は、複数の記憶ドメインを
設けたオブジェクト・ベース・データ処理システムにお
いて、各記憶ドメインは、当該記憶ドメインのユーザが
他の記憶ドメインにアクセス可能にするためにオブジェ
クトをその中に置く大域的オブジェクト、および他のす
べての記憶ドメインの大域的オブジェクトを含み任意の
記憶ドメイン中でそれを開くことによって他の記憶ドメ
インの大域的オブジェクトにアクセスできる分散オブシ
ェクトを設けたことを特徴とするオブジェクト・ベース
・データ処理システムを提供する。好適には、このシス
テムは更に、他のすべての記憶ドメインと通信して他の
記憶ドメインからこれら他の記憶ドメインに保持されて
いる大域的オブジェクトのリストを得るデータ通信手段
を備えている。この特徴はステーションのネットワーク
を設けたデータ処理システムに特に適用可能である。
このシステムでは、従って、ある記憶ドメインのオブ
ジェクトから他の記憶ドメインのオブジェクトへのリン
クの絶対アドレス付けは必要ではないし、入手可能です
らない。その代りに、データ通信手段が他の記憶ドメイ
ンの現在利用可能な大域的オブジェクトのアドレスの表
を提供し、他のオブジェクト間のリンクは新しいオブジ
ェクトのアドレスを調べ、これをチェーンの下流に送る
ことにより構成される。好適には、データ通信手段はそ
れ自身オブジェクト(データ通信オブジェクト)であ
る。こうする代わりに、データ通信手段をこのシステム
用のオブジェクト管理機構の内部に包含することもでき
る。
更に別の特徴によれば、他のどの記憶ドメインが利用
できるかを見出し、他の記憶ドメインのデータ通信オブ
ジェクトのアドレスをコピーするようにシステムを連続
的に監視し続けるデータ通信オブジェクトが設けられ
る。
これら諸構成は非常に重要な結果を生ずる。すなわ
ち、異なる記憶ドメインにあるオブジェクト間には永続
的リンクは存在しない。これから、ある記憶ドメイン上
で作業しているユーザは、別の記憶ドメインにあるオブ
ジェクトを自分自身のオブジェクトの子とすることがで
きない(逆も同様)という結果が生ずる。ユーザは遠方
のオブジェクトを自分自身の記憶ドメインにコピーしな
ければならない。こうすればそのコピーをその記憶ドメ
インにある他のオブジェクトとリンクすることができ
る。
本発明のシステムでは、オブジェクトは一般に(リン
クにより)他のオブジェクトを参照するが、オブジェク
トがたまたま置かれている記憶ドメインを識別すること
には関与していない、ということがわかるだろう。オブ
ジェクトがどの記憶ドメインに位置しているかについて
知ることは主としてデータ通信オブジェクトに関係する
ものであり、廊下オブジェクトも少々関係する。これら
は記憶ドメイン間のリンクに関係する2つのオブジェク
トである。このような特別な場合を除いては、オブジェ
クトは記憶ドメインの名を挙げる(識別する)必要はな
い。
〔実施例〕
オブジェクトの構成および操作 本発明の主要な特徴は、オブジェクトをユーザに利用
可能にする態様である。これを説明するには、幾つかの
用語を定義し、再述するのが便利である。
これまで説明したオブジェクトはすべて永続的な情報
含有オブジェクトであり、更に詳細には意味的オブジェ
クトと呼ばれるものである。オブジェクトの内容につい
て操作しようとする場合には、そのオブジェクトをオー
プンしなければならない。
オブジェクトを開くと、プレゼンテーション・オブジ
ェクトというインターフェース・オブジェクトが一般に
生成される(オブジェクトをオープンするとき別個のプ
レゼンテーション・オブジェクトが生成されないある種
のオブジェクトが存在するかもしれないが)。(意味
的)オブジェクトをオープンすると一般にそのプレゼン
テーション・オブジェクトがそのオブジェクトを表示す
るウインドウを発生する。したがって、意味的オブジェ
クトが文書であれば、このウンドウには通常文書の本文
(または本分の或る部分)が入っている。オブジェクト
がフォルダであれば、表示は通常フォルダに入っている
諸オブジェクトの或る形態のリストである。
プレゼンテーション・オブジェクトの存在は過度的で
あり、また子を持つことはできない。プレゼンテーシヨ
ン・オブジェクトとその意味的オブジェクトとの間には
リンクが存在するが、このリンクは、プレゼンテーシヨ
ン・オブジェクトそのものと同様に過度的あるに過ぎな
い。これは、永久である親子関係のリンクとは区別され
る。意味的オブジェクトとそのプレゼンテーション・オ
ブジェクトとの間には勿論かなりの量の相互作用があ
る。これら2つオブジェクト間のリンクは過度的リンク
であるが、これらの間の相互作用は永続リンクで結ばれ
ているオブジェクトの親と子との組合せ間の相互作用と
質的には異ならない。
単一ステーション・システムは非常に満足に動作する
ことができるが、所与の意味的オブジェクトは1つのプ
レゼンテーション・オブジェクトしか持てないという制
限がある。実際には、この制約は意味的オブジェクトを
2回オープンすることはできないということを意味す
る。複数ステーション・システムでは、この制限を維持
することができるが、単一ステーション・システムの場
合よりも効果上限的である。というのは一度に唯一人の
ユーザしか所与のオブジェクト上で操作を行なうことが
できないからである。それ故、本発明のシステムでは、
意味的オブジェクトは複数のユーザからオープンでき、
これと関連して対応する個数のプレゼンテーション・オ
ブジェクトを持つことができる。プレゼンテーシヨン・
オブジェクトとそれに関連する意味的オブジェクトは情
報を伝えるインターフェースにより共に結合されている
と見なすことができる。本発明のシステムでは、意味的
オブジェクトは複数のこのようなインターフェースをサ
ポートできる。単一インターフェースをサポートできる
意味的オブジェクトはそれを通過すべき情報についての
インターフェースを監視するが、本発明のシステムの意
味的オブジェクトは関連するすべてのプレゼンテーショ
ン・オブジェクトへのインターフエースを監視する。
本発明のシステムのこの特徴により、複数のプレゼン
テーション・オブジェクトを唯一人のユーザが1つの意
味的オブジェクトにオープンすることが自動的に可能に
なり、それ故そのユーザは意味的オブジェクトの異なる
部分で別々に、また実効的に同時に、操作を行なうこと
ができることがわかるであろう。これにより唯一人のユ
ーザが2つ以上の異なる型式のプレゼンテーション・オ
ブジェクトを単一の意味的オブジェクト上にオープンで
きる。たとえば、スプレッドシートの内容に関して、パ
イ・チャート、棒図表、および数値表をオープンでき
る。
オブジェクト・ベース・システムでは、ステーション
表示装置上でオブジェクトをアイコン(icon)によりユ
ーザに提示するのが便利である。したがって、電子メー
ル・オブジェクトは様式化した封筒を示すアイコンによ
り表わすことができる。消去機能は紙くず籠の形をした
アイコンで表わすことができる。文書は一方の隅が折れ
たページの形をしたアイコンで表わすことができる。そ
の他についても同様である。
オブジェクトは一般に、通常はマウスを用いてアイコ
ンを動かし当該オブジェクトに対応するアイコンを支持
することにより選択される。こうしてオブジェクトは適
切な行為(典型的にはマウス上の制御スイッチつまりボ
タンをダブル・クリックする)によりオープンできる。
これを行なうことににより、アイコンは通常は或る態様
で強調される−典型的にはアイコンを灰色にする(その
背景を通常の全般的に白いぼかしから灰色に変える)。
(アイコンは依然として見えるか、あるいは、オブジェ
クトを表示するウインドウは一般に表示画面全体を占有
することはないから、一般には少なくとも潜在的には依
然として見えるようになっている。)ユーザがオブジェ
クトを操作し終えると、ウインドウは適切な行為により
(たとえば、ウインドウの周辺の特定の限られた区域内
でクックすることにより、またメニュー選択により)閉
じることができる。
ユーザは通常は自分とオブジェクト(意味的オブジェ
クト)との通信がプレゼンテーション・オブジェクトに
より仲介されることに気付かず、オブジェクトをクロー
ズするときには、通常は意味的オブジェクトをクローズ
していると想像する。実際は、クローズするとはプレゼ
ンテーション・オプジェクトを実際にクローズすること
であり、このプレゼンテーション・オブジェクトはこれ
で存在を終える。
必ずしもすべてのオブジェクトをアイコンにより提示
することができる、つまり表示することができる、とは
限らないことが理解されよう。たとえとば、プレゼンテ
ーション・オブジェクトは通常はアイコンにより提示さ
れない。
ユーザがオブジェクトと対話することができる他の方
法がある。この方法ではオブジェクトは、たとえば、そ
れを名付け直すかまたは移動する単位として取り扱われ
る。オブジェクトを移動しようとする場合には、一般に
オブジェクトをディスプレイ中で引きずって、たとえ
ば、文書オブジェクトを文書のフォルダ、紙くず籠、ま
たは郵便受けの中に移動させることにより行うことがで
きる。これはポインタをそのオブジェクトのアイコンの
上に動かし、マウス上のボタンを押下げ、ポインタがマ
ウスによりディスプレイ中で動いている間ボタンを押し
つづけることにより達成される。必要なら、次にある操
作を行なうため、たとえばオブジェクト上で1回クリッ
クすることにより、オブジェクトを選択することができ
る。(この方法で操作されているオブジェクトのアイコ
ンは一般に、特殊な方法で、たとえば反転表示(invers
e video)で表示することにより、変化させられてい
る。) オブジェクトを移動するか、そうでなければこの方法
で選択するかすると、オブジェクト管理機構は、選択さ
れたオブジェクトが発生するメッセージに応答して、そ
のオブジェクトの(永続)リンクを更新する。この過程
は前述の特許出願に一層詳細に説明されており、これを
参照により取入れてある。実際、選択およびそれに続く
操作は最初に一時的なリンクを生成する作用をなし、こ
れに次いでこのリンクを永続的にしなければならない。
ステーション間の通信 本発明のシステムは複数のステーションを備えること
ができる。それ故ステーションが別個の個性を備えてい
るにもかかわらず相互に通信することができるようにす
る手段を設けなければならない。各種ステーションに対
して別個の個性を維持するには、そのステーションのユ
ーザが所有するすべてのオブジェクトを含めて、各ステ
ーションに対して局所的なマスタ・オブジェクトを設け
ればよい。ステーション間の相互通信は、システム全体
を単一の大域的なマスタ・オブジェクトから構成される
として取扱うことによっても達成できよう。しかし、こ
のような大域的なマスタ・オブジェクトは充分には定義
されない。それはこの大域的マスタ・オブジェクトに含
まれている子オブジェクトは、どのステーションが動作
中であるかにより、時々変化するからである。それ故、
本発明のシステムでは、オブジェクト間の相互通信は各
ステーションにデータ通信(データコム(datacom))
オブジェクトを備えることにより行っている。データコ
ム・オブジェクトの機能は異なるステーション間の通信
を維持することである。これは、アクティブであるステ
ーション上のデータコム・オブジェクトが永続的にアク
ティブであり、システム全体に渡ってこれらステーショ
ン間で情報を連続的に受け渡すことで行われる。それ故
各データコム・オブジェクトはシステム内の他のすべて
のステーションの最新の状態の記録を保持している。
ある意味で、各データコム・オジェクトは、他のすべ
てのステーションのデータコム・オブジェクトをその子
として含んでいると見なすことができる。データコム・
オブジェクト間の関係を考えるこの方法には循環的関係
がかかわっていることが理解されよう。しかし、各デー
タコム・オブジェクトはその子を2つのクラスに厳密に
分けるように構成される。自分自身のステーションの内
部からの調査に関するかぎり、そのデータコム・オブジ
ェクトの子は他のステーションのデータコム・オブジェ
クトのみであり、他のステーションからの調査に関する
かぎり、データコム・オブジェクトの子は自分自身のス
テーシヨンの内部の他のオブジェクトのみである。
このような相互通信を別個のオブジェクト(データコ
ム・オブジェクト)により行うことは不可欠なことでは
ない。相互通信機能は各種ステーションのオブジェクト
管理機構を用いて行うことができる。しかし、相互通信
機能をオブジェクト管理機構から切離して別個のオブジ
ェクト、データコム・オブジェクトにするのが便利であ
る。何故ならこうすれば各ステーションのオブジェクト
管理機構が簡単になるからである。データコム・オブジ
ェクトは、自己完結的な(self−contained)モジュー
ルとして構成することができる。
単一ステーシヨン・システムでは、システム全体は通
常単一マスタ・オブジェクト(しばしばデスクトップ
(desk−top)と呼ばれる)と見なされ、これには(親
子関係の連鎖により)システムの他のすべてのオブジェ
クトが含まれる。本発明のシステムでは、各ステーショ
ン毎に局所的なマスタ・オブジェクトがある。これはデ
スクトップに対応するが、ここでは内部オフィス(inne
r office)と呼ばれている。
今論じたばかりの相互通信機構の他に、或る形態の保
護機構も不可欠であるので、最小限、各ユーザは自分自
身のオブジェクトを私有オブジェクト(private objec
t)および公有オブジェクト(public object)に分離す
ることができる。本発明のシステムでは、これは(文
書、フォルダ、くず入れ、内部オフィス、郵便受け、ス
プレッドシートなどのような既に存在する形式のものに
加えて)別の2つの形式のオブジェクトを設けることに
より達成される。これらはここでは外部オフィス(oute
r office)および廊下(corridor)と呼ぶ。
外部オフィスおよび廊下は一般的なクラスのフォルダ
・オブジェクトの特殊な形式または特殊な場合である。
その一般的機能は他のオブジェクトを収容することであ
る。これら2つの特殊なオブジェクトに等しく関連して
使用することができる他の用語が存在する。たとえば、
外部オフィスを公有フォルダと呼ぶことができる。
このように、各ステーション毎に3つの特殊なオブジ
ェクト−内部オフィス、外部オフィス、および廊下−が
存在する。内部オフィスは私有で、そのステーションの
ユーザからだけアクセスすることができるが、外部オフ
ィスはシステムのすべてのユーザからアクセスすること
ができる。ステーションのユーザはオブジェクトを内部
オフィスと外部オフィスとの間で自由に移動することが
でき、これによりこれらオブジェクトを私有のままにし
ておいたり、あるいはこれらオブジェクトをユーザの希
望に応じてシステムの他のユーザから利用できるように
する。廊下はデータコム・オブジェクトと関連してお
り、これを介して他のすべてのアクティブなステーショ
ンの外部オフィスと関連している。(ある意味では、シ
ステムは、システム全体にわたって分布し、その個別の
部分が各種のアクティブ・ステーションに存在し、デー
タコム・オブジェクトによりリンクされている単一の廊
下を備えていると見なすことができる。) ユーザは通常自分自身の内部(私有)オフィス内で作
業する。すなわち、ユーザは活動を開始するとき内部オ
フィスをオープンする。内部オフィスにあるオブジェク
トを外部オフィスに置くには、ユーザはそのオブジェク
トを外部オフィスに移動する。(勿論、オブジェクトは
移動する他にコピーすることもできる。)外部オフィス
に入るには、ユーザはポインタを外部オフィスのアイコ
ンまで動かし、外部オフィスをオープンする。すると、
ユーザは外部オフィスにあるオブジェクトの表示がユー
ザに提示される。オブジェクトは、内部オフィスから外
部オフィスへ移動するのと同じやり方で、外部オフィス
から内部オフィスへ移動させることができる。内部オフ
ィスに戻るには、ユーザはポインタを内部オフィスのア
イコンまで動かし、内部オフィスをオープンする。(内
部オフィスは、局所的なマスタ・オブジェクトである
が、通常はオープンされている。これに入るには、外部
オフィスをクローズし、そこで自動的に親オブジェク
ト、つまり内部オフィスに戻る。) 廊下に入るには、ユーザはポインタを廊下のアイコン
まで動かし、廊下をオープンする。次に廊下オブジェク
トの表示が発生される。この表示にはシステム内のすべ
てのユーザの外部オフィスが含まれている。次にユーザ
は選択した外部オフィスに入ってその内容を観察するこ
とができる。すなわち、ユーザはシステム内の任意のア
クティブなステーションの外部オフィスの内容が何であ
るかを見ることができる。次にユーザはこれらオブジェ
クトのどれかを選択するか開くかすることができる。
(選択した場合は、ユーザはそのオブジェクトを自分自
身のステーションにコピーすることができる。オープン
した場合は、ユーザはそのオブジェクトから情報を抜出
したり、あるいは実際、そのオブジェクトの内容を変更
することができる。)オブジェクトをコピーする場合に
は、このコピーでできたオブジェクトは勿論新しいオブ
ジェクトである。この新しいオブジェクトはこの場合に
は、ユーザ自身の内部オフィス(局所的なマスタ・オブ
ジェクト)の子として(直接または間接に)、ユーザ自
身のステーション中に存在している。外部オフィスおよ
び廊下には適切などんなアイコンでも使用してよい。便
利なのは外部オフィスについては単一扉、廊下について
は二重扉である。
このようにして、システムは私有エリア、共有エリ
ア、更に共有エリアを他のステーションのユーザからア
クセスできるようにするオブジェクトを提供できるよう
にしている。しかし、この基本構成には、一層柔軟且つ
精巧な保護機構を実現することができるようにする各種
の強化を施すことができることが理解できるであろう。
たとえば、共有エリアを細分することができ、アクセス
制御識別子を選ばれたステーションで利用できるように
することができ、ここで共有エリアの種々の細分化部分
は適切な識別子を持っているユーザだけが利用できるよ
うにできる。アクセスは全て可能(読取り、書込み)と
することができるし、あるいは読取り専用に制限するこ
ともできる。
第1図は本発明によるオブジェクトおよびステーショ
ンの可能な構成例を示す。2つのステーション(機
械)、m/c1およびm/c2、が示されている。機械m/c1には
その局所的マスタ・オブジジェクト10であるデスクトッ
プつまり内部オフィス(IO)がある。これには、特にデ
ータコム・オブジェクト(DC)20、外部オフィス(OO)
21、および廊下(CORR)22(および、勿論、図示してな
い他のオブジェクト)を含む。その機械に入っている他
のすべてのオブジェクトが含まれている。外部オフィス
21は内部オフィス10ばかりでなく廊下22の子でもある。
データコム・オブジェクト20は永続的にアクティブであ
り、ユーザからはアクセスすることができない。これは
システムの他の機械との通信に関係している。外部オフ
ィス21は、ユーザがそこへ置いたりそこから取り除いた
りする各種のオブジェクトを含むことができる。機械m/
c2は上述したものに対応するオブジェクトを持ってお
り、これらオブジェクトは対応する参照番号にダッシュ
を付けたもので示してある。廊下22および22′は2つの
機械m/c1およびm/c2の両方を貫いて延びておりまたシス
テム内のすべての機械の外部オフィスを含んでいるシス
テム分散廊下の一部と見なすことができる。実用上の理
由で、この廊下は2つの機械の別々の部分22および22′
に分割されている。廊下の各部分はデータコム・オブジ
ェクトを用いて共に結合されている。純粋にオブジェク
ト管理に関するかぎり、機械1および2の外部オフィス
21および21′は共に大域的な廊下の子であり、ユーザは
廊下を経由してどの外部オフィスにも移って行くことが
できる。しかし、実際には、このような移行にはデータ
コム・オブジェクトによる通信が関係している。
データ通信オブジェクト データコム・オブジェクトは3つの記憶表を含んでい
る。すなわち、記憶ドメイン識別表(SDID−50、第2A
図)、機械表(MT51)、およびネットワーク大域オブジ
ェクト表(NGOT52)である。
SDID表の各エントリには、SDID番号(欄53)および機
械ID(欄54)が入っている。本発明のシステムでは、単
一の機械が複数の記憶ドメインをサポートすることがで
きる。従って、このSDID表は各記憶ドメインを特定の機
械と関連付けている。記憶ドメインおよび機械には共に
一義的な番号が付けられている。
機械表MTの各エントリには機械番号(欄55)、機械の
ノード名(欄56)、および機械がアクティブであるか否
かを示すフラグ(欄57)が入っている。システムの各種
機械はすべて従来の形式の通信ネットワーク(図示せ
ず)に接続されている。このネットワーク中では、各種
ノードは他と区別できる名前を持っており、また仮想サ
ーキットを設定してノード間の通信を確立することがで
きる。したがって、MT表51は本システムに使用されてい
る機械番号を通信システムが使用するノード名と関連付
けるものである。
機械表MTでは、各エントリが、局所的機械を最初のエ
ントリ(0番)として、機械番号の大きくなる順に入る
ようにするのが便利である。システム中に、常にアクテ
ィブな一つの特定の機械を設け、すべての他の機械のこ
の表においてこの特定の機械に2番目のエントリ(1
番)を与えることも便利である。(実際上は、最初のリ
ストは人手でコンパイルされると思われる。更に別の機
械がシステムに入ったときには、このような機械がリス
トに自動的に追加される。) ネットワーク大域オブジェクト表NGOT52はアクティブ
なネットワーク大域オブジェクトすべてをリストしてい
る。これらのオブジェクトはネットワークのすべてのス
テーションに共通ですべてのステーションで直接アクセ
スすることができるオブジェクトである。本発明のシス
テムでは、各種の外部オフィスはこのようなオブジェク
トである。他の可能な例はプリンタであろう。NGOT表の
各エントリには一時的リンク値(欄58)および主題識別
子(欄59)が入っている。一時的リンクは他の機械上に
あるオブジェクトと通信を行うために局所的機械上の記
憶ドメインが使用することができる値であり、主題識別
子はネットワーク大域オブジェクトの名前である。局所
的機械のネットワーク大域オブジェクトは、他の機械の
ものを知る前に自分自身でわかっているから、局所的機
械のネットワーク大域オブジェクトは、通常、リストの
最上部にある。
データコム・オブジェクトが自分自身を最新のものに
しておく方法は、第2B図を参照して説明することができ
る。たとえば、機械2、BASE、が常にアクティブであ
り、機械3、DICK、も時々アクティブであったと想像し
よう。この状態では、仮想サーキット65が機械BASEとDI
CKとの間に確立される。MT表は次のようになる。
BASE DICK TOM 0−BASE 0−DICK 0−TOM 1−DICK 1−BASE 1−BASE BASEおよびDICKはそれぞれお互いについて知ってい
る。TOMはまだアクティブではないが、そのMT表には自
分自身およびBASEが入っている。
TOMが今度はアクティブになると想像しよう。アクテ
ィブにされるとき、オブジェクト管理機械はそのデータ
コム・オブジェクトをアクティブにし、データコム・オ
ブジェクトはそのMT表を下へ向って読んで行く。最初の
エントリを通過する。この最初のエントリは自分自身の
識別子である。次に到着するエントリは1番、BASE、で
ある。それ故、データコム・オブジェクトは、機械BASE
への仮想サーキットを設定しようとする。BASEはアクテ
ィブであるからこの試みは成功し、仮想サーキット66が
設定される。TOMは今度は自分自身の名前をこのサーキ
ットを介してBASEに送り、よってBASEはTOMを自分のMT
表に追加する。したがってMT表は次のようになる。
BASE DICK TOM 0−BASE 0−DICK 0−TOM 1−DICK 1−BASE 1−BASE 2−TOM BASEは今度はそのMT表のコピーをTOMおよびDICKの両
方に送り、これによりそのMT表が更新されるので、MT表
は次のようになる。
BASE DICK TOM 0−BASE 0−DICK 0−TOM 1−DICK 1−BASE 1−BASE 2−TOM 2−TOM 2−DICK DICKはTOMがシステムに追加されたことを認識し、直
ちにTOMとの仮想サーキット接続を確立しようとする。T
OMは同様にDICKとの仮想サーキット接続を確立しようと
する。よって、TOMとDICKとの間の仮想サーキット67が
確立される。(実際には、2つのサーキットを設定する
ことができる。この場合は、各機械はこれが起ったこと
を検出して、それらの中のひとつを放棄する手段を備え
ており、この手段は最初に2つの中のどれを放棄すべき
か他の機械と合意する。) 更に別の機械がアクティブになれば、システムはほぼ
同じようにして自分自身を更新する。特定の機械が新し
いものの存在を知るごとにこの機械は自分の更新された
機械表をシステム内に現存する他のすべての機械に知ら
せる。勿論、ある機械が受取ったこの更新通知が新しい
機械をそのMT表のリストに追加するものでなければ、何
らの処置も取られない。
機械は2つの方法でシステムから離脱することができ
る。第1の方法として、他のすべての機械に自分が停止
することを放送して整然と停止することができる。他の
機械はこれに従ってそのMT表を更新する。他の機械は停
止機械をそのMT表から削除せず、代りに、エントリを保
持するが欄57のフラグを変更する。第2の方法では、機
械は、恐らくは機械間の仮想サーキットを維持する通信
システムの障害または故障の結果、他の機械にそれと知
られることなく停止することができる。他の或る機械は
停止機械と通信することが不可能であることを最終的に
は見つけ出す。こうしてその機械はそのMT表を更新し、
システムの残りの部分にその更新を放送するので(シス
テムに新たな機械が追加された場合と同様にして)、最
終的にシステム内のすべてのアクティブな機械が更新さ
れる。仮想サーキットの状態をチェックするのにタイマ
を設けることができるので、機械がシステムの残りの部
分に通知せずに停止した場合、この事実は予め定められ
た期間内に検出される。
停止した機械が再びアクティブになれば、その機械は
MT表を読み下り、そこにリストされているすべての機械
との仮想サーキットを確立しようとする。それ故、その
機械はシステム内のすべてのアクティブな機械との仮想
サーキットを確立する。(実際には、MT表は予め設定さ
れた初期構成に、予め設定されたもの以外の機械であっ
て現在アクティブであるものに関するエントリを加えた
ものからできている。初期構成は(ディスクに)永続的
に格納されているが、これら追加エントリは揮発性メモ
リに格納され、したがって通常は機械が停止すると失わ
れる。それ故、仮想サーキットを再構築するには、最初
に永続的に構成に組入れられている機械との仮想サーキ
ットを確立し、次に永続的に構成に組入れられている機
械を介してその存在が見出された別の機械との仮想サー
キットを確立する。) したがって新しくアクティブになった機械は他のすべ
てのアクティブな機械のMT表のコピーを受取る。これは
2つのことを行う。第1に、新しくアクティブになった
機械のMT表に今まで入っていなかったシステム内の機械
をその表に追加し、第2に欄57のフラグを更新する。従
って、アクティブではない機械との仮想サーキットを確
立しようという試みは放棄される。(このことは機械が
アクティブになったときシステムを更新する責任はその
機械にかかっていることを意味する。アクティブになっ
ているか否かを見出すためのアクティブな機械からアク
ティブではない機械への一般的な問合せはない。) 機械間でMT表を伝送する他に、ネットワーク大域オブ
ジェクト表(NGOT)もまた送られる。したがって、各機
械のNGOTはネットワーク大域オブジェクトすべての完全
なリストを含む。すなわち、全記憶ドメインのすべての
外部オフィスの完全なリストを含むことになる。ユーザ
が廊下オブジェクトに入る(このオブジェクトをオープ
ンする)と、その内部システムの他の全記憶ドメインの
外部オフィス−を獲得しなければならない。これはその
局所的機械のデータコム・オブジェクトにより、必要な
各オブジェクトの必要な情報が入っているそのNGOTを用
いて行われる。こうしてユーザがこれらオブジェクトの
1つに入ると、必要ならば他の機械への仮想サーキット
を用いて、一時的リンクがNGOTから得られる。
機械間の通信についてここに仮想サーキットに関して
説明してきたが、代りに多様な別の技法を使用できるこ
とは明らかである。
リンクの確立 第3図にオブジェクトおよびステーションの組織を一
層詳細に示してある。図の主要部分はシステムのひとつ
のステーション、機械1(m/c1)におけるオブジェクト
の典型的な集まりを示している。このステーションm/c1
の他のすべてのオブジェクトを含む、m/c1の局所的な大
極オブジェクトをブロック10として示してある。このブ
ロックは通常デスクトップと呼ばれるが、本発明のシス
テムでは内部オフィスと呼ぶこともできる。このブロッ
クにはデスクトップのオブジェクトの普通の集まりが入
っている。郵便受け11、3つの文書13から15を含むフォ
ルダ12(文書15は文書13にも含まれている)、および文
書17が入っているくず入れ16、から成る典型的な事例が
示されている。
その他にデスクトップ(内部オフィス)10は3つの特
別なオブジェクト−データコム・オブジェクト20、外部
オフィス21、および廊下22−も含まれている。データコ
ム・オブジェクト20は永続的にアクティブであり、ユー
ザからアクセスすることができない。これはシステムの
他の機械との通信に関連している。外部オフィス21は、
ユーザがそこに入れたりそこから取り除いたりする各種
のオブジェクトを含むことができる。ここでは外部オフ
ィス21はスプレッドシート23を含んでいるとして示して
ある。廊下22はまたシステムの他のすべての機械の外部
オフィスを含んでいる。1つの機械m/c2だけを、その廊
下オブジェクト22′を含めて、ここに(部分的にだけ)
示してある。各廊下は、実際、自分自身の機械のものも
含めて、すべての機械の外部オフィスを含んでいる。し
たがって、機械1の廊下22は機械1の外部オフィス21の
他に機械2の外部オフィス21′も含んでいる。
これまで説明した第3図中のオブジェクトはすべて意
味的オブジェクトである。機械1の初期状態において、
デスクトップはオープンされており、プレゼンテーショ
ン・デスクトップ・オブジェクト10Aが存在している。
ユーザがフォルダ12をオープンしようとすれば、プレゼ
ンテーション・フォルダ・オブジェクト12Aが作成され
る。これらのプレゼンテーション・オブジェクトは、過
渡リンクにより、それに対応する意味的オブジェクトと
リンクされており、それに対応する意味的オブジェクト
の子の意味的オブジェクトともリンクされている。同じ
ようにして、ユーザは外部オフィス21または廊下22をオ
ープンすることができ、これに伴ってこれら2つの意味
的オブジェクトに対して対応するプレゼンテーション・
オブジェクトが作成される。(局所的オブジェクトおよ
び大域マスタ・オブジェクトについてのプレゼンテーシ
ョン・オブジェクトのようないくつかの特別なプレゼン
テーション・オブジェクトは例外となり得るが、プレゼ
ンテーション・オブジェクトは他のプレゼンテーション
・オブジェクトによってのみ作成される。) ユーザが廊下22をオープンすれば、廊下の内容−シス
テムの他のすべてのアクティブな機械の外部オフィス−
を表示しなければならない。この情報は廊下22によりシ
ステムの他のアクティブな機械の外部オフィスから得な
ければならず、このため、廊下はこれらの外部オフィス
との適切なリンクを持っていなければならない。上に注
記したように、本発明のシステムでは、システム内の異
なる機械の間には永続的リンクは維持されていない。そ
の代りに、アクティブな機械のデータコム・オブジェク
トが永続的にアクティブであり、これらオブジェクトが
仮想サーキットを通して互いに結合されている。機械の
廊下オブジェクトが他の機械と通信したいときは、適切
なアドレス(機械識別子)をデータコム・オブジェクト
20から取り出して廊下22に挿入する。こうして廊下はリ
ンクを利用して機械2の外部オフィス21′から必要な情
報を得ることができる。勿論、廊下をオープンするとき
には、システム内の他のすべての機械の外部オフィスか
ら識別情報を得なければならない。というのも、廊下の
内容は皆これら外部オフィスだからである。
廊下22はシステム内の他の各機械の外部オフィスとの
リンクを実効的に備えている。ユーザが(機械1で)廊
下内のオブジェクト、たとえば機械2の外部オフィス2
1′、をオープンするとき、これは以下のように行われ
る。最初に機械1に意味的オブジェクト22(第4A図)が
存在する。この意味的オブジェクト22は、リンク40によ
りそれに対応するプレゼンテーション・オブジェクト22
Aにリンクされ、またリンク41により機械2の外部オフ
ィス21′にもリンクされている。プレゼンテーション廊
下オブジェクト22Aは外部オフィス21′を表わすアイコ
ン21I′を含んでいる。
ユーザはアイコン21I′の上でポインタ(図示せず)
をダブル・クリックして外部オフィス21′をオープンす
る。ユーザは通常、意味的オブジェクトとプレゼンテー
ション・オブジェクトとの間の区別には気がついていな
い。ユーザが気がついている限りのことは、アイコン21
I′がリンク42により外部オフィス21′に或る仕方でリ
ンクされているということである。この外部オフィスが
オープンされると、廊下プレゼンテーション・オブジェ
クト22Aが、機械1で、外部オフィス21′用のプレゼン
テーション・オブジェクト21A′を、プレゼンテーショ
ン廊下オブジェクト22Aからプレゼンテーション外部オ
フィス21A′までのリンク43と共に作成し、プレゼンテ
ーション外部オフィス21A′を表示させる。外部オフィ
ス21′の名前も廊下22から得られ、その名前(および丁
度作成されたばかりのプレゼンテーション外部オフィス
21A′の名前)は意味的外部オフィス21′とプレゼンテ
ーション外部オフィス21A′との間にリンク44を構成す
るのに使用される。リンク44はプレゼンテーション外部
オフィス21Aによって構築される。プレゼンテーション
外部オフィス21Aはメッセージを外部オフィス21に送っ
て、外部オフィスにプレゼンテーション外部オフィス21
Aの名前をそのリンク関係表(以下を参照)に挿入させ
てオブジェクト21と21Aが互いにリンクされるようにす
る。したがって、これら2つのオブジェクト、外部オフ
ィス21′およびそれに対応するプレゼンテーション・オ
ブジェクト21A′は、共同でリンク44を所有し、(丁度
意味的オブジェクトとプレゼンテーション・オブジェク
トの対のように)互いに通信することができる。プレゼ
ンテーション廊下オブジェクト22Aからプレゼンテーシ
ョン外部オフィス21A′までのリンク43は今はその目的
を果し終えて、捨てられる。
こうしてユーザがオブジェクト、たとえば外部オフィ
ス21′にある文書35、オープンしようとすると同じ−事
のできる事が起る。ユーザはプレゼンテーション外部オ
フィス21A′(第4B図)のアイコン35Iの上でダブル・ク
リックする。このアイコンは2つのリンク44および45に
より文書35にリンクされ、概念的なリンク(notional l
ink)46を形成する。機械1にあるプレゼンテーション
外部オフィス21A′はプレゼンテーション外部オフィス2
1A′からのリンク47を用いてプレゼンテーション文書35
Aを作成し、リンク47、44、および45を用いて文書35か
らそれに対応するプレゼンテーション文書35Aまでのリ
ンク48を作成し、リンク47を捨てる。
ユーザが文書35に関する動作を終了すると、ユーザは
文書35をクローズする。プレゼンテーション・オブジェ
クト35Aはメッセージをその意味的オブジェクトである
文書35に送り、この意味的オブジェクトにリンクを終結
するように、すなわち、対応するリンク・ブロックを消
去するように、指令する。これによりプレゼンテーショ
ン・オブジェクト35Aと意味的オブジェクト35との間の
過渡リンクが存在しなくなる。また、プレゼンテーショ
ン・オブジェクト35Aそれ自身も存在しなくなる。
ユーザが自分自身の機械でオブジェクトをオープンす
るときも実質上同じプロセスが起ることに注目すべきで
ある。
リンクの実現 2つのオブジェクトが永続的リンクにより親子関係に
接合されると、このリンクはリンク関係表のエントリに
より形成される。この表はオブジェクト管理機構により
維持され、ディスクに格納されるので、機械が止められ
てから再始動した場合でも残っている。各エントリは3
つのエントリから構成される。これらエントリは参照
名、親タグAおよび子タグである。タグはそのオブジェ
クト用のオブジェクト管理機構の名前である。参照名は
親オブジェクトが他方のオブジェクトを識別するのに使
用する名前(すなわち、2進数)である。これは参照に
より取り込んである上述の特許出願明細書に記されてい
る。
子オブジェクトはそれ自身では、その親オブジェクト
を直接参照することはない。子オブジェクトがメッセー
ジを親オブジェクトに送りたいときは、子オブジェクト
はオブジェクト管理機構を呼び、オブジェクト管理機構
は呼ばれると直ちにリンク関係表を探索して親オブジェ
クトを見つける。
親オブジェクトも同様に通常はその子オブジェクトを
直接参照することはない。オブジェクト管理機構を同じ
ように使用して子オブジェクトを見つける。しかし、親
オブジェクトは時には子オブジェクトを直接参照できる
ことがある。これは親オブジェクトから子オブジェクト
へのリンクを定義するリンク関係表のエントリへの追加
になる。この場合には、参照は子オブジェクトのオブジ
ェクト名の形になる。オブジェクト名の最初の数ビビッ
トがスコープ部分を形成する。スコープはリンクの型で
ある。リンクの型には、たとえば、一時的リンク(これ
は通常、短時間の間、永続的とされる)、局所あるいは
大或的有効性を有する永続的リンク、などがある。名前
の残りの部分の解釈は名前のスコープによって決まる。
永続的リンクの場合には、名前の残りの部分は子オブジ
ェクトの参照名である。
新しい永続的リンクを構築しているとき、このリンク
は直接構築することもできるし、あるいはその前にスコ
ープに続く子オブジェクトを一時的に参照する一時的リ
ンクを形成することもできる。後者の場合には、呼出し
がオブジェクト管理機構に対して間もなく行われ、オブ
ジェクト管理機構は呼出しを受けるとこの一時的参照を
永続的参照名で置き換え、対応するエントリをリンク関
係表に挿入する。
複数のステーションが存在する本発明システムでは、
あるステーションのユーザが別のステーションのオブジ
ェクトを選択し操作することができる。必要な永続的リ
ンクの構築は、直接であろうと、または一時的リンクを
形成してからであろうと、操作されているオブジェクト
を含んでいるステーション、すなわち、遠隔ステーショ
ンのオブジェクト管理機構により行われる。この操作が
ある機械から他の機械へコピーすることである場合に
は、関係するオブジェクト管理機構の一方(実現の具体
的形態により、オブジェクトが置かれている機械のオブ
ジェクト管理機構あるいはコピー先の機械のオブジェク
ト管理機構)が他方の機械がかかわることを検出し、メ
ッセージをその機械のデータ通信オブジェクトに送って
一方の機械から他方の機械へのコピーを作る。その他、
オブジェクトの子も皆新しい機械にコピーされるので、
オブジェクトはその子を保持するが機械間のリンクは不
要である。
別のステーション上のオブジェクトの操作が、オブジ
ェクトと別のステーション上のオブジェクトとの間に永
続的リンクを構築することに係わる場合には、本発明の
システムではこれを行うことは許されていないので、オ
ブジェクト管理機構がこうしようとする試みを検出して
介入する。禁止されている操作が試みられていることを
示すメッセージがユーザに対して発せられ、その代りに
これらオブジェクトはコピーを作ってよいようになって
いるかをユーザに尋ねる。
こうするかわりに、オブジェクトの元々の機械のオブ
ジェクト管理機構が新しいリンクが作成された後も残る
リンクをそのオブジェクト(およびその子)が持ってい
るか判定し、このようなリンクがそのオブジェクトの元
々の機械に残らない場合、新しい機械にそのオブジェク
トを(その子とともに)自動的に移動させる。しかし、
この手続には簡便さおよび一貫性という長所がある。
今度は過渡リンクに戻ると、これらリンクは揮発性メ
モリ上にしかないので、それらが存在している機械が停
止されると失われる。更に、このようなリンクが存在す
るオブジェクトの外部にはそれらの記録は保存されてい
ない。このようなリンクについてのリンク関係表は存在
せず、オブジェクト管理機構はこれらに直接アクセスし
ない。
過渡リンクはオブジェクト名の別の形態であり、それ
が過渡リンクであることを示す初期スコープを含んでい
る。リンクには更に別の2つの部分、記憶ドメイン識別
子およびタグ部がある。記憶ドメイン識別子は既に第2A
図に関して説明したSDID番号であり、タグ部はそれにリ
ンクされているオブジェクト(子)の一時的な識別子で
ある。タグ部はリンクされているオブジェクトを含んで
いる記憶ドメインのオブジェクト管理機構により割当て
られる。この構造はリンクが同じ記憶ドメイン内の2つ
のオブジェクトの間であろうと、別々の記憶ドメイン内
の2つのオブジェクトの間であろうと同じである。過渡
リンクが別々の記憶ドメインの間に設定されているもの
であれば、SDID値およびその記憶ドメイン内のオブジェ
クトを識別するタグが第4A図および第4B図を参照して上
述したようにして得られる。
過渡リンクのいずれかの端が適切に停止されれば(cl
osed down),クローズされつつあるオブジェクトは適
切なメッセージを他のオブジェクトに送る。これは通常
プレゼンテーション・オブジェクトがクローズされつつ
あるとき起る。この場合にはプレゼンテーション・オブ
ジェクトがクローズして事実上存在しなくなる前に、こ
のプレゼンテーション・オブジェクトは自分に対応する
意味的オブジェクトにメッセージを送ってそのオブジェ
クト名のリストからリンクを削除する。或る他のやり
方、たとえば、2つのステーションの間の通信媒体の故
障、により通信が終結すれば、2つのステーションが互
いに通信しようとするときその故障が一方または両方の
オブジェクトに明らかになり、両ステーションはこれに
応じて直ちにそのリンクに関する自分のオブジェクト名
を消去する。各ステーションには、自分のオブジェクト
のうちで他のステーションへのリンクを有するオブジェ
クトのリストを保持する手段を設け、或る他のステーシ
ョンへの通信が中断すればこれに対応するオブジェクト
に通知するようにすることができる(このような手段は
データコム・オブジェクトにうまく設置することができ
る)。他のすべてが故障すれば、リンクの両端は、それ
ら両端におけるステーションが停止するとき消滅する。
本発明の模範的な実施例について詳細に説明してきた
が、当業者には、本発明の新規な教示および長所から物
質的に離することなく模範的な実施例に多数の別の修正
が可能であることは容易にわかるであろう。したがっ
て、このような変更はすべて、特許請求の範囲で定義し
た本発明の範囲に包含させることを意図している。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ある記
憶ドメイン中にあるオブジェクトが他の記憶ドメイン中
にあるオブジェクトを簡単に参照できるようになるた
め、たとえばネットワーク上で相手のオブジェクトが自
ステーションにあってもまた別のステーション上にあっ
ても同様に参照できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるシステムの概略を示
す図、 第2A図は本発明の一実施例にかかるシステム中の各種の
表を示す図、 第2B図は本発明の一実施例にかかるシステム中で通信を
確立する態様を示す図、 第3図は本発明の一実施例にかかるシステム中のオブジ
ェクトの例を示す図、 第4A図ないし第4B図は本発明の一実施例にかかるシステ
ムにおけるあるステーション中のオブジェクトが他のス
テーションからアクセスされる態様を示す図である。 1,2:機械(m/c) 10,10′:内部オフィス(IO) 11:郵便受け 12:フォルダ 13,14,15,17,35:文書 16:くず入れ 20,20′:データコム・オブジェクト(DC) 21,21′:外部オフィス 21I′35I:アイコン 22,22′:廊下(CORR) 50:記憶ドメイン表 51:機械表 52:ネットワーク大域オブジェクト表 65,66,67:仮想サーキット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サイモン・ジョナサン・フォーム イギリス国ブリストル・レッドランド・ オークランド ロード 8・ビーエス 6・6エヌディー (72)発明者 ジョナサン・アダム・ウェイナー アメリカ合衆国カリフォルニア州アザー トン マイケルズ・ウエイ 11 (72)発明者 ブライアン・ライト・マクブリッジ アメリカ合衆国カリフォルニア州ロスア ルトス ファラン・リーフ・レイン 1674 (72)発明者 エドマンド・フランク・ディビーズ イギリス国バークス・リーディング ウ エスターン・エルムズ・アベニュー バ ロウ・コート 24 (56)参考文献 「日経バイト」No.59(1989−6) P.122−132 「Patricia Seybold ’s Office Computin g Report」Vol.10,.N o.12(1987−12)P.1,3−13 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/44,9/46

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の(a)および(b)を設けてなるオ
    ブジェクト・ベース・データ処理システム: (a)存在するプレゼンテーション・オブジェクトを記
    憶し、第1のユーザがアクセスする第1の記憶ドメイ
    ン; (b)意味的オブジェクトを記憶し、第2のユーザがア
    クセスする第2の記憶ドメイン; (c)前記第1の記憶ドメイン中に、前記第2の記憶ド
    メイン中の前記意味的オブジェクトへの過渡データ渡し
    リンクを備えた新しい通信オブジェクトを作成し、前記
    第1のユーザが、前記第2の記憶ドメイン中の前記意味
    的オブジェクトをアクセス可能とする通信インターフェ
    ース。
  2. 【請求項2】前記第1の記憶ドメイン中の前記新たなプ
    レゼンテーション・オブジェクトは、前記第2の記憶ド
    メイン中の前記意味的オブジェクトと前記第2の記憶ド
    メイン中の前記意味的オブジェクトの親の少なくとも一
    方から受け取った情報を用いて、前記第1の記憶ドメイ
    ン中に存在するプレゼンテーション・オブジェクトによ
    って生成されることを特徴とする、請求項1記載のオブ
    ジェクト・ベース・データ・処理システム。
  3. 【請求項3】前記第1の記憶ドメイン中の前記新たなプ
    レゼンテーション・オブジェクトは前記第1の記憶ドメ
    イン中の前記存在するプレゼンテーション・オブジェク
    トにより生成され、 前記存在するプレゼンテーション・オブジェクトから前
    記第1の記憶ドメイン中の前記新しいプレゼンテーショ
    ン・オブジェクトへオブジェクト識別情報を渡すことに
    より、 前記第1の記憶ドメイン中で、前記存在するプレゼンテ
    ーション・オブジェクトは、前記第2の記憶ドメイン中
    の前記意味的オブジェクトの親の意味的オブジェクトへ
    の過渡データ渡しリンクを備え、 前記第1の記憶ドメイン中の前記新しいプレゼンテーシ
    ョン・オブジェクトは、前記第2の記憶ドメイン中の前
    記意味的オブジェクトへの過渡データ渡しリンクを備え
    ることを特徴とする、 請求項2記載のオブジェクト・ベース・データ処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記第1の記憶ドメインと前記第2の記憶
    ドメインの各々は以下の(a)ないし(c)を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のオブジェクト・ベース・
    データ処理システム: (a)前記インターフェースを介して、他の記憶ドメイ
    ンの各々のユーザからアクセスできるオブジェクトを含
    むための大域的オブジェクト; (b)前記インターフェースの通信リンクを介して、他
    の全ての記憶ドメインの前記大域的オブジェクトにリン
    クされた分散オブジェクト; (c)前記インターフェースを介して、他の記憶ドメイ
    ンに保持されている前記大域的オブジェクトのリストを
    得るように他の全ての記憶ドメインと通信するデータ通
    信手段。
  5. 【請求項5】前記データ通信手段の各々は他のデータ通
    信オブジェクトの各々と連続的に通信し、前記インター
    フェースを介して他の記憶ドメインがアクティブかどう
    か判定するデータ通信オブジェクトであることを特徴と
    する、請求項4記載のオブジェクト・ベース・データ処
    理システム。
  6. 【請求項6】前記第1の記憶ドメインと前記第2の記憶
    ドメインは異なるユーザによって操作される異なるコン
    ピュータ上にあることを特徴とする請求項1記載のオブ
    ジェクト・ベース・データ処理システム。
  7. 【請求項7】複数の記憶ドメインを有し、前記記憶ドメ
    インの各々は以下の(a)および(b)を有するオブジ
    ェクト・ベース・データ処理システム: (a)通信インターフェース; (b)複数の記憶ドメイン:前記記憶ドメインの各々は
    以下の(b1)ないし(b3)を有する: (b1)前記記憶ドメインの各々のユーザが、前記インタ
    ーフェースを介して前記複数の記憶ドメインのうちの他
    の記憶ドメインにアクセスすることができる大域的オブ
    ジェクト、 (b2)前記インターフェースを介して前記複数の記憶ド
    メインの他の全ての大域的オブジェクトにリンクされた
    分散オブジェクトであって、前記記憶ドメインの各々の
    中での前記分散オブジェクトのオープンは前記インター
    フェースを介して前記複数の記憶ドメインのうちの他の
    全ての大域的オブジェクトへのアクセスを提供すること
    による、 (b3)前記インターフェースを介して前記複数の記憶ド
    メインのうちの他の全てと通信するデータ通信手段:前
    記データ通信手段はそこからその中で保持されている前
    記大域的オブジェクトのリストを得る。
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