JP3061979B2 - 信号経路保護装置 - Google Patents

信号経路保護装置

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JP3061979B2 JP5144768A JP14476893A JP3061979B2 JP 3061979 B2 JP3061979 B2 JP 3061979B2 JP 5144768 A JP5144768 A JP 5144768A JP 14476893 A JP14476893 A JP 14476893A JP 3061979 B2 JP3061979 B2 JP 3061979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はAVシステムでの信号記
録経路の保護を行う信号経路保護装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】レーザーディスク等の信号ソースからV
TR等の記録装置にAV信号を記録する際に、信号ソー
スから記録機器に至る信号記録経路を保護する機能があ
れば、誤操作などで信号記録経路が破壊されることによ
る記録失敗を防ぐことができる。このような機能は、例
えばAV機器制御用データバスの一種であり、1991
年5月にIEC 1030 Internationa
l Standardとして規格が発行されているD2
B(Domestic Digital Bus)を採
用するデータバスシステムにおける信号経路保護装置に
より実現できる。
【0003】以下に、従来の信号経路保護装置について
説明する。図3は従来の信号経路保護装置の構成を示し
た構成図である。以下図3を用いて従来の信号経路保護
装置について説明する。図3のAVシステムは、システ
ムリモコン100、ソース機器1、セレクタ2、VTR
3、ソース機器6および信号経路保護装置10から構成
され、各々のAV機器に備えられた制御部25間および
信号経路保護装置10に備えられたAV機器制御手段2
0がデータバス線で接続されているデータバスシステム
であり、各AV機器は相互に制御可能である。ここで
は、一例として制御部25およびAV機器制御手段20
にD2Bを、データバス線としてD2Bケーブル5を使
用するデータバスシステムを挙げて説明する。
【0004】ソース機器1のAV信号出力端子41はセ
レクタ2のAV信号入力端子51にAVケーブル4で接
続されており、ソース機器6のAV信号出力端子42は
セレクタ2のAV信号入力端子52にAVケーブル4で
接続されている。セレクタ2のAV信号入力端子51と
AV信号入力端子52は、セレクタ2内部で選択スイッ
チ54によってどちらかが選択され、AV信号出力端子
53に至る。AV信号出力端子53は、VTR3のAV
信号入力端子61にAVケーブル4で接続される。
【0005】各AV機器には接続構成記憶手段21が備
えられ、それぞれ自分のAV信号入力および出力端子が
どこに接続されているかの情報が記憶されている。それ
ぞれの具体的記憶内容は、ソース機器1の接続構成記憶
手段21には、「ソース機器1のAV信号出力端子41
はセレクタ2のAV信号入力端子51が接続されてい
る」、ソース機器6の接続構成記憶手段21には、「ソ
ース機器6のAV信号出力端子42はセレクタ2のAV
信号入力端子52が接続されている」、セレクタ2の接
続構成記憶手段21には、「セレクタ2のAV信号出力
端子53はVTR3のAV信号入力端子61が、セレク
タ2のAV信号入力端子51はソース機器1のAV信号
出力端子41が、セレクタ2のAV信号入力端子52は
ソース機器6のAV信号出力端子42が接続されてい
る」、VTR3の接続構成記憶手段21には、「VTR
3のAV信号入力端子61はセレクタ2のAV信号出力
端子53が接続されている」、といった具合である。
【0006】また、各AV機器には信号経路保護情報記
憶手段27が備えられ、各AV機器内の信号経路ごとに
記録保護と記録保護解除の2種類の情報を記憶してい
る。それぞれの初期状態の具体的記憶内容は、ソース機
器1の信号経路保護情報記憶手段27には、「ソース機
器1からAV信号出力端子41への経路は記録保護解除
されている」、ソース機器6の信号経路保護情報記憶手
段27には、「ソース機器6からAV信号出力端子42
への経路は記録保護解除されている」、セレクタ2の信
号経路保護情報記憶手段27には、「セレクタ2のAV
信号入力端子51からAV信号出力端子53への経路お
よびセレクタ2のAV信号入力端子52からAV信号出
力端子53への経路は記録保護解除されている」、VT
R3の信号経路保護情報記憶手段27には、「AV信号
入力端子61からVTR3への経路は記録保護解除され
ている」、といった具合である。
【0007】さらに、各AV機器には接続実行手段23
が備えられ、信号経路保護装置10のAV機器制御手段
20または、各AV機器の制御部25が発行する接続命
令を受信すると前記接続構成記憶手段21および前記信
号経路保護情報記憶手段27の記憶情報を基にAV機器
間の接続を実行する。接続命令は保護付き接続命令と保
護なし接続命令の二種類があり、解除されている経路に
対しては保護付きまたは保護なしのどちらの接続命令も
実行でき、保護付き接続命令の場合には実行終了後に接
続経路は保護され、この情報が信号経路保護情報記憶手
段27に記憶される。また、保護されている経路に対し
ては保護付きおよび保護なしのどちらの接続命令も実行
拒否される。保護経路の解除は保護解除命令で行う。
【0008】システムリモコン100には「ソース機器
1のAV信号を経路を保護してVTR3に録画する」ボ
タン101と、「ソース機器6のAV信号を経路を保護
してVTR3に記録する」ボタン102が付いており、
システムリモコン100のリモコン信号は、信号経路保
護装置10のリモコン信号受信手段200によって受信
され、AV機器制御手段20に伝達される。
【0009】信号経路保護装置10にはまたシステム動
作記憶手段26が備えられ、システムリモコン100の
リモコン信号に応じてAV機器制御手段20が制御する
システム動作内容があらかじめ記憶されている。具体的
には、「「ソース機器1のAV信号を経路を保護してV
TR3に録画する」ボタン101のリモコン信号を受信
すると、ソース機器1を再生状態にし、セレクタ2の選
択スイッチ54をAV信号入力端子51とAV信号出力
端子53が接続されるように切り換え、VTR3を記録
状態にし、かつソース機器1からVTR3に至る信号経
路を保護する。但し、この信号経路がすでに別の信号記
録経路の一部として保護されている場合にはシステム動
作を中止する」という内容と、「「ソース機器6のAV
信号を経路を保護してVTR3に録画する」ボタン10
2のリモコン信号を受信すると、ソース機器6を再生状
態にし、セレクタ2の選択スイッチ54をAV信号入力
端子52とAV信号出力端子53が接続されるように切
り換え、VTR3を記録状態にし、かつソース機器6か
らVTR3に至る信号経路を保護する。但し、この信号
経路がすでに別の信号記録経路の一部として保護されて
いる場合にはシステム動作を中止する」という内容が記
憶されている。
【0010】以下に、信号経路保護装置10が録画経路
を保護する様子をフローチャートを用いて説明する。図
4は、従来の技術における信号経路保護接続の手順を示
したフローチャートである。例えば、システムリモコン
100上の「ソース機器1のAV信号を経路を保護して
VTR3に録画する」ボタン101が押されると、ステ
ップ1で信号経路保護装置10のリモコン信号受信手段
200は、システムリモコン100から送信されるリモ
コン信号を受信し、信号経路保護装置10のAV機器制
御手段20に伝達する。次にステップ2でAV機器制御
手段20は、システム動作記憶手段26の記憶内容から
ソース機器1のAV信号を経路を保護してVTR3に録
画するシステム動作の制御を開始する。
【0011】AV機器制御手段20はステップ3で、D
2Bケーブル5で接続されたソース機器1の制御部25
に対し、ソース機器1からVTR3までの経路を保護で
接続する命令を出す。
【0012】ステップ4で、これを受けたソース機器1
の制御部25は、ソース機器1の接続実行手段23に対
しこの命令の実行を命じる。ソース機器1の接続実行手
段23は、ソース機器1の接続構成記憶手段21と信号
経路保護情報記憶手段27の記憶内容からソース機器1
のAV信号出力端子41をセレクタ2のAV信号入力端
子51に接続すればよく、かつこの接続経路は現在記録
保護解除なのでこの接続命令を実行できることを知る。
ここではまだ接続命令がVTR3まで到達していないの
で(ステップ5)、ソース機器1の接続実行手段23は
制御部25を介して、セレクタ2の制御部25に対し、
セレクタ2のAV信号入力端子51からVTR3までの
経路を保護で接続する命令を出す(ステップ3)。
【0013】以下同様に、これを受けたセレクタ2の制
御部25はセレクタ2の接続実行手段23に対しこの命
令の実行を命じる。セレクタ2の接続実行手段23は、
セレクタ2の接続構成記憶手段21と信号経路保護情報
記憶手段27の記憶内容からセレクタ2のAV信号出力
端子53はVTR3のAV信号入力端子61に接続さ
れ、セレクタ2のAV信号入力端子51はソース機器1
のAV信号出力端子41に接続されており、かつこの接
続経路は現在記録保護解除なのでこの接続命令を実行で
きることを知り(ステップ4)、セレクタ2の制御部2
5を介して、VTR3の制御部25に対し、VTR3の
AV信号入力端子61からVTR3までの経路を保護で
接続する命令を出す(ステップ3)。
【0014】これを受けたVTR3の制御部25も同様
に、VTR3の接続実行手段23に対しこの命令の実行
を命じる。VTR3の接続実行手段23は、VTR3の
接続構成記憶手段21と信号経路保護情報記憶手段27
の記憶内容からVTR3のAV信号出力端子61はVT
R3に接続され、かつこの接続経路は現在記録保護解除
なのでこの接続命令を実行できることを知り、この経路
を接続実行した後にVTR3の制御部25を介して、セ
レクタ2の制御部25に対しVTR3のAV信号入力端
子61からVTR3までの経路を保護で接続する命令の
接続実行完了通知をだす。さらにこの経路が保護で接続
されたことが、VTR3の信号経路保護情報記憶手段2
7に記憶される(ステップ6)。
【0015】接続実行完了通知を受けたセレクタ2の制
御部25は、これをセレクタ2の接続実行手段23に通
知する。セレクタ2の接続実行手段23は、セレクタ2
の選択スイッチ54を切り換えてセレクタ2のAV信号
入力端子51からセレクタ2のAV信号出力端子53ま
での経路の接続を実行する。この経路が保護で接続され
たことは、セレクタ2の信号経路保護情報記憶手段27
に記憶される。セレクタ2の接続実行手段23は、セレ
クタ2の制御部25を介してソース機器1の制御部25
に対し接続実行完了通知をだす(ステップ6)。
【0016】同様に接続実行完了通知を受けたソース機
器1の制御部25は、これをソース機器1の接続実行手
段23に通知する。ソース機器1の接続実行手段23
は、ソース機器1からソース機器1のAV信号出力端子
41への経路を保護で接続実行する。この経路が保護で
接続されたことは、ソース機器1の信号経路保護情報記
憶手段27に記憶される。ソース機器1の接続実行手段
23は、ソース機器1の制御部25を介して信号経路保
護装置10のAV機器制御手段20に対し接続実行完了
通知をだす(ステップ6)。
【0017】信号経路保護装置10まで完了通知が到達
したので(ステップ7)、ステップ8で信号経路保護装
置10のAV機器制御手段20は、ソース機器1の制御
部25に対しては再生命令を、VTR3の制御部25に
対しては記録命令をだす。
【0018】以上によりソース機器1からVTR3まで
の信号経路は、信号経路保護情報が保護で接続され、ソ
ース機器1からVTR3への録画が開始された。
【0019】次にこの状態でシステムリモコン100上
の「ソース機器6のAV信号を経路を保護してVTR3
に録画する」ボタン102を押しても、すでにソース機
器1からVTR3までの信号経路は信号経路保護情報が
保護で接続されているためにこのシステム動作の実行が
中止される様子を同じ図4のフローチャートを用いて説
明する。
【0020】システムリモコン100上の「ソース機器
6のAV信号を経路を保護してVTR3に録画する」ボ
タン102が押されると、ステップ1で信号経路保護装
置10のリモコン信号受信手段200は、システムリモ
コン100から送信されるリモコン信号を受信し、信号
経路保護装置10のAV機器制御手段20に伝達する。
次にステップ2でAV機器制御手段20は、システム動
作記憶手段26の記憶内容からソース機器6のAV信号
を経路を保護してVTR3に録画するシステム動作の制
御を開始しようとする。
【0021】AV機器制御手段20はステップ3で、D
2Bケーブル5で接続されたソース機器6の制御部25
に対し、ソース機器6からVTR3までの経路を保護で
接続する命令を出す。
【0022】これを受けたソース機器6の制御部25
は、ソース機器6の接続実行手段23に対しこの命令の
実行を命じる。ソース機器6の接続実行手段23は、ソ
ース機器6の接続構成記憶手段21と信号経路保護情報
記憶手段27の記憶内容からソース機器6のAV信号出
力端子42をセレクタ2のAV信号入力端子52に接続
すればよく、かつこの接続経路は現在記録保護解除なの
でこの接続命令を実行できることを知り(ステップ
4)、ソース機器6の制御部25を介して、セレクタ2
の制御部25に対し、セレクタ2のAV信号入力端子5
2からVTR3までの経路を保護で接続する命令を出す
(ステップ3)。
【0023】ところが、これを受けたセレクタ2の制御
部25はセレクタ2の接続実行手段23に対しこの命令
の実行を命じるが、セレクタ2の接続実行手段23は、
セレクタ2の接続構成記憶手段21と信号経路保護情報
記憶手段27の記憶内容からセレクタ2のAV信号出力
端子53はVTR3のAV信号入力端子61に接続さ
れ、セレクタ2のAV信号入力端子52はソース機器6
のAV信号出力端子41に接続されているが、セレクタ
2のAV信号入力端子51からセレクタ2のAV信号出
力端子53までの経路はすでに保護で接続されているた
め(ステップ4)、この命令は実行不可能であることを
知る。そこでセレクタ2の接続実行手段23は、セレク
タ2の制御部25を介して、ソース機器6の制御部25
に対しこの命令の実行拒否通知を出す(ステップ9)。
【0024】これを受けたソース機器6の制御部25
は、これをソース機器6の接続実行手段23に通知す
る。ソース機器6の接続実行手段23は、セレクタ2へ
の接続命令が拒否されたためソース機器6内の接続実行
はせずに、ソース機器6の制御部25を介して信号経路
保護装置10のAV機器制御手段20に対し接続実行拒
否通知をだす(ステップ9)。
【0025】信号経路保護装置10まで接続実行拒否通
知が完了したので(ステップ6)、ステップ11で信号
経路保護装置10のAV機器制御手段20は、接続命令
が拒否されたためシステム動作を中止する。これによ
り、ソース機器1からVTR3までの録画経路の信号経
路が保護された。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、各AV機器に接続構成記憶手段、接続実
行手段および信号経路保護情報記憶手段を備える必要が
あり、各AV機器にはこれらを実現するための多大な記
憶容量が必要であった。特に信号経路保護情報記憶手段
は機器内の経路ごとに保持されるため、機器内で形成可
能な経路各々について保護または解除の情報を保持管理
する大量のRAMメモリが必要となる欠点があった。
【0027】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、各AV機器が必要とする記憶容量を節約できる信号
経路保護装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の信号経路保護装置は、AVシステムを構成し
ている各々のAV機器に備えられた制御部間をデータバ
スで接続するデータバスシステムにおいて各々のAV機
器の動作を制御する信号経路保護装置であって、AVシ
ステムを構成している複数のAV機器のAVケーブルの
接続構成を記憶する接続構成記憶手段と、現在の信号経
路保護情報を記憶する信号経路保護情報記憶手段と、前
記接続構成記憶手段及び信号経路保護情報記憶手段の記
憶情報を基に前記AV機器間の接続を実行する保護接続
実行手段と、AVシステムにおけるシステム動作を記憶
するシステム動作記憶手段と、前記システム動作記憶手
段の記憶情報を基に前記AV機器の制御部を制御する前
記AV機器の制御部と前記データバスで接続されるAV
機器制御手段とで構成される。
【0029】
【作用】本発明は上記した構成により、AVシステムを
構成している各々のAV機器に備えられた制御部間と信
号経路保護装置のAV機器制御手段はデータバスを介し
て互いに制御可能であり、AV機器制御手段はシステム
動作記憶手段の記憶内容に従って、各々のAV機器に備
えられた制御部および保護接続実行手段に対し指令を与
える。保護接続実行手段は、AV機器制御手段の指令を
受け、接続構成記憶手段の記憶情報に基づき各AV機器
の動作状態に応じた絶対または条件付き接続命令を発行
しAV機器間の接続を実行する。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0031】図1は本発明の実施例におけるAVシステ
ムの構成図である。図1での各機器の構成およびAV信
号の接続構成は従来例のものと全く同じであるが、信号
経路保護装置10には接続構成記憶手段21、保護接続
実行手段28および信号経路保護情報記憶手段27が追
加され、各AV機器は制御部25のみを有する。
【0032】信号経路保護装置10の接続構成記憶手段
21には、「ソース機器1のAV信号出力端子41はセ
レクタ2のAV信号入力端子51が接続され、ソース機
器6のAV信号出力端子42はセレクタ2のAV信号入
力端子52が接続され、セレクタ2のAV信号出力端子
53はVTR3のAV信号入力端子61が接続されてい
る」という内容が記憶されている。
【0033】また信号経路保護装置10の保護接続実行
手段28は、信号経路保護装置10のAV機器制御手段
20の指令により、前記接続構成記憶手段21の記憶情
報に基づいてAV機器間の接続を実行する。接続命令は
絶対接続と条件付き接続命令の二種類があり、AV機器
の動作状態に応じて使い分ける。
【0034】以上のように構成された本実施例の信号経
路保護装置について、その動作について説明する。以下
に、信号経路保護装置10が録画経路を保護する様子を
フローチャートを用いて説明する。
【0035】図2は、本実施例における信号経路保護接
続の手順を示したフローチャートである。従来の技術と
同様に、システムリモコン100上の「ソース機器1の
AV信号を経路を保護してVTR3に録画する」ボタン
101が押されると、ステップ1で信号経路保護装置1
0のリモコン信号受信手段200は、システムリモコン
100から送信されるリモコン信号を受信し、信号経路
保護装置10のAV機器制御手段20に伝達する。次に
ステップ2でAV機器制御手段20は、システム動作記
憶手段26の記憶内容からソース機器1のAV信号を経
路を保護してVTR3に録画するシステム動作の制御を
開始する。
【0036】AV機器制御手段20はステップ3で、D
2Bケーブル5で接続されたVTR3の制御部25に対
してVTR3が記録中かどうか調査する。初期状態でV
TR3は記録中でないのでステップ4に分岐する。
【0037】ステップ4でAV機器制御手段20は、信
号経路保護装置10の保護接続実行手段28にソース機
器1からVTR3までの経路を接続することを指示す
る。
【0038】指示を受けた信号経路保護装置10の保護
接続実行手段28は、接続構成記憶手段21の記憶情報
に基づきこの接続のためには、ソース機器1はAV信号
出力端子41から再生するように接続し、セレクタ2は
AV信号入力端子51からAV信号出力端子53までを
接続し、VTR3はAV信号入力端子61から記録する
ように接続すればよいことを知る(ステップ5)。
【0039】そこで保護接続実行手段28は、各々のA
V機器の各制御部25に対し以上のような機器内の接続
を実行させる絶対接続命令を出す(ステップ6)。
【0040】各AV機器の各制御部25は、初期状態に
おいて各絶対接続命令が実行可能なので、各々実行完了
通知を信号経路保護装置10のAV機器制御手段20を
介して保護接続実行手段28に通知し(ステップ7)、
接続を実行する(ステップ8)。
【0041】次にステップ9で信号経路保護装置10の
AV機器制御手段20は、ソース機器1の制御部25に
対しては再生命令を、VTR3の制御部25に対しては
記録命令をだす。
【0042】以上によりソース機器1からVTR3まで
の信号経路は接続され、ソース機器1からVTR3への
録画が開始された。
【0043】次にこの状態でシステムリモコン100上
の「ソース機器6のAV信号を経路を保護してVTR3
に録画する」ボタン102が押されも、すでにソース機
器1からVTR3までの信号経路は接続されているため
にこのシステム動作の実行が中止される様子を同じ図2
のフローチャートを用いて説明する。
【0044】システムリモコン100上の「ソース機器
6のAV信号を経路を保護してVTR3に録画する」ボ
タン102が押されると、上の動作説明と同様にステッ
プ1で信号経路保護装置10のリモコン信号受信手段2
00は、システムリモコン100から送信されるリモコ
ン信号を受信し、信号経路保護装置10のAV機器制御
手段20に伝達する。次にステップ2でAV機器制御手
段20は、システム動作記憶手段26の記憶内容からソ
ース機器6のAV信号を経路を保護してVTR3に録画
するシステム動作の制御を開始しようとする。
【0045】上の説明と同じくAV機器制御手段20は
ステップ3で、D2Bケーブル5で接続されたVTR3
の制御部25に対してVTR3が記録中かどうか調査す
るが、今度はVTR3は記録中なのでステップ10に分
岐する。
【0046】ステップ10で、AV機器制御手段20は
VTR3の制御部25に対してどのAV信号入力端子か
ら記録しているかを問い合わせ、VTR3の制御部25
はAV機器制御手段20にAV信号入力端子61から記
録していることを通知する。AV機器制御手段20は、
この情報を信号経路保護装置10の信号経路保護情報記
憶手段27に記憶する。
【0047】次にAV機器制御手段20は接続構成記憶
手段21の記憶内容を調べ、VTR3のAV信号入力端
子61はセレクタ2のAV信号出力端子53に接続され
ていることを知り、セレクタ2の制御部25に対してA
V信号出力端子53はどのAV信号入力端子に接続され
ているかを問い合わせ、セレクタ2の制御部25はAV
機器制御手段20にAV信号入力端子51に接続してい
ることを通知する。AV機器制御手段20は、この情報
を信号経路保護装置10の信号経路保護情報記憶手段2
7に記憶する(ステップ10)。
【0048】さらにAV機器制御手段20は接続構成記
憶手段21の記憶内容を調べ、セレクタ2のAV信号入
力端子51はソース機器1のAV信号出力端子41に接
続されていることを知り、ソース機器1の制御部25に
対してどのAV信号出力端子に再生出力しているかを問
い合わせ、ソース機器1の制御部25はAV機器制御手
段20にAV信号出力端子41に再生出力していること
を通知する。AV機器制御手段20は、この情報を信号
経路保護装置10の信号経路保護情報記憶手段27に記
憶する(ステップ10)。
【0049】この手順で、ソース機器まで接続状態を調
べた後(ステップ11)、ステップ20でAV機器制御
手段20は、信号経路保護装置10の保護接続実行手段
28にソース機器6からVTR3までの経路を接続する
ことを指示する。
【0050】指示を受けた信号経路保護装置10の保護
接続実行手段28は、接続構成記憶手段21の記憶情報
に基づきこの接続のためには、ソース機器6はAV信号
出力端子42から再生するように接続し、セレクタ2は
AV信号入力端子52からAV信号出力端子53までを
接続し、VTR3はAV信号入力端子61から記録する
ように接続すればよいことを知る(ステップ21)。
【0051】次に保護接続実行手段28はステップ22
で、信号経路保護情報記憶手段27の記憶内容とステッ
プ21での調査内容を比較し重複するAV機器を捜す。
重複しなければ新たな接続経路は在来信号経路を破壊し
ないことを示すので、ステップ6に分岐して絶対接続命
令をだせばよい。重複する機器がある場合には新たな接
続経路は在来経路を破壊する可能性があることを示ため
ステップ23に分岐する。今の結果はセレクタ2が重複
するためステップ23に分岐する。
【0052】ステップ23では、保護接続実行手段28
はAV機器制御手段20を介してセレクタ2の制御部2
5に対し、AV信号入力端子51からAV信号出力端子
53までの経路を破壊しないで、AV信号入力端子52
からAV信号出力端子53までの接続を指示する条件付
き接続命令を出す。
【0053】この2つの経路はスイッチ54で分岐して
おり同時には接続不可能なため、セレクタ2の制御部2
5は、信号経路保護装置10のAV機器制御手段20を
介して保護接続実行手段28に対し接続拒否通知を返す
(ステップ7)。
【0054】信号経路保護装置10の保護接続実行手段
28は、AV機器制御手段20にステップ20で指示さ
れた接続指示に対する接続拒否通知を返し、AV機器制
御手段20はシステム動作を中止する(ステップ2
5)。
【0055】これにより、ソース機器1からVTR3ま
での録画経路の信号経路保護が実行された。
【0056】以上のように本実施例によれば、各AV機
器には制御部以外の手段を備えず、信号経路保護装置に
接続構成記憶手段、接続実行手段および信号経路保護情
報記憶手段を集中し、かつ保護接続実行手段を備えるこ
とにより、各AV機器には制御部に要する以外の記憶容
量を必要としない信号経路保護装置を提供できる効果を
もつ。
【0057】また、信号経路保護装置の保護接続実行手
段が発する接続命令の発信手順を、従来技術のようにソ
ース側からVTRへ順番に伝搬するのではなく、信号経
路保護装置に接続構成記憶手段をもたせることにより信
号経路保護装置から直接各機器に発信する手順としたこ
とにより、各AV機器の制御部の制御手順は返事を信号
経路保護装置のAV機器制御手段のみにする簡単な制御
手順となるため、これを格納する各AV機器の制御部の
ROM容量を節約できる効果も併せもつ。
【0058】なお本実施例では、接続命令を単純に接続
する絶対接続命令とある経路を破壊せずにある経路を接
続するというような条件付き接続命令の二種類とし、各
機器側の制御部がどちらの命令も実行するようにした
が、ROM容量に余裕のある各AV機器側の制御部のみ
が条件付き接続命令を実行し、余裕のないものは条件付
き接続命令に対して一律に接続拒否通知をだすようにし
てもよい。この場合でも結果的に経路は保護されるの
で、各AV機器側の制御部の制御手順をより一層簡単に
でき、従ってこれを格納するROM容量をさらに節約で
きる効果も併せもつ。
【0059】さらにシステムリモコンを使用せずに各A
V機器のパネル操作でVTRの録画をした場合では、信
号経路保護装置はこの状態を関知することができなかっ
たためにこの信号経路は従来の技術では保護されなかっ
たものが、本実施例で経路変更をする前に信号経路保護
装置のAV機器制御手段がVTRの記録状態を調査する
手順としたことにより、このような場合においてもVT
Rが記録中であれば一律に経路を保護できる効果もも
つ。
【0060】なお本実施例では、記録機器の例をVTR
とし保護信号をAV信号としたが、記録機器はAV信号
またはオーディオ信号を記録可能な機器であればよく、
従って保護信号もAV信号、ビデオ信号またはオーディ
オ信号のみのいずれでも適用できることはいうまでもな
い。
【0061】また本実施例では、信号経路保護装置を独
立の機器としたが、例えばTVのようなAVシステムに
必ず存在する機器に内蔵させてもよい。この場合には信
号経路保護装置を新たに設置する必要がなく、コスト削
減と各機器設置の手間が省けるという効果を持つ。
【0062】また本実施例ではAV機器制御手段として
D2Bを例にとり説明したが、例えばリモコンなどの他
の制御手段を用いてもよい。この場合には適用されるA
V機器がD2B対応である必要がなく、適用範囲が広が
る効果がある。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明は、各AV機器には
制御部以外の手段を備えず、信号経路保護装置に接続構
成記憶手段、接続実行手段および信号経路保護情報記憶
手段を集中し、かつ保護接続実行手段を備えることによ
り、各AV機器には制御部に要する以外の記憶容量を必
要としない信号経路保護装置を提供できる効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の信号経路保護装置の構成を示
すブロック図
【図2】本発明の実施例の信号経路保護装置の信号経路
保護接続手順を示すフローチャート図
【図3】従来の信号経路保護装置の構成を示すブロック
【図4】従来の信号経路保護装置の信号経路保護接続手
順を示すフローチャート図
【符号の説明】
1、6 ソース機器 2 セレクタ 3 VTR 5 D2Bケーブル 10 信号経路保護装置 20 AV機器制御手段 21 接続情報記憶手段 26 システム動作記憶手段 27 信号経路保護情報記憶手段 28 保護接続実行手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今浦 敏宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 牧 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 刑部 義雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 田中 繁雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 山崎 洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 小田部 典子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−217250(JP,A) 特開 平5−205455(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 31/00 G06F 13/00 301 H04L 12/40 H04N 5/44,5/765

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AVシステムを構成している各々のAV
    機器に備えられた制御部間をデータバスで接続するデー
    タバスシステムにおいて各々のAV機器の動作を制御す
    る信号経路保護装置であって、AVシステムを構成して
    いる複数のAV機器のAVケーブルの接続構成を記憶す
    る接続構成記憶手段と、現在の信号経路保護情報を記憶
    する信号経路保護情報記憶手段と、前記接続構成記憶手
    段及び信号経路保護情報記憶手段の記憶情報を基に前記
    AV機器間の接続を実行する保護接続実行手段と、AV
    システムにおけるシステム動作を記憶するシステム動作
    記憶手段と、前記システム動作記憶手段の記憶情報を基
    に前記AV機器の制御部を制御するべく前記AV機器の
    制御部と前記データバスで接続されるAV機器制御手段
    とを備え、前記保護接続実行手段はAV機器制御手段の
    指令を受け、接続構成記憶手段の記憶情報に基づき各A
    V機器の動作状態に応じた絶対または条件付き接続命令
    を発信しAV機器間の接続を実行することを特徴とする
    信号経路保護装置。
  2. 【請求項2】 AV機器の制御部およびAV機器制御手
    段に、データバスとしてD2B(Domestic D
    igital Bus)を利用することを特徴とする請
    求項1記載の信号経路保護装置。
  3. 【請求項3】 TVに内蔵したことを特徴とする請求項
    1記載の信号経路保護装置。
  4. 【請求項4】 信号経路保護情報記憶手段に保護経路上
    の機器のみを記憶させ、AV機器制御手段が各AV機器
    の接続状態を調査した後に経路変更を行うことを特徴と
    する請求項1記載の信号経路保護装置。
  5. 【請求項5】 接続構成記憶手段の記憶を基に保護接続
    実行手段が接続命令を信号経路保護装置から直接各AV
    機器に発信することを特徴とする請求項1記載の信号経
    路保護装置。
  6. 【請求項6】 保護接続実行手段が経路を変更する前
    に、AV機器制御手段が各AV機器のうち記録機器の記
    録状態を確認することを特徴とする請求項1記載の信号
    経路保護装置。
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