JP3061240U - 自動車の後部灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目にやさしい色で運転者の目が疲れにくく、
且つブレーキ作動時に直に前方の自動車がブレーキをか
けたことを後続者の運転者に見分け易くした自動車の後
部灯装置とする。 【解決手段】 自動車２の尾灯カバー１を緑色とする。
ブレーキ灯カバー３を赤色とする。ブレーキ作動時にブ
レーキランプ４を点滅するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車の尾灯、ブレーキ灯等の自動車の後部灯装置に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自動車の尾灯カバーは赤色で、ブレーキランプはブレーキの作動時、即 ちブレーキペタルを踏んでいる時に常時点灯し、ブレーキペタルを離すと消灯す るものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

自動車の運転者は走行中に、前方を走行する自動車の後部灯を常に注視しなが ら運転している。 これは当然ながら、前方の自動車の走行中のブレーキ作動時や方向変換時に敏速 に対応しなければ追突等の事故を起こす原因となるからである。

【０００４】 しかし、尾灯カバー及びブレーキ灯カバーの色は共に赤色であるため、後部灯 の赤色の占める面積が広く、これを注視していると目が疲れ易く、特に長距離の 運転ともなると疲労度も大きくなる。 そして、運転者は目が疲れると、反射神経も鈍くなり、前方の自動車のブレー キランプが点灯しても直に反応ができず、追突事故を起こしてしまうことが少な からず発生しているのが実情である。 これは、常に尾灯カバー及びブレーキ灯カバーが共に目に刺激が強く疲れ易い 赤色の同色であることと、目が疲れるとブレーキランプが点灯してもブレーキ灯 カバーが明るくなるだけで分かりにくいことにも起因しているのである。

【０００５】 上記点より本考案は、目にやさしい色で運転者の目が疲れにくく、且つブレー キ作動時に直に前方の自動車がブレーキをかけたことを後続者の運転者に見分け 易くした自動車の後部灯装置を提供しようするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため本考案自動車の後部灯装置は、自動車の尾灯カバーを 緑色とし、ブレーキ灯カバーを赤色とすると共に、ブレーキ作動時にブレーキラ ンプが点滅することを特徴とするものである。

【０００７】 上記構成を有する本考案は、尾灯カバーを緑色としたことにより、赤色に比べ 目にやさしく目が疲れにくくなる。 又、ブレーキ作動時にブレーキランプが点滅するため、ブレーキ灯カバーから 発する光の確認がし易く後続者の運転者の注意を喚起させることができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。 図１は本考案自動車の後部灯装置の一実施の形態を示す正面図である。 而して、図注１は自動車２の尾灯カバーであり、この尾灯カバー１は緑色とな っている。３は赤色のブレーキ灯カバーであり、このブレーキ灯カバー３の内側 に設けられているブレーキランプ４は自動車２のブレーキペタルを踏んでいる時 は、点滅用リレー等の制御部により常に点滅するようになっている。 尚、図中５は方向指示灯カバー、６は後退灯カバーである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案に依れば、運転者が前方を走行中の自動車の後部灯を常に注視していて も、尾灯カバーが緑色になっているので目にやさしく、従来の赤色の尾灯カバー に比べて目の疲労度が格段に軽減される。 又、ブレーキ灯カバーは赤色であるが、後部灯全体で赤色の占める面積は少な くなり、これも目の疲労度を軽減することになる。 そして、ブレーキ作動時はブレーキランプが点滅するため、前方の自動車がブ レーキをかけると、従来の様にブレーキ灯カバーが明るく光るだけのものと異な り、見分け易く、例え運転者が疲れていても運転者の注意を喚起させ、未然に追 突等の事故を防止できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案自動車の後部灯装置の一実施の形態を示
す正面図である。

【符号の説明】

１ 尾灯カバー ２ 自動車 ３ ブレーキ灯カバー ４ ブレーキランプ ５ 方向指示灯カバー ６ 後退灯カバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車の尾灯カバーを緑色とし、ブレー
   キ灯カバーを赤色とすると共に、ブレーキ作動時にブレ
   ーキランプが点滅することを特徴とする自動車の後部灯
   装置。