JP3060884B2 - 自動等化回路 - Google Patents

自動等化回路

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JP3060884B2
JP3060884B2 JP7100136A JP10013695A JP3060884B2 JP 3060884 B2 JP3060884 B2 JP 3060884B2 JP 7100136 A JP7100136 A JP 7100136A JP 10013695 A JP10013695 A JP 10013695A JP 3060884 B2 JP3060884 B2 JP 3060884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3値(0,+1,−
1)を検出するPR(パーシャルレスポンス)4検出方
式の自動等化回路に関し、例えばデジタルVTRの再生
波形等を適応的に等化する場合に好適な自動等化回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】図9はPR4検出方式による等化後のア
イパターンを示し、データ判別点における信号は+1、
0、−1のいずれかに収束する。しかしながら、ノイズ
や周波数特性のずれのために波形は+1、0、−1のレ
ベルからずれを生ずるので、等化器のタップ係数の補正
量を適応的に計算することにより等化器を最適に維持す
ることが行われる。
【0003】図10は従来の適応型等化器として2値の
信号をアナログ方式で等化する場合の原理を示し、R.
W. Lucky, ベルシステム テクニカル ジャーナル 第
45巻(The Bell System Technical Journal, Vol. 4
5,) Feb., 1966, pp255-268に示されている。入力信号
(INPUT)は遅延器(T)21−1、21−2とタ
ップ係数C-1、C0 、C+1の係数器22-1、220 、2
+1により波形干渉が低減され、次いでサンプリング回
路23、スライス回路24を介して等化データan とし
て出力される。
【0004】また、タップ係数C-1、C0 、C+1を適応
化するために、等化データan がD/A変換器25と、
遅延器21−4と乗算器26-1にフィードバックされ
る。そして、等化誤差en としてA/D変換器25の出
力an とサンプリング回路23の出力yn の差(en
n −an )が減算器30により演算され、遅延器21
−3を介して乗算器26-1、260 、26+1に印加され
る。また、等化データa n が遅延器21−4、21−4
を介してそれぞれ乗算器260 、26+1に印加される。
このような構成では乗算器26-1、260 、26+1によ
り、復元されたデータ列{an }と等化誤差{en }の
乗算により
【0005】
【数1】
【0006】が計算される。但し、kは1以上のサンプ
リングクロック数、j=−1,0,+1。そして、フィ
ルタ27-1、270 、27+1、スライス回路28-1、2
0 、28+1及びサンプリング回路29-1、290 、2
+1を介して、乗算器26-1、260 、26+1の乗算結
果の符号が正ならば係数Ci をΔだけ減少させ、負なら
ばタップ係数Ci をΔだけ増加させてこの処理を数多く
繰り返して所望のタップ係数Cj を得る。なお、近年で
は、このような演算はデジタル演算により行われるのが
一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の等化器においてデジタル演算により処理する場合、
ビットレートが高くなると高速のディジタル演算を行わ
なければならず高価になるという問題点がある。また、
PR4検出方式では3値(0,+1,−1)を検出する
ので、乗算器26-1、260 、26+1としてアナログ乗
算器を用いるとその調整が複雑になるという問題点があ
る。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、簡単な
構成のPR4検出方式の自動等化回路を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、等価誤差量をアナログの比較回路で検出し
て2値の判別信号として取り出し、0,+1,−1の復
元データ列と等価誤差量の2値の判別信号の乗算を簡単
なロジック回路で算出することにより2つのロジック出
力として出力し、2つのロジック出力のアナログの平均
値に基づいて等化器のタップ係数を制御するようにして
いる。
【0010】すなわち本発明によれば、3値(0,+
1,−1)を検出するパーシャルレスポンス4検出方式
の自動等化回路において、3値(0,+1,−1)のア
ナログ信号を可変のタップ係数で等化する等化器と、前
記等化器により等化された信号の0,+1,−1を判別
する第1の判別回路と、前記等化器により等化された信
号と0,+1,−1とをそれぞれ比較し、2値の判別信
号を出力する3つの第2の判別回路と、前記3つの第2
の判別回路により判別された2値の判別信号の1つを選
択し、その信号と前記第1の判別回路により判別された
時系列な信号を乗算し、乗算結果を2つのロジック出力
として出力する乗算回路と、前記乗算手段により出力さ
れた2つのロジック出力の平均値に基づいて前記等化器
のタップ係数を制御するタップ係数制御手段とを有する
ことを特徴とする自動等化回路が提供される。
【0011】また本発明によれば、3値(0,+1,−
1)を検出するパーシャルレスポンス4検出方式の自動
等化回路において、3値(0,+1,−1)のアナログ
信号を可変のタップ係数で等化する等化器と、前記等化
器により等化された信号の0,+1,−1を判別する第
1の判別回路と、前記等化器により等化された信号と0
を比較し、2値の判別信号を出力する第2の判別回路
と、前記等化器により等化された信号とその反転信号の
大きい方を取り出す検出回路と、前記検出回路により取
り出された信号と+1を比較し、2値の判別信号を出力
する第3の判別回路と、前記第2、第3の判別回路によ
り判別された2値の判別信号の1つを選択し、その信号
と前記第1の判別回路により判別された時系列な信号を
乗算し、乗算結果を2つのロジック出力として出力する
乗算回路と、前記乗算手段により出力された2つのロジ
ック出力の平均値に基づいて前記等化器のタップ係数を
制御するタップ係数制御手段とを有することを特徴とす
る自動等化回路が提供される。
【0012】
【作用】本発明では、等価誤差量をアナログの比較回路
で検出して2値の判別信号として取り出し、0,+1,
−1の復元データ列と等価誤差の2値の判別信号の乗算
を簡単なロジック回路で算出することにより2つのロジ
ック出力として出力し、2つのロジック出力のアナログ
の平均値に基づいて等化器のタップ係数を制御するの
で、ビットレートが高い場合にも安価に構成することが
できる。また、復元データ列と等価誤差量の検出結果の
乗算ロジックは0,+1,−1の乗算であるので少ない
ゲート数で実現することができ、また、煩雑な調整も不
要である。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る自動等化回路の一実施
例を示すブロック図、図2は図1のデータ抜き出し/等
化誤差検出ブロックを詳細に示すブロック図、図3は等
化誤差ek 及び等化後のデータak-j とek ・ak-j
関係を示す説明図、図4は図2のセレクタの動作を示す
説明図である。
【0014】図1において、磁気テープTに記録された
磁気情報が再生ヘッド1によりアナログ電気信号に再生
され、このアナログ電気信号がヘッドアンプ2により増
幅された後、3タップのトランスバーサルフィルタ3に
印加される。このフィルタ3は遅延器DL1 、DL2
と、タップ係数C-1、C0 、C+1の係数器3-1、30
+1と加算器4を有し、現サンプリング点、その前、後
のサンプリング点の各入力信号をそれぞれタップ係数C
-1、C0 、C+1により重み付けすることにより波形干渉
を低減する。フィルタ3の出力信号は遅延器DL3 と加
算器5により所謂「1+D」処理され、等化後の信号y
n としてコンパレータC1〜C5に印加される。
【0015】コンパレータC1〜C5にはまた、基準値
1 〜v5 としてそれぞれ一例として
【0016】
【数2】v1 =+0.5 v2 =−0.5 v3 =+1 v4 =0 v5 =−1
【0017】が印加されている。コンパレータC1、C
2はそれぞれ等化器出力yn と基準値v1 (=+0.
5)、v2 (=−0.5)を比較することにより信号y
n が1、0、−1のどれであるかを判別し、判別信号a
+ 、a- を出力する。この場合、
【0018】
【数3】yn =1の場合、 a+ =1,a- =0 yn =0の場合、 a+ =0,a- =0 yn =−1の場合、a+ =0,a- =1
【0019】となる。また、この信号a+ 、a- はPL
L回路6に印加され、PLL回路6によりクロックcloc
k が生成される。
【0020】さらに、等化誤差を検出するために、コン
パレータC3は等化器出力yn が基準値v3 (=1)よ
り大か小かを判定し(判定信号e+1)、また、コンパレ
ータC4は等化器出力yn が基準値v4 (=0)より大
か小かを(判定信号e0 )、コンパレータC5は等化器
出力yn が基準値v5 (=−1)より大か小かを判定す
る(判定信号e-1)。そして、データ抜き出し/等化誤
差検出ブロック7は図2に詳しく示すように、コンパレ
ータC1〜C5の各出力a+ 、a- 、e+1、e 0 、e-1
とPLL回路6からのクロックclock に基づいて、デー
タan を抜き出すとともに、理想的な等化波形からのず
れを検出して6種類のタップ係数補正信号CT+1、CT
0 、CT-1、CN+1、CN0 、CN-1を出力する。
【0021】そして、この信号(CT+1,CN+1)、
(CT0 ,CN0 )、(CT-1,CN -1)の各アナログ
加算値がそれぞれ加算回路8+1、80 、8-1により算出
されて平均化され、この各平均値に基づいてバッファ9
+1、90 、9-1を介してそれぞれタップ係数C+1、C
0 、C-1が適応化される。
【0022】次に、図2を参照してデータ抜き出し/等
化誤差検出ブロック7について詳しく説明する。先ず、
コンパレータC1の出力a+ がDFF(フリップフロッ
プ)701(出力AP+1)、DFF702(同AP0
及びDFF703(同AP-1)を順次介してORゲート
704に印加され、また、コンパレータC2の出力a -
がDFF711(同AN+1)、DFF712(同AN
0 )及びDFF713(同AN-1)を順次介してORゲ
ート704に印加される。そして、ORゲート704の
出力信号がこの等化回路の出力データan として出力さ
れる。
【0023】また、これらのDFF701〜703の各
出力AP+1、AP0 、AP-1及びDFF711〜713
の各出力AN+1、AN0 、AN-1がセレクタ750に印
加される。さらに、コンパレータC3の出力e+1がDF
F721、722(同E+1)を介して、また、コンパレ
ータC4の出力e0 がDFF731、732(同E0
を介して、コンパレータC5の出力e-1がDFF74
1、742(同E-1)を介してセレクタ750に印加さ
れる。セレクタ750は以下に示すようにAP+1、AP
0 、AP-1、AN+1、AN0 、AN-1とE+1、E0 、E
-1の乗算を行い、図4に示すような6種類の信号(CT
+1,CN+1)、(CT0 ,CN0 )、(CT-1,C
-1)を出力する。
【0024】このセレクタ750はデータ列{an }と
等化誤差{en }によりek ・ak-j を計算するように
構成されている。ここで、PR4検出方式は3値(0,
+1,−1)を検出するので、等化器出力yn
【0025】
【数4】 yn >0.5,−0.5>yn の場合にan =1 −0.5<yn <0.5の場合に an =0
【0026】のように対応させている。このため、デー
タan が「1」であってもyn が正の場合と負の場合の
両方が存在するので、両者を区別してek ・ak-j を計
算しなければならない。
【0027】ek は符号のみを考えればよいので、1な
らば+1、0ならば−1として考えればよい。したがっ
て、ek ・ak-j は図3に示すように通り〜で表す
ことができ、1、0、−1の3つの値をとる。これを2
つのロジック出力CT、CNのアナログ加算に対応させ
ると、
【0028】
【数5】 ek ・ak-j =1の場合 CT=CN=1, (CT+CN)/2=1 ek ・ak-j =0の場合 CT=1,CN=0, (CT+CN)/2=1/2 ek ・ak-j =−1の場合 CT=CN=0, (CT+CN)/2=0 となる。
【0029】例えばek ・ak について説明する。等化
誤差ek として図2に示すE+1、E 0 、E-1を用い、デ
ータak としてAP0 、AN0 を用いると、データAP
0 、AN0 の組合せは
【0030】
【数6】(1)AP0 =1 (2)AP0 =AN0 =0 (3)AN0 =1 の3通りしかない。
【0031】(1)AP0 =1の場合 等化器出力y0 は「+1」の近傍にあった筈であるの
で、誤差信号としてE+1を選択する。この場合、y0
所望のレベルより大(P−P値として大きい)であれば
+1=+1である。このときには図3に示す
【0032】
【数7】 ek =1,ak-j =1,yk-j >0.5
【0033】に対応し、CT0 =CN0 =1を出力す
る。逆に、y0 が所望のレベルより小であればE+1=0
であり、このときには図3に示す
【0034】
【数8】 ek =−1,ak-j =1,yk-j >0.5 に対応し、CT0 =CN0 =0を出力する。
【0035】
【数9】(2)AP0 =AN0 =0の場合 前述したようにy0 =0であるので、CT=1,CN=
0とする。これは図3に示す ek =−1,ak-j =0 ek =1,ak-j =0 に対応する。 (3)AN0 =1の場合 等化器出力y0 は「−1」の近傍にあった筈であるの
で、誤差信号としてE-1を選択する。この場合、y0
「−1」より大(すなわちP−P値としては小さい)で
あればE-1=1であり、このときにはCT0 =CN0
0を出力する(図3に示す ek =1,ak-j =1,yk-j <0.5 に対応)。逆に、y0 が「−1」より小(すなわちP−
P値としては大きい)であればCT0 =1、CN0 =0
を出力する(図3に示す ek =−1,ak-j =1,yk-j <0.5 に対応)。したがって、y0 のP−P値が±1より大で
あれば CT0 =CN0 =1 が出力され、他方、y0 のP−P値が±1より小であれ
ば CT0 =CN0 =0 が出力され、このCT0 、CN0 のアナログ加算値に基
づいてタップ係数C0 が適応的に制御される。
【0036】
【数10】次に、ek ・ak+1 の場合について説明する
と、先ず、ek として (1)AP0 =1ならば E+1、 (2)AP0 =AN0 =0ならばE0 (3)AN0 =1ならば E-1 を用いる。また、ak+1 としてAP+1、AN+1を用い
る、この場合、CT+1,CN+1は、 (1)AP+1=1,ek =1,CT+1=CN+1=1 (2)AP+1=1,ek =0,CT+1=CN+1=0 (3)AN+1=1,ek =1,CT+1=CN+1=0 (4)AN+1=1,ek =0,CT+1=CN+1=1 (5)AP+1=AN+1=0,ek =0,1,CT+1
1,CN+1=0 となる。
【0037】次に、ek ・ak-1 の場合について説明す
ると、ak-1 としてAP-1、AN-1を用いる以外は、e
k ・ak+1 の場合と同様にCT-1、CN-1を出力する。
以上の処理を要約すると、セレクタ750により選択さ
れるCTとCNを長い時間平均化し、その結果を使って
タップ係数C+1、C0 、C-1が適応化される。
【0038】
【数11】そして、図1に示す実施例では、反転信号を
(/)で表すと、 (1)(/)(CT0 +CN0 )が1/2より大→C0
を小さく (2)(/)(CT0 +CN0 )が1/2より小→C0
を大きく (3)(/)(CT+1+CN+1)が1/2より大→C+1
を大きく (4)(/)(CT+1+CN+1)が1/2より小→C+1
を小さく (5)(/)(CT-1+CN-1)が1/2より大→C-1
を大きく (6)(/)(CT-1+CN-1)が1/2より小→C+1
を小さく なるように制御することにより最適なタップ係数C+1
0 、C-1が得られる。
【0039】次に、図5〜図8を参照して第2の実施例
について説明する。図5は第2の実施例のタップ係数適
応化回路のみを示すブロック図、図6は図5のMAX回
路を詳細に示す回路図、図7は図6のデータ抜き出し/
等化誤差検出ブロックを詳細に示すブロック図、図8は
図7のセレクタの動作を示す説明図である。
【0040】図5に示すようにこの第2の実施例では、
図1に示すコンパレータC5が省かれている。そして、
代わりに増幅器11により等化器出力yn から正転信号
nと反転信号(/)yn が得られ、次いで図6に詳し
く示すようなMAX回路12によりこの正転信号yn
反転信号(/)yn の内、大きいほうの信号|yn |が
得られ、この信号|yn |がコンパレータC4によりv
3 =+1と比較される。ここで、この信号|yn |は、
図9に示すアイパターンが0レベルから正方向に折り返
されたものになるので、コンパレータC4により+lか
らのずれと−1からのずれの両方が検出され(判定信号
(+1,-1) )、したがって、図1に示す回路と略等価と
なる。
【0041】図7に詳しく示すデータ抜き出し/等化誤
差検出ブロック7aでは、先ず、図2に示す第1の実施
例と同様に、コンパレータC1の出力a+ がDFF(フ
リップフロップ)701(出力AP+1)、DFF702
(同AP0 )及びDFF703(同AP-1)を介してO
Rゲート704に印加され、また、コンパレータC2の
出力a- がDFF711(同AN+1)、DFF712
(同AN0 )及びDFF713(同AN-1)を介してO
Rゲート704に印加され、ORゲート704の出力信
号がこの等化回路の出力データan として出力される。
【0042】また、これらのDFF701〜703の各
出力AP+1、AP0 、AP-1及びDFF711〜713
の各出力AN+1、AN0 、AN-1、がセレクタ750に
印加される。そしてこの第2の実施例では、コンパレー
タC3の出力e0 がDFF731、732(同E0 )を
介して、また、コンパレータC4の出力e(+1,-1) がD
FF751、752(同E(+1,-1) )を介してセレクタ
750aに印加される。
【0043】このような構成では、セレクタ750aは
図8に示すような乗算を行う。第1の実施例との差異の
みを説明すると、ek ・ak-j の計算は、AN0 =1又
はAP0 =1のときにはE(+1,-1) を使用するが、E
(+1,-1) の極性が逆である。なお、図5においてコンパ
レータC4の出力を反転した信号e-1とその正転信号e
+1を用いれば第1の実施例の動作と同一になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、等
価誤差量をアナログの比較回路で検出して2値の判別信
号として取り出し、0,+1,−1の復元データ列と等
価誤差量の2値の判別結果の乗算を簡単なロジック回路
で算出することにより2つのロジック出力として出力
し、2つのロジック出力のアナログの平均値に基づいて
等化器のタップ係数を制御するので、簡単な構成のPR
4検出方式の自動等化回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動等化回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1のデータ抜き出し/等化誤差検出ブロック
を詳細に示すブロック図である。
【図3】等化誤差ek 及び等化後のデータak-j とek
・ak-j の関係を示す説明図である。
【図4】図2のセレクタの動作を示す説明図である。
【図5】第2の実施例のタップ係数適応化回路を示すブ
ロック図である。
【図6】図5のMAX回路を詳細に示す回路図である。
【図7】図6のデータ抜き出し/等化誤差検出ブロック
を詳細に示すブロック図である。
【図8】図7のセレクタの動作を示す説明図である。
【図9】PR4検出方式による等化後のアイパターンを
示す説明図である。
【図10】従来の自動等化回路の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
-1,C0 ,C+1 タップ係数 3 トランスバーサルフィルタ(係数器3-1,30 ,3
+1,加算器4,5及び遅延器DL1 〜DL3 と共に等化
器を構成する) 3-1,30 ,3+1 係数器 4,5 加算器 DL1 〜DL3 遅延器 C1,C2 コンパレータ(第1の判別回路) C3〜C5 コンパレータ(第2の判別回路) 7,7a データ抜き出し/等化誤差検出ブロック(乗
算回路) 8+1,80 ,8-1 加算回路(バッファ9+1,90 ,9
-1と共にタップ係数制御手段と共にタップ係数制御手段
を構成する) 9+1,90 ,9-1 バッファ 11 増幅器(MAX回路12と共に検出回路を構成す
る) 12 MAX回路 C3 コンパレータ(第2の判別回路) C4 コンパレータ(第3の判別回路)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/00 H04B 3/00 H03H 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3値(0,+1,−1)を検出するパー
    シャルレスポンス4検出方式の自動等化回路において、 3値(0,+1,−1)のアナログ信号を可変のタップ
    係数で等化する等化器と、 前記等化器により等化された信号の0,+1,−1を判
    別する第1の判別回路と、 前記等化器により等化された信号と0,+1,−1とを
    それぞれ比較し、2値の判別信号を出力する3つの第2
    の判別回路と、 前記3つの第2の判別回路により判別された2値の判別
    信号の各々と前記第1の判別回路により判別された時系
    列な信号を乗算し、乗算結果を2つのロジック出力とし
    て出力する乗算回路と、 前記乗算手段により出力された2つのロジック出力の平
    均値に基づいて前記等化器のタップ係数を制御するタッ
    プ係数制御手段とを、 有することを特徴とする自動等化回路。
  2. 【請求項2】 3値(0,+1,−1)を検出するパー
    シャルレスポンス4検出方式の自動等化回路において、 3値(0,+1,−1)のアナログ信号を可変のタップ
    係数で等化する等化器と、 前記等化器により等化された信号の0,+1,−1を判
    別する第1の判別回路と、 前記等化器により等化された信号と0を比較し、2値の
    判別信号を出力する第2の判別回路と、 前記等化器により等化された信号とその反転信号の大き
    い方を取り出す検出回路と、 前記検出回路により取り出された信号と+1を比較し、
    2値の判別信号を出力する第3の判別回路と、 前記第2、第3の判別回路により判別された2値の判別
    信号の各々と前記第1の判別回路により判別された時系
    列な信号を乗算し、乗算結果を2つのロジック出力とし
    て出力する乗算回路と、 前記乗算手段により出力された2つのロジック出力の平
    均値に基づいて前記等化器のタップ係数を制御するタッ
    プ係数制御手段とを、 有することを特徴とする自動等化回路。
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