JP3060767U - キャプスタンモ―タ制御装置 - Google Patents

キャプスタンモ―タ制御装置

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JP3060767U
JP3060767U JP1999000078U JP7899U JP3060767U JP 3060767 U JP3060767 U JP 3060767U JP 1999000078 U JP1999000078 U JP 1999000078U JP 7899 U JP7899 U JP 7899U JP 3060767 U JP3060767 U JP 3060767U
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武志 樋口
司 新見
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MR素子やオーディオヘッドは高価であり、
安価な素子で細かいピッチの磁極から生じる磁界の変化
を検出できなかった。 【解決手段】 ホール素子に印加する磁界を集磁する集
磁チップの先端の形状をファインピッチ着磁による磁界
を検出するのに十分な細さにして、さらに、集磁チップ
の先端をできるだけ回転子の着磁面に近づけるようにし
た。従って、安価で精度よく回転検出および制御をする
ことが可能なキャプスタンモータ制御装置を提供するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、キャプスタンモータ制御装置に関し、特に、細かいピッチで着磁さ れた回転子からの磁界を検出して回転制御を行うキャプスタンモータ制御装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオデッキ等で、テープを一定速度で走行させる機構として一般にキャプス タン機構が広く用いられている。このキャプスタン機構においてはキャプスタン とピンチローラの間にテープを挟み、キャプスタンを回転させてテープを走行さ せる。ここで、キャプスタンの回転が完全でないとワウフラッタなどの歪みを生 じることになるので、このワウフラッタを防ぐためにキャプスタンの回転速度を 検出しつつ制御することは重要である。
【0003】 キャプスタンの回転を検出するためには、キャプスタンと一体で回転する回転 子に着磁を行い、回転にともなう磁界の変化を検出する手法が行われている。こ こで、キャプスタンの回転を精度よく制御するために、回転子には非常に細かい ピッチで着磁が行われており、一般には半径68mm程度の回転子の周にN極と S極とが交互にそれぞれ360極ずつ、合わせて720極着磁されている。すな わち、一極のピッチの幅は600μm程度であり、この程度のピッチの回転子が 高速に回転して作る磁界の変化を精度よく検出しなくてはならない。
【0004】 従って、従来からこの磁界の変化を検出する素子として検出精度の高い素子が 採用されており、MR素子やオーディオヘッドなどによって磁界の変化を電気信 号に変換してキャプスタンの回転を検出していた。 一方、特開昭第62−201086号公報には3相の励磁コイルにより6極の 磁極を与えられた回転子を回転駆動するとともに、ホール素子にて上記回転子の 6極からの磁界の変化を検出して回転を制御する技術が開示されている。
【0005】 また、図7は従来のホール素子パッケージの内部の概略構成を示しており、同 図においてフェライト材からなる集磁チップ2の上にホール素子4が配設されて 二対四端子のリード線5が接続されている。ホール素子4の上には略四角柱のフ ェライト材からなる集磁チップ1が配設されており、回転子3からの磁界を集磁 して集磁チップ1および2で作る磁気回路にてホール素子4に磁界を印加するよ うになっている。ここで、集磁チップ1の幅は約350μmであり、集磁チップ 1の頂面からホール素子パッケージの上面までの距離は約200μmであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の技術においては、次のような課題があった。 すなわち、前者のキャプスタンの回転を制御する技術においては、MR素子や オーディオヘッドを用いており、これらは非常に高価であった。 一方、特開昭第62−201086号公報に開示されている技術においては、 回転検出素子はホール素子で安価であるが、回転子を駆動するための非常にピッ チが大きい磁極を検出することはできるものの、キャプスタンの回転子に使用す るような細かいピッチの磁極から生じる磁界の変化を検出することはできなかっ た。
【0007】 つまり、図7に示すようなホール素子のパッケージの場合では、集磁チップ1 の幅は約350μmであり、1ピッチが600μm程度のファインピッチ着磁に かかる回転子3を回転したときに隣の磁極からの影響を大きく受けてしまう。ま た、集磁チップ1の頂面からホール素子パッケージの上面までの距離は約200 μmであり、明瞭な信号を出力できるほど強い磁界を得ることができなかった。 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、安価で精度よく回転検出お よび制御をすることが可能なキャプスタンモータ制御装置を提供することを目的 とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、キャプスタンを回転駆動 するキャプスタン回転手段と、同キャプスタンと一体で回転し、周縁部にN極と S極とが交互にファインピッチで着磁され、回転にともなって所定方向に磁界を 印加する回転子と、上記回転子の着磁面との間に上記ファインピッチの1/12 〜1/4程度の間隙を有し、かつ、先端の幅が同ファインピッチの1/6〜1/ 2程度である透磁率の高い第一部材と、同部材より幅広で透磁率の高い部材から なる第二部材との間に所定の空間を介在させて配置することにより回転子からの 磁界を集磁して磁気回路を形成する磁気回路形成手段と、二対四端子のホール素 子を上記部材間の所定空間に配置して、一方の対の端子に電流を流しつつ上記集 磁磁界を印加することにより、他方の対の端子に同印加される集磁磁界変化に応 じた所定周波数の起電力を出力する周波数発生手段と、同周波数発生手段が出力 する電圧変化から上記キャプスタンの回転速度を判別することにより上記キャプ スタン回転手段をフィードバック制御するキャプスタンモータ制御手段とを具備 する構成としてある。
【0009】 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、キャプスタン回転手 段がキャプスタンとともに回転子を回転すると、同回転子が回転とともに変化す る磁界を所定方向に印加する。回転子が所定方向に磁界を印加すると、上記磁気 回路形成手段の第一部材で印加磁界が集磁され、第一部材と第二部材との間に磁 界が印加される。この結果、上記周波数発生手段の上記二対四端子のホール素子 に同磁界が印加される。同ホール素子においては、一方の対の端子に電流が流さ れているので、他方の対の端子には、磁界の変化に応じて起電力が発生し出力さ れる。周波数発生手段により磁界の変化に応じた起電力が出力されると、キャプ スタンモータ制御手段は同出力起電力に応じてキャプスタンの回転速度を判別し てキャプスタン回転手段をフィードバック制御する。
【0010】 ここで、キャプスタン回転手段においては回転速度をキャプスタンモータ制御 手段により制御しつつキャプスタンを回転できればよい。従って、キャプスタン に一体で回転するフライホイールとDCモータとを具備して同DCモータのシャ フトと同フライホイールとにベルトを掛けて駆動したり、キャプスタンと一体で 回転する回転子の内側に所定数の磁極を着磁させておいてコイルによる誘導磁界 により回転子を回転させてもよく、様々な態様が考えられる。
【0011】 回転子においては、検出素子であるホール素子で起電力が変化するように磁界 を印加できればよい。従って、磁界の向きが回転子の外周方向になるようにして ホール素子を回転子の外周に沿うように配置してもよいし、回転子面と垂直方向 に磁界が向くようにして、回転子の上部または下部にホール素子を配置するよう にしてもよい。
【0012】 また、この回転子はファインピッチで着磁されており、キャプスタンの回転子 は一般に半径68mm程度の回転子の周にN極とS極とが交互にそれぞれ360 極ずつ、合わせて720極着磁されている。この程度のファインピッチ着磁の磁 界を検出する際に隣の磁極から悪影響を受けず、かつ、ホール素子の出力信号を 明瞭にするために本考案では着磁面と集磁部材との距離を出来るだけ小さくし、 集磁部材の先端を細くした。すなわち、上記第一部材の先端は回転子の着磁面と の間にファインピッチの1/12〜1/4程度の間隙を有し、かつ、先端の幅が 同ファインピッチの1/6〜1/2程度である。この結果、回転子が速く回転し ても磁界変化に対する感度が高く、かつ、隣の磁界から悪影響を受けずにホール 素子から信号が出力される。
【0013】 ホール素子はいわゆるホール効果を用いて磁界の強さを電気信号として取り出 すための素子であり、一対の電流端子に所定の電流を流しておき、この電流に略 垂直な方向に一対の出力端子を設ければよい。この結果、上記二対の端子に略垂 直方向から印加される磁界の変化が出力端子からの電圧の変化として取り出せる 。従って、上記のように回転子からの磁界は出力端子からは第一部材を介してホ ール素子に印加されるので、その磁界に略直角方向に電流端子を配してさらにこ の電流端子間方向および磁界方向に略垂直方向に出力端子を設ければよい。この 結果、出力信号は1ピッチごとの凹凸を描く信号として取り出され、所定周波数 の信号となる。
【0014】 キャプスタンモータ制御手段においては、上記所定周波数の信号に基づいて回 転子の回転速度を判別できればよい。従って、上記1ピッチごとの凹凸を描く信 号をシュミットアンプによってパルス信号に変換し、所定時間におけるパルスの 個数を計測して回転子の回転速度を判別してもよいし、所定の基準信号を発信さ せて同基準信号との位相の差を計測して、位相の変化に基づいて回転子の回転速 度を判別してもよく、様々な態様が考えられる。
【0015】 さらに、上記考案のように細かいピッチで着磁された回転子の回転速度を検出 するときの構成の具体例として、請求項2にかかる考案は、請求項1に記載のキ ャプスタンモータ制御装置において、上記回転子のファインピッチが約600μ mであり、上記回転子と第一部材との間が75〜125μm程度の範囲かつ同第 一部材の先端の幅が200〜300μm程度に形成されている構成としてある。
【0016】 上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、ファインピッチが約 600μmのときは、第一部材と回転子との距離は約100μm程度、第一部材 の先端の幅は200μm程度にすると好適である。しかし、この第一部材はホー ル素子において回転検出に耐えうる信号を出力できればよいので、これらの値は ある程度余裕があり、上記回転子と第一部材との間が75〜125μm程度の範 囲かつ同第一部材の先端の幅が200〜300μm程度の範囲とすることができ る。
【0017】 さらに、このように先端幅の細い部材にて磁気回路を形成する構成の具体例と して、請求項3にかかる考案においては、請求項1または請求項2のいずれかに 記載のキャプスタンモータ制御装置において、上記磁気回路形成手段は、上記第 二部材を土台にしてホール素子を配置して上記第一部材より幅広の部分にてホー ル素子の四端子に配線を行い、上記第一部材を所定の高さの略四角柱にて形成し つつ、所定位置から先端に向かって幅を狭めて上記所定の先端幅にする構成とし てある。
【0018】 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、土台である第二部材 が第一部材より幅広であることにより、この幅広部分でホール素子端子の配線代 を確保している。また、第一部材をホール素子における磁界の被印加部分を覆う 底面を有する略四角柱にて形成しつつ、その頂面からは先端に向かって幅を狭め て上記所定の先端幅にする形状とした。
【0019】 この結果、先端でファインピッチによる磁界を集磁しつつ、ホール素子に効果 的に磁界を印加できる。ここで、第一部材の先端と回転子は100μm程度の距 離まで近づける必要があるので、第一部材の四角柱部と第二部材とを所定の厚さ にすることにより回転子までの距離をかせぐようにすると好適である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、所定形状のホール素子にてファインピッチ着磁 された回転子が作る磁界を検出するので、安価で精度よく回転検出および制御を することが可能なキャプスタンモータ制御装置を提供することができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、簡易な構成で、ホール素子にて高精度 の検出を行うことができる。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、簡易な構成で、ホール素子にて高精 度の検出を行うことができる。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかるキャプスタンモータ制御装置の磁界検出 部の斜視図を示しており、図2はホール素子パッケージ内部の概略構成、図3は ホール素子の上面視を示している。図においてホール素子パッケージ10は、同 ホール素子パッケージ10を所定位置に位置決めしつつ固定するホルダ16によ って固定されており、ホール素子の各端子からのリード線が同ホール素子パッケ ージ10の外部で基板17の所定位置にはんだ付けされる。
【0022】 回転子13はN極とS極が交互に着磁されて、外周部で1ピッチが約600μ mとなっている。また、ホール素子パッケージ10内部には、フェライト材から なる集磁チップ11および12,ホール素子14,リード線15a〜dを備えて おり、集磁チップ11の先端と回転子13の着磁面との距離は約100μmで先 端の幅は約200μmとなっている。
【0023】 この結果、同先端部では隣の磁界から悪影響を受けず、かつ、大きな磁界が集 磁される。さらに、集磁チップ11と12とはフェライト材にて構成されるので 、これらの集磁チップ11と12とにより磁気回路が形成されて、集磁された磁 界がほとんど損失なくホール素子14に印加される。この意味において、集磁チ ップ11,12が上記磁気回路形成手段を構成する。
【0024】 ホール素子14は略十字型をしており、それぞれの十字の先端に一つずつ配線 が施され、リード線15aと15c、リード線15bと15dが対になって電流 端子と出力端子を構成する。つまり、電流端子と出力端子とは略直交しており、 さらにこれらの端子は磁界の方向とも直交するように構成してある。
【0025】 図4は、本考案の一実施形態にかかるキャプスタンモータ制御装置の概略ブロ ック図を示している。同図において、キャプスタン18は回転子13と一体で回 転するようになっており、マイコン40に制御されるモータ50によって回転駆 動される。同回転駆動される回転子13より磁界が印加されるとホール素子パッ ケージ10から所定周波数の電圧信号が出力され、同出力信号は波形変換回路2 0に入力される。同入力された電圧信号は、波形変換回路20によってパルス信 号に変換されてマイコン40に出力される。この意味において、ホール素子パッ ケージ10に組み込まれた機構と波形変換回路20とが上記周波数発生手段を構 成する。
【0026】 さらに、同マイコン40には、基準信号発振回路30が接続されており、基準 信号発振回路30の発振した所定周期の基準信号がマイコン40に入力されるよ うになっている。マイコン40においては、上記波形変換回路20から入力され た信号に基づいてキャプスタン18の回転速度を計算し、モータ50の出力を制 御するようになっている。ここで、マイコン40は、波形変換回路20から入力 されるパルス信号が所定時間内に入力する数を計測したり、基準信号発振回路3 0から入力される基準信号と波形変換回路20からのパルス信号との位相の差を 検出したりしてキャプスタン18の回転速度を計測するようになっている。この 意味において、上記モータ50が上記キャプスタン回転手段を構成し、マイコン 40が上記キャプスタンモータ制御手段を構成する。
【0027】 図5は波形変換回路20の具体的な回路の一例とともにホール素子パッケージ 10への配線の一例を示しており、同図において波形変換回路20はIC上に構 成された演算増幅回路21とシュミットアンプ22を備えており、さらに、波形 変換回路20とホール素子パッケージ10の配線においては抵抗素子R1〜R7 ,ノイズ除去用コンデンサC1およびカップリングコンデンサC2を備えている 。
【0028】 ホール素子パッケージ10の端子a〜dは上記図3のリード線15a〜dに対 応した端子であり、aおよびc、bおよびdが対になる端子である。ここで、a およびcは電流端子となっており5V電源に接続される抵抗素子R1とR2の間 にこれらaおよびcの端子が接続されることにより所定バイアスがかけられて所 定電流が流れる。bおよびdは出力端子であり、端子bはノンコネクションとさ れており、端子dはカップリングコンデンサC2および抵抗素子R7を介して演 算増幅回路21のマイナス端子に接続され、さらに同マイナス端子には演算増幅 回路21の出力端子が抵抗素子R5を介して接続されて負帰還がかけられている 。
【0029】 波形変換回路20においては、演算増幅回路21のプラス端子とシュミットア ンプ22のマイナス端子とが、5V電源とGNDとの間に介在させた抵抗素子R 3およびR4により所定バイアスをかけられている。シュミットアンプ22のプ ラス端子には演算増幅回路21の出力端子が接続され、同出力端子から入力され る信号をパルス信号に変換して出力するようになっている。
【0030】 上記構成において、本実施例にかかるキャプスタンモータ制御装置を駆動する 際には、リード線15a,cを通じて所定の電流を流しておき、マイコン40が モータ50の出力を制御してキャプスタン18を回転駆動する。キャプスタン1 8が回転駆動すると一体としてある回転子13が回転し、ホール素子パッケージ 10に変化磁界を印加する。
【0031】 変化磁界は集磁チップ11により集磁されてホール素子14に印加される。こ の結果、電流端子15a,c間を流れていた電荷にホール効果が働いて起電力が 生じ、出力端子15b,dから回転子13の回転速の変化に応じた所定周波数の 電圧信号が出力される。この電圧信号においては図6(a)に示すように、磁極 のN,Sに対応して信号波形に凹,凸が生じ、さらに、位相変化の速度は回転子 13の回転速度に対応している。
【0032】 この出力信号の波形変換回路20を介した出力は図6(b)のようなパルスで あり、同パルスにおいてもパルス信号の位相もしくは所定時間に発生するパルス の個数が回転子13の回転速度に対応している。ここで、マイコン40はこのパ ルス信号における所定時間のパルスの個数を計測することにより回転子13の回 転速度を判別して、所望の回転速度になるようモータ50の出力を制御する。 また、基準信号発振回路30から入力される基準信号と上記パルス信号との位 相差を検出することにより回転子13の回転速度を検出して、基準信号との位相 差に基づいてモータ50の出力を制御するようにしてもよい。
【0033】 このように、本考案では、ホール素子に印加する磁界を集磁する集磁チップの 先端の形状をファインピッチ着磁による磁界を検出するのに十分な細さにして、 さらに、集磁チップの先端をできるだけ回転子の着磁面に近づけるようにした。 従って、安価で精度よく回転検出および制御をすることが可能なキャプスタンモ ータ制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかるキャプスタンモー
タ制御装置の磁界検出部の斜視図である。
【図2】ホール素子パッケージ内部の概略構成を示す図
である。
【図3】ホール素子の上面視を示す図である。
【図4】本考案の一実施形態にかかるキャプスタンモー
タ制御装置の概略ブロック図を示す図である。
【図5】波形変換回路およびホール素子パッケージへの
配線を示す回路図である。
【図6】ホール素子の出力信号および波形変換回路の出
力信号を示す図である。
【図7】従来のホール素子パッケージの内部の概略構成
を示す図である。
【符号の説明】
10…ホール素子パッケージ 11,12…集磁チップ 13…回転子 14…ホール素子 15a,b,c,d…リード線 16…ホルダ 17…基板 18…キャプスタン 20…波形変換回路 21…演算増幅回路 22…シュミットアンプ 30…基準信号発振回路 40…マイコン 50…モータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタンを回転駆動するキャプスタ
    ン回転手段と、 同キャプスタンと一体で回転し、周縁部にN極とS極と
    が交互にファインピッチで着磁され、回転にともなって
    所定方向に磁界を印加する回転子と、 上記回転子の着磁面との間に上記ファインピッチの1/
    12〜1/4程度の間隙を有し、かつ、先端の幅が同フ
    ァインピッチの1/6〜1/2程度である透磁率の高い
    第一部材と、同部材より幅広で透磁率の高い部材からな
    る第二部材との間に所定の空間を介在させて配置するこ
    とにより回転子からの磁界を集磁して磁気回路を形成す
    る磁気回路形成手段と、 二対四端子のホール素子を上記部材間の所定空間に配置
    して、一方の対の端子に電流を流しつつ上記集磁磁界を
    印加することにより、他方の対の端子に同印加される集
    磁磁界変化に応じた所定周波数の起電力を出力する周波
    数発生手段と、 同周波数発生手段が出力する電圧変化から上記キャプス
    タンの回転速度を判別することにより上記キャプスタン
    回転手段をフィードバック制御するキャプスタンモータ
    制御手段とを具備することを特徴とするキャプスタンモ
    ータ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のキャプスタンモー
    タ制御装置において、 上記回転子のファインピッチが約600μmであり、上
    記回転子と第一部材との間が75〜125μm程度の範
    囲かつ同第一部材の先端の幅が200〜300μm程度
    に形成されていることを特徴とするキャプスタンモータ
    制御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のキャプスタンモータ制御装置において、 上記磁気回路形成手段は、上記第二部材を土台にしてホ
    ール素子を配置して上記第一部材より幅広の部分にてホ
    ール素子の四端子に配線を行い、上記第一部材を所定の
    高さの略四角柱にて形成しつつ、所定位置から先端に向
    かって幅を狭めて上記所定の先端幅にすることを特徴と
    するキャプスタンモータ制御装置。
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