JP3060767B2 - 修正離散余弦変換とその逆変換方法及び装置 - Google Patents

修正離散余弦変換とその逆変換方法及び装置

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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ信号等の圧縮
符号化において用いられる変換符号化の高速計算方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルオーディオ信号の情報
量を、人の聴覚特性を積極的に利用して圧縮し、伝送ま
たは記録再生する装置が提案されている。これらの装置
においては、ディジタルオーディオ信号を帯域分割フィ
ルタを用いるか、または直交変換を用いて、いくつかの
周波数成分に分割する。分割した信号毎に、オーディオ
信号の成分の遍在に応じて、また聴覚の特性を考慮して
情報量の割当を決定していく。このようにすることで、
情報量の効率的な配分が可能となり、結果として、情報
量の圧縮が達成される。
【0003】オーディオ信号の圧縮に適した直交変換と
して、修正離散余弦変換(以下、MDCTと略す)が提
案されている。MDCTについては、アイトリプルイー
・トランザクションズ・オン・エイエスエスピー(IE
EE TRANSACTIONS ON ASSP)第
34巻5号の、第1153ページから第1161ページ
に掲載された、ジョン・ピー・プリンセンとアレン・ベ
ルナード・ブラッドリー共著の論文「時間領域のエリア
ジングキャンセレーションを基礎にした分析/合成フィ
ルタバンク設計」に詳しい。
【0004】MDCTの順変換式はつぎのように表現さ
れる。ここで、x(k)はMDCTのk番目のスペクト
ル、x(n)はMDCTのn番目の入力サンプルであ
る。
【0005】
【数3】
【0006】従ってX(k)は、入力サンプルからなる
ベクトルX(n)とコサイン係数マトリクスとのマトリ
クス乗算によって求めることができる。M個のX(k)
を求めるには、2M2回の乗算とM×(2M−1)回の
加算が必要となる。
【0007】また、MDCTの逆変換式はつぎのように
表現される。但し、X(k)はMDCTのスペクトルで
あり、y(n)は変換によって得られたサンプル列であ
る。
【0008】
【数4】
【0009】この式は順変換と同じ形をしており、2M
個のy(n)を求めるには、やはり2M2回の乗算と、
2M×(M−1)回の加算が必要となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】(数3)において、例
えばMが256とすれば、MDCT順変換に要する乗算
回数は131072回、加算回数は130816回とな
り、膨大な計算が必要であることがわかる。この数はM
が増えるとMの2乗に比例して増え、オーディオ機器に
おいて半導体回路でたやすく実行するには、演算回数が
多すぎ、結果として装置のコストアップや、装置消費電
力の増大を招来するといった不都合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる不都合に
鑑みてなされたものであり、下記のように構成すること
で効率的にMDCT計算を行うようにしている。即ち、
2M点の入力サンプルデータx(n)(0≦n≦2M−
1)の、特定の2点どうしの組み合わせを加算または減
算し、或いは負号反転して、M点の第1の中間データx
2(n)(0≦n≦M−1)を得る第1の中間データ発
生部と、上記中間データx2(n)を前半と後半に区分
し、前半のx2(n)を実数部とすると同時に後半のx
2(n+M/2)の負号を反転して虚数部とし、更にe
xp(−jπn/M)をかけ算して、M/2個の第2の
中間データz(n)(0≦n≦M/2−1)を得る第2
の中間データ発生部と、上記第2の中間データz(n)
に高速フーリエ変換を施してM/2個のフーリエ係数Z
(k)(0≦k≦M/2−1)を得るFFT実行部と、
FFT実行手段の出力Z(k)と、それに対応する所定
の回転要素との乗算結果の実数部を求めることで、入力
データx(n)の偶数番目のスペクトルを得、また、F
FT実行手段の出力Z(k)の共役複素数Z2(M/2
−1−k)と、それに対応する所定の回転要素との乗算
結果の実数部を求めることで、入力データx(n)の奇
数番目のスペクトルを出力する展開部とを備えている。
【0012】また、MDCTの逆変換計算を行うには、
下記のように構成している。即ち、M個の入力スペクト
ルデータX(k)(0≦k≦M−1)の、偶数番目のデ
ータをM個の第1の中間データU(k)(0≦k≦M−
1)の前半(0≦k≦M/2−1)に配置し、奇数番目
のデータを負号反転し、更に順序を反転した後、前記第
1の中間データU(k)の後半(M/2≦k≦M−1)
に配置する第1の中間データ発生部と、前記第1の中間
データU(k)を前半と後半に区分し、前半のU(k)
を実数部とすると同時に後半のU(k+M/2)の負号
を反転して虚数部とし、更にexp(−jπk/M)を
かけ算して、M/2個の第2の中間データZ(k)(0
≦k≦M/2−1)を得る第2の中間データ発生部と、
上記第2の中間データZ(k)に高速フーリエ変換を施
してM/2個のフーリエ係数z(n)(0≦n≦M/2
−1)を得るFFT実行部と、FFT実行手段の出力z
(n)と、それに対応する所定の回転要素exp(−j
π(2n+1/2)/2M)との乗算結果の実数部を求
めることで、第3の中間データy1(n)の偶数番目の
値を得、また、FFT実行手段の出力z(M/2−1−
n)の共役複素数z 2(M/2−1−n)と、それに対
応する所定の回転要素exp(−jπ・(2n+3/
2)/2M)との乗算結果の実数部を求めることで、第
3の中間データy1(n)の奇数番目の値を得る第3の
中間データ発生部と、前記第3の中間データを2度ずつ
使用して所定の順序に並べ、或いは負号反転する展開部
とを備えているのである。
【0013】
【作用】本発明の構成によれば、MDCTの順変換及び
逆変換の計算において、ベクトルx(n)やベクトルX
(k)とコサイン係数マトリクスとのマトリクス乗算を
実行する代わりに、余弦関数の対称性を巧妙に利用し
て、高速フーリエ変換のアルゴリズムが利用できるよう
に計算手順を構成し、さらに高速フーリエ変換に供され
るサンプルの数も半減しているので、計算手順を大幅に
効率化することができる。
【0014】
【実施例】始めにMDCTの順変換に対する高速計算法
を説明する。MDCTの定義式は次式で表現できる。こ
こに、x(n)は入力サンプル、X(k)はk番目のス
ペクトルである。
【0015】
【数5】
【0016】図1は本発明によるMDCT順変換の高速
計算法の流れを示している。図1のステップ1では、次
式に従ってx(n)からx2(n)を求めている。
【0017】
【数6】
【0018】このことについて説明する。まず、コサイ
ンの対称性を利用するためにx(n)の順序及び負号を
変換して、次式のようにx1(n)を定義する。
【0019】
【数7】
【0020】このx1(n)を用いて(数3)を書き直
すと次式となる。
【0021】
【数8】
【0022】ここで(数7)の操作は図3のように表せ
る。図3では数列x(n)を4つの部分に分割してい
る。Aの部分はx(n)の0≦n≦M/2−1の部分で
あり、BはM/2≦n≦M−1の部分であり、CはM≦
n≦3M/2−1の部分であり、Dは3M/2≦n≦2
M−1の部分である。(数7)では、図3のABCの部
分はM/2サンプル分後ろへシフトする。また、x
(n)のDの部分は負号反転して、x(n)の先頭に配
置する。このようにすることによって、(数5)のコサ
イン項の中のM/2を消去している。つぎにコサイン関
数の対称性により(数8)を書き換えて、
【0023】
【数9】
【0024】ここで、
【0025】
【数10】
【0026】としてまとめると、
【0027】
【数11】
【0028】と表すことができる。但しRe[x]はx
の実数部を意味する。ここで(数7)と(数10)をま
とめることにより、図4に示すように(数6)が導かれ
る。図4ではnの各区間毎にx1(2n)と、x1(2
M−1−2n)が示されており、各区間毎に、x2
(n)=x1(2n)−x1(2M−1−2n)が示さ
れている。例えば、nが0≦n≦M/4−1の範囲であ
れば、x1(2n)=−x(3M/2+2n)であり、
x1(2M−1−2n)=x(3M/2−1−2n)で
あるので、x2(n)=x1(2n)−x1(2M−1
−2n)=−x(3M/2+2n)−x(3M/2−1
−2n)である。
【0029】つぎに、(数11)の累和Σに続く項をX
2(k)とすると、
【0030】
【数12】
【0031】累和の範囲n=0〜M−1を、n=0〜M
/2−1とn=M/2〜M−1とに分割して書き直し、
更にkを2kに置き換えて、
【0032】
【数13】
【0033】ここで、
【0034】
【数14】
【0035】とおくと、X2(2k)は
【0036】
【数15】
【0037】と表せる。ここにDFT[x]はxの離散
フーリエ変換である。従って、図1におけるステップ2
では、ステップ1で求めたx2(n)から、複素数z
(n)を求めている。そして続くステップ3では高速フ
ーリエ変換のアルゴリズムを用いて、z(n)の離散フ
ーリエ変換を実行してZ(k)を求めている。
【0038】また、X2(M−1−k)=X2*(k)
の関係より、X2(2k+1)は次式より求められる。
但し*は複素共役を表す。
【0039】
【数16】
【0040】ここで、(数15),(数16)を用いて
(数11)を書き改めると、
【0041】
【数17】
【0042】
【数18】
【0043】となり、図1ののステップ4によって、X
(k)がZ(k)から求められる。以上をまとめると、
MDCTは図1に示されるように、以下のステップで効
率的に計算できる。
【0044】
【数19】
【0045】図6は、図1に示したMDCTの順変換の
ステップを実行する装置のブロック図である。図6にお
いて第1の中間データ発生部1は、入力データx(n)
から、(数6)のようなx2(n)を計算して出力す
る。第2の中間データ発生部2は第1の中間データ発生
部1の出力したx2(n)から(数14)を計算してz
(n)を出力する。FFT実行部3は、第2の中間デー
タ発生部2の出力したz(n)に対して高速フーリエ変
換を実行して結果をZ(k)として出力する。展開部4
はFFT実行部3の出力Z(k)から、(数17)及び
(数18)に従ってX(k)を計算する。この展開部4
の出力を入力x(n)のMDCTとしているのである。
【0046】つぎに、MDCTの逆変換について説明す
る。逆変換も、先に述べた順変換と類似の手順で計算す
ることができる。MDCTの逆変換は次式で表される。
但し、X(k)はMDCTのスペクトルであり、y
(n)は変換によって得られたサンプル列である。
【0047】
【数20】
【0048】コサイン関数の対称性を利用するために、
y1(n)をつぎのように定義する。
【0049】
【数21】
【0050】(数16)より、y1(n)はつぎのよう
に表現できる。
【0051】
【数22】
【0052】ここで、U(k)を次式のように定義す
る。
【0053】
【数23】
【0054】(数23)を用いて(数22)を書き直す
と、
【0055】
【数24】
【0056】(数24)は、2/Mが掛けられていない
以外は(数11)と同じ形をしている。従って、(数2
4)の計算は、(数11)を用いたMDCTの順変換と
同様な計算手法を用いることができる。このとき(数2
0)で定義された2M個のY1(n)のうち、0≦n≦
M−1のM個のみが求まるが、(数22)から、導かれ
るように、y1(n)=−y(2M−1−n)なる関係
があるので、図5に示すように、M≦n≦2M−1のy
1(n)は、0≦n≦M−1のy1(n)より直ちに求
められる。即ち図5のy1(n)の0≦n≦M−1にあ
るA,B,C,Dは、M≦n≦2M−1に負号反転の
後、複写され−D,−C,−B,−Aとして求められ
る。故に、(数21)を考え合わせると、結局y(n)
はy1(n)からつぎのようにして求められる。即ち、
【0057】
【数25】
【0058】以上述べてきたことをまとめるとMDCT
の逆変換は図2に示すように、つぎのステップで求める
ことができる。
【0059】
【数26】
【0060】
【数27】
【0061】
【数28】
【0062】
【数29】
【0063】
【数30】
【0064】図7は、図2に示したMDCTの逆変換の
ステップを実行する装置のブロック図である。図7にお
いて第1の中間データ発生部5は、入力データX(k)
から、(数23)に表現されるU(k)を計算して出力
する。第2の中間データ発生部6は第1の中間データ発
生部5の出力したU(k)から(数27)を計算してZ
(k)を出力する。FFT実行部7は、第2の中間デー
タ発生部6の出力したZ(k)に対して高速フーリエ変
換を実行して結果をz(n)として出力する。第3の中
間データ発生部8はFFT実行部7の出力z(n)か
ら、(数29)を実行して第3の中間データであるy1
(n)を求めて出力する。展開部9は第3の中間データ
発生部8の出力y1(n)を、(数30)に従って並べ
変え、或いは負号反転してy(n)を求めて出力する。
この展開部9の出力を入力データX(k)のMDCT逆
変換とする。
【0065】以上、述べてきたようにMDCTの順変換
及び逆変換は、本発明を用いて効率的に計算することが
できる。
【0066】
【発明の効果】例えば(数5)において、M=256と
すれば、MDCTの順変換において必要な乗算回数は、
512×256=131072回、加算回数は511×
256=130816回となり、膨大な計算が必要であ
る。しかし本発明の高速計算法によれば、MDCTの順
変換における各ステップに必要な演算回数はつぎのよう
になる。
【0067】(ステップ1の演算回数)加算 M=25
6回 (ステップ2の演算回数)複素数どうしのかけ算である
ので、実数部と虚数部それぞれを求めるのに、M回の乗
算とM/2回の加算が必要。従って、 加算 M=256回 乗算 2M=512回 (ステップ3の演算回数)M/2点のFFTは、(M/
2)・log2M回のバタフライ演算を要する。従って
M=256では、1024回のバタフライ演算が必要で
ある。1回のバタフライ演算には2回の複素加算と1回
の複素乗算が含まれるので、これは実数演算に直すと加
算6回と乗算4回であるので、総計としては、 加算 1024×6=6144回 乗算 1024×4=4096回 (ステップ4の演算回数)(2/M)A0(k)〜(2
/M)A3(k)は、予め計算しテーブルとして用意で
きるので1つのX(k)に対しては、乗算2回と加算1
回が必要である。従って、 加算 256回 乗算 512回 これらを計算すると、MDCTの順変換として必要な計
算量は、加算が6912回、乗算が5120回となり、
乗算及び加算ともに演算回数が約25分の1に削減され
る。MDCTの逆変換においても同様に大幅に演算回数
が削減される。
【0068】このように本発明によれば、MDCTの計
算を非常に効率よく実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のMDCTの順変換計算手順流
れ図
【図2】本発明の実施例のMDCTの逆変換計算手順流
れ図
【図3】(数7)の説明図
【図4】(数6)の説明図
【図5】(数30)の説明図
【図6】本発明の実施例のMDCTの順変換装置のブロ
ック図
【図7】本発明の実施例のMDCTの逆変換装置のブロ
ック図
【符号の説明】
1 第1の中間データ発生部 2 第2の中間データ発生部 3 FFT実行部 4 展開部 5 第1の中間データ発生部 6 第2の中間データ発生部 7 FFT実行部 8 第3の中間データ発生部 9 展開部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 哲志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 14/00 - 14/06 G10L 11/00 G10L 21/04 H03M 7/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2M点の入力サンプルデータx(n)
    (0≦n≦2M−1)から、M点の第1の中間データx
    2(n)(0≦n≦M−1)を得る第1の中間データ発
    生部を備え、第1の中間データ発生部は、0≦n≦M/
    4−1においてはx2(n)として、−x(3M/2+
    2n)−x(3M/2−1−2n)を計算して代入し、 M/4≦n≦3M/4−1においてはx2(n)とし
    て、x(2n−M/2)−x(3M/2−1−2n)を
    計算して代入し、 3M/4≦n≦M−1においてはx2(n)として、x
    (2n−M/2)−x(7M/2−1−2n)を計算し
    て代入し、 上記中間データx2(n)を前半と後半に区分し、前半
    のx2(n)を実数部とすると同時に後半のx2(n+
    M/2)の負号を反転して虚数部とし、更にexp(−
    jπn/M)をかけ算して、M/2個の第2の中間デー
    タz(n)(0≦n≦M/2−1)を得る第2の中間デ
    ータ発生部と、 上記第2の中間データz(n)にフーリエ変換を施して
    M/2個のフーリエ係数Z(k)(0≦k≦M/2−
    1)を得るFFT実行部と、 FFT実行手段の出力Z(k)と、それに対応する所定
    の回転要素exp(−jπ・(2k+1/2)/2M) との乗算結果の実数部を求めることで、入力データx
    (n)の偶数番目のスペクトルを得、また、FFT実行
    手段の出力Z(k)の共役複素数Z*(M/2−1−
    k)と、それに対応する所定の回転要素exp(−jπ・(2k+3/2)/2M) との乗算結果の実数部を求めることで、入力データx
    (n)の奇数番目のスペクトルを出力する展開部とを備
    えてなる修正余弦変換装置。
  2. 【請求項2】 M個の入力スペクトルデータX(k)
    (0≦k≦M−1)の、偶数番目のデータをM個の第1
    の中間データU(k)(0≦k≦M−1)の前半(0≦
    k≦M/2−1)に配置し、奇数番目のデータを負号反
    転し、更に順序を反転した後、前記第1の中間データU
    (k)の後半(M/2≦k≦M−1)に配置する第1の
    中間データ発生部と、前記第1の中間データU(k)を
    前半と後半に区分し、前半のU(k)を実数部とすると
    同時に後半のU(k+M/2)の負号を反転して虚数部
    とし、更にexp(−jπk/M)をかけ算して、M/
    2個の第2の中間データZ(k)(0≦k≦M/2−
    1)を得る第2の中間データ発生部と、上記第2の中間
    データZ(k)にフーリエ変換を施してM/2個のフー
    リエ係数z(n)(0≦n≦M/2−1)を得るFFT
    実行部と、FFT実行手段の出力z(n)と、それに対
    応する所定の回転要素exp(−jπ(2n+1/2)
    /2M)との乗算結果の実数部を求めることで、第3の
    中間データy1(n)の偶数番目の値を得、また、FF
    T実行手段の出力z(M/2−1−n)の共役複素数z
    *(M/2−1−n)と、それに対応する所定の回転要
    素exp(−jπ・(2n+3/2)/2M)との乗算
    結果の実数部を求めることで、第3の中間データy1
    (n)の奇数番目の値を得る第3の中間データ発生部
    と、前記第3の中間データを2度ずつ使用して所定の順
    序に並べ、或いは負号反転する展開部とを備えてなる修
    正余弦変換の逆変換装置。
  3. 【請求項3】 修正離散余弦変換(MDCTと略す)の
    計算において、つぎの各ステップを実行することにより
    該変換を行うことを特徴とした修正離散余弦変換方法。 【数1】
  4. 【請求項4】 修正離散余弦変換(MDCTと略す)の
    逆変換計算において、つぎの各ステップを実行すること
    により該逆変換を行うことを特徴とした修正離散余弦変
    換の逆変換方法。 【数2】
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