JP3059559U - 可変ノズル式アトマイザ― - Google Patents

可変ノズル式アトマイザ―

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JP3059559U
JP3059559U JP1998010573U JP1057398U JP3059559U JP 3059559 U JP3059559 U JP 3059559U JP 1998010573 U JP1998010573 U JP 1998010573U JP 1057398 U JP1057398 U JP 1057398U JP 3059559 U JP3059559 U JP 3059559U
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JP
Japan
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nozzle
water
plunger
pipe
flowing water
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JP1998010573U
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Inventor
洋一 森
Original Assignee
株式会社森精工
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注水圧力に応じて噴霧量を容易に調節できアト
マイゼイションが低下しないようにすること。 【解決手段】ノズル孔11にプランジャー23により上
下動する流量制御部24を突設するとともに、流水パイ
プ2の先端から直接噴霧しないようにノズル13に中空
パイプ30を設ける。流水制御部24とノズル孔11と
の間隙により流量の制御ができ、中空パイプ30の外周
面の注水口31、32、33より液体を注水して注水圧
力の圧力降下によっても充分なアトマイゼイションが可
能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、注水圧力に応じて噴霧量を容易に調節できアトマイゼイションが低 下しない可変ノズル式アトマイザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば発電所においては、過熱蒸気を冷却するために一時的に圧力水を噴霧し たり、薬品工場においては、薬剤を調合するために調合薬剤等を噴霧する装置と してプラントの配管途中にアトマイザーを設置し、アトマイザーのノズルからこ の種液体等を噴霧している(特開平7−124500、同8−33858、同9 −108596号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合、噴霧量は、冷却温度に応じて変える必要があるが、一般には噴霧量 を調節するには被流入物の流入量により行っている。
【0004】 しかしながら、流入量の調節が容易でないだけでなく、アトマイザーのノズル の径が一定であるため高負荷の場合に正常に働くようにしていると、負荷が低い 場合には、液ダレ現象が生じることとなる。従って、設定温度に対して温度が不 安定となり制御の質が悪くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような問題点を解決するために、本考案は、ノズル孔にプランジャーによ り上下動する流量制御部を突設するとともに、流水パイプの先端から直接噴霧し ないようにノズルに中空パイプを設けるとともに中空パイプに注水口を設けるこ ととしている。そして、流水制御部とノズル孔との間隙により流量の制御が容易 にできるとともに、この中空パイプの外周面の注水口より液体を注水するため注 水圧力の圧力降下によっても充分なアトマイゼイションが可能となる。
【0006】
【考案の実施形態】
本考案は、流水パイプの先端にノズル本体を取付け、流水パイプの上部に設置 したアクチュエーター又は手動ハンドルにより上下動するプランジャーの先端に ノズル体のノズル孔に突出する流量制御部を設けるとともに、 ノズル本体は、ノズル孔と連通し、プランジャーを摺動する摺動孔を持った中 空パイプをノズルの上部に突設し、中空パイプの側壁には、2個以上の注水口を 任意数段形成してなるものである。
【0007】 上記注水口は、中空パイプの側壁より内壁に向けて穿設するとともに、平行に 対向するように設けることが注水に旋回運動を与えて噴霧することができるので アトマイザー効果がよくなる。
【0008】 また、ノズルの径は、中空パイプの摺動孔の径よりも狭くしていると噴霧効果 が良くなる。
【0009】
【実施例】
図面を参照しながら実施例について説明すると、図1において、流水パイプ2 の先端にノズル体1を溶着固定し取付ける。流水パイプ2の上部に設置したアク チュエーター21又は手動ハンドル22により上下動するプランジャー23の先 端にノズル体1のノズル孔11に突出する流量制御部24を設ける。そして、ノ ズル体1は、ノズル孔11と連通し、プランジャー23を摺動する摺動孔12を 持った中空パイプ30をノズル13の上部に突設し、中空パイプ30の側壁には 、2個以上の注水口31、32、33を任意数段形成している。
【0010】 次に図2おいて本考案のアトマイザーをデスーパーヒーター(過熱蒸気温度低 減装置)に利用した例について説明する。
【0011】 すなわち、プラントの配管50の適宜位置に流水パイプ2を設置する。流水パ イプ2の先端にはノズル体1を取付け、他方流水パイプ2の上部にはプランジャ ー23を上下動するアクチュエーター21を設置している。プランジャー23は 、ノズル13の上部に突設した中空パイプ30の摺動孔12内を摺動するように している。51は、温度センサーであって、プラントの配管50内の減温度を察 知し、温度コントローラー52を介してアクチュエーター21を作動するように している。流水パイプ2の先端には、流量制御部24が間隙を持って突出しうる ようにしたノズル孔11を持ったノズル体1を溶着固定する。ノズル孔11と摺 動孔12との段差部のノズルシート15は、テーパ面に形成し、プランジャー2 3の下端周縁面のシート部23aには、段差部のノズルシート15のテーパ面に 合致するテーパ面が形成されている。
【0012】 流水パイプ2は、摺動孔12より注水パイプ25を連通し、また流水パイプ2 の上部には、アクチュエーター21又は手動ハンドル22により上下動するプラ ンジャー23を支持する弁棒21aを持っている。
【0013】 ノズル体1は、流水パイプ2に内装したプランジャー23の径と略同径の摺動 孔12を持った中空パイプ30を突設し、中空パイプ30の側壁には、中空パイ プ30の側面より内壁に向けて対向して穿設した注水口31、32、33を三段 設けている。
【0014】 本考案は、このようにしてデスーパーヒーター(過熱蒸気温度低減装置)に利 用すると、温度センサー51により測定された温度は、温度コントローラー52 により温度低減の設定温度となるよう制御信号がアクチュエーター21に送られ る。
【0015】 そうすると、アクチュエーター21は、弁棒21aをストロークさせノズル孔 11と流量制御部24との間隙を変化させ、設定温度になるまで注水流量の制御 が行われる。
【0016】 なお、注水圧力は、蒸気圧力より少なくとも10kg/cm高い圧力である ことが要求される。注水パイプ25より導入された注水は、ノズル体1の中空パ イプ30の注水口31、32、33を経由してノズル孔11より噴射される。
【0017】 この場合、注水圧力と過熱蒸気圧力との差圧が10kg/cmとすると、こ の圧力降下は、ノズル部でのアトマイズ用のエネルギーとなり、各注水口31、 32、33及びノズル孔11にて配分され各注水口31、32、33には図3〜 6に示すように十分な旋回運動が与えられ、またノズル孔11には十分な噴射効 果が与えられる。
【0018】 しかし、負荷が低下すると注水口が一段のみでは注水口の流水量が減少するの で注水口の流速が低下し旋回運動は十分ではなくなる。従って、ノズルでのアト マイズ効果は減少し制御の質が悪くなる結果、設定温度の制御にバラツキ現象を 生じることとなる。
【0019】 そこで、本考案のように数段の注水口31、32、33を設けていると、図8 のように高負荷時はプランジャー23は上昇し注水口31、32、33は、全開 状態となるので各注水口31、32、33より注水は流入する。そして、中負荷 状態では図9のように上段の注水口31が閉となるので下段の注水口32、33 には十分な注水への旋回運動が与えられる。そして、低負荷状態では、図10の ように最下段の注水口33のみより注水されるので流速は高負荷時と同様の速度 と成り、十分な旋回運動が与えられることとなる。
【0020】 なお、無負荷状態では温度が低下するので弁棒21a下端のシート部23aは ノズルシート15と密着し流水量は停止される。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、このような構成としているため、以下のような効果を有する。
【0022】 ノズル孔11内に上下動する流量制御部24が突出しているので流水量の調節 は、この流量制御部24の上下動だけで済むので流量の調節を容易に行うことが できる。
【0023】 ノズル13の上部に突設した中空パイプ30は、流水パイプ2内に突設してい るので中空パイプ30の外壁と流水パイプ2の内壁との間Aが流水路となること により、水圧が高くなりアトマイズ効果の低下を防ぐことができる。
【0024】 プランジャー23が摺動する中空パイプ30の側壁に注水口31を穿設してい るのでプランジャー23の上下運動により注水口31、32及び33を開閉でき アトマイゼイションをいつも一定にすることができる。
【0025】 中空パイプ30の側壁の注水口31、32及び33は、内壁に向け穿設されて いるので旋回運動されるため噴霧効果が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案の断面図である。
【図2】は、本考案のアトマイザーをデスーパーヒータ
ーに使用した状態を示す断面図である。
【図3】は、本考案のアトマイザーのノズル部分の拡大
断面図である。
【図4】は、図3のA−A断面図である。
【図5】は、図3のB−B断面図である。
【図6】は、図3のC−C断面図である。
【図7】は、プランジャーの先端部分の正面図である。
【図8】は、高負荷時のプランジャーの開放状態を示す
断面図である。
【図9】は、中間負荷時のプランジャーの開放状態を示
す断面図である。
【図10】は、低負荷時のプランジャーの開放状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 ノズル体 2 流水パイプ 11 ノズル孔 12 摺動孔 13 ノズル 15 ノズルシート 21 アクチュエーター 21a 弁棒 22 手動ハンドル 23 プランジャー 23a シート部 24 流量制御部 25 注水パイプ 30 中空パイプ 31、32、33 注水口 51 温度センサー 52 温度コントローラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の流水パイプとノズル体とからなるア
    トマイザーであって、 流水パイプの先端にノズル体を取付け、流水パイプの上
    部に設置したアクチュエーター又は手動ハンドルにより
    上下動するプランジャーの先端にノズル体のノズル孔に
    突出する流量制御部を設けるとともに、 ノズル体は、ノズル孔と連通し、プランジャーを摺動す
    る摺動孔を持った中空パイプをノズルの上部に突設し、
    中空パイプには、側壁より内壁に向けて穿設する2個以
    上の注水口を任意数段形成してなる可変ノズル式アトマ
    イザー
JP1998010573U 1998-12-01 1998-12-01 可変ノズル式アトマイザ― Expired - Lifetime JP3059559U (ja)

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