JP3058726B2 - プリントヘツドおよびその駆動方法 - Google Patents

プリントヘツドおよびその駆動方法

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JP3058726B2
JP3058726B2 JP22396091A JP22396091A JP3058726B2 JP 3058726 B2 JP3058726 B2 JP 3058726B2 JP 22396091 A JP22396091 A JP 22396091A JP 22396091 A JP22396091 A JP 22396091A JP 3058726 B2 JP3058726 B2 JP 3058726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の発光素子アレイ
を列状に配設したプリントヘツドおよびその駆動方法に
関し、特に駆動素子にて複数の発光素子を時分割に駆動
するダイナミツク駆動方式のプリントヘツドおよびその
駆動方法に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、多数の発光素子、例えばLED
(ライト・エミツテイング・ダイオード)を高密度に配
列した発光素子アレイを用い、電子写真方式等によつて
画像記録を行う装置として、LEDプリンタが知られて
いる。
【0003】このようなプリンタ装置は、印字データに
基づいて列状に設けられた発光素子を選択発光させ、1
ラインごとに感光体に光書き込みを行い、電子写真プロ
セスにより画像を用紙に形成する装置である。
【0004】しかし、上記のような装置に用いられる発
光素子は多数個であり、しかもこれらの発光素子は駆動
に比較的大きな電流(例えば1発光素子当たり5〜15
mA)を必要とするため、通常は1ラインを複数のブロ
ツクに分けて順次駆動するか、または1個の駆動素子に
て複数の発光素子を時分割により駆動している。
【0005】図7に従来のプリントヘツドの機能ブロツ
ク図を示す。
【0006】図示の如く、プリントヘツド1は、自己集
束性ロツドレンズアレイ2と、複数の発光素子アレイが
列状に配設されてなる発光体3の発光素子アレイを駆動
する駆動部Dとから構成される。
【0007】駆動部Dは、ドライブ回路5と、ゲート回
路6と、ラツチ回路7と、シフトレジスタ8を有する1
個または複数の駆動素子(ドライバIC)10からな
る。
【0008】ここで、図8に前記駆動素子10の基本回
路構成の一例を示す。
【0009】図示の如く、定電流制限回路5は、カレン
トミラー回路と電流決定回路(図示しない)からなり、
各ビツトの電流の均一化、安定化を行う。ドライブ回路
4はソース出力タイプのトランジスタTr1〜Tr64
から成つている。また、ゲート回路6は、ラツチ回路7
の出力をSTROBE信号にてスイツチングするための
64個のAND回路から成り、ラツチ回路7とシフトレ
ジスタ8は64ビツト構成となつている。
【0010】図9は図8で示した駆動素子10を用いた
A4サイズ、300ドツト/インチ(dpi)のプリン
トヘツドの回路図である。
【0011】発光体3は64ビツトの発光素子アレイチ
ツプからなる発光素子アレイLA1〜LA40を40個
使用し、総計2560個の発光素子L1〜L2560で
構成されている。また、駆動部Dは図8で示した64ビ
ツトの駆動素子10を1個用いており、この駆動素子1
0の各出力O〜O64はそれぞれ発光素子アレイLA
1〜LA40のアノード電極に接続されており、各発光
素子アレイLA1〜LA40を1個ずつ時分割にて駆動
する。
【0012】上記のように構成された従来のプリントヘ
ツドにおける各発光素子アレイLA1〜LA40を時分
割にて駆動する方法を以下に示す。
【0013】図10は、従来のプリントヘツドの1ライ
ンの印字における駆動タイミングを示しており、まず発
光素子アレイLA1における発光素子L1〜L64に対
応した印字データをDATA IN端子よりCLOCK
信号に同期させながらシフトレジスタ8に送り込み、次
にLATCH信号にて印字データをラツチ回路7にラツ
チさせる。続いて、外部のコモンセレクト回路9のコモ
ン制御回路11により、出力トランジスタTr1をON
させ発光素子アレイLA1を発光可能な状態にする。
【0014】ここでSTROBE信号をONすると、発
光素子アレイLA1における印字に対応した発光素子L
1〜L64が発光する。このSTROBE信号をONす
ると同時に、次の発光素子アレイLA2における印字に
対応した印字データをCLOCK信号に同期させながら
シフトレジスタ8に入力し、LATCH信号にてラツチ
回路7にラツチさせる。印字に必要な時間tだけ発光素
子L65〜L128を発光させた後、STROBE信号
をOFFし発光素子の発光を停止させる。
【0015】引き続いて、前記と同様にして発光素子ア
レイLA3に対応した印字データを入力、ラツチさせ、
同時にコモンセレクト回路9の出力トランジスタTr
をONし、STROBE信号をONして発光素子アレイ
LAにおける印字データに対応した発光素子L129
〜L192を発光させる。
【0016】以上のようにして、発光素子アレイLA1
〜LA40を順次発光させ印字を行う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9のような
従来のダイナミツク駆動方式を用いたプリントヘツドに
おいては、コモン制御回路11に多数ビツトの汎用シフ
トレジスタとトランジスタアレイが複数個用いられてお
り、このシフトレジスタを含む回路基板が大きくなつて
いる。このため、プリントヘツドのコンパクト化、低価
格化に対して不利である。
【0018】本発明は、上記課題に鑑み、プリントヘツ
ドの回路構成を簡素化し、安価でコンパクトなプリント
ヘツドおよびその駆動方法の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図1,2の如く、印字ドツトに対応する
複数の発光素子L1〜L64,…,L2560からなる
発光素子アレイLA1〜LA40が複数個列状に配設さ
れ、各発光素子アレイLA1〜LA40ごとにそのカソ
ード側が共通接続されてコモン電極C1〜C20とさ
れ、複数の発光素子アレイLA1〜LA40の各発光素
子L1〜L2560を時分割に駆動する駆動部Dを備え
たプリントヘツドにおいて、前記複数の発光素子アレイ
LA1〜LA40は2つのグループG1,G2に分割さ
れ、前記駆動部Dは発光素子アレイLA1〜LA40の
各グループG1,G2を各々独立に駆動する2つの駆動
素子10a,10bからなり、前記発光素子アレイLA
1〜LA40のコモン電極C1〜C20は、両グループ
G1,G2の発光素子アレイLA1〜LA40それぞ
れ1つずつ対にして共通接続されたものである。
【0020】本発明請求項2による課題解決手段は、2
N個の発光素子アレイLA1〜LA40のうち、1〜N
番目の発光素子アレイLA1〜LA20と(N+1)〜
2N番目の発光素子アレイLA2〜LA40を別々
の駆動素子10a,10bにて駆動し、m番目(m=1
〜N)の発光素子アレイLA1〜LA20のコモン電極
C1〜C20とm+N番目の発光素子アレイLA21〜
LA40のコモン電極C1〜C20とをそれぞれ共通化
、一方の駆動素子10aにて1〜N番目の発光素子ア
レイLA1〜LA20をコモン電極C1〜C20を順次
切り換えながら時分割に駆動し、他方の駆動素子10b
にて(N+1)〜2N番目の発光素子アレイLA21〜
LA40を、そのコモン電極C1〜C20を切り換えて
時分割駆動するものである。
【0021】本発明請求項3による課題解決手段は、図
3〜6の如く、請求項1記載の駆動素子10a,10b
は、外部からのクロツク信号およびこれに同期する印字
データが入力されるシフトレジスタ8と、該シフトレジ
スタ8に入力された印字データをラツチするラツチ回路
7と、該ラツチ回路7の出力をスイツチングするゲート
回路6とを有し、前記シフトレジスタ8へのクロツク信
号から、前記ラツチ回路7に対するラツチ信号と、前記
ゲート回路6に対するストローブ信号を自動的に発生す
る駆動制御回路X1が設けられたものである。
【0022】本発明請求項4による課題解決手段は、請
求項3記載の駆動制御回路X1に、発光素子アレイLA
1〜LA20,LA21〜LA40のコモン電極C1〜
C20を順次切り換えて駆動するためのコモンセレクト
回路9が設けられたものである。
【0023】
【作用】上記請求項1,2による課題解決手段におい
て、2つのグループG1,G2に分割された発光素子ア
レイLA1〜LA20,LA21〜LA40のコモン電
極C1〜C20を、両グループG1,G2から1個ずつ
対にして共通接続し、各々のグループG1,G2の発光
素子アレイLA1〜LA20,LA21〜LA40を別
々の駆動素子10a,10bにて時分割に駆動すること
により、従来に比べてコモン電極C1〜C20の数が半
分になり、これに接続する制御回路も簡素化する。
【0024】請求項3による課題解決手段において、シ
フトレジスタ8へ送信するためのクロツク信号を駆動制
御回路X1にも入力し、このクロツク信号に基づいて、
ラツチ信号を発生させ、ラツチ回路7に出力するととも
に、ストローブ信号を発生させ、ゲート回路6に出力す
る。これにより、外部接続端子としてのラツチ端子およ
びストローブ端子を省略する。
【0025】請求項4による課題解決手段において、駆
動制御回路X1内のコモンセレクト回路9により、発光
素子アレイLA1〜LA20,LA21〜LA40のコ
モン電極C1〜C20を順次切り換えて駆動する。これ
により、外部接続端子としてのコモンセレクト端子を省
略する。
【0026】
【実施例】
(第一実施例)図1は本発明の第一実施例を示すA4サ
イズ、300dpiのプリントヘツドの回路配線図、図
2は同じくその駆動タイミング図である。図7〜10に
示した従来技術と同一機能部品については同一符号を付
している。
【0027】図示の如く、本発明のプリントヘツドは、
複数の発光素子アレイ(LEDアレイ)LA1〜LA4
0の各発光素子(LED)L1〜L2560を時分割に
駆動、すなわちダイナミツク駆動する駆動部Dを備えて
いる。
【0028】前記駆動部Dは、図1の如く、2個の駆動
素子10a,10b(ドライバIC)からなり、一方の
第一駆動素子10aの駆動出力O〜O64は発光素子
アレイLA1〜LA20の発光素子L1〜L64,L6
5〜L128,…,L1217〜L1280を時分割に
駆動し、他方の第二駆動素子10bは発光素子アレイL
A1〜LA40の発光素子L1281〜L1344,
…,L2497〜L2560を時分割に駆動するもので
ある。
【0029】該各駆動素子10a,10bは、図8に示
した従来例と基本構成を同一とされている。該駆動素子
10a,10bのDATA IN端子、LATCH端子
およびCLOCK端子は、両駆動素子10a,10bで
共通である。一方、ストローブ信号を入力する端子は駆
動素子10a,10bに各々個別にSTROBE1端
子,STROBE2端子を有する。また、各発光素子ア
レイLA1〜LA20,LA21〜LA40のカソード
側のコモン電極C1〜C20は、発光素子アレイLA1
とLA21,LA2とLA22,…,LA20とLA4
0のコモン電極が共通化されて、各々C1,C2,…,
C20とされている。該コモン電極C1〜C20は、コ
モンセレクト回路9の出力トランジスタTr1,Tr
2,…,Tr20に夫々接続されている。
【0030】なお、図1中、11は各コモン電極C1〜
C20への駆動電流を制御するコモン制御回路である。
【0031】上記構成において、図2の如く、まず、D
ATA IN端子より、発光素子アレイLA1に対応す
る64ビツトのシリアル印字データを、クロツク(CL
OCK)信号に同期させながら駆動素子10a,10b
の64ビツトシフトレジスタ8へ送り込む。続いて、ラ
ツチ(LATCH)信号を駆動素子10a,10bの6
4ビツトラツチ回路7に入力すると、前記印字データが
両駆動素子10a,10bにラツチされる。
【0032】次に、コモンセレクト回路9における出力
トランジスタTr1をONすると、両グループG1,G
2の発光素子アレイLA1およびLA21が発光可能な
状態になる。ここで、グループG1に対応する第一駆動
素子10aのストローブ信号であるSTROBE1を印
字に必要な時間tだけONすると、駆動素子10aの出
力O〜O64には発光素子アレイLA1に対応した印
字データが出力され、発光素子アレイLA1が時間tだ
け発光する。
【0033】引き続いて、発光素子アレイLA2に対応
する64ビツトのシリアル印字データをクロツク(CL
OCK)信号に同期させながら駆動素子10a,10b
の64ビツトシフトレジスタ8に送り込み、ラツチ信号
を前記ラツチ回路に入力して、前記印字データをラツ
チする。次に、出力トランジスタTr2をONし、再度
STROBE1をONすると、印字データに対応して発
光素子アレイLA2が発光する。以下、同様に駆動素子
10aを用いて順次発光素子アレイLA20まで駆動
し、発光素子アレイLA21に対応する印字データを送
り込んでラツチさせた後、再度出力トランジスタTr1
をONする。
【0034】ここで、今度はグループG2に対応する駆
動素子10bのストローブ信号であるSTROBE2を
ONすると、グループG2の発光素子アレイLA21が
印字データに対応して発光する。以下、同様に駆動素子
10bを用いてLA40まで駆動する。
【0035】このように、2個のグループG1,G2に
分割された発光素子アレイLA1〜LA20,LA21
〜LA40のコモン電極C1〜C20を、両グループG
1,G2から1個ずつ対にして共通接続し、各々のグル
ープG1,G2の発光素子アレイLA1〜LA20,L
A21〜LA40を別々の駆動素子10a,10bにて
時分割に駆動することにより、従来に比べてコモン電極
C1〜C20の数が半分にしても駆動可能となる。した
がつて、コモン電極C1〜C20に接続するコネクタを
小型化でき、制御回路を簡素化できる。
【0036】(第二実施例)図3は本発明の第二実施例
を示すプリントヘツドの回路配線図、図4は同じくその
駆動制御回路の内部を示す回路ブロツク図、図5は同じ
くその駆動タイミング図、図6は同じくその基本機能ブ
ロツク図である。
【0037】図3の如く、本実施例のプリントヘツド
は、第一実施例と同様に2個のグループG1,G2の発
光素子アレイLA1〜LA20,LA21〜LA40
を、一対の駆動素子10a,10bにて夫々独立に駆動
するものであり、各駆動素子10a,10bが図6の如
く、印字データを入力するシフトレジスタ8と、該シフ
トレジスタ8に入力された印字データをラツチするラツ
チ回路7と、該ラツチ回路のデータをスイツチングする
ゲート回路6とを有し、外部から入力するクロツク信号
に基づいて、ラツチ回路7に対するラツチ信号と、ゲー
ト回路6に対するストローブ信号とをそれぞれ自動的に
発生させる駆動制御回路X1が設けられ、前記発光素子
アレイLA1〜LA20,LA21〜LA40のコモン
電極C1〜C20は各グループG1,G2の発光素子ア
レイLA1〜LA20,LA21〜LA40のコモン電
極C1〜C20を1個ずつ対にして共通接続し、各の駆
動素子10a,10bは2個のグループG1,G2に分
割された前記複数の発光素子アレイLA1〜LA20,
LA21〜LA40のグループを独立に時分割駆動する
ものである。
【0038】前記駆動制御回路X1は、図4に示すよう
に、クロツク信号を各発光素子アレイLA1〜LA40
が有する発光素子数(64進)だけカウントする第一カ
ウンタCt1と、該第一カウンタCt1が発生させるキ
ヤリアウト信号に基づいてラツチ信号およびストローブ
信号を出力する内部ゲート回路Ga1と、前記キヤリア
ウト信号に同期して発光素子アレイLA1〜LA20,
LA21〜LA40のコモン電極C1〜C20を順次切
り換えるコモンセレクト回路9とからなる。
【0039】該コモンセレクト回路9は、前記第一カウ
ンタCt1が発生させるキヤリアウト信号を発光素子ア
レイLA1〜LA20またはLA21〜LA40の数に
応じた数(20進あるいは20+1進)だけカウントす
る第二カウンタCt2と、前記各発光素子アレイLA1
〜LA20またはLA21〜LA40のコモン電極C1
〜C20を順次切り換えるための出力トランジスタTr
1〜Tr20と、前記第二カウンタCt2の出力をデコ
ードして前記出力トランジスタTr1〜Tr20を順次
ONさせるデコーダDcとから構成されている。その他
の構成は、第一実施例と同様である。
【0040】次に、図5にて本実施例のプリントヘツド
における1ライン分の印字動作について説明する。
【0041】まず、DATA IN端子より第一番目の
発光素子アレイLA1に対応する64ビツトのシリアル
印字データをクロツク(CLOCK)信号に同期させな
がら駆動素子10a,10bの64ビツトシフトレジス
タ8へ送り込むとともに、駆動制御回路X1の64進の
第一カウンタCt1に該クロツク信号を送り込む。第一
カウンタCt1はキヤリアウトの信号を内部ゲート回路
Ga1に送り込み、内部ゲート回路Ga1はキヤリアウ
ト信号に同期させてラツチ信号をラツチ回路7に出力す
る。以上の経過を経て、前記64ビツトの印字データが
駆動素子10a,10bの64ビツトラツチ回路7にラ
ツチされる。
【0042】一方、第一カウンタCt1からのキヤリア
ウト信号を受け取つた第二カウンタCt2は1つだけカ
ウントアツプする。そして、このカウンタ出力をデコー
ダDcに出力すると、デコーダDcは、まず第一番目の
トランジスタTr1をONし、これに対応する発光素子
アレイLA1およびLA21が発光可能な状態になる。
ここで、内部ゲート回路Ga1は第一駆動素子10aに
対してのストローブ信号であるSTROBE1を印字に
必要な時間tだけONすると、第一駆動素子10aの出
力O〜O64には発光素子アレイLA1に対応した印
字データが出力され、発光素子アレイLA1が時間tだ
け発光することになる。ここでこのストローブパルス幅
tはストローブカウンタ(図示しない)がクロツク信号
をカウントすることによつて決定している。
【0043】引き続いて、第二番目の発光素子アレイL
A2に対応した64ビツトの印字データをクロツク(C
LOCK)信号に同期させながら駆動素子10a,10
bの64ビツトシフトレジスタ8に送り込むと、前述の
動作と同様にラツチ信号が発生するため、駆動素子10
a,10bのラツチ回路7に、前記64ビツトの印字デ
ータがラツチされる。また、第二カウンタCt2はさら
にもう1つのカウントアツプをなうため、デコーダD
cは出力トランジスタTr2をONし、再度内部ゲート
回路Ga1がSTROBE1をONすると、印字データ
に対応して発光素子アレイLA2が発光する。以下、同
様に第一駆動素子10aにより順次発光素子アレイLA
20まで駆動し、発光素子アレイLA21に対応する印
字データを送り込むと、前記と同様に駆動素子10a,
10bのラツチ回路にこの印字データをラツチさせ、
一方前記第二カウンタCt2は20進カウンタとして動
作するため、再度出力トランジスタTr1をONする。
このとき、第二カウンタCt2は内部ゲート回路Ga1
に対してストローブ切換信号を出力するため、今度は第
二駆動素子10bのストローブ信号であるSTROBE
2がONし、発光素子アレイLA21が印字データに対
応して発光する。以下、同様に第二駆動素子10bによ
つて発光素子アレイLA22〜LA40が印字データに
したがつて発光し、1ライン分の印字動作を終了する。
【0044】なお、図5において、最後の発光素子アレ
イLA40に対応した印字データを入力した後、さらに
64クロツク入力しているのは、発光素子アレイLA4
0に対してのストローブ信号のパルス幅とトランジスタ
Tr40のON時間を決定するためである。したがつ
て、第二カウンタCt2はこのとき21進カウンタとし
て動作している。
【0045】このように、第一実施例と同様の発光素子
アレイのコモン電極数が従来の半分であるダイナミツク
駆動方式のプリントヘツドにおいて、印字データとクロ
ツク信号を入力するだけで、印字データのラツチと、ス
トローブ信号による発光素子アレイの発光と、発光素子
アレイのコモン電極の切り換えを自動的に行うことがで
きる。
【0046】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0047】例えば、上記実施例では、各発光素子アレ
イ中の発光素子を2個のグループに分割していたが、3
個以上のグループに分割してもよい。
【0048】また、上記実施例においてはA4サイズ、
300dpiのプリントヘツドについて説明したが、こ
の発明はそれに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1,2によれば、発光素子アレイを2つのグループ
に分けて、コモン電極を各グループから1つずつ対にし
て共通接続し、各グループの発光素子アレイを別々の駆
動素子にて駆動することにより、コモン電極配線数が従
来の半分ですむことになる。したがつて、コモンセレク
ト回路の出力トランジスタの数も半分となり、コンパク
トで安価なプリントヘツドを提供することができる。
【0050】本発明請求項3によれば、印字データとク
ロツク信号を入力するだけで、印字データのラツチと、
ストローブ信号による発光素子アレイの発光とを自動的
に行い得、外部接続端子としてのラツチ端子およびスト
ローブ端子を省略でき、コネクタの小型化および外部制
御回路の簡素化を図り得る。
【0051】本発明請求項4によれば、プリントヘツド
の内部で、発光素子アレイのコモン電極の切り換えを自
動的に行い得、外部接続端子としてのコモンセレクト端
子を省略できるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例を示すプリントヘツ
ドの回路配線図である。
【図2】図2は同じくその駆動タイミング図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例を示すプリントヘツ
ドの回路配線図である。
【図4】図4は同じくその駆動制御回路の内部を示す回
路ブロツク図である。
【図5】図5は同じくその駆動タイミング図である。
【図6】図6は同じくその基本機能ブロツク図である。
【図7】図7は従来のプリントヘツドの基本機能ブロツ
ク図である。
【図8】図8は同じく駆動素子の内部回路配線図であ
る。
【図9】図9は同じくプリントヘツドの回路配線図であ
る。
【図10】図10は従来例における駆動タイミング図で
ある。
【符号の説明】
L1〜L2560 発光素子 LA1〜LA40 発光素子アレイ C1〜C20 コモン電極 D 駆動部 X1 駆動制御回路 6 ゲート回路 7 ラツチ回路 8 シフトレジスタ 9 コモンセレクト回路 10a,10b 駆動素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−235660(JP,A) 特開 昭51−84649(JP,A) 特開 昭61−234652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/335 B41J 2/44 B41J 2/45 B41J 2/455 G03G 15/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ドツトに対応する複数の発光素子か
    らなる発光素子アレイが複数個列状に配設され、各発光
    素子アレイごとにそのカソード側が共通接続されてコモ
    ン電極とされ、複数の発光素子アレイの各発光素子を時
    分割に駆動する駆動部を備えたプリントヘツドにおい
    て、前記複数の発光素子アレイは、2つのグループに分
    割され、前記駆動部は、発光素子アレイの各グループを
    各々独立に駆動する2つの駆動素子からなり、前記発光
    素子アレイのコモン電極は、両グループの発光素子アレ
    イをそれぞれ1つずつ対にして共通接続されたことを特
    徴とするプリントヘツド。
  2. 【請求項2】 2N個の発光素子アレイのうち、1〜N
    番目の発光素子アレイと(N+1)〜2N番目の発光素
    子アレイを別々の駆動素子にて駆動し、m番目(m=
    1〜N)の発光素子アレイのコモン電極とm+N番目の
    発光素子アレイのコモン電極とをそれぞれ共通化し、一
    方の駆動素子にて1〜N番目の発光素子アレイを、その
    コモン電極を順次切り換えながら時分割に駆動し、他方
    の駆動素子にて(N+1)〜2N番目の発光素子アレイ
    を、そのコモン電極を切り換えて時分割駆動することを
    特徴とするプリントヘツドの駆動方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の駆動素子は、外部からの
    クロツク信号およびこれに同期する印字データが入力さ
    れるシフトレジスタと、該シフトレジスタに入力された
    印字データをラツチするラツチ回路と、該ラツチ回路の
    出力をスイツチングするゲート回路とを有し、前記シフ
    トレジスタへのクロツク信号から、前記ラツチ回路に対
    するラツチ信号と、前記ゲート回路に対するストローブ
    信号を自動的に発生する駆動制御回路が設けられたこ
    とを特徴とするプリントヘツド。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の駆動制御回路に、発光素
    子アレイのコモン電極を順次切り換えて駆動するための
    コモンセレクト回路が設けられたことを特徴とするプリ
    ントヘツド。
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