JP3058251B2 - 照明光学装置 - Google Patents

照明光学装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から発した光
を導光用ファイバーへ効率良く入射させることを目的と
する照明光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている照明光学装置を
図21に示す。この照明光学装置においては、光源1か
ら発せられた光のうち、導光用ファイバー3に直接入射
するわずかな光以外の大部分の光を楕円鏡2で反射集光
させ、焦点位置にある導光用ファイバー3の入射端面3
aに入射させている。なお、楕円鏡2の代わりに、放物
面、球面、円錐面あるいは高次曲面などから成る凹面鏡
も用いられている。
【0003】この照明光学装置を内視鏡に用いる場合
は、暗い体腔内を観察するため、照明光学装置は、かな
りの明るさを提供する必要がある。特に、細い内視鏡へ
のニーズが高まっているが、細い内視鏡に対しては、光
源の明るさが追従しておらず、この点からも明るさの向
上が求められている。
【0004】こうしたことから、内視鏡等に利用される
照明光学装置としては、光源から放射される光線をなる
べく多くし(高集光効率)、且つ、なるべく小さい範囲
に集光すること(小集光径)が要求される。明るさを向
上させるため、発光長が短く、輝度の高いキセノンラン
プ等を光源とした場合については、実用的な照明光学装
置が提案されている。前記した発光長は、放電ランプの
アノードとカソードの間に形成される発光領域やフィラ
メントランプの発光部など空間的に奥行きをもった光源
の長手方向の大きさを意味し、以下同様な意味で用いて
いくことにする。
【0005】例えば、図22に示すように、光源1と導
光用ファイバー3との間において、楕円鏡2に対向して
反射鏡4を設け、楕円鏡2の開口縁2aと導光用ファイ
バー3の入射端面3aとの間において拡散するはずの光
を反射させて再び光源1に戻すことにより、結果的に集
光効率を上げた照明光学装置や、図23に示すように、
光源1と導光用ファイバー3との間に集光レンズ5を配
置し、光源1の、導光用ファイバー入射端面3aへの投
影倍率を小さくすることにより、集光効率を上げた照明
光学装置などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発光長
が短く高輝度のキセノンランプはそれ自体が高価であ
り、一般的に消費電力も高いものが使用されており、ラ
ンプを点灯させるための電源及び冷却装置等も高価且つ
大型であるため、キセノンランプを用いた照明光学装置
が高価且つ大型となってしまうといった問題があった。
それに対し、発光長は4〜7mm程度と大きいが、ランプ
自体が低価格、低電力のメタルハライドランプやハロゲ
ンランプ等を照明光学装置に用いた場合は、ランプが低
電力であり、ランプを点灯させるための電源及び冷却装
置等は、安価で小型に出来るため、安価且つ小型の照明
光学装置を提供することができる。このような理由か
ら、現在、メタルハライドランプやハロゲンランプ等が
改めて見直されている。
【0007】ところで、前述した従来から提案されてい
る照明光学装置は、光源として発光長が短いため、輝点
径が比較的小さく、点光源に近い(又、輝度も高い)キ
セノンランプなどを用いる場合には有効であるが、光源
の発光長が大きい場合には、以下に述べる理由により、
有効ではない。まず、光源が点光源の場合を考えると、
図21に示すように、楕円鏡の第1焦点F1 にある点光
源1を発した光線は、すべて第2焦点F2 に集光する。
図22に示す如く、楕円鏡の第1焦点F1 に曲率中心を
持つ反射鏡4を楕円鏡2に対向して設けると、光源1を
発し反射鏡4で反射した光線は光源位置に集光し、その
後、楕円鏡2によって楕円鏡2の第2焦点F2 に集光す
る。したがって、光源1から放射される光のうち楕円鏡
2、反射鏡4で取り込める光は全て楕円鏡2の第2焦点
2 に集光させることができる。また、図23に示す如
く、楕円鏡2と導光用ファイバー3の間に集光レンズ5
を配置すると、光線は一様に集光し、集光密度が上がる
とともに、ほぼ一点に集光させることができる。以上の
ことから、従来から提案されている照明光学装置は、光
源1として発光長が短く、点光源に近いランプを用いる
場合には、光源1を発する大部分の光線を小さな領域に
集光させることができ、有効であることがわかる。
【0008】次に、光源が光軸方向に比較的大きな発光
長を持つ場合を考える。図24のように、光源は、点光
源の集合体と考えられるから、光軸上に光源を配置した
ときの集光原理を考えるにあたって、光軸方向に大きさ
を持つ光源の中心を楕円鏡の第1焦点に配置したときを
考える。光軸方向に大きさを持つ光源の代表として、図
24の如く、3つの点光源a,b,cについて考える
と、第1焦点F1 にある点光源bより発した光線は,楕
円鏡2により第2焦点F2 へ集光され、第1焦点F1
りも導光用ファイバー3寄りの点光源cより発した光線
は,光軸の下方へ、第1焦点F1 より楕円鏡2寄りの点
光源aより発した光線は,光軸の上方へ、それぞれ第2
焦点F2 の前後に大きな隔たりを持って集光される。こ
のとき、光軸方向に大きさを持つ光源の楕円鏡2による
投影像は、光軸に対して傾いている。又、第2焦点F2
を含んだ断面でみると、かなり広がった集光円を持つ。
【0009】さらに、第1焦点F1 から離れた位置にあ
る点光源から発した光線ほど第2焦点F2 から遠い位置
に集光する。その結果、第1焦点F1 のごく近傍に位置
する点光源から発する光線しか、第2焦点F2 付近に配
置した比較的細いファイバーに入射させることができな
い。しかも、光源を形成する両端の電極付近(第1焦点
1 から遠く隔たった領域に相当)にピーク分布がある
場合(メタルハライドランプ等)は、全く集光効率が悪
くなることがわかる。
【0010】そこで、光源が光軸方向に比較的大きな発
光長を持つ場合に、図25に示す如く、従来から提案さ
れているように、楕円の第1焦点F1 に曲率中心を持つ
反射鏡を楕円鏡に対向して設けた場合を考える。光源の
中心が楕円の第1焦点F1 に一致するように光源を配置
するとする。上述したが、光軸方向に大きさを持つ光源
においては楕円の第1焦点F1 近傍から発した光線のみ
しか、楕円鏡2で反射した後、導光用ファイバー3に有
効に入射出来ない。一方、楕円鏡2の開口縁2aと導光
用ファイバー3の入射端面3aの間へ拡張する光線にお
いても、点aを発した光線は点cに、点cを発した光線
は点aに、それぞれ反射鏡4により集光され、反射鏡4
により第1焦点F1 付近に集光される光線は、光源のう
ち第1焦点F1 近傍を発した光線に限られる。その結
果、反射鏡4を用いた場合も、光軸方向に大きさを持つ
光源のうち、第1焦点F1 近傍から発する光線のみし
か、小さな領域に集光させられないという問題があっ
た。
【0011】又、光源の発光長が大きい場合に、図26
に示す如く、従来から提案されているように、光源の投
影像を縮小し、導光用ファイバー3へ入射する光量を増
加させるべく、楕円鏡2と導光用ファイバー3の間に集
光レンズ5を配置した場合を考える。上述した如く、光
源の楕円鏡2による投影像が光軸に対して傾いてしまう
ため、集光レンズ5により一様に光線を集光させること
が出来ず、光源の投影像を縮小させることが出来ない。
その結果、導光用ファイバー3へ入射出来る光線は、結
局、光源のうち第1焦点F1 近傍から発した光線に限ら
れるため、集光レンズ5を入れることによる効果は大し
て得られないという問題があった。
【0012】光源からの光を導光用ファイバー3へ入射
させる照明光学装置において、光源として発光長が長い
メタルハライドランプやハロゲンランプ等を用いる場合
は、光源の輝度自体が低いため、光源の各領域からの光
線を無駄にすることなく、小さな領域に集光させる必要
がある。しかしながら、従来から提案されている照明光
学装置において発光長の長い光源を用いると、上述した
ように、光源のうち楕円の第1焦点F1 付近から発する
光線のみしか小さな領域に集光できず、多くの光量を導
光用ファイバー3に入射させられない。長い発光長を有
する光源を有効に用いるためには、その光源に最適な形
状および構成の照明光学装置が必要である。
【0013】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、輝度が低く、比較的長い発光長を有する光源
を用いる場合に、光源の各領域からの光線をできる限り
無駄にすることなく、小さな有効径を有する導光用ファ
イバーへ効率良く入射させることが可能な、安価で小型
の照明光学装置を提供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による照明光学装置は、光源と該光源の背後
に設けられた楕円鏡により構成された照明光学系を備
え、該照明光学系の光軸方向に対して大きさを有する発
光部を前記光源が有し、導光用ファイバーへ照明光を入
射させる照明光学装置において、前記光源の発光部の中
心が前記楕円鏡の第1焦点又はその近傍に設けられ、か
つ、前記導光用ファイバーの端面が前記楕円鏡の第2焦
点又はその近傍に設けられており、前記楕円鏡は、前記
発光部の投影像を光軸に対して垂直、又はほぼ垂直とな
るように形成させる形状を有していることを特徴として
いる。また、本発明による照明光学装置は、Xを前記光
源の光軸方向の大きさ、φを前記楕円鏡の開口径、Fを
前記楕円鏡の焦点距離(前記楕円鏡の長径/2=α、前
記楕円鏡の短径/2=βとするとF=β2/(2α))
としたとき、前記楕円鏡が、1.9<F/X<5.5及
び0.19<F/φ<0.30を満足することを特徴と
している。
【0015】
【発明の実施の形態】先ず、本発明による照明光学装置
について作用の面から説明する。上記本発明の特徴は、
集光鏡の焦点から光軸方向に隔たった位置にある点が、
集光鏡の焦点と集光点とを結ぶ反射光路上に存在しない
のに対し、光軸に垂直な方向に隔たった位置にある点
は、上記反射光路上に存在しているため、集光鏡の焦点
から光軸に垂直な方向に隔たった位置から発する光線の
方が導光用ファイバーの入射端面付近での集光性が良い
ので、発光部を発光部の光軸成分よりも垂直成分の方が
大きくなるように設けることによって、発光部のうち焦
点近傍を発し導光用ファイバーに入射する光線に加え、
発光部の他領域から発する光線も導光用ファイバーに入
射できるようになり、導光用ファイバーへの入射光量が
増加する。
【0016】また、上記本発明の特徴は、集光鏡による
光源の像が光軸に対して垂直、又は垂直に近くなるよう
に、集光鏡の形状を決定することにより、導光用ファイ
バーの入射端面付近での集光密度が上がり、光源のうち
焦点付近を発し、導光用ファイバーに入射する光線に加
え、光源の他領域から発する光線も導光用ファイバーに
入射できるようになり、導光用ファイバーへの入射光量
が増加する。更に、前記集光鏡に対向して、焦点付近に
曲率中心を有する反射鏡を設けたときの反射鏡による効
果は増加する。更に、上述の如く、光源の各点を発した
光線がほぼ光軸に垂直な同一平面上に集光しているた
め、前記集光鏡と導光用ファイバーの入射端の間に集光
レンズを設けると、光源の各点から発した光線を狭い領
域に一様に集光させることができるようになり、集光レ
ンズによる効果も増加する。
【0017】次に、本発明による照明光学装置について
の実施例を、図面を参照して詳しく説明する。第1実施例 図1乃至図6は、本発明による照明光学装置の第1実施
例を示す説明図である。図から明らかなように、本願発
明においても照明光学装置は、主に発光部と、比較的短
い焦点距離を有する楕円鏡2と、導光用ファイバー3
と、から構成されている。
【0018】従来の照明光学装置である、発光部のうち
楕円鏡2の第1焦点F1 から光軸方向に隔たった2つの
点a,cから発する光線の、第2焦点F2 付近での集光
の様子を示した図24では、導光用ファイバー3の入射
端面3aは、楕円鏡2の第2焦点F2 にほぼ一致させて
ある。しかしながら、前記2点は、第1焦点F1 を発し
楕円鏡2で反射したのち、第2焦点F2 に到達する光路
(以下、反射光路と称す)を大きくはずれているため、
前記2点から発した光線は第2焦点F2 に到達すること
ができない。そのため、第1焦点F1 よりも導光用ファ
イバー3寄りに隔たった点cから発した光線は光軸より
下方に、第1焦点F1 よりも楕円鏡2寄りに隔たった点
aから発した光線は光軸より上方に、それぞれ光軸を挟
んで第2焦点F2 の前後に大きな隔たりを持って集光す
る。その結果、導光用ファイバー3に入射できる光線
は、発光部のうち第1焦点F1 付近を発する光線に限ら
れる。
【0019】それに対し、図1は、発光部のうち、楕円
鏡2の第1焦点F1 から光軸に垂直な方向に隔たった2
つの点a,cから発する光線の、第2焦点F2 付近での
集光の様子を示したものである。第1焦点F1 から光軸
に垂直な方向に隔たった2点は、第1焦点F1 と第2焦
点F2 を結ぶ上述した反射光路上に載っているため、前
記2点を各々発して前記反射光路を通る2つの光線は、
必ず第2焦点F2 に到達する。そのため、前記2点を各
々発する、広がりを有する他の光線も、第1焦点F1
第2焦点F2 とを結ぶ反射光路から大きくはずれること
がなく、第2焦点F2 近傍に到達することになり、集光
性が良い。その結果、発光部のうち第1焦点F1 付近を
発し、導光用ファイバー3に入射できる光線に加え、発
光部の他領域から発する光線も導光用ファイバー3に入
射できるようになる。
【0020】上記理由により、発光部を発光部の光軸成
分よりも垂直成分が大きくなるように設けることによ
り、発光部の各領域からの光線を無駄にすることなく導
光用ファイバー3に取り込めるようになる。上記実施例
は、発光部として発光部を形成する両端の電極付近にピ
ーク分布を持つようなメタルハライドランプを用いる場
合は、発光部のうち輝度の高い部分から発する光線を多
く取り込めるようになるため、導光用ファイバー3へ入
射できる光量が大幅に増加する。
【0021】又、発光部を発光部の光軸成分よりも垂直
成分が大きくなるように配置する具体的な方法として
は、発光部を発光部の長手方向が光軸に対して45°以
上傾くように配置する方法や、発光部の長手方向が光軸
に対して垂直となるように配置する方法等が考えられ
る。ところで、発光部をその長手方向が光軸に対して4
5°以上傾くように配置する場合は、発光部をその長手
方向が光軸に対して垂直となるように配置する場合より
も、発光部の光軸成分が大きいため、第1焦点F1と第
2焦点F2 を結ぶ反射光路から大きくはずれる光線が多
くなり、集光性が若干悪くなる。しかしながら、上記の
如く、発光部を光軸に対して、45°以上傾ける場合
は、従来のように発光部をその長手方向が光軸方向に一
致するように配置する場合よりも、発光部の垂直成分が
大きいため、比較的径の大きい導光用ファイバーに対し
てなら集光効率を良くできる。
【0022】次に、図2乃至図5に示したシミュレーシ
ョンの結果を用いて、上記実施例の効果を具体的に示
す。簡単なために、発光部から導光用ファイバー入射端
面までを、反射鏡の光軸より上半分についてシミュレー
ションし、発光部としては発光部の長手方向に存在する
3つの点光源を代表させることにする。又、シミュレー
ション条件を以下の乃至に示す。
【0023】 反射鏡は、楕円鏡(長径80mm,短径
46mm,有効口径46mm)を光軸に対して軸対称となる
ように配置する。 導光用ファイバーの入射端面は、
楕円鏡の第2焦点F2 付近において光軸と垂直に配置す
る。 発光部の大きさ(例えばアークギャップ)は4
mmであり、発光部の中点と第1焦点F1 が重なってい
る。発光部を代表する点光源は、光軸方向をX方向とし
て、それぞれ(X,Y)で示す。この場合、1つの点光
源が位置する楕円鏡の第1焦点F1 の座標を(0,0)
とすると、第1焦点F1 を挟んで発光部両端の2つの点
光源は次の位置をとるものとする。
【0024】図2:(−2,0)(2,0) 図3:(−1,−√3)(1,√3) 図4:(−1,√3)(1,−√3) 図5:(0,2)(0,−2)
【0025】図2は、従来の如く、発光部の長手方向が
光軸と同一の向きとなるように発光部を配置したとき
に、前記の座標点から発した光が楕円鏡で反射して導光
用ファイバー端面へ集光するまでを光線追跡したときの
上半分のみを示す例であり、この配置では楕円鏡により
大きなNAの光を拾えるため、太い導光用ファイバーで
あれば集光効率は良いが、比較的細い導光用ファイバー
の場合は、導光用ファイバーに入射できる光線は、ほぼ
楕円の第1焦点F1 を発した光線に限られてしまい、集
光効率が著しく悪い。一方、図3及び図4は、発光部を
発光部の長手方向が光軸に対してそれぞれ+60°(反
時計方向),−60°(時計方向)傾くように配置した
ときの上半分の光線追跡図である。図3,図4の場合の
下半分の光線追跡図は、夫々図4,図3の光線追跡図を
横軸中心に下側に回転移動したものに相当していて、図
3の発光部を有する場合の上下完全な光線追跡図は、上
半分の光線追跡図である図3と、図4を横軸中心に下側
に回転移動した光線追跡図とを合成した図により得ら
れ、同様に図4の発光部を有する場合の上下完全な光線
追跡図は、上半分の光線追跡図である図4と、図3を横
軸中心に下半分に回転移動した光線追跡図とを合成した
図により得られる。
【0026】この例では、従来に比べて発光部の各領域
からの光線が比較的集束し、発光部のうち第1焦点F1
以外の位置から発した光線も導光用ファイバーへ入射で
きるようになり、集光効率が上がる。さらに、図5は、
発光部を発光部の長手方向が光軸に対して垂直となるよ
うに配置した例であり、発光部の垂直成分が最大となる
場合である。この例では、発光部の各領域から発した光
線がかなり狭い領域に集束し、発光部の各領域からの光
線を導光用ファイバーへ取り込めるため、集光効率が最
も良い。
【0027】図6は、図2乃至図5夫々の場合について
の、導光用ファイバー入射端径Mと導光用ファイバーへ
の入射光量Nとの関係を示すグラフである。縦軸を導光
用ファイバーへの入射光量N、横軸を導光用ファイバー
入射端径Mとしたとき、実線は図2の場合を、一点鎖線
は図3及び図4の場合を、点線は図5の場合を夫々表し
ている。これによると、図2の場合は、集光径が大きい
ため、導光用ファイバーの入射端径Mが大きくなるにつ
れ入射光量Nも増加していく。それに対し、本発明の発
光部を光軸に対して傾けて配置した図3及び図4の場合
や発光部を垂直に配置した図5の場合は、集光密度が高
く集光径が小さいため、細い入射端径では、図2の場合
よりも入射光量が多いが、ある程度の入射端径で飽和し
はじめる。本発明は、細い導光用ファイバーを用いる場
合に有効であることがわかる。
【0028】第2実施例 図7(a)及び(b)は、本発明による照明光学装置の
第2実施例を示す説明図である。発光部を発光部の光軸
成分よりも垂直成分が大きくなるように配置するとき、
発光部が発光部を形成する両端の電極付近にピークを持
つようなメタルハライドランプ等である場合は、以下に
述べる例も有効である。図7(a)のように、発光部を
その長手方向が光軸1Aに対して垂直となるように配置
し、発光部の2つのピーク部分がそれぞれ2つの楕円鏡
の各々の第1焦点位置F1 ,F1 ’あるいはその近傍に
置かれ、かつ、2つの楕円鏡の第2焦点F2 ,F2 ’が
一致するように2つの楕円鏡が合成されていても良い。
この例では、発光部の2つのピーク部分の各々が、2つ
の楕円鏡の各々の点光源として存在し得るため、周知の
ように共通な第2焦点位置やその近傍に、発光部のピー
ク部分の投影像がほぼ点状に結像される。さらに、発光
部のうちピーク部分以外の部分も光軸2A,3Aに対し
て垂直に近く配置されているため、第1実施例で述べた
如く、発光部のピーク部分以外の部分から発した光線も
集光性が良い。
【0029】その結果、上記実施例は、かなり細い導光
用ファイバーに光線を入射させる場合に特に有効である
ことがわかる。この実施例において、発光部をその長手
方向が光軸1Aに対して垂直となるように配置できない
場合でも図7(b)に示す如く、発光部をその長手方向
が光軸2A,3Aに対して45°以上傾くように配置
し、かつ発光部のピーク部分をそれぞれ第1焦点とし、
共通の第2焦点を持つ楕円鏡を配置すれば、同様の効果
が得られる。
【0030】第3実施例 図8乃至図18は、本発明による照明光学装置の第3実
施例を示す説明図である。この実施例では、照明光学装
置は、主に楕円鏡2と、光軸方向に大きさを有し楕円鏡
2の第1焦点F1 に中心を持つ発光部と、楕円鏡2の第
2焦点位置やその近傍に入射端面3aが位置する導光用
ファイバー3と、から構成されている。発光部は、その
長手方向が光軸方向と一致するように配置されている。
以下、簡単のため、上記発光部のうち光軸上にある部分
のみを発光部と表記することにする。
【0031】上記楕円鏡2が以下の条件式(1) , (2)を
満足する形状を有するものであれば、図8に示す如く、
発光部は楕円鏡2により所定の倍率で投影され、かつ、
その投影像jは光軸に対して垂直、あるいは、ほぼ垂直
となる。その結果、第2焦点F2 付近での集光性が断然
良く、発光部のうち第1焦点F1 近傍を発し導光用ファ
イバーに入射する光線に加え、発光部の他領域から発す
る光線も導光用ファイバーに入射できるようになり、導
光用ファイバーへの入射光量が増加する。
【0032】そこで条件式を以下に示す。楕円鏡2にお
いて、楕円の長径/2=α,短径/2=βとした時、楕
円鏡2の近軸的な焦点距離FはF=β2 /(2α)で求
められ、楕円鏡2の開口径をφ、発光部の光軸方向の長
さをXとすると、 1.0<F/X<5.5‥‥‥‥‥(1) かつ、 0.19<F/φ<0.30‥‥‥(2)
【0033】次に上記の条件式(1) ,(2) の技術的意味
について説明する。条件式(1) は、発光部の光軸方向の
長さに応じて、発光部の楕円鏡2による投影像jが光軸
に対して垂直、あるいは、ほぼ垂直となるように楕円鏡
2の焦点距離の範囲を確保するためのものである。一般
に楕円鏡の異なる部分から異なる曲率が得られ、楕円鏡
2の第1焦点F1 をはずれた点から発した光線は、その
影響を受けて、光軸の上下かつ第2焦点F2 の前後へ、
遠く隔たって集光する。又、発光部の光軸方向の長さX
を固定したとき、条件式(1) の下限値1.0を越えて焦
点距離Fが小さくなりすぎると、楕円鏡の異なる部分で
の曲率の差が大きくなり、第1焦点F1 をはずれた点か
ら発した光線は、第2焦点F2 からずれた位置に集光
し、図9に示すように発光部の投影像jが光軸に対して
右上がりに傾いてしまう。その結果、導光用ファイバー
へ入射できる光線は、発光部の一部を発した光線に限ら
れ導光用ファイバーへの入射光量が少なくなってしま
う。又、上限値5.5を越えて焦点距離Fが大きくなり
すぎても、楕円鏡の異なる部分での曲率の差が大きくな
り、図10に示すように発光部の投影像jが光軸に対し
て左上がりに傾いてしまい、本発明の課題を実現するこ
とができない。
【0034】一方、条件式(2) は、条件式(1) で決定さ
れた焦点距離を有する楕円鏡に対して、最適な楕円鏡の
有効口径を確保するためのものである。前述の条件式
(1) で決定された楕円鏡の焦点距離Fに対して、条件式
(2) の下限値0.19を越えて楕円鏡の有効口径φが大
きくなりすぎると、実質的に導光用ファイバーに入射し
ない光線を反射させる楕円鏡の領域が追加されるだけ
で、導光用ファイバーに入射する光量は増加せず、装置
自体が大型になってしまう。又、条件式(2) の上限値
0.30(より好ましくは0.25)を越えて楕円鏡の
有効口径φが小さくなりすぎると、実質的に導光用ファ
イバーに入射するように光線を反射させる楕円鏡の領域
が削られてしまい、導光用ファイバーに入射する光量が
減ってしまう。
【0035】以上のように、光軸方向にある大きさを有
する発光部に対して、条件式(1) を満足するように楕円
鏡の焦点距離を決定し、その決定された焦点距離を持つ
楕円鏡に対して条件式(2) で明るさと大きさがともに最
適となる有効口径を決定することにより、発光部のうち
第1焦点F1 近傍を発し導光用ファイバーに入射する光
線に加え、発光部の他領域から発する光線も導光用ファ
イバーに効率良く入射できるようになり、導光用ファイ
バーに入射する光量が増加する。
【0036】次に、本発明の装置における前記X,α,
β,φ,及びFについての数値例を示す。数値例1乃至
4について、光線の集光の様子を楕円鏡の上半分につい
て光線追跡したものを図11乃至図14に示す。発光部
としては、発光部のうち光軸上に存在する3つの点光源
を代表させることにする。又、シミュレーション条件を
以下の表に示す。さらに発光部を代表する点光源は、光
軸方向をX方向として、それぞれ(X,Y)で示す。こ
のとき、1つの点光源が位置する楕円鏡の第1焦点F1
の座標を(0,0)とする。第1焦点F1 を挟んで発光
部両端の2つの点光源の位置はそれぞれ(−2,0),
(2,0)とする。
【0037】
【0038】又、図15は、上記数値例2の楕円鏡に対
向して、さらに第1焦点F1 付近に曲率中心を有する反
射鏡(曲率半径R =29mm, 有効口径φ1 =52mm, φ2 =
27mm)を設けたときの、楕円鏡の開口縁と導光用ファイ
バーの入射端の間へ拡散する光線の集光の様子を示した
ものである。ここでは、発光部を3点a,b,cで代表
させており、点bは第1焦点位置F1 に配置され、点a
は点bより楕円鏡寄りへ、点cは点bより導光用ファイ
バー寄りに配置されている。楕円鏡2の開口縁と導光用
ファイバーの入射端面3aの間へ拡散する光線のうち、
楕円鏡2の第1焦点位置にある点bを発した光線は、反
射鏡4で再び点bに集光される。又、点aを発した光線
は点cへ、点cを発した光線は点aへ、それぞれ集光さ
れる。このように発光部は反射鏡4により等倍で光軸上
に投影され、その投影像は楕円鏡2により光軸にほぼ垂
直に投影される。このとき、楕円鏡2の開口縁と導光用
ファイバーの入射端面3aの間へ拡散する光線のほとん
どを、導光用ファイバーへ入射させることが可能である
ため、反射鏡4を加えたときの効果が大きくなる。この
結果、前記数値例1の楕円鏡2と反射鏡4とを組み合わ
せることで、発光部を発する光線のほとんどを導光用フ
ァイバーに取り込むことができるようになる。
【0039】又、図15において、楕円鏡の第1焦点F
1 に曲率中心を持つ反射鏡4を設ける代わりに、図16
に示すように第1焦点F1 に焦点を持つ放物面鏡4’を
設けても良い。この配置によれば、発光部の点a,cを
発する光線のうち、点bと放物面鏡4’の頂点Dを結ぶ
線に平行な光線は、放物面鏡4’により点bに集光さ
れ、点a,cを発するそれ以外の光線も、平行な光線に
付随して点b付近に集光される。そのため、発光部が発
光部を形成する面端の電極付近にピーク分布を持つメタ
ルハライドランプ等である場合には、発光部に放物面鏡
4’による反射光を重ね合わせることにより、発光部の
強度分布は図17に示すように、点b付近にピークを持
つ比較的平らな分布となる。尚、この図では、縦軸に光
の強度P、横軸に光軸方向の距離Xを示している。こう
して形成された発光部の楕円鏡による投影像は光軸に対
してほぼ垂直となり、集光性が良いが、それに加えて第
1焦点F1 を発した多くの光線が第2焦点F2 付近に集
光するため、上記放物面鏡4’を用いた場合には、かな
り細い導光用ファイバーでも光線を効率良く入射させる
ことができる。
【0040】又、図18は、数値例1に示した楕円鏡と
導光用ファイバーの入射端面の間に集光レンズ5を設け
たときの光線の集光の様子を示したものである。図11
に数値例1の光線追跡結果を示したが、図11の楕円鏡
を用いた場合は、発光部の楕円鏡による投影像が光軸に
対してほぼ垂直となるため、集光レンズ5を設けること
で、図18の如く発光部の各点から発した光線を狭い領
域に一様に集光させることができる。このように、楕円
鏡による発光部の投影像が光軸に対してほぼ垂直である
と、集光レンズ5を加えたときの効果が大きくなる。こ
の結果、発光部の各領域から発する光線の多くを導光用
ファイバーへ入射させることができるようになる。
【0041】第4実施例 図19乃至図20は、本発明による照明光学装置の第4
実施例を示す説明図である。楕円鏡として、第3実施例
で述べたような、楕円鏡による発光部の投影像が光軸に
対して垂直、あるいは、ほぼ垂直となるような形状を有
する楕円鏡を用いるとき、発光部が発光部を形成する両
端の電極付近にピーク分布を持つようなメタルハライド
ランプ等である場合は、以下に述べる例も有効である。
【0042】図19(a)は、発光部が,その長手方向
が光軸と一致するように配置され、発光部の中心bに各
々の第1焦点F1 ,F1 ’が一致して位置するように2
つの楕円鏡2’,2”が設けられている。図19(b)
は、集光の様子を拡大した図である。又、楕円鏡2’の
第2焦点は点F2 に、楕円鏡2”の第2焦点は点F2
にあり、楕円鏡2’の光軸と楕円鏡2”の光軸は交差し
ている。発光部を3点a,b,cで代表させ、点bを2
つの楕円鏡2’,2”が一致した第1焦点F1 (=
1 ’)に配置し、また点aを点bより楕円鏡寄りへ、
点cを点bより導光用ファイバー寄りへ配置する。する
と点a,b,cは、楕円鏡2’により点e,F2 ,h
に、楕円鏡2”により点g,F2 ’,dに、それぞれ投
影される。このときの集光面での強度分布を図20に示
す。尚、この図では、縦軸に光の強度Q,横軸に光軸に
垂直な断面方向の距離Yを示している。発光部自体の強
度分布は両端にピークを持つ分布であるが、2つの楕円
鏡により重ね合わされた発光部の投影像の強度分布は中
心付近にピークを持つ分布となる。これは、発光部のう
ち強度がピークである点aの,2つの投影像が光軸付近
で近接して結像するためである。そのため、結像点e,
g付近の狭い領域での集光密度は高く、この実施例は、
極細い導光用ファイバーに対して効率良く光を入射させ
ることができる。
【0043】以上説明したように、本発明に係る照明光
学装置は、特許請求の範囲に記載された特徴の他に、下
記の特徴を有する。
【0044】
【0045】(1) 照明光学系の光軸方向に大きさを
有する光源と、該光源の背後に設けられた集光鏡と、該
集光鏡に対向して配置された反射鏡より成り、導光用フ
ァイバーへ照明光を入射させる照明光学装置において、
前記集光鏡は楕円鏡であり、かつ、前記光源の発光部の
中心が前記楕円鏡の第1焦点又はその近傍に設けられ、
かつ、前記導光用ファイバーの端面が前記楕円鏡の第2
焦点又はその近傍に設けられ、前記反射鏡は光軸に沿っ
た面での断面が放物線状であることを特徴とする照明光
学装置。
【0046】(2) 前記反射鏡は、光源の中心、又は
その近傍に、焦点を有する放物面鏡であることを特徴と
する、上記(1)に記載の照明光学装置。
【0047】(3) 前記楕円鏡に対向して、光源の中
心に曲率中心を有する反射鏡を設けたことを特徴とす
る、請求項1に記載の照明光学装置。
【0048】(4) 光源をはさんで、前記楕円鏡に対
向する、放物面鏡を設けたことを特徴とする、請求項1
に記載の照明光学装置。
【0049】(5) 光源と導光用ファイバーの間に、
少なくとも1つの集光レンズを設けたことを特徴とす
る、請求項1に記載の照明光学装置。
【0050】
【0051】
【0052】(10) 前記2つの楕円の各々の第1焦
点発光部側に、各々の第2焦点が導光用ファイバー側に
配置され、発光部の中心が2つの楕円の各々の第1焦点
にほぼ一致しており、2つの楕円の各々の第2焦点が照
明光学系の光軸をはさんで隔たっていることを特徴とす
る、請求項1又は請求項4に記載の照明光学装置。
【0053】(6) 前記2つの楕円の各々の第1焦点
発光部側に、各々の第2焦点が導光用ファイバー側に配
置され、発光部の中心が2つの楕円の各々の第1焦点に
ほぼ一致しており、2つの楕円の各々の第2焦点が照明
光学系の光軸をはさんで隔たっていることを特徴とす
る、請求項1に記載の照明光学装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明光学装置の第1実施例を示す
図であって、光軸に垂直な方向に隔たった点から発する
光線の集光の様子を示す説明図である。
【図2】本発明に係る照明光学装置の第1実施例を示す
図であって、発光部を発光部の長手方向が光軸と同一の
向きとなるように配置したときの光線追跡図である。
【図3】本発明に係る照明光学装置の第1実施例を示す
図であって、発光部の長手方向が光軸に対し反時計回り
に60°傾いているときの光線追跡図である。
【図4】本発明に係る照明光学装置の第1実施例を示す
図であって、発光部の長手方向が光軸に対し時計回りに
60°傾いているときの光線追跡図である。
【図5】本発明に係る照明光学装置の第1実施例を示す
図であって、発光部を発光部の長手方向が光軸と垂直と
なるように配置したときの光線追跡図である。
【図6】本発明に係る照明光学装置の第1実施例を説明
するための、発光部の各配置での導光用ファイバー入射
端径と導光用ファイバーに入射する光量の関係を示すグ
ラフである。
【図7】本発明に係る照明光学装置の第2実施例を示す
図であって、(a)は発光部の長手方向が光軸1Aに対
して垂直な場合を示す説明図であり、(b)は発光部の
長手方向が光軸1Aに対して垂直でない場合を示す説明
図である。
【図8】本発明に係る照明光学装置の第3実施例を示す
図であって、条件式(1) ,(2)を満足するときの光線追
跡図である。
【図9】本発明に係る照明光学装置の第3実施例を示す
図であって、条件式(1) の下限値を越えて楕円鏡の焦点
距離が小さくなる場合を示す光線追跡図である。
【図10】本発明に係る照明光学装置の第3実施例を示
す図であって、条件式(1) の上限値を越えて楕円鏡の焦
点距離が大きくなる場合を示す光線追跡図である。
【図11】本発明に係る照明光学装置の第3実施例にお
ける数値例1の場合を示す光線追跡図である。
【図12】本発明に係る照明光学装置の第3実施例にお
ける数値例2の場合を示す光線追跡図である。
【図13】本発明に係る照明光学装置の第3実施例にお
ける数値例3の場合を示す光線追跡図である。
【図14】本発明に係る照明光学装置の第3実施例にお
ける数値例4の場合を示す光線追跡図である。
【図15】本発明に係る照明光学装置の第3実施例を示
す図であって、楕円鏡に対向して反射鏡を配置した場合
を示す説明図である。
【図16】本発明に係る照明光学装置の第3実施例を示
す図であって、楕円鏡に対向して放物面鏡を配置した場
合を示す説明図である。
【図17】本発明に係る照明光学装置の第3実施例を示
す図であって、楕円鏡に対向して放物面鏡を配置したと
きに形成される発光部の強度分布を示すグラフである。
【図18】本発明に係る照明光学装置の第3実施例を示
す図であって、楕円鏡と導光用ファイバーの間に集光レ
ンズを配置した場合を示す光線追跡図である。
【図19】本発明に係る照明光学装置の第4実施例を示
す図であって、(a)は発光部がその長手方向に光軸と
一致するように配置され、発光部の中心bに各々の第1
焦点F1 ,F1 ’が一致して位置するように2つの楕円
鏡が設けられている場合を示す説明図であり、(b)は
集光の様子を拡大して示した説明図である。
【図20】本発明に係る照明光学装置の第4実施例を示
す図であって、集光面での強度分布を示すグラフであ
る。
【図21】従来の照明光学装置を示す図である。
【図22】従来の照明光学装置を示す図である。
【図23】従来の照明光学装置を示す図である。
【図24】光源が光軸方向に大きさを持つ場合の集光原
理を示す説明図である。
【図25】光源が光軸方向に大きさを持つ場合に楕円鏡
に対向して反射鏡を設けた場合の集光の様子を示す説明
図である。
【図26】光源が光軸方向に大きさを持つ場合に楕円鏡
と導光用ファイバーの間に集光レンズを設けた場合の集
光の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光源 1A,2A,3A 光軸 2,2’,2” 楕円鏡 2a 開口縁 3 導光用ファイバー 3a 入射端面 4 反射鏡 4’ 放物面鏡 5 集光レンズ a,b,c 点光源 F1 ,F1 ’ 第1焦点 F2 ,F2 ’ 第2焦点 D 頂点 d,e,g,h 結像点 j 投影像 N 導光用ファイバーへの入射光
量 M 導光用ファイバー入射端径 P 光の強度 Q 光の強度 X 光軸方向の距離 Y 光軸に垂直な断面方向の距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富岡 誠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−292380(JP,A) 実公 昭48−31666(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/26 G01N 21/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と該光源の背後に設けられた楕円鏡
    により構成された照明光学系を備え、該照明光学系の光
    軸方向に対して大きさを有する発光部を前記光源が有
    し、導光用ファイバーへ照明光を入射させる照明光学装
    置において、 前記光源の発光部の中心が前記楕円鏡の第1焦点又はそ
    の近傍に設けられ、かつ、 前記導光用ファイバーの端面が前記楕円鏡の第2焦点又
    はその近傍に設けられており、 前記楕円鏡は、前記発光部の投影像を光軸に対して垂
    直、又はほぼ垂直となるように形成させる形状を有して
    いることを特徴とする照明光学装置。
  2. 【請求項2】 Xを前記光源の光軸方向の大きさ、φを
    前記楕円鏡の開口径、Fを前記楕円鏡の焦点距離(前記
    楕円鏡の長径/2=α、前記楕円鏡の短径/2=βとす
    るとF=β2/(2α))としたとき、前記楕円鏡が、
    1.9<F/X<5.5及び0.19<F/φ<0.3
    0を満足する請求項1に記載の照明光学装置。
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