JP3057669B2 - 超音波トランスデューサ - Google Patents

超音波トランスデューサ

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JP3057669B2 JP4038435A JP3843592A JP3057669B2 JP 3057669 B2 JP3057669 B2 JP 3057669B2 JP 4038435 A JP4038435 A JP 4038435A JP 3843592 A JP3843592 A JP 3843592A JP 3057669 B2 JP3057669 B2 JP 3057669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放射面側電極と背面
側電極を有する振動子をケースに設け、前記振動子の放
射面側に音響整合層(マッチング層ともいう)を設け、
前記振動子の背面側に音響吸収層(バッキング層ともい
う)を設け、前記放射面側電極及び前記背面側電極から
の電気信号をケーブルに伝達する構成の超音波トランス
デューサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波トランスデューサは、医療用診断
装置や非破壊検査用金属探傷装置等の探触子として用い
られ、超音波プローブ、超音波プローブヘッド、超音波
探触子などと呼ばれることもある。
【0003】超音波トランスデューサを形態的に分類す
るとシングルプローブ、アレイプローブに分けることが
でき、アレイプローブはさらにリニアアレイ、アニュラ
アレイ、2次元アレイ等に細分できる。また、主に医用
分野に使われる特殊なものとして、シングルプローブを
機械的に走査させるメカニカルプローブ(通常メカセク
プローブと呼ばれる)や内視鏡等に組込んで体腔内に挿
入されるカテーテル用プローブがあるが、これらは現在
製品化されつつある段階にある。
【0004】超音波トランスデューサの動作を簡単に述
べると、装置本体から送られてくる電気パルスを超音波
パルスに変換して被検体に向けて放射し、被検体から反
射してくる超音波パルスを検出して電気信号に変換する
のである。
【0005】超音波トランスデューサの基本構成を説明
する。超音波トランスデューサはケースを有し、ケース
に振動子、バッキング層、マッチング層、ケーブル(通
常シールドケーブルが用いられるため、ここでは信号線
とグランド線とで構成された物をケーブルと呼ぶ)が設
けられている。振動子は電気信号と超音波を変換する素
子であり、通常は送受信兼用で用いられる。振動子の両
面には電極が形成され、電極はリード線やケーブルを経
由して装置本体と電気的に接続される。振動子の背面に
はバッキング層(背面制動層)が形成され、反対側の放
射面にはマッチング層(整合層)が形成される。マッチ
ング層には超音波を集束させるために音響レンズが取付
けられる場合もある。振動子材料としては一般にセラミ
ック圧電材料(体)が用いられるが、PVDFのような
高分子圧電材料(体)あるいは両者を結合させた複合圧
電材料(体)も用いられている。
【0006】さて、振動子両側の電極はそれぞれ信号
線、グランド線(両者を総称してリード線と呼ぶ)に接
続される。背面側電極は一方のリード線に対向し同者に
近接しているので最短経路をリード線で接続可能であ
る。しかし、反対側の放射面側の電極と他方のリード線
の間には振動子が位置しており、リード線で直接的に接
続することができない。このため従来は、放射面側電極
にまわし込み電極を接続し、まわし込み電極を背面側ま
で引き出してそこにリード線を接続していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、まわし込み電
極の形成にはかなりの手間がかかり、製造コストが高く
なってしまう。また、品質の面でも背面側から2本のリ
ード線(信号線およびグランド線)をとり出す都合上、
超音波トランスデューサの小型化及び諸特性(指向性、
感度等)の向上に限界があり、また高周波用のトランス
デューサを作製し難いという問題がある。また、耐電圧
性及び信頼性向上の点から、まわし込み電極による絶縁
距離の短さが障害になっている。さらに、まわし込み電
極を用いることによって背面側電極の有効面積が減少し
てしまう等の不都合も生じている。本発明は、このよう
な従来技術の問題点を解消して、小径、小型化可能であ
りかつ高品質の超音波トランスデューサを提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本件第1発明は、放射面
側電極と背面側電極を有する振動子をケースに設け、前
記振動子の放射面側に音響整合層を設け、前記ケース内
で前記振動子の背面側のほぼ全体に音響吸収層を設け、
前記放射面側電極及び前記背面側電極からの電気信号を
ケーブルに伝達する構成の超音波トランスデューサにお
いて、前記ケース(10)は中空形状であり、このケー
ス(10)の頂部には前記振動子(11)保持用の凹所
(21)が設けてあり、前記振動子(11)の外周寸法
が前記凹所(21)の内周寸法と同一になっていて、前
記凹所(21)で前記振動子(11)が固定された構造
であり、かつ、前記ケース(10)の頂部の凹部(2
1)の外側の位置から前記ケース(10)の底部まで
記ケース(10)の内部に伝導部材(20)を設け、
記放射面側電極(12)は前記ケース(10)の頂部の
凹部(21)の外側の位置で前記伝導部材(20)の一
端に接続され、前記伝導部材(20)の他端はリード線
(18)を介して前記ケーブル(16)に接続され、
記放射面側電極(12)からの電気信号を前記伝導部材
(20)を経由して前記ケーブル(16)に伝達するこ
とを特徴とする超音波トランスデューサを要旨としてい
る。
【0009】本件第2発明は、放射面側電極と背面側電
極を有する振動子をケースに設け、前記振動子の放射面
側に音響整合層を設け、前記ケース内で前記振動子の背
面側のほぼ全体に音響吸収層を設け、前記放射面側電極
及び前記背面側電極からの電気信号をケーブルに伝達す
る構成の超音波トランスデューサにおいて、前記ケース
(110)は中空形状であり、このケース(110)の
頂部には前記振動子(111)保持用の凹所(121)
が設けてあり、前記振動子(111)の外周寸法が前記
凹所(121)の内周寸法と同一になっていて、前記凹
所(121)で前記振動子(111)が固定された構造
であり、かつ、前記ケース(110)の全体が導電性の
金属で形成されており前記放射面側電極(112)は
前記ケース(110)の頂部の凹部(121)の外側の
位置で前記伝導部材(110)の頂部に接続され、前記
ケース(110)の底部近くでリード線(18)を介し
て前記ケース(110)が前記ケーブル(16)に接続
され、前記放射面側電極(112)からの電気信号を前
記ケース(110)を経由して前記ケーブル(116)
に伝達することを特徴とする超音波トランスデューサを
要旨としている。
【0010】
【発明の効果】本願の第1発明では、放射側電極とケー
ブルを接続するために、まわし込み電極を形成する必要
がない。従って、振動子の背面側から1本のリード線の
みを取出すだけなので、小径、高周波用の超音波トラン
スデューサの製作が可能となる。また、同形状のものに
おいて、まわし込み電極を形成した場合よりも絶縁距離
が長くなり耐電圧性、信頼性を向上できる。さらに、同
形状のものにおいてまわし込み電極を形成した場合より
も背面側の電極径(有効面積)を大きくすることが可能
になり、感度特性を向上できる。また、まわし込み電極
を形成する手間を省けるのでコストダウンを計れる。ま
た、伝導部材をケースの内部に前記ケース(10)の頂
部の凹部(21)の外側の位置から前記ケース(10)
の底部まで設け、前記放射面側電極(12)は前記ケー
ス(10)の頂部の凹部(21)の外側の位置で前記伝
導部材(20)の一端に接続され、前記伝導部材(2
0)の他端はリード線(18)を介して前記ケーブル
(16)に接続され、放射面側電極からの電気信号を伝
導部材を介してケーブルに伝達するので消スペース化
が計れ、小型化可能になる。また、絶縁距離が長くな
耐電圧性、信頼性が向上する。また、背面側電極の
有効面積を大きくすることが可能になり感度を向上で
きる。さらに、ケーブルと放射面側電極との接続作業が
容易になるので製造コストを下げることができる。
【0011】本願の第2発明では、前記放射面側電極
(112)は前記ケース(110)の頂部の凹部(12
1)の外側の位置で前記伝導部材(110)の頂部に接
続され、前記ケース(110)の底部近くでリード線
(18)を介して前記ケース(110)が前記ケーブル
(16)に接続され、放射面側電極からの電気信号をケ
ースを経由してケーブルに伝達する構成になっているの
で、消スペース化が計れ、小型化可能になる。また、絶
縁距離が長くなり、耐電圧性、信頼性が向上する。ま
た、背面側電極の有効面積を大きくすることが可能にな
り、感度を向上できる 。さらに、ケーブルと放射面側電
極との接続作業が容易になるので、製造コストを下げる
ことができる。さらに、第2発明では振動子外形に相似
した電極を形成できるので、感度特性とともに指向特性
の向上も期待できる。また、本願の第1及び第2発明に
おいては、前記振動子の外周寸法が前記凹所の内周寸法
と同一になっていて、前記凹所で振動子が固定されてい
るので、振動子の厚さ方向以外の方向(とくに厚さ方向
と直角の方向)の振動を抑制しやすく、同方向の振動を
極力低減することができ、結果、感度特性を向上させる
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を説明する。図1は本発明による超音波トランスデュー
サ2を装着したメカニカルセクタスキャナ1を示す斜視
図である。図2は本発明による超音波トランスデューサ
2を概念的に示した断面図である。
【0013】メカニカルセクタスキャナ1は、先端部に
トランスデューサ2と駆動部を設けトランスデューサを
メカ的にスウィングさせる方式であり、トランスデュー
サ2が先端部にそのまま装着されるのではなく、先端部
(概念的には外ケース)に駆動部とともに収納されて用
いる。
【0014】ケース10の頂部には振動子11が固定さ
れている。振動子11は圧電材料、例えば比誘電率ε/
εoが2000、結合係数Ktが50%のPZT系圧電材
料で形成する。またこの振動子11は5MHz用であ
り、寸法形状は外径20mm、厚さ0.4mmである。
【0015】振動子11の音波放射面側及び背面側には
それぞれ電極12,13が形成されている。電極12,
13は振動子11の両面に銀ペーストを塗布して焼付け
たもので、厚さは例えば10μmに設定してある。ま
た、放射面側電極の外径は20mm、背面側電極の外径
は17mmに設定してある。
【0016】振動子11の放射面側には音響整合層14
(マッチング層)が設けてある。音響整合層14は例え
ばフィラー材入りエポキシ樹脂で構成し、外径は22m
m、厚さは0.2mmに設定してある。
【0017】振動子の背面側には音響吸収層15(バッ
キング層)が設けてある。音響吸収層15の材料は例え
ばフィラー材入り軟質エポキシ樹脂とする。
【0018】図3に示すようにケース10は全体的に円
筒形状をしていて、外径は22mm、内径は19mmに
設定してある。ケース10の頂部には振動子保持用の凹
所21が設けてある。凹所21の径は20mm、深さは
0.3mmである。ケース10の側壁内には伝導部材と
しての直径0.5mmのワイヤ20が埋め込まれてい
る。ワイヤ20はケース10の中心軸から10.5mm
の位置に配置されている。ケース10の底部にはリード
線設置用の溝22が設けてある。溝22は、ケース10
の内径部から外周に向って伸びていてほぼ断面矩形状で
あり、半径方向長さが2.3mm、高さが1mm、円周
方向幅が0.5mmに設定してある。ワイヤ20の頂部
側の端部はケース10の頂部側の端面と面いちにあっ
て、底背部側の端部は溝22の頂部面と面いちにある。
【0019】再び図2を参照すると、ケース10の背部
にはケーブル16が設置してあり、ケーブル16の先端
部は音響吸収層15内に位置している。ケーブル16は
シールド機能を有するものを用い、信号側のリード線1
7は背面側電極に接続されている。一方、グランド側の
リード線は溝22を通ってワイヤ20の背部側の端部に
接続されている。ワイヤ20の頂部側の端部と放射面側
電極は導電性接着剤19、例えば銀粒子入り接着剤によ
って接続されている。また、ワイヤ20の底背部側の端
部とリード線18も同様に導電性接着剤19を用いて接
続されている。
【0020】次に図5,6を参照して本発明の他の実施
例を説明する。図5は、本発明による超音波トランスデ
ューサを概念的に示した断面図である。超音波トランス
デューサは、振動子保持用の金属製ケース110(例え
ば黄銅製)を有している。ケース110は、全体的に円
筒形状をしているが、多角柱形状に形成することもでき
る。
【0021】ケース110の頂部には、振動子111が
固定されている。振動子111は、圧電材料、例えば比
誘電率ε/εo=2000、結合係数Kt=50%のPZ
T系圧電材料を用いる。またこの振動子111は5MH
z用であり、寸法形状は外径10mm、厚さ0.4mm
である。振動子111の超音波放射面側及び背面側には
それぞれ電極112,113が形成されている。電極1
12,113は振動子111の両面に銀ペーストを塗布
して焼き付けたもので、厚さは例えば10μmに設定し
てある。また放射面側電極112の直径は10mm、背
面側電極113の直径は8mmに設定してある。また、
振動子111は、超音波放射面がグランド側になるよう
に分極処理してある。
【0022】振動子111の放射面側には、マッチング
層114が設けてある。マッチング層114は、例えば
フィラー材入りエポキシ樹脂で構成し、外径は12m
m、厚さは0.2mmに設定してある。振動子111の
背面側には、バッキング層115が設けてある。バッキ
ング層115の材料は、例えばフィラー材入り軟質エポ
キシ樹脂とする。
【0023】図5に示すように、ケース110は円筒形
状をしていて、その寸法は例えば外径12mm、内径9
mm、長さ10mmに設定できる。ケース110の頂部
には、振動子保持用凹所121が設けてある。凹所12
1の直径は10mm、深さは0.2mmである。放射面
側電極112は、例えば銀粒子入り導電性接着剤によっ
てケース110と電気的に接続してある。また、グラン
ド側リード線118も同様に導電性接着剤によってケー
ス110と電気的に接続してある。つまり、超音波放射
面側電極112と、グランド側リード線118とがケー
ス1を電気的導通経路として接続されている。
【0024】ケース110の背部にはケーブル116が
設置してありケーブル116の先端部はバッキング層1
15内に位置している。ケーブル116はシールド機能
を有するものを用い、信号側のリード線117は、背面
側電極113に例えば銀粒子入り導電性接着剤によって
接続されている。このとき、バッキング層115のフィ
ラー材として導電性の材料(例えばタングステン粉)を
用いると、リード線間の絶縁抵抗の低下をもたらすた
め、ここでは、フィラー材として絶縁材料(例えばジル
コニア粉、アルミナ粉)を用いている。
【0025】図6は本発明のさらに他の実施例に用いる
ケースを示す斜視図である。このケース210において
は、放射面側電極とケース210、グランド側リード線
とケース210各々の電気的接点部分221,222以
外の表面部分は、10μmの厚みでアルマイト処理が施
されている。電気的接点部分221は、例えば凹所22
0の外周部分から外側に向かって0.3mm、幅1mm
にわたって形成されている。電気的接合部分222は、
ケース内側面に、図中において下から2mmの位置から
1mm、幅1mmの形状で形成されている。また、背面
側電極径は10mmである。その他の超音波プローブの
構造、構成は図5に示した実施例に準ずる。
【0026】図5,6に示した実施例において、それぞ
れ40mmの距離が最大感度点となるように、マッチン
グ層に音響レンズを取り付けて水中での感度を測定し
た。その結果、図5の実施例では最大感度点での感度が
−41.3dB、図6の実施例では−39.2dBであ
った。比較のために回込み電極方式の従来例においても
同様の実験を行ったところ−42.5dBの値が得られ
た。
【0027】図6に示したケースを用いることによっ
て、超音波トランスデューサ自身が外部と完全に絶縁さ
れた状態になり、ノイズの低減、安全性の向上等の効果
が得られる。さらに、背面側電極を振動子の外形と同じ
直径で形成できるようになるため、背面側電極の有効面
積を最大にすることができ、さらに感度特性の向上が可
能となる。
【0028】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば伝導部材はワイヤでなく、平板状のものを用
いてもよい。また、ケースの材質としてはSUS等を用
いてもよい。さらに、ケースの絶縁処理として絶縁材料
を焼き付けたりコーティングを行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波トランスデューサを装着し
たメカニカルスキャナを示す斜視図。
【図2】本発明による超音波トランスデューサを概念的
に示す断面図。
【図3】本発明の超音波トランスデューサにおけるケー
スを示す斜視図。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図。
【図5】本発明の他の実施例を概念的に示す断面図。
【図6】本発明のさらに他の実施例のケースを示す断面
図。
【符号の説明】
1 メカニカルスキャナ 2、102 超音波トランスデューサ
部 10、110、210 ケース 11、111 振動子 12、112 放射側電極 13、113 背面側電極 14、114 音響整合層 15、115 音響吸収層 16、116 ケーブル 17,18、117、118 リード線 19、119 導電性接着剤 20 ワイヤ 21、121 凹所 22 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−143199(JP,A) 実開 昭64−30998(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 17/00 330 H04R 1/44 330

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射面側電極と背面側電極を有する振動
    子をケースに設け、前記振動子の放射面側に音響整合層
    を設け、前記ケース内で前記振動子の背面側のほぼ全体
    に音響吸収層を設け、前記放射面側電極及び前記背面側
    電極からの電気信号をケーブルに伝達する構成の超音波
    トランスデューサにおいて、前記ケース(10)は中空
    形状であり、このケース(10)の頂部には前記振動子
    (11)保持用の凹所(21)が設けてあり、前記振動
    子(11)の外周寸法が前記凹所(21)の内周寸法と
    同一になっていて、前記凹所(21)で前記振動子(1
    1)が固定された構造であり、かつ、前記ケース(1
    0)の頂部の凹部(21)の外側の位置から前記ケース
    (10)の底部まで前記ケース(10)の内部に伝導部
    材(20)を設け、前記放射面側電極(12)は前記ケ
    ース(10)の頂部の凹部(21)の外側の位置で前記
    伝導部材(20)の一端に接続され、前記伝導部材(2
    0)の他端はリード線(18)を介して前記ケーブル
    (16)に接続され、前記放射面側電極(12)からの
    電気信号を前記伝導部材(20)を経由して前記ケーブ
    ル(16)に伝達することを特徴とする超音波トランス
    デューサ。
  2. 【請求項2】 放射面側電極と背面側電極を有する振動
    子をケースに設け、前記振動子の放射面側に音響整合層
    を設け、前記ケース内で前記振動子の背面側のほぼ全体
    に音響吸収層を設け、前記放射面側電極及び前記背面側
    電極からの電気信号をケーブルに伝達する構成の超音波
    トランスデューサにおいて、前記ケース(110)は中
    空形状であり、このケース(110)の頂部には前記振
    動子(111)保持用の凹所(121)が設けてあり、
    前記振動子(111)の外周寸法が前記凹所(121)
    の内周寸法と同一になっていて、前記凹所(121)で
    前記振動子(111)が固定された構造であり、かつ、
    前記ケース(110)の全体が導電性の金属で形成され
    ており前記放射面側電極(112)は前記ケース(1
    10)の頂部の凹部(121)の外側の位置で前記伝導
    部材(110)の頂部に接続され、前記ケース(11
    0)の底部近くでリード線(18)を介して 前記ケース
    (110)が前記ケーブル(16)に接続され、前記放
    射面側電極(112)からの電気信号を前記ケース(1
    10)を経由して前記ケーブル(116)に伝達するこ
    とを特徴とする超音波トランスデューサ。
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